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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H04N
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H04N
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 H04N
管理番号 1272823
審判番号 不服2011-14697  
総通号数 162 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-06-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-07-08 
確定日 2013-04-10 
事件の表示 特願2006-551017「双方向ネットワークにおいて衝動買いができる放送限定受信方式」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 9月 1日国際公開、WO2005/081523、平成19年10月18日国内公表、特表2007-529168〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 経緯
1 経緯
本願は、平成16年1月22日を国際出願日とする出願であって、平成21年10月29日付けで拒絶理由が通知され、これに対し、平成22年5月6日付けで意見書が提出されると同時に手続補正がなされたが、平成23年3月1日付け(発送日同年3月8日)で拒絶査定がなされたものである
本件は、本願についてなされた上記拒絶査定を不服として平成23年7月8日付けで請求された拒絶査定不服審判であって、同時に手続補正がなされたものである。

2 査定の概要
原査定の理由は、概略、次のとおりである。

[査定の理由]
請求項1?6に係る発明は、下記の刊行物に記載された発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献1:特開平9-46683号公報
周知技術 :特開2004-7384号公報

第2 補正却下の決定
平成23年7月8日付けの手続補正について次のとおり決定する。

[補正却下の決定の結論]
平成23年7月8日付けの手続補正を却下する。

[理由]
1 補正の内容
平成23年7月8日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)は、請求項1?7についてする補正である。

補正前の請求項1?7
「 【請求項1】
衝動買い選択をサービスプロバイダに通信する手段と、
衝動買い選択に応答してサービスプロバイダにより送信された授権キーを受信する手段と、
衝動買い選択と関連する番組を受信する手段と、
授権キーを用いて受信した番組を処理する手段と、
授権キーの受信に応じて課金記録を生成する手段であって、前記課金記録は双方向通信インタフェースを介して課金センタに送信される、手段と
を有することを特徴とする受信装置。
【請求項2】
所望の衝動買い選択を通信する手段は帯域外周波数を介して選択を送信する、請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
授権キーを受信する手段は帯域外周波数を介して授権キーを送信する、請求項1に記載の受信装置。
【請求項4】
衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップと、
通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップと、
衝動買い番組を受信するステップと、
授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップと、
課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップと
を有することを特徴とする方法。
【請求項5】
通信するステップは、帯域外周波数を介してメッセージを通信することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
受信するステップは、帯域外周波数を介して授権を受信することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
所望の衝動買い番組を選択するステップと、
所望の衝動買い番組選択をサービスプロバイダに通信するステップと、
所望の衝動買い番組に一意的に関連する授権コードを送信することにより、通信された衝動買い番組選択に応答するステップと、
所望の衝動買い番組と関連する授権コードをセキュリティモジュールに格納するステップと、
セキュリティモジュールに格納された授権コードに関連するエンタイトルメントコードを有する衝動買い番組を送信するステップと、
エンタイトルメントコードを復号するステップと、
エンタイトルメントコードをセキュリティモジュールに格納されたコードと比較して、衝動買い番組の視聴を許可するステップと、
課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップと
を有する方法。」

を、次のとおり補正後の請求項1?7に補正するものである。

「 【請求項1】
衝動買い選択をサービスプロバイダに通信する手段と、
衝動買い選択に応答してサービスプロバイダにより送信された授権キーを受信する手段
と、
衝動買い選択と関連する番組を受信する手段と、
授権キーを用いて受信した番組を処理する手段と、
授権キーの受信に応じて課金記録を生成する手段であって、前記課金記録は双方向通信インタフェースを介して課金センタに送信される、手段と
を有し、
前記授権キーは前記衝動買い選択を発した装置のみに送信される
ことを特徴とする受信装置。
【請求項2】
所望の衝動買い選択を通信する手段は帯域外周波数を介して選択を送信する、請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
授権キーを受信する手段は帯域外周波数を介して授権キーを送信する、請求項1に記載の受信装置。
【請求項4】
衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップと、
通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップと、
衝動買い番組を受信するステップと、
授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップと、
課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップと
を有し、
前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたもの
であることを特徴とする方法。
【請求項5】
通信するステップは、帯域外周波数を介してメッセージを通信することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
受信するステップは、帯域外周波数を介して授権を受信することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
所望の衝動買い番組を選択するステップと、
所望の衝動買い番組選択をサービスプロバイダに通信するステップと、
所望の衝動買い番組に一意的に関連する授権コードを送信することにより、通信された衝動買い番組選択に応答するステップと、
所望の衝動買い番組と関連する授権コードをセキュリティモジュールに格納するステップと、
セキュリティモジュールに格納された授権コードに関連するエンタイトルメントコードを有する衝動買い番組を送信するステップと、
エンタイトルメントコードを復号するステップと、
エンタイトルメントコードをセキュリティモジュールに格納されたコードと比較して、衝動買い番組の視聴を許可するステップと、
課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップと
を有し、
前記授権コードは前記衝動買い番組選択を発した装置のみに送信される
方法。」

