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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A01F
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A01F
管理番号 1297103
審判番号 不服2013-17175  
総通号数 183 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2015-03-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-09-05 
確定日 2015-02-05 
事件の表示 特願2007-288939号「自走式脱穀装置」拒絶査定不服審判事件〔平成21年 5月28日出願公開、特開2009-112250号〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成19年11月6日の出願であって、平成24年4月24日付けで拒絶の理由が通知され、これに対して、同年6月26日に意見書及び手続補正書が提出され、同年10月24日付けで最後の拒絶の理由が通知され、これに対して、同年12月20日に意見書及び手続補正書が提出されたが、平成25年6月6日付けで補正の却下の決定とともに拒絶査定がなされ、これに対し、平成25年9月5日に拒絶査定不服審判の請求がなされると同時に特許請求の範囲及び明細書についての手続補正がなされたものである。

第2 平成25年9月5日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成25年9月5日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。

[理由]
1 補正の内容
本件補正は、特許請求の範囲の記載を補正することを含むものであり、本件補正前と本件補正後の特許請求の範囲の請求項1の記載は、次のとおりである。

補正前(平成24年6月26日付け手続補正書):
「穀物の脱粒を行う脱穀部(2)と、穀粒と排稈及び莢屑とを選別する選別部(3)と、前記脱穀部(2)及び選別部(3)の下方に設けた走行装置(4)と、機体の側面に開口され該脱穀部(2)への穀稈の投入口(11)を備えた自走式脱穀装置(1)において、該自走式脱穀装置(1)の機体進行方向の後部には、機体の移動時に操作する走行側操作部(5A)を設け、機体側面の前記脱穀部(2)への投入口(11)の近傍に、脱穀作業時に操作する作業側操作部(5B)を設け、該走行側操作部(5A)及び作業側操作部(5B)には、少なくとも走行装置(4)の駆動・停止を行う駆動・停止手段を備え、前記走行側操作部(5A)には、前記走行装置(4)の駆動・停止を行う駆動・停止手段となる主クラッチレバー(51)と、前記走行装置(4)の左右それぞれの駆動輪に対し駆動伝達の入切を行い機体の進行方向を切り替える操向操作手段となるサイドクラッチレバー(52)を備え、該作業側操作部(5B)には、前記主クラッチレバー(51)と同じ機能を有する駆動・停止手段となる第二主クラッチレバー(61)と、前記サイドクラッチレバー(52)と同じ機能を有する操向操作手段となる第二サイドクラッチレバー(62)を設けたことを特徴とする自走式脱穀装置。」

補正後(平成25年9月5日付け手続補正書):
「穀物の脱粒を行う脱穀部(2)と、穀粒と排稈及び莢屑とを選別する選別部(3)と、前記脱穀部(2)及び選別部(3)の下方に設けた走行装置(4)と、機体の側面に開口され該脱穀部(2)への穀稈の投入口(11)を備えた自走式脱穀装置(1)において、
該自走式脱穀装置(1)の機体進行方向の後部には、機体の移動時に操作する走行側操作部(5A)を設け、機体側面の前記脱穀部(2)への投入口(11)の近傍に、脱穀作業時に操作する作業側操作部(5B)を設け、
該走行側操作部(5A)及び作業側操作部(5B)には、少なくとも走行装置(4)の駆動・停止を行う駆動・停止手段を備え、
前記走行側操作部(5A)には、前記走行装置(4)の駆動・停止を行う駆動・停止手段となる主クラッチレバー(51)と、前記走行装置(4)の左右それぞれの駆動輪に対し駆動伝達の入切を行い、機体の進行方向を切り替える操向操作手段となるサイドクラッチレバー(52)を備え、
該作業側操作部(5B)には、前記主クラッチレバー(51)と同じ機能を有する駆動・停止手段となる第二主クラッチレバー(61)と、前記サイドクラッチレバー(52)と同じ機能を有する操向操作手段となる第二サイドクラッチレバー(62)を設け、
更に、該作業側操作部(5B)には、前記脱穀部(2)及び選別部(3)を非常停止するための手段として非常停止レバー(63)を併設した
ことを特徴とする自走式脱穀装置。」(下線は補正箇所を示すものである。)

2 補正の目的及び新規事項の追加の有無
本件補正は、請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「作業側操作部(5B)」の構成を「前記脱穀部(2)及び選別部(3)を非常停止するための手段として非常停止レバー(63)を併設した」構成に限定するものであり、かつ、補正後の請求項1に記載された発明は、補正前の請求項1に記載された発明と、産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるので、本件補正は、特許法第17条の2第5項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そして、本件補正は、新規事項を追加するものではない。

