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審決分類 審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する E04B
審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する E04B
審判 訂正 2項進歩性 訂正する E04B
審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する E04B
審判 訂正 判示事項別分類コード:857 訂正する E04B
管理番号 1331527
審判番号 訂正2017-390041  
総通号数 214 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-10-27 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2017-06-02 
確定日 2017-07-27 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第4589502号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第4589502号の明細書を本件審判請求書に添付された訂正明細書のとおり、訂正後の請求項〔2-5〕について訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件訂正審判の請求に係る特許第4589502号(以下「本件特許」という。)は、平成12年8月30日に特許出願され、平成22年9月17日にその特許権の設定登録がなされ、その後、平成29年6月2日に請求項2?5からなる一群の請求項に係る発明について本件訂正審判が請求されたものである。

第2 請求の趣旨及び訂正の内容
本件訂正審判の請求の要旨は、本件特許の明細書を、本件審判請求書に添付した訂正明細書のとおり、訂正後の請求項2?5について訂正すること認める、との審決を求めるものであって、その請求に係る訂正(以下「本件訂正」という。)の内容は、以下のとおりである。(なお、下線は訂正箇所を示す。)

1 訂正事項1
特許請求の範囲の請求項2に、
「請求項1記載の台輪において、前記嵌合部は台輪本体の上下方向に延在する溝部を備え、前記被嵌合部は前記溝部に嵌る突部を備えることを特徴とする台輪。」
とあるのを、
「基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される長尺板状に形成されたプラスチック製の台輪において、
複数の台輪のそれぞれは、
前記基礎の長手方向に沿って配置される台輪本体と、
この台輪本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部とを備え、
前記台輪本体の両端部の接続部には、それぞれ嵌合部と当該嵌合部に嵌合可能な形状の被嵌合部とが幅方向に並んで配置され、
前記両接続部の嵌合部と被嵌合部は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されており、
前記嵌合部と前記被嵌合部との形成位置が前記台輪本体の長手方向の向きを逆にしても接続可能となっており、
前記嵌合部は台輪本体の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部を備え、
前記被嵌合部は前記溝部に嵌る突部を備えること
を特徴とする台輪。」
に訂正する。

2 訂正事項2
特許請求の範囲の請求項5に、
「基礎上端に請求項1?4のいずれかに記載の台輪が基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれ、これら複数の台輪を隣接する台輪の接続部どうしが互いに嵌合し接続された状態で、基礎上に設置する台輪の設置方法であって、
嵌合する接続部のうちの一方を前記基礎上面に固定すること
を特徴とする台輪の設置方法。」
とあるのを、
「基礎上端に請求項1?3のいずれかに記載の台輪が基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれ、これら複数の台輪を隣接する台輪の接続部どうしが互いに嵌合し接続された状態で、基礎上に設置する台輪の設置方法であって、
嵌合する接続部のうちの一方を前記基礎上面に固定すること
を特徴とする台輪の設置方法。」
に訂正する。

3 訂正事項3
明細書の段落【0016】に、
「請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記嵌合部32は台輪本体2の上下方向に延在する溝部32aを備え、前記被嵌合部31は前記溝部32aに嵌る突部31aを備えるので、前記嵌合部32と被嵌合部31とが嵌合した際に、前記溝部32aに前記突部31aが嵌合して、これら溝部32a及び突部31aを有する嵌合部32及び被嵌合部31の一方に対する幅方向の移動が抑止される。
よって、前記嵌合部32に、台輪本体2の上下方向に延在する溝部32aを形成し、前記被嵌合部31に前記溝部32aに嵌る突部31aを形成するだけで、つまり、簡易な構造で、接続部どうしを接続して基礎上に複数の台輪1を接続した際に、台輪1を幅方向に移動しないように接続することができる。」
とあるのを、
「請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記嵌合部32は台輪本体2の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部32aを備え、前記被嵌合部31は前記溝部32aに嵌る突部31aを備えるので、前記嵌合部32と被嵌合部31とが嵌合した際に、前記溝部32aに前記突部31aが嵌合して、これら溝部32a及び突部31aを有する嵌合部32及び被嵌合部31の一方に対する幅方向の移動が抑止される。
よって、前記嵌合部32に、長尺板状に形成されたプラスチック製の台輪本体2の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部32aを形成し、前記被嵌合部31に前記溝部32aに嵌る突部31aを形成するだけで、つまり、簡易な構造で、接続部どうしを接続して基礎上に複数の台輪1を接続した際に、台輪1を幅方向に移動しないように接続することができる。」
と訂正する。

4 訂正事項4
明細書の段落【0065】に「請求項2記載の」とあるのを、「請求項3記載の」に訂正する。

5 訂正事項5
明細書の段落【0066】に「請求項3記載の」とあるのを、「請求項4記載の」に訂正する。

6 訂正事項6
明細書の段落【0067】に「請求項4記載の」とあるのを、「請求項5記載の」に訂正する。

第3 当審の判断
1 訂正事項1
(1)訂正の目的について
訂正事項1の一部(以下「訂正事項1一部分」という。)は、請求項2に関して、請求項1を引用する記載を、請求項1を引用しないものとするものであり、すなわち独立形式請求項に改めるものであり、当該訂正は他の請求項の記載を引用する請求項の記載を当該他の請求項の記載を引用しないものとすることを目的とするものである。
そして、訂正事項1の残りの部分(以下「訂正事項1他部分」という。)は、上記訂正事項1一部分に加えて、本件訂正前の請求項2の「台輪」の形状及び材料を「長尺板状に形成されたプラスチック製」と限定すること、及び本件訂正前の請求項2の「溝部」の形状について「上下面に渡って形成された」と限定することであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
また、請求項2を直接的又は間接的に引用する請求項3?5についても、同様に特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

(2)新規事項の追加について
上記訂正事項1一部分については、請求項1に記載されていた内容であるから、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正である。
そして、上記訂正事項1他部分に関する「台輪」が「長尺板状に形成されたプラスチック製」であるとの訂正については、願書に添付した明細書には、「【0003】・・・本出願人などにより、図16に示すようなプラスチック製の台輪110を基礎上端に敷き込み・・・」、「【0026】詳細には、台輪本体2は、長尺板状に形成され、・・・」と記載されている(下線は審決で付与。以下同様。)。ここで、前記【0003】の記載は【背景の技術】に関するものであるが、本件特許は背景の技術と比較して台輪の材料を変えることを目的とするものではなく、本件特許において台輪をプラスチック製とすることは当然想定されていることであるから、台輪をプラスチック製とすることは願書に添付した明細書に記載されているに等しい事項といえる。
また、上記訂正事項1他部分に関する「溝部」について「上下面に渡って形成された」との訂正について、図15において溝部32aは台輪の上下面に達して形成されていることが看て取れるため、当該訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であるといえる。
したがって、訂正事項1は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正である。

(3)特許請求の範囲の拡張・変更について
訂正事項1は、上記「1(1)」のとおり、他の請求項の記載を引用する請求項の記載を当該他の請求項の記載を引用しないものとすること、及び特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、発明のカテゴリや対象、目的を変更するものではないことから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

2 訂正事項2
(1)訂正の目的について
訂正事項2は、請求項5について請求項1?4を引用する記載から請求項1?3を引用する記載に変更するものであるが、訂正前の請求項5には「請求項1?4のいずれかに記載の台輪が・・・台輪の設置方法」と記載されているところ、請求項1?3は「台輪」であるのに対して、請求項4は「台輪の設置構造」であるから、訂正前の請求項5の請求項4を引用する記載は誤記であることは明らかである。
よって、訂正事項2は誤記の訂正を目的とするものである。

(2)新規事項について
訂正事項2は、上記「2(1)」のとおり、引用する請求項番号の誤記であるから、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項を逸脱するものではなく、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正である。

(3)特許請求の範囲の拡張・変更について
訂正事項2は、上記「2(1)」のとおり、誤記の訂正を目的とするものであり、発明のカテゴリや対象、目的を変更するものではないことから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

3 訂正事項3
訂正事項3は、上記訂正事項1の訂正に伴って、特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明の記載を整合させるものであるから、明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。
また、訂正事項3は、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでもないことは明らかである。

4 訂正事項4?6
(1)訂正の目的について
訂正事項4?6は、本件特許明細書の【0065】、【0066】、【0067】について、それぞれ「請求項2」、「請求項3」、「請求項4」の記載を「請求項3」、「請求項4」、「請求項5」と訂正するものであるが、【0065】、【0066】、【0067】の記載内容は、それぞれ「請求項3」、「請求項4」、「請求項5」に関する記載であることは明らかである。
よって、訂正事項4?6は誤記の訂正を目的とするものである。

(2)新規事項について
訂正事項4?6は、上記「4(1)」のとおり、請求項番号の誤記であることは明らかであるから、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項を逸脱するものではなく、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正である。

(3)特許請求の範囲の拡張・変更について
訂正事項4?6は、上記「4(1)」のとおり、誤記の訂正を目的とするものであり、発明のカテゴリや対象、目的を変更するものではないことから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

