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審決分類 審判 全部無効 2項進歩性  H04N
審判 全部無効 1項3号刊行物記載  H04N
管理番号 1240067
審判番号 無効2010-800148  
総通号数 141 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-09-30 
種別 無効の審決 
審判請求日 2010-08-26 
確定日 2011-06-10 
訂正明細書 有 
事件の表示 上記当事者間の特許第4054828号発明「テレビジョン番組リストのユーザーインタフェース」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 訂正を認める。 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。 
理由 第1 手続の経緯
1.出願の経緯
本件特許(特許4054828号、特願2006-228号)は、以下のように3度の分割出願を重ね、第4世代として出願され、特許されたものである。
・特願平3-516691号
(1991年9月10日(パリ条約による優先権主張外国庁受理1990年9月10日、米国)を国際出願日とする出願)
・特願2000-321391号
(親出願の一部を平成12年10月20日に新たな特許出願とした出願)
特願2003-332113
(子出願の一部を平成15年9月24日に新たな特許出願とした出願)
特願2006-228
(孫出願の一部を平成18年1月4日に新たな特許出願とした出願、以下「本件出願」ともいう。)

2.本件出願の経緯
出願 平成18年1月4日
(特願2006-228
分割の原出願 特願2003-332113号)
第1回補正 平成18年8月24日 (手続補正書提出)
第2回補正 平成19年10月18日(手続補正書提出)
設定登録 平成19年12月14日
(特許4054828号
請求項数 20
権利者 スターサイト テレキャスト インコーポレイテッド)

3.本件審判の経緯
無効審判請求(請求人) 平成22年 8月26日
甲第1ないし6号証添付
答弁書(被請求人) 平成22年12月 9日
訂正請求書(被請求人) 平成22年12月 9日
訂正明細書、訂正特許請求の範囲添付
審判事件弁駁書(請求人) 平成23年 1月17日
甲第7、8号証添付
訂正請求事件弁駁書(請求人) 平成23年 1月17日
資料1、2添付
口頭審理陳述要領書(被請求人) 平成23年 3月10日
口頭審理陳述要領書(請求人) 平成23年 3月24日
甲第9、10号証添付
口頭審理 平成23年 3月31日

なお、平成23年3月31日の口頭審理において、請求人により審判請求書の「6.請求の理由」、「8.むすび」の訂正がなされ、被請求人は当該訂正を認めた。

第2 請求及び主張の概要
1.請求人
(1)請求の趣旨
特許第4054828号の特許請求の範囲に記載された請求項1ないし請求項20に係る各発明についての特許を無効とする、審判費用は被請求人の負担とする、との審決を求めることを請求の趣旨とし、請求項1ないし請求項20に係る各発明についての特許を無効とすべき理由として、次のように主張する。

(2)無効理由1(特許法第29条第1項第3号)
本件特許の請求項1-5、7-8、11-15、17-18に係る発明は、甲第1号証に記載された発明と同一であり、特許法第29条第1項第3号の規定により特許を受けることができないものであり、その特許は同法第123条第1項第2号に該当し、無効とすべきものである。

(3)無効理由2(特許法第29条第2項)
本件特許の請求項6、9、10、16、19、20に係る発明は、甲第1号証および甲第3号証?甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に想到し得る発明であり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり、その特許は同法第123条第1項第2号に該当し、無効とすべきものである。

(4)予備的主張における無効理由(特許法第29条第2項)
本件特許の請求項1-5、7-8、11-15、17-18に係る発明は、仮に甲第1号証と同一の発明ではないとしても、甲第1号証および甲第3号証?甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に推考できるものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり、その特許は同法第123条第1項第2号に該当し、無効とすべきものである。

(5)訂正請求に対する主張
平成22年12月9日付け訂正請求書による訂正請求は、特許法第134条の2第5項で準用する同法第127条の規定に違反してなされたものであり、訂正の請求をすることができない。

(6)証拠方法として次に掲げる甲第1号証ないし甲第10号証を提出
甲第1号証 WO90/847号公報
甲第2号証 特表平4-500141号公報
甲第3号証 実開昭63-23690号公報
甲第4号証 特開平2-81385号公報
甲第5号証 特開昭60-69850号公報
甲第6号証 特許第4054828号公報(本件特許)
甲第7号証 ROVIのWebサイトホームページ(抜粋)
甲第8号証 株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドの Webサイトホームページ(抜粋)
甲第9号証 米国特許第4706121号公報
甲第10号証 甲第9号証の部分訳(請求人作成)

2.被請求人
(1)答弁の趣旨
本件特許第4054828号に関する訂正請求による訂正を認める、訂正後の請求項1ないし20に記載された発明についての特許を維持する、本件審判費用は審判請求人の負担とする、との審決を求める。

第3 訂正の適否についての判断
1.訂正の内容
平成22年12月9日付け訂正請求書において、被請求人が求めている訂正の内容は、以下のとおりである。
[訂正事項1]
本件特許の特許請求の範囲の請求項1を
「【請求項1】
複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供する方法であって、
該方法は、
複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、
該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することであって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、ことと、
該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加することと、
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索することと、
該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示することと、
ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択することと
を包含する、方法。」と訂正する(下線部が訂正箇所)。

[訂正事項2]
本件特許の特許請求の範囲の請求項11を
「【請求項11】
複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供するシステムであって、
該システムは、
複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示する手段と、
該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択する手段であって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、手段と、
該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加する手段と、
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索する手段と、
該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示する手段と、
ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択する手段と
を含む、システム。」と訂正する(下線部が訂正箇所)。

2.訂正の目的の適否、新規事項の有無、及び特許請求の範囲の拡張、変更の存否
上記訂正事項1の訂正は、請求項1の「該録画済みの番組のディレクトリを検索すること」について、「該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから」との限定を加えるものであり、上記訂正事項2の訂正は、請求項11の「該録画済みの番組のディレクトリを検索する手段」について、「該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから」との限定を加えるものであり、請求項1、11を直接的または間接的に引用する他の請求項を含めて、特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正に該当する。
そして、上記訂正事項1、2は、本件特許明細書の段落【0044】等に記載された事項に基づくものであって、願書に添付した明細書に記載された事項の範囲内のものである。
さらに、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでもない。

3.通常実施権者の承諾について
請求人は、本件特許権には通常実施権者があることを立証する証拠として、審判事件弁駁書に添付して甲第7、8号証を提出し、また、訂正請求事件弁駁書に添付して資料1、2(内容は甲第7、8号証と同一)を提出し、これらを根拠に、本件特許権についての許諾による通常実施権者が存在するとし、上記訂正請求は当該通常実施権者の承諾を得ずになされたものであるから、特許法第134条の2第5項で準用する同法第127条の規定に違反してなされたものであるから、認められるものではないと主張する。

(1)検討
まず、登録原簿によれば、本件特許権について、専用実施権者、及び登録された通常実施権者は存在しない。
許諾による通常実施権者には、専用実施権者の許諾によるもの(特許法第77条第4項)と特許権者の許諾によるもの(特許法第78条第1項)があるところ、前記のとおり本件特許権についての専用実施権者は存在しないので、本件特許権について許諾による通常実施権者が存在するとすれば、それは、特許権者である被請求人自身が本件特許権について通常実施権を許諾した他人(通常実施権者)に限られる。
よって、本件訂正請求につき、存在し得る、承諾を必要とする通常実施権者は、本件特許(特許第4054828号)の特許権者が、本件特許(特許第4054828号)について実施の許諾をした者のみということになり、したがって、そのような通常実施権者が存在するといえるためには、本件特許(特許第4054828号)の特許権者が、本件特許(特許第4054828号)について他人に通常実施権を許諾した事実が認められなければならない。
しかしながら、請求人が提出した甲第7、8号証(資料1、2)は、以下のように、本件特許の特許権者と上記通常実施権者であると主張する他人との間で交わされた、本件特許の特許権者が本件特許(特許第4054828号)について前記他人に実施を許諾する契約書ではなく、または、そのような契約書に代わるもの(これら当事者間で交わされた上記契約の存在を立証し得るもの)と認められないことは明らかであり、上記事実を確認できない。
したがって、上記通常実施権者であると主張する他人が、本件特許の特許権者が本件特許(特許第4054828号)について実施を許諾した者であることは確認できず、本件特許についての通常実施権者を確認できない。

(2)甲第7、8号証(資料1、2)について
ア.甲第7号証(資料1)について
甲第7号証は、ROVIのウェブサイトの「Guide Patent Licensing」と題されたページの写しであり、そこには、「Guide Patent Licensing for CE Manufacturers」との見出しに続けて、サードパーティーの番組ガイド開発者はRoviのインタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)に関する製品及び技術のライセンスを取得することができ、RoviのIPGはプラズマテレビ、液晶テレビ、DVDレコーダなどの家電製品に組み込まれ、また、オフラインプロバイダーやモバイルプロバイダーも特許ライセンスを取得できる旨の記載が認められる。
イ.甲第8号証(資料2)について
甲第8号証は、株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドのウェブサイトの「Gガイドの仕組み」と題されたページの写しであり、そこには、「『Gガイド』は、米国Rovi corporation社開発の独自技術に基づき、IPGが運用しているEPGサービスです。」との記載や、「Gガイド対応メーカ一覧 ・Panasonic ・SONY ・Victor・・・マスプロ電工」との記載が認められる。

しかし、これら甲第7、8号証は、いずれも、上記本件特許の特許権者と通常実施権者であると主張する他人との間で交わされた、本件特許の特許権者が本件特許(特許第4054828号)について前記他人に実施を許諾する契約書、または、そのような契約書に代わるものではないし、これら甲第7号証と甲第8号証とを合わせてみても、上記した実施を許諾した契約の存在を立証し得るとはいえず、上記事実を確認できない。

(3)結論
そして、他に、本件特許権についての通常実施権者の存在を認め得る証拠はなく、本件特許権についての許諾による通常実施権者があるとはいえない。
以上のとおりであるから、本件訂正請求は通常実施権者の許諾を得ずになされたものであるから不適法なものとして認められるものではない、とすることはできない。

4.むすび(訂正の採否)
以上のとおりであるから、本件訂正は、平成6年改正前特許法第134条第2項ただし書きに適合し、特許法第134条の2第5項において準用する平成6年改正前特許法第126条第2項の規定に適合するので、本件訂正を認める。

第4 本件訂正発明
以上のとおり、本件訂正を認めるので、本件特許の請求項1ないし20に係る発明(以下「本件訂正発明1ないし20」という。)は、本件訂正により訂正された以下のとおりのものである。

「【請求項1】
1A 複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供する方法であって、該方法は、
1B 複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、
1C 該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することであって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、ことと、
1D 該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加することと、
1E 該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索することと、
1F 該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示することと、
1G ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択することと
を包含する、方法。

【請求項2】
2A 前記テレビジョンスケジュールおよび前記ディレクトリのための情報を放送信号から提供することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
3A 前記テレビジョンスケジュールからタイトルを選択することと、
3B 該選択されたタイトルを有するテレビジョン番組を録画することとをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項4】
4A 前記番組が録画されると、前記録画済みの番組のディレクトリに前記選択されたタイトルを追加することをさらに包含する、請求項3に記載の方法。

【請求項5】
5A 前記録画済みの番組を格納する格納媒体から前記選択された録画済みの番組を再生することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項6】
6A 前記録画済みの番組の番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の残りの容量の情報のうちの少なくとも1つを格納することをさらに包含し、
6B 前記検索し、表示することは、該録画済みの番組の格納された番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する格納された情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の格納された残りの容量のうちの少なくとも1つを検索し、表示することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項7】
7A 前記情報を不揮発性メモリに格納することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項8】
8A 前記録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは別個のメモリに前記情報を格納することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項9】
9A 前記テレビジョンスケジュールを表示することは、時間およびチャンネルのグリッド状のガイドフォーマットで前記複数のテレビジョン番組タイトルを表示することを包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項10】
10A 前記ユーザーの指示に応答して、前記テレビジョンスケジュールを表示することと前記検索されたディレクトリを表示することとを切り換えることをさらに包含する、請求項1に記載の方法。

【請求項11】
11A 複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供するシステムであって、該システムは、
11B 複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示する手段と、
11C 該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択する手段であって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、手段と、
11D 該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加する手段と、
11E 該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索する手段と、
11F 該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示する手段と、
11G ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択する手段と
を含む、システム。

【請求項12】
12A 前記テレビジョンスケジュールおよび前記ディレクトリのための情報を放送信号から提供する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項13】
13A 前記テレビジョンスケジュールからタイトルを選択し、該選択されたタイトルを有するテレビジョン番組を録画する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項14】
14A 前記番組が録画されると、前記録画済みの番組のディレクトリに前記選択されたタイトルを追加する手段をさらに含む、請求項13に記載のシステム。

【請求項15】
15A 前記録画済みの番組を格納する格納媒体から前記選択された録画済みの番組を再生する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項16】
16A 前記システムは、前記録画済みの番組の番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の残りの容量の情報のうちの少なくとも1つを格納する手段をさらに含み、
16B 前記検索する手段は、該録画済みの番組の格納された番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する格納された情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の格納された残りの容量のうちの少なくとも1つを検索する手段をさらに含み、
前記表示する手段は、該録画済みの番組の検索された番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する検索された情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の検索された残りの容量のうちの少なくとも1つを表示する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項17】
17A 前記情報を不揮発性メモリに格納する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項18】
18A 前記録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは別個のメモリに前記情報を格納する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項19】
19A 前記テレビジョンスケジュールを表示する手段は、時間およびチャンネルのグリッド状のガイドフォーマットで前記複数のテレビジョン番組タイトルを表示する手段を含む、請求項11に記載のシステム。

【請求項20】
20A 前記ユーザーの指示に応答して、前記テレビジョンスケジュールを表示することと前記検索されたディレクトリを表示することとを切り換える手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。」

なお、「1A」から「20A」までの符号は、請求人が付したものにもとづき、合議体が付したものである。

第5 当審の判断

1.無効理由1(特許法第29条第1項第3号)について
本件特許の請求項1-5、7-8、11-15、17-18に係る発明は、甲第1号証に記載された発明と同一であり、特許法第29条第1項第3号の規定により特許を受けることができないものであるか否か、以下検討する。

(1)甲第1号証について
本件出願の優先日前に頒布された刊行物である甲第1号証(WO90/00847号公報、国際公開第90/00847号公報)には、図面とともに次の事項が記載されている。
なお、翻訳文及び翻訳文の記載箇所は甲第1号証の対応する日本国の公表特許公報(甲第2号証、特表平4-500141号公報)による。

(a)「This invention relates to an improvement in the invention described in my earlier U.S. Pat. No. 4,706,121, issued Nov. 10, 1987 and entitled "TV Schedule System and Process."
1. Field of the Invention The present invention further relates generally to a system and process in which television supplemental data is embedded in a televised broadcast and, on cue, the viewer can store the supplemental data. Such supplemental data can include schedule information, such as time, channel, program name and program type. The stored data is used to program a VCR automatically for recording a supplemental televised program as defined by the schedule information.」(第1頁3行ないし17行)
《翻訳》
「本発明は、本出願人に1987年11月10日に発行された米国特許第4706121号の「TVスケジュールシステム及びプロセス」に記載の発明の改良に関する。
1.発明の分野: 本発明は、一般的にテレビジョン補足データがテレビジョン放送の中に埋込まれ、キューに応じて視聴者がこの補足データをストアできるようにしたシステムおよびプロセスに関する。このような補足データとしては、時刻、チャネル、プログラム名称、プログラム形式などのスケジュール情報がある。ストアしたデータは、スケジュール情報によって指定された補足テレビジョンプログラムを記録するように、VCRを自動的にプログラムするのに用いられる。」(第2頁左下欄5行ないし17行)

(b)「2. Description of the Prior Art The above-referenced related patent describes a system and process which allows user selection of broadcast programs from schedule information for presentation to a television set and/or recording by a VCR. The prior art discussed in that patent and of record in its application shows a variety of systems and processes for increasing the functionality of a television set and/or a VCR.
While a number of such systems and processes are known in this art, none of these systems and processes deal with a way to provide supplemental information about material being broadcast to a viewer. An example of such supplemental information that would be of substantial interest to certain viewers is further information on a product that is advertised during a regular broadcast.」(第1頁18行ないし第2頁7行)
《翻訳》
「2.先行技術: 上記の関連特許は、テレビジョンに表示したり、VCRに記録したりする放送プログラムを、利用者がスケジュール情報に基づいて選択できるようにしたシステム及びプロセスを記載している。この特許で論述され、かつその出願に記録されている従来技術は、テレビジョンセットあるいはVCRの機能性を向上させるための種々のシステム及びプログラムを示している。
この技術に関して、同様のシステムおよびプロセスが多数知られているが、これらのシステムおよびプロセスの中には放送されている題材に関する補足情報を与える方法について考慮しているものはない。ある種の視聴者にとって特に感心の深い補足情報の一例は、正規の放送時間に広告される製品に関する補足的な情報である。」(第2頁左下欄18行ないし右下欄3行)