2 補正の適合性
(1)補正の目的
本件補正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
理由は以下のとおりである。
補正後の請求項1は、補正前の請求項1に「前記授権キーは前記衝動買い選択を発した装置のみに送信される」を付加するものであり、補正前の請求項1における「授権キー」を、限定していると認められる。
補正後の請求項4は、補正前の請求項4に「前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたものである」を付加するものであり、補正前の請求項4における「授権情報」を、限定していると認められる。
補正後の請求項7は、補正前の請求項7に「前記授権コードは前記衝動買い番組選択を発した装置のみに送信される」を付加するものであり、補正前の請求項7における「授権コード」を、限定していると認められる。
したがって、本件補正は特許請求の範囲の減縮に相当する。

(2)独立特許要件
上記のとおり本件補正は特許請求の範囲の減縮を目的としているので、本件補正後における発明が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かを、以下に検討する。

(3)補正後発明
補正後の請求項1?7に係る発明のうち請求項4に係る発明(以下「補正後発明」という。)は、補正後の特許請求の範囲の請求項4に記載された以下のとおりのものである。

「衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップと、
通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップと、
衝動買い番組を受信するステップと、
授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップと、
課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップと
を有し、
前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたもの
であることを特徴とする方法。」

(4)刊行物の記載
原査定の拒絶の理由に引用された特開平9-46683号公報(上記引用文献1、以下「刊行物」という。)には、図面と共に次に掲げる事項が記載されている。

「 【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料放送受信装置、および有料放送受信方法、ならびに有料放送送受信装置、および有料放送送受信方法に関し、特に、視聴者が利用した情報に応じて課金される有料放送送受信装置に用いて好適な有料放送受信装置、および有料放送受信方法、ならびに有料放送送受信装置、および有料放送送受信方法に関する。」

「 【0002】
【従来の技術】
近年、MPEG2 (Moving Picture Experts Group Phase 2) などによる映像、音声の圧縮手法が確立し、ディジタル化した映像、音声を少ないビットレートで伝送できるようになってきた。その結果、これまでより多くの情報を既存の伝送路を用いて伝送することが可能となってきた。
【0003】
このような流れを受け、有料放送システムではマルチチャンネル (Multichannel) 化、マルチメディア (Multimedia) 化が進んでおり、視聴者(情報の利用者)にとっては、番組(情報)の選択の幅が広がりつつある。
【0004】
ところで、有料放送システムの視聴形態には大きく分けて、
(a)チャンネル単位で契約を行うフラット (Flat) 視聴
(b)視聴した番組に応じて料金を支払うペイパービュー (Pay per View) 視聴
の2つがある。
また、ペイパービュー視聴には、
(b-1)番組を視聴することを送信側へ事前に連絡するコールアヘッドペイパービュー (Call Ahead Pay per View) 視聴
(b-2)番組を視聴することを送信側へ事前に連絡する必要がないインパルスペイパービュー (Impulse Pay per View) 視聴
の2つがある。」