5 独立特許要件について
上記「1」で検討したとおり、訂正事項1は、請求項2?5に関して、特許法第126条第1項ただし書き第1号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
また、上記「2」「4」で検討したとおり、訂正事項2、4?6は、請求項3?5に関して、特許法第126条第1項ただし書き第2号に掲げる誤記の訂正を目的とするものである。
そこで、特許法第126条第7項の規定により、訂正後の特許請求の範囲に記載されている事項により特定される請求項2?5に係る発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて検討する。

(1)訂正後の請求項2?5に係る発明
上記訂正請求により訂正された請求項2?5に係る発明(以下「本件発明2」等という。)は、その特許請求の範囲の請求項2?5に記載された、以下のとおりのものである。(下線は訂正箇所を示す。)

本件発明2
「基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される長尺板状に形成されたプラスチック製の台輪において、
複数の台輪のそれぞれは、
前記基礎の長手方向に沿って配置される台輪本体と、
この台輪本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部とを備え、
前記台輪本体の両端部の接続部には、それぞれ嵌合部と当該嵌合部に嵌合可能な形状の被嵌合部とが幅方向に並んで配置され、
前記両接続部の嵌合部と被嵌合部は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されており、
前記嵌合部と前記被嵌合部との形成位置が前記台輪本体の長手方向の向きを逆にしても接続可能となっており、
前記嵌合部は台輪本体の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部を備え、
前記被嵌合部は前記溝部に嵌る突部を備えること
を特徴とする台輪。」

本件発明3
「請求項1又は2に記載の台輪において、
前記台輪本体には、換気孔が前記台輪本体の幅方向に貫通するようにして形成されていることを
特徴とする台輪。」

本件発明4
「請求項1?3のいずれかに記載の台輪が基礎上端に基礎の長手方向に沿って複数接続されて敷き込まれ、基礎と基礎上に構築される構造物本体との間に介在された台輪の設置構造であって、
隣接する台輪どうしは接続部どうしを嵌合することで接続され、
嵌合した接続部のうちの一方が前記基礎に固定されていること
を特徴とする台輪の設置構造。」

本件発明5
「基礎上端に請求項1?3のいずれかに記載の台輪が基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれ、これら複数の台輪を隣接する台輪の接続部どうしが互いに嵌合し接続された状態で、基礎上に設置する台輪の設置方法であって、
嵌合する接続部のうちの一方を前記基礎上面に固定すること
を特徴とする台輪の設置方法。」

(2)甲各号証の記載
ア 甲第1号証(実願昭58-74578号(実開昭59-181103号)のマイクロフィルム)には、図面とともに、次の記載がある(下線は当審で付与。以下同様。)。
(ア)「2.実用新案登録請求の範囲
方形若しくは長方形基盤1の板面中央部に、平面略太十字状をなすアンカーボルト2の挿通孔Hを穿ち且つ基盤1の片側壁に突部tを突設すると共に反対側壁には該突部と係合する凹部hを形成し然して前記挿通孔の周辺に釘孔rを穿設した建築における基礎と土台間に介装する台座。」

(イ)「即ち実施例の図面に示したように、ポリプロピレン、硬質ポリエチレン等の合成樹脂より成る略方形の基盤1の板面中央部に平面略太十字状をなすアンカーボルト2の挿通孔Hを形成し且つ該基盤の片側壁に楔状突部tを突設すると共に反対側壁に該突部と係合する凹部hを形成し然して前記挿通孔の4辺に釘孔rを穿設して成るものであって、なお図面中3はコンクリート基礎、4は土台、5は土台4上に設立した柱、6はラス等の下地材、7は締着用ナツト、8は座金を示した。」(明細書2頁3行?13行)

(ウ)「然して又本案は以上のほか基盤1の片側壁に楔状突部t、反対側壁に該突部と係合する楔状凹部hが形成されてあるので基礎3及び土台4が長間であつたり、或はこれらが平面鍵形若しくはT字形に構成されてある場合は第4図に示したように上記突部と凹部を順次係合して接続することにより耐荷力を増大したり各形状に順応して介在固着せられる利点をも具有するものである。」(明細書3頁12行?末行)

(エ)上記(ア)?(ウ)で摘記した事項を踏まえると、第1図、第3図、第4図から、「台座はコンクリート基礎3とコンクリート基礎3上に構築される土台4、柱5との間に、コンクリート基礎3の長手方向に沿って介装されていること」、「突部と凹部はコンクリート基礎3の幅方向に並んで配置されていること」、「突部と凹部は、台座をコンクリート基礎3の幅方向へ移動しないように係合して接続すること」が看て取れる。

(オ)以上の記載によれば、甲第1号証には以下の発明(以下「甲1発明」という。)が記載されていると認められる。

甲1発明
「コンクリート基礎と、コンクリート基礎上に構築される土台、柱との間に、コンクリート基礎の長手方向に沿って介装される台座であって、
ポリプロピレン、硬質ポリエチレン等の合成樹脂より成る略方形の基盤の片側壁に楔状突部を突設すると共に反対側壁に該突部と係合する凹部を形成し、それぞれ突部と凹部はコンクリート基礎の幅方向に並んで配置されており、
上記突部と凹部を順次係合して接続することにより、コンクリート基礎の幅方向へ移動しないように、耐荷力を増大したり各形状に順応して介在固着する、
建築におけるコンクリート基礎と土台間に介装する台座」

イ 甲第2号証(実願平4-55570号(実開平6-10413号)のCD-ROM)には、図面とともに、次の記載がある。
「【0016】
図1の11は、ゴム,合成ゴム,合成樹脂その他の同効性質をもつ弾性材料からなる長尺の保護板であって、該保護板11の表面全域に、テーパー構造の突起12を一体に形成したものである。この突起12は図で示すような截頭円錐形状に形成してあるが、截頭角錐形状や角柱,円柱構造でも同様な作用効果が得られるので、図示実施例のものに特定されることはない。
ちなみに、前記突起12の上辺径は約9mm,基部径は約11mm,高さを6mm(荷重による歪1mm)としたものである。また、図1においては突起12は碁盤目状に配設形成されているが、千鳥状に配設形成してもよい。
【0017】
前記保護板11の長さ、および、形状は任意であるが、保護板11の一端中央部には突起12をもつ係合突片13が、また、保護板11の他端中央部には前記係合突片13が適嵌する係合凹所14が形成してあり、連設される保護板11間に間隙が生じないようにしてある。また、少くとも前記保護板11の巾は、コンクリート基礎15の巾、および、土台となる角材16の巾と略同一にすることが好ましい。また、保護板11の任意個所には、前記コンクリート基礎15に植設したアンカーボルト17が挿通する孔が穿設可能であることは当然である。図7は、図1に示す係合突片13と係合凹所14の平面形状を楔形状とし、土台である角材16をコンクリート基礎15上に保護板11を敷き込みする際に、保護板11同志が引っ張り方向に移動したり、分離したりするのを防止させるようにしたものである。」

ウ 甲第3号証(特開平11-100911号公報)には、図面とともに、次の記載がある。
(ア)「【請求項1】布基礎上に載置されアンカボルトの挿通孔が設けられたパッキンと、端面視U字形状をなし前記パッキン上に載置され、底部に前記アンカボルトの挿通孔が設けられると共に側部に釘孔が設けられ、土台を受け且つ釘固定する金具と、前記アンカボルトに螺合して前記金具と前記パッキンとを前記布基礎に固定するナットとを備えたことを特徴とする土台の締結装置。」

(イ)「【0024】図7は、金具の他の実施例を示す。図7において金具25は、2分割タイプとされ、2つのL形の金具26と27とから成り、金具26、27は、底部26a、27aに各対抗する端面に開口する略半円状の切欠26b、27bが設けられ、これらの切欠26b、27bの両側に互いに噛み合うように、櫛状の突起26cとスリット27d、突起27cとスリット状の切欠26dとを設け、対抗する側部26eと27eとの間隔を任意に調節可能としたものである。そして、中央の対抗する半円形状の切欠26bと27bとによりアンカボルトの挿通孔が形成される。これにより土台の幅寸法に応じて側部26eと27eとの間隔を自由に調節することができ、土台の両側面に確実に側部26e、27eを当接することができる。また、汎用性があり、土台の寸法毎の金具を備える必要がなくなり、在庫品を少なくすることができる。」

エ 甲第4号証(意匠登録第1044570号公報)には、図面とともに、次の記載がある。
(ア)「本物品は、芝生を保護するために用いられるもので、合成樹脂により一体的に成形される。本物品は、その四辺に設けた連結部により順次連結して面を構成し」(意匠公報説明)

(イ)平面図の連結部の形状から、連結部が芝生保護材の向きを逆にしても接続可能となっていることが看て取れる。

オ 甲第5号証(実用新案登録第2586977号公報)には、図面とともに、次の記載がある。
(ア)「[産業上の利用分野]
本考案は、鉄道、高速道路等で使用する情報ケーブル等各種の配線を収容保護する配線路を構築敷設するための配線路用ブロックに関するものである。」(3欄23行?26行)

