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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A23L
管理番号 1296012
審判番号 不服2013-5352  
総通号数 182 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2015-02-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-03-21 
確定日 2015-01-05 
事件の表示 特願2012- 53822号「ヨシ・アシュワガンダ飲料」拒絶査定不服審判事件〔平成25年 9月19日出願公開、特開2013-183723号〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1 手続の経緯
本願は、平成24年3月9日の出願であって、平成24年12月7日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成25年3月21日に拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、その審判請求と同時に手続補正がなされ、その後、平成26年1月31日付けで審尋がなされ、平成26年4月17日に回答書の提出がなされたものである。

2 本願発明
本願の特許請求の範囲の請求項1に係る発明は、平成25年3月21日付けの手続補正書により補正された特許請求の範囲及び明細書の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものと認められるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、以下のとおりである。

「粉砕粒度50メッシュのヨシ葉粉末0.5gおよび粉砕粒度30メッシュのアシュワガンダ葉粉末0.3gか、または、粉砕粒度50メッシュのヨシ葉粉末0.5g、粉砕粒度30メッシュのアシュワガンダ葉粉末0.3g、および、粉砕粒度100メッシュの米粉0.5gかの何れか一方を、700ccの飲料水に混合するようにしてなるものとしたことを特徴とするヨシ・アシュワガンダ飲料。」

なお、平成25年3月21日の手続補正における特許請求の範囲の補正は、補正前の請求項1を削除し、補正前の請求項2を新たな請求項1としたものであり、請求項の削除を目的とするものである。

3 引用例に記載された発明
(1)原査定の拒絶の理由に引用された電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった文献である、「女性部/よしきりの会」、2008年5月13日インターネット・アーカイブ(Internet Archive Wayback Machine)収録(URL,http://web.archive.org/web/20080513191911/http://www.azuchi.org/women/w_yosikiri.htm、以下「引用例1」という。)には、写真とともに次の記載がある(下線は当審で付与。以下、同様。)。

(1a)「2007びわ湖環境ビジネスメッセに出展
第10回びわ湖環境ビジネスメッセに、「西の湖ヨシ保全・環境関連事業」として「よしきりの会」が3回目の出展しました。
滋賀県商工会連合会ブース内にて4商工会が参加、活動7年目の各種活動内容、ヨシこだわり商品の展示等、参加268企業団体461ブースの中でも異色の取組みに来場者の反応も好評で、今後の展開の大きなステップとなりました。」

(1b)「よしきりの会
西の湖の自然を守り活かす
ヨシ(葦)に癒され・ヨシ(葭)に満たされ・ヨシ(善)に食す」

(1c)


(1d)「安土西の湖こだわりヨシ商品
琵琶湖の内湖 安土の西の湖は広いヨシ原が続いています。
そのヨシの若葉を粉末(ヨシみどり 商標登録済)にしました。この粉末にはビタミンCが多く含まれていて、そのヨシ粉末を練りこんだそれぞれの商品ができあがりました。『ヨシ(葦)に癒されヨシ(葭)に満たされヨシ(善)食す』の想いを安土町から発信し、多くの方々にご賞味いただき、ヨシを味わいながら西の湖の風景を思い浮かべていただきたいと思います。」

(1e)


(1f)「ヨシ食材(みどりうどん)を利用したメニュー
ヨシの粉末を利用した商品はヨシちまき、ヨシだんご、ヨシジェラート、ヨシ玄米茶、ヨシせんべいなどがありますが、今回、新たな商品としてヨシの粉末を利用したみどりうどんが出来上がりました。そのうどんを利用して下記のようなメニューを研究いたしました。」

