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審決分類 審判 全部無効 2項進歩性  A63F
審判 全部無効 1項1号公知  A63F
管理番号 1313027
審判番号 無効2015-800135  
総通号数 197 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2016-05-27 
種別 無効の審決 
審判請求日 2015-06-12 
確定日 2016-03-28 
事件の表示 上記当事者間の特許第4087863号発明「ゲーム盤」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第4087863号の請求項1ないし4に係る発明についての特許を無効とする。 審判費用は、被請求人の負担とする。 
理由 第1 手続の経緯
本件特許第4087863号に係る出願(特願2005-147260号)は,平成17年4月19日に特許出願され,平成20年2月29日に特許権の設定登録がされたものであり,その後,請求人株式会社ドワンゴから無効審判が請求されたものである。以下において,請求以後の経緯を整理して示す。なお,平成27年11月9日付けの審決の予告に対して,訂正請求はなかった。

平成27年 6月12日 無効審判請求書の提出
平成27年 7月 8日 審判事件答弁書の提出
平成27年 9月15日 審理事項通知書
平成27年 9月30日 口頭審理陳述要領書の提出(請求人)
平成27年10月 1日差出 口頭審理陳述要領書の提出(被請求人)
平成27年10月 6日 口頭審理の実施
平成27年10月 9日差出 上申書の提出(被請求人)
平成27年10月20日 上申書の提出(請求人)
平成27年10月22日差出 上申書の提出(被請求人)
平成27年11月 9日 審決の予告
平成28年 2月 3日 審理終結通知

第2 本件特許発明1?4
本件特許第4087863号の請求項1?4に係る発明(以下,「本件特許発明1」?「本件特許発明4」という。)は,特許請求の範囲の請求項1?4に記載された事項により特定される次のとおりのものである。

【請求項1】
将棋駒に武将名・家紋・写真・野球・スポーツ選手団その他キャラクターを表現したものを使い,取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であることを認識出来ることを特徴とした将棋駒。
【請求項2】
請求項1の駒を用い,将棋盤に戦場など対戦に適した表現をした将棋からなる将棋セット。
【請求項3】
テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトに請求項1の将棋駒を表現したことを特徴とする将棋ゲーム。
【請求項4】
テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトに請求項2の将棋セットを表現したことを特徴とする将棋ゲーム。

第3 当事者の主張の概要
1 請求人の主張の概要
請求人は,「特許第4087863号発明の特許請求の範囲の請求項1乃至請求項4に記載された発明についての特許を無効とする,審判費用は被請求人らの負担する,との審決を求め」,無効とすべき理由を次のように主張すると共に,証拠方法として甲第1?10号証を提出している。

(無効理由1)
本件特許発明1及び本件特許発明2は,本件特許の出願時より前に公知であった甲第1号証から把握される発明と同一であり,本件特許発明1及び本件特許発明2は,特許法第29条第1項第1号の規定により特許を受けることができないものである。したがって,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。
(無効理由2)
本件特許発明3及び本件特許発明4は,本件特許の出願時より前に公知であった甲第1号証から把握される発明及び周知技術に基づいて容易に発明をすることができたものであるため,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。したがって,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。

(証拠方法)
甲第1号証 写真撮影報告書(請求人代理人が平成27年5月29日に作成)
甲第2号証 「第13回プライズコラボレーション&バンプレスト内見会が開催」と題するウェブページ(http://www.famitsu.com/game/news/2004/05/26/103,1085546480,26729,0,0.html )をプリントアウトしたもの(写し)
甲第3号証 「秋もクレーンゲームにハマれ!各社がプライズ内覧会」と題するウェブページ(http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0405/26/news02.html )をプリントアウトしたもの(写し)
甲第4号証 「内覧会にバンプレストやセガ,タイトーのプライズ製品がズラリ 任天堂のファミコンシリーズやポケモンなど」と題するウェブページ(http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040526/prize.htm )をプリントアウトしたもの(写し)
甲第5号証 「月刊アミューズメント・ジャーナル7月号」,第204頁,株式会社アミューズメント・ジャーナル,平成16年6月30日発行(写し)
甲第6号証 「北斗の拳 世紀末将棋伝説」と題するウェブページ(http://blog.goo.ne.jp/fascist-vice-chameleon/e/5dd3f7d5f864c761a169feee8dc31849 )をプリントアウトしたもの(写し)
甲第7号証 「Hey」のホームページ(https://www.taito.co.jp/gc/store/00001703 )をプリントアウトしたもの(写し)
甲第8号証 国際公開公報第01/58549号
(審判請求書第28頁第16行には「国際公開公報第01/58549号パンフレット」と記載されている。しかしながら,2006年4月1日以降,国際公開がインターネット上で行われるようになったことに伴い,「パンフレット」という記載を書かなくなったので,「国際公開公報第01/58549号パンフレット」という記載は,「国際公開公報第01/58549号」の誤記と認める。)
甲第9号証 特開2003-236238号公報
甲第10号証 広辞苑第六版 株式会社岩波書店(第1369頁「将棋」の定義)(写し)

2 被請求人の主張の概要
被請求人は,審判事件答弁書において,「本審判請求は成り立たない。審判費用は請求人の負担とする。との審決を求め」(答弁の趣旨),請求人が主張する無効理由に根拠がない旨主張すると共に,乙第1?3号証及び参考資料1?2を提出している。

(証拠方法)
乙第1号証 新規性判断における発明の技術的思想についての一考察
-用途発明における新規性を起点として-(抜粋)
乙第2号証 経済産業省 製造産業局 模倣品対策室との対応記録
乙第3号証 経済産業省 製造産業局 模倣品対策室からのメール記録
参考資料1 ニコニコ大百科
参考資料2 天童人間将棋写真

第4 甲各号証に記載された事項
請求人の提出した甲第1?10号証には,以下の記載事項と発明が認められる。なお,下線は当審で付した。

1 甲第1号証(写真撮影報告書)
甲第1号証は,請求人代理人弁理士澤井光一氏が平成27年5月29日に,東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー23階に所在するTMI総合法律事務所において,アミューズメント専用景品として株式会社セガから提供された「北斗の拳 世紀末将棋伝説」との名称の将棋セット(以下,「本件景品」という。)をデジタルカメラにより撮影したものであり,写真と共に以下の事項が記載されている。

甲1ア:第2頁の写真1には,本件景品の表面に「北斗の拳 世紀末将棋伝説」と記載されている点,「マンガ「北斗の拳」のキャラクターの名前(ローマ字)及びキャラクターの顔が描かれた駒がケースに入っている」点が写っている。