3 独立特許要件
そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するか)について以下に検討する。

(1)引用例について
ア 引用例1
(ア)引用例1に記載の事項
原査定の拒絶の理由に引用された、本願出願前に頒布された刊行物である特開2005-270060号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。

「【技術分野】
【0001】
本発明は、大豆や蕎麦などの穀稈を脱穀する脱穀装置の受網の取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンバイン等の脱穀装置は脱穀部と選別部とから構成されており、大豆や蕎麦などの刈取穀稈は脱穀部に設けられた扱胴等により搬送されながら脱粒される。そして、脱穀部にて処理された処理物は受網を漏下して脱穀部の下方に配設された選別部の揺動選別装置により選別されるものである。」
「【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の受網の取付構造を採用した脱穀機の前方斜視図、図2は脱穀装置の側断面図、図3は受網の分解した状態を示す斜視図、図4は受網を側板に取り付けた正面図、図5はレール部分の拡大正面図である。
まず、本発明の受網を取り付けた脱穀装置を有する自走式の脱穀機について説明する。
なお、便宜上、図1における矢印Aの方向を脱穀機39の前方として以下の説明を行う。
【0014】
図1、図2に示すように、脱穀機39はクローラ式走行装置41上に脱穀装置40を載置して自走式に構成され、機体前側に操縦部2を配置し、操向クラッチレバーや作業クラッチレバーや主クラッチレバー等を配置している。前記脱穀装置40の機体の一側面(右側)に投入口51が設けられ、稈置き台3を投入口51から側方へ延設している。背面(後面)には排出口52が設けられて、搬送コンベア49が斜め後上方へ延設されている。
【0015】
該脱穀装置40の内部は脱穀部42と選別部43とから構成されており、該脱穀部42は処理室内に機体の前後方向に扱胴50を軸架し、該扱胴50の側方が前記投入口51と面するように配設されている。該扱胴50の周囲には扱刃50aが植設されて、該扱胴50の回転により脱粒が行われるとともに、扱胴50下部周囲には後述する受網58が設けられて処理物のみ漏下するように構成されている。脱穀部42から漏下した穀粒や稈屑、排稈等の処理物は脱穀部42の下方に配置された選別部43で選別されるようにしている。
なお、前記扱刃50aが取付られる前後方向の範囲と、前記受網58が配置される前後方向の長さとは略一致させており、扱胴50は扱刃50aが取付られる後端及び受網58の後端よりも更に後方に延設されているものである。そして、揺動選別装置44の後端は扱胴50後端に略一致するか、又は、更に後方に延設されている。」

また、図1の脱穀機の前方斜視図には、機体前側に操縦部2を配置していることが、図示されている。

(イ)引用例1に記載の発明の認定
上記(ア)に記載された事項及び図示内容を総合すると、引用例1には、次の発明(以下、「引用発明1」という。)が記載されていると認める。

「穀物の脱粒を行う脱穀部42と、穀粒と排稈及び莢屑とを選別する選別部43と、前記脱穀部42及び選別部43の下方に設けた走行装置41と、機体の側面に開口され該脱穀部42への穀稈の投入口51を備えた自走式脱穀装置において、
該自走式脱穀装置の機体前側には、操縦部2を設け、
該操縦部2には、主クラッチレバーと、操向クラッチレバーと、作業クラッチレバーなどを備える自走式脱穀装置。」

イ 引用例2
(ア)引用例2に記載の事項
原査定の拒絶の理由に引用された、本願出願前に頒布された刊行物である実願昭60-36327号(実開昭61-152235号)のマイクロフィルム(以下、「引用例2」という。)には、次の事項が図面とともに記載されている。