「 【0047】
次に、受信端末側の動作について説明する。
【0048】
図2は受信端末において、視聴許可の制御を行う場合の原理的な動作を説明するための図である。デコーダ21は、例えば、デスクランブラ41、第2復号器42(抽出手段)、および第1復号器43より構成されている。
【0049】
正式に契約した視聴者の受信端末には、個別情報が送信される。送信側システムより、伝送路31を介して送信されたスクランブルされた所定の番組と、スクランブルされていない個別情報が時分割多重化されたディジタル信号が、受信端末により受信されると、スクランブルされた番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41に供給される。
【0050】
一方、スクランブルされていない個別情報は、まず、その非暗号部に付加された受信端末のID番号と、セキュリティモジュール23に予め記憶されている受信端末のID番号とが比較され、両者が一致した場合、第1復号器43に供給される。
【0051】
第1復号器43に供給された個別情報は、セキュリティモジュール23に記憶されている受信端末に固有の個別鍵によって解読され、契約鍵、および契約情報が取り出され、セキュリティモジュール23に供給され、記憶される。この契約鍵は、後述する番組情報の解読に使用される。また、契約情報は、受信した番組が契約した番組であるか否かを判断するとき使用される。
【0052】
受信端末において、視聴者が番組を視聴しているとき、受信端末は、伝送路31を介して送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随した番組情報を受信している。スクランブルされた所定の番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41に供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器42に供給される。
【0053】
所定の番組のチャンネルに対応する契約鍵が、上述したようにして、すでに第1復号器43において復号された個別情報から取り出され、セキュリティモジュール23に記憶されている場合、第2復号器42が動作し、セキュリティモジュール23より供給されたその契約鍵によって番組情報が復号される。番組情報が復号された後、番組情報に含まれたスクランブル鍵が取り出される。
【0054】
次に、番組情報は、セキュリティモジュール23により読み込まれ、すでに記憶している契約情報との照合が行われる。その結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復号器42において得られたスクランブル鍵は、デスクランブラ41に供給される。デスクランブラ41においては、スクランブルされた所定の番組のディジタル信号が、第2復号器42より供給されたスクランブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に戻された後、出力される。
【0055】
所定のチャンネルをフラット視聴で契約すると、契約したチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプ等からなる契約情報を含む個別情報が送信側システムから受信端末に送信され、受信端末を構成するセキュリティモジュール23に記憶される。契約するチャンネル数が多数あれば、上述した手順が繰り返し実行されることになる。
【0056】
フラット視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のService_idがセキュリティモジュール23に記憶されており、かつ番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール23に記憶されており、かつService_idに対応する契約タイプがフラット視聴である場合、第2復号器42によって、番組情報が復号され、得られたスクランブル鍵がデスクランブラ41に供給され、デスクランブラ41が動作する。これにより、所定の番組が正常にデスクランブルされた映像および音声が得られ、その番組の視聴が可能となる。
【0057】
また、コールアヘッドペイパービュー視聴の場合、まず、視聴者は、視聴を希望する番組があることを受信端末や電話等の手段によって送信側に前もって伝える。次に、送信側は視聴者から要請があった番組の、Service_id、契約鍵番号、契約鍵などを受信端末に個人情報として送信する。この手続きを経た後に、視聴者は入力装置24から「ペイ確認」を意味するペイ確認ボタン25を押すなどの操作により、希望する番組の視聴を可能とする。
【0058】
さらに、インパルスペイパービュー視聴の場合、視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行う。このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール23に供給され、記憶される。視聴する番組が多数ある場合、この手順が繰り返されることになる。
【0059】
このように、インパルスペイパービュー視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のService_id、番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵などがセキュリティモジュール23内に記憶され、入力装置24からペイ確認ボタン25を押すなどの操作を行うことにより、番組の視聴が可能となる。
【0060】
なお、ペイパービュー(コールアヘッドおよびインパルスの双方を含む)視聴操作が行われると、例えば視聴した番組のチャンネルID(Service_id)、番組ID(Event_id)、コンポーネントマップ(Component_map)、課金額(Charge)、および視聴時間などからなる視聴履歴が、その都度セキュリティモジュール23に記憶される。セキュリティモジュール23に記憶された視聴情報は、所定の課金周期で、例えば1カ月毎に送信側システムに電話回線32を介して送信される。送信側システムは、受信端末から送信されてきた視聴情報に基づいて、各受信端末毎の課金処理を行う。」