(c)「A process for presenting supplemental information about a broadcast in accordance with the invention includes providing a cue during a broadcast indicating the availability of supplemental information relating to the broadcast. A response to the cue is received from the user. The supplemental information is supplied to the user after receiving the cue response from the user.
Preferably, the supplemental information is broadcast at a later time. Schedule information for the supplemental information is provided with the broadcast. The schedule information is stored after the user response to the cue and used to record the supplemental information with a recording device when the supplemental information is broadcast.」(第3頁11行ないし24行)
《翻訳》
「本発明による、放送の中で補足情報を提供するプロセスは、放送中に、その放送に関連する補足情報の入手可能に関するキューを与えることを含んでいる。キューに対する応答は使用者から送られる。使用者からの応答を受信すると、補足情報が使用者に送られる。好ましくは、補足情報は後で放送される。補足情報に対するスケジュール情報は、放送と一緒に与えられる。スケジュール情報は、使用者がキューに対して応答したときストアされ、補足情報が放送されたとき、この補足情報を記録装置を用いて記録するのに用いられる。」(第3頁左上欄9行ないし17行)

(d)「DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Turning now to the drawings, more particularly to FIG. 1, there is shown a block diagram of an integrated VCR schedule controller in accordance with the invention. In this embodiment, the controller is provided built into a VCR, but it can also be provided separate from the VCR, such as by using the remote facility of the VCR to provide inputs to the VCR.
Broadcast data is received over antenna 1 or cable 2 by a programmable tuner 3, which has an output connected to input 14 of a teletext receiver 4. The teletext receiver may be a Sears Caption Decoder. The output of the teletext receiver 4 is connected to a microprocessor 5. Microprocessor output 11 is connected to a video display generator 10, used to create text for television receiver 60. Video switcher 15 connects the display generator 10 output 17 to the TV receiver 60 to display a message from the microprocessor 5.
The microprocessor 5 has a random access memory 9 and a system clock/calendar 6. After processing the embedded data, the microprocessor 5 generates a cue by outputting a symbol or message to the display generator 10 for display on TV receiver 60. Remote control receiver 20 receives a command from a remote controller 22 from a viewer input in response to the cue. Remote control receiver 20 is connected to an input line 21 and supplies a control signal to cause the microprocessor to store the embedded data in memory 9. The microprocessor then issues a message to the display generator 10 as an acknowledgement of the viewer input.
・・・
The microprocessor 5 monitors the system clock 6 and compares it with the stored schedules from the embedded supplemental data. When the system time corresponds to one of the scheduled times, the microprocessor 5 sets the programmable tuner 3 to the stored channel and initiates recording on VCR 30 by a control signal on line 32. The VCR receives its signal from antenna 35 or cable 36.
In addition to obtaining schedule information as part of a broadcast, in a system 90 as shown in FIG. 2, the schedule information can be received by a computer 5 using a modem 94 and processed by the computer 5. Based on user selections, one or more program schedule listings is stored in computer memory. At the time of the broadcasts, the computer 5 activates a VCR 30 for recording of the selected programs. Serial output port 32 of the computer 5 connects to a control bus of the VCR 30 to turn on the VCR, control channel selection and enable recording of the program.
The system 90 incorporates a feature for automatically converting television guide station listings to channel selections for cable users. To eliminate need to convert station listings to local channel numbers each time the VCR 30 is to be programmed for unattended recording, a memory is provided so that the user only needs to enter the conversion once. After that, the conversion is handled by the computer 5. 」(第4頁25行ないし第6頁21行)
《翻訳》
「発明の詳細な説明
図面、特に図1を参照すると、本発明による集積されたVCRスケジュールコントローラのブロッキング図を示されている。この実施例では、コントローラはVCRの中に内蔵されているが、VCRと別置にすることもでき、例えばVCRに入力を与えVCRのリモート装置を用いることができる。
放送データはアンテナlまたはケーブル2を介してプログラマブルチューナ3で受信され、その1つの出力がテレテキスト受信器4の入力14に接続されている。テレテキスト受信器としては、Sears Caption Decorerを用いることができる。テレテキスト受信器4の出力はマイクロプロセッサ5に接続されている。マイクロプロセッサ出力11はビデオディスプレイ発生器10へ接続されており、これがテレビジョン受像器60用のテキストの作成に用いられる。ビデオスイッチ15はディスプレイ発生器10の出力17をTV受像器60に接続し、マイクロプロセッサ5からのメツセージを表示させる。
マイクロプロセッサ5はランダムアクセスメモリ9とシステムクロック/カレンダ6をもっている。マイクロプロセッサ5は、埋込まれたデータの処理が終るとキューを発生し、シンボルまたはメツセージをディスプレイ発生器10へ送り、アレイ受像器60に表示させる。リモートコントロール受信器20は、リモートコントローラ22から、視聴者のキューに応答した入力による指令を受ける。リモートコントロール受信器20は、入力ライン21に接続されて制御信号を与え、マイクロプロセッサが埋込まれたデータをメモリ9にストアするようにする。これによってマイクロプロセッサは、視聴者の入力を受領した確認としてのメツセージをディスプレイ発生器10へ送る。
・・・
マイクロプロセッサ5はシステムクロック6をモニタし、これを、埋込まれた補足データからストアしたスケジュールと比較する。システムタイムがスケジュールタイムの1つに一致すると、マイクロプロセッサ5がプログラマブルチューナ3をストアされたチャネルにセットし、ライン32上の制御信号によってVCRへの記録を開始させる。VCRは、その信号をアンテナ35またはケーブル36から受信する。
図2に示すシステム90では、スケジュール情報を放送の一部として受信するのに加えて、スケジュール情報をモデム94を用いてコンピュータ5で受信し、コンピュータ5で処理するようにすることも可能である。この場合は、使用者の選択に基づいて、1つまたは複数のプログラムスケジュールリストがコンピュータメモリにストアされる。放送の所定の時間に、コンピュータ5がVCR30を作動させ、選択したプログラムを記録させる。コンピュータ5の直列出力ポート32VCR30の制御バスに接続され、VCRをオンにし、チャネル選択の制御を行い、プログラムの記録を可能にする。
このシステム90は、テレビジョンガイドステーションリストを、ケーブル利用者のチャネル選択に自動的に変換する特徴をもっている。VCR30を留守中の記録のためにプログラムするたびごとに、ステーションリストをローカルチャネル番号に変換する必要を無くすために、使用者は変換を1回だけ入力すればよいようなメモリが設けられている。入力後は、変換はコンピュータ5で処理される。」(第3頁右上欄21行ないし右下欄下から第2行)

(e)「The system 90 uses electronic indexing for automatic retrieval of programs. During recording, the location of the program is identified by a capstan counter with a digital readout. This index information identifying where a program to be recorded is stored into a log along with the name of the program. During playback, the VCR 30 will automatically go to the indexed location and start playback.
Line 101 from the VCR 30 is a serial bus containing the index data. It is connected to a serial input port of the computer 5. Search is made by comparing the present index value and the stored index value. Search is completed when the index value from the VCR 30 matches the stored index value.
The system 90 also provides self-indexed cassette recordings. At the start of each cassette tape, a complete description of the start and end positions of every program recorded on the cassette is stored along with the program names. During playback, this information is read by the teletext decoder of the VCR 30 and presented on the screen, allowing the user to identify quickly what is recorded and to access the desired program automatically. Access is made by name selection from the log.
During recording, a complete log is created for each tape as described above. Before the tape is removed from the VCR 30, the tape is rewound to the start, and the log information is recorded onto video blanking interval (VBI) tracks of the tape using a VBI data encoder 110 of the type described in my above-referenced issued patent. Line 102 is a serial output from the computer 5 to the VBI encoder 110 and line 103 is the video signal with the embedded log information connecting to the video input port of the VCR 30. While the log information is recorded, the VCR 30 receives its signals from the antenna input 35 to the video input.」(第7頁1行ないし36行)
《翻訳》
「このシステム90は、プログラムの自動検索に電子式インデックス法を用いている。記録中、プログラムの位置は、ディジタル読出しを有するキャプスタンカウンタで判別される。この、プログラムをどこに記録すべきかを判別するインデックス情報は、プログラムの名称と共にログ内にストアされる。再生時は、VCR30は自動的にインデックス位置に行き、再生を開始する。
VCR30からのライン101は、インデックスデータを含む直列バスである。これは、コンピュータ5の直列入力ポートに接続されている。検索は現在のインデックス値とストアされたインデックス値とを比較することによって行われる。検索は、VCR30からのインデックス値がストアされたインデックス値と一致したとき完了する。
システム90はまた、セルフインデックスによるカセットの記録も行う。各カセットテープのスタートに、カセットに記録された各プログラムのスタート位置およびエンド位置に関する完全な記述がプログラム名と共にストアされる。再生中、この情報は、VCR30のテレテキストデコーダで読出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別し、自動的に所望のプログラムにアクセスすることができる。アクセスはログから名称を選択することによって行われる。
記録中、上述したように、各テープごとに完全なログが作られる。テープをVCR30から取出す前に、テープをスタート位置まで巻戻し、ログ情報をテープのVBI(ビテオブランキングインタバル)トラックに、前記の本出願人に許可された特許に記載された形式のVBIエンコーダ110を用いて記録する。ライン102は、コンピュータ5からVBIエンコーダ110への直列出力であり、ライン103は、VCR30のビデオ入力ポートに接続された、ログ情報の埋込まれたビデオ信号である。ログ情報の記録中、VCR30はその信号をアンテナ入力35からビデオ入力へ受信する。」(第4頁左上欄13行ないし右上欄15行)

(f)「WHAT IS CLAIMED IS:
・・・
8. A system for recording and indexing broadcast information, which comprises a recording device for receiving and recording the broadcast information, means for receiving and storing schedule information, a data processor connected to said recording device, said data processor including means for creating and storing an index of location and identification of recorded broadcast information from index inputs received from the schedule information and from said recording device, said system including a memory for storing information identifying a local channel number on which a cable channel is supplied.
・・・
19. The system of claim 8 in which said means for creating and storing an index is configured to store at least a title of the broadcast information as the index input from the schedule information.」(第10頁17行ないし25行、第12頁下から第4行ないし最終行)
《翻訳》
「請求の範囲
・・・
8.放送の情報を記録し、インデックスを付けるシステムにおいて、放送情報を受信し、記録する記録装置、スケジュール情報を受信し、ストアする手段、および上記記録装置に接続されたデータプロセッサを備え、かつこのデータプロセッサはスケジュール情報および上記記録装置から受信したインデックス入力に基づいて、記録された放送情報の位置および選別用のインデックスを作成しストアする手段を含むことを特徴とするシステム。
・・・
19.上記インデックスを作成しストアする手段は、スケジュール情報からのインデックス入力として、少くとも放送情報のタイトルをストアするように構成されていること、を特徴とする請求の範囲第8項に記載のシステム。」(第1頁右下欄12ないし18行、第2頁右上欄17ないし20行)

(2)甲第1号証に記載された発明
以下、甲第1号証の上記摘記事項(a)ないし(f)に基づき、甲第1号証に記載された発明を認定する。

ア.上記摘記事項(a)には、「The present invention further relates generally to a system and process in which television supplemental data is embedded in a televised broadcast and, on cue, the viewer can store the supplemental data. Such supplemental data can include schedule information, such as time, channel, program name and program type. The stored data is used to program a VCR automatically for recording a supplemental televised program as defined by the schedule information.」(第1頁8行ないし17行)(《翻訳》「本発明は、一般的にテレビジョン補足データがテレビジョン放送の中に埋込まれ、キューに応じて視聴者がこの補足データをストアできるようにしたシステムおよびプロセスに関する。このような補足データとしては、時刻、チャネル、プログラム名称、プログラム形式などのスケジュール情報がある。ストアしたデータは、スケジュール情報によって指定された補足テレビジョンプログラムを記録するように、VCRを自動的にプログラムするのに用いられる。」)とあり、
上記摘記事項(b)には、「The above-referenced related patent describes a system and process which allows user selection of broadcast programs from schedule information for presentation to a television set and/or recording by a VCR. The prior art discussed in that patent and of record in its application shows a variety of systems and processes for increasing the functionality of a television set and/or a VCR.
While a number of such systems and processes are known in this art, none of these systems and processes deal with a way to provide supplemental information about material being broadcast to a viewer. An example of such supplemental information that would be of substantial interest to certain viewers is further information on a product that is advertised during a regular broadcast.」(第1頁18行ないし第2頁7行)(《翻訳》「上記の関連特許は、テレビジョンに表示したり、VCRに記録したりする放送プログラムを、利用者がスケジュール情報に基づいて選択できるようにしたシステム及びプロセスを記載している。この特許で論述され、かつその出願に記録されている従来技術は、テレビジョンセットあるいはVCRの機能性を向上させるための種々のシステム及びプログラムを示している。
この技術に関して、同様のシステムおよびプロセスが多数知られているが、これらのシステムおよびプロセスの中には放送されている題材に関する補足情報を与える方法について考慮しているものはない。ある種の視聴者にとって特に感心の深い補足情報の一例は、正規の放送時間に広告される製品に関する補足的な情報である。」)とあり、さらに、
上記摘記事項(c)には、「A process for presenting supplemental information about a broadcast in accordance with the invention includes providing a cue during a broadcast indicating the availability of supplemental information relating to the broadcast. A response to the cue is received from the user. The supplemental information is supplied to the user after receiving the cue response from the user.
Preferably, the supplemental information is broadcast at a later time. Schedule information for the supplemental information is provided with the broadcast. The schedule information is stored after the user response to the cue and used to record the supplemental information with a recording device when the supplemental information is broadcast.」(第3頁11行ないし24行」(《翻訳》「本発明による、放送の中で補足情報を提供するプロセスは、放送中に、その放送に関連する補足情報の入手可能に関するキューを与えることを含んでいる。キューに対する応答は使用者から送られる。使用者からの応答を受信すると、補足情報が使用者に送られる。好ましくは、補足情報は後で放送される。補足情報に対するスケジュール情報は、放送と一緒に与えられる。スケジュール情報は、使用者がキューに対して応答したときストアされ、補足情報が放送されたとき、この補足情報を記録装置を用いて記録するのに用いられる。」)とあり、
上記摘記事項(d)には、「The microprocessor 5 has a random access memory 9 and a system clock/calendar 6. After processing the embedded data, the microprocessor 5 generates a cue by outputting a symbol or message to the display generator 10 for display on TV receiver 60. Remote control receiver 20 receives a command from a remote controller 22 from a viewer input in response to the cue. Remote control receiver 20 is connected to an input line 21 and supplies a control signal to cause the microprocessor to store the embedded data in memory 9. 」(第5頁9行ないし18行)(《翻訳》「マイクロプロセッサ5はランダムアクセスメモリ9とシステムクロック/カレンダ6をもっている。マイクロプロセッサ5は、埋込まれたデータの処理が終るとキューを発生し、シンボルまたはメツセージをディスプレイ発生器10へ送り、アレイ受像器60に表示させる。リモートコントロール受信器20は、リモートコントローラ22から、視聴者のキューに応答した入力による指令を受ける。リモートコントロール受信器20は、入力ライン21に接続されて制御信号を与え、マイクロプロセッサが埋込まれたデータをメモリ9にストアするようにする。」)とあることから、

甲第1号証には、放送の中で補足情報(例えば、正規の放送時間に広告される製品に関する補足的な情報)を提供するシステム及びプロセスであって、
放送中に、その放送に関連する補足情報の入手可能に関するキューを与え、
使用者が、前記キューに対して応答する入力による指令をすると、後で放送される補足情報に対するスケジュール情報(テレビジョン放送の中に埋め込まれた時刻、チャネル、プログラム名称、プログラム形式などのテレビジョン補足データ)がストアされ、
前記スケジュール情報を用いて、前記補足情報が放送されたとき、当該補足情報をVCRを用いて記録することが記載されている。