「〔産業上の利用分野〕
本考案は、脱穀フィールドチェーンの始端部に穀稈を挟持搬送する補助搬送装置を設けてあるハーベスタに関する。
〔従来の技術〕
・・・・
又、上記の如く構成したハーベスタに、稲架からの穀稈束を能率高く供給するために、稲架に沿わせてハーベスタを低速で走行させ、かつ、稲架の穀稈を順次供給する作業手段が採用されることがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、冒頭の如く構成したハーベスタでは、ハーベスタの本体から補助搬送装置を単に延出した構造であるため、車体の走行を始める際、あるいは停止させる際にも、そのつど作業者が車体の運転部まで行って、走行クラッチ等を操作せねばならない煩わしさがあった。
本考案の目的は冒頭構成のハーベスタに於いて、補助搬送装置に穀稈を供給する作業者に、車体の運転部に歩いて行く等の煩わしさを感じさせずに車体の走行、停止を行う点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は、前記脱穀フィードチェーン側の操作部と、前記補助搬送装置の始端側適所とに夫々走行用クラッチに連係した操作具を設けてある点にあり、その作用、及び効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、上記の位置にクラッチレバーを設けたため、補助搬送装置に穀稈束を供給する作業者は、例えば、稲架等、自然乾燥中の穀稈束群の近傍から離れることなく、レバーの操作だけで車体の走行を制御できる。
〔効果〕
従って、従来からのクラッチレバーに加えて、更に一つクラッチレバーを設けるだけで、車体の走行制御時の煩わしさが解消され、能率高く作業が行えるようになった。」(明細書第1頁第17行?第3頁第18行)
「〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図及び第3図に示すように、その後部に設けた原動部(1)からの動力をミッションケース(2)を介して左右一対のクローラ走行装置(3),(3)に伝えるよう、走行駆動系を構成した車体(A)の中央部に脱穀装置(4)を搭載すると共に、この脱穀装置から後方に延出した搬出筒(5)からの穀粒を穀粒袋(図示せず)に回収する袋詰め部(6)及び、走行クラッチレバー(7)、サイドクラッチレバー(8),(8)を設けた操縦部(B)を車体(A)の後部に設け、もってハーベスタを構成する。
前記脱穀装置(4)は、その回転軸を車体(A)の左右方向に設定した扱胴(9)を内装してあり、その側面に形成した穀稈供給に(審決注:「に」は「口」の誤記である。)(4a)から穀稈を供給することで、脱穀処理が行えるよう、背面にフィードチェーン(10)を設けてある。そして、該ハーベスタでは稲架等で自然乾燥した穀稈束を稲架等の近傍に位置する作業者が無理なく脱穀装置(4)に供給できるよう前記フィードチェーン(10)の始端部に挟持搬送型の補助搬送装置(11)を設けてある。
・・・・
前記補助搬送装置(11)を脱穀装置(4)の側部に固設した第1搬送部(11a)と、この搬送部(11a)の始端部に、軸心(P)周りで揺動自在に枢着した第2搬送部(11b)で構成すると共に、補助搬送装置(11)の始端部、つまり、第2搬送部(11b)の始端部を支持するフレーム(12)に走行用クラッチ(13)に連係したクラッチレバー(14)を取付けてある。
・・・・
そして、前述の如く、稲架の近傍から穀稈を供給する作業者が、前記補助搬送装置(11)の始端部に設けたクラッチレバー(14)を操作することで、車体(A)の走行を制御できるようになっている。
尚、前記サイドクラッチレバー(8),(8)は、ミッションケース(2)に内装したサイドクラッチ(図示せず)と連係してあり、各々を独立に操作することで車体(A)の操向操作が行えるようになっている。・・・・」(明細書第3頁第19行?第6頁第13行)
「〔別実施例〕
本考案は、前記実施例以外に、第4図及び第5図に示すように実施することも可能である。つまり、補助搬送装置(11)を車体(A)に固設した構造とすると共に、作業時にのみ用いる操縦部(C)を車体(A)の操縦部(B)とは別に車体(A)の側部に取付け、かつ、この操縦部(C)に、操作具の一例として、走行クラッチペダル(14a)を設け、このペダル(14a)と車体(A)の走行用クラッチ(13)とをワイヤ(17a)を介して連係してある。又、操縦部(C)にサイドクラッチとワイヤ(20),(20)を介して連係するサイドクラッチペダル(8a),(8a)を前記走行クラッチペダル(14a)の側部に並設してあり、作業者が腰を掛けるサドル(21)を設けてある。」(明細書第6頁第14行?第7頁第18行)

また、第2図のハーベスタの側面図及び第3図のハーベスタの平面図には、走行クラッチレバー(7)とサイドクラッチレバー(8),(8)とを設けた操縦部(B)が車体(A)の後部に配置されているとともに、クラッチレバー(14)を車体(A)側部の穀稈供給箇所の近傍に配置されていることが図示されている。
さらに、第4図のハーベスタの側面図及び第5図のハーベスタの平面図には、走行クラッチペダル(14a)とサイドクラッチペダル(8a),(8a)を車体(A)側部の穀稈供給箇所の近傍に配置されていることが図示されている。

