ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H01L |
---|---|
管理番号 | 1302495 |
審判番号 | 不服2014-9313 |
総通号数 | 188 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2015-08-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2014-05-20 |
確定日 | 2015-06-25 |
事件の表示 | 特願2013- 21383「太陽電池モジュールの製造方法及び太陽電池モジュール製造装置」拒絶査定不服審判事件〔平成25年 5月 2日出願公開、特開2013- 80982〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1 手続の経緯 本願は、平成20年6月25日(国内優先権主張 平成19年7月13日)を国際出願日とする出願である特願2009-523585号(以下「原出願」という。)の一部を、平成25年2月6日に新たな特許出願としたものであって、平成25年10月28日付けで拒絶理由が通知され、同年12月24日に意見書が提出されたが、平成26年2月21日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年5月20日に拒絶査定不服審判請求がなされたものである。 2 本願発明 本願の請求項に係る発明は、平成25年2月6日に新たな特許出願とされた特許請求の範囲の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1ないし5に記載された事項により特定されるものと認められるところ、請求項1に係る発明は、次のとおりのものである。 「太陽電池の受光面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで一の配線材の第1部分を配置するとともに、前記太陽電池の裏面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで他の配線材の第2部分を配置する積層体形成工程と、 前記積層体を上下から加圧しつつ、前記樹脂接着剤の軟化温度以上かつ硬化温度より低い温度で加熱する配線材仮接着工程と、 前記配線材仮接着工程を経た前記積層体を上下から加圧し、前記樹脂接着剤の硬化温度以上の温度で加熱する本圧着工程と、 を備える太陽電池モジュールの製造方法。」(以下「本願発明」という。) 3 刊行物の記載 (1)原査定の拒絶の理由に引用された、原出願の優先日前に頒布された特開2005-243935号公報(以下「引用文献」という。)には、以下の記載がある(下線は当審にて付した。以下同じ。)。 ア 「【技術分野】 【0001】 本発明は太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法に関し、より詳細には、バスバー集電電極を持たない複数の太陽電池セルが接続されたものであって、セルに反りが無く、生産性や歩留まり及び長期信頼性に優れた太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法に関する。」 イ 「【0027】 図1は、複数の太陽電池セルが直列接続された太陽電池モジュールの1つの太陽電池セルのフィンガー電極とそれに隣接する太陽電池セルの裏面電極とのリード線による結線の様子を概略的に示した断面概略図である。 この太陽電池モジュール100は、太陽電池セル105が、該太陽電池セルの受光面に配置されたフィンガー電極101と、隣接する太陽電池セル105’の裏面電極104’とが、少なくとも常温で流動性を持たずかつ軟化点が硬化温度以上である熱硬化性導電性接着剤103、103’が塗布されたリード線102の導電性接着剤103、103’により接着されていることにより、隣接する太陽電池セル105’と電気的に接続されているものである。なお、図示しないその他の太陽電池セルの接続はこのような接続が繰り返されたものである。接続する太陽電池セルの数は、所望の電流、電圧に応じて適宜選択することができる。(途中省略) 【0035】 また、導電性接着剤103に含まれる硬化促進剤は、上記のような樹脂、硬化剤、導電性フィラーと、硬化促進剤を混合した後、DSC(示差走査型カロリメトリー)によって硬化温度と軟化点の関係が、硬化温度<軟化点であるように硬化促進剤の種類、混合量を決定する。 本発明では、このときの硬化温度を、100℃以上180℃以下とすることが好ましい。硬化温度が180℃以下であれば、熱硬化する際にそれほど高温とならないので、太陽電池セルに熱による内部応力が生じて反りや歪みが生じるおそれがなく、太陽電池セルに無用なストレスを与えなくて済む。また、100℃以上であれば、軟化点が硬化温度より高いものとするのが容易であり、圧着の際にブリーディングやはみ出しが確実におこらず、また太陽電池使用時に温度が上昇する場合でも樹脂が軟化して接着剤がブリーディングやはみ出しをおこすことで接触不良等を生じてしまうおそれもない。」 