イ.上記摘記事項(e)には、「The system 90 uses electronic indexing for automatic retrieval of programs. During recording, the location of the program is identified by a capstan counter with a digital readout. This index information identifying where a program to be recorded is stored into a log along with the name of the program. 」(第7頁1行ないし6行)(《翻訳》「このシステム90は、プログラムの自動検索に電子式インデックス法を用いている。記録中、プログラムの位置は、ディジタル読出しを有するキャプスタンカウンタで判別される。この、プログラムをどこに記録すべきかを判別するインデックス情報は、プログラムの名称と共にログ内にストアされる。」)とあり、
「The system 90 also provides self-indexed cassette recordings. At the start of each cassette tape, a complete description of the start and end positions of every program recorded on the cassette is stored along with the program names. 」(第7頁15行ないし19行)(《翻訳》「システム90はまた、セルフインデックスによるカセットの記録も行う。各カセットテープのスタートに、カセットに記録された各プログラムのスタート位置およびエンド位置に関する完全な記述がプログラム名と共にストアされる。」)とあり、さらに、
「During recording, a complete log is created for each tape as described above. Before the tape is removed from the VCR 30, the tape is rewound to the start, and the log information is recorded onto video blanking interval (VBI) tracks of the tape using a VBI data encoder 110 of the type described in my above-referenced issued patent.」(第7頁25行ないし30行)(《翻訳》「記録中、上述したように、各テープごとに完全なログが作られる。テープをVCR30から取出す前に、テープをスタート位置まで巻戻し、ログ情報をテープのVBI(ビテオブランキングインタバル)トラックに、前記の本出願人に許可された特許に記載された形式のVBIエンコーダ110を用いて記録する。」)とあり、
上記摘記事項(f)には、「8. A system for recording and indexing broadcast information, which comprises a recording device for receiving and recording the broadcast information, means for receiving and storing schedule information, a data processor connected to said recording device, said data processor including means for creating and storing an index of location and identification of recorded broadcast information from index inputs received from the schedule information and from said recording device, said system including a memory for storing information identifying a local channel number on which a cable channel is supplied.」(第10頁17行ないし25行)(《翻訳》「8.放送の情報を記録し、インデックスを付けるシステムにおいて、放送情報を受信し、記録する記録装置、スケジュール情報を受信し、ストアする手段、および上記記録装置に接続されたデータプロセッサを備え、かつこのデータプロセッサはスケジュール情報および上記記録装置から受信したインデックス入力に基づいて、記録された放送情報の位置および選別用のインデックスを作成しストアする手段を含むことを特徴とするシステム。」)とあることから、

甲第1号証に記載された、放送の中で補足情報を提供するシステム及びプロセスは、
プログラムを記録中、前記プログラムのカセットテープの記録スタート位置及びエンド位置のインデックス情報が前記プログラムの名称と共にログ内にストアされ、
テープをVCR30から取出す前に、前記ログ内にストアされた情報を前記テープのスタートの位置のVBIトラックに記録することを含むことが記載されている。

ウ.上記摘記事項(e)には、「During playback, the VCR 30 will automatically go to the indexed location and start playback.
Line 101 from the VCR 30 is a serial bus containing the index data. It is connected to a serial input port of the computer 5. Search is made by comparing the present index value and the stored index value. Search is completed when the index value from the VCR 30 matches the stored index value.」(第7頁6行ないし14行)(《翻訳》「再生時は、VCR30は自動的にインデックス位置に行き、再生を開始する。VCR30からのライン101は、インデックスデータを含む直列バスである。これは、コンピュータ5の直列入力ポートに接続されている。検索は現在のインデックス値とストアされたインデックス値とを比較することによって行われる。検索は、VCR30からのインデックス値がストアされたインデックス値と一致したとき完了する。」)とあり、
「The system 90 also provides self-indexed cassette recordings. At the start of each cassette tape, a complete description of the start and end positions of every program recorded on the cassette is stored along with the program names. During playback, this information is read by the teletext decoder of the VCR 30 and presented on the screen, allowing the user to identify quickly what is recorded and to access the desired program automatically. Access is made by name selection from the log.」(第7頁15行ないし24行)(《翻訳》「システム90はまた、セルフインデックスによるカセットの記録も行う。各カセットテープのスタートに、カセットに記録された各プログラムのスタート位置およびエンド位置に関する完全な記述がプログラム名と共にストアされる。再生中、この情報は、VCR30のテレテキストデコーダで読出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別し、自動的に所望のプログラムにアクセスすることができる。アクセスはログから名称を選択することによって行われる。」)とあることから、

甲第1号証に記載された、放送の中で補足情報を提供するシステム及びプロセスは、
再生中、前記テープのスタートの位置に記録された前記インデックス情報及びプログラムの名称はVCR30のテレテキストデコーダで読出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別し、ログから名称を選択することによって所望のプログラムにアクセスすることができることを含むことが記載されている。

そうすると、甲第1号証には、
「放送の中で、例えば、正規の放送時間に広告される製品に関する補足的な情報である補足情報を提供するプロセスであって、
放送中に、その放送に関連する補足情報の入手可能に関するキューを与え、
使用者が前記キューに対して応答する入力による指令をすると、後で放送される補足情報に対する、テレビジョン放送の中に埋め込まれた時刻、チャネル、プログラム名称、プログラム形式などのテレビジョン補足データであるスケジュール情報がストアされ、
前記スケジュール情報を用いて、前記補足情報が放送されたとき、当該補足情報をVCRを用いて記録すること
プログラムを記録中、前記プログラムのカセットテープの記録スタート位置及びエンド位置のインデックス情報が前記プログラムの名称と共にログ内にストアされ、
テープをVCR30から取出す前に、前記ログ内にストアされた情報を前記テープのスタートの位置のVBIトラックに記録すること
再生中、前記テープのスタートの位置に記録された前記インデックス情報及びプログラムの名称はVCR30のテレテキストデコーダで読出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別し、ログから名称を選択することによって所望のプログラムにアクセスすることができること、
を包含する方法」の発明(以下「甲1発明」という。)が記載されているものと認められる。

(3)対比、判断
ア.本件訂正発明1と甲1発明との対比、判断
(ア)構成1A「複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供する方法」

甲1発明は、放送中に、その放送に関連する補足情報の入手可能に関するキューを与え、使用者が前記キューに対して応答したとき、後で放送される補足情報に対する、テレビジョン放送の中に埋め込まれた時刻、チャネル、プログラム名称、プログラム形式などのテレビジョン補足データであるスケジュール情報がストアされる技術事項、また、プログラムを記録中、前記プログラムのカセットテープの記録スタート位置及びエンド位置のインデックス情報が前記プログラムの名称と共にログ内にストアされ、再生中、前記テープのスタートの位置に記録された前記インデックス情報及びプログラムの名称はテープから読み出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別する技術事項を含むことから、甲1発明は本件訂正発明1と同様に「複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザに提供する方法」に係る発明であるといえる。

(イ)構成1B「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示すること」、構成1C「該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することであって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」

甲1発明は、放送中に、その放送に関連する補足情報の入手可能に関するキューを与え、使用者が前記キューに対して応答する入力による指令をすると、後で放送される補足情報に対する、テレビジョン放送の中に埋め込まれた時刻、チャネル、プログラム名称、プログラム形式などのテレビジョン補足データであるスケジュール情報がストアされ、前記スケジュール情報を用いて、前記補足情報が放送されたとき、当該補足情報をVCRを用いて記録することから、甲1発明は、後でテレビジョン放送される補足情報を記録するために、使用者がキューに対して応答する入力による指令をすることから、甲1発明は、補足情報であるテレビジョン番組を録画するために、キューに対する応答の操作を行うことを含むものといえ、そうすると、本件訂正発明1と甲1発明は、「操作を行うことであって、その操作は、テレビジョン番組を録画するために行われる」ことを含む点で共通する。
しかしながら、上記操作が、本件訂正発明1では、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」のに対し、甲1発明では、キューに対する応答の操作であって、後で放送される補足情報のテレビジョン番組を録画するために行われる点で相違する。

(ウ)構成1D「該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加すること」

本件特許明細書の発明の詳細な説明には、
「テープインデックススクリーン76は、仮想のテープディレクトリを提供し、テープ記録の目次に等しい機能をもたらす。記録番組のタイトルのリスト78、番組開始を示すポインタ80、テープの”章”の位置を示す現在位置インジケータカーソル82がある。仮想ディレクトリは、ユーザーがテープに記録するにつれ、オフテープメモリに自動的に編集、訂正及び記憶される。
テープ内容確認コマンドは、テープに記録された番組のタイトルを表示する。選択番組のタイトル(テープヘッド上に配置されているテープのセグメント)は、カーソル82によってハイライトされる。テープ位置ポインタ80は、現在のテープ位置をダイナミック追尾する。全てのサーチは、インデックス番号の要求をバイパスして、単純にタイトルでなされる。テープディレクトリは、ページ番号でなく、タイトルを示す目次と等価である。それは、番組のタイトルを単純に指し示すことで、開始ページに対して開かれる。記録番組のテープディレクトリ78に加えて、スクリーン76は、番組期間フィールド84、各タイトルフィールドの記録速度86、テープフィールドで残された時間88、番組フィールドで残された時間90及び次の記録時間フィールド92を含む。」(甲第6号証の段落【0037】、【0038】)との記載、
「番組が記録されると、番組のタイトルがテープのデータ(コントロールトラック)チャンネルへ書き込まれ、同時に不揮発性(NV)メモリに記憶される。番組の長さ、テーマカテゴリー、記録データおよびテープ識別といった記録番組に関する他の情報は、データチャンネル及びNVメモリへ書き込まれる。NVメモリは、ワーキングテープ数をサポートするに十分でなければならない。
テープが初めてロードされると、テープデータチャンネルが数秒間走査され、テープヘッドの下にある記録番組を識別する。このデータは、NVメモリに記憶されているディレクトリに対して突き合わせがなされる。合致する突き合わせがある場合は、テープ内容確認キーが押されると直ちにワーキングテープのディレクトリが表示される。”仮想”テープディレクトリは、テープから読み取られるように見えるが、実際にはNVメモリから得られる。 合致する突き合わせが存在しない場合、テープの新規ディレクトリが作成される。このテープの再生及び記録の期間、仮想ディレクトリが、そのテープのために作成される。新規のワーキングテープが作成されるに従い、使用されないテープのディレクトリは自動的にメモリから押しだされる。」(甲第6号証の段落【0043】ないし【0045】)との記載があり、
上記記載からすると、本件訂正発明1の構成1Dの「録画済みの番組のディレクトリ」は、テレビジョン番組が記録される記録媒体(テープ)毎に作成され、その記録媒体(テープ)に記録された番組のタイトルが一覧表示でき、一覧表示で番組を選択するとその番組の記録媒体(テープ)での記録位置が特定でき、その位置にしたがって、その番組をさがし出して再生することができる情報であるといえる。
一方、甲1発明は、プログラムを記録中、前記プログラムのカセットテープの記録スタート位置及びエンド位置のインデックス情報が前記プログラムの名称と共にログ内にストアされ、テープをVCR30から取出す前に、前記ログ内にストアされた情報を前記テープのスタートの位置のVBIトラックに記録し、再生中、前記テープのスタートの位置に記録された前記インデックス情報及びプログラムの名称はVCR30のテレテキストデコーダで読出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別し、ログから名称を選択することによって所望のプログラムにアクセスすることができるのであるから、
テープあるいはログには、当該テープについて作成され、そのテープに記録された番組のタイトル(プログラムの名称)が一覧表示でき、一覧表示で番組を選択するとその番組の記録位置(インデックス情報)が特定でき、その位置にしたがって、その番組(プログラム)をさがし出して再生することができる記録位置(インデックス情報)及び番組のタイトル(プログラムの名称)が記録されているといえ、そうすると、甲1発明でいうインデックス情報及びプログラムの名称は、本件訂正発明1の「録画済みの番組のディレクトリ」に相当するものといえる。そして、甲1発明では、プログラム(番組)を記録中、当該プログラムのインデックス情報及びプログラムの名称がログ内にストアされるのであるから、前記インデックス情報及びプログラムの名称の記録は、プログラム(番組)を録画している際に、録画済みのプログラム(番組)のディレクトリに追加するということができる。
そうすると、本件訂正発明1と甲1発明は、「少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加すること」を含む点で一致するといえる。

(エ)構成1E「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、構成1F「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」

本件特許明細書の発明の詳細な説明には、
「番組が記録されると、番組のタイトルがテープのデータ(コントロールトラック)チャンネルへ書き込まれ、同時に不揮発性(NV)メモリに記憶される。番組の長さ、テーマカテゴリー、記録データおよびテープ識別といった記録番組に関する他の情報は、データチャンネル及びNVメモリへ書き込まれる。NVメモリは、ワーキングテープ数をサポートするに十分でなければならない。
テープが初めてロードされると、テープデータチャンネルが数秒間走査され、テープヘッドの下にある記録番組を識別する。このデータは、NVメモリに記憶されているディレクトリに対して突き合わせがなされる。合致する突き合わせがある場合は、テープ内容確認キーが押されると直ちにワーキングテープのディレクトリが表示される。”仮想”テープディレクトリは、テープから読み取られるように見えるが、実際にはNVメモリから得られる。
合致する突き合わせが存在しない場合、テープの新規ディレクトリが作成される。このテープの再生及び記録の期間、仮想ディレクトリが、そのテープのために作成される。新規のワーキングテープが作成されるに従い、使用されないテープのディレクトリは自動的にメモリから押しだされる。」(甲第6号証の段落【0043】ないし【0045】)との記載があり、
また、「検索」とは「文書やデータの中から、必要な事項をさがし出すこと」(広辞苑、第6版)を意味することから、
本件訂正発明1の構成1E「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、構成1F「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」は、不揮発性(NV)メモリに記憶された(テープ)のディレクトリ(請求項1、11でいう「録画済みの番組のディレクトリ」)とテープデータチャンネルに書き込まれた記録番組を識別するデータの突き合わせがなされ、前記不揮発性(NV)メモリに記憶された(テープの)ディレクトリの中から合致する(テープの)ディレクトリをさがし出し、さがし出された前記(テープの)ディレクトリを表示することといえる。
一方、甲1発明は、再生中、テープのスタートの位置に記録されたインデックス情報及びプログラムの名称はVCR30のテレテキストデコーダで読出されて画面上に表示され、使用者はログから名称を選択することによって所望のプログラムにアクセスすることができるのであるから、インデックス情報及びプログラムの名称はVCR30のテレテキストデコーダで読出されてログにストアされ、ログから読み出されて画面上に表示されるものと解され、また、甲1発明のインデックス情報及びプログラムの名称が本件訂正発明1の「録画済みの番組のディレクトリ」に相当することは、上記(ウ)で述べたとおりであることから、本件訂正発明1と甲1発明は、「録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示する」点では一致するといえる。
しかし、甲1発明は、録画済みの番組のインデックス情報及びプログラムの名称(ディレクトリ)を表示するにあたり、ログから録画済みの番組のインデックス情報及びプログラムの名称を読み出し、表示するものではあるものの、ログにストアされている録画済みの番組のインデックス情報及びプログラムの名称(ディレクトリ)の中から必要な録画済みの番組のインデックス情報及びプログラムの名称(ディレクトリ)をさがし出し、当該さがし出された録画済みの番組のインデックス情報及びプログラムの名称(ディレクトリ)を表示するものではなく、本件訂正発明1のように「録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索する」、さらに、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示する」ものではない。
すなわち、甲1発明は、記録されたディレクトリの中から必要なディレクトリをさがし出し、さがし出されたディレクトリを表示するものではない、換言すれば、録画済みの番組のディレクトリを検索し、該検索されたディレクトリを表示するものではない。
そうすると、甲1発明は、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、及び「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」を含むものとはいえず、この点において、甲1発明は、本件訂正発明1と相違する。

(オ)構成1G「ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択すること」

甲1発明は、再生中、前記テープのスタートの位置に記録された前記インデックス情報及びプログラムの名称はテープから読み出されて画面上に表示され、使用者は、何が記述されているかを迅速に判別し、ログから名称を選択することによって所望のプログラムにアクセスすることができるものである。
ここで、前記テープのスタートの位置に記録された前記インデックス情報及びプログラムの名称は、本件訂正発明1の「録画済みの番組のディレクトリ」に相当することは、上記(ウ)で述べたとおりであり、プログラムの名称はテレビジョン番組のタイトルであることは明らかであることから、本件訂正発明1と甲1発明は、「ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択すること」を含む点で一致する。

(カ)以上の対比結果によれば、本件訂正発明1と甲1発明は、
「複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供する方法であって、
該方法は、
操作を行うことであって、その操作は、テレビジョン番組を録画するために行われることと、
少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加することと、
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示することと、
ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択すること
を包含する、方法。」である点で一致し、以下の各点で相違する。

相違点(1)
上記操作が、本件訂正発明1では、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」のに対し、甲1発明では、キューに対する応答の操作であって、後で放送される補足情報のテレビジョン番組を録画するために行われる点。

