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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する A47K
審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する A47K
審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する A47K
審判 訂正 特許請求の範囲の実質的変更 訂正する A47K
審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する A47K
審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する A47K
管理番号 1338430
審判番号 訂正2017-390150  
総通号数 221 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-05-25 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2017-12-15 
確定日 2018-02-22 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6186482号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6186482号の明細書を本件審判請求書に添付された訂正明細書のとおり訂正することを認める。 
理由 1 手続の経緯
本件訂正審判の請求に係る特許第6186482号(以下「本件特許」という。)は、平成28年9月23日に特許出願され、平成29年8月4日にその特許権の設定登録がなされ、その後、平成29年12月15日に本件訂正審判が請求されたものである。

2 請求の趣旨
本件訂正審判の請求の要旨は、本件特許の明細書を本件審判請求書に添付した訂正明細書のとおり訂正することを認める、との審決を求めるものである。

3 訂正の内容
本件訂正請求に係る訂正(以下「本件訂正」という。)の内容は、以下の訂正事項のとおりである。(下線は訂正箇所を示す。)

(1)訂正事項1
明細書の段落【0049】に「この輪郭曲線Uのうち、上に凸となる2つの変曲点P1とP2を求めて、変曲点P1とP2で挟まれる最小値を求めることによって、深さの最小値Minとする。さらに、変曲点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。」とあるのを、
「この輪郭曲線Uのうち、エンボス内側に向かって上に凸となる2つの曲率極大点P1とP2を求めて、曲率極大点P1とP2で挟まれる最小値を求めることによって、深さの最小値Minとする。さらに、曲率極大点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。」と訂正する。

(2)訂正事項2
明細書の段落【0050】に「また、変曲点P1,P2のX-Y平面上の距離(長さ)を最長部aの長さと規定する。」とあるのを、
「また、曲率極大点P1,P2のX-Y平面上の距離(長さ)を最長部aの長さと規定する。」と訂正する。

4 当審の判断
(1)訂正事項1について
ア 訂正の目的の適否について
(ア)上記訂正事項のうち、まず、「変曲点」を「曲率極大点」と訂正することについて、訂正の目的を検討する。
本件訂正前の段落【0049】に記載された「変曲点」の符号P1、P2について、【図6】を参照すると、符号P1、P2は、曲線Uの接線の傾きが増加から減少(または減少から増加)に転じる点を意味する「変曲点」ではないことは明らかである。
そして、【図6】をみると、当該符号P1、P2は、曲線U上における「エンボス内側に向かって上に凸となる」部分の頂点附近に概ね位置している。
また、発明の詳細な説明に、「・・・図6に示すように、高さプロファイルの断面曲線Tから「輪郭曲線」Uを計算し、この輪郭曲線Uのうち、上に凸となる2つの変曲点P1とP2を求めて、変曲点P1とP2で挟まれる最小値を求めることによって、深さの最小値Minとする。さらに、変曲点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。」(訂正前の【0049】)、及び「このようにして、エンボスパターンの深さD=最大値Max-最小値Minとする。また、変曲点P1,P2のX-Y平面上の距離(長さ)を最長部aの長さと規定する。・・・」(訂正前の【0050】)と記載されているように、エンボスパターンの深さDや最長部aの長さを規定するものとして、輪郭曲線U上の位置P1、P2を用いている。
そうすると、この位置P1、P2を表記する用語として、曲率に関する幾何学上の二つの点である「変曲点」と「曲率極大点」(曲率が最も大きくなる点)を取り違えたと解することが相当であり、「変曲点」は「曲率極大点」の誤記と認める。
よって、「変曲点」を「曲率極大点」とする訂正は、誤記の訂正を目的とするものである。

(イ)「上に凸となる」の前に「エンボス内側に向かって」を加える訂正は、上記(ア)で、「変曲点」を「曲率極大点」に訂正したことに伴い、「曲率極大点」の「上に凸となる」の態様を、「エンボス内側に向かって」いるものに明確にするものであるから、明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。

新規事項の追加の有無について
上記ア(ア)で検討したとおり、「変曲点」は「曲率極大点」の誤記であって、【図6】、段落【0049】及び【0050】の記載を参照すると、「曲率極大点」は、実質的に願書に最初に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正である。
また、【図6】における符号P1、P2は、曲線U上における「エンボス内側に向かって上に凸となる」部分の頂点附近に概ね位置していることから、「上に凸となる」の前に「エンボス内側に向かって」を加える訂正も、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正である。

ウ 特許請求の範囲の拡張・変更の存否について
訂正事項1は、上記アのとおり、誤記の訂正または明瞭でない記載の釈明を目的とするものであって、発明のカテゴリや対象、目的を変更するものではないことから、実質上特許請求の範囲を実質的に拡張し、又は変更するものではない。