(5)対比
ア 刊行物に記載された発明
刊行物には、インパルスペイパービュー視聴の受信端末側の動作について次のように記載されている。

「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行」い、「このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール23に供給され、記憶され」(段落【0058】)、
「入力装置24からペイ確認ボタン25を押すなどの操作を行うことにより、番組の視聴が可能とな」(段落【0059】)り、
番組の視聴は、
「伝送路31を介して送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随した番組情報を受信し」、「スクランブルされた所定の番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41に供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器42に供給され」(段落【0052】)、
「番組情報は、セキュリティモジュール23により読み込まれ、すでに記憶している契約情報との照合が行われ」、「その結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復号器42において得られたスクランブル鍵は、デスクランブラ41に供給され」、「デスクランブラ41においては、スクランブルされた所定の番組のディジタル信号が、第2復号器42より供給されたスクランブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に戻された後、出力される」(段落【0054】)ことにより行われ、
「ペイパービュー(コールアヘッドおよびインパルスの双方を含む)視聴操作が行われると、例えば視聴した番組のチャンネルID(Service_id)、番組ID(Event_id)、コンポーネントマップ(Component_map)、課金額(Charge)、および視聴時間などからなる視聴履歴が、その都度セキュリティモジュール23に記憶され」(段落【0060】)、「セキュリティモジュール23に記憶された視聴情報は、所定の課金周期で、例えば1カ月毎に送信側システムに電話回線32を介して送信される。」(段落【0060】)

この動作は、方法の発明として認定でき、その方法(以下「刊行物発明」という。)は以下のとおりである。

「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行い、このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール23に供給され、記憶され、
入力装置24からペイ確認ボタン25を押すなどの操作を行うことにより、番組の視聴が可能となり、
番組の視聴は、
伝送路31を介して送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随した番組情報を受信し、スクランブルされた所定の番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41に供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器42に供給され、
番組情報は、セキュリティモジュール23により読み込まれ、すでに記憶している契約情報との照合が行われ、その結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復号器42において得られたスクランブル鍵は、デスクランブラ41に供給され、デスクランブラ41においては、スクランブルされた所定の番組のディジタル信号が、第2復号器42より供給されたスクランブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に戻された後、出力される
ことにより行われ、
ペイパービュー(コールアヘッドおよびインパルスの双方を含む)視聴操作が行われると、例えば視聴した番組のチャンネルID(Service_id)、番組ID(Event_id)、コンポーネントマップ(Component_map)、課金額(Charge)、および視聴時間などからなる視聴履歴が、その都度セキュリティモジュール23に記憶され、セキュリティモジュール23に記憶された視聴情報は、所定の課金周期で、例えば1カ月毎に送信側システムに電話回線32を介して送信される
方法。」

イ 補正後発明と刊行物発明との対比
補正後発明と刊行物発明とを対比する。

(ア)「衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップ」
刊行物1発明は「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行い、このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され」るものであり、
「このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され」るのであるから、「このような操作」、すなわち「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行(い)」う操作したことが、送信側システムに知らされることは明らかであって、「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行(い)」う操作したことを知らせるために、受信端末から送信側システムに通信することも明らかである。
そして、送信側システムは、番組を提供するものであるから、サービスプロバイダ手段といえ、「『視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行(い)』う操作したことを知らせるために、・・・通信すること」は、「衝動買い選択を示すメッセージを・・・通信する」といえる。
したがって、刊行物発明は、「衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップ」を有しているといえる。

(イ)「通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップ」
刊行物1発明は「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行い、このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され」るものであり、
上記(ア)のとおり、刊行物発明は、「衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップ」を有しているといえ、
「このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され」るのであり、
「そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報」は、「衝動買い番組に固有の授権情報」といえるから、
刊行物発明は、「通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップ」を有しているといえる。

(ウ)「衝動買い番組を受信するステップ」

刊行物発明は、
「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行い、このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール23に供給され、記憶され、
入力装置24からペイ確認ボタン25を押すなどの操作を行うことにより、番組の視聴が可能となり、
番組の視聴は、
伝送路31を介して送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随した番組情報を受信し、スクランブルされた所定の番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41に供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器42に供給され」ものであり、
「衝動買い番組を受信するステップ」を有しているといえる。