ウ 「【実施例】 【0041】 以下に本発明の実施例および比較例をあげてさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1) (リード線の作製) エポキシ樹脂を含むAraldite ECN 9699CH(ナガセエレックス)35質量部をメチルエチルケトン13質量部に溶解し、銀フィラー P287-1(Metalor)65質量部を加えて混練分散させる。均一になったら、硬化促進剤として2-フェニルイミダゾール1質量部を加えて、完全に溶解させる。このようにして得られた導電性ペーストを、スクリーン印刷機を使用して、電解処理済平板銅線(2mm幅、195mm長、160μm厚)の両面に、150μm厚になるように塗布する。塗布後、40℃、2時間で溶剤を揮発させて、導電性接着剤の塗布されたリード線を作製する。乾燥後、導電性接着剤の厚さは50μmとなった。また、この導電性接着剤は常温で流動性をもたなかった。 【0042】 (OECO太陽電池セルの作製) 抵抗率0.5Ωcm、厚さ300μm、100×100mm擬四角形FZ-B単結晶シリコン基板を、濃水酸化ナトリウム水溶液中でダメージエッチし、ダイサー(Disco社製DAD-2H/6H)によって片面を凹凸状に加工した。この加工により、凸状の隆起部分の頂面が400μm、底面が500μm,高さが100μmの凸条が全面に形成された。その後、水酸化ナトリウム水溶液/イソプロパノール混合溶液中で表面全体にテクスチャを形成した。基板を洗浄した後、オキシ塩化リンをソースとしたリン拡散を、基板を裏面どうし合わせてボート内に配置することで、表面のみに拡散されるようにして830℃で行い、表面のシート抵抗が100Ω/□となるように拡散した。一方、裏面側は酸化膜もしくは窒化膜によって全面をパッシベーションし、機械的に膜を除去して裏面コンタクト部を開口した。その後、裏面電極を蒸着し、表面のリンガラスを2%フッ酸で除去した。続いてアルミ及び銀を蒸着源として、該蒸着源から680mm離れた位置に、凸条部側面に蒸着粒子が入射するように基板角度を4°としてセットして、電子ビーム真空蒸着を行い、凸条部側面にフィンガー電極を形成した。最後に凸条部頂面に付着した不要な金属をエッチングしてOECO太陽電池セルとした。 【0043】 (リード線の取り付け及び結線) 上記OECO太陽電池セルを2枚用意し、作製されたリード線の一端を片方の太陽電池セルのフィンガー電極に直交するように配置し、もう一端の上に別の太陽電池セルの裏面電極が接触するように配置する。全体を圧力0.5MPa、温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定した後、圧力を1MPa、温度150℃、時間1分でさらに加圧し、導電性接着剤を流動させながら硬化させた。その後、加圧を解除し、150℃で5分以上保持して結線を行った。」 エ 「【0048】 例えば、上記実施形態では、太陽電池セルとしてOECOセルを用いた場合について説明したが、本発明はバスバー集電電極をフィンガー電極とは別工程で形成するようなタイプの太陽電池セルに適応できるものである。また、熱硬化性導電性接着剤についても、常温で流動性を持たずかつ軟化点が硬化温度以上のものであれば、上記実施例のものに限らず用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0049】 【図1】複数の太陽電池セルが直列接続された太陽電池モジュールの1つの太陽電池セルのフィンガー電極とそれに隣接する太陽電池セルの裏面電極とのリード線による結線の様子を概略的に示した断面概略図である。 【符号の説明】 【0050】 100…太陽電池モジュール、 101…フィンガー電極、 102…リード線、 103、103’…導電性接着剤、 104…裏面電極、 104’…隣接する太陽電池セルの裏面電極、 105…太陽電池セル、 105’…隣接する太陽電池セル。」 オ 図1は、次のものである。 カ 上記アないしウを踏まえて、上記オの図1をみると、太陽電池セル105のフィンガー電極101側は、導電性接着剤103を挟んでリード線102の一端が配置され、裏面電極104側には他のリード線が配置されていることがみてとることができ、また、隣接する太陽電池セル105’の裏面電極104’側には、導電性接着剤103’を挟んでリード線102の他端が配置され、隣接する太陽電池セルのフィンガー電極側には更に他のリード線が配置されていることがみてとることができる。 (2)引用発明 上記(1)によれば、引用文献には、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。 「導電性接着剤の塗布されたリード線を作製し、OECO太陽電池セルを作成し、前記OECO太陽電池セルを2枚用意し、作製されたリード線の一端を片方の太陽電池セルの受光面に配置されたフィンガー電極に直交するように配置し、もう一端の上に別の太陽電池セルの裏面電極が接触するように配置し、全体を圧力0.5MPa、温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定した後、圧力を1MPa、温度150℃、時間1分でさらに加圧し、導電性接着剤を流動させながら硬化させ、その後、加圧を解除し、150℃で5分以上保持して結線を行い、 前記太陽電池セルの接続はこのような接続が繰り返され、接続する太陽電池セルの数は、所望の電流、電圧に応じて適宜選択することができる、 太陽電池モジュールの製造方法。」 