(1g)「過去の活動実績
安土町特産品開発グループ「よしきりの会」活動経緯
平成13年度ふるさとづくり推進事業に取り組む中で特産品グループ『よしきりの会』が発足しました。
西の湖に生息するヨシの若葉を利用して、水郷地帯に古くから伝わるちまきをヨシちまきと命名し安土町の特産品にしようと取り組みが始まりました。
5月、6月の若葉を保存し、青々とした葉を使ってヨシちまきを作っています。
平成15年度には「ヨシちまき」の名前も商標登録することができました。
16年度は、新たな展開としてヨシ抹茶に挑戦し、用途拡大に大きな期待が持てるようになりました。
あづち信長まつりやふるさとふれあい秋まつり等イベント時にヨシちまきを販売していくと同時に、年間通じてヨシこだわり食材(ヨシ茶・ヨシだんご)を提供していきます。
大量生産の目処がつき、販売場所等今後試行錯誤を繰り返していきます。
みんなが願いをこめて一歩一歩地道に活動しています。 」

(1h)「今後の展開
ヨシの新芽の緑の葉を冷凍保存すると一年中その緑の葉を保っているので、ヨシちまき・ヨシだんご・ヨシおこわの包む部分に利用し、ヨシの風味を残すよう工夫しています。
又、今年 試行錯誤を重ねた結果、新茶と同じようなヨシの新芽を抹茶状に完成することができました。ヨシが抹茶状に完成したことによりお茶だけでなく、粉末を利用したヨシだんご・ヨシゼリーと幅広い商品開発を行なうことができます。地元のイベントや観光地の茶店でヨシ抹茶とヨシだんご等をセットに販売していますが、美味しい、懐かしいの反響をいただきながら事業を展開中です。」

(1i)「ヨシのお茶は、昨年から全国でも例のない広いヨシ原が広がる西の湖の自然にふれる食品として加工することは出来ないか検討。これまで試作された例はあるが、色が薄茶色で何か補足する味を加えないと飲めないものだった。

同年七月、新茶と同じように新緑の美しいヨシの色合いが出せないか模索していたところ、インターネットで電子レンジやホットプレートを使って家庭でお茶が作れる方法が紹介されているホームページを見て、ヨシの新芽で挑戦。その結果、お茶に近いものが出来ることが判明。そのままでは味が薄いため、焙煎した葉をミキサーとミルで抹茶のように粉末にすると、ヨシの味がほのかにするお茶ができあがった。

しかし、この製造方法は家庭用であるため、お茶になるまで長時間かかることから量産が出来ず、その課題解決に取り組んでいる中で、奈良県に野菜ならなんでも粉末食品にする業者を見つけ、そこに持ち込み半年かかって試行錯誤してもらったところ、緑茶と変わらない美しいグリーン色のヨシ茶が完成した。

試作段階の今年二月に一般の人に試飲してもらったところ、「おいしい」や「かわっている」などの評価が寄せられたことから、商品として売り出すことにした。

現在、お茶だけでなく、粉末を溶かし入れた「ヨシ茶ゼリー」「ヨシ団子」「ヨシのジェラード」の他、天ぷらや食パンの生地に加えると美しいグリーン色になり、料理やお菓子にも使えることが分かった。」

したがって、記載事項(1a)?(1i)及び写真を総合すると、上記引用例には以下の発明(以下「引用発明」という。)が開示されている。

(引用発明)
「ヨシの葉の粉末からなるお茶飲料。」

(2)原査定の拒絶の理由に引用された本願出願前に頒布された刊行物であるアンドリュー・シェヴァリエ,”世界薬用植物百科事典”,2000年10月20日,p.150(以下「引用例2」という。)には、写真とともに次の事項が記載されている。

(2a)「Whthania somnifera(ナス科)
●英名 ●ヒンズー名 ●和名
WITHANIA/ASHWAGANDHA/ウィタニア、インドニンジン
(ウィタニア) (アシュワガンダ) 」(第1?4行、タイトル部分)

(2b)「葉には、癌細胞の増殖を抑制するウィタノライドが多く含まれている。」(右上欄の図の注釈文)