(エ)「授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップ」

刊行物発明は、上記(イ)のとおり、「通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップ」を有しているといえ、上記(ウ)のとおり、「衝動買い番組を受信するステップ」を有しているといえる。
そして、刊行物発明における
「番組情報は、セキュリティモジュール23により読み込まれ、すでに記憶している契約情報との照合が行われ、その結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復号器42において得られたスクランブル鍵は、デスクランブラ41に供給され、デスクランブラ41においては、スクランブルされた所定の番組のディジタル信号が、第2復号器42より供給されたスクランブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に戻された後、出力されるものであ」ることは、「授権情報に応じて衝動買い番組を処理する」ことといえ、
刊行物発明は、「授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップ」を有しているといえる。

(オ)「課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップ」

刊行物発明は、
「ペイパービュー(コールアヘッドおよびインパルスの双方を含む)視聴操作が行われると、例えば視聴した番組のチャンネルID(Service_id)、番組ID(Event_id)、コンポーネントマップ(Component_map)、課金額(Charge)、および視聴時間などからなる視聴履歴が、その都度セキュリティモジュール23に記憶され、セキュリティモジュール23に記憶された視聴情報は、所定の課金周期で、例えば1カ月毎に送信側システムに電話回線32を介して送信される」
ものであるから、「課金記録を生成して、前記課金記録を送信するステップ」を有しているといえる。
しかしながら、「双方向通信インタフェースを介して」前記課金記録を送信するものではなく、この点で、補正後発明と相違する。

(カ)「前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたものである」

刊行物発明は、「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行い、このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール23に供給され、記憶され」るものであり、「授権情報」といえる「そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報」が、操作が行われた受信端末のみに送信されることは明らかであり、刊行物発明においては、「前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたものである」といえる。