甲1イ:第4頁の写真2-1には,本件景品の裏面上部に
「北斗の拳 世紀末将棋伝説の掟
将棋伝説は二人で行い,勝敗を争うゲームです。二人が「無法の荒野(盤)」で交互に「キャラクター(駒)」を動かします。
そして相手の「ケンシロウ又はラオウ(王将に当たる駒)」を先に仕留めた方が勝ちです。
*「仕留める」とは相手がどの駒を動かしても,次にその駒が取られる状態。
*このゲームは本将棋に基づいたものです。
決戦準備
盤に9×9の升目が書かれており,升目の中に駒を置きます。
駒は計40個で,開始時は各々20個ずつ持っています。
駒の並べ方は下図の様に配置してください。
総称 青駒(先手) 赤駒(後手)
王将 ケンシロウ ラオウ
飛車 レイ サウザー
角行 トキ シン
金将 フドウ ユダ
シュウ リュウガ
銀将 ジュウザ ジャギ
リハク アミバ
桂馬 ヒューイ 黒王号
シュレン ジャッカル
香車 リン ウイグル獄長
バット ハート様
歩兵 レジスタンス×9個 ジード×9個」
と記載されている点が写っている。

甲1ウ:第5頁の写真2-2には,本件景品の裏面中部に
「駒の動かし方
・・・
・相手の駒がある所に進むと,その駒を仕留める事が出来ます。倒した駒は味方駒として使えます。
・味方駒は原則として好きな所に置く事が出来ます。
ただし自分の駒や相手の駒がある所,行き所のないところには置けません。
・・・
決着のつけ方
・・・
各状況で言わなければならない台詞があるので注意して下さい。(下記参照)
たとえ動かす手が無くてもパスする事はできません。最終的に相手の王将を仕留めた方が勝ちです。
*王将を仕留められる位置に駒を動かした場合:「おまえはもう死んでいる。」
*負けを確信した場合,又は王将を仕留められた場合:「わが生涯に一片の悔いなし!!」
*王将又は他の駒が仕留められる状況から回避した場合:「きかぬっ!」
*王将以外の駒を仕留める場合:「おあたぁ?!」
*王将以外の駒が倒された場合:「ひでぶっ!」
*相手の陣地に進めて進化する場合:「強敵たちの血が俺を変えた。」
*味方駒を使用する場合:「天に滅せい!!」
と記載されている点が写っている。

甲1エ:第6頁の写真2-3には,本件景品の裏面下部に
「2004 MADE IN CHINA」
と記載されている点が写っている。

甲1オ:第7頁の写真3には,本件景品の中身である盤に
「SEGA 2004 MADE IN CHINA」
と記載されている点が写っている。

甲1カ:上記甲1イの「無法の荒野(盤)」という記載を参酌すると,第7頁の写真3には,盤に破壊されたビルがある荒野のイラストが描かれている点が写っているといえると共に,破壊されたビルがある荒野は,戦場の光景であるといえる。
以上のことから,第7頁の写真3には,盤に戦場の光景を表現したイラストが描かれている点が写っているといえる。

甲1キ:上記甲1イの記載を参酌すると,第8頁の写真4には,先手の駒と後手の駒がそれぞれ青駒と赤駒で区別され,青駒と赤駒とで王将,飛車,角行,金将,銀将,桂馬,香車,歩兵に描かれるキャラクターが異なる点が写っていると共に,上記駒を用い,盤に戦場の光景を表現した本将棋に基づいたゲームからなるゲームセットが写っているといえる。

2 甲第2号証(「第13回プライズコラボレーション&バンプレスト内見会が開催」と題するウェブページ)
甲第2号証には,写真と共に以下の事項が記載されている。

甲2ア:「第13回プライズコラボレーション&バンプレスト内見会が開催
2004/5/26
・・・
本日,5月26日に東京の五反田にあるTOCビルで,流通関係者に向けた新作アミューズメント景品の展示会“第13回プライズコラボレーション”及び,“バンプレスト内見会”が開催されたぞ。」(第1頁上段)

甲2イ:「▲第13回プライズコラボレーションのセガブースには多くの人が殺到していたぞ。」(第1頁第1段落下写真説明書き部分)

甲2ウ:「セガブースでは,マンガ『北斗の拳』を題材にした景品“北斗の拳 世紀末将棋伝説”(10月下旬登場予定)・・・など,ゲームでもおなじみの作品のアイテムが展示。」(第1頁第2段落第3?5行)

甲2エ:上記甲2ウの記載を参酌すると,第1頁第2段落左下の写真には,セガブースに“北斗の拳 世紀末将棋伝説”が展示されている状況が写っているといえる。

甲2オ:「▲『北斗の拳』の将棋の駒には各キャラクターのイラストが描かれている。王手の際には「おまえはもう死んでいる」と叫ばなければいけないルールも。」(第1頁第2段落左下写真説明書き部分)

3 甲第3号証(「秋もクレーンゲームにハマれ!各社がプライズ内覧会」と題するウェブページ)
甲第3号証には,写真と共に以下の事項が記載されている。

甲3ア:「秋もクレーンゲームにハマれ!各社がプライズ内覧会
2004年5月26日
バンプレストやセガらは5月26日,都内において10月?12月にアソート予定の新プライズの内覧会を開催した。各社ともクオリティの高さと,新しいキャラクターラインアップなどで来場者を沸かせていたぞ。」(第1頁第1段落)

甲3イ:「別会場では,セガやタイトーら5社によるプライズ合同内覧会が行われている。」(第2頁第3段落)

甲3ウ:「セガでは「攻殻機動隊」のミニフィギュアや「エヴァンゲリオン」のフィギュアといった“ささる”プライズが多かった。しかし,セガの担当オススメは“貴様はもう詰んでいる”のPOPがイカす「北斗の拳」の将棋セット。駒が北斗の拳のキャラクターになっているのがイイ。ハート様はどこだ?」(第2頁第4段落)

甲3エ:上記甲3ウの記載を参酌すると,第2頁第4段落右下の写真には,セガブースに「北斗の拳」の将棋セットが展示されている状況が写っているといえる。

4 甲第4号証(「内覧会にバンプレストやセガ,タイトーのプライズ製品がズラリ 任天堂のファミコンシリーズやポケモンなど」と題するウェブページ)
甲第4号証には,写真と共に以下の事項が記載されている。

甲4ア:「内覧会にバンプレストやセガ,タイトーのプライズ製品がズラリ
任天堂のファミコンシリーズやポケモンなどなど
5月26日 開催
株式会社エイコー,オムロンエンタテインメント株式会社,システムサービス株式会社,株式会社セガ,株式会社タイトーは第13回プライズコラボレーションと題したプライズ製品の内覧会を都内で開催した。隣接する会場では株式会社バンプレストも同様に内覧会を開催し,10月から12月にかけてアミューズメントセンターに登場するプライズ製品を公開した。」(第1頁上部及び本文第1段落)

甲4イ:「バンプレストに負けず劣らず多くのキャラクタを抱えるセガだが,「北斗の拳」をベースにした将棋「北斗の拳 世紀末将棋伝説」などちょっと捻った商品も出展されていた。」(第2頁本文第1段落第1?2行)

甲4ウ:「(2004年5月26日)」(第3頁第3行)