(イ)「上記において、ブロック本体aの底板1の長手方向一端面1′に所要の間隔をおいて形成した突起部4′及び受入凹部5′と、両長手方向他端面1″に形成する受入凹部5″及び突起部4″を互いに対応させるとともに、左右側壁2、3の長手方向一端面2′、3′に形成した突起部6′あるいは受入凹部7′に同長手方向他端面2″、3″に形成する受入凹部7″あるいは突起部6″を互いに対応させておく。
さらに、ブロック蓋板b、あるいはブロック蓋板cの長手方向一端面b′、c′に所要の間隔をおいて形成した突起部10′、12′及び受入孔11′、13′と、長手方向他端面b″、c″に形成する受入孔11″、13″及び突起部10″、12″を対応させておく。そしてこれらを噛合させ、配線路用ブロックを接続する。
これによって、これらブロック本体a及びブロック蓋板b、あるいはブロック蓋板cは、いずれもその前後方向に動くことがなく一体のものとなる。」(5欄26行?42行)

(ウ)上記(イ)で摘記した事項を踏まえると、第1図、第2図から、突起部4′及び受入凹部5′、又は突起部10′及び受入孔11′は向きを逆にしても接続可能となっていることが看て取れる。

カ 甲第6号証(特開平10-113475号公報)には、図面とともに、次の記載がある。
(ア)「【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用玩具とともに用いられる乗用玩具用レールに関するものである。」

(イ)「【0029】図3ないし図5は、1つの直線レールユニット2を示すもので、図3は平面図、図4は正面図、図5は左側面図である。直線レールユニット2は、その幅方向中心線に沿って位置し、かつ直線状に延びるガイド凸部16aを有している。このレールユニット2の一方端部であって、ガイド凸部16aの一方側には、第1形式の連結部17が設けられ、同じく他方側には、第2形式の連結部18が設けられる。他方、レールユニット2の他方端部であって、ガイド凸部16aの一方側には、第2形式の連結部18が設けられ、同じく他方側には、第1形式の連結部17が設けられる。これら第1形式および第2形式の連結部17および18の詳細については後述するが、第1形式の連結部17と第2形式の連結部18とは、互いに着脱可能に係合され得る構造を有している。」

(ウ)上記(イ)で摘記した事項を踏まえると、図3、6?9から、レールユニット2の左右の連結部は向きを逆にしても接続可能となっていることが看て取れる。

(3)判断
ア 本件発明2について
(ア)甲1発明の「コンクリート基礎」、「土台、柱」は、それぞれ本件発明2の「基礎」、「基礎上に構築される建造物本体」に相当する。

(イ)甲1発明の「台座」は、「コンクリート基礎と、コンクリート基礎上に構築される土台、柱との間に、コンクリート基礎の長手方向に沿って介装され」、「ポリプロピレン、硬質ポリエチレン等の合成樹脂より成る略方形」の基盤からなっているので、本件発明2の「台輪」に相当し、本件発明2と「基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される方形板状に形成されたプラスチック製」である点で共通し、「前記基礎の長手方向に沿って配置される」点で一致する。

(ウ)甲1発明の「突部」、「凹部」は、「台座」の「片側壁」と「反対側壁」に形成され、「台座」を「順次係合して接続することにより、コンクリート基礎の幅方向へ移動しないように」するので、本件発明2の「嵌合部」、「被嵌合部」に相当する。また、甲1発明の「コンクリート基礎の幅方向」は、本件発明2の台輪の「幅方向」に一致するので、甲1発明は本件発明2と「この台輪本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部とを備え、前記台輪本体の両端部の接続部には、それぞれ嵌合部と当該嵌合部に嵌合可能な形状の被嵌合部とが幅方向に並んで配置され、前記両接続部の嵌合部と被嵌合部は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されて」いる点で一致する。

(エ)これらのことから、本件発明2と甲1発明は
「基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される方形板状に形成されたプラスチック製の台輪において、
複数の台輪のそれぞれは、
前記基礎の長手方向に沿って配置される台輪本体と、
この台輪本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部とを備え、
前記台輪本体の両端部の接続部には、それぞれ嵌合部と当該嵌合部に嵌合可能な形状の被嵌合部とが幅方向に並んで配置され、
前記両接続部の嵌合部と被嵌合部は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されている、
台輪。」
の点で一致し、次の点で相違する。

(相違点1)
本件発明2は、台輪を長尺板状に形成しているのに対し、甲1発明は、台座を略方形に形成している点

(相違点2)
本件発明2は、「前記嵌合部と前記被嵌合部との形成位置が前記台輪本体の長手方向の向きを逆にしても接続可能となって」いるのに対し、甲1発明はそのような特定がなされていない点

(相違点3)
本件発明2は、「前記嵌合部は台輪本体の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部を備え、前記被嵌合部は前記溝部に嵌る突部を備える」のに対し、甲1発明はそのような特定がなされていない点

相違点2について検討するに、本件発明2の「前記嵌合部と前記被嵌合部との形成位置が前記台輪本体の長手方向の向きを逆にしても接続可能となって」いる構成に関して、甲第4?6号証には、向きを逆にしても接続可能となる嵌合部、被嵌合部が記載されている(上記(2)エ(イ)、(2)オ(ウ)、(2)カ(ウ)参照)。
しかしながら、甲第4号証は芝生保護材に関するものであり、甲第5号証は鉄道、高速道路等で使用する情報ケーブル等各種の配線を収容保護する配線路を構築敷設するための配線路用ブロックに関するものであり、甲第6号証は乗用玩具とともに用いられる乗用玩具用レールに関するものであり、甲1発明の建築における基礎と土台間に介装する台座と比較して、それぞれ、その適用箇所、技術分野が大きく異なるものであるから、甲第4?6号証に記載された技術を、甲1発明に適用する動機付けはないというべきである。
したがって、甲1発明に甲第4?6号証に記載された技術事項を適用することにより、本件発明2のようにすることは当業者が容易に想到しうる程度のこととはいえない。
なお、相違点2に関して、甲第2号証においては、土台保護板に関するものであり、本件発明2の台輪と共通する技術分野であるが(上記(2)イ参照)、係合突片13、係合凹所14は「向きを逆にしても接続可能」となっておらず、相違点2に関する技術事項は記載されていない。また、甲第3号証においては、2分割タイプの金具の噛み合い部として切欠、突起が記載されており(上記(2)ウ(イ)参照)、切欠、突起の形状は本件発明2と似通っている部分はあるものの、これらは2つの金具の接合に関するものであり、「向きを逆にしても接続可能」とはなっていないし、また、そのようにする必要性もないものであるので、相違点2に関する技術事項とはいえない。

よって、相違点1、3については検討するまでもなく、本件発明2は甲第1号証ないし甲第6号証に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

イ 本件発明3?5について
本件発明3?5は、本件発明2を減縮したものであり、本件発明2と同様の理由(上記(3)ア(エ)参照)で、甲第1号証ないし甲第6号証に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

(4)小括
上記(1)?(3)で検討した事項に加え、本件発明2?5が、独立して特許を受けることができないとするその他の理由は見いだせない。
したがって、本件発明2?5は、特許出願の際に独立して特許を受けることができない発明とすることはできないから、本件訂正は、特許法第126条第7項の規定に適合するものである。

第4 むすび
以上のとおり、訂正事項1?6は、特許法第126条第1項ただし書第1号ないし第4号に掲げる事項を目的とし、かつ同条第5項ないし第7項の規定に適合する。

よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
台輪、台輪の設置構造及び設置方法
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される台輪において、
複数の台輪のそれぞれは、
前記基礎の長手方向に沿って配置される台輪本体と、
この台輪本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部とを備え、
前記台輪本体の両端部の接続部には、それぞれ嵌合部と当該嵌合部に嵌合可能な形状の被嵌合部とが幅方向に並んで配置され、
前記両接続部の嵌合部と被嵌合部は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されており、
前記嵌合部と前記被嵌合部との形成位置が前記台輪本体の長手方向の向きを逆にしても接続可能となっていること
を特徴とする台輪。
【請求項2】
基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される長尺板状に形成されたプラスチック製の台輪において、
複数の台輪のそれぞれは、
前記基礎の長手方向に沿って配置される台輪本体と、
この台輪本体の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部とを備え、
前記台輪本体の両端部の接続部には、それぞれ嵌合部と当該嵌合部に嵌合可能な形状の被嵌合部とが幅方向に並んで配置され、
前記両接続部の嵌合部と被嵌合部は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されており、
前記嵌合部と前記被嵌合部との形成位置が前記台輪本体の長手方向の向きを逆にしても接続可能となっており、
前記嵌合部は台輪本体の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部を備え、
前記被嵌合部は前記溝部に嵌る突部を備えること
を特徴とする台輪。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の台輪において、
前記台輪本体には、換気孔が前記台輪本体の幅方向に貫通するようにして形成されていること
を特徴とする台輪。
【請求項4】
請求項1?3のいずれかに記載の台輪が基礎上端に基礎の長手方向に沿って複数接続されて敷き込まれ、基礎と基礎上に構築される構造物本体との間に介在された台輪の設置構造であって、
隣接する台輪どうしは接続部どうしを嵌合することで接続され、
嵌合した接続部のうちの一方が前記基礎に固定されていること
を特徴とする台輪の設置構造。
【請求項5】
基礎上端に請求項1?3のいずれかに記載の台輪が基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれ、これら複数の台輪を隣接する台輪の接続部どうしが互いに嵌合し接続された状態で、基礎上に設置する台輪の設置方法であって、
嵌合する接続部のうちの一方を前記基礎上面に固定すること
を特徴とする台輪の設置方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基礎上端に敷き込まれて、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される台輪に関し、詳細には隣接して配置される他の台輪と接続可能な接続部を備えた換気孔付き台輪、台輪の設置構造及び設置方法に関する。
【0002】
【背景の技術】
一般に建造物を構築する場合、地盤上に基礎を構築し、その基礎上に上部構造である建造物本体を構築する。上部構造からの荷重は下部構造である基礎によって地盤に伝えられる。この例を框材を枠組みするとともに、その間に補強桟材を組み付けて成る枠体の、両面または片面に面材を取り付けて形成した床パネル、壁パネルおよび屋根パネルなどの建築用パネルを組み立てることにより建造物本体を構築する木質パネル工法を例にとって説明する。
まず地盤上に布基礎、独立基礎などの基礎を構築し、次に基礎上に複数の床パネルを敷設し、床パネル端部外方側に半土台を取り付けて床部を構成する。そして、床部上に複数の壁パネルを立設して、基礎から突出し床パネルおよび半土台を挿通するアンカーボルトにて壁パネルを固定して壁部を構築し、さらにこの壁上に複数の屋根パネルを敷設して屋根部を構築するようにしている。
【0003】
ここで、基礎上端に木質の床パネルを直接敷き込む際、基礎上端の平坦面の確保、基礎上端の透水防止を目的として、本出願人などにより、図16に示すようなプラスチック製の台輪110を基礎上端に敷き込み、この台輪110を介在させて、基礎上端に床パネルを敷設していく提案(例えば特開平8-74367号公報「台輪および台輪を介在させた床パネルの敷設方法」)がされている。台輪110は、図16に示すように、所定間隔をおいて複数形成されたアンカーボルト挿通用の貫通穴115を有する梯子状の形状をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特開平8ー74367号公報に示す台輪110では、基礎上端に複数並べて敷き込む際に、基礎上面に並べられた台輪はそれぞれ基礎上で動かないように、1ピース毎に両端部等の離間した箇所を釘で基礎に止着する必要がある。
よって、台輪を基礎上面に固定する際に、台輪毎に2カ所釘を打ち込む作業を減らすことで作業の容易化及び工期の短縮化を図ろうという要望があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、その課題は、基礎上端に隣接して設置される複数の台輪の設置作業を容易に行うことができる台輪、台輪の設置構造及び設置方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、基礎上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される台輪において、例えば、図1及び図2に示すように、
複数の台輪1のそれぞれは、
前記基礎7の長手方向に沿って配置される台輪本体2と、
この台輪本体2の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた接続部3,3とを備え、
前記台輪本体2の両端部の接続部3,3には、それぞれ嵌合部32と当該嵌合部32に嵌合可能な形状の被嵌合部31とが幅方向に並んで配置され、
前記両接続部3,3の嵌合部32と被嵌合部31は、長手方向に隣接する他の台輪本体2の接続部3の被嵌合部31と嵌合部32に幅方向へ移動しないようにそれぞれ嵌合して接続するように構成されており、
前記嵌合部32と前記被嵌合部31との形成位置が前記台輪本体2の長手方向の向きを逆にしても接続可能となっていることを特徴とする。
【0007】
前記接続部3は、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部に嵌合して接続した際、幅方向に移動しないように形成されていれば、どのような形状でもよい。
例えば、一方の接続部に上下に延在する溝部を設け、他方の接続部に上下に延在し且つ前記溝部に嵌合する突部が設けられた形成してもよい。このように形成すれば、隣接して接続される台輪どうしを、一方の台輪の凸状の接続部に、他方の台輪の凹状の接続部を嵌合することにより接続することができ、これら接続された台輪どうしは互いに幅方向に移動することがなくなる。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、基礎上端に複数接続されて敷き込まれる台輪1のそれぞれの接続部3,3が、長手方向に隣接する他の台輪本体2の接続部3,3に、幅方向へ移動しないように嵌合して接続するように形成されているので、前記基礎上端に複数接続して敷き込んだ際に、隣接する台輪どうしが互いに接続部3,3で嵌合して接続され、互いに幅方向に移動することがなくなる。
したがって、前記基礎7上端に複数連続して敷き込まれた際に、嵌合して接続された接続部3,3の一方の接続部3を基礎上に固定するだけで、前記一方の接続部に嵌合して接続された他方の接続部3も前記基礎7に固定することができる。つまり、隣接する台輪の接続部どうしを嵌合して接続した状態で複数の台輪を前記基礎上に接続して敷き込んだ際に、嵌合して接続される接続部どうしにおいて一方の接続部を固定するだけで、敷き込まれた複数の台輪それぞれを幅方向に動かないように固定することができる。
よって、基礎上に台輪を複数敷き込んで設置する際に、従来と異なり、敷き込まれた複数の台輪を台輪毎に基礎に固定する作業、つまり複数の台輪毎に2カ所釘を打ち込んで基礎に固定する作業の必要が無くなり、台輪の敷き込み作業の容易化及び工期の短縮化を図ることができる。
【0010】
前記接続部3としては、例えば、一方の接続部を、開口部が上下に延在する凹状に形成し、他方の接続部を上下に延在し且つ前記凹状の接続部と嵌合する凸状に形成してもよい。このように形成すれば、隣接して接続される台輪どうしを、一方の台輪の凸状の接続部に、他方の台輪の凹状の接続部を嵌合することにより接続することができ、これら接続された台輪どうしは互いに幅方向に移動することがなくなる。
【0011】
また、前記台輪本体2の両端部の一方の接続部3には嵌合部31が設けられ、他方の接続部3には、前記嵌合部31に嵌合可能な形状の被嵌合部32が設けられているので、請求項1記載と同様の効果を得ることができるとともに、基礎上端に複数接続して敷き込む際に用いる台輪を全て同じ形状の台輪とし、それぞれを接続する際に、前記嵌合部と前記被嵌合部とを嵌合して、前記複数の台輪を前記基礎上に幅方向に移動しないように接続することができる。
したがって、基礎上に複数敷き込む際に、同一形状の台輪を複数用意すればよく、接続部が異なる異形状の台輪を制作する必要が無くなり、コストの低廉化を図ることができる。
【0013】