4 対比・判断 (1)本願発明と引用発明とを対比する。 ア 引用発明の「導電性接着剤」、「リード線」、「OECO太陽電池セル」、「受光面に配置されたフィンガー電極」、「裏面電極」及び「太陽電池モジュールの製造方法」は、本願発明の「樹脂接着剤」、「配線材」、「太陽電池」、「受光面上に形成された接続用電極」、「裏面に形成された接続用電極」及び「太陽電池モジュールの製造方法」にそれぞれ相当する。 イ 引用発明の「太陽電池モジュールの製造方法」は、「導電性接着剤の塗布されたリード線を作製し、OECO太陽電池セルを作成し、前記OECO太陽電池セルを2枚用意し、作製されたリード線の一端を片方の太陽電池セルの受光面に配置されたフィンガー電極に直交するように配置し、もう一端の上に別の太陽電池セルの裏面電極が接触するように配置」するものであるから、片方の太陽電池セルの受光面に配置されたフィンガー電極上に、導電性接着剤を挟んでリード線の一端を配置するとともに、別の太陽電池セルの裏面電極上に導電性接着剤を挟んでリード線の一端を配置したもの(以下「引用発明の積層体」という。)を形成する工程を備えるといえる。 そうすると、引用発明の積層体を形成する工程は、本願発明の「太陽電池の受光面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで一の配線材の第1部分を配置するとともに、前記太陽電池の裏面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで他の配線材の第2部分を配置する積層体形成工程」と、「太陽電池の受光面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで一の配線材の第1部分を配置するとともに、太陽電池の裏面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで配線材の第2部分を配置する積層体形成工程」の点で相当関係にある。 ウ 引用発明は、引用発明の積層体を、「全体を圧力0.5MPa、温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定した後、圧力を1MPa、温度150℃、時間1分でさらに加圧し、導電性接着剤を流動させながら硬化させ」るところ、引用文献に「本発明では、このときの硬化温度を、100℃以上180℃以下とすることが好ましい。」(上記3(1)イ)と記載され、上記70℃は、好ましい硬化温度(100℃以上180℃以下)より低い温度であることに照らして、引用発明の積層体を、全体を圧力0.5MPa、硬化温度より低い温度である温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定する工程を備えるといえる。 さらに、引用発明は、引用発明の積層体を、その後「圧力を1MPa、温度150℃、時間1分でさらに加圧し、導電性接着剤を流動させながら硬化させ」るところ、引用文献に「本発明では、このときの硬化温度を、100℃以上180℃以下とすることが好ましい。」(上記3(1)イ)と記載され、上記150℃は、好ましい硬化温度(100℃以上180℃以下)のうち、硬化温度(100℃以上150℃未満)より高い温度であることに照らして、当該硬化温度(100℃以上150℃未満)の範囲において、一旦固定する工程を経た、引用発明の積層体を加圧し、導電性接着剤を硬化温度以上の温度で加熱する固定を行う工程を備えるといえる。 そうすると、引用発明の、積層体を、全体を圧力0.5MPa、硬化温度より低い温度である温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定する工程は、本願発明の「前記積層体を上下から加圧しつつ、前記樹脂接着剤の軟化温度以上かつ硬化温度より低い温度で加熱する配線材仮接着工程」と「前記積層体を加圧しつつ、前記樹脂接着剤の硬化温度より低い温度で加熱する配線材仮接着工程」の点で相当関係にある。 また、引用発明の、一旦固定する工程を経た、引用発明の積層体を加圧し、導電性接着剤を硬化温度以上の温度で加熱する固定を行う工程は、本願発明の「前記配線材仮接着工程を経た前記積層体を上下から加圧し、前記樹脂接着剤の硬化温度以上の温度で加熱する本圧着工程」と「前記配線材仮接着工程を経た前記積層体を加圧し、前記樹脂接着剤の硬化温度以上の温度で加熱する本圧着工程」の点で相当関係にある。 したがって、引用発明の積層体を、全体を圧力0.5MPa、硬化温度より低い温度である温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定する工程、及び、前記一旦固定する工程を経た、引用発明の積層体を加圧し、導電性接着剤を硬化温度以上の温度で加熱する固定する工程は、本願発明の「前記積層体を上下から加圧しつつ、前記樹脂接着剤の軟化温度以上かつ硬化温度より低い温度で加熱する配線材仮接着工程と、前記配線材仮接着工程を経た前記積層体を上下から加圧し、前記樹脂接着剤の硬化温度以上の温度で加熱する本圧着工程」と、「前記積層体を加圧しつつ、前記樹脂接着剤の硬化温度より低い温度で加熱する配線材仮接着工程と、前記配線材仮接着工程を経た前記積層体を加圧し、前記樹脂接着剤の硬化温度以上の温度で加熱する本圧着工程」の点で相当関係にある。 