(イ)引用例2に記載の発明の認定
上記(ア)に記載された事項(とくに〔実施例〕欄)及び図示内容(とくに第1?3図)を総合すると、引用例2には、次の発明(以下、「引用発明2」という。)が記載されていると認める。

「走行装置3,3を備えた車体Aに脱穀装置4を搭載したハーベスタにおいて、車体の走行と停止を行う走行クラッチレバー7、車体の操向操作を行うサイドクラッチレバー8,8を設けた操縦部Bを車体Aの後部に設け、穀稈供給箇所の近傍に、走行クラッチに連係したクラッチレバー14を設けたハーベスタ。」

ウ 周知例1
(ア)周知例1に記載の事項
本願出願前に頒布された刊行物である特開2000-92967号公報(以下、「周知例1」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。

「【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハ-ベスタのエンジン緊急停止装置に関し、農業機械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からハ-ベスタは、クロ-ラを有する走行車体上に、フィ-ドチエンを後側にして脱穀装置を搭載して構成している。そして、脱穀装置は、一側の穀稈供給口にはその外側に延長して稲置台を連結し、他側の排藁側には藁集束器を装備して構成していた。そして、脱穀装置は、走行車体上に装備したエンジンから伝動されて駆動する構成としている。
【0003】
更に、脱穀装置は、脱穀作業にあたり、稲置台上に載置した穀稈を手作業でフィ-ドチエンの搬送始端部に供給する手扱ぎ作業であるから、安全確保のために緊急停止スイッチをフィ-ドチエンカバ-の前面(進行方向に対して後側)に設けてエンジンに接続して構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のハ-ベスタにおける緊急停止スイッチは、上述のとおりフィ-ドチエンカバ-の前面(走行車体の進行方向に対しては後側)に設けられ、緊急停止可能にエンジンに接続されていた。この従来型の構成は、手扱ぎ作業中に、誤って、仮に右手がフィ-ドチエンの始端部に噛み込まれたとき、咄嗟に左手で緊急停止スイッチを押そうとするが、スイッチの位置がフィ-ドチエンの始端部より搬送方向(右側)に寄っているから、左手がとどきにくく、大事故につながる課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、走行車体1上に、フィ-ドチエン2を進行方向の後側に位置させて脱穀装置3を搭載して設け、該脱穀装置3は、前記フィ-ドチエン2の搬送始端側で、しかも、機体側部の穀稈供給口4に接続して稲置台5を設け、前記脱穀装置3は、走行車体1上に装備したエンジン6から回転動力が伝動されて駆動される構成とし、該エンジン6は、前記フィ-ドチエン2の搬送始端側の前方で、かつ、前記穀稈供給口4の上側機枠7に設けた緊急停止スイッチSに接続して構成したハ-ベスタのエンジン緊急停止装置としたものである。
【0006】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているから、穀稈を握ってフィ-ドチエンの始端部に供給する手扱ぎ作業中に、誤って、右手がフィ-ドチエンに噛み込まれたとき、咄嗟に左手を前方に伸ばせば緊急停止スイッチを押すことができ、大事故を未然に防止できる安全性の高い装置となった。」
「【0008】
そして、脱穀装置3は、従来から公知のように、上側に扱胴9を軸架した扱室10を設け、その扱室10の底部にある選別網11の下側に選別室を配置して構成している。そして、前記扱室10は、一方側に穀稈供給口4を開口し、他方側に排藁口12を開口し、前側に沿わせて設けた扱口の外側にフィ-ドチエン2を設けて構成している。」
「【0013】
そして、緊急停止スイッチSは、前述のとおり安全回路中に組み込まれ押圧操作によってエンジン6を停止できる配線としており、図1および図2に示すように、フィードチエン2の始端部より前側で、穀稈供給口4の上側にある上側機枠7の外側に設けている。この緊急停止スイッチSを取付けた場所は、手扱ぎ作業中に作業者が左手を前方に伸ばせば、すぐとどく、安全性が極めて高い位置になる。なお、緊急停止スイッチSは、どんな場合でも最優先してエンジン6を停止する構成としている。」