5 甲第5号証(「月刊アミューズメント・ジャーナル7月号」)
甲第5号証には,以下の事項が記載されている。

甲5ア:「10?12月発売の新作プライズを一堂に揃えたプライズメーカー5社合同によるプライズ内見会「第13回プライズコラボレーション合同内見会」が,5月26日の東京会場を皮切りに全国7都市で開催された。同展示会は今回より,(株)エイコ?,システムサービス(株),(株)セガ,(株)タイトーの4社のほか,オムロン エンタテインメント(株)が新たに加わり,ラインナップの幅がより一層拡大した。」(第204頁本文)

甲5イ:「月刊アミューズメント・ジャーナル7月号 平成16年6月30日発行」(奥付)

6 甲第6号証(「北斗の拳 世紀末将棋伝説」と題するウェブページ)
甲第6号証には,写真と共に以下の事項が記載されている。

甲6ア:「2005年01月25日」(第1頁本文上部)

甲6イ:「「北斗の拳 世紀末将棋伝説」です。

これ普通の将棋ですね(笑)でも,自軍と敵軍の駒の色が違うので,相手の駒を取ったあと自軍の駒として使う時に不便ですね。。。w

説明書きを読むと。。。なになに?
状況に応じて言わなければならない台詞があるのか(笑)

*王将を仕留められる位置に駒を動かした場合:
「おまえはもう死んでいる。」w
*負けを確信した場合,又は王将を仕留められた場合:
「わが生涯に一片の悔いなし!!」
*王将又は他の駒が仕留められる状況から回避した場合:
「きかぬっ!」
*王将以外の駒を仕留める場合:「おあたぁ?!」w
*王将以外の駒が倒された場合:「ひでぶっ!」w
*相手の陣地に進めて進化する場合:
「強敵(とも)たちの血が俺を変えた。」
*味方駒を使用する場合:「天に滅せい!!」

と,台詞を覚える方が大変そうです(笑)」(第1頁本文第1行?第2頁第16行)

甲6ウ:「Tさんへ

>もしや年末にHeyの獲り放台で獲った物ですね(笑)

そのとおしです!(笑)」(第4頁中央記事第1?3行)

甲6エ:甲6イ?ウの記載を参酌すると,第1頁下の写真は,甲第6号証のウェブページ作成者が,Heyという所で入手したとコメント欄に書き込んでいる「北斗の拳 世紀末将棋伝説」であるといえる。

7 甲第7号証(「Hey」のホームページ)
甲第7号証には,写真と共に以下の事項が記載されている。

甲7ア:「こんにちは。「Hey」のページへようこそ。
ぜひマイ店舗登録をお願いします!
・・・
店舗紹介

300台を超えるビデオゲームをはじめ,
人気のフィギュア,
最新のプライズ景品のクレーンゲーム,
・・・
などで皆様のご来店 お待ち致しております。」(第1頁左欄)

8 甲第8号証(国際公開公報第01/58549号)
甲第8号証には,図面と共に以下の事項が記載されている。

甲8ア:「将棋ゲームを,電子ゲームとして提供することを目的としている。」(第2頁第11?12行)

甲8イ:「ここで,本発明の電子ゲーム装置1においては,メモリ3に記憶されている複数のプログラムの中に,将棋ゲームのルールに従った第一のゲームプログラムが含まれている。」(第4頁第3?5行)

甲8ウ:「本発明の電子ゲーム装置1は前記のように構成され,キー入力部2からの指示に応じてCPU4がメモリ3から第一のゲームプログラムを読みだし,ゲーム実行処理を行う。」(第4頁第14?16行)

甲8エ:「本発明の電子ゲーム装置1は図1図示のように構成されている。電源スイッチ9を操作してスイッチを入れると,画面7に,ゲーム盤10が表示される。ゲーム盤10は,図2図示のように,縦9升,横9升,合計81升の将棋盤を,チェス盤のように,白黒の市松模様としたものである。
図2中,下側の横3列が自陣であり,ゲームのスタートの際には,この自陣に「キング」を中心とする20名の自軍が将棋の駒の配列にしたがって,図2図示のように配列される。また,図2中,上側の横3列が相手軍であり,ゲームのスタートの際には,この相手陣に,同じく,「キング」を中心とする20名の相手軍が将棋の駒の配列にしたがって,図2図示のように配列される。
本発明のゲームは,チェスになれ親しんでいる人にも気軽に取り組んでもらえるように,将棋の駒の外観,形状,模様,呼び名をチェスの駒のものに置き換えている。すなわち,図3(a)図示のように,将棋の「歩兵」はチェスの「ポーン」に,将棋の「角行」はチェスの「ビショップ」に,将棋の「飛車」はチェスの「ルーク」に,将棋の「王将」はチェスの「キング」に,将棋の「桂馬」はチェスの「ナイト」に置き換えている。」(第5頁第18行?第6頁第3行)

甲8オ:「なお,各駒の呼び名,外観,形状,模様が変更されただけで,各駒の動き方は,将棋の駒の動き方と同一であるので,図2図示のような縦9升×横9升,合計81升の白黒市松模様のボードと,図4(a),図4(b)図示のように,周知の先の尖った五角形状の将棋の立体的な駒の表裏に,図3(a),図3(b)図示の模様を表面は白色の駒に黒色で,裏面は白色の駒に赤色で表した駒を準備し,電子ゲームによらない,ボードゲームとして提供することもできる。」(第6頁第13?18行)

9 甲第9号証(特開2003-236238号公報)
甲第9号証には,図面と共に以下の事項が記載されている。

甲9ア:「【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,将棋やチェス,囲碁や五目並べ等の離散座標系で展開されるゲームにおける対戦システム及びその通信対戦に関する。」

甲9イ:「【0009】
【実施例】従来型の離散座標系で展開されるターン制のゲームとして将棋を挙げ,これを本発明のシステムにより拡張したものを,本発明のシステムの実施例として説明する。また,本発明のシステムを組み込んだ離散座標系で展開される新しいゲームの実施例も挙げ,これらのシステムで通信環境を通して対戦する場合に生じる矛盾を解消するための補正方法についての実施例も挙げる。
【0010】図1が本発明のシステムにより拡張された将棋の例である。この拡張された将棋では各駒がタイマー1を保持している。各駒の初期配置は将棋と同じである必要はなく,持ち駒も最初に各プレイヤーに与えることも可能であるが,この実施例では,各駒は将棋と同じ初期配置で最初の持ち駒はないものとする。」

甲9ウ:「【0014】図1は互いに角を取った後の局面であり,取った駒はすぐに使うことはできず,取った駒を示す場所5に移動し,取ったときの駒8の種類に応じた時間が経過した後に自分の持ち駒6として使うことが可能になる。図1では,王軍は角行を取り,玉軍は龍馬を取ったので,同じ角行であるが,持ち駒になるまでの必要時間は異なる。取った駒が持ち駒になるまでの時間もタイマー14によって示されていて,このタイマー14が伸びきると,その持ち駒の数7は,一つ増え,盤上に打つと,打つと同時に一つ減る。
【0015】持ち駒が盤上に打たれると,その駒のタイマーは最下部から徐々に最上部へと伸びていき,最上部に至るとその駒は移動可能になる。このときのタイマーの間隔は最初に盤上にあったときの同じ種類の駒のものと同じものとする。」