(2c)「処方とその用法
根の煎液:(作り方p.290)。ストレスに5gの根を100mlの水で煎じて、2日間以上飲む。
葉の粉末:貧血には小匙1/2を少量の水で1日1回服用する。」(右下欄の図の注釈文)

(3)原査定の拒絶の理由に引用された本願出願前に頒布された刊行物である特開2002-193826号公報(以下「引用例3」という。)には、次の事項が記載されている。

(3a)「【0010】アシュワガンダは、学名Withania Somnifera Dunal、英名Winter Cherryともよばれる、インド、ネパールや中東などの地域に自生するナス科の植物である。主に、根・葉が薬用に供され、インドでは、植物の乾燥粉末をお茶などに入れて常用されている。その作用として、抗ストレス活性、精子数増加、性機能改善が報告されている。アシュワガンダ又はその抽出物は、好ましくは、本発明の組成物中に、乾燥エキス粉末として0.1?2gを含有させることができる。組成物中の配合量は、0.5?99wt%が好ましい。」

(3b)「【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
調製例1
アシュワガンダ抽出物乾燥粉末1gとオーツ麦乾燥抽出物1gを混合し、粉末剤を得た。
調製例2
アシュワガンダ抽出物乾燥粉末1gとアルギニン1gを混合し、粉末剤を得た。
調製例3
アシュワガンダ抽出物乾燥粉末1gとアルギニン1g、亜鉛高含有酵母60mgを混合し、粉末剤を得た。」

4 対比・判断
(1)本願発明と引用発明とを対比すると、文言の意味等からみて、後者の「ヨシの葉」が、前者の「ヨシ葉」に相当する。
後者の「ヨシの葉の粉末からなるお茶飲料」は、粉末をお茶として飲用する際には、お湯やお水に溶かして飲用とすることは明らかであるから、前者の「700ccの飲料水に混合するようにしてなるものとしたことを特徴とするヨシ・アシュワガンダ飲料」とは、「飲料水に混合するようにしてなるものとしたヨシ飲料」という限りにおいて一致する。

そこで、本願発明の用語を用いて表現すると、両者は次の点で一致する。

(一致点)
「ヨシ葉粉末を、飲料水に混合するようにしてなるものとしたヨシ飲料。」

そして、両者は次の点で相違する。

(相違点)
混合するヨシ葉粉末の粒度、混合量及び飲料水の体積について、本願発明は、ヨシ葉粉末の粒度、混合量を粉砕粒度50メッシュの0.5gとし、前記飲料水の体積が700CCであるのに対して、引用発明は、そのような特定はなされていない点、並びに、本願発明は、さらに粉砕粒度30メッシュのアシュワガンダ葉粉末0.3gと用いるのに対して、引用発明は、そのような特定がない点。

(2)相違点の判断
ア アシュワガンダの葉の粉末を水やお茶に入れて飲用に供することは、引用例2、3に記載されているように本出願前周知の事項である(上記記載事項(2c)、(3a))。

イ また、食品において、種々の味や食感を実現するためや、種々の成分を摂取するために、複数の食品素材を混ぜて提供することは、一般人においてさえも、広く行われていることである。そして、人の食に供することができるものであれば、多々ある食品素材から、それらを自由に組み合わせて食に供するものを構成すること自体、格別な困難なことであるとは認めることができない。
この点に鑑みれば、上記周知の水やお茶に入れて飲用に供するアシュワガンダの粉末を、お茶飲料である引用発明に入れ、混ぜて提供することは、当業者が1つの選択として試みることにすぎないものといえる。
これに対して、一般人であるばかりか、当業者が複数の食品素材から特定の素材を選んで組み合わせることが容易になし得たものではないというには、組み合わせにより得られる効果が、各素材それぞれがもつ効果の単なる総和効果が得られるというのではなく、相当程度の相乗効果が得られたという必要があることは、元々食品の各素材が種々組み合わせるものであるという前提であることからも当然のことである。