(イ)周知例1に記載の技術事項の認定
上記(ア)に記載された事項及び図示内容を総合すると、周知例1には、次の技術事項が記載されていると認める。

「自走式脱穀装置において、エンジン6を停止させることにより脱穀装置3及び選別装置を作業中に緊急停止させるための緊急停止スイッチSを、手扱ぎ作業中に作業者が手を前方に伸ばせばすぐとどく位置である、穀稈供給口4の近傍に設けること。」

エ 周知例2
(ア)周知例2に記載の事項
本願出願前に頒布された刊行物である特許第3406751号公報公報(以下、「周知例2」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。

「【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーベスタにおけるエンジンの停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行機体に脱穀機及び操縦部並びにエンジン等を設置したハーベスタは、上記エンジンを作業中に停止させる手動用の停止スイッチを操縦部に設けており、該停止スイッチは一般に押釦スイッチ方式或いはエンジンのスターターキースイッチを兼ねた摘み式のスイッチ等で構成されている。」
「【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。1は本発明に係わるハーベスタであり、クローラ式の走行装置1aを有する走行機体1b上に脱穀機2と操縦部3を前後方向に配設すると共に、該操縦部3の下方にはエンジン4を操縦パネル3a及びエンジン室カバー3bで覆った状態で載置している。そして、操縦パネル3aの両側からハンドル3cを後方に向けて突設すると共に、該ハンドル3cを介し上下に穀粒排出樋2aと袋受台2bとからなる穀粒収納部2cを設けている。
【0007】
また、上記操縦パネル3aには、脱穀レバー30及び変速レバー31並びに操向レバー32等の各種の操作レバーを立設しており、その中央部位には、エンジン4の始動停止を行う点火プラグアッシー(停止装置)77と接続する摘み式のキースイツチ33を設置している。尚、図1の上記エンジン4はガソリンエンジンを示し、35はそのスロットルレバーである。
【0008】
一方、上記脱穀機2は扱口2kに沿わせて搬送方向始端部側の遊動輪5aと終端部側の駆動輪5bとの間にフィードチェーン5を張架し、該フィードチェーン5は張架された下側で穀稈を挟持搬送するアッパーチェーンとなし、その搬送面側に挟持レール5cを対設し操縦部3側に対面させている。また、上記フィードチェーン5の始端部側、即ち脱穀機2の左側が手扱作業位置となるように穀稈供給台2dを折り畳み可能に装着すると共に、終端部側には排藁搬送装置2eを設けて脱穀済の穀稈を排出搬送するようにしている。6は脱穀機2の前方で、後述する構成により着脱可能に取着された排塵物排出用の排出筒である。
【0009】
図2に示すように、上記フィードチェーン5には、その搬送方向始端部側から終端部側に至る前面及び上面の非搬送側を覆う、前面板51,上面板52からなるチェーンカバー50を設け、該上面板52の始端部側はチェーン始端上部の回転軌跡に沿うように下向斜面の始端部カバー53を形成し、穀稈供給時における穀稈の誘導受面を構成し供給穀稈がフィードチェーン5に接触しないようにしている。また、上記チェーンカバー50の始端から搬送方向に所定間隔Hだけ離間した該チェーンカバー50の始端部寄りで上方部位には、手扱作業位置から手を伸ばして操作可能な位置に前記エンジン4を停止させる停止スイッチ7を設け、緊急時におけるエンジン4の停止操作を迅速且つ容易に行うことができるようにしている。」
「【0012】
以上のように構成したハーベスタ1による脱穀作業は、機体の走行を停止した状態において、作業者が手扱作業位置に立って穀稈供給台2dに載置された穀稈を、アッパーチェーンタイプのフィードチェーン5の始端部に順次供給することにより、該穀稈はフィードチェーン5と挟持レール5c間で挟持搬送されて、脱穀機2内で脱穀処理されたのち排藁搬送装置2eで継送搬送し排出されると共に、脱穀物を脱穀機2内で選別処理し、穀粒は穀粒収納部2cで収容すると共に排塵物は排出筒6から機外に排出することによって行われる。」

(イ)周知例2に記載の技術事項の認定
上記(ア)に記載された事項及び図示内容を総合すると、引用例2には、次の技術事項が記載されている。

「自走式脱穀装置において、エンジン4を停止させることにより選別部を備える脱穀機2を作業中に緊急停止させるための停止スイッチ7を、手扱作業位置から手を伸ばして操作可能な位置である、穀稈を供給する吸口2kの近傍に設けること。」