相違点(2)
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示することが、本件訂正発明1では、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」であるのに対し、甲1発明では、録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリ(ログ)から読み出し、読み出された録画済みの番組のディレクトリを表示することである点。
すなわち、甲1発明は、録画済みの番組のディレクトリを検索し、該検索されたディレクトリを表示するものではない、換言すれば、記録されたディレクトリの中から必要なディレクトリをさがし出し、さがし出されたディレクトリを表示するものではない点で本件訂正発明1とは相違する。

(キ)判断
本件訂正発明1と甲1発明とは、上記相違点(1)、(2)で相違し、また、上記各相違点については甲第1号証に記載されておらず、開示されているに等しいとする根拠もないことから、本件訂正発明1は甲第1号証に記載された発明ではない。
よって、本件訂正発明1は、特許法第29条第1項第3号の規定に該当せず、特許を受けることができないものではない。

なお、請求人は、審判請求書第37頁、審判事件弁駁書第3頁、口頭審理陳述要領書第2頁で、甲第1号証の
「This invention relates to an improvement in the invention described in my earlier U.S. Pat. No. 4,706,121, issued Nov. 10, 1987 and entitled "TV Schedule System and Process."」(第1頁3行ないし6行)《翻訳》「本発明は、本出願人に1987年11月10日に発行された米国特許第4706121号の「TVスケジュールシステム及びプロセス」に記載の発明の改良に関する。」との記載、
「The above-referenced related patent describes a system and process which allows user selection of broadcast programs from schedule information for presentation to a television set and/or recording by a VCR.」(第1頁19行ないし22行)《翻訳》「上記の関連特許は、テレビジョンに表示したり、VCRに記録したりする放送プログラムを、利用者がスケジュール情報に基づいて選択できるようにしたシステム及びプロセスを記載している。」との記載から、甲第1号証に記載の発明は、本件訂正発明1の構成1B「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示すること」を有しているといえると主張している。
しかしながら、甲第1号証の上記記載は、甲第1号証に記載の発明が、米国特許第4706121号に記載の発明の改良に関するということ、また、上記米国特許第4706121号(関連特許)は、テレビジョンに表示したり、VCRに記録したりする放送プログラムを、利用者がスケジュール情報に基づき選択できるようにしたシステム及びプロセスであることを開示するに止まり、当該甲第1号証の記載からは、甲第1号証に記載の発明が、複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することを有するということはできず、よって、請求人の上記主張は採用できない。

イ.本件訂正発明11と甲1発明との対比、判断
本件訂正発明11と甲1発明とを対比する。
本件訂正発明11と本件訂正発明1は発明のカテゴリが異なるだけで、実質的な技術内容は同じであるため、上記(3)ア.(カ)(キ)を援用する。
そうすると、本件訂正発明11が、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示する手段」、「該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択する手段であって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、手段」、さらに、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索する手段」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示する手段」を含んでいるのに対し、甲1発明はこれらの手段を含んでいるとはいえない点で相違し、これら相違点については、甲第1号証には、記載されておらず、また、開示されているに等しいとする根拠もないことから、本件訂正発明11は甲第1号証に記載された発明ではない。
よって、本件訂正発明11は、特許法第29条第1項第3号の規定に該当せず、特許を受けることができないものではない。

ウ.本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18について
本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18は本件訂正発明1、11の構成にさらに別の構成要件を付加したものであり、上記のとおり本件訂正発明1、11は甲第1号証に記載された発明ではないから、本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18も甲第1号証に記載された発明ではない。
よって、本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18は、特許法第29条第1項第3号の規定に該当せず、特許を受けることができないものではない。

エ.まとめ
以上のとおり、本件訂正発明1ないし5、7、8、11ないし15、17、18は、特許法第29条第1項第3号の規定に該当せず、特許を受けることができないものではない。

2.予備的主張における無効理由(特許法第29条第2項)について
請求人は、予備的主張において、本件特許の請求項1-5、7-8、11-15、17-18に係る発明は、仮に甲第1号証と同一の発明ではないとしても、甲第1号証および甲第3号証?甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に推考できるものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであると主張しているので、当該予備的主張における無効理由について判断してから、無効理由2(本件特許の請求項6、9、10、16、19、20に係る発明の特許法第29条第2項違反について)について判断する。

(1)本件訂正発明1と甲第1号証に記載された発明(甲1発明)を対比すると、上記「1.無効理由1(特許法第29条第1項第3号)について(3)ア.(カ)」で述べたとおり、以下の一致点、相違点が認められる。

本件訂正発明1と甲1発明は、
「複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供する方法であって、
該方法は、
操作を行うことであって、その操作は、テレビジョン番組を録画するために行われることと、
少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加することと、
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示することと、
ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択すること
を包含する、方法。」である点で一致し、以下の各点で相違する。

相違点(1)
上記操作が、本件訂正発明1では、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」のに対し、甲1発明では、キューに対する応答の操作であって、後で放送される補足情報のテレビジョン番組を録画するために行われる点。

相違点(2)
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示することが、本件訂正発明1では、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」であるのに対し、甲1発明では、録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリ(ログ)から読み出し、読み出された録画済みの番組のディレクトリを表示することである点。
すなわち、甲1発明は、録画済みの番組のディレクトリを検索し、該検索されたディレクトリを表示するものではない、換言すれば、記録されたディレクトリの中から必要なディレクトリをさがし出し、さがし出されたディレクトリを表示するものではない点で本件訂正発明1とは相違する。

(2)甲第3号証に記載された事項
ア.甲第3号証(実開昭63-23690号公報)には、図面とともに以下の記載がある。
(g)「(産業上の利用分野)
本考案はビデオテープレコーダ(以下VTRという)などに使用されるタイマー予約表示装置に係り、特に予約内容を視覚的に確認しやすいようにしたタイマー予約表示装置に関する。
(従来技術)
従来、VTR等の記録再生装置は、タイマー予約機能を有しており、番組の予約日、録画開始時間及び終了時間、並びにチャンネル番号等を指定して、装置を自動的に録画状態にできるようになっている。
ところで、タイマー予約を設定する場合、予約設定するためのキーを所定の手順に従って操作し、その操作により、どういう予約内容が設定されているかを確認する時は、蛍光表示管等の表示装置からの情報を見て、それが目的の内容であるかを確認し、それが違っていれば再びキー操作をするという手順を繰り返していた。
また、予約内容をテレビジョン画面に表示するようにした装置もあるが、この場合でも表示内容は変わらず、ただ単に、開始時間とその曜日、さらにその曜日が現在時刻の曜日に対し、一週間以内かそれ以外か、さらに終了時間、チャンネル番号や録画スピード等を一列又は数列に並べて表示するというものであった。更に、予約内容の数が複数となった場合においても、同様の方法でテレビジョン画面上に、予約内容を予約プログラムの番号順に並べて表示するものであった。」(第1頁最終行ないし第3頁7行)

(h)「(考案が解決しようとする問題点)
上記の如く、従来のタイマー予約表示では、時間予約の内容を現在曜日を基準にして絶対的な位置で確認し難いという問題があった。
そこで、本考案は上記の問題を除去するためのもので、予約内容を現在曜日を基準に絶対位置で表示でき、その予約内容を視覚的に確認しやすいように表示できるタイマー予約表示装置を提供することを目的とする。」(第3頁最終行ないし第4頁8行)

(i)「第1図において、タイマー予約表示装置は、キーボード等の入力装置11で予約内容の設定を行ない、その予約内容を次段の制御回路12に記憶すると共に制御回路12は予約内容の表示を行なうよう画像出力装置13を制御する。画像出力装置13は画像メモリ14に記憶された表示画面データを前記予約内容に応じてCRT(陰極線管)15に出力する。上記制御回路12はタイマー用マイクロコンピュータ12Aと画面コントロール用マイクロコンピュータ12Bとで構成され、タイマー用マイクロコンピュータ12Aは予約内容の表示の開始曜日が自動的に現在時刻の曜日となり、現在曜日を基準に一週間の予約内容を表示するよう制御を行い、更に現在曜日を基準に二週目、三週目を表示するよう制御を行うべくプログラミングされている。このプログラムに沿った制御が成されるよう、入力装置11には画面を一週間シフトさせるキーが設けてある。また、画面コントロール用マイクロコンピュータ12Bは予約内容に対応して画像出力装置13を制御するようプログラムされている。
上記のような構成においては、制御回路12は入力装置11からの予約内容を記憶し、マイクロコンピュータ12A、12B内の各ROM内に蓄えられたプログラムに従い制御を行なう。マイクロコンピュータ12Bは予約内容に対応して画像出力装置13を制御して、画像メモリ14から表示画面データを呼び出し、CRT15に表示させる。第2図はその表示例を示すもので、21は画面を示し、22は画面上部のメッセージスペース、23は予約時間表、24は画面下部のメッセージスペースである。メッセージスペース22には時刻予約モードである表示と現在曜日及び現在時刻の表示(図では火曜日の午前10時30分)と、現在曜日を基準にして何週目かを示す表示(図では1週目)とがなされている。予約時間表23において、縦軸は曜日欄であり、横軸は時間を示し、横軸には6時間毎に時間が表示され、かつその間に“あさ”、“ひる”、“よる”と表示し、午後12時から翌日の5時までは“よくじつ”と表示する。縦軸の曜日欄には、基準となる現在曜日(図では火曜日)が一番上に表示され、以下7日間の曜日が表示される。現在時刻が進んで曜日が変わった場合でも必ず現在曜日が一番上に表示される。そして、メッセージスペース24には、プログラムナンバーP1?P4までが表示され、4つの時間予約ができる。各ナンバーの次には、時間表中にバーグラフ表示する色を表すサンプル表示がなされている。例えば、プログラムナンバーP2はバーグラフ25に対応し、土曜日の午前8時00分から午後2時00分までの第4チャンネルをEPモード(長時間モード)で予約したものである。プログラムナンバーP1、P3、及びP4には何も予約されていない。
そして、上記表示画面において、タイマー用マイクロコンピュータ12Aに接続して設けられたシフト用操作キーを操作することにより、画面は一週間シフトされて二週間目になり、この場合も、時間表の一番上は現在曜日に対し7日間足された即ち来週の曜日となり、以下順に7日間が表示され、そこに予約されている内容がバーグラフで表示される。しかも、現在時刻が進み、曜日がシフトしていった場合でも、画面に表示されるのは必ず現在曜日からであるので、自分がどこに何を予約したかが一目でわかり、その内容が確認し易くなる。」(第5頁15行ないし第8頁最終行)

イ.甲第3号証に記載された発明
上記(g)ないし(i)の記載を参照すると、甲第3号証には、
「番組の予約曜日、録画開始時間及び終了時間、チャンネル番号、録画スピード等の予約内容の設定を行うキーボード等の入力装置11と、
前記設定された予約内容を記憶するとともに、CRT15に予約内容の表示を行うように画像出力装置13を制御する制御手段を備えたタイマー予約表示装置であって、
前記制御手段は現在曜日を表示開始曜日として一週間の予約曜日、録画開始時間及び終了時間、チャンネル番号、録画スピード等の前記予約内容を表示させるとともに、前記現在曜日と同じ曜日を表示開始曜日として異なる週の一週間の前記予約内容を表示させるように表示を切換えることにより、予約内容を視覚的に確認しやすいように表示すること」についての発明が記載されている。

(3)甲第4号証の記載
ア.甲第4号証(特開平2-81385号公報)には、図面とともに以下の記載がある。
(j)「〔産業上の利用分野〕
本発明は、テレビジョン信号(以下、TV倍信号いう)の磁気記録再生装置に係り、特に、ビデオテープに録画された番組の検索機能を備えた磁気記録再生装置に関する。」(第2頁左上欄5行ないし9行)

(k)「第1図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示すブロック図であって、1はアンテナ、2は入力端子、3はチューナ、4は選局部、5は中間周波増幅部、6は信号処理部、7は録画処理部、8は録画ヘッド、9はビデオテープ、10は付加信号分離部、11は再生ヘッド、12は再生処理部、13は文字発生部、14は切換スイッチ、15はビデオ出力端子、16はRF変換器、17はRF出力端子、18は記録再生処理部、19は録再ヘッド、20は制御信号処理部、21は制御ヘッド、22はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)、23は電源投入検知部、24は操作キ一部、25は予約スイッチ検出部、26は予約日時設定部、27はカセット収納検知部、28は記憶部である。
同図において、各放送局から送信されるTV信号には、番組名、チャンネル番号、放送日時、放送予定時刻と実放送時刻との時間差などの付加信号が多重されており、アンテナlから入力端子2を介してチューナ3に供給される。チューナ3では選局部4によって希望チャンネルのTV信号が選択され、中間周波増幅部で中間周波数に変換される。中間周波数のTV信号は信号処理部6に供給され、ベースバンドのビデオ信号と音声信号とに変換される。ビデオ信号は録画処理部7で変調、増幅などの処理がなされて録画ヘッド8に供給され、ビデオテープ9に記録される。音声信号も、図示しないが、記録処理された後音声ヘッドに供給され、ビデオテープ9に記録される。
一方、中間周波増幅部5から出力されるTV信号は付加信号分離部10に供給され、付加信号が分離される。この付加信号はマイコン22で解読され、記憶部28に記憶されるとともに、この付加信号に対するコード番号が記録再生処理部18を介して録再ヘッド19に供給され、ビデオテープ9に記録される。」(第3頁左下欄8行ないし第4頁左上欄2行)

(l)「一方、切換スイッチ14がb側に閉じているときには、マイコン22は記憶部28に記憶されている解読された付加信号を読み出す、これら付加信号は文字発生部13で付加信号の内容を表わす文字信号に変換され、切換スイッチ14を介してビデオ出力端子15から出力され、また、RF変換器16でRF信号に変換されてRF出力端子17から出力される。
したがって、図示しないモニタ(テレビジョン受像機)では、ビデオテープ9に記録されている各番組の付加信号の内容を夫々表わすテーブルが表示される。そこで、操作キー部24の所定の操作を行なってこのテーブルから所望の番組を指定すると、マイコン22はビデオテープ9を高速走行させながら録再ヘッド19によってコード番号を読み出し、指定された所望番組の頭出しを行ない、しかる後、その番組の再生を行なう。」(第4頁左上欄20行ないし右上欄15行)

(m)「第1図において、記憶部28に記憶された付加データはコード番号、インデックスとともにビデオテープ9の先頭もしくは末尾に記憶される。すなわち、第2図に示したテーブルがビデオテープ9に記録され、ビデオテープ9がセット本体から取りはずされても、これに記録されている見出しが確保される。
以上のようにして番組が記録されたビデオテープ9から所望の番組を指定して再生する場合には、ビデオテープ9をセット本体に装着すると、まず、このビデオテープ9の先頭もしくは末尾からテーブルが読み出され、記憶部28に記憶される。そして、操作キ一部24の検索キーを操作すると、マイコン22は切換スイッチ14をb側に閉じ、記憶部28からインデックスと付加データとを読み出して文字発生部13に送る。これにより、第4図に示すように、モニタの画面29には、各インデックス毎の付加データと斜線で示すカーソル30とが表示される。
すなわち、破線で囲んだ領域31aにインデックスAとこれに対する番組名「ロロロ」、チャンネル番号「6ch」、放送日時「88.05.01」、録画時間「1:00」の付加データとが表示され、同様にして、領域31bには次のインデックスBと付加データとが、領域31cにはさらに次のインデックスCと付加データとが夫々表示される。また、カーソル30は各領域31a?31cのインデックス表示位置に表示される。このカーソル30によって希望する番組を指定できる。」(第5頁右下欄2行ないし第6頁左上欄10行)

(n)「ここで、第2図に示す内容のものがビデオテープ9に録画されているとすると、インデックスN以降については録画されていないので、画面30上では、インデックスMの次にインデックスAが表示される。すなわち、インデックスA、B、C・・・Mは、A、B、C・・・M、A、B、Cのように循環して表示される。この動作はカーソル30を領域31aに固定して巻戻しキー31と検索キー36とを同時に操作する場合にも同様である。 巻戻しキー31と検索キー36または早送りキー34と検索キー36の同時操作によって画面29上に表示された番組名の中から、再生を希望する番組を探索し、第4図において、この希望番組を番組名「ロロロ」の番組としてカーソル30をインデックスAに合わせたあと、第5図の(3)で示す様に、再生キー33と検索キー36を同時に操作すると、第1図において、マイコン122は、指定されたインデックスAに対するコード番号「1」を記憶部28から読み出すとともに、ビデオテープ9を早送りもしくは巻戻しし、録再ヘッド19によって再生される記録コード上位桁と記憶部28からのコード番号とを比較し、両者が一致するまで検索を行ってビデオテープ9での希望番組の頭出しを行ない、しかる後、この番組の再生動作に移行する。」(第6頁左下欄4行ないし右下欄7行)