ウ この点について、特許・実用新案審査基準においても、「発明を特定するための事項の各々が機能的又は作用的に関連しておらず、発明が各事項の単なる組み合わせ(単なる寄せ集め)である場合も、他に進歩性を推認できる根拠がない限り、その発明は当業者の通常の創作能力の発揮の範囲内である。
例1:原告らの主張する顕著な作用効果なるものは、公知の個々の技術について当然予測される効果の単なる集合の域を出ないものとみるほかなく、したがって、これをもって本願発明に特有の顕著な作用効果とみることはできない。(参考:東京高判昭48.6.29(昭和44(行ケ)7))」(特許庁特許・実用新案審査基準第2部第2章新規性進歩性 2.5 論理づけの具体例(1)最適材料の選択・設計変更、単なる寄せ集め)と記載されているところである。

エ そこで、本願発明において、「ヨシ葉粉末」と「アシュワガンダ葉粉末」とを選択し組み合わせたことによる効果について、以下検討する。
この点について、明細書には、発明の効果として、「この発明のヨシ・アシュワガンダ末によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、ヨシ葉粉末およびアシュワガンダ葉粉末の夫々がもたらす健康増進作用を得ることができる上、色鮮やかな緑色を呈する粉末状であるから、あらゆる食品に振り掛け、付着させ、混合し、練り込み、抽出または煎じるなどして調理し、鮮明な緑色の食品を製造して飲食することができる」(【0014】)、「そして、この発明のヨシ・アシュワガンダ末を利用したヨシ・アシュワガンダ飲料によると、ヨシ葉粉末およびアシュワガンダ葉粉末の各所定量毎を適量の飲料液に混合してなるものは、ヨシ・アシュワガンダ末の栄養成分を劣化させずに、そのまま摂取することができ」(【0016】)、「この発明のヨシ・アシュワガンダ末を利用したヨシ・アシュワガンダ飲料によれば、ヨシ葉粉末、アシュワガンダ葉粉末、米粉および飲料液の混合割合を飲料に適するものとし、ヨシ葉およびアシュワガンダ葉の僅かな苦みと清涼感のある味わいとを得ることができ、さらに、粉砕粒度50メッシュのヨシ葉粉末0.5gおよび粉砕粒度30メッシュのアシュワガンダ葉粉末0.3gか、または、粉砕粒度50メッシュのヨシ葉粉末0.5g、粉砕粒度30メッシュのアシュワガンダ葉粉末0.3g、および、粉砕粒度100メッシュの米粉0.5gかの何れか一方を、700ccの飲料水に混合してなるこの発明のヨシ・アシュワガンダ末を利用したヨシ・アシュワガンダ飲料とすると、喉に繊維が引っ掛かることなく、好ましい嚥下感覚がえられ、老若男女を問わずに誰でも愛飲できる清涼飲料として広く提供可能なものにすることができるという顕著な特徴が得られることとなる。」、「(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明のヨシ・アシュワガンダ末を利用したヨシ・アシュワガンダ飲料は、その主要成分であるヨシが、イネ科の植物で各種ミネラルを豊富に含有し、特にケイ素を多く含むものであり、該ケイ素は、人体の組織と組織とを繋ぎ合わせるセメントのような役目を果たすコラーゲンを強くし、カルシウムのコラーゲン沈着を助け、骨を強化するものとなり、体内でケイ素が減少すると骨や爪が脆くなり、血管に脂肪が着き易くなるなどの様々な症状が現れ、動脈硬化が進行した人の動脈には健康な人の数パーセントしかケイ素が含まれていないとも云われているが、それらを体内で作ることはできず、加齢と共に蓄積量が減少し、通常の食事だけでは充分量を摂取できないものであることから、ヨシ葉粉末を主要成分とする当該ヨシ・アシュワガンダ飲料を、毎食後や朝、夜など定期的に適量摂取することにより、前述のようなケイ素欠乏に伴う様々な症状を防止または改善できるものと予想される。」(【0029】)、「加えて、ヨシ葉粉末およびアシュワガンダ葉粉末は、夫々、若い青葉の状態で収穫した後、直ちに洗浄・乾燥・粉砕の作業を短時間で行うようにしたことから、高い栄養価と豊かな青葉の色彩とを得ることができ、各種料理や飲料の外的美感を高めることができるようになると共に、高い栄養価および鮮度を達成することができる上、イネ科植物の青葉類特有の苦味を抑え、まろやかな味に仕上げることができるという秀れた特徴が得られるものである。」(【0030】)、「そして、この発明のヨシ・アシュワガンダ末を利用したヨシ・アシュワガンダ飲料の主要成分であるアシュワガンダは、一般に、インド人参とも称されるハープであり、古くから「強力な若返り薬」や「強壮剤」「催眠剤」等として民間利用されてきたものであって、血液の浄化、健胃、滋養強壮、気管支、関節、腰痛、子宝、抵抗力、抗ストレス、精力、リュウマチなどに効果があり、ガンなどの腫瘍を抑えて細胞を活性化させる成分が含まれており、人体内の活性酸素を抑えるSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)などの酵素を活性化する性質を備えているものではないかと考えられ、多くの研究者が注目をして多方面で研究が進められている。」(【0032】)及び「発明者の父が、3年前からリュウマチの痛みを和らげる目的で、この発明のヨシ・アシュワガンダ末(ヨシ葉粉末およびアシュワガンダ葉粉末を夫々適宜割合で混合)を溶かした水や湯(ヨシ・アシュワガンダ飲料)を毎日飲んだ結果、リュウマチの痛みが大幅に軽減し、現在では痛み止めの薬を服用する必要がなくなり、快適な生活を送れるようになり、本出願のヨシ・アシュワガンダ飲料の健康増進作用を確認することができた。」(【0033】)
と記載されているが、これらの記載は、科学的な分析結果や官能試験などの客観的データを根拠として示された効果を述べたものではなく、単に、出願人の主観的予想や希望を述べたものにすぎない。
すなわち、本願明細書には、科学的な分析データを根拠とした本願発明による効果は記載されておらず、本願発明による作用効果を認めることができない。ましてや、本願発明によって「ヨシ葉粉末」、「アシュワガンダ葉粉末」を単独で用いた飲料それぞれの効果の総和を越える格別な効果を奏するものとは、認められない。