(2)対比
本願補正発明と引用発明1とを対比すると、引用発明1の「機体前側」に設けた「操縦部2」は、その構造及び機能からみて、本願補正発明の「機体進行方向の後部」に設けた「走行側操作部」に相当し、同様に、操縦部2に備えた「主クラッチレバー」と「操向クラッチレバー」は、走行側操作部に備えた「主クラッチレバー」と「サイドクラッチレバー」にそれぞれ相当する。

したがって、両者は 次の点で一致する。
「穀物の脱粒を行う脱穀部と、穀粒と排稈及び莢屑とを選別する選別部と、前記脱穀部及び選別部の下方に設けた走行装置と、機体の側面に開口され該脱穀部への穀稈の投入口を備えた自走式脱穀装置において、
該自走式脱穀装置の機体進行方向の後部には、機体の移動時に操作する走行側操作部を設け、
該走行側操作部には、前記走行装置の駆動・停止を行う駆動・停止手段となる主クラッチレバーと、前記走行装置の左右それぞれの駆動輪に対し駆動伝達の入切を行い、機体の進行方向を切り替える操向操作手段となるサイドクラッチレバーを備える自走式脱穀装置。」

そして、両者は次の点で相違する。
(相違点)
本願補正発明においては、機体側面の脱穀部への穀稈の投入口の近傍に、脱穀作業時に操作する作業側操作部を設け、該作業側操作部には、走行側操作部の主クラッチレバーと同じ機能を有する駆動・停止手段となる第二主クラッチレバーと、走行側操作部のサイドクラッチレバーと同じ機能を有する操向操作手段となる第二サイドクラッチレバーを設けるとともに、脱穀部及び選別部を非常停止するための手段として非常停止レバーを併設したのに対し、
引用発明1においては、機体側面の脱穀部への投入口の近傍に、脱穀作業時に操作する作業側操作部を設けているのかどうか不明であり、作業側操作部に上記各操作レバーが設けられているのかどうかも不明である点。

