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審決分類 |
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する C07D |
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管理番号 | 1323798 |
審判番号 | 訂正2016-390135 |
総通号数 | 207 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2017-03-31 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2016-10-21 |
確定日 | 2016-12-22 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第5753194号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第5753194号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔7-9、11-19〕、10、20、21について訂正することを認める。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本件訂正審判の請求に係る特許第5753194号(以下「本件特許」という。)は、2010年12月30日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2009年12月31日(3件) 米国(US))を国際出願日とする出願(特願2012-547310号)であって、その請求項1?21に係る発明について平成27年5月29日に特許権の設定登録がされたものである。 そして、平成28年10月21日に本件訂正審判が請求された。 第2 請求の趣旨及び訂正の内容 本件審判請求の趣旨は「特許第5753194号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項7?21について請求項ごと又は一群の請求項ごとに訂正することを認める、との審決を求める。」というものである。 請求人が求めている訂正(以下「本件訂正」という。)の内容は以下のとおりである。 1 訂正事項1 特許請求の範囲の請求項7を削除する。 2 訂正事項2 特許請求の範囲の請求項8を削除する。 3 訂正事項3 特許請求の範囲の請求項9を削除する。 4 訂正事項4 特許請求の範囲の請求項10を削除する。 5 訂正事項5 特許請求の範囲の請求項11を削除する。 6 訂正事項6 特許請求の範囲の請求項12を削除する。 7 訂正事項7 特許請求の範囲の請求項13を削除する。 8 訂正事項8 特許請求の範囲の請求項14を削除する。 9 訂正事項9 特許請求の範囲の請求項15を削除する。 10 訂正事項10 特許請求の範囲の請求項16を削除する。 11 訂正事項11 特許請求の範囲の請求項17を削除する。 12 訂正事項12 特許請求の範囲の請求項18を削除する。 13 訂正事項13 特許請求の範囲の請求項19を削除する。 14 訂正事項14 特許請求の範囲の請求項20を削除する。 15 訂正事項15 特許請求の範囲の請求項21を削除する。 第3 本件審判請求に対する当審の判断 1 一群の請求項ごとに訂正を請求することについて 本件訂正は、二以上の請求項が記載された特許請求の範囲の訂正を請求するものであるので、本件訂正が、特許法第126条第3項の規定に適合するするかを検討する。 訂正事項1?3、5?13に係る、訂正前の請求項7?9、11?19について、請求項8、11、12、15は請求項7を引用しており、請求項9は請求項8を引用しているから間接的に請求項7を引用しており、請求項13、14は請求項12を引用しているから間接的に請求項7を引用しており、請求項16?19は請求項15を引用しているから間接的に請求項7を引用している。したがって、いずれの請求項も請求項7に係る訂正である訂正事項1により訂正されることとなる。 よって、請求項7?9、11?19は一群の請求項を形成する。 本件訂正は、上記の一群の請求項がある特許請求の範囲について、当該一群の請求項である請求項7?9、11?19と請求項10、20、21について、請求項ごとに訂正を請求するものであるから、特許法第126条第3項の規定に適合する。 2 訂正事項1?15について (1)訂正の目的について 訂正事項1?15は、それぞれ請求項7?21を削除するものであるから、いずれも特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正である。 (2)新規事項の追加の有無について 訂正事項1?15は、それぞれ請求項7?21を削除するものであるから、いずれも願書に添付した明細書又は特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正である。 したがって、本件訂正は、特許法第126条第5項の規定に適合する。 (3)特許請求の範囲の実質上の拡張・変更の存否について 訂正事項1?15は、それぞれ請求項7?21を削除するものであるから、いずれも実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。 したがって、本件訂正は、特許法第126条第6項の規定に適合する。 (4)独立特許要件について 訂正事項1?15に係る訂正は、いずれも特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を目的とする訂正であるところ、いずれも請求項を削除するものであり、判断の対象となる請求項が存在しないため、特許法第126条第7項に適合するかの判断を要しない。 