さらに、前記台輪本体の両端部の接続部3,3には、長手方向に隣接する他の台輪本体2の接続部3の被嵌合部31と嵌合部32にそれぞれ嵌合して接続する前記嵌合部32と前記被嵌合部31とが幅方向に並んで配置されているので、台輪の接続部3に他の台輪の両接続部のうちのどちらでも嵌合部と被嵌合部とを嵌合接続することで、台輪どうしを接続することができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の台輪において、例えば、図2及び図7に示すように、
前記嵌合部32は台輪本体の上下方向に延在する溝部32aを備え、
前記被嵌合部31は前記溝部32aに嵌る突部31aを備えることを特徴とする。
【0015】
前記突部は、前記溝部に嵌合する構成であれば、どのように構成されていてもよく、例えば、台輪本体の上下方向に延在し、且つ前記溝部に嵌る突条部としてもよい。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記嵌合部32は台輪本体2の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部32aを備え、前記被嵌合部31は前記溝部32aに嵌る突部31aを備えるので、前記嵌合部32と被嵌合部31とが嵌合した際に、前記溝部32aに前記突部31aが嵌合して、これら溝部32a及び突部31aを有する嵌合部32及び被嵌合部31の一方に対する幅方向の移動が抑止される。
よって、前記嵌合部32に、長尺板状に形成されたプラスチック製の台輪本体2の上下面に渡って形成された上下方向に延在する溝部32aを形成し、前記被嵌合部31に前記溝部32aに嵌る突部31aを形成するだけで、つまり、簡易な構造で、接続部どうしを接続して基礎上に複数の台輪1を接続した際に、台輪1を幅方向に移動しないように接続することができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の台輪において、例えば、図1?図3に示すように、
前記台輪本体2には、換気孔4が前記台輪本体2の幅方向に貫通するようにして形成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の台輪によれば、請求項1又は2と同様の効果が得られるとともに、台輪本体2をその幅方向に貫通する換気孔4によって換気を行うことができるため、通常は基礎部分に設けられる床下換気孔を省略することができる。よって、基礎工事の手間が簡略化される。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1?3のいずれかに記載の台輪が基礎上端に基礎7の長手方向に沿って複数接続されて敷き込まれ、基礎7と基礎上に構築される構造物本体9との間に介在された台輪1の設置構造であって、例えば、図5に示すように、
隣接する台輪1どうしは接続部3どうしを嵌合することで接続され、
嵌合した接続部3のうちの一方が前記基礎7に固定されていることを特徴とする。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、請求項1?3のいずれかに記載と同様の効果を得ることができるとともに、隣接する台輪1どうしは接続部3どうしを嵌合することで接続され、嵌合した接続部3のうちの一方3が前記基礎に固定されているので、嵌合した接続部3のうちの他方が基礎に固定された状態となっている。
したがって、従来と異なり、基礎7上に複数接続されて敷き込まれたそれぞれの台輪を別個に基礎に固定する必要がなくなり、台輪の設置作業を容易に且つ短期間で行うことができる。
【0021】
請求項5記載の発明は、基礎7上端に請求項1?3のいずれかに記載の台輪1が基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれ、これら複数の台輪1を隣接する台輪1の接続部3どうしが互いに嵌合し接続された状態で、基礎7上に設置する台輪の設置方法であって、例えば、図5に示すように、
嵌合する接続部3のうちの一方を前記基礎7上面に固定することを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、基礎7の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれた台輪1どうしの嵌合する接続部3のうちの一方を前記基礎7上面に固定するので、前記一方の接続部3を基礎7上面に固定する(例えば、スクリュー釘11により固定する)ことができるとともに、前記一方の接続部3に幅方向に移動しないように嵌合して接続された他の接続部3を固定することができる。
したがって、基礎7上面に複数の台輪1を接続して敷き込み、これら台輪1を基礎7上面に固定する際に、従来と異なり、台輪1毎に、それぞれ台輪1の両端部を釘などで基礎に固定する作業を行う必要がなく、接続された台輪のそれぞれにおいて一方の接続部3のみを固定することで、容易且つ短期間で接続された複数の台輪1をそれぞれ幅方向に動かない状態で基礎に設置することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
以下に、本発明に係る台輪の実施の形態例を図1?図15に基づいて説明する。
【0024】
先ず、図1?図3は本発明の台輪の一実施の形態例を示すものであって、図1(a)は本例の台輪1の平面図であり、図1(b)は同台輪1の側面図、図1(c)は同台輪1の正面図である。また、図2(a)は同台輪の両端の接続部を示す図であり、図1(c)のA-A線断面図、図2(b)は同台輪の両端の接続部の拡大側面図である。さらに、図3(a)は、台輪本体に設けられた釘孔の側断面図、図3(b)は換気孔の縦断面図である。
【0025】
図1?図3に示す台輪1は、後述する基礎上端に敷き込まれて、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在され(図4参照)、台輪本体2と、この台輪本体2の長手方向両側にそれぞれ形成された接続部3,3と、台輪本体2に、台輪本体2の長手方向に沿って、台輪本体2の幅方向に貫通するように所定間隔を開けて設けられた換気孔4等とを備える。なお、換気孔4は、台輪1の両側面1a,1bに面した開口部41と、開口部41に連通し台輪本体2内を貫通する換気通路部42とを有し、換気孔4の開口部41は、開口縁に向かって、つまり台輪1の両側面1a,1bに向かって拡がるように形成されている。
また、換気孔4の断面形状は四角形状、ここでは縦長の長方形となっている。
このように換気孔4の断面形状が四角形状であるので、換気孔4を上下幅が同じの断面円状に形成した構成より、角部分の通気量が多くなり、その分の換気効率の向上を図ることができる。
【0026】
詳細には、台輪本体2は、長尺板状に形成され、後述する基礎(図4?図6中、符号7で示す)の長手方向に沿って配置されるものである。
また、台輪本体2は、台輪1の上下面を構成し、互いに離間して対向するように配置された板状の上面部材21及び下面部材22と、これら上下面部材21,22の間で、且つ上下面部材21,22に直交するように設けられた複数の仕切り壁部23と、前記台輪本体2を基礎(図4?図6で示す基礎7)に固定する釘孔5と、台輪本体2の長手方向に細長い形状に形成されたアンカーボルト挿通用の貫通穴6等とを備える。
【0027】
複数の仕切り壁部23は、複数の換気孔4の間に配置された状態となり、互いに平行に離間している。つまり、仕切り壁部23は複数の換気孔4を仕切っており、それぞれの側面231で上下面部材21,22の内側面ととも換気孔4を囲む周壁面を形成している。
これら仕切り壁部23において台輪本体2の幅方向側の端部23a、つまり換気孔4の開口部41を構成する部位23aには、仕切り壁部23の側面231から端部23aの先端23cに向かって下るテーパ部15が設けられている。これにより仕切り壁部23の端部23aは先端23cに向かって先細りとなるように構成されている。
【0028】
また、上下面部材21,22において換気孔4の開口部41を構成する部位21a,22a(仕切り壁部23の端部23aとともに四辺部を構成)には、換気孔4が台輪本体2の両側面1a,1bの開口縁に向かって拡がるように、それぞれ内側面21b,22bから外側面21c,22cに向かって下るテーパ部16が設けられている。
これら上下面部材21,22及び仕切り壁部23に設けられたテーパ部15,16によって換気孔4の両側の開口部41の外径(側面1a,1bに面する開口縁の径)Bは換気通路部42の径Cより広くなっており、換気通路部42との接続部分から台輪側面1a,1bに向かって上下左右方向に漸次拡がるように形成されている。つまり換気孔4の開口縁の径Bは、換気通路部42の径Cより大きくなっている。
【0029】
釘孔5は、図3(a)に示すように、釘を挿通させることで基礎上に配置された台輪を固定するものであり、台輪1の接続部3近傍の台輪本体2部分において、長手方向に並ぶ換気孔4の間で、台輪本体2の上下面と仕切り壁部23を上下に貫通するように形成されている。
この釘孔5は、上下面部材21,22に設けられ、釘の頭の厚みより深く且つ釘の頭より径が大きい座掘部51と、換気孔4の間で仕切り壁部23を貫通し、座掘部51に連通し、座掘部51より径が小さく釘本体が挿通される挿通部52とを備える。
つまり、座掘部51は釘孔5の開口縁部に形成された状態となっており、台輪1の上面側から釘を挿通させて台輪1を基礎に固定した際に、釘の頭は、座掘部51の底面で係止された状態で座掘部51内に収まり台輪本体2の上面から突出しないようになっている。
【0030】
また、座掘部51は、釘孔5の両開口縁部、具体的には上下面部材21,22の外面側にそれぞれに形成されているので、台輪1を設置する際に、上下を逆にして設置した場合でも、上下を逆にしない場合と同様に、釘孔5に釘を挿通させて台輪1を基礎に固定することができる。