10 甲第10号証(広辞苑第六版 株式会社岩波書店 第1369頁「将棋」の定義)
甲第10号証には,以下の事項が記載されている。

甲10ア:「将棋」とは「二人で将棋盤を挟んで相対し,盤面に配置した駒を交互に動かして闘わせ,相手の王将を動けない状態(詰み)にしたものを勝ちとする。」ものであると記載されている。

甲10イ:「将棋駒」とは「将棋盤上に用いて将棋を行う具。20個2組。王将(玉将)を一番手前の列の中央に置き,その左右に金将・銀将・桂馬・香車を,この順に並べる。その前列の右方の桂馬の前に飛車,左方の桂馬の前に角行を置き,3列目に9個の歩を前衛として配置する。」ものであると記載されている。

甲10ウ:「将棋盤」とは「将棋の駒を並べて指す盤。盤上を墨線で縦横各9間に区切り,81の枡目を設ける。」ものであると記載されている。

第5 当審の判断
1 甲1発明について
(1)請求人の主張
ア 平成27年10月20日付け上申書における主張の概要
被請求人は甲第1号証に係る本件景品が「ドンジャラ」であって将棋と異なるゲームであることを根拠づける証拠を何ら提出していない。甲第10号証の広辞苑には,「将棋」,「将棋の駒」,「将棋盤」の語句について記載されており,甲第1号証写真2-1の記載から,本件景品は将棋である(第2頁下から2行?第4頁末行)。

(2)被請求人の主張
ア 平成27年10月9日差出上申書における主張の概要
「北斗の拳」の本件景品は,参考資料1に記載されたドンジャラである(第2頁第16?17行)。

イ 平成27年10月22日差出上申書における主張の概要
請求人は甲第1号証に係る本件景品が「ドンジャラ」であって将棋と異なるゲームであることを根拠づける証拠を何ら提出していない旨主張するが,平成27年10月9日差出上申書の参考資料1?2として提出済みである(第2頁第3?6行)。

(3)当審の認定
ア 甲第10号証の広辞苑の記載である上記「第4 10 甲10ア」には,「将棋」とは「二人で将棋盤を挟んで相対し,盤面に配置した駒を交互に動かして闘わせ,相手の王将を動けない状態(詰み)にしたものを勝ちとする。」ものであると記載されている。
甲第1号証の記載である上記「第4 1 甲1イ」には,「将棋伝説は二人で行い,勝敗を争うゲームです。二人が「無法の荒野(盤)」で交互に「キャラクター(駒)」を動かします。そして相手の「ケンシロウ又はラオウ(王将に当たる駒)」を先に仕留めた方が勝ちです。*「仕留める」とは相手がどの駒を動かしても,次にその駒が取られる状態。*このゲームは本将棋に基づいたものです。」と記載されていると共に,甲第1号証第4頁の写真2-1及び第8頁の写真4の盤の上に載っている駒の配置から,本件景品も「二人で盤を挟んで相対」するものであるといえるので,本件景品も将棋であるといえる。

イ 甲第10号証の広辞苑の記載である上記「第4 10 甲10イ」には,「将棋駒」とは「将棋盤上に用いて将棋を行う具。20個2組。王将(玉将)を一番手前の列の中央に置き,その左右に金将・銀将・桂馬・香車を,この順に並べる。その前列の右方の桂馬の前に飛車,左方の桂馬の前に角行を置き,3列目に9個の歩を前衛として配置する。」ものであると記載されている。
甲第1号証の記載である上記「第4 1 甲1イ」には,「駒は計40個で,開始時は各々20個ずつ持っています。」と記載され,上記甲1イ,キには,駒として,王将,飛車,角行,金将,銀将,桂馬,香車,歩兵がある点が記載され,甲第1号証第4頁の写真2-1及び第8頁の写真4には,盤の上に駒が載っている点,王将(玉将)を一番手前の列の中央に置き,その左右に金将・銀将・桂馬・香車をこの順に並べ,その前列の右方の桂馬の前に飛車,左方の桂馬の前に角行を置き,3列目に9個の歩を前衛として配置した点が写っているから,本件景品の駒も「将棋駒」であるといえる。

ウ 甲第10号証の広辞苑の記載である上記「第4 10 甲10ウ」には,「将棋盤」とは「将棋の駒を並べて指す盤。盤上を墨線で縦横各9間に区切り,81の枡目を設ける。」ものであると記載されている。
甲第1号証の記載である上記「第4 1 甲1イ」には,「盤に9×9の升目が書かれており」,「二人が「無法の荒野(盤)」で交互に「キャラクター(駒)」を動かします。」と記載されていると共に,甲第1号証第4頁の写真2-1及び第8頁の写真4には,盤の上に駒が載っている点が写っているから,本件景品の盤も「将棋盤」であるといえる。

エ 甲第2号証の記載である上記「第4 2 甲2オ」,甲第3号証の記載である上記「第4 3 甲3ウ?エ」,甲第4号証の記載である上記「第4 4 甲4イ」,甲第6号証の記載である上記「第4 6 甲6イ」には,「北斗の拳 世紀末将棋伝説」(本件景品)は,「将棋セット」であると共に「将棋」であり,駒は「将棋の駒」である点が記載されているから,これらの記載からも,本件景品は,「将棋」である共に「将棋セット」であり,駒は「将棋駒」であり,盤は「将棋盤」であるといえる。

オ 被請求人が提出した参考資料1の「ニコニコ大百科」には,「ドンジャラとは,麻雀を簡素化した卓上(テーブル)ゲームである。」(第1頁本文第1行),「ルールetc ここではドンジャラの基本的な部分を紹介する。・・・流れ自体はほぼ麻雀と同じである。・・・牌について 全部で9種81枚が存在する。」(第1頁下から18?末行)と記載されている。
甲第1号証の記載である上記「第4 1 甲1イ」には,「*このゲームは本将棋に基づいたものです。・・・駒は計40個で,開始時は各々20個ずつ持っています。」と記載されているから,本件景品は,麻雀を簡素化したドンジャラというゲームではなく,駒を牌と呼ぶものでもなく,駒が9種81枚存在するものでもないので,「ドンジャラ」であるとはいえない。

カ 参考資料2の「天童人間将棋写真」には,本件景品が「ドンジャラ」であって将棋と異なるゲームであるといえるような写真は,写っているとはいえない。

以上検討した上記ア?カの認定を踏まえ,上記「第4 1 甲1ア?キ」の記載を総合すると,甲第1号証には次の発明(以下,「甲1発明」という。)が記載されていると認められる。
【甲1発明】
「将棋駒にマンガ「北斗の拳」のキャラクターの名前及び顔が描かれたものを使い,
先手の駒と後手の駒がそれぞれ青駒と赤駒で区別されていると共に,青駒と赤駒とで王将,飛車,角行,金将,銀将,桂馬,香車,歩兵に描かれるキャラクターが異なる将棋駒。
上記将棋駒を用い,将棋盤に戦場の光景を表現した将棋からなる将棋セット。」