(2)訂正事項2について
訂正事項2は、「変曲点」を「曲率極大点」に訂正するものであって、上記訂正事項1における「変曲点」を「曲率極大点」に訂正することと同じ訂正である。
したがって、訂正事項2は、上記(1)で検討したことと同様の理由により、誤記の訂正を目的とするものであって、願書に最初に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、実質上特許請求の範囲を実質的に拡張し、又は変更するものでもない。

(3)独立特許要件について
上記(1)及び(2)で検討したとおり、訂正事項1及び訂正事項2は、特許法第126条第1項ただし書き第2号に掲げる誤記の訂正を目的とする訂正を含むものである。
そこで、特許法第126条第7項の規定により、訂正後における特許請求の範囲に記載されている事項により特定される請求項1ないし6に係る発明(以下「本件発明1」等という。)が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか否かについて検討すると、訂正事項が誤記の訂正または明瞭でない記載の釈明に過ぎないものであり、本件発明1ないし6が特許出願の際独立して特許を受けることができないものであるとする理由は発見しない。
したがって、本件発明1ないし6は、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものである。

5 むすび
以上のとおり、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号または第3号に掲げる事項を目的とし、かつ同条第5項ないし第7項の規定に適合する。

よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
トイレットロール
【技術分野】
【0001】
本発明は、2プライ積層したトイレットペーパーを巻き取ったトイレットロールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
トイレットロールは、主に4ロール、12ロール等を単位として包装されたものが市販されている。これらの包装体は嵩張るため、購入時に持ち運べる量は限られており、一度に購入できる量は自ずと限度がある。また、家庭や職場、公共施設などにおける保管時においては、保管スペースが限られているため、保管できる量にも限度がある。
【0003】
このようなことから、トイレットペーパーのシート1枚当りの坪量を14g/m^(2)以下に低減し、巻長を長くしたトイレットロールが開発されている(特許文献1、2)。
【0004】
また、本出願人は、トイレットペーパーの1枚当りの坪量を13g/m^(2)より高くして風合い、使用感を向上させながら、巻長を長くしたトイレットロールを開発した(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006-087703号公報
【特許文献2】特開2013-208297号公報
【特許文献3】特開2014-188342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、紙の坪量を下げると、強度が低下すると共に使用感や嵩高さが低下する。一方、これらの不具合を補うべく紙の嵩を高くするため、カレンダー処理を弱めると、滑らかさが劣ったり、ロール径が大きくなってトイレットペーパーホルダーに収まり難くなったりする問題がある。
【0007】
また、特許文献3に記載の発明は、トイレットペーパーの坪量を高くしながら、風合いを向上させており、シートの柔らかさを確保しているが、ロールの柔らかさについては検討されていない。ここで、ロールの柔らかさとは、店頭でトイレットロールを手に持ったときの触感であり、直接シートの柔らかさを反映するものではない。これは、トイレットロールの使用時にはシートの柔らかさが重要となるものの、店頭でロールを巻きほぐしてシートの柔らかさを確認することができないためである。そのため、ロールが硬いと、仮にシート自体が柔らかくてもシートも硬いと思われてしまい、購入を促すことができないという問題がある。
【0008】
したがって、本発明は、坪量を下げずにシート及びロールの柔らかさを良好にし、かつ1ロールあたりの巻長を長くすることで、良好な柔らかさによる販促効果を高めつつ、持ち運べる量や保管時の省スペース性に優れたトイレットロールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、2プライ積層したトイレットペーパーをロール状に巻き取ったトイレットロールにおいて、前記トイレットペーパーにエンボスパターンを設け、前記トイレットロールの巻長、巻直径、巻密度及びロール密度を所定の値に調整することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第一の態様は、2プライ積層したトイレットペーパーをロール状に巻き取ったトイレットロールであって、前記トイレットペーパーにエンボスパターンを設け、前記トイレットロールの巻長が63m以上105m以下、巻直径が105mm以上140mm以下、巻密度が1.1m/cm^(2)以上2.0m/cm^(2)以下、ロール密度が0.17g/cm^(3)以上0.32g/cm^(3)以下とするトイレットロールである。
(2)前記(1)に記載のトイレットロールにおいて、前記エンボスパターンの深さは、0.01mm以上0.40mm以下であってもよい。
(3)前記(1)又は(2)に記載のトイレットロールにおいて、前記エンボスパターンは、シングルエンボスパターンであってもよい。
(4)前記(1)から(3)のいずれかに記載のトイレットロールにおいて、前記トイレットペーパーは、クラフトパルプを40質量%以上100質量%以下含有してもよい。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載のトイレットロールにおいて、前記トイレットペーパーは、ミルクカートン由来の古紙パルプを0質量%より多く60質量%以下含有してもよい。