また釘孔5は、台輪本体2において、複数設けられている貫通穴6を挟むように、該貫通穴6の両側に沿って台輪1の延在方向に所定間隔を開けて、2列に並んで設けられている。アンカーボルト用貫通穴6は、基礎と構造物本体とを接合するアンカーボルト10(後述する:図4、図5参照)を挿通可能なものであり、平面視長穴状に径形成され、台輪本体2の長手方向に沿って所定間隔を開けながら、台輪本体を鉛直方向に貫通するようにして、複数箇所形成されている。
そして、この貫通穴6は、長穴状の範囲内において、どの位置にでもアンカーボルト10を挿通することができ、これによりアンカーボルト10が立設された基礎の上面に台輪1を設置する際に、該台輪1の長手方向の位置設定作業を自由に行うことができる。
【0031】
前記台輪本体2の両端部に設けられた接続部3は、互いに接続可能に構成されており、台輪1を長手方向に連続して嵌合して接続される形状となっている。
また、接続部3には、互いに嵌合可能な形状の被嵌合部31と嵌合部32とが幅方向に並んで設けられている。
被嵌合部31は、台輪1の長手方向に向かって突出するように設けられ、台輪1の上下方向に延在する突条部(突部)31aを備える。
また、嵌合部32は、台輪の上下方向に延在し、前記突条部31aが嵌るように形成された溝部32aを備える。
台輪1では、一方の接続部3の被嵌合部31と同一直線上に他方の接続部3の嵌合部32が配置され、一方の接続部3の嵌合部32と同一直線上に他方の接続部3の被嵌合部31が配置されている。
つまり、接続部3に設けられている被嵌合部31と嵌合部32は、基礎上面において同形状の台輪1どうしを接合する際に、隣接する他の台輪1の接続部3の嵌合部32と被嵌合部31にそれぞれ嵌合して接続され、台輪1どうしを同一直線上に延在するように接続可能な(図5参照)ものである。
【0032】
このように構成された台輪1によれば、同形状の台輪1を長手方向に接続する際に、一方の接続部3の被嵌合部31が他方の接続部3の嵌合部32と、また、一方の嵌合部32が他方の被嵌合部31と嵌合する。そして、これら被嵌合部31と嵌合部32とが嵌合することにより、突条部31aと溝部32aとが嵌合し、基礎上において一方の台輪が他方の台輪に対して台輪の幅方向への移動が抑制される。
また、基礎上面に複数接続して敷き込む際に、接続部を介して接合される一方の台輪1の接続部に他の台輪の接続部が対応しない場合でも、上下面を変更してこれら接続部どうしを嵌合接続することができる。よって、台輪1の設置作業の際に、先に基礎に固定された台輪1の接続部に対応させて、他の台輪の接続部を前記固定された台輪の接続部に嵌合して接続することができる。
【0033】
また、この台輪1の上下面には、幅方向の中心で且つ、台輪の延在方向と平行な線を示すマーキングM(図1参照)が施され、台輪1の幅の中心位置が確認できるようになっている。
【0034】
この実施の形態における台輪1では、全長約916mm、台輪の両端部に延在方向と平行な直線上にそれぞれ配置された突条部31aの突出長さの半分の部位から溝部32aの深さの半分の部位までの長さが910mm、上下面部材21,22の厚み5mm、仕切り壁部23の厚み4mm、換気孔4の開口部41の左右幅(台輪の長手方向と平行な長さ)11mm、換気孔4の換気通路部42の左右幅7mmとなっている。また、台輪1の上下の厚みは24mmや30mmとし、厚みが24mmの場合、換気孔4の開口部41の上下の長さは18mm、換気通路部42の上下の長さは14mmとなる。換気通路部42の左右幅が7mmであるので、この換気孔4を介して外部から内部に子ハツカネズミが侵入することを防止できる。これは一般的に子ハツカネズミの頭の大きさが8mmであるためである。
このような寸法で形成されていることにより台輪1ピース、全長約916mmで、表面の換気開口面積136cm2、換気通路部42の断面積80.36cm2となっている。よって、台輪1どうしを接続し、台輪本体の長さ4mあたりの有効換気面積が300cm2以上となり、台輪1を基礎上記敷き込んだ際に、台輪1上部に設けられる構造物の長手方向の長さ4m以下において、有効換気口面積300cm2以上の面積を得ることができる。
【0035】
図4は、台輪1が基礎上端に敷き込まれて、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在された状態を示す図である。なお、この構造物本体(住宅)は、壁パネルにより壁が構築され、床パネルにより床が構築され、屋根パネルにより屋根が構築されており、いわゆるパネル工法で構築された耐力壁構造の住宅となっている。
図4に示すように、台輪1の上部には、建物の1階の床部8を構成する床パネル81の端部81aと、該床パネル81aの側端面に当接するように配置された半土台82とが載置され、床パネル81の端部81a及び半土台82の上部には1階の壁部9を構成する壁パネル91が立設されている。
この床パネル81の端部81a及び半土台82には、アンカーボルト10が挿通され、このアンカーボルト10は壁パネル91の下端部91aに止着されている。これにより壁パネル91及び基礎7どうしは、該壁パネル91及び基礎7の間で、台輪1、半土台82及び床パネル81の端部81aを挟持した状態で固定される。
【0036】
また、台輪は、図5?図8に示すように基礎上面に基礎の長手方向に沿って複数が接続された状態で敷き込まれている。
図5?図7に示すように、基礎7上端に複数接続されて敷き込まれることで、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在される台輪1では、それぞれ接続部3が、長手方向に隣接する他の台輪本体2の接続部3に、幅方向へ移動しないように嵌合し接続されている。
つまり、嵌合して接続された接続部3の嵌合部32と被嵌合部31は、溝部32aに突条部31aが嵌ることで、長手方向に隣接する他の台輪本体2の接続部3の被嵌合部31と嵌合部32にそれぞれ嵌合して接続されている。
また、嵌合した接続部3のうちの一方がスクリュー釘11により前記基礎7に固定されている。
【0037】
上記構造によれば、台輪1には、台輪本体2をその幅方向に貫通する換気孔4が設けられ、この換気孔4によって換気を行うことができるため、通常は基礎部分に設けられる床下換気孔を省略することができる。よって、基礎工事の手間が簡略化される。
また、隣接する台輪1どうしは接続部3どうしを嵌合することで接続され、嵌合した接続部3のうちの一方3が前記基礎に固定されているので、嵌合した接続部3のうちの他方が基礎に固定された状態となっている。したがって、従来と異なり、基礎7上に複数接続されて敷き込まれたそれぞれの台輪を別個に基礎に固定する必要がなくなり、台輪の設置作業を容易に且つ短期間で行うことができる。
【0038】
このように基礎上面に複数接続して敷き込まれた台輪は図8に示すように、構築される構造物基礎の全周に設けられており、台輪本体2の長さ4mあたりの換気孔4の換気有効面積が300cm2以上となっている。なお、この構造物本体のようにパネル工法を用いた住宅の構築においては、住宅をモジュール設計するとともに、パネルのサイズの規格をモジュールに対応したものとすることにより、規格外の部材をあまり必要とせず、現場作業の効率化を図ることができる。モジュールとは建築のあらゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整えようとするときの基準となる寸法をいう。平面計画上のモジュール寸法は910mmであり、立面計画上のモジュール寸法は151mmである。
この実施の形態における台輪は上述したように910mmでモジュールに対応しており、台輪の備えるアンカーボルト挿通穴6は、図8に矢印で示す基礎に設けられるアンカーボルトの設置位置がクォーターモジュール(227.5mm)のラインから125mmの位置であることに対応して形成されている。つまり、台輪は、モジュール寸法に基づいて形成された基礎に対応して形成された寸法を有するので、前記基礎上に複数接続して敷き込んでも(図8に示すように基礎の角部に設置する際には追い回しで台輪を設置する等)アンカーボルトの干渉がなく、貫通穴にアンカーボルトを挿通させた状態で、すっきりと設置できるようになっている。
【0039】
次に、台輪の設置方法を図9を参照して説明する。
図9は、基礎上に台輪を設置した状態を示す図である。
図9に示すように、構築された基礎7の外側面に一方の側面が基礎の略面一となるようにして台輪1を基礎7上面に長手方向に沿って複数配置する。
このとき、隣接する台輪1どうしはそれぞれの接続部3どうし、つまり突条部31aと溝部32aとが嵌り合うことで接続され、これら突条部31aと溝部32aとが嵌り合うことで隣接する台輪1どうしは幅方向への移動が抑止された状態となる。なお、台輪1を基礎7上に配設する際、貫通穴6に、基礎7の所定の位置に所定間隔を開けて上方に突出するように設けられたアンカーボルト10が挿通されるようにする。
【0040】
このように配置された台輪1を、台輪本体2において基礎7の内側の釘孔5に釘11を打ち込むことより基礎7上面に固定する。これら釘11は台輪1ピースごとに、長手方向の一方の端部側、ここでは台輪本体2の右側の端部で一本づつ打ち込む。これにより、それぞれの接続部3,3が嵌合して接続されていることによって接続されている隣接配置された台輪1,1どうしの一方の接続部3を釘11で固定することで、接続部3,3どうしは互いに幅方向へ移動を抑止した状態となる。
【0041】
つまり、基礎7の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれた台輪1どうしの嵌合する接続部3のうちの一方を前記基礎7上面に固定するので、一方の接続部3を基礎上面に固定することができるとともに、一方の接続部3に幅方向に移動しないように嵌合して接続された他の接続部3を固定することができる。
したがって、基礎7上面に複数の台輪1を接続して敷き込み、これら台輪を基礎上面に固定する際に、従来と異なり、台輪1ピース毎に、それぞれ台輪1の両端部を釘などで基礎に固定する作業を行う必要がなく、その作業の分、基礎に複数の台輪を連続して容易に且つ短期間で敷き込んで設置することができる。