2 本件特許発明1について
2-1 本件特許発明1と甲1発明との発明特定事項の対比・判断
(1)対比
甲1発明と本件特許発明1とを対比する。

ア 甲1発明の「将棋駒」は,本件特許発明1の「将棋駒」に相当する。
また,甲1発明の「マンガ「北斗の拳」のキャラクター」は,本件特許発明2の「その他キャラクター」に相当するといえるから,甲1発明の「マンガ「北斗の拳」のキャラクターの名前及び顔が描かれたもの」は,本件特許発明1の「武将名・家紋・写真・野球・スポーツ選手団その他キャラクターを表現したもの」に相当する。
これらのことから,甲1発明の「将棋駒にマンガ「北斗の拳」のキャラクターの名前及び顔が描かれたものを使い」は,
本件特許発明1の「将棋駒に武将名・家紋・写真・野球・スポーツ選手団その他キャラクターを表現したものを使い」に相当する。

イ 甲1発明の将棋駒は,「先手の駒と後手の駒がそれぞれ青駒と赤駒で区別され,青駒と赤駒とで王将,飛車,角行,金将,銀将,桂馬,香車,歩兵に描かれるキャラクターが異なる」から,「取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であること」が,使う駒が青駒であるか赤駒であるか,使う駒に青駒のキャラクターが描かれているか赤駒のキャラクターが描かれているかにより,「認識出来る」といえる。
このことから,甲1発明の「先手の駒と後手の駒がそれぞれ青駒と赤駒で区別されていると共に,青駒と赤駒とで王将,飛車,角行,金将,銀将,桂馬,香車,歩兵に描かれるキャラクターが異なる将棋駒」は,
本件特許発明1の「取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であることを認識出来ることを特徴とした将棋駒」に相当する。

(2)被請求人の主張
ア 平成27年7月8日審判事件答弁書における主張の概要
甲第1号証の「北斗の拳」はアミューズメント専用景品としての用途限定将棋であり,各状況で言わなくてはいけない台詞があることからも「北斗の拳」に限定された景品用途であり,本件特許と目的や効果も違い同一でない(第2頁下から13?6行)。

イ 平成27年10月1日差出口頭審理陳述要領書における主張の概要
本件特許発明1?2と甲1発明とは,以下の点で相違する(第1頁下から11?2行,第2頁第6?12行)。
本件特許発明の構造 甲第1号証の構造
将棋駒 両面ゴム磁石・木製 ABS樹脂
将棋盤 木製+薄板鉄板+紙 紙
多様性 将棋駒・将棋盤共に共通可能 北斗の拳専用
経済性等 多様性の良さを生かし低廉 樹脂駒用型代等が高く,専用
将棋駒 赤駒と青駒に限定されていない 赤駒と青駒に限定

(3)被請求人の主張の検討
以下被請求人の主張に対して検討する。

ア 被請求人は,本件特許発明1の「将棋駒」は「両面ゴム磁石・木製」であり,「将棋盤」は「木製+薄板鉄板+紙」であり,「経済性等」は「多様性の良さを生かし低廉」である旨主張している。
しかしながら,本件特許の特許請求の範囲だけでなく,本件特許の願書に添付した特許請求の範囲,明細書及び図面(以下,「本件特許明細書等」という。)には,「将棋駒」は「両面ゴム磁石・木製」であり,「将棋盤」は「木製+薄板鉄板+紙」であり,「経済性等」は「多様性の良さを生かし低廉」である点は記載されていないから,本件特許発明1の「将棋駒」は「両面ゴム磁石・木製」であり,「将棋盤」は「木製+薄板鉄板+紙」であり,「経済性等」は「多様性の良さを生かし低廉」であるとはいえない。

イ 被請求人は,本件景品は「北斗の拳専用」であり,本件特許発明1は「将棋駒・将棋盤共に共通可能」である旨主張している。
しかしながら,本件特許の特許請求の範囲の請求項1には「将棋駒に・・・その他キャラクターを表現したものを使い」と記載されているだけであるから,本件特許発明1の「その他キャラクター」に「北斗の拳」のキャラクターが含まれることは明らかである。

ウ 被請求人は,本件景品は「赤駒と青駒に限定」されており,本件特許発明1は「赤駒と青駒に限定されていない」旨主張している。
しかしながら,本件特許の特許請求の範囲だけでなく本件特許明細書等には,「将棋駒」の色に関して限定する記載がないから,本件特許発明1の「将棋駒」に「赤駒と青駒」が含まれることは明らかである。

エ 被請求人は,甲第1号証の「北斗の拳」はアミューズメント専用景品としての用途限定将棋であり,各状況で言わなくてはいけない台詞がある旨主張している。
しかしながら,本件特許の特許請求の範囲だけでなく,本件特許明細書等には,アミューズメント専用景品を排除する記載はなく,各状況で言わなくてはいけない台詞があるものを排除する記載もないから,アミューズメント専用景品であること及び各状況で言わなくてはいけない台詞があること自体が,本件特許発明1?2と甲1発明とが同一であることを否定する理由とはならない。

オ したがって,被請求人の主張である上記(2)ア?イについては,いずれも理由がない。

(4)判断
上記(1)ア?イ及び上記(3)ア?オから,本件特許発明1と甲1発明とは,
「将棋駒に武将名・家紋・写真・野球・スポーツ選手団その他キャラクターを表現したものを使い,取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であることを認識出来ることを特徴とした将棋駒。」
である点で一致し,相違点はない。
よって,本件特許発明1と甲1発明とは,発明特定事項において一致するものと認められる。