オ よって、ヨシ葉粉末を、飲料水に混合するようにしてなるものとしたヨシ飲料である引用発明に、別な食感や、異なる成分の摂取を意図して、本出願前に周知の、お茶に入れて飲用するアシュワガンダの葉の粉末を選択して、組み合わせることは、ヨシ葉粉末とアシュワガンダ葉粉末とを寄せ集めたものといえ、当業者が容易になし得たことである。

カ また、葉の粉末を作成する際に、どの程度の粉末粒度にするかということ、葉の粉末をどの程度の量を用いるかということ及びどの程度の飲料水に用いるかということは、飲料に必要とされる成分量、食感、味、内容量等に応じて当業者が適宜なし得た事項である。
そして、本願発明において特定された「ヨシ葉粉末」及び「アシュワガンダ葉粉末」それぞれの粒度、量並びに水の量を選択したことによって格別の効果が生じたものと認められない。

5 むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明及び周知の事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。

したがって、本願は、他の請求項について検討するまでもなく拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2014-10-23 
結審通知日 2014-10-28 
審決日 2014-11-11 
出願番号 特願2012-53822(P2012-53822)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (A23L)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 吉森 晃太田 雄三  
特許庁審判長 千壽 哲郎
特許庁審判官 山崎 勝司
森林 克郎
発明の名称 ヨシ・アシュワガンダ飲料  
代理人 佐々木 實  
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