【0042】
なお、基礎上に複数接続して敷き込まれ固定される台輪は、接続部どうしを嵌合して接続した状態で、基礎上のそれぞれの所定の位置に敷き込んだ後、釘にて複数の台輪のそれぞれを基礎に固定してもよく、また、1ピースずつ基礎上に配置し、配置した台輪の一方の接続部を固定し、この固定された接続部に、他の台輪の接続部を嵌合することにより基礎の長手方向に台輪を接続していくことで基礎上に設置してもよい。
【0043】
また、台輪1を基礎7上に配置する際に、台輪1に、台輪1の幅の中心部分を示すマーキングMが施してあるので、台輪1の中心線を位置させるための墨打ちSを基礎7上面に施した場合に、台輪1のマーキングM部分を墨打ちに合わせて台輪1を容易に且つ正確に設置することができる。
さらに、台輪本体2には、アンカーボルトを挿通させるための貫通穴6が、台輪本体の長手方向に沿って所定間隔をおきながら、台輪本体2を鉛直方向に貫通するようにして、複数箇所形成されているので、アンカーボルト10の突出している部位の基礎上に台輪1を設置する際、前記複数の貫通穴6のうち、適当な位置の貫通穴6を選んでアンカーボルト10を挿通させることにより、台輪1の設置位置を調整することができる。なお、アンカーボルト10は、墨打ちS上に配置されており、台輪本体2を設置する際に、貫通穴6に通して台輪本体2の所定の位置に配置するための案内となる。
また、台輪1を基礎上に設置した後、台輪1のマーキングMが、該台輪1上に設置する床パネル(図4参照)等の構造物本体を設置する際の位置だし墨となり、これにより構造物本体を構成する床パネルを正確に設置することができる。
【0044】
上記台輪1によれば、基礎7の長手方向に沿って配置される台輪本体2をその幅方向に貫通する換気孔4がその開口縁に向かって拡がるように形成されているので、台輪本体2の幅方向からの風を多く取り込むことができ、換気孔4の通気量を多くすることができる。
したがって、一般的に基礎部分に設けられる床下換気孔を省略することができ、基礎工事の手間を簡略化することができるとともに、基礎7を挟む空間の通気量を多くして、上部に構造物本体が設けられる基礎7の内側と外側の換気効率を高くして円滑な換気を行うことができる。
【0045】
さらに、換気孔4の両端の開口部を構成する部位(四辺部)21a,22a,23aには、それぞれテーパ部15,16が設けられているので、四辺部21a,22a,23aの一辺から三辺にテーパ部を設けた場合より、換気孔4の通気量が多くなり、該換気孔4の換気効率の向上を図ることができる。
【0046】
また、両開口縁部に座掘部51が形成されている釘孔5が、換気孔4の間を貫通して設けられているので、基礎7上に台輪本体2を敷き込んで、釘孔5から釘11を挿通し、釘11の頭が座掘部51に収容された状態で基礎7に確実に固定させることができる。また、台輪本体2の上下を逆にして基礎7上に設置した場合でも、釘孔5に釘11を挿通させて、座掘部51内に釘11の頭を収容することができる。さらに、台輪本体2において換気孔4と釘孔5とが連通することがないので、釘孔5により換気効率を減少させることがない。加えて、換気孔4の開口部41の有効換気面積が台輪本体の長さ4mあたり300cm2以上であるので、換気孔4により必要十分な換気量を確保することができる。
【0047】
<変形例>
上記台輪1は、換気孔4の開口部41の上下左右の縁部にテーパ部15,16が設けられている構成(図2(a)及び図3(b)等参照)としたが、図10?図14に示すように、換気孔の開口部を左右で仕切る台輪本体の両側面のみに形成されていてもよい。
【0048】
この台輪1Aは、上下面部材21A,22Aの開口縁部の構成のみ異なりその他の構成は台輪1と同様に構成されているので同符号を付して説明は省略する。
つまり、この台輪1Aは、台輪1と同様に、基礎上端に敷き込まれて、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在されるものであり、台輪本体2Aと、この台輪本体2Aの長手方向両側にそれぞれ形成された接続部3,3と、台輪本体2Aに、台輪本体2Aの長手方向に沿って、台輪本体2の幅方向に貫通するように所定間隔を開けて複数設けられた換気孔4A等とを備える。
換気孔4Aは、台輪1Aの上下面を構成し、互いに離間して対向するように配置された上下面部材21A,22Aと、これら上下面部材21A,22A間に、直交するように設けられた仕切り壁部23とで、縦長の断面長方形状をなすように形成されている。
【0049】
また、この換気孔4Aは、左右の仕切り壁部23の端部に形成されたテーパ部15Aにより開口縁に向かって拡がるように形成された開口部41Aと、開口部41Aに連通し台輪本体内を貫通する換気通路部42Aとを有している。側面から見ると換気孔4Aでは、開口部41Aは、換気通路部42Aから開口縁に向かって左右に拡がるように形成されている。
このように台輪1Aの備える換気孔4Aが、開口縁に向かって拡がるように形成されているので、上述した台輪1と同様の効果を得ることができる。つまり、台輪本体2の両側面において、換気孔の開口部41A間に当たる風を換気孔内に導き、換気効率を向上させ、台輪に仕切られる空間どうし(基礎7の内側と基礎7の外側)間の通気性の向上を図ることができる。
【0050】
<変形例2>図13及び図14は本発明に係る台輪の実施の形態の変形例を示す。
図13及び図14に示す台輪1Cは、上述したものと同様の基礎上端に長手方向に沿って敷き込まれて、基礎と基礎上に構築される建造物本体との間に介在されるものであり、台輪本体60と、この台輪本体の長手方向両側にそれぞれ形成された接続部3A,3Aと、台輪本体60に台輪本体60の長手方向に沿って台輪本体60の幅方向に貫通するように所定間隔を開けて設けられた換気孔4B等とを備える。
また、換気孔4Bは、台輪60の両側面60a,60bに面した開口部41Cと、開口部41Cに連通し台輪本体60内を貫通する換気通路部42Cとを有し、換気通路部42Cの両端部にそれぞれ接続された開口部41Cは、開口縁に向かって、つまり台輪1の両側面60a,60b側に向かって拡がるように形成されている。さらに、換気孔4Bの断面形状は四角形状、ここでは縦長の長方形となっている。このように換気孔4Bの断面形状が四角形状であるので、換気孔4Bを上下幅が同じの断面円状に形成した構成より、角部分の通気量が多くなり、その分の換気効率の向上を図ることができる。
【0051】
上記台輪1Cの構成について詳細に説明する。
台輪本体60は、台輪1Cの上下面を構成し、互いに離間して対向するように配置された板状の上面部材61及び下面部材62と、これら上下面部材61,62の間で、且つ上下面部材61,62に直交するように設けられた複数の仕切り壁部63と、前記台輪本体60を基礎(図4?図6で示す基礎7)に固定する釘孔65と、台輪本体60の長手方向に細長い形状に形成されたアンカーボルト挿通用の貫通穴66等とを備える。
上面部材61及び下面部材62の長手方向の両側縁部には、それぞれ側端縁に向かって下るテーパ部69が設けられている。
【0052】
複数の仕切り壁部63は、複数の換気孔4Bの間に配置された状態となり、互いに平行に離間している。つまり、仕切り壁部63は複数の換気孔4Bを仕切っており、台輪1Cの延在方向と直交する方向に延在する両側面で上下面部材61,62の内側面ととも換気孔4Bを囲む周壁面を形成している。
これら仕切り壁部63において台輪本体60の幅方向側の端部63a、つまり換気孔4Bの開口部41Cを構成する部位63aには、仕切り壁部63の側面から端部63aの先端63cに向かって下るテーパ部67が設けられている。これにより仕切り壁部63の端部63aは先端63cに向かって先細りとなるように構成されている。
【0053】
また、仕切り壁部63に設けられたテーパ部67によって換気孔4Bの開口部41Cの外径(側面60a,60bに面する開口縁の径)Fは換気通路部42Cの径Gより広く(図14(b)参照)なっており、換気通路部42Cとの接続部分から台輪側面60a,60bに向かって左右方向に漸次拡がるように形成されている。
【0054】
釘孔65及びアンカーボルト用貫通穴66は、それぞれ上述した釘孔5及びアンカーボルト用貫通穴6と同様の構成及び作用であるので説明は省略する。
【0055】
また、前記台輪本体60の両端部に設けられた接続部3Aは、互いに接続可能に構成されており、上述した台輪1に対する接続部3と同様に構成され、その作用効果は同様のものである。
つまり、接続部3Aには、上述した接続部3の構成と同様に、互いに嵌合可能な形状の被嵌合部31と嵌合部32とが幅方向に並んで設けられている。
被嵌合部31は、台輪1の長手方向に向かって突出するように設けられ、台輪1の上下方向に延在する突条部(突部)31aを備える。また、嵌合部32は、台輪の上下方向に延在し、前記突条部31aが嵌るように形成された溝部32aを備える。台輪1Cの両端部では、一方の接続部3Aの被嵌合部31と同一直線上に他方の接続部3Aの嵌合部32が配置され、一方の接続部3Aの嵌合部32と同一直線上に他方の接続部3の被嵌合部31が配置されている。
【0056】
よって、複数の台輪1Cを長手方向に接続する際に、隣接する一方の台輪1Cの接続部3Aの被嵌合部31が隣接する他方の台輪1Cの接続部3Aの嵌合部32と、また、一方の台輪1Cの嵌合部32が一方の台輪1Cと隣接する他方の台輪1Cの被嵌合部31と嵌合する。
そして、これら被嵌合部31と嵌合部32とが嵌合することにより、突条部31aと溝部32aとが嵌合し、基礎上において一方の台輪が他方の台輪に対して台輪の幅方向への移動が抑制される。
また、基礎上面に複数接続して敷き込む際に、接続部を介して接合される一方の台輪1Cの接続部に他の台輪1Cの接続部が対応しない場合でも、上下面を変更してこれら接続部どうしを嵌合接続することができる。よって、台輪1の設置作業の際に、先に基礎に固定された台輪1の接続部に対応させて、他の台輪の接続部を前記固定された台輪の接続部に嵌合して接続することができる。