(3)相違点の判断
ア 引用例2について
引用例2には、上記(1)イ(ア)〔考案が解決しようとする問題点〕欄で摘記したように、従来のハーベスタでは、ハーベスタの本体から補助搬送装置を単に延出した構造であるため、車体の走行を始める際、あるいは停止させる際にも、そのつど作業者が車体の運転部まで行って、走行クラッチ等を操作せねばならない煩わしさがあったので、補助搬送装置に穀稈を供給する作業者に、車体の運転部に歩いて行く等の煩わしさを感じさせずに車体の走行、停止を行うことを目的とすることが記載されている。この引用例2に記載の目的(課題)は、本願補正発明の「大豆や蕎麦の脱穀作業においては、刈り取られて圃場に3?5mの間隔をあけて集積された穀稈を脱穀装置に投入する作業を行うが、集積された穀稈の間を移動する際、従来の自走式の脱穀装置では、脱穀作業を行う側部から脱穀装置を走行させるために通常の走行方向に対して後方に設けられた操作部に移動して走行クラッチを操作しなければならなかったので、作業能率が悪かった。また、脱穀作業時は、通常の走行方向前方へ排稈等を排出することになるため、排出した排稈を踏まないように、通常の走行方向に対して後方へと走行する。このとき、通常の走行方向に対して後方に設けられた走行クラッチを操作することになるので、操作性が悪かった。」(本願明細書の段落【0003】)、「そこで本発明はかかる課題に鑑み、脱穀作業を行いながら走行装置の操作をすることができる自走式脱穀装置を提供する。」(同【0004】)との課題と共通しているといえる。
そして、引用例2には、上記(1)イ(イ)で説示したように、
「走行装置3,3を備えた車体Aに脱穀装置4を搭載したハーベスタにおいて、車体の走行と停止を行う走行クラッチレバー7、車体の操向操作を行うサイドクラッチレバー8,8を設けた操縦部Bを車体Aの後部に設け、穀稈供給箇所の近傍に、走行クラッチに連係したクラッチレバー14を設けたハーベスタ。」(引用発明2)
が記載されていると認められる。
ハーベスタは、穀物・牧草・野菜等の収穫用機械の総称であり(株式会社岩波書店 広辞苑第六版)、引用発明2は脱穀装置と走行装置を備えているから、引用発明2の「ハーベスタ」は本願補正発明の「自走式脱穀装置」に相当するといえる。また、引用発明2の「操縦部B」は、その構造及び機能からみて、本願補正発明の「走行側操作部」に相当し、同様に、操縦部Bの「走行クラッチレバー7」と「サイドクラッチレバー8,8」は、走行側操作部の「主クラッチレバー」と「サイドクラッチレバー」に、「走行クラッチに連係したクラッチレバー14」は「主クラッチレバーと同じ機能を有する駆動・停止手段となる第二主クラッチレバー」にそれぞれ相当するいえる。さらに、引用発明2の「クラッチレバー14」は、引用例2(上記(1)イ(ア)参照)の「つまり、上記の位置にクラッチレバーを設けたため、補助搬送装置に穀稈束を供給する作業者は、例えば、稲架等、自然乾燥中の穀稈束群の近傍から離れることなく、レバーの操作だけで車体の走行を制御できる。」(〔作用〕欄)、「従って、従来からのクラッチレバーに加えて、更に一つクラッチレバーを設けるだけで、車体の走行制御時の煩わしさが解消され、能率高く作業が行えるようになった。」(〔効果〕欄)、「稲架の近傍から穀稈を供給する作業者が、前記補助搬送装置(11)の始端部に設けたクラッチレバー(14)を操作することで、車体(A)の走行を制御できるようになっている。」(〔実施例〕欄)との記載から明らかなように、作業者が脱穀作業時に操作するものであって、すなわち作業側操作部として備えられているものであって、「クラッチレバー14」が設けられている「穀稈供給箇所の近傍」は、本願補正発明及び引用発明1の「脱穀部への穀稈の投入口の近傍」に相当するといえる。そうすると、引用発明2は、次の発明に相当するといえる。
「走行装置を備えた車体に脱穀装置を搭載した自走式脱穀装置において、主クラッチレバーとサイドクラッチレバーを設けた走行側操作部を車体の後部に設け、脱穀部への穀稈の投入口の近傍に、作業者が脱穀作業時に操作する作業側操作部としての第二主クラッチレバーを設けた自走式脱穀装置。」
また、引用例2には、上記(1)イ(ア)で摘記したように、〔別実施例〕として、作業時にのみ用いる操縦部(C)を車体(A)の操縦部(B)とは別に車体(A)の側部に取付け、この操縦部(C)に、車体の走行と停止を行う走行クラッチペダル(14a)と、車体の操向操作を行うサイドクラッチペダル(8a),(8a)を設けることが開示されている。
イ 周知技術について
上記(1)ウで説示したように、周知例1には、「自走式脱穀装置において、エンジン6を停止させることにより脱穀装置3及び選別装置を作業中に緊急停止させるための緊急停止スイッチSを、手扱ぎ作業中に作業者が手を前方に伸ばせばすぐとどく位置である、穀稈供給口4の近傍に設けること。」が記載されていると認められ、また、上記(1)エで説示したように、周知例2には、「自走式脱穀装置において、エンジン4を停止させることにより選別部を備える脱穀機2を作業中に緊急停止させるための停止スイッチ7を、手扱作業位置から手を伸ばして操作可能な位置である、穀稈を供給する吸口2kの近傍に設けること。」が記載されていると認められ、さらに、「緊急」は「非常」に相当するから、自走式脱穀装置において、作業中に脱穀部及び選別部を非常停止させるための非常停止スイッチを脱穀部への穀稈の投入口の近傍に設けることは、本願出願前に周知の技術(以下、「周知技術」という。)であるといえる。
ウ 判断
(ア)一般的に、関連する技術分野に置換可能な技術手段があるときは、当業者がその転用を容易に着想し得るといえるところ、引用発明1と引用発明2及び上記周知技術とは、ともに自走式脱穀装置に関する技術であるから、引用発明1に引用発明2や上記周知技術を適用することは、当業者であれば容易に着想することといえる。
(イ)引用発明1の自走式脱穀装置においても、引用発明2のハーベスタ(自走式脱穀装置)と同様に、穀稈を供給する作業者が、車体の運転部に歩いて行く等の煩わしさを感じさせずに車体の走行、停止を行うことの課題が内在しているといえる。また、引用発明1の自走式脱穀装置においても、作業の安全性を高めようとする課題は当然にあるといえる。
(ウ)上記(ア)及び(イ)の事情を考慮すると、引用発明1において、引用発明2や上記周知技術を適用して、機体側面の脱穀部への穀稈の投入口の近傍に、脱穀作業時に操作する作業側操作部を設け、該作業側操作部に走行装置の駆動・停止手段となる第二主クラッチレバーを設けるとともに、脱穀部及び選別部を非常停止するための手段として非常停止スイッチを設けることは、当業者が容易に想到し得ることであるといえる。
(エ)そして、作業側操作部に走行装置を操作する第二主クラッチレバーを設ける際に、走行装置の駆動・停止のみならず操向操作も併せて行うことは当業者であればごく普通に着想することであり、引用例2にも、作業時にのみ用いる操縦部(C)に、車体の走行と停止を行う走行クラッチペダル(14a)と、車体の操向操作を行うサイドクラッチペダル(8a),(8a)を設けることが開示されているから、走行装置の操向操作を行う第二サイドクラッチレバーも併せて設けることは、当業者が適宜になし得ることであるといえる。また、繰り返しになるが、引用発明2において、作業側操作部に走行装置を操作する第二主クラッチレバーを設けているのは、穀稈を供給する作業者が、車体の走行側操作部に歩いて行く等の煩わしさを感じさせずに車体の走行装置を操作するためであるから、このことからも、走行側操作部にある車体の走行装置を操作する手段である主クラッチレバーとサイドクラッチレバーをともに作業側操作部にも設けることは、当業者にとって適宜なし得ることであるといえる。
(オ)また、非常停止スイッチを、クラッチレバーなどに採用されているようなレバー形式の操作手段とすることは、当業者が適宜になし得ることであるといえる。
(カ)以上のとおりであるから、引用発明1に引用発明2及び上記周知技術を適用して、本願補正発明の相違点に係る構成とすることは、当業者が容易に想到し得ることである。
(キ)そして、本願補正発明の作用効果は、引用発明1、2及び周知技術の作用効果からみて格別なものではないといえる。

