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審決分類 審判 判定 同一 属さない(申立て不成立) A47C
管理番号 1319217
判定請求番号 判定2016-600010  
総通号数 202 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許判定公報 
発行日 2016-10-28 
種別 判定 
判定請求日 2016-04-18 
確定日 2016-09-17 
事件の表示 上記当事者間の特許第5619090号の判定請求事件について、次のとおり判定する。 
結論 イ号製品並びにイ号図面及びその説明書に示す枕は、特許第5619090号発明の技術的範囲に属しない。 
理由 第1 請求の趣旨
本件判定の請求の趣旨は、イ号製品並びにイ号図面および説明書に示す枕(以下、「イ号物件」という。)は、特許第5619090号の技術的範囲に属する、との判定を求めるものである。

第2 本件特許発明
本件判定請求では、請求人は本件特許の請求項2に係る発明(以下、「本件特許発明」という。)についての判定を求めており、本件特許発明の構成、目的および効果は、特許請求の範囲、明細書および図面の記載からみて以下のとおりである。

1 本件特許発明の構成
本件特許発明を符号を付して分説すると、以下のとおりとなる(以下、「構成要件A」ないし「構成要件D」という。)。

A 網目構造に編成された表裏編地の合成樹脂製の地編糸とこれらを連結する合成樹脂製の連結糸とから構成される三次元立体編物からなる袋状のクッション材であって、
B 少なくとも2枚の前記三次元立体編物からなる矩形のシート状のクッション材を重合し、三辺を接合し、一辺を開放辺とし、前記開放辺から全体を引き出し裏返し、
C 前記開放辺の表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、前記折り返した各開放辺を接合して
D 袋状に形成してなることを特徴とするクッション材。

2 本件特許発明の目的および効果
本件特許の明細書には、以下の記載がある。

ア 「【背景技術】
【0002】
近年、寝具及び座布団に内装されるクッション材として、合成樹脂繊維で形成された三次元立体編物が使用され始めている。前記三次元立体編物は、例えば、特開2001-234456号(特許文献1)に記載されるように、ダブルラッセル編機によって編成されており、網目構造に編成された表裏編地の地編糸とこれらを連結する連結糸とから構成されており、前記連結糸が表裏編地間を斜行又は交差する連結層を構成するように形成されている。
【0003】
そして、前記三次元立体編物をクッション材として使用する寝具としては、例えば、実用新案登録台3106520号(特許文献2)や実用新案登録第3168319号(特許文献3)に記載のものが公知である。
【0004】
前記特許文献2に記載された寝具は、敷布団の全面に前記三次元立体編物を配設して周をマチテープで挟持して縁処理を行い形成されている。また、特許文献3に記載された寝具は敷布団の内部に前記三次元立体編物を収納し、前記敷布団の周囲をヘム加工縫製により閉鎖して形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001-234456号公報
【0006】
【特許文献2】実用新案登録第3106520号公報
【0007】
【特許文献3】実用新案登録第3168319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前記三次元立体編物は上記のように表裏編地の地編糸とこれらを連結する連結糸とで連結層を形成しているため、前記三次元立体編物を適宜大きさに裁断する場合は、前記三次元立体編物の裁断面は前記連結糸が外方に向かって飛び出し毛羽立った状態になる。したがって、前記三次元立体編物を寝具及び座布団に内装する場合は、前記三次元立体編物の連結糸が外方に向かって飛び出さないように前記三次元立体編物の周縁を処理する必要が生じる。他方、前記三次元立体編物は単層である場合には、所望厚みで所望の柔軟性を持つように調整して形成するのが困難である。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クッション材として内装される三次元立体編物において、所望の厚みで所望の柔軟性を持つように加工し易いクッション材であって、クッション材の周縁(裁断面)における前記連結糸の毛羽立ちを防止できると共に、その製造を容易かつ安価に行うことができるクッション材を提供することにある。」

イ 「【0013】
請求項2に係るクッション材にあっては、三辺の接合辺が前記クッション材の内方に臨むように形成されているので、前記シート材の周縁(裁断面)が全て前記クッション材の外方に臨むことはなく、前記周縁(裁断面)における前記連結糸の毛羽立ちを防止できることとなる。」

ウ 「【0027】
請求項2に記載のクッション材によれば、網目構造に編成された表裏編地の合成樹脂製の地編糸とこれらを連結する合成樹脂製の連結糸とから構成される三次元立体編物からなる袋状のクッション材であって、少なくとも2枚の前記三次元立体編物からなる矩形のシート材を重合し、三辺を接合し、一辺を開放辺とし、前記開放辺から全体を引き出し裏返し、前記開放辺の表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、前記折り返した各開放辺を接合して袋状に形成しているので、前記シート材の周縁(裁断面)が全て前記クッション材の外方に臨むことはなく、前記周縁(裁断面)における前記連結糸の毛羽立ちを防止することができる。」