第4 むすび 以上のとおりであるから、本件訂正は、特許法第126条第1項、同条第3項、同条第5項及び同条第6項の規定に適合するものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、 AはCH又はNであり、 Bはフェニル、ジヒドロインデニル、ジヒドロベンゾオキサジニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、クロメニル、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノリニル、ジヒドロキノリル、キノリル、テトラヒドロキナゾリニル、インドリニル、ジヒドロベンゾチアゾリル、ジヒドロベンゾイミダゾリル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、イソインドリニル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾジオキソリル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、テトラヒドロベンゾチエニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアジアゾリル、又はピリジルであり、 mは1、2、3、4又は5であり、 Eはフェニル、チエニル、又はピロリルであり、 Eがフェニルである場合には、nは1、又は2であり、Eがチエニル、又はピロリルである場合には、nは0、又は1であり、 LはNR^(5)であり、 X及びZのうちの一方はNであり、もう一方はCHであり、 pは0、1、又は2であり、 R^(1)はC1?C8アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル、-CN、オキソ、-NO_(2)、-C(Y)NR^(b)R^(b’)、-NR^(c)C(Y)R^(c’)、-SO_(2)NR^(b)R^(b’)、-OR^(d)、又は-S(O)_(q)R^(f)であり、 R^(2)は、C1?C8アルキル、C3?C8シクロアルキル、チオモルホリニルアルキル、ピロリジニルアルキル、モルホリニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シリルオキシアルキル、-CN、-NO_(2)、-C(O)OR^(a)、-C(Y)NR^(b)R^(b’)、-NR^(b)R^(b’)、-OR^(d)、-C(Y)R^(e)、又は-S(O)_(q)R^(f)であり、 R^(3)はC1?C8アルキル、ハロ、ハロアルキル、-NR^(b)R^(b’)、又は-OR^(d)であり、 R^(5)は水素であり、 YはO又はSであり、 qは1又は2であり、 各R^(a)、R^(b)、R^(b’)、R^(c)、R^(c’)、R^(d)、R^(e)及びR^(f)は独立して、水素、C1?C8アルキル、C2?C8アルケニル、C2?C8アルキニル、C3?C8シクロアルキル、フェニル、ジヒドロインデニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジル、ピロリジニル、チオモルホリニル、フェニルアルキル、チエニルアルキル、ピリジルアルキル、テトラヒドロピラニルアルキル、ジヒドロインデニルアルキル、テトラヒドロフリルアルキル、ヒドロキシアルキル、モルホリニルアルキル、ピロリジニルアルキル、ジアルキルアミノアルキル、ピペリジルアルキル、ベンゾジオキソリルアルキル、ジヒドロベンゾジオキシニルアルキル、C3?C8シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、又はアルコキシアルキルである。) で表される化合物又はその塩。 【請求項2】 AはNであり、 Bはフェニル、又はピリジルであり、 mは1、2、又は3であり、 Eはフェニルであり、 nは1、又は2であり、 pは0、又は1であり、及び R^(5)は水素である、 請求項1に記載の化合物又はその塩。 【請求項3】 mは1、又は2であり、 pは0であり、 R^(1)はC1?C8アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、-CN、-NO_(2)、-C(Y)NR^(b)R^(b’)、-NR^(c)C(Y)R^(c’)、-SO_(2)NR^(b)R^(b’)、-OR^(d)、又は-S(O)_(q)R^(f)であり、及び R^(2)は-OR^(d)である 請求項2に記載の化合物又はその塩。 【請求項4】 R^(2)は-OR^(d)(R^(d)は、C1?C8アルキルである)であり、及び R^(b)、R^(b’)、R^(c)、R^(c’)、R^(d)、及びR^(f)は、各々独立して、水素、C1?C8アルキル、C2?C8アルケニル、C2?C8アルキニル、C3?C8シクロアルキル、フェニル、ジヒドロインデニル、テトラヒドロピラニル、フェニルアルキル、チエニルアルキル、テトラヒドロピラニルアルキル、ジヒドロインデニルアルキル、又はハロアルキルである 請求項3に記載の化合物又はその塩。 【請求項5】 R^(1)は、C_(1)-C_(8)アルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、-C(Y)NR^(b)R^(b’)、又は-OR^(d)であり、及び R^(b)、R^(b’)、R^(d)、及びR^(f)の各々は、各々独立して、水素、C_(1)-C_(8)アルキル、C_(3)-C_(8)シクロアルキル、又はハロアルキルである、 請求項4に記載の化合物又はその塩。 【請求項6】 式(I)で表される化合物が からなる群より選択される化合物である、 請求項1に記載の化合物又はその塩。 【請求項7】(削除) 【請求項8】(削除) 【請求項9】(削除) 【請求項10】(削除) 【請求項11】(削除) 【請求項12】(削除) 【請求項13】(削除) 【請求項14】(削除) 【請求項15】(削除) 【請求項16】(削除) 【請求項17】(削除) 【請求項18】(削除) 【請求項19】(削除) 【請求項20】(削除) 【請求項21】(削除) |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2016-11-28 |
結審通知日 | 2016-11-30 |
審決日 | 2016-12-14 |
出願番号 | 特願2012-547310(P2012-547310) |
審決分類 |
P
1
41・
851-
Y
(C07D)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 吉田 直裕 |
特許庁審判長 |
中田 とし子 |
特許庁審判官 |
冨永 保 加藤 幹 |
登録日 | 2015-05-29 |
登録番号 | 特許第5753194号(P5753194) |
発明の名称 | 治療用化合物、及び関連する使用の方法 |
代理人 | 特許業務法人三枝国際特許事務所 |
代理人 | 特許業務法人三枝国際特許事務所 |