2-2 甲1発明の公知性について
(1)第13回プライズコラボレーション(平成26年5月26日開催)
A 第13回プライズコラボレーションが開催されたことについて
ア 甲第2号証の記載である上記「第4 2 甲2ア」には「第13回プライズコラボレーション&バンプレスト内見会が開催 2004/5/26 ・・・本日,5月26日に東京の五反田にあるTOCビルで,流通関係者に向けた新作アミューズメント景品の展示会“第13回プライズコラボレーション”及び,”バンプレスト内見会”が開催されたぞ。」(第1頁上段)と,甲第2号証の記載である上記「第4 2 甲2イ」には「▲第13回プライズコラボレーションのセガブースには多くの人が殺到していたぞ。」(第1頁第1段落下写真説明書き部分)と,記載されている。
イ 甲第3号証の記載である上記「第4 3 甲3ア」には「秋もクレーンゲームにハマれ!各社がプライズ内覧会 2004年5月26日 バンプレストやセガらは5月26日,都内において10月?12月にアソート予定の新プライズの内覧会を開催した。各社ともクオリティの高さと,新しいキャラクターラインアップなどで来場者を沸かせていたぞ。」(第1頁第1段落)と,甲第3号証の記載である上記「第4 3 甲3イ」には「別会場では,セガやタイトーら5社によるプライズ合同内覧会が行われている。」(第2頁第3段落)と,記載されている。
ウ 甲第4号証の記載である上記「第4 4 甲4ア」には「内覧会にバンプレストやセガ,タイトーのプライズ製品がズラリ 任天堂のファミコンシリーズやポケモンなどなど 5月26日開催 株式会社エイコー,オムロンエンタテインメント株式会社,システムサービス株式会社,株式会社セガ,株式会社タイトーは第13回プライズコラボレーションと題したプライズ製品の内覧会を都内で開催した。隣接する会場では株式会社バンプレストも同様に内覧会を開催し,10月から12月にかけてアミューズメントセンターに登場するプライズ製品を公開した。」(第1頁上部及び本文第1段落)と,甲第4号証の記載である上記「第4 4 甲4ウ」には「(2004年5月26日)」(第3頁第3行)と,記載されている。
エ 甲第5号証の記載である上記「第4 5 甲5ア」には「10?12月発売の新作プライズを一堂に揃えたプライズメーカー5社合同によるプライズ内見会「第13回プライズコラボレーション合同内見会」が,5月26日の東京会場を皮切りに全国7都市で開催された。同展示会は今回より,(株)エイコ?,システムサービス(株),(株)セガ,(株)タイトーの4社のほか,オムロン エンタテインメント(株)が新たに加わり,ラインナップの幅がより一層拡大した。」(第204頁本文)と,甲第5号証の記載である上記「第4 5 甲5イ」には「月刊アミューズメント・ジャーナル7月号 平成16年6月30日発行」(奥付)と,記載されている。

上記ア?エの記載から,本件特許出願前である平成16年5月26日に開催された「第13回プライズコラボレーション」において,セガなどの各社が新プライズの内覧会を開催し,不特定の者が同会場に来場していたことは明らかである。

B 第13回プライズコラボレーションにおいて,セガブースに本件景品を展示していたことについて
甲第1号証の本件景品と,甲第2?4号証の景品の名称等の特徴部分が一致するか検討することにより,甲第1号証の本件景品が,第13回プライズコラボレーションのセガブースに展示されていた甲第2?4号証の景品であるか判断することとする。

ア 甲第1号証の本件景品について
上記「第4 1 甲1ア」には,景品の名称が記載される箇所といえる本件景品の表面に「北斗の拳 世紀末将棋伝説」(第2頁写真1)と記載されている点が映っているから,甲第1号証の本件景品の名称は「北斗の拳 世紀末将棋伝説」であるといえる。
上記「第4 1 甲1ウ」には「各状況で言わなければならない台詞があるので注意して下さい。(下記参照)・・・*王将を仕留められる位置に駒を動かした場合:「おまえはもう死んでいる。」」と記載されている点が写っているから,王手の際には 「おまえはもう死んでいる。」と言わなければならないルールがあるといえる。
上記「第4 1 甲1エ?オ」には「2004 MADE IN CHINA」,「SEGA 2004 MADE IN CHINA」と記載されている点が写っているから,甲第1号証の本件景品は,2004年に製造されたものであるといえる。

イ 甲第2号証の景品について
上記「第4 2 甲2ウ」には「セガブースでは,マンガ『北斗の拳』を題材にした景品“北斗の拳 世紀末将棋伝説”(10月下旬登場予定)・・・など,ゲームでもおなじみの作品のアイテムが展示。」(第1頁第2段落第3?5行)と記載されているから,セガブースで展示していた甲第2号証の景品の名称も,甲第1号証の本件景品と全く同じ「北斗の拳 世紀末将棋伝説」であるといえる。
上記「第4 2 甲2エ」で言及した第1頁第2段落左下の写真には,甲第1号証の写真4と外観が同じ「北斗の拳 世紀末将棋伝説」写っているといえる。
上記「第4 2 甲2オ」には「王手の際には「おまえはもう死んでいる」と叫ばなければいけないルールも。」と記載されているから,甲第1号証の本件景品と同様に王手の際「おまえはもう死んでいる。」と言わなければならないルールがあるといえる。
上記「第4 2 甲2ア」には「第13回プライズコラボレーション&バンプレスト内見会が開催 2004/5/26」と記載されているから,甲第2号証の景品は,甲第1号証の本件景品が製造された年である2004年5月26日に展示されていたといえる。

ウ 甲第3号証の景品について
上記「第4 3 甲3エ」で言及したように,甲第3号証の第2頁第4段落右下の写真には,セガブースに「北斗の拳」の将棋セットが展示されている状況が写っているといえるから,セガブースで展示していた甲第3号証の景品は,甲第1号証の本件景品と同じ「北斗の拳」の将棋セットであるといえると共に,甲第1号証の写真4と外観が同じ「北斗の拳」の将棋が写っているといえる。
上記「第4 3 甲3ア」には「秋もクレーンゲームにハマれ!各社がプライズ内覧会 2004年5月26日 バンプレストやセガらは5月26日,都内において10月?12月にアソート予定の新プライズの内覧会を開催した。」と記載されているから,甲第3号証の景品は,甲第1号証の本件景品が製造された年である2004年5月26日に展示されたといえる。

エ 甲第4号証の景品について
上記「第4 4 甲4イ」には「バンプレストに負けず劣らず多くのキャラクタを抱えるセガだが,「北斗の拳」をベースにした将棋「北斗の拳 世紀末将棋伝説」などちょっと捻った商品も出展されていた。」(第2頁本文第1段落第1?2行)と記載されているから,セガブースで展示していた甲第4号証の景品の名称も,甲第1号証の本件景品と全く同じ「北斗の拳 世紀末将棋伝説」であるといえる。
上記「第4 4 甲4ア,ウ」には「5月26日 開催 株式会社エイコー,オムロンエンタテインメント株式会社,システムサービス株式会社,株式会社セガ,株式会社タイトーは第13回プライズコラボレーションと題したプライズ製品の内覧会を都内で開催した。」(第1頁上部及び本文第1段落),「(2004年5月26日)」(第3頁第3行)と記載されているから,甲第4号証の景品は,甲第1号証の本件景品が製造された年である2004年5月26日に展示されたといえる。

C 小括
上記A?Bにおいて検討したように,甲第1号証の本件景品と,セガブースに展示されていた甲第2?4号証の景品とは,名称が一致しており,外観が同じであり,ルールの特徴部分が一致しており,甲第1号証の本件景品が製造された年と甲第2?4号証の景品が展示された年が同じであることから,同じ景品(少なくとも上記1(3)で認定した甲1発明と同じ発明特定事項を有したもの)であるといえる。
したがって,甲第1号証の本件景品は,本件特許の出願時(平成17年4月19日)より前の平成16年5月26日に開催された第13回プライズコラボレーションのセガブースに展示されていた甲第2?4号証の景品(少なくとも上記1(3)で認定した甲1発明と同じ発明特定事項を有したもの)であるといえる。
よって,甲1発明は,本件特許出願前に公知であったといえる。