(o)「第9図はビデオテープに録画された番組のテーブルを記録する記録部の他の具体例を示したものであり、38はテープカセットの筐体、39はテープを巻き取るハブ、40はビデオテープ、41は消去防止のツメ、42?44は磁気テープである。
この具体例は、テープカセットの外部に記録部を設けたもので、この一例としては磁気テープなどが挙られる。
第9図(a)はテープカセット38の上面にテープカセット38のローディング方向(矢印)とは直角に記録部としての磁気テープ42を貼付した例を示し、第9図(b)はテープカセット38の上面、側面にローディング方向(矢印)と同一の方向に磁気テープ43、44を貼付した例を示したものである。この様に、テープカセットの外面に記録部を設けた場合には、テープカセット38の内部のビデオテープ40の先頭または末尾に録画された番組のテーブルを記録する方法に比べて、早送り、巻戻しが不要となるなどしてテープカセットに録画された内容のテーブルを書き込み及び読み出しに要する時間が短かくなる。また、記録部の貼付場所は、上記の他どこでもよいが、ビデオテープの保護蓋の裏に貼付することも可能である。
また、第9図では、各磁気テープ42?44をビデオテープの先頭もしくは末尾の第2図に示したテーブルの記録領域の代りとしたが、第1図における記憶部28の代りとしてもよい、この場合には、これら磁気テープ42?44が保存のためにテーブルが記録される領域をも兼用しており、したがって、記憶部から他の記録領域へ保存のためにテーブルを転写するということは不要となる。
以上のように、テーブル保存のためにビデオテープの先頭もしくは末尾、また、第9図に示す磁気テープ42?44などの磁気記録媒体が用いられるから、これに記録されるデータの書き換えが可能であり、したがって、ビデオテープのある領域で録画番組を変更した場合には、これに対する付加データを変更するだけですみ、録画内容の変更に対する処置が簡単に行なえる。」(第9頁右下欄5行ないし第10頁右上欄2行)

(p)「〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ビデオテープへの番組録画と同時に、自動的に付加データが作成されてコード番号、インデックスとともに録画番組のテーブルが作成されるとともに、録画番組の記録領域に対応ロード番組が記録されるから、番組検索のための諸データの設定作業の手間が省け、設定される諸データも人手によらないために誤りがなくなり、番組検索の操作性、信頼性が大幅に向上する。」(第10頁右上欄3行ないし12行)
(q)第2図には、ビデオテープに録画された各番組に対する付加データのテーブル例が示されており、第4図には第2図に示したテーブルの検索のための表示例が示されている。

イ.甲第4号証に記載された発明
上記(j)ないし(q)の記載を参照すると、甲第4号証には、
「予約日時設定部26を備えた磁気記録再生装置において、
各放送局から送信され、受信されたTV信号には、番組名、チャンネル番号、放送日時、放送予定時刻と実放送時刻との時間差などの付加信号が多重されており、アンテナlから入力端子2を介してチューナ3に供給され、チューナ3では選局部4によって希望チャンネルのTV信号が選択され、ビデオ信号はビデオテープ9に記録され、一方、TV信号の付加信号は付加信号分離部10で分離され、付加データとし、コード番号、インデックスを付加して記憶部28に記憶されるとともに、この付加信号に対するコード番号がビデオテープ9に記録されること、
前記記憶部28に記憶された付加データはコード番号、インデックスとともにテーブルとしてビデオテープ9の先頭もしくは末尾に記憶され、ビデオテープ9がセット本体から取りはずされても、これに記録されている見出しが確保されること、
番組が記録されたビデオテープ9から所望の番組を指定して再生する場合には、ビデオテープ9をセット本体に装着すると、このビデオテープ9の先頭もしくは末尾から前記テーブルが読み出され、記憶部28に記憶され、そして、操作キ一部24の検索キーを操作すると、記憶部28からインデックスと付加データとが読み出され、モニタの画面29に、各インデックス毎にインデックスとこれに対する番組名、チャンネル番号、放送日時、録画時間とが表示され、また、インデックス表示位置に斜線で示すカーソル30が表示され、
このカーソル30を希望する番組に対するインデックスに合わせたあと、再生キー33と検索キー36を同時に操作すると、指定されたインデックスに対するコード番号を記憶部28から読み出すとともに、ビデオテープ9を早送りもしくは巻戻しし、再生される記録コードと記憶部28からのコード番号とを比較し、両者が一致するまで検索を行ってビデオテープ9での希望番組の頭出しを行ない、この番組の再生を行うこと
前記テーブルを、記憶部28に記録することに換えて、ビデオテープカセットの外部に設けられた磁気テープ42?44に記録すること」についての発明が記載されている。

(4)甲第5号証の記載
甲第5号証(特開昭60-69850号公報)には、図面とともに以下の記載がある。
(r)「カセット式記録再生装置本体と、この本体に装填して使用されるカセットと、このカセットの表面に貼付された磁気シートラベルと、前記カセットを前記本体に対し装填するときおよび取出すときに一定区間を一定速度で直線的に移動させる手段と、この手段により一定速度で直線的に移動している取り出し時の前記磁気シートラベルに対し前記カセット内に収容されている記録媒体の記録状態を示す情報の記録を行なう手段と、この手段により記録された情報を前記区間を一定速度で直線的に移動している装填時の前記磁気シートラベルから再生する手段と、この手段で再生された情報に基いて上記情報の内容表示および前記本体の動作モード設定を行なう手段とを具備したことを特徴とするカセット式記録再生装置。」(第1頁左下欄5行ないし下から2行)

(s)「(目的)
本発明の目的は、磁気テープ等の記録媒体の残量、NR種別、音声記録モード、録画時間モード等の記録媒体の記録状態を自動的に一括して検知でき、かつ動作モードの自動設定を行なうことができ、取扱い操作が極めて簡単化する構成簡単なカセット式記録再生装置を提供することにある。」(第2頁右上欄1行ないし6行)

(t)「(d)記録時間の残量表示動作
カメラ撮り時等に必要となる記録時間の残量表示は以下の如く行なわれる。まず、カセット3をローディングした後外部スイッチにより録画時間モードを例えば「2」に選択する。そうすると、演算回路40の演算モードがそれに応じたものに設定される。そこで記録ボタン(不図示)を押すと、端子20bから記録信号s4が制御回路21に入力する。その結果、前述したテープ残量検知動作と同様にテープ走行が始まり、ロータリーエンコーダ40からのテープ走行長信号が演算回路40に供給される。このためラッチ回路35からの前記全テープ走行長の情報とテープ走行長との差が演算モードにしたがって演算され、記録時間の残量が求められる。そしてこの記録時間の残量はラッチ回路42、並直列変換回路70、直並列変換回路32、ラッチ回路34、表示ドライバ36を経て表示器37にて表示される。このテープ時間記録残量はアンロード時において、前述のテープ残量の場合と同様に磁気シートラベル4に記録される。」(第6頁左上欄5行ないし右上欄4行)

(5)本件訂正発明1と甲1発明の相違点の判断
本件訂正発明1と甲1発明の上記相違点(1)、(2)について判断する。
ア.甲第3号証には、上記「(2)甲第3号証に記載された事項 イ.」で認定したとおり、
「番組の予約曜日、録画開始時間及び終了時間、チャンネル番号、録画スピード等の予約内容の設定を行うキーボード等の入力装置11と、
前記設定された予約内容を記憶するとともに、CRT15に予約内容の表示を行うように画像出力装置13を制御する制御手段を備えたタイマー予約表示装置であって、
前記制御手段は現在曜日を表示開始曜日として一週間の予約曜日、録画開始時間及び終了時間、チャンネル番号、録画スピード等の前記予約内容を表示させるとともに、前記現在曜日と同じ曜日を表示開始曜日として異なる週の一週間の前記予約内容を表示させるように表示を切換えることにより、予約内容を視覚的に確認しやすいように表示する」発明が記載されている。
すなわち、甲第3号証には、キーボード等の入力装置で、番組の予約曜日、録画開始時間及び終了時間、チャンネル番号、録画スピード等の予約内容の設定を行うこと、一週間の予約曜日、録画開始時間及び終了時間、チャンネル番号、録画スピード等の前記予約内容を表示させるとともに、前記現在曜日と同じ曜日を表示開始曜日として異なる週の一週間の前記予約内容を表示させるように表示を切換えることについては記載されているものの、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」ことについては何ら記載がなく、示唆もない。
また、甲第3号証には、上述のとおりタイマー予約表示装置において、その予約内容を表示することについての記載はあるが、録画済みの番組のディレクトリを表示すること、さらに、録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示することが、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」であることについては何ら記載がなく、示唆もない。

イ.甲第4号証には、上記「(3)甲第4号証に記載された事項 イ.」で認定したとおり、
「予約日時設定部26を備えた磁気記録再生装置において、
各放送局から送信され、受信されたTV信号には、番組名、チャンネル番号、放送日時、放送予定時刻と実放送時刻との時間差などの付加信号が多重されており、アンテナlから入力端子2を介してチューナ3に供給され、チューナ3では選局部4によって希望チャンネルのTV信号が選択され、ビデオ信号はビデオテープ9に記録され、一方、TV信号の付加信号は付加信号分離部10で分離され、付加データとし、コード番号、インデックスを付加して記憶部28に記憶されるとともに、この付加信号に対するコード番号がビデオテープ9に記録されること、
前記記憶部28に記憶された付加データはコード番号、インデックスとともにテーブルとしてビデオテープ9の先頭もしくは末尾に記憶され、ビデオテープ9がセット本体から取りはずされても、これに記録されている見出しが確保されること、
番組が記録されたビデオテープ9から所望の番組を指定して再生する場合には、ビデオテープ9をセット本体に装着すると、このビデオテープ9の先頭もしくは末尾から前記テーブルが読み出され、記憶部28に記憶され、そして、操作キ一部24の検索キーを操作すると、記憶部28からインデックスと付加データとが読み出され、モニタの画面29に、各インデックス毎にインデックスとこれに対する番組名、チャンネル番号、放送日時、録画時間とが表示され、また、インデックス表示位置に斜線で示すカーソル30が表示され、
このカーソル30を希望する番組に対するインデックスに合わせたあと、再生キー33と検索キー36を同時に操作すると、指定されたインデックスに対するコード番号を記憶部28から読み出すとともに、ビデオテープ9を早送りもしくは巻戻しし、再生される記録コードと記憶部28からのコード番号とを比較し、両者が一致するまで検索を行ってビデオテープ9での希望番組の頭出しを行ない、この番組の再生を行うこと
前記テーブルを、記憶部28に記録することに換えて、ビデオテープカセットの外部に設けられた磁気テープ42?44に記録すること」についての発明が記載されている。
すなわち、甲第4号証には、予約日時設定部26を備えたテレビ番組をビデオテープ9に記録する磁気記録再生装置が記載され、当該装置はテレビ番組を録画するために、予約日時設定部26で予約日時を設定することは明らかである。しかしながら、甲第4号証には、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」ことについては何ら記載がなく、示唆もない。
また、甲第4号証に記載された磁気記録再生装置のテーブルは、ビデオテープについて作成され、当該ビデオテープの先頭もしくは末尾、記憶部28あるいは、ビデオテープカセットの外部に設けられた磁気テープ42?44に記憶され、ビデオテープに記録したテレビジョン番組の番組名が一覧表示でき、また、前記一覧表示で番組を指定すると、その番組の記録位置が特定でき、その位置にしたがって、その番組がさがし出され(頭出しがされ)再生することができる情報であるといえ、そして、テレビジョン番組を記録すると、記録されるものであるといえることから、甲第4号証に記載された磁気記録再生装置のテーブルは、本件訂正発明1の「ディレクトリ」に相当するものであるといえ、また、番組が記録されたビデオテープから所望の番組を指定して再生する場合に、前記テーブルが、前記再生するビデオテープの先頭もしくは末尾から読み出され、記憶部28に記憶され、操作キー部の操作により前記記憶部28から、前記テーブルが読み出され、ビデオテープに記録した番組が一覧表示される、あるいは、番組が記録されたビデオテープ9から所望の番組を指定して再生する場合に、ビデオテープ9をセット本体に装着し、操作キ一部24の検索キーを操作すると、磁気テープ42?44に記憶された前記テーブルが前記磁気テープ42?44から読み出され、ビデオテープに記録した番組が一覧表示されることも明らかである。
そうすると、甲第4号証には、磁気記録再生装置において、テレビジョンのビデオ信号をビデオテープに記録する一方、記憶部28、あるいは、ビデオカセットの外部に設けられた磁気テープ42?44に、前記テレビジョンの番組名等を含む録画済みの番組のテーブル(本件訂正発明1でいう「録画済みの番組のディレクトリ」)が記録され、録画済みの番組のディレクトリを表示する場合に、録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体(甲第4号証でいう「ビデオテープ」が対応)とは異なる記憶媒体(甲第4号証でいう「記憶部28」、あるいは、「ビデオカセットの外部に設けられた磁気テープ42?44」が対応)に記憶された録画済みの番組のテーブル(本件訂正発明1でいう「録画済みの番組のディレクトリ」)を、前記記憶媒体から読み出し、読み出された前記録画済みの番組のテーブルを表示することは記載されているといえるものの、前記録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なる記憶媒体(甲第4号証でいう「記憶部28」、「磁気テープ42?44」)に記憶された録画済みの番組のテーブル(本件訂正発明1でいう「ディレクトリ」)の中から必要なテーブル(ディレクトリ)をさがし出し、当該さがし出された録画済みの番組のテーブル(ディレクトリ)を表示することについて、すなわち、録画済みの番組のテーブル(ディレクトリ)を該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なる記憶媒体から検索し、該検索された録画済みの番組のテーブル(ディレクトリ)を表示することについては、何ら記載がなく、示唆もない。

ウ.甲第5号証には、上記「(4)甲第5号証に記載された事項」で記載したとおり、
カセット式記録再生装置本体と、この本体に装填して使用されるカセットと、このカセットの表面に貼付された磁気シートラベルと、前記カセットを前記本体に対し装填するときおよび取出すときに一定区間を一定速度で直線的に移動させる手段と、この手段により一定速度で直線的に移動している取り出し時の前記磁気シートラベルに対し前記カセット内に収容されている記録媒体の記録状態を示す記録媒体の残量、NR種別、音声記録モード、録画時間モード等の情報の記録を行なう手段と、この手段により記録された前記情報を前記区間を一定速度で直線的に移動している装填時の前記磁気シートラベルから再生する手段と、この手段で再生された情報に基いて上記情報の内容表示および前記本体の動作モード設定を行なう手段とを具備したことを特徴とするカセット式記録再生装置については記載されているものの、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」ことについては何ら記載がなく、示唆もない。
また、甲第5号証には、上述のとおり、カセット内に収容されている記録媒体の記録状態を示す記録媒体の残量、NR種別、音声記録モード、録画時間モード等の情報をカセットの表面に貼付された磁気シートラベルから再生する手段と、この手段で再生された情報に基づいて上記記録媒体の残量、NR種別、音声記録モード、録画時間モード等の情報の内容表示および前記本体の動作モード設定を行なうことについては記載されているものの、録画済みの番組のディレクトリを表示すること、さらに、録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから読み出し、表示することが、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」であることについては何ら記載がなく、示唆もない。

エ.以上のように、甲第3号証ないし甲第5号証のいずれにも、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択すること」であって、「該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる」こと(相違点(1))については、何ら記載がなく、示唆もない。
また、甲第3号証ないし甲第5号証には、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索すること」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示すること」(相違点(2))については何ら記載がなく、示唆もない。
したがって、本件訂正発明1を、甲1発明及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできない。
よって、本件訂正発明1が、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであるということはできない。

(6)本件訂正発明11について
本件訂正発明11と甲1発明とを対比する。
本件訂正発明11と本件訂正発明1は発明のカテゴリが異なるだけで、実質的な技術内容は同じであるため、上記(5)ア.ないしエ.を援用する。
そうすると、本件訂正発明11が、「複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示する手段」、「該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択する手段であって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、手段」、さらに、「該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索する手段」、「該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示する手段」を含んでいるのに対し、甲1発明はこれらの手段を含んでいるとはいえない点で相違し、これら相違点については、甲第1号証及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできない。
よって、本件訂正発明11は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるということはできない。

(7)本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18について
本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18は本件訂正発明1、11の構成にさらに別の構成要件を付加したものであり、上記のとおり本件訂正発明1、11は甲第1号証及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできないから、本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18も甲第1号証及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできない。
よって、本件訂正発明2ないし5、7、8、12ないし15、17、18は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるということはできない。

(8)まとめ
以上のとおり、本件訂正発明1ないし5、7、8、11ないし15、17、18は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるということはできない。

3.無効理由2(特許法第29条第2項)について
請求人は、無効理由2において、本件特許の請求項6、9、10、16、19、20に係る発明は、甲第1号証および甲第3号証?甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に想到し得る発明であり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである旨主張しているので判断する。