【0057】
また、この台輪1の上下面には、幅方向の中心で且つ、台輪の延在方向と平行な線状のマーキングM1が施され、台輪1の幅の中心位置が確認できるようになっている。
【0058】
なお、図示しないが換気孔付き台輪1は構築される構造物基礎の全周に設けられ、台輪本体2の長さ4mあたりの換気孔4の換気有効面積が300cm2以上となっている。
【0059】
この実施の形態における台輪1Cでは、全長約916mm、台輪の両端部に延在方向と平行な直線上にそれぞれ配置された突条部31aの突出長さの半分の部位から溝部32aの深さの半分の部位までの長さが910mm、上下面部材61,62の厚み4mm、仕切り壁部63の厚み4mm、換気孔4Bの開口部41Cの左右幅(台輪の長手方向と平行な長さ)11mm、換気孔4Bの換気通路部42Cの左右幅7mmとなっている。また、台輪1Cの上下の厚みは24mmや30mmとし、厚みが24mmの場合、換気孔4Bの開口部41Cの上下の長さは18mm、換気通路部42Cの上下の長さは16mmとなる。換気通路部42Cの左右幅が7mmであるので、この換気孔4Bを介して外部から内部に子ハツカネズミが侵入することを防止できる(防鼠作用を有する)。これは一般的に子ハツカネズミの頭の大きさが8mm程度であるためである。
このような寸法で形成されていることにより台輪(厚み24mm)1ピース、全長約916mmで、表面の換気開口面積121cm2、換気通路部42Cの断面積91.60cm2となっている。よって、台輪1Cどうしを接続し、台輪本体の長さ4mあたりの有効換気面積が300cm2以上となり、台輪1Cを基礎上記敷き込んだ際に、台輪1C上部に設けられる構造物の長手方向の長さ4m以下において、有効換気口面積300cm2以上の面積を得ることができる。
【0060】
また、上記台輪1,1A,1Cの上下面を、基礎上に設置したり、また上面に構造物を載せた際に摩擦抵抗が増大するように処理して摩擦面としてもよい。
この一例を図14に示す。図14に示す台輪1Bは、上下面の形態のみ異なりその他の構成は、上述した台輪1と同様の構成である。したがって、台輪1と同様の構成要素については同符号を付して説明は省略する。
図14に示す台輪1Bは、上下面部材21,22の外表面211,221が摩擦面となっているものである。これら上下面211,221の処理は台輪1を型で成形する際に同時に行う等して形成される。
このように台輪1Bの上下面211,221が摩擦面であれば、上述した台輪1と同様の効果を有することができるとともに、基礎と構造物本体(構造物本体を構成する部材など)との間に台輪1Bを配設した際に、上述した台輪1,1Aと同様の効果を有することができるとともに、台輪上の構造物が台輪からずれることがなくなり、地震などに対する耐久性の向上を図ることができる。
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記基礎上端に複数接続して敷き込んだ際に、隣接する台輪どうしが互いに接続部で嵌合して接続され、互いに幅方向に移動することがなくなり、前記基礎上端に複数連続して敷き込まれた際に、嵌合して接続された接続部の一方の接続部3を基礎上に固定するだけで、前記一方の接続部に嵌合して接続された他方の接続部も前記基礎に固定することができる。つまり、隣接する台輪の接続部どうしを嵌合して接続した状態で複数の台輪を前記基礎上に接続して敷き込んだ際に、嵌合して接続される接続部どうしにおいて一方の接続部を固定するだけで、敷き込まれた複数の台輪それぞれを幅方向に動かないように固定することができる。よって、基礎上に台輪を複数敷き込んで設置する際に、従来と異なり、敷き込まれた複数の台輪を台輪毎に基礎に固定する作業、つまり複数の台輪毎に2カ所釘を打ち込んで基礎に固定する作業の必要が無くなり、台輪の敷き込み作業の容易化及び工期の短縮化を図ることができる。
【0062】
また、基礎上端に複数接続して敷き込む際に用いる台輪を全て同じ形状の台輪とし、それぞれを接続する際に、前記嵌合部と前記被嵌合部とを嵌合して、前記複数の台輪を前記基礎上に幅方向に移動しないように接続することができ、基礎上に複数敷き込む際に、同一形状の台輪を複数用意すればよく、接続部が異なる異形状の台輪を制作する必要が無くなり、コストの低廉化を図ることができる。
【0063】
さらに、前記台輪本体の両端部の接続部には、長手方向に隣接する他の台輪本体の接続部の被嵌合部と嵌合部にそれぞれ嵌合して接続する前記嵌合部と前記被嵌合部とが幅方向に並んで配置されているので、台輪の接続部に他の台輪の両接続部のうちのどちらでも嵌合部と被嵌合部とを嵌合接続することで、台輪どうしを接続することができる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、前記嵌合部は台輪本体の上下方向に延在する溝部を備え、前記被嵌合部は前記溝部に嵌る突部を備えるので、前記嵌合部と被嵌合部とが嵌合した際に、前記溝部に前記突部が嵌合して、これら溝部及び突部を有する嵌合部及び被嵌合部の一方に対する幅方向の移動が抑止される。
したがって、前記嵌合部に、台輪本体の上下方向に延在する溝部を形成し、前記被嵌合部に前記溝部に嵌る突部を形成するだけで、つまり、簡易な構造で、接続部どうしを接続して基礎上に複数の台輪を接続した際に、台輪を幅方向に移動しないように接続することができる。
【0065】
請求項3記載の台輪によれば、台輪本体をその幅方向に貫通する換気孔によって換気を行うことができるため、通常は基礎部分に設けられる床下換気孔を省略することができる。よって、基礎工事の手間が簡略化される。
【0066】
請求項4記載の発明によれば、隣接する台輪どうしは接続部どうしを嵌合することで接続され、嵌合した接続部のうちの一方が前記基礎に固定されているので、嵌合した接続部のうちの他方が基礎に固定された状態となり、従来と異なり、基礎上に複数接続されて敷き込まれたそれぞれの台輪を別個に基礎に固定する必要がなくなり、台輪の設置作業を容易に且つ短期間で行うことができる。
【0067】
請求項5記載の発明によれば、基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれた台輪どうしの嵌合する接続部のうちの一方を前記基礎上面に固定するので、前記一方の接続部を基礎上面に固定することができるとともに、前記一方の接続部に幅方向に移動しないように嵌合して接続された他の接続部を固定することができる。よって、基礎上面に複数の台輪を接続して敷き込み、これら台輪を基礎上面に固定する際に、従来と異なり、台輪毎に、それぞれ台輪の両端部を釘などで基礎に固定する作業を行う必要がなく、接続された台輪のそれぞれにおいて一方の接続部のみを固定すれば、接続された複数の台輪をそれぞれ幅方向に動かない状態で基礎に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気孔付き台輪の一実施の形態例の構成を示す図である。
【図2】本発明の換気孔付き台輪の一実施の形態例の構成を示す図である。
【図3】本発明の換気孔付き台輪の一実施の形態例の構成を示す図である。
【図4】本発明に係る換気孔付き台輪を介して、基礎と壁とを接合した状態を示す縦断面図である。
【図5】基礎の上端に台輪が基礎の長手方向に沿って複数接続して敷き込まれた状態を示す斜視図である。
【図6】基礎の長手方向に沿って配置された複数の台輪の平面図である。
【図7】図6において、隣接する台輪どうしの嵌合して接続された接続部の拡大平面図である。
【図8】建物の基礎上に配置された台輪を示す配置図である。
【図9】基礎上に換気孔付き台輪を敷き込んだ状態を示す図である。
【図10】本発明に係る換気孔付き台輪の変形例を示す図であり、(a)は本変形例の台輪1Aの平面図であり、(b)は同台輪の側面図、(c)は同台輪の正面図である。
【図11】本発明に係る換気孔付き台輪の変形例を示す図であり、(a)は同台輪の両端の接続部を示す図であり図10(c)のD-D線断面図、(b)は同台輪の両端の接続部の拡大側面図である。
【図12】本発明に係る換気孔付き台輪の変形例を示す図であり、(a)は台輪本体に設けられた釘孔の側断面図、図12(b)は換気孔の縦断面図である。
【図13】本発明に係る台輪の変形例2を示し、(a)は変形例2示す台輪の平面図であり、(b)は同台輪の側面図、(c)は同台輪の正面図である。
【図14】同台輪の変形例2を示し、(a)は同台輪の両端の接続部を示す図であり図13(c)のE-E線断面図、(b)は同台輪の両端の接続部の拡大側面図である。
【図15】本発明に係る換気孔付き台輪の変形例の他の例を示す図である。
【図16】従来の台輪の斜視図である。
【符号の説明】
1 台輪
2 台輪本体
3 接続部
4 換気孔
7 基礎
31 被嵌合部
31a 突条部(突部)
32 嵌合部
32a 溝部
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2017-06-30 
結審通知日 2017-07-04 
審決日 2017-07-18 
出願番号 特願2000-261372(P2000-261372)
審決分類 P 1 41・ 851- Y (E04B)
P 1 41・ 857- Y (E04B)
P 1 41・ 121- Y (E04B)
P 1 41・ 856- Y (E04B)
P 1 41・ 852- Y (E04B)
最終処分 成立  
前審関与審査官 田中 洋行鉄 豊郎  
特許庁審判長 小野 忠悦
特許庁審判官 住田 秀弘
井上 博之
登録日 2010-09-17 
登録番号 特許第4589502号(P4589502)
発明の名称 台輪、台輪の設置構造及び設置方法  
代理人 溝内 伸治郎  
代理人 岩坪 哲  
代理人 岩坪 哲  
代理人 溝内 伸治郎  
代理人 岩坪 哲  
代理人 溝内 伸治郎  
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