(4)むすび
したがって、本願補正発明は、引用発明1及び引用発明2並びに周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるので、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができない。

よって、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明
本件補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、拒絶査定時の平成24年6月26日付けの手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。

「穀物の脱粒を行う脱穀部(2)と、穀粒と排稈及び莢屑とを選別する選別部(3)と、前記脱穀部(2)及び選別部(3)の下方に設けた走行装置(4)と、機体の側面に開口され該脱穀部(2)への穀稈の投入口(11)を備えた自走式脱穀装置(1)において、該自走式脱穀装置(1)の機体進行方向の後部には、機体の移動時に操作する走行側操作部(5A)を設け、機体側面の前記脱穀部(2)への投入口(11)の近傍に、脱穀作業時に操作する作業側操作部(5B)を設け、該走行側操作部(5A)及び作業側操作部(5B)には、少なくとも走行装置(4)の駆動・停止を行う駆動・停止手段を備え、前記走行側操作部(5A)には、前記走行装置(4)の駆動・停止を行う駆動・停止手段となる主クラッチレバー(51)と、前記走行装置(4)の左右それぞれの駆動輪に対し駆動伝達の入切を行い機体の進行方向を切り替える操向操作手段となるサイドクラッチレバー(52)を備え、該作業側操作部(5B)には、前記主クラッチレバー(51)と同じ機能を有する駆動・停止手段となる第二主クラッチレバー(61)と、前記サイドクラッチレバー(52)と同じ機能を有する操向操作手段となる第二サイドクラッチレバー(62)を設けたことを特徴とする自走式脱穀装置。」

第4 引用例に記載された事項
原査定の拒絶の理由に引用された引用例1、2の記載事項は、前記第2の3(1)に記載したとおりである。

第5 対比・判断
本願発明は、前記第2の1の本願補正発明から、「作業側操作部」に係る構成の限定事項である「該作業側操作部(5B)には、前記脱穀部(2)及び選別部(3)を非常停止するための手段として非常停止レバー(63)を併設した」との構成を省いたものである。
そうすると、本願発明の発明特定事項をすべて含み、さらに、他の発明特定事項を付加したものに相当する本願補正発明が、前記第2の3(3)に記載したとおり、引用発明1及び引用発明2、並びに本件補正で限定された事項に係る周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、本件補正で限定された事項に係る判断(周知技術に基づく点)を除き同様の理由で、引用発明1及び引用発明2に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明1及び引用発明2に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。
したがって、本願は拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2014-11-21 
結審通知日 2014-11-25 
審決日 2014-12-08 
出願番号 特願2007-288939(P2007-288939)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (A01F)
P 1 8・ 575- Z (A01F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 中村 圭伸  
特許庁審判長 中川 真一
特許庁審判官 小野 忠悦
門 良成
発明の名称 自走式脱穀装置  
代理人 矢野 寿一郎  
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