(1)本件訂正発明1、11は、甲第1号証及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできないことは、上述「2.予備的主張における無効理由(特許法第29条第2項)について(5)、(6)」のとおりである。
一方、本件訂正発明6、9、10、16、19、20は本件訂正発明1、11の構成にさらに別の構成要件を付加したものであり、上記のとおり本件訂正発明1、11は甲第1号証及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできないから、本件訂正発明6、9、10、16、19、20も甲第1号証及び甲第3ないし5号証に記載された発明に基づいて容易に想到し得たとすることはできない。

(2)まとめ
本件訂正発明6、9、10、16、19、20は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるということはできない。

第6 むすび
以上のとおりであるから、請求人の主張及び証拠方法によっては、本件特許の請求項1ないし20に係る発明の特許を無効とすることはできない。
審判に関する費用については、特許法第169条第2項の規定で準用する民事訴訟法第61条の規定により、請求人が負担すべきものとする。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
テレビジョン番組リストのユーザーインタフェース
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、テレビジョン視聴者がスクリーン上のテレビジョンのプログラムリストにアクセスし、ビデオカセットレコーダー(VCR)またはその他の記録装置を容易かつ便利な方法で制御するために番組リストの使用を可能とするシステムおよび方法に関する。更に、本発明は、容易な呼び出しおよび再生のため、タイトルによって記録番組のディレクトリを作成するシステムおよび方法に関する。より具体的には、VCRまたは他の記録装置が、将来の日付と時間の記録についても、番組のタイトルの簡単な選択および記録コマンドによって制御されるシステムおよび方法に関する。もっと具体的には、直感的なユーザーインタフェースを備えたシステム及び方法に関する。
【0002】
〔従来の技術〕
将来の日付けの自動記録のためのVCRの設定の複雑さは、知られるところである。技術的によくわかっていると思えるユーザーでも、VCRのプログラム手順では間違いを犯し、誤った番組を記録することになるか、全く記録しないことになる。この複雑さは、VCRをプログラムすることを種とした多数のユーモアを産み出してさえいる。
【0003】
VCRプログラムの難しさは、プログラム期間中にユーザープロンプトおよびユーザーへのフィードバックのためにテレビジョンセットを表示部として利用するようなVCRの開発で幾分緩和されてきてはいる。マイケル・アール・レビン(Michael R.Levine)による1990年3月13日発行の米国特許4,908,713によれば、ステップごとにユーザーに指示を与える対話型ユーザーインタフェースを備えたVCRプログラムのためにテレビジョンセットを表示部として利用するようなVCRが開示されている。そのようなユーザーインタフェースは、VCRプログラムに伴う多くの不思議さを取り除いてくれるが、ユーザーはいぜんとしてコマンドに基づくインタフェースに対する難しさを有しているし、番組が放送されている時間とは違った時間に見ようとする番組を記録しそこなうような失敗をすることなくプログラムをするには、いぜんとして問題がある。
【0004】
パトリック・ヤング(Patrick Young)による1987年11月10日発行の共同譲渡されている米国特許4,706,121は、テレビジョンスケジュール情報のユーザー選択がVCRの自動制御に使用されるシステムと方法を開示している。その特許は、そのようなシステムと方法のために提案のユーザーインタフェースの説明をも含んでいる。しかし、そのようなシステム及び方法を容易かつ便利に操作可能としている高度に直感的なユーザーインタフェースの方法は、困難な仕事である。このシステムと方法の更なる開発は、初めに提案されたユーザーインタフェースにかなりの変更を強いている。
【0005】
VCRのプログラムを単純化するに加えて、多数の番組テープを作成するユーザーは、彼らの記録番組を監視する改良したシステム及び方法をまた必要とする。パトリック・ヤング(Patrick Young)の名前で1988年7月15日に出願された共同譲渡の出願番号No.07/219,971は、テープ記録資料に対してインデックス機能を有するシステム及び方法を開示している。テレビジョンスケジュールシステムのユーザーインタフェースは、直感的なやり方でこの機能を扱う必要がある。
【0006】
VCRの制御及びテレビジョンスケジュールシステムに関する技術は、開発し尽くされた技術である一方、改良したユーザーインタフェースを組み込んだテレビジョンスケジュールシステム及び方法に対する必要性は、いぜんとして存在する。特に、殆どのコンピュータメニューと異なり、グリッド状TVガイドは、不規則なセルのアレーであり、セルのサイズは、一時間に満たないものから現スクリーンからはみ出す数時間に及ぶものまである。このアレーがセルからセルに移動するカーソルで誘導されると、単一のカーソルコマンドが急激なスクリーン変化をもたらす。例えば、カーソル右のコマンドは、現在のページから数時間離れているセルへの急なジャンプを引き起こす。これは、不安定であるだけでなく、もとに戻すのにかなりの努力を要する。明かに、もっとより穏やかなカーソル運動がグリッド状TVガイドに見受けられる不規則なセルに必要とされる。
【0007】
印刷されたグリッドテレビジョンスケジュールガイドは、よく番組のタイトル及び放送局名以外の付属情報を含む。そのようなグリッドはまた一般に、各番組の紹介、その番組が再放送かどうか、映画の人気及びその他の情報を含むより詳細な印刷スケジュールと組み合わせて提供される。テレビジョンセットをスケジュールシステムの表示部として利用する場合、テレビジョン表示部のサイズ及び解像度がグリッドに表示されるテキストの量を制限する。テレビジョン表示部の制限の範囲内にてユーザーに容易に理解されるやり方で最大の情報を伝えるためには、改良した技術が要求される。視聴のための多数のチャンネルの利用が可能である場合、ユーザーにとって最も都合のよいように情報の表示を編成する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、記録済みの番組を容易に識別可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
複数のテレビジョンチャンネルのためのテレビジョン番組リストを含むテレビジョンスケジュールを表示する段階、記録された番組のリストを含むディレクトリを表示する段階、そして表示されるリストをユーザーの指示に応じて選択する段階、を備えたことを特徴とするユーザーにテレビジョン番組の情報を提供する方法。
複数のテレビジョンチャンネルのためのテレビジョン番組リストを含むテレビジョンスケジュールを表示する手段、記録された番組のリストを含むディレクトリを表示する手段、および表示されるリストをユーザーの指示に応じて選択する手段、を備えたことを特徴とするユーザーにテレビジョン番組の情報を提供するシステム。
【0010】
本発明の上記目的、関連目的、利点及び特徴は、本発明の以下より詳細な説明を図面と共に参照した後、当業者にとってより容易に理解できよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図を参照して、特に図1-7を参照すると、本発明のシステムの動作に使用され、本発明による方法を実行している一連のメニュースクリーン10、12、14、16、18、20及び22が示されている。スクリーン10、12、14、18及び20の各々は、不規則なセル26のアレー24を含み、これらセル26は、半時間から一時間半以上の時間までの異なったテレビジョン番組長に応じて変化するように可変長である。アレーは、半時間長の三つのコラム28、及び十二の行30の番組リストとして構成されている。番組リストの幾つかは、長さのため、二つかそれ以上のコラム28を重複して使用している。セル26の長さが大きく変化しているので、セル位置を選択するのに用いられた従来のカーソルが一つのセルから他のセルへ単純に段階的に移動すると、カーソルが何時間かの時間長であるセル26から同じ行の隣接したセルへ移動するので、結果は、スクリーン10、12、14、18及び20間で急に変化することになる。そのような急は変化は、システムのユーザーの感覚を失わせる。
【0012】
この動作をやわらげる有効な方法は、全てのアレー24の背後に標準セルの基礎アレーがあるようにすることである。カーソルの運動を標準セルに限定することで、急峻なスクリーン変化が回避できる。しかし、カーソルの運動を支配する基礎セルと番組のタイトルを保持する可視セルとの間の潜在的な曖昧さが残る。
【0013】
即ち、カーソルが半時間のステップで移動し、セル長が例えば4時間とすると、カーソルは1/2時間の長さとするか、4時間の長さとするか?カーソルが基礎セル(1/2時間)の間隔だけ広がっているとすると、カーソルは、セルのセグメントをハイライトするように現われ、これは誤解をもたらす。反対に、カーソルが、TVリストの4時間全体に広がると、カーソル基礎位置がわからなくなる。この場合、カーソル右/左コマンドは、長いセルを横切る間は、動作停止している。カーソルコマンドに追従するフィードバックが存在しないので、ユーザーはまごつく。従って、幾つかの矛盾する条件を満たす不規則アレー24の革新的なカーソル32(図1)が必要とされる。
【0014】
カーソル32では、全体セル26は、従来のオフセットシャドウ34を用いて、3-Dハイライトされる。オフセットシャドウ34は、セル全体に下線を引く黒バーがあり、セルの右端を囲む。カーソル32が存在する位置、即ちカーソル32が次に移動する位置を画定する基礎位置に標識を付けるため、現在の基礎位置の外側の黒バーの36の部分は、セグメント分割され、現在位置は、連続表示されている。
【0015】
半時間セル26に付き、オフセットシャドウの下線バーは、常に黒の連続線である。図2及び図3は、半時間番組に現われたカーソル32を示す。1/2時間を越える番組に付いては、現在の1/2時間位置のみが黒実線で示される。残りの全体位置がすじが付けられている。カーソルが右か左へ移動すると、連続部分は、それに応じて移動し完全な視覚的なフィードバックを提供している。従って、この改良3-Dオフセットシャドウカーソル32は、すでに述べた条件を満たす:それは、セル全体に広がり、かつ現在の基礎位置をはっきりとハイライトしている。カーソル32の移動は、基礎セルよりもはるかに長いセル26に関しても常に可視である。
【0016】
グリッド連続アイコン38が図1に示される。印刷グリッドテレビジョンスケジュールガイドは、しばしば番組が連続していることを示すため(”続く”といった)括弧で括ったコメントを含む。TVスクリーンに表示される電子ガイドでは、テキストスペースに対する制限故に、これらの括弧付きコメントは、除外される。スペースを節約するため、アイコン38が、セル26の連続性を示すために用いられる。次のスクリーンへ連続しているセル26の境界では、右を向いている矢印アイコン38が、重ねられている。矢印の方向は常に右を向き、それは番組の経過の方向である。
【0017】
図2及び図3は、記録状態の表示である。一つの番組が記録のため選択されていると、そのリストセル26が、40で示されるように、アウトラインが強調されるか、赤でハイライトされる。ガード時間が追加されているか、除去されているかすると、セルは、それを反映して延びるか、縮むかする。セル26の連続性は、既に述べたように扱われる。他に四つの記録状態表示がある。
【0018】
セルが現在記録中であると、アウトライン40が、点滅する。記録済みセルは、連続の赤の背景42(注:図不指示)で示される。記録不良セルは、タイトル上に付けられた赤いハッシュマーク44で示さる。記録不良は、不十分なテープ、VCR電源停止、終了前の停止等の結果である。
【0019】
番組リンクアイコン46が図5に示されている。各スケジュール更新後、スケジュールシステムは、リンクされたタイトル(図24)でのタイトルに合致するいかなるタイトルの発生に対しても新規のリストを調査する。もしタイトルが合致すれば、それは自動的に記録のために標識が付けられる。リンクされた番組がガイドに表示される場合、二つの識別子を有する:赤のアウトライン40は、タイトルが記録のために選択されていることを示し、リンクアイコン46がタイトルに付随して、このタイトルがリンク選択されたことを示す。リンクされた番組が記録された後、タイトルが赤でシェードが付けられ他のいかなる記録番組とも同様に扱われる。この記録をその他と区別するものは、タイトルに付随しているリンクアイコンである。
【0020】
リンク特性の詳細は、図24のスクリーン19で更に説明される。1)リンクされた番組47は、記録メモコマンドでリンクリストスクリーンのリンクタイトルを選択から外すことで、ユーザーによって停止される(多分、予定記録と競合を避けるため)。停止リンク番組は、まだリンクアイコンで確認されるが、番組は記録されないので赤のアウトラインは、除去される。2)スマートリンク処理が、記録の候補が多すぎる可能性のある場合、タイトルの突き合わせを管理するために使用される。ルーシショウは、例えば、よく何チャンネルかで配給されている。ルーシを未管理でリンクすると多数の記録が行なわれる。そのようなシリーズでは、リンクリストは、リンクタイトルはもとよりチャンネル及び時間をも含む。ルーシ好きの向きには、各シリーズがリンクできるようになっている。同じ名前のリンクタイトルが二つ以上ある場合、収集順にシリーズに番号が付けられる。このようにして、第二ルーシは、ルーシ(第二)47として識別できる。
【0021】
図1-3は、半時間ヘッダ状態インジケータにより率いられるコラム28を示す。グリッドTVガイドの頭部を横切る1/2時間ヘッダストリッブは、二つの補助的な機能を有している:1)その時間に予定されているか進行中である記録のインジケータ48として、2)過去と将来を分けるための時間バー50として。過去は、濃く表示され、将来は、弱くシェードがつけられる。記録中の番組がある場合、1/2時間ヘッダは、予定記録タイトルセル26と同様に48にて赤でアウトラインが付けられる。
【0022】
図6は、番組ノートオーバレイ52を有すテレビジョンスケジュールグリッドスクリーン20を示す。TV表示部のテキストスペースの制限により、可能な限りTVリストの多数の行を表示するのが好ましい。テキストで一杯の番組ノートを処理するため、即時応答オーバレイ52が使用される。番組ノートオーバレイ52は、次の情報のいずれかまたは全てを含む。
【0023】
○番組ジャンル
○番組紹介
○スター及び著名人
○封切りの年
○エピソード風のサブタイトル
○番組の所要時間
○番組の経過時間
○批評(スターの評価)
○範疇(PG、Gその他)
○コールサイン、チャンネルマーカー
○字幕、ステレオ
【0024】
選択した番組の番組ノートは、要求に応じてグリッドガイド上に重ねて表示される。番組ノートは、選択コマンドを利用してスイッチオン・オフすることが可能である。番組ノート52は、ガイドの3または4のリストに重ねられるか隠してしまう。ガイドの隠蔽を最小にするために、自動移動ノートが使用される。番組ノートは、スクリーンの上半分か下半分に重ねられ、必要に応じて、選択されたリストのタイトルをマスクを回避できるようになっている。カーソル32がスクリーンの上半分に位置するとき、ノートは、下半分に位置し、逆場合は、この反対となる。カーソル32が、スクリーンの下半分に移動すると、ノートは、自動的にスクリーンの上半分に位置するようになる。
【0025】
図1-3及び図5-6は、テレビジョンスケジュールグリッド24のチャンネルコラム54を示す。好きな局及びケーブルチャンネルは、個人の好みに合わせたグリッドガイドを作成するため、一緒にリストされる。大半の印刷TVガイドと異なって、チャンネルコラム54は、オーバジエア放送の局名とケーブルサービスの局名が混合している。
【0026】
グリッド24ガイドは、局番号、ケーブル名の好きな組み合わせによってチャンネルをリストしていて、通常の番号順ではリストアップされていない。グリッド24ガイドを見る場合は、チューナアップ/ダウンチャンネルコマンドは、スクリーン上のチャンネル及びリストアップされた順で位置付けられる。ガイドを見ない場合は、チューナ手順は、通常の番号順に返る。ページの最後のチャンネルに行き着くと、次のチューナコマンドがチャンネルを次のページの最初にリストアップされているチャンネルとする。
【0027】
チューナが同調するチャンネルがグリッド24に表示されると、56で示されるように、そのチャンネルはハイライトされる。グリッド24ページは、ページコマンドか、または上述のようにチャンネルアップ/ダウンコマンドを入力することで変えられる。ページがページコマンドを用いて同調される場合、現在のチャンネルは、前ページに配置され、新ページでは見られない。従って、それが現チャンネルを示すので、新ページは、チャンネルのハイライトなしとされなければならない。現チャンネルに関する情報は、スクリーンの底部のチャンネル情報ボックス58にまだ提示されている。
【0028】
ハイライトはいつ再起動されるか?新ページに一旦入ると、第一チャンネルアップ/ダウンコマンドは、チューナを自動的に、新ページの最後または最初の行30にリストアップされているチャンネルへ移動するように作動する。チューナのチャンネルは、新ページに現在配置されているので、現在のチャンネルは、再びハイライトされる。
【0029】
ページが選択された後、チャンネルハイライトが抑圧されていない場合は、定義により、チューナは、ハイライトされたチャンネルを追尾するように変化しなければならない。不用意なページ変更がチャンネル変更をもたらさないためには、これは望ましくない。
【0030】
図2で示されるように、ガイドが初めて開かれたとき、カーソル32及び現在のチャンネル56は、グリッド24の同じ行に配置される。チャンネル56が変更されると、カーソル32は、チャンネルと共に誘引されることが望ましい。これを実現するには、カーソル32は、選択コマンド(番組ノートを呼び出すための)に備えるか、記録コマンドに備えるかする。チャンネルコマンドによるカーソル誘引は、チャンネル56及びカーソル32が同じ行で融合されている場合は常に実行される。これらが融合されていると、カーソル32は、チャンネルコマンドから切り離される。誘引は、相互的ではないことに注意を払う必要がある;カーソル32を移動してもチャンネル選択は影響されない。
【0031】
図7は、グリッド24とリスト58との間でスイッチ選択するためのTV内容確認コマンドをユーザーにさせることで発生する、単一チャンネルの番組リスト58のスクリーン22を示す。リスト58は、そのチャンネルの一連の番組リストの行60とチャンネル情報フィールド62を含む。番組ノートは、グリッド24に関して図6で示されたと同様な方法でリスト58上に重ねられる。
【0032】
TV内容確認コマンドは、グリッドガイド24と次のチャンネル確認行ガイド58との間で交互に選択される。グリッドガイド24を見ている間は、次のTV内容確認コマンドは、グリッド24を単一チャンネル行ガイド58で置き換える。図8は、TV内容確認コマンドのフローチャートである。
【0033】
二つのガイド24と58との間のページ関係は、緊密に組み合わされている。単一のチャンネルガイドは、グリッド24上のカーソル32により選択されたチャンネルとスケジュール時間とに対して開かれる。単一チャンネルガイド58を見ている間は、アップ/ダウンチャンネルコマンドは、リストアップされているチャンネルを変更するために使用される。単一のチャンネルガイド58が存在し、グリッドガイド24に返るとき、グリッドカーソル32は、単一チャンネルガイド58で選択されたチャンネルとスケジュール時間とを指し示すようになっている。