(キ)「衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって」

本願明細書には、【背景技術】として、
「イベントは放送されると、一般的には月間契約に基づき視聴されるが、ペイパービュー放送番組や、場合によっては、番組の放送時間がせまってから顧客がその視聴を決定する衝動買い(impulse purchase)などがある。現在の衝動買いシステムは、顧客が購入を欲するかも知れない全てのサービスを復号できる、セットトップボックスにあるセキュリティモジュールにアクセスキーを事前に格納している。」(段落【0002】)
「既存の放送システムは、衝動買い授権コードのための、顧客装置(一般的にはセットトップボックス)から放送ヘッドエンドへの双方向通信チャンネルには依存していない。双方向通信ではないので、例えばハッカーに番組を盗む機会を与えてしまうという弱点がある。現在の衝動買いシステムは、復号(decryption)キーを顧客のセットトップボックスセキュリティモジュールに格納し、顧客が購入するだろうサービスをそのセキュリティモジュールが後で復号する。」(段落【0006】)
と記載され、【課題を解決するための手段】として、
「保証された(secured)ネットワークは、ヘッドエンドに配置された個別情報(EMM)ジェネレータを含む。ヘッドエンドは、分散したセットトップボックスに番組コードを供給するために使用される。セットトップボックスは、セキュリティモジュールを有し、関連する顧客の視聴システムが設置されているところにある。顧客は、衝動買いする時、好ましい実施形態では、選択したものをセットトップボックスに入力する。これにより、所望の購入を示すメッセージがヘッドエンドに送信される。衝動買い信号の受信に応じて、ヘッドエンドは復号コードを送信するEMM等のメッセージを生成する。その復号コードは、受信すると、受信したセットトップボックスに衝動買いした番組の復号を許可する。注文に応じて、ヘッドエンドは課金レコードも生成し、それを課金センターに送信する。衝動買いした番組の授権コードは、その番組を実際に購入するセットトップボックスだけに送信される。これは、衝動買いの授権コードはイベントを購入する前にセキュリティモジュールにプリロードされている先行技術のシステムと対照的である。」(段落【0007】)
と記載されている。
上記記載によれば、「衝動買いの授権コードはイベントを購入する前にセキュリティモジュールにプリロードされている先行技術のシステム」においては、「ハッカーに番組を盗む機会を与えてしまうという弱点がある」のに対し、「顧客は、衝動買いする時、好ましい実施形態では、選択したものをセットトップボックスに入力する。これにより、所望の購入を示すメッセージがヘッドエンドに送信される。衝動買い信号の受信に応じて、ヘッドエンドは復号コードを送信するEMM等のメッセージを生成する。その復号コードは、受信すると、受信したセットトップボックスに衝動買いした番組の復号を許可する。注文に応じて、ヘッドエンドは課金レコードも生成し、それを課金センターに送信する。衝動買いした番組の授権コードは、その番組を実際に購入するセットトップボックスだけに送信される。」ようにして、課題を解決するものと認められる。
そして、【課題を解決するための手段】として、「本発明は、ここに、番組を購入する安全な手段を衝動買い者に提供する方法も含む。該方法は、番組を受信する手段を利用して衝動買いをするステップと、個別情報(EMM)を介して、番組を受信する手段にあるセキュリティ手段から番組の提供に利用するデータの送受信を制御するヘッドエンド手段に、所望の購入を示すメッセージを送信するステップと、課金レコードを生成するステップと、購入した番組に固有の授権手段をアドレスするステップと、最後に、セキュリティモジュールが配置された装置に復号手段を送信するステップとを含む。」(段落【0009】)と記載されている。
そうすると、「番組を購入する安全な手段を衝動買い者に提供する方法」は、上記の「該方法は、・・・ステップとを含む。」ことによって、「番組を購入する安全な手段を衝動買い者に提供する」ようにするものと解される。
さらに、本願明細書の段落【0024】には、
「図3を参照して、衝動買い者に番組を購入する安全な手段を提供する方法は、以下のステップを含む:
所望の衝動買い番組を選択するステップ301;所望の衝動買い番組選択をサービスプロバイダに送信するステップ310;所望の衝動買い番組と与えられたレシーバに一意的に関連するコードを送信することにより、所望の衝動買い番組に応答するステップ320;所望の衝動買い番組と関連するコードをセキュリティモジュールに格納するステップ330;セキュリティモジュールに格納されたコードに関連するエンタイトルメントコードを有する番組を送信するステップ340;エンタイトルメントコードを復号するステップ350;エンタイトルメントコードが番組の視聴を授権するセキュリティモジュールに格納されたコードと一致しない場合360;視聴する権限がないと表示するステップ380と、
エンタイトルメントコードが一致した場合、視聴のために番組ビデオを復号しアセンブルするステップ370;及びビデオを表示するステップ390。」
と記載され、「衝動買い者に番組を購入する安全な手段を提供する方法」は、「・・・ステップ310;・・・ステップ390」を含むことによって、「衝動買い者に番組を購入する安全な手段を提供する」ようにするものと解される。
刊行物発明は、「視聴者はインパルスペイパービューボタン26を操作し、さらに、視聴を希望する番組を特定するための操作を入力装置24から行い、このような操作が行われると、そのチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから直ちに受信端末に送信され、デコーダ21を介してセキュリティモジュール23に供給され、記憶され、
入力装置24からペイ確認ボタン25を押すなどの操作を行うことにより、番組の視聴が可能とな」るものであり、本願明細書に記載の「衝動買いの授権コードはイベントを購入する前にセキュリティモジュールにプリロードされている先行技術のシステム」(段落【0007】)とは異なり、「衝動買いの授権コードはイベントを購入する前にセキュリティモジュールにプリロードされている」ものではなく、「衝動買い者に番組を購入する安全な手段を提供する」ものといえる。
そして、上記(ア)? (カ)のとおり、上記(オ)の「双方向通信インタフェースを介して」を除き、刊行物発明は補正後発明と一致しており、このことからも「衝動買い者に番組を購入する安全な手段を提供する」ものといえる。
したがって、刊行物発明は、「衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法」といえる。