したがって、両者は、 「太陽電池の受光面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで一の配線材の第1部分を配置するとともに、太陽電池の裏面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで配線材の第2部分を配置する積層体形成工程と、 前記積層体を加圧しつつ、前記樹脂接着剤の硬化温度より低い温度で加熱する配線材仮接着工程と、 前記配線材仮接着工程を経た前記積層体を加圧し、前記樹脂接着剤の硬化温度以上の温度で加熱する本圧着工程と、 を備える太陽電池モジュールの製造方法。」 である点で一致し、下記点で相違する。 ・本願発明は、「積層体形成工程」において、太陽電池の受光面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで一の配線材の第1部分を配置するとともに、「前記太陽電池の裏面上に形成された接続用電極上に、樹脂接着剤を挟んで他の配線材の第2部分を配置する」ことで、「配線材仮接着工程」において、「積層体を上下から加圧しつつ、前記樹脂接着剤の軟化温度以上かつ硬化温度より低い温度で加熱する」ものであるのに対して、引用発明は、作製されたリード線の一端を片方の太陽電池セルの受光面に配置されたフィンガー電極に直交するように配置し、「もう一端の上に別の太陽電池セルの裏面電極が接触するように配置」するものの、前記太陽電池セルの裏面電極に他のリード線を配置するとは特定されず、また、「全体を圧力0.5MPa、温度70℃、時間15秒で圧着して一旦固定した後、圧力を1MPa、温度150℃、時間1分でさらに加圧」するものの、上下から圧着ないし加圧するとは特定されず、また、温度70℃が軟化温度以上であるかどうか不明である点で相違する(以下「相違点」という)。 (2)判断 ア 上記相違点について検討する。 引用発明は、「作製されたリード線の一端を片方の太陽電池セルの受光面に配置されたフィンガー電極に直交するように配置し、もう一端の上に別の太陽電池セルの裏面電極が接触するように配置」するところ、「前記太陽電池セルの接続はこのような接続が繰り返され、接続する太陽電池セルの数は、所望の電流、電圧に応じて適宜選択することができる」ものであり、また、上記3(1)カによれば、「太陽電池セル105のフィンガー電極101側は、導電性接着剤103を挟んでリード線102の一端が配置され、裏面電極104側には他のリード線が配置され」、「隣接する太陽電池セル105’の裏面電極104’側には、導電性接着剤103’を挟んでリード線102の他端が配置され、隣接する太陽電池セルのフィンガー電極側には更に他のリード線が配置されていること」から、「裏面電極104側には他のリード線が配置され」る構成のモジュールを製造する際に、当該構成を準備した後に加圧することは、当業者の技術常識に照らして、不合理なことではない。その際に積層体を上下から加圧することとなるのは自明である。 また、引用発明の70℃は、一旦固定することのできる温度であるから、当該温度を本願発明でいうところの仮接着する軟化温度となすことは当業者が容易になし得ることである。 したがって、引用発明において、「裏面電極104側には他のリード線が配置され」る構成のモジュールを製造する際に、積層体を上下から加圧することで、全体を圧力0.5MPa、仮接着する軟化温度、時間15秒で圧着して一旦固定した後、圧力を1MPa、温度150℃、時間1分でさらに加圧し、導電性接着剤を流動させながら硬化させ、その後、加圧を解除し、150℃で5分以上保持して結線を行うものとなし、本願発明に係る上記相違点の構成となすことに格別の困難はない。 イ 小括 上記アでの検討によれば、引用発明において、相違点に係る本願発明の構成とすることは当業者が容易になしうる程度のことと認められる。 5 むすび 以上のとおり、本願発明は、当業者が引用発明に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2015-04-22 |
結審通知日 | 2015-04-28 |
審決日 | 2015-05-11 |
出願番号 | 特願2013-21383(P2013-21383) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(H01L)
|
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 池谷 香次郎 |
特許庁審判長 |
神 悦彦 |
特許庁審判官 |
井口 猶二 松川 直樹 |
発明の名称 | 太陽電池モジュールの製造方法及び太陽電池モジュール製造装置 |
代理人 | 藤井 兼太郎 |
代理人 | 前田 浩夫 |
代理人 | 鎌田 健司 |