エ 「【0039】
前記三辺の縫合辺のうち、2辺は縫合辺の端縁をクッション材10の内部に臨ませるように形成されており、一辺は端縁を内方に折り返したうえで折り返し部を重ねて縫合している。従って、前記三次元立体編物30の裁断面は、いずれの辺においても、前記クッション材10の内方に臨むように形成されており、前記裁断面が外方に臨むことはないように形成されているのである。」

オ 「【0061】
以上のように製造されたクッション材10は、全ての辺(四辺)において、前記三次元立体編物30の裁断面が内方に臨んでいるか、または折り返し辺として裁断面が無い状態である。したがって、前記クッション材10においては、図17に示すように、前記クッション材10の外方に前記クッション材10の周縁(裁断面を含む)における前記連結糸36及び表裏編地の毛羽立ちが前記クッション材10の外方に臨むことがない。」
(なお、下線は当審で付した。)

上記アないしオの記載を総合すると、本件特許発明の目的、効果は以下のとおりと認められる。

[本件特許発明の目的及び効果]
三次元立体編物のクッション材の四辺の裁断面の全ての連結糸の毛羽立ちを防止すること。

第3 イ号物件についての判断
請求人は、イ号物件である枕が本件特許発明の技術的範囲に属するとの判定を求めている。請求人から提出されたイ号製品をみると、イ号物件の枕は、下記のイ号物件の認定のとおり、「ポリエステル製の袋物」と「四辺をバイアステープで縁取りしたポリエステル袋」からなるものであるから、イ号物件の枕と本件特許発明のクッション材とは、その構成は異なるものであるし、枕の四辺をバイアステープで縁取りして連結糸の毛羽立ちを防止しているものであって、本件特許発明のように、「少なくとも2枚の三次元立体編物からなる矩形のシート状のクッション材を重合し、三辺を接合し、一辺を開放辺とし、前記開放辺から全体を引き出し裏返し、前記開放辺の表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、前記折り返した各開放辺を接合して」いるものではない。したがって、イ号物件の枕は、本件特許発明の技術的範囲に属さない。
しかしながら、請求人は、本件特許発明の構成要件とイ号物件の枕が備える「袋物」の構成とを対比して(判定請求書の第4枚目第5行ないし第7枚目第14行)、イ号物件が本件特許発明の技術的範囲に属することを主張している。したがって、以下において、イ号物件の枕が備える「袋物」だけについて、一応、対比、判断する。

(1)イ号物件の認定
請求人が提出したイ号製品のパッケージには、「エアイン ピロー Airin pillow」とあり、また、「組成:表地/ポリエステル100% 詰物/ポリエステル100%」とある。そして、イ号製品を見ると、表地が詰物を包む袋状となっており、詰物は、甲第1号証の【図1】にあるとおり、網目構造に編成された表編地、裏編地と表編地と裏編地を連結する連結糸からなる三次元立体編物が袋状となったもの(以下「袋物」という。)と、袋物に包まれた内装材からなっている。また、イ号製品を見ると、袋物の後述の開放領域付近においては、連結糸の一部が袋物の外側にはみ出ていることが確認できる。
袋物は、イ号製品及び甲8号証の図C-2のとおり、2枚の矩形の三次元立体編物を重合し、三辺の全体および一辺の両側部分を接合して、一辺の中央部を開放領域としたものである。そして、袋物が、開放領域となっている一辺の中央部から、全体を引き出して裏返した後に、開放領域を接合したものである。この点については、請求人と被請求人とに争いはない。
開放領域の接合については、便宜上、袋物を開放領域となっている一辺の中央部から全体を引き出した後の外側の編地を裏編地、内側の編地を表編地とすると、甲1号証【図3】、甲8号証図A-2のとおり、表編地の端縁は袋物の内方に折り返されている一方、裏編地は袋物の外方を向いて、接合されている。
以上より、イ号物件の構成を本件特許発明の構成要件の分説と対応するように分説すると、次のとおりのものと認められる(以下、「構成A’」ないし「構成E’」という。)。

A’ 網目構造に編成された表裏編地のポリエステル製の地編糸とこれらを連結するポリエステル製の連結糸とから構成される三次元立体編物から形成される袋物であって、
B’ 2枚の矩形のシート状の三次元立体編物を重合し、三辺と残り一辺の両端部を接合し、かつ、残り一辺の中央部を開放領域とし、前記開放領域から全体を引き出し裏返し、
C’ 開放領域の表編地の端縁を内方に折り返し、裏編地の端縁を外方に向け、外方に向けた各開放領域の裏編地の端縁を接合して袋状に形成し、開放領域において連結糸の一部が外方にはみ出ている
D’ ポリエステル製の袋物を
E’ 四辺をバイアステープで縁取りしたポリエステル袋に包含した枕