【0034】
図9及び10は、テレビジョンを見ながらチャンネルの切り替えを行なう場合、現在の番組に関する情報を提供するチャンネルグレージングオーバレイ64および66を示す。オーバレイ64では、チャンネルを走査している場合、チャンネル情報フィールド62中のTVサービスの名前(HBO、ABCその他)、ケーブルチャンネル番号、現在の日付、曜日、および時間と共に、各番組のタイトルが68に重ねられる。オーバレイ64が図6の番組ノート52と類似している番組ノート70を含み、選択されているチャンネルで現在放送中の番組に関連する情報を含むこと除けば、オーバレイ66は、オーバレイ64と類似している。番組ノートへのアクセスは、選択キーを押して可能である。番組ノート70に加えて、経過時間がパーセンテッジで目盛られた時間バー72で示される。バーは、開始を示すS(start)及び完了を示すF(finish)によって囲まれる。デフォールト設定では、タイトルは、チャンネルが走査されたと、自動的に現われる。グレージングタイトルは、取消キーを使用して起動取消される。自動タイトルを回復するには、TVを見ながら選択を押す必要がある。TVを見ながら、タイトル/番組ノートを制御するフローチャートは、図11に示される。
【0035】
緊急記録スクリーン74が、図12に示される。緊急記録スクリーンは、次の情報を含む。
番組タイトル番組の長さ残りのテープ時間記録速度
【0036】
図13は、テープインデックススクリーン76を示す。記録セグメントを捜し当てることは、幾つかの番組がテープに記録されている場合は、ときに大仕事となる。目次無しでは、VCRのユーザーは、テープに何が記録されているか、希望番組が何処から始まっているか、テープが何処にあるかを知ろうとして記録テープを四苦八苦して調べなければならない。高級なVCRのあるものは、各記録の開始位置を自動的に見いだすテープインデックス機能を有している。しかし、視聴者は、記録の開始位置を見いだせる一方、インデックス機能付きVCRは、タイトルの記録はしない。従って正味の結果は、章名のない目次と同程度に有効であるということである。各インデックスで何が記録されているかを見いだすためには、かなりのサーチ動作がまだ必要となる。
【0037】
テープインデックススクリーン76は、仮想のテープディレクトリを提供し、テープ記録の目次に等しい機能をもたらす。記録番組のタイトルのリスト78、番組開始を示すポインタ80、テープの”章”の位置を示す現在位置インジケータカーソル82がある。仮想ディレクトリは、ユーザーがテープに記録するにつれ、オフテープメモリに自動的に編集、訂正及び記憶される。
【0038】
テープ内容確認コマンドは、テープに記録された番組のタイトルを表示する。選択番組のタイトル(テープヘッド上に配置されているテープのセグメント)は、カーソル82によってハイライトされる。テープ位置ポインタ80は、現在のテープ位置をダイナミック追尾する。全てのサーチは、インデックス番号の要求をバイパスして、単純にタイトルでなされる。テープディレクトリは、ページ番号でなく、タイトルを示す目次と等価である。それは、番組のタイトルを単純に指し示すことで、開始ページに対して開かれる。記録番組のテープディレクトリ78に加えて、スクリーン76は、番組期間フィールド84、各タイトルフィールドの記録速度86、テープフィールドで残された時間88、番組フィールドで残された時間90及び次の記録時間フィールド92を含む。
【0039】
仮想テープディレクトリは、以下のように作成される。ビデオテープといった非ランダムアクセス記憶のための効果的な自己完結テープディレクトリを実現することは困難である。ディレクトリがテープの何処に記憶されようと、ディレクトリを捜し当て現在位置へ復帰するための(標準6時間テープでの)回転アクセス時間は、極めてゆっくりした速度であり、6から10分のオーダーである。
【0040】
回転待ち時間を最小にするため、冗長なディレクトリがテープを横断して一様に記録されているとすると、低速の問題は、単に再生から多重ディレクトリの更新に移行したにすぎない。各ビデオ番組が記録されると、テープ全体が各ディレクトリの更新のため走査されなければならない。この更新処理がたとえ自動化されても、テープそしてVCR自身の過剰磨耗の問題が起こる。即ち、各記録は、如何に短くとも、全ディレクトリを改定するために、テープ全体の高速走査を必要とする。
【0041】
更に面倒なのは、VCRの制御がなされる”安全”な期間がないので、更新をいつ実行するかという問題である。例えば、ユーザーは、コマーシャルを回避するためにテープを一時的に停止したいかも知れないが、VCRが勝手に制御をしてしまい、テープを高速の更新モード下に置いてしまうかもしれない。安全な更新は、ユーザー起動でなされる更新である。残念ながら、殆どのVCRユーザーは、各記録時間後、更新の組織化した手順をとってはいない。明かに、既存の技術によるオンテープディレクトリは、十分満足できるものではない。
【0042】
次の革新的な解決策、”仮想テープディレクトリ”は、オフテープメモリにディレクトリ情報を記憶し、オンテープメモリか、ビデオカセットのいかなる形の追加も必要としない。ディレクトリがテープの代わりに外部メモリに保持されるので、それは、最近再生されたり記録されたりしたテープ、”ワーキングテープ”にもっともよく適応する。
【0043】
番組が記録されると、番組のタイトルがテープのデータ(コントロールトラック)チャンネルへ書き込まれ、同時に不揮発性(NV)メモリに記憶される。番組の長さ、テーマカテゴリー、記録データおよびテープ識別といった記録番組に関する他の情報は、データチャンネル及びNVメモリへ書き込まれる。NVメモリは、ワーキングテープ数をサポートするに十分でなければならない。
【0044】
テープが初めてロードされると、テープデータチャンネルが数秒間走査され、テープヘッドの下にある記録番組を識別する。このデータは、NVメモリに記憶されているディレクトリに対して突き合わせがなされる。合致する突き合わせがある場合は、テープ内容確認キーが押されると直ちにワーキングテープのディレクトリが表示される。”仮想”テープディレクトリは、テープから読み取られるように見えるが、実際にはNVメモリから得られる。
【0045】
合致する突き合わせが存在しない場合、テープの新規ディレクトリが作成される。このテープの再生及び記録の期間、仮想ディレクトリが、そのテープのために作成される。新規のワーキングテープが作成されるに従い、使用されないテープのディレクトリは自動的にメモリから押しだされる。
【0046】
クロック及びTVスケジュールの助けにより、スケジュールに合わせてテレビジョン放送された番組の残り時間の概算を得ることは比較的に容易である。対照的に記録番組の再生中の現在位置に関しては殆ど目安がない、特にテープで幾つかの記録セグメントが存在する場合はそうである。テープインデックスカウンタまたは経過時間クロックは、記録セグメントの開始前に入念な設定を必要とする。”番組は終わったかな?”とか”大体いつごろ次の番組セグメントが始まるだろう?”といった”概略”のインジケータが適当である場合、5または6桁の数字をいじりたいと思う消費者は殆どいない。明かに、設定の負担のない位置インジケータを設ける必要がある。
【0047】
テープの相対位置に関する一目瞭然のインジケータを提供するため、オンスクリーンテープ位置ゲージ94が設けられている。テープ位置ゲージ94は、スクリーン76に配置された矢印ポインタ80を持つ垂直バー96を含む。矢印80は、テープが進むか、巻き戻すにつれ、現在のテープ位置を動的に追尾する。
【0048】
ゲージ94は、線形な単位でなく、番組タイトルのラベルを有する各記録セグメント98の単位で目盛付けされている。このようにして、10分の番組や6時間の番組は、セグメント98の幅に応じた垂直単位として表される。しかし、ゲージ94は、各セグメント98内にて線形である。矢印が番組セグメント98の上側25%を示している場合、それはテープヘッドが番組の初めの25%に位置していることを示している。従来の線形ゲージが表示されるとすると、はるかに複雑なゲージが必要となり、明瞭にするどころか返って混乱を引き起こす可能性がある。
【0049】
このようにして、このテープゲージ94は、現在の番組に対して、他の番組やテープに対して、また他の番組のタイトルに対してテープヘッドが何処に位置するかを示すクイック要約指示を提供する。
【0050】
テープインデックススクリーン76は、テープ動作インジケータフィールド100を含む。テープが高速再位置決めを実行しているとき、テープ内容確認(What’s On This Tape:WOT)スクリーン76が表示される。長い番組の高速サーチ中、テープゲージ94は、ゲージは長い番組では相対的に粗いので、休眠しているように見える。テープゲージ94を補助するために、テープインジケータ100が含まれる。高速位置決め期間中、以下のメッセージの一つがツインハブテープアイコン100の上のスペースに表示される:再生(GOPLAY)、記録(GO RECORD)、先送(FORWARDING)、巻戻(REVERSING)、ポーズ(PAUSE)及び停止(STOP)。
【0051】
テープが選択のタイトルに再位置決めされている期間中、再生メッセージが表示される。タイトルに達すると、WOTスクリーン76が再生ビデオによって置き代わる。テープが新規記録が書き込まれる、選択の番組セグメント98へ位置決めされている期間は、記録メッセージが表示される。
【0052】
図14-17は、テーマ機能スクリーン104を示す。テーマ機能により、視聴者は、ダウンロードスケジュールを素早く分類でき、興味のある主題に基づくサブセットスケジュールを表示することが可能である。ユーザーは、主なテーマ別にまず分類され、第二にテーマ内のトピック及びトピッククオリファイアまたはそのいずれかによって分類されたリストを選択する自由がある。テーマ、トピック及びトピッククオリファイアで分類された全ガイドは、行別に表になっているフォーマットに表示され、現在の半時間に最も近接している番組をリストアップすることで開始する。テーマ機能スクリーン104は、次の属性を有す:テーマ回転。各々のテーマタイトルが横方向に配置された選択ボックス106で囲まれている四つのテーマカテゴリーがある。左から右に向かって、これらテーマは、[映画][スポーツ][スペシャル][TV番組]である。
【0053】
図18は、テーマコマンドを定義するフローチャートである。トピック選択。八列で二つのコラムフィールド110に配列された各テーマに付き十六までのトピック108がある。選択テーマの下でいかなるトピック数も選択可能である。トピックは、論理和機能に従い、トピックの定義に合致する各リスト項目が表示される。例えば、映画のテーマの下、コメディ及び風刺のトピックタイトルが選択されると、コメディ映画及び風刺映画の両方のサブセットスケジュールが表示される。デフォールトオール選択。テーマスクリーン104が初めて開かれると、第一スロット(上部最も左のトピック108)がハイライトされる。これはオール機能であり、選択されたテーマのための全トピックの108の総計である。オール機能は、キーを押す動作を最小にするために設けられている。オールトピックカテゴリーがないと、ユーザーは、全16のトピックを個別に起動しなければならない。逆に、ユーザーが全トピックから個別のトピックへ移行したい場合、ユーザーは、カーソルを動かして、残りの15のトピックの各々を選択解除しなければならない。
【0054】
クオリファイア。各テーマは、サーチ属性、即ちクオリファイア112グループを含んでいる。各テーマの106のクオリファイアは、各テーマ106のための図14-17のそれぞれに示される。いかなる数のクオリファイアでも一度に起動できる。これらクオリファイアは、論理和の動作をする;クオリファイアを満足する全てのリスト項目(第一にテーマ及びトピックで分類されている)を表示するように選択される。
【0055】
クオリファイア112は、選択が容易であるように配置される。クオリファイアの選択は、通常のカーソルコマンドを利用してなされる。テーマ106が初めて開かれたとき、ディフォールト設定により、カーソルは、スクリーンの最上部付近に配置されている。カーソルコマンドを最小限に限定するために、クオリファイアもまたスクリーンの最上部付近に配置される。これと対照的に、クオリファイアをスクリーンの最下部に配置すると16キーまでを押す一周のキー動作が必要となる。
【0056】
完全なテーマ分類手法は、次のように定義される:
リスト項目=(トピックA+トピックB+その他)*(クオリファイアA+クオリファイアb+その他)
これは、クオリファイアAまたはクオリファイアBを満足する全トピックA、プラスクオリファイアAまたはクオリファイアBを満足する全トピックB、他のリストアップをすると解釈される。
【0057】
クオリファイア、トピック、テーマは、関連データベース動作に基づき、スケジュールの論理分類を可能とする。これらの高次の分類を支持するためには、補助的なデータがVCRに提供されなければならない。これと対照的に、時間やチャンネルによる分類といった単純な分類動作は、TVガイドの基本情報にあり補助的なサーチデータを必要としない。
【0058】
テーマスクリーン104を利用するためのキー動作は、次のようになる。TVを見ているとき、第一テーマキーコマンドは、最も左側のテーマ、即ち映画をハイライトし、オープニングテーマスクリーンを呼び出す。テーマコマンドを更に命令すると、テーマ選択が左から右へ回転するようになっている。各テーマスクリーンは、オール(トピック)選択へ初期化されるようになっている。トピック選択のない場合は、選択テーマのオールトピックガイドが、選択/ゴーツウ(Goto)コマンドをおすと直ちに表示される。
【0059】
テーマを単一のトピックで補助的に分類するためには、カーソルキーを希望トピックへ置き、選択/ゴーツウキーを押せばよい。あるトピックへ向かうためには、カーソルを使用する。
【0060】
二つ以上のトピックによって分類するためには、各希望トピック上にカーソルを置き、選択キーを押す。完了すると、多重トピックガイドを表示するために、選択/ゴーツウを押す。
【0061】
一つまたはそれ以上の属性により分類するためには、カーソルを各希望属性上に置き、選択キーを押す。完了すると、テーマ/属性分類TVガイドを呼び出すために、選択/ゴーツウを押す。
【0062】
緊急記録以外の全ての記録は、図4の記録メモスクリーン16で制御される。記録メモスクリーン16は、記録メモキーでアクセス可能である。記録メニューキーを押すと、横方向に配列された選択ボックス114により囲まれた次のタイトルがオープニングスクリーンの最上部に表われる。左から右へ向かって、
【0063】
[予定[記録済み[リンク済み[オングリッド記録]番組]タイトル]番組]
【0064】
各記録メモキーコマンドは、新規の選択をハイライトし、左から右に向かって回転し、最も右側の位置からは予定記録へ飛ぶ。図19は、記録メモコマンドを定義するフローチャートである。
【0065】
図20は、チャンネルカスタム化スクリーン116を示す。スクリーン116により、ユーザーは、チャンネルを興味に合わせカスタム化でき、リストをコンパクトにでき、アップダウン走査中の必要のないチャンネルを除去できる。スケジュール更新中に、加入者ケーブルシステム(またはオーバジエア加入者のための放送局)で利用可能な全てのケーブルチャンネルのリストがVCRに入力される。このチャンネルの完全な省略のないセットは、スクリーン116を使用してカスタム化できる。
【0066】
チャンネルカスタム化スクリーン116は、二つのフィールドを有し、三つのコラムを有すフィールド118は、36までのチャンネルを省略することなしにリストアップし、単一のコラムを有すフィールド120は、12の好きなマイ(MY)チャンネルをリストアップする。後者は、オープニンググリッドガイドのチャンネル記述子コラム122(図1)の複製である。36チャンネルより多数のチャンネルを有するシステムを収容するために(ページ間のスワッブを実行するためのページキーを使用して)、付加ページが利用できる。三コラムフィールド118内の各セル124は、以下の情報を有す:チャンネル番号及び番組サービス名(例えば、HBOやKTVU局2)。セル124は、次の状態を示すためにカラーコード化されている:
【0067】
オン、セル124は、薄緑のバックグラウンドで、いかなるカスタム化も実行されていないディフォールト状態である。マイ(MY)、単一コラムフィールド120に好きなチャンネルがリストアップされ、三コラムフィールド118は青のバックグラウンドで表示される。オフ、全ガイドから抹消されたチャンネル、チャンネルアップ/ダウン中のチャンネル(テンキーチャンネルパッドを用いてまだアクセス可能である)。オフセルは、灰色のバックグラウンドである。
【0068】
初めての装備のとき、システムは、初めの12(番号順にリストアップ)チャンネルをMY好きなチャンネルとして割り当てる。チャンネル状態は、チャンネルを変更することで変更でき、選択キーを使用してマイ、オン及びオフの状態を選択できる。
【0069】
12の好きなチャンネルが許されるだけなので、ユーザーは、既存の好きなチャンネルの状態をオフ又はオンとすることで好きなチャンネルを除去できる。これがなされると、第一コラムは、自動的に次のMY選択のためのスペースを開けることになる。新規のMYが選択されるとMYコラム120は、自動的に新規選択をあらかじめ決められた順で挿入する。MY好きなチャンネルコラム120にリストアップされる順は、以下のようになる:
【0070】
全ての好きな放送局がまず番号順にリストアップされる。次に、全てのケーブルサービスがアルファベット順にリストアップされる。前のサービスに置き代わる新規ケーブルサービスは、前の状態で挿入される。例:そのチャンネルがMYとすると、新規サービスもMYとなる。しかし、新チャンネルに表われた新ケーブルサービスは、オンとして初期設定される。
【0071】
図21は、スケジュールシステムのリモートコントローラー用のフロントパネル130を示す。フロントパネル130の上半分は、テレビジョンセット及びVCR用の従来のリモートコントローラーに対応する。ここに含まれるのは、各キーが第二機能と数値機能を有す二重機能テンキーのキーパッド132、TV/VCR選択キー134、ボリューム及びチャンネルアップ/ダウンキー136及びVCRコントロールキー138である。フロントパネル130の下半分は、スケジュールシステムに固有のコントロールキーを含む。ここに含まれているのは、テープ内容確認キー140、TV内容確認キー142、テーマキー144、記録メモキー146、記録キー148、リンクキー150、ヘルプ/メニューキー152、選択/ゴーツウキー154、左、右、アップ、ダウンおよびカーソルキー156、リターンTV/VCRキー158及び取消/復元キー160がある。これらのキーの使用法は、既に説明済みかラベルより明白であろう。
【0072】
図22及び23は、テレビジョンスケジュールシステム/テープコントローラー180及び182のブロックダイヤグラムであり、ここでユーザーインタフェースが使用される。スケジュールシステム/コントローラー180は、既存のテレビジョン装置に応用でき、そこでは基本的なテレビジョン装置からスケジュールシステムは切り離される。プログラマブルチューナ202は、ケーブルデコーダの部分として示されている。スケジュールシステム/コントローラー182は、図示のようにVCR211へ組み込まれている。このバージョンでは、ケーブルデコーダは、必要ではなく、チューナ207は、VCR211の部分を構成している。これら二つのシステム180及び182から、スケジュール/テープコントローラーは、ケーブルデコーダまたはTV/モニター受信機のように他のテレビジョン装置へ組み込むことが可能であることが明かである。リモートコントローラ-212へLCDスクリーンといったテキスト表示部を付加することで、リモートコントローラーへスケジュール/テープコントローラー全体を組み込むことも可能である。