ウ 一致点、相違点
そうすると、補正後発明と刊行物1発明の一致点、相違点は次のとおりである。

[一致点]
衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップと、
通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップと、
衝動買い番組を受信するステップと、
授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップと、
課金記録を生成して、前記課金記録を送信するステップと
を有し、
前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたものであることを特徴とする方法。

[相違点]
「課金記録を生成して、前記課金記録を送信するステップ」が、
補正後発明においては、「双方向通信インタフェースを介して」前記課金記録を送信するのに対し、
刊行物発明においては、そうではない点

(6)相違点の判断
相違点の判断
刊行物発明のような有料の番組を受信する装置、方法において、課金情報を、双方向通信インターフェースを介して送信することは周知技術であり(査定の理由で引用された周知技術(特開2004-7384号公報段落【0028】【0051】)等参照)、刊行物発明において、双方向通信インタフェースを介して、課金記録を送信するようにし、「課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップ」を有するようにすることは、当業者が容易に想到できることである。

イ 効果等
以上のように、相違点に係る構成は当業者が容易に想到することができたものである。そして、補正後発明の構成は、上記のとおり当業者が容易に想到することができたものであるところ、補正後発明が奏する効果は、その容易想到である構成から当業者が容易に予測し得る範囲内のものであり、同範囲を超える顕著なものでもない。
したがって、補正後発明は、刊行物に記載された発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明することができたものであるから、特許法29条2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができない。
よって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反している。

3 まとめ
したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。
よって、補正却下の決定の結論のとおり決定する。

第3 本願発明について
1 本願発明
平成23年7月8日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?7に係る発明は、平成22年5月6日付け手続補正により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1?7に記載した事項により特定されるとおりのものであるところ、請求項4に係る発明(以下「本願発明」という。)は次のとおりである。

「衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップと、
通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップと、
衝動買い番組を受信するステップと、
授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップと、
課金記録を生成して、双方向通信インタフェースを介して前記課金記録を送信するステップと
を有することを特徴とする方法。」

2 引用文献
原査定の拒絶の理由に引用された引用文献1の記載事項は、上記第2の2(4)に記載したとおりである。

3 対比・判断
(1)対比
本願発明は、補正後発明における
「前記授権情報は前記衝動買い選択を示すメッセージを発した装置のみに送信されたものである」
の限定をなくしたものであり、その他は補正後発明と同じである。
引用文献1に記載された発明は、上記第2の2(5)アに記載した刊行物発明と同じである。
そうすると、一致点、相違点は以下のとおりである。

[一致点]
衝動買い番組を購入する安全な手段を提供する方法であって、
衝動買い選択を示すメッセージをサービスプロバイダ手段に通信するステップと、
通信されたメッセージに応答して送信された、衝動買い番組に固有の授権情報を受信するステップと、
衝動買い番組を受信するステップと、
授権情報に応じて衝動買い番組を処理するステップと、
課金記録を生成して、前記課金記録を送信するステップと
を有することを特徴とする方法。

[相違点]
「課金記録を生成して、前記課金記録を送信するステップ」が、
本願発明においては、「双方向通信インタフェースを介して」前記課金記録を送信するのに対し、
引用文献1に記載された発明においては、そうではない点

(2)判断
[相違点]は、上記第2の2(5)ウ[相違点]と同じであるから、[相違点]の判断は、上記第2の2(6)ア[相違点]の判断を援用する。
したがって、本願発明は、引用文献1に記載された発明及び周知技術により当業者が容易に発明できたものである。

5 むすび
以上のとおり、本願の請求項4に係る発明は、引用文献1に記載された発明及び周知技術に基づいて、当業者が容易に発明することができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、残る請求項1?3、5?7に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶されるべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-11-07 
結審通知日 2012-11-13 
審決日 2012-11-27 
出願番号 特願2006-551017(P2006-551017)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (H04N)
P 1 8・ 575- Z (H04N)
P 1 8・ 121- Z (H04N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 田中 啓介脇岡 剛  
特許庁審判長 藤内 光武
特許庁審判官 松尾 淳一
小池 正彦
発明の名称 双方向ネットワークにおいて衝動買いができる放送限定受信方式  
代理人 伊東 忠重  
代理人 伊東 忠彦  
代理人 大貫 進介  

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