上記構成C’について、請求人は判定請求書の「6 請求の理由」の「(4)イ号の説明」にて、「イ号製品並びにイ号図面及び説明書の記載から、前記開放辺の表編地の端縁及び裏編地の端縁を内方に折り返している。」との主張をしている(判定請求書第3枚目第26行ないし第27行)。また、判定請求書の「6 請求の理由」の「(5)本件特許発明とイ号製品との技術的対比」の「5○とeについて」(「5○」は5を○で囲んだ文字)において、「本発明・イ号共に、開放辺の表編地及び裏編地を内方に折り返している。イ号の裏編地は外方に折り返されているようにも見えるが、いったん内方に折り返された後に外方に折り返されている。下記「6とfについて」の記載にあるように、裏編地は繋がっている連結糸に引っ張られて内方に折り返さざるを得ない。したがって、内方に折り返されている点で共通している。裏編地の先端部のみが外方に向いていたとしても同じことであってeは相違点ではない。」と主張している(判定請求書第5枚目第11行ないし第16行)。また、甲第1号証の「【イ号の説明書】」において、「開口部の接合前は、図2に示すとおり、開口部内側の表編地は内方に折り返されて、連結糸と縫合される。開口部外側の裏編地は連結糸に引っ張られるので表編地と同様に内方に折り返される。又、開口部の接合後は、図3に示すとおり、裏編地の端縁が接合される。内方に折り返された後に外方に向いて接合されている。」と主張している(甲第1号証第4枚目第8行ないし第11行)。
しかしながら、イ号製品を見ると、上記のとおり開放領域について、裏編地の端縁を外方に向け、外方に向けた裏編地の端縁を接合しているから、請求人の主張に理由はない。

(2) 対比・判断
ア 本件特許発明とイ号物件の対比・判断
(ア)構成要件Aについて
イ号物件の「ポリエステル」は、本件特許発明の「合成樹脂」に相当する。
イ号物件の「網目構造に編成された表裏編地のポリエステル製の地編糸とこれらを連結するポリエステル製の連結糸とから構成される三次元立体編物からなる袋物」は、クッション性があると認められるから、本件特許発明の「袋状のクッション材」に相当する。
したがって、イ号物件の構成A’は、構成要件Aを充足する。

(イ)構成要件Bについて
本件特許の請求項の記載からすれば、本件特許発明の「開放辺」は、開放されている領域があり、「開放辺」の開放されている領域から全体を引き出し裏返すことが可能なものを包含するものといえる。
一方、イ号物件は、構成B’で特定されたとおり、三辺と残り一辺の両端部を接合し、残り一辺の中央部を開放領域として接合せず、開放領域から全体を引き出し裏返しているから、イ号物件の「残り一辺」は、本件特許発明の「開放辺」に包含される。
したがって、構成B’は、構成要件Bを充足する。

(ウ)構成要件Cについて
構成要件Cの、開放辺の表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、折り返した各開放辺を接合していることは、上記の「第2 本件特許発明」の「2 本件特許発明の目的及び効果」からすると、各開放辺の全部、すなわち一端から他端すべての端縁を内方に折り返して接合することと解される。
一方、イ号物件は、残り一辺の両端部については、表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返して接合されている。しかしながら、残り一辺の中央部の開放領域については、構成C’で特定されたとおり、裏編地の端縁を袋物の外方に向けて接合している。すなわち、イ号物件は、残り一辺の開放領域の裏編地を外方に向けており、内方に折り返していない。そのため、開放領域において、連結糸の一部が外方にはみ出している。
したがって、構成C’は、構成要件Cを充足しない。

(エ)構成要件Dについて
イ号物件は、構成A’に特定されたとおり、袋物である。そして、当該袋物は、「(1)構成要件Aについて」にて述べたように、袋状であってクッション性があるものである。
したがって、構成A’により、構成要件Dを充足する。

イ まとめ
上記(ア)ないし(エ)に示すように、イ号物件は、本件特許発明の構成要件A、B、Dを充足するものの、構成要件Cを充足するものとすることはできない。

(3)均等について
特許請求の範囲に記載された構成中に対象製品等と異なる部分が存する場合であっても、(1)前記異なる部分が特許発明の本質的部分ではなく、(2)前記異なる部分を対象製品等におけるものと置き換えても、特許発明の目的を達することができ、同一の作用効果を奏するものであって、(3)前記のように置き換えることに、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者(以下「当業者」という。)が、対象製品等の製造等の時点において容易に想到することができたものであり、(4)対象製品等が、特許発明の特許出願時における公知技術と同一又は当業者がこれから前記出願時に容易に推考できたものではなく、かつ、(5)対象製品等が特許発明の特許出願手続において特許請求の範囲から意識的に除外されたものに当たるなどの特段の事情もないときは、前記対象製品等は、特許請求の範囲に記載された構成と均等なものとして、特許発明の技術的範囲に属するものと解される(最高裁平成6年(オ)第1083号)(以下、(1)ないし(5)の要件を「第1要件」ないし「第5要件」という。)。