(2)甲第6号証ウェブページ(平成27年1月25日公開)
A 甲第6号証の景品について
上記「第4 6 甲6ア」には「2005年01月25日」(第1頁本文上部)と記載されており,この記載はウェブページの公開日であるといえる。
上記「第4 6 甲6エ」で言及したように,甲第6号証第1頁下には,甲第6号証のウェブページ作成者が「Hey」という所で入手したとコメント欄に書き込んでいる「北斗の拳 世紀末将棋伝説」という名称の景品の写真が写っており,甲第6号証第1頁下の写真は,甲第1号証第2頁の写真1と同じ内容を縮小したものであるから,外観は同じであるといえる。
上記「第4 6 甲6イ」には,「説明書きを読むと。。。なになに? 状況に応じて言わなければならない台詞があるのか(笑) *王将を仕留められる位置に駒を動かした場合: 「おまえはもう死んでいる。」w *負けを確信した場合,又は王将を仕留められた場合: 「わが生涯に一片の悔いなし!!」 *王将又は他の駒が仕留められる状況から回避した場合: 「きかぬっ!」 *王将以外の駒を仕留める場合:「おあたぁ?!」w *王将以外の駒が倒された場合:「ひでぶっ!」w *相手の陣地に進めて進化する場合: 「強敵(とも)たちの血が俺を変えた。」 *味方駒を使用する場合:「天に滅せい!!」 と,台詞を覚える方が大変そうです(笑)」(第1頁本文第3行?第2頁第16行)と記載されており,上記台詞は,甲第1号証の上記「第4 1 甲1ウ」に記載された,状況に応じて言わなければならない台詞と同じ内容である。

B 甲第7号証の記載について
上記「第4 7 甲7ア」には,「こんにちは。「Hey」のページへようこそ。 ぜひマイ店舗登録をお願いします! ・・・ 店舗紹介 300台を超えるビデオゲームをはじめ, 人気のフィギュア, 最新のプライズ景品のクレーンゲーム, ・・・ などで皆様のご来店 お待ち致しております。」(第1頁左欄)と記載されており,上記「第4 6 甲6エ」の記載を参照すると,甲第6号証のウェブページ作成者が「北斗の拳 世紀末将棋伝説」を獲得したHeyという所は,甲第7号証に記載された「Hey」というプライズ景品のクレーンゲームなどが置かれた店舗であるといえる。

C 小括
甲第1号証の本件景品と甲第6号証のウェブページで2005年1月25日に公開された景品とは,名称が一致しており,外観が同じであり,ルールの特徴部分が一致しており,甲第6号証のウェブページが公開された2005年1月25日の少し前が甲第1号証の本件景品が製造された2004年であることから,同じ景品(少なくとも上記1(3)で認定した甲1発明と同じ発明特定事項を有したもの)であるといえる。
そして,甲第6号証に記載されている「北斗の拳 世紀末将棋伝説」という名称の景品は,甲第6号証のウェブページの作成者が,「Hey」という所において入手した旨をコメント欄に書き込みしているから,遅くとも平成17年1月25日には,ゲームセンター等の景品として一般に流通していたといえる。
したがって,甲第1号証の本件景品は,本件特許の出願時(平成17年4月19日)より前の遅くとも平成17年1月25日には,甲第6号証に記載されたゲームセンター等の景品(少なくとも上記1(3)で認定した甲1発明と同じ発明特定事項を有したもの)として一般に流通していたといえる。
よって,甲1発明は,本件特許出願前に公知であったといえる。

2-3 本件特許発明1のまとめ
上記「2-2(1)」において検討したように,甲第1号証の本件景品は,本件特許の出願時(平成17年4月19日)より前の平成16年5月26日に開催された第13回プライズコラボレーションのセガブースに展示されていた景品であるといえるから,平成16年5月26日時点において公知であったといえる。
また,仮に甲第1号証の本件景品が,平成16年5月26日時点において公知であるといえなくても,上記「2-2(2)」において検討したように,本件特許の出願時より前の遅くとも平成17年1月25日には,ゲームセンター等の景品として一般に流通していたものといえるから,遅くとも平成17年1月25日時点において公知であったといえる。
したがって,本件特許発明1は,本件特許の出願時(平成17年4月19日)よりも前に公知であった甲第1号証から把握される発明と同一であり,本件特許発明1は,特許法第29条第1項第1号の規定により特許を受けることができないものであるから,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。

3 本件特許発明2について
3-1 本件特許発明2と甲1発明との発明特定事項の対比・判断
本件特許発明2は,本件特許発明1の発明特定事項をすべて含む「請求項1の駒を用い,将棋盤に戦場など対戦に適した表現をした将棋からなる将棋セット。」という発明である。
上記「2 2-1」において既に検討したように,甲1発明は,本件特許発明1と同一の発明特定事項を有するから,甲1発明は本件特許発明2の「請求項1の駒」に相当する発明特定事項を有している。
甲1発明と本件特許発明2の「請求項1の駒を用い,将棋盤に戦場など対戦に適した表現をした将棋からなる将棋セット。」という発明特定事項とを対比する。

ア 甲1発明の「将棋盤に戦場の光景を表現した」は,本件特許発明2の「将棋盤に戦場など対戦に適した表現をした」に相当する。
このことから,甲1発明の「上記将棋駒を用い,将棋盤に戦場の光景を表現した将棋からなる将棋セット」は,
本件特許発明2の「請求項1の駒を用い,将棋盤に戦場など対戦に適した表現をした将棋からなる将棋セット」に相当する。

上記「2 2-1(1)ア?イ」,「2 2-1(3)ア?オ」及び上記アから,本件特許発明2と甲1発明とは,
「将棋駒に武将名・家紋・写真・野球・スポーツ選手団その他キャラクターを表現したものを使い,取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であることを認識出来ることを特徴とした将棋駒。」であると共に,「請求項1の駒を用い,将棋盤に戦場など対戦に適した表現をした将棋からなる将棋セット。」
である点で一致し,相違点はない。
よって,本件特許発明2と甲1発明とは,発明特定事項において一致するものと認められる。

3-2 本件特許発明2のまとめ
上記「2 2-3」において既に言及したように,甲第1号証の本件景品は,本件特許の出願時より前には公知であったといえる。
したがって,本件特許発明2は,本件特許の出願時よりも前に公知であった甲第1号証から把握される発明と同一であり,本件特許発明2は,特許法第29条第1項第1号の規定により特許を受けることができないものであるから,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。

4 本件特許発明3について
4-1 本件特許発明3と甲1発明との発明特定事項の対比・判断
(1)対比
甲1発明と本件特許発明3とを対比する。

本件特許発明3は,本件特許発明1の発明特定事項をすべて含む「テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトに請求項1の将棋駒を表現したことを特徴とする将棋ゲーム。」という発明である。
上記「2 2-1」において既に検討したように,甲1発明は,本件特許発明1と同一の発明特定事項を有するから,甲1発明は本件特許発明3の「請求項1の将棋駒」に相当する発明特定事項を有している。
しかしながら,甲1発明は,「テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフト」により「将棋駒を表現した」「将棋ゲーム」であるとはいえない。

