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審決分類 審判 全部無効 対象物  C09D
管理番号 1249378
審判番号 無効2009-800257  
総通号数 146 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-02-24 
種別 無効の審決 
審判請求日 2009-12-25 
確定日 2012-01-04 
事件の表示 上記当事者間の特許第4096736号発明「酸化チタン系熱放射性塗料」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求を却下する。 審判費用は、請求人の負担とする。 
理由 1.手続の経緯
本件特許第4096736号は、平成13年11月14日(優先権主張 平成12年11月15日)を国際出願日とする特許出願であり、平成20年3月21日に特許権の設定の登録がされたものであって、平成21年12月25日に本件特許無効審判が請求されたものである。

2.本件特許権について
本件特許については、平成22年1月6日に別件特許無効審判が請求されており(無効2010-800006)、この別件審判事件において平成22年11月12日付けで本件特許の請求項1及び2に係る発明についての特許を無効とする旨の審決がされたところ、この審決を不服として審決取消を請求する訴えが知的財産高等裁判所に提起されたが(平成22年(行ケ)第10389号)、平成23年10月4日に請求を棄却する旨の判決が言い渡され、同年10月20日をもってこの判決は確定したことから、同時に前記審決も確定した。(なお、同年11月7日付けで本件特許権に係る特許原簿に当該特許無効審判の確定審決の事項が登録されている。)
その結果、本件特許権は特許法第125条の規定により初めから存在しなかったものとみなされる。

3.本件審判請求について
以上の経緯にかんがみると、本件特許無効審判は、初めから存在しない特許を無効にすることを請求するものであることが明らかであるから、特許法第123条第1項柱書の規定に違反するものであり、不適法な審判の請求であって、その補正をすることができないものである。
したがって、本件特許無効審判の請求は、特許法第135条の規定により却下すべきものである。

また、審判に関する費用については、特許法第169条第2項において準用する民事訴訟法第61条の規定により、請求人が負担すべきものとする。

よって、上記結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2011-11-04 
結審通知日 2011-11-09 
審決日 2011-11-22 
出願番号 特願2002-543601(P2002-543601)
審決分類 P 1 113・ 04- X (C09D)
最終処分 審決却下  
前審関与審査官 藤原 浩子  
特許庁審判長 松浦 新司
特許庁審判官 小林 均
藤本 保
登録日 2008-03-21 
登録番号 特許第4096736号(P4096736)
発明の名称 酸化チタン系熱放射性塗料  
代理人 吉原 達治  
代理人 加藤 孝雄  

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