ア 均等の第1要件(非本質的部分)について
本件特許発明とイ号物件とは、「(2) 対比・判断」の「(ウ)構成要件Cについて」のとおり、本件特許発明は、「開放辺の表編み地及び裏編み地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、折り返した開放辺を接合して袋状に形成してなる」のに対し、イ号物件は、両端部については、表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返して接合されている一方、中央部については、裏編地の端縁を袋物の外方に向けて接合している点で異なっている。したがって、以下、本件特許発明の、イ号物件と異なる部分に対応する構成要件である「開放辺の表編み地及び裏編み地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、折り返した開放辺を接合して袋状に形成してなる」点が、本件特許発明の非本質的部分であるか否かについて検討する。
本件特許の請求項の記載、および上記「第2 本件特許発明」の「2 本件特許発明の目的及び効果」の記載からすれば、三次元立体編物のクッション材の四辺の裁断面の全ての連結糸の毛羽立ちを防止するという課題に対し、本件特許発明は、三次元立体編物の四辺の裁断面が全て袋状のクッション材の内方に臨むようにすることにより、解決したものといえる。
一方、従来技術について検討すると、上記「第2 本件特許発明」の「2 本件特許発明の目的および効果」のアの記載のとおり、本件特許明細書には、特開2001-234456号公報(以下「先行技術1」という。)、実用新案登録第3106520号公報(以下「先行技術2」という。)、実用新案登録第3168319号公報(以下「先行技術3」という。)の先行技術が示されている。先行技術1は、ダブルラッセル編機によって編成されており、網目構造に編成された表裏編地の地編糸とこれらを連結する連結糸とから構成されており、連結糸が表裏編地間を斜行又は交差する連結層を構成するように形成されている三次元立体編物を開示している。先行技術2は、敷布団の全面に三次元立体編物を配設して周をマチテープで挟持して縁処理を行い形成されている寝具を開示している。先行技術3は、敷布団の内部に三次元立体編物を収納し、敷布団の周囲をヘム加工縫製により閉鎖して形成している寝具を開示している。しかしながら、上記の先行技術には、三次元立体編物のクッション材の四辺の裁断面の全ての連結糸の毛羽立ちを防止するという課題に対し、三次元立体編物の四辺の裁断面が全て袋状のクッション材の内方に臨むようにするという解決手段は開示されていない。
してみると、本件特許発明の「開放辺の表編み地及び裏編み地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、折り返した開放辺を接合して袋状に形成してなる」点は、上記本件特許発明特有の技術的思想に基づく解決手段を構成するものであるから、当該構成要件は本件特許発明の本質的部分であるといえる。
したがって、本件特許発明のイ号物件と異なる部分は、本件特許発明の本質的部分であるから、均等の第1要件を充足しない。

イ 均等の第2要件(置換可能性)について
本件特許発明は、開放辺の全部、すなわち一端から他端すべての表編地及び裏編地のそれぞれの端縁を内方に折り返し、折り返した各開放辺を接合することにより、三次元立体編物のクッション材の四辺の裁断面の全ての連結糸の毛羽立ちを防止するという目的を達成するものである。
一方で、イ号物件においては、残り一辺の中央部を開放領域とし、その開放領域の裏編地の端縁を外方に向けて接合し、連結糸の一部が外方にはみ出し、毛羽立ってしまうものである。
してみると、本件特許発明の構成中のイ号物件と異なる部分を、イ号物件におけるものと置き換えると、特許発明の目的を達することができず、同一の作用効果を奏するとはいえない。
したがって、均等の第2要件は充足しない。

ウ 均等についてのまとめ
イ号物件は、均等の第1要件および第2要件を充足しないから、第3要件ないし第5要件について検討するまでもなく、イ号物件は本件特許発明の均等なものとして、特許発明の技術的範囲に属するとはいえない。

第4 むすび
以上のとおり、イ号物件は、本件特許発明の技術的範囲に属しない。
よって、結論のとおり判定する。
 
判定日 2016-09-07 
出願番号 特願2012-170070(P2012-170070)
審決分類 P 1 2・ 1- ZB (A47C)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 望月 寛  
特許庁審判長 黒瀬 雅一
特許庁審判官 植田 高盛
吉村 尚
登録日 2014-09-26 
登録番号 特許第5619090号(P5619090)
発明の名称 クッション材  
代理人 本間 政憲  
代理人 上西 敏文  
代理人 中村 希望  
代理人 羽鳥 亘  
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