以上のことから,両者は,
<一致点>
「請求項1の将棋駒」
である点で一致し,以下の点で相違している。

<相違点1>
本件特許発明3は,「テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトに」「将棋駒を表現したことを特徴とする将棋ゲーム。」であるのに対して,
甲1発明では,「請求項1の将棋駒」をそのような「将棋ソフト」で表現することが記載されていない点。

(2)被請求人の主張
ア 平成27年10月1日差出口頭審理陳述要領書における主張の概要
本件特許発明3?4と甲第8?9号証とは,以下の点で相違すると共に,特許請求の範囲の請求項の記載が異なる(第2頁13行?第3頁第11行)。
本件特許発明3?4の構造 甲第8?9号証の構造
将棋駒 取られた駒を相手が使う場面 取られた駒を相手が使う場面
では,その駒が取られた駒で では,その駒が取られた駒で
あることを認識出来る。 あることを認識出来ない。

(3)被請求人の主張の検討
以下被請求人の主張に対して検討する。

ア 被請求人は,甲第8?9号証には,取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であることを認識出来る点が記載されていない旨主張している。
しかしながら,甲1発明には,取られた駒を相手が使う場面では,その駒が取られた駒であることを認識出来る点が記載されている。(4)において後述するように,甲第8?9号証に記載されている周知である将棋ゲームにおける将棋駒を,甲1発明に記載された「請求項1の将棋駒」とすることにより,本件特許発明3の発明特定事項とすることは,当業者が容易になし得たことである。

イ 被請求人は,本件特許発明3?4と甲第8?9号証とは,特許請求の範囲の請求項の記載が異なる旨主張している。
しかしながら,甲第8?9号証を周知技術として用いる場合,甲第8?9号証における特許請求の範囲の請求項の記載だけでなく,甲第8?9号証の明細書,特許請求の範囲及び図面の記載に基づいてどのような周知技術が記載されているか判断するから,被請求人の主張は理由がない。

(4)判断
<相違点1>について
テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトで,将棋駒を表示することにより表現する将棋ゲームは,甲第8号証(将棋ゲームのルールに従った,ゲーム実行処理を行う第一のゲームプログラムは,将棋ソフトといえる。第2頁第11?12行,第4頁第3?5行,第14?16行,第5頁第18行?第6頁第3行,第6頁第13?18行,図1?4(b)等参照。),甲第9号証(通信環境を通して対戦する将棋のゲームシステムは,将棋のソフトによりゲームが行われているといえる。段落【0001】,【0009】?【0010】,【0014】?【0015】,図1等参照。)にも記載されているように周知であるから,上記周知である将棋ゲームにおける将棋駒を,甲1発明に記載された「請求項1の将棋駒」とすることにより,本件特許発明3の発明特定事項とすることは,当業者が容易になし得たことである。

そして,本件特許発明3の作用効果も,甲1発明及び上記周知技術から当業者が予測できる範囲のものである。

4-2 本件特許発明3のまとめ
上記「2 2-3」において既に言及したように,甲第1号証の本件景品は,本件特許の出願時より前には公知であったといえる。
したがって,本件特許発明3は,本件特許の出願時よりも前に公知であった甲第1号証から把握される発明及び上記周知技術に基づいて当業者が容易に発明することができたものであり,本件特許発明3は,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。

5 本件特許発明4について
5-1 本件特許発明4と甲1発明との発明特定事項の対比・判断
(1)対比
甲1発明と本件特許発明4とを対比する。

本件特許発明4は,本件特許発明2の発明特定事項をすべて含む「テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトに請求項2の将棋セットを表現したことを特徴とする将棋ゲーム。」という発明である。
上記「3 3-1」において既に検討したように,甲1発明は,本件特許発明2と同一の発明特定事項を有するから,甲1発明は本件特許発明4の「請求項2の将棋セット」に相当する発明特定事項を有している。
しかしながら,甲1発明は,「テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフト」により「将棋セットを表現した」「将棋ゲーム」であるとはいえない。

以上のことから,両者は,
<一致点>
「請求項2の将棋セット」
である点で一致し,以下の点で相違している。

<相違点2>
本件特許発明4は,「テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトに」「将棋セットを表現したことを特徴とする将棋ゲーム。」であるのに対して,
甲1発明では,「請求項2の将棋セット」をそのような「将棋ソフト」で表現することが記載されていない点。

(2)判断
<相違点2>について
テレビゲームやパソコンゲームなどの将棋ソフトで,駒と盤とからなる将棋セットを表示することにより表現する将棋ゲームは,甲第8号証(将棋ゲームのルールに従った,ゲーム実行処理を行う第一のゲームプログラムは,将棋ソフトといえる。第2頁第11?12行,第4頁第3?5行,第14?16行,第5頁第18行?第6頁第3行,第6頁第13?18行,図1?4(b)等参照。),甲第9号証(通信環境を通して対戦する将棋のゲームシステムは,将棋のソフトによりゲームが行われているといえる。段落【0001】,【0009】?【0010】,【0014】?【0015】,図1等参照。)にも記載されているように周知であるから,上記周知である将棋ゲームにおける将棋セットを,甲1発明に記載された「請求項2の将棋セット」とすることにより,本件特許発明4の発明特定事項とすることは,当業者が容易になし得たことである。

そして,本件特許発明4の作用効果も,甲1発明及び上記周知技術から当業者が予測できる範囲のものである。

5-2 本件特許発明4のまとめ
上記「2 2-3」において既に言及したように,甲第1号証の本件景品は,本件特許の出願時より前には公知であったといえる。
したがって,本件特許発明4は,本件特許の出願時よりも前に公知であった甲第1号証から把握される発明及び上記周知技術に基づいて当業者が容易に発明することができたものであり,本件特許発明4は,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。

第6 むすび
以上のとおり,本件特許発明1及び本件特許発明2は,本件特許の出願時より前に公知であった甲第1号証から把握される発明と同一であり,本件特許発明1及び本件特許発明2は,特許法第29条第1項第1号の規定により特許を受けることができないものである。したがって,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。
また,本件特許発明3及び本件特許発明4は,本件特許の出願時より前に公知であった甲第1号証から把握される発明及び周知技術に基づいて容易に発明をすることができたものであるため,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。したがって,その特許は同法第123条第1項第2号により,無効とすべきである。
審判に関する費用については,特許法第169条第2項の規定において準用する民事訴訟法第61条の規定により,全額を被請求人が負担すべきものとする。
よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2016-02-03 
結審通知日 2016-02-05 
審決日 2016-02-16 
出願番号 特願2005-147260(P2005-147260)
審決分類 P 1 113・ 121- Z (A63F)
P 1 113・ 111- Z (A63F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 中澤 真吾池谷 香次郎  
特許庁審判長 本郷 徹
特許庁審判官 瀬津 太朗
関 博文
登録日 2008-02-29 
登録番号 特許第4087863号(P4087863)
発明の名称 ゲーム盤  
代理人 佐藤 睦  
代理人 澤井 光一  
代理人 小田 智典  
代理人 根本 浩  
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