【0073】
システム180では、ケーブルデコーダユニットの部分を構成するプログラマブルチューナは、TV信号をアンテナ200及びケーブル入力部205またはいずれかより受信する。チューナ出力216は、字幕デコーダあるいは高速テレテキストデコーダである垂直ブランキングインターバル(VBI)デコーダ222に向かう。リスト情報やケーブルチャンネル割当データといった他の支持情報が、一つかそれ以上のローカル局またはケーブルチャンネルにより一日数回または連続的にVBIへ送信される。
【0074】
更新が必要な場合、プログラマブルチューナ202は、データを伝送する局またはケーブルチャンネルへ自動的に同調する。VBI信号がCPU228によって処理された後、リストデータは、スケジュールメモリ232へ記憶される一方、ケーブルチャンネル割当データは、ケーブル指定のRAMメモリ238へ記憶される。このデータは、HBOといった一般的なTVソース名を特定のケーブルシステムのチャンネル割当へ変換する。
【0075】
スケジュール/テープコントローラー180へ伝送され、システムRAMメモリ240へ記憶されるその他の情報は、システムクロック230を自動的にセットするためのクロック更新データ、一日一度の送信から連続的に送信されるフォーマットまであるスケジュール更新時間、新規テーマカテゴリー及び最終スケジュール変更データがある。
【0076】
TV内容確認要求に関して、スケジュールメモリ232に記憶されているリストが呼び出され、CPU228で処理され、ビデオ表示発生器224へ出力される。ビデオスイッチャー226は、CPU出力246により起動され、スケジュールデータがTV/モニター210へ表示されると常にビデオ表示発生器224の出力を選択する。
【0077】
番組を時間シフトして記録する要求がなされた場合、番組のタイトル及びその記録パラメータ(チャンネル、開始時間及び長さ)は、スケジュールメモリ232から記録メモRAMメモリ236へコピーされる。システムクロック230が、スケジュール時間と一致すると、CPU228は、チャンネルコマンドをケーブルデコーダ202のプログラマブルチューナへ、パワーオン及び記録コマンドをVCR206へ、これら両装置の赤外線入力ポートに向けられている赤外線リモートドライバ214によって、転送する。VCRに組み込まれたバージョン182では、チューナ207へのコマンドは、ケーブルバス264によりなされる。
【0078】
オンスクリーンスケジュールからタイトルを選択することでなされるプログラムに加えて、VCR206及び211並びにケーブルデコーダ202または207をリモートコントローラー212でプログラムすることもまた可能である。このモードでは、プログラム情報は、リモートコントローラー212に入力され、必要なときに、リモートコントローラー212は、適当なTV装置へプログラム情報を伝送する。プログラム機能を有す多くのユニバーサルリモートコントローラーがあるが、その一方で、ユーザーが局名及びケーブルチャンネル名といった総称を入力できるものは存在せず、VCRまたはケーブルデコーダに同調させるためにCPUに名前を特定のチャンネルに変換させている。これは、CPU228及びリモートコントローラー212中のケーブル指定RAM238を備えることによって実現している。
【0079】
リモートコントローラー212及び赤外線リモートドライバ214は、ケーブルデコーダ202及びVCR206によって要求される赤外線コマンド命令をエミュレートすることが可能である。リモートドライバ214のためのコマンドエミュレーションコードはケーブルデコーダIFRコードRAM/ROMメモリ239に記憶される。よく普及しているケーブルデコーダ及びVCRのコマンドは、ROMにプリプログラムされている。これに替えて、オリジナルのリモートコントローラーの赤外線コマンドは、IFR入力受信部264にコントローラーを向けて、CPU228によって処理後、RAMメモリ239にコマンドコードを記憶することによって、学習することができる。この処理は、ユニバーサルリモートコントローラーの技術でよく知られており、ここで詳述の必要はない。
【0080】
図22に示されるように、VCR206及びケーブルデコーダ202は、リモートコントローラー212により手動で制御することができ、また赤外線リモートドライバ214により自動で制御することも可能である。記録中は、VCR206のテープインデックス位置は、CPU228へコントロール/データバス270により伝送される。この開始アドレス情報は、番組タイトルと共にテープディレクトリRAMメモリ234へ記憶される。このバス270は、また、記録、再生、チューナ選択及びパワーオン/オフを含むその他の機能のためのVCRコントロールコマンドを伝送する。
【0081】
番組が一旦記録されると、そのタイトル及び番組の他の情報が記録メモRAMメモリ236の部分へ記憶される。記録番組を再生するため、テープ内容確認要求により、テープの記録番組のディレクトリが表示される。番組がこのディレクトリから再生のために選択されると、テープは、テープディレクトリRAMメモリ234で指定されるテープインデックス位置に向け高速送りされるか巻き戻しされる。
【0082】
システム182では、スケジュール/テープコントローラー220は、VCR211へ埋め込まれている。VCRテープ機構252は、プログラマブルチューナ207を除くビデオレコーダの全ての記録及び再生の電子回路を含む。テープのコントロールトラック上に記録されたデータは、入力バス258及び出力バス256によりCPU228へ接続される。コントロールトラック上の記録データに関する技術は、例えば、インデクシング機能を有す最近のVCRでよく知られている。VCR211へのCPU228のコマンドは、バス254に伝送される。スケジュール情報が表示されるとき、ビデオスイッチャーコントロール入力246は、ライン218上の表示発生器を選択する。その他の時間には、ビデオスイッチャー226は、ライン250上のVCR機構252の出力を選択する。
【0083】
スケジュール情報は、VBIからダウンロードされる。これに替えて、またはこれに補助的に、通信回線270からモーデム268及びライン266によりCPU228へダウンロードすることも可能である。ケーブルサービスのサブキャリァーチャンネルの利用を含む、スケジュール情報を伝送する他の手段を利用してもよい。
【0084】
本発明の既に述べた目的を達成可能な新規なユーザーインタフェースを実現するシステム及び方法が得られることは、当業者にとっては容易に理解できよう。ユーザーインタフェースは、テレビジョンスケジュール情報の固有の性質を補償するように構成される。ユーザーインタフェースは、テレビジョンスケジュール情報の不規則なフォーマットを補償するようなカーソル動作が可能である。ユーザーインタフェースは、テレビジョン表示部の解像度の制限を補償するようなフォーマットでスケジュール情報を提示する。ユーザーインタフェースは、他の有効な情報を最小限に遮るようなオーバレイに補助的なスケジュール情報を提示する。インタフェースのスケジュール情報の提示順序は、ユーザーの好みによってカスタム化することが可能である。以上図示され、説明した本発明の構成及び詳細の種々の変形は容易であることは当業者には容易に理解できよう。そのような変形は、添付の請求の範囲に述べられている精神と範囲に収まることは留意されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースを実現したテレビジョンスケジュールグリッドの概略図である。
【図2】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースを実現したテレビジョンスケジュールグリッドの概略図である。
【図3】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースを実現したテレビジョンスケジュールグリッドの概略図である。
【図4】本発明のシステム及び方法で使用されたスクリーン表示の概略図である。
【図5】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースを実現したテレビジョンスケジュールの補助概略図である。
【図6】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースを実現したテレビジョンスケジュールの補助概略図である。
【図7】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースを実現したテレビジョンスケジュールの補助概略図である。
【図8】図7の動作の理解のためのフローチャートである。
【図9】本発明のシステム及び方法で使用されたスクリーン表示の補助概略図である。
【図10】本発明のシステム及び方法で使用されたスクリーン表示の補助概略図である。
【図11】図9-11の図の動作の理解のためのフロチャートである。
【図12】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのテープ編成およびテープインデックススクリーン表示の概略図である。
【図13】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのテープ編成およびテープインデックススクリーン表示の概略図である。
【図14】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのカテゴリースクリーン表示による番組選択の概略図である。
【図15】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのカテゴリースクリーン表示による番組選択の概略図である。
【図16】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのカテゴリースクリーン表示による番組選択の概略図である。
【図17】本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのカテゴリースクリーン表示による番組選択の概略図である。
【図18】図14-18の図の動作の理解のためのフローチャートである。
【図19】図20の図の動作の理解のためのフローチャートである。
【図20】図20は、本発明によるシステム及び方法のためのユーザーインタフェースのチャンネルスクリーン表示のカスタム化の概略図である。
【図21】本発明のシステムのコントロールパネルの概略平面図である。
【図22】本発明のテレビジョンスケジュールムシステムのブロック図である。
【図23】本発明によるテレビジョンスケジュールシステムのブロック図である。
【図24】番組リンクを示すスクリーン表示の概略図である。
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供する方法であって、
該方法は、
複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示することと、
該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することであって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、ことと、
該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加することと、
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索することと、
該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示することと、
ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択することと
を包含する、方法。
【請求項2】
前記テレビジョンスケジュールおよび前記ディレクトリのための情報を放送信号から提供することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記テレビジョンスケジュールからタイトルを選択することと、
該選択されたタイトルを有するテレビジョン番組を録画することと
をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記番組が録画されると、前記録画済みの番組のディレクトリに前記選択されたタイトルを追加することをさらに包含する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記録画済みの番組を格納する格納媒体から前記選択された録画済みの番組を再生することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記録画済みの番組の番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の残りの容量の情報のうちの少なくとも1つを格納することをさらに包含し、
前記検索し、表示することは、該録画済みの番組の格納された番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する格納された情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の格納された残りの容量のうちの少なくとも1つを検索し、表示することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記情報を不揮発性メモリに格納することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは別個のメモリに前記情報を格納することをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記テレビジョンスケジュールを表示することは、時間およびチャンネルのグリッド状のガイドフォーマットで前記複数のテレビジョン番組タイトルを表示することを包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザーの指示に応答して、前記テレビジョンスケジュールを表示することと前記検索されたディレクトリを表示することとを切り換えることをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
複数のテレビジョン番組に関する情報をユーザーに提供するシステムであって、
該システムは、
複数のテレビジョンチャンネルに対する複数のテレビジョン番組タイトルを含むテレビジョンスケジュールを表示する手段と、
該表示されたテレビジョンスケジュールから該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択する手段であって、該少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを選択することは、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルに関連する少なくとも1つのテレビジョン番組を録画するために行われる、手段と、
該少なくとも1つのテレビジョン番組を録画している際に、録画済みの番組のディレクトリに、該選択された少なくとも1つのテレビジョン番組タイトルを含む情報を追加する手段と、
該録画済みの番組のディレクトリを該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは異なるメモリから検索する手段と、
該検索された録画済みの番組のディレクトリを表示する手段と、
ユーザーの指示に応答して、該表示されたディレクトリからテレビジョン番組タイトルを選択する手段と
を含む、システム。
【請求項12】
前記テレビジョンスケジュールおよび前記ディレクトリのための情報を放送信号から提供する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記テレビジョンスケジュールからタイトルを選択し、該選択されたタイトルを有するテレビジョン番組を録画する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記番組が録画されると、前記録画済みの番組のディレクトリに前記選択されたタイトルを追加する手段をさらに含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記録画済みの番組を格納する格納媒体から前記選択された録画済みの番組を再生する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
前記システムは、前記録画済みの番組の番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の残りの容量の情報のうちの少なくとも1つを格納する手段をさらに含み、
前記検索する手段は、該録画済みの番組の格納された番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する格納された情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の格納された残りの容量のうちの少なくとも1つを検索する手段をさらに含み、
前記表示する手段は、該録画済みの番組の検索された番組時間、該録画済みの番組の録画品質に関する検索された情報および該録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体の検索された残りの容量のうちの少なくとも1つを表示する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項17】
前記情報を不揮発性メモリに格納する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
前記録画済みの番組を格納するために用いられる格納媒体とは別個のメモリに前記情報を格納する手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項19】
前記テレビジョンスケジュールを表示する手段は、時間およびチャンネルのグリッド状のガイドフォーマットで前記複数のテレビジョン番組タイトルを表示する手段を含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項20】
前記ユーザーの指示に応答して、前記テレビジョンスケジュールを表示することと前記検索されたディレクトリを表示することとを切り換える手段をさらに含む、請求項11に記載のシステム。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審決日 2011-04-28 
出願番号 特願2006-228(P2006-228)
審決分類 P 1 113・ 121- YA (H04N)
P 1 113・ 113- YA (H04N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 古川 哲也  
特許庁審判長 藤内 光武
特許庁審判官 奥村 元宏
▲徳▼田 賢二
登録日 2007-12-14 
登録番号 特許第4054828号(P4054828)
発明の名称 テレビジョン番組リストのユーザーインタフェース  
代理人 安村 高明  
代理人 山口 隆史  
代理人 山本 秀策  
復代理人 大塩 竹志  
代理人 森下 夏樹  
代理人 布施 行夫  
復代理人 大塩 竹志  
代理人 安村 高明  
代理人 森下 夏樹  
代理人 山本 秀策  
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