(6)前記(1)から(5)のいずれかに記載のトイレットロールにおいて、CIE(国際照明委員会)が規定するC光源を前記トイレットペーパーの表面側に照射したときのISO 2470に準拠した白色度UV-inと、波長420nm以下の紫外光をカットするフィルタを介して、前記C光源を前記トイレットペーパーの表面側に照射したときのISO 2470に準拠した白色度UV-cutとの差Δが0.0ポイント以上2.5ポイント以下であってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、トイレットペーパーにエンボスパターンを設けることで、トイレットペーパーの坪量を下げずにトイレットペーパーの柔らかさを良好にする。また、トイレットロールの巻長、巻直径、巻密度及びロール密度を所定の値に調整することで、1ロール当りの巻長が長く、かつ柔らかさに優れたトイレットロールとする。そのため、良好な柔らかさによる販促効果を高めつつ、持ち運べる量や保管時の省スペース性に優れたトイレットロールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本発明の第一の実施形態に係るトイレットロールの外観を示す斜視図である。
【図2】 ロール表面側のエンボスパターンの撮影画像を示す図である。
【図3】 ロール表面及び裏面に設けられたエンボスパターンを示す断面図である。
【図4】 エンボスパターンの深さの測定方法を示す図である。
【図5】 エンボスパターンの深さの測定方法を示す図である。
【図6】 エンボスパターンの深さの測定方法を示す図である。
【図7】 エンボスパターンの深さの測定方法を示す図である。
【図8】 マシンワインダーの一例を示す図である。
【図9】 ロール巻取り加工機の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に本発明の実施形態について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたものでこれらにより本発明を限定するものではない。
【0013】
[トイレットロール]
図1に示すように、本発明の実施形態1に係るトイレットロール1は、トイレットペーパーが2プライ積層され、ロール状に巻き取られたものである。
【0014】
<巻長>
本発明のトイレットロール1の1ロールの巻長、すなわちトイレットロール1を展開したときの全長は、63m以上105m以下であり、68m以上95m以下であることが好ましく、73m以上85m以下であることがより好ましい。上記の数値範囲内の長さに巻取ったロールは、所定の幅に切断されて1ロールのトイレットロール1が製造される。
【0015】
<巻直径>
図1に示すように、本発明のトイレットロール1における巻直径DRは、105mm以上140mm以下であり、110mm以上132mm以下であることが好ましく、115mm以上123mm以下であることがより好ましい。
【0016】
<巻密度>
トイレットロール1における巻密度は、(巻長×プライ数)÷(ロールの断面積)で表される。ロールの断面積は、{ロールの外径(巻直径DR)部分の断面積}-(コア外径部分の断面積)で表される。
【0017】
ここで、コアとはトイレットロールの巻芯をいい、コア外径とは、ロールの中心孔の直径である。
【0018】
本発明のトイレットロール1における巻密度は、1.1m/cm^(2)以上2.0m/cm^(2)以下であり、1.2m/cm^(2)以上1.8m/cm^(2)以下であることが好ましく、1.5m/cm^(2)以上1.7m/cm^(2)以下であることがより好ましい。
【0019】
<ロール密度>
本発明のトイレットロール1のロール密度は、(コアを含まないロール質量)÷(ロール体積)で表される。ロール質量は、ロール幅Wが114mmあたりに換算したトイレットロールの質量である。ロール体積は[{ロールの外径(巻直径)部分の断面積}-(コア外径部分の断面積)]×ロール幅(114mmあたりに換算する)で表される。例えば、ロール幅114mmあたりのロール質量が131g、巻直径117mm、コアの外径が39mmの場合、ロール密度=131g÷[{3.14×(117mm÷2÷10)^(2)-3.14×(39mm÷2÷10)^(2)}×(114mm÷10)]=0.12g/cm^(3)となる。なお、トイレットロールにコアが無い場合は、中心孔の直径をコア外径とする。
【0020】
本発明のトイレットロール1のロール密度は、0.17g/cm^(3)以上0.32g/cm^(3)以下であり、0.20g/cm^(3)以上0.29g/cm^(3)以下であることが好ましく、0.22g/cm^(3)以上0.27g/cm^(3)以下であることがより好ましい。
【0021】
本発明のトイレットロール1において、巻長と巻直径を上記の数値範囲内のものとすることにより、持ち運べる量と保管時の省スペース性が良好であり、さらに、トイレットペーパーホルダーへの装着性も良好なトイレットロール1とすることができる。また、本発明のトイレットロール1において、巻密度とロール密度を上記の数値範囲内のものとすることにより、ロールの柔らかさが良好であり、さらに、コアとロールの密着性も良好なトイレットロール1とすることができる。そのため、巻長、巻直径、巻密度及びロール密度を上記の数値範囲内のものとすることにより、良好な柔らかさによる販促効果を高めつつ、持ち運べる量や保管時の省スペース性に優れたトイレットロール1とすることができる。
【0022】
<ロール質量>
本発明のトイレットロール1のロール質量は、ロール幅Wが114mmあたりのコア(巻芯)を含まないロール質量である。ロール幅Wが114mmと異なる場合は、Wを114mmに換算してロール質量を求める。例えば、ロール幅Wが105mmの場合、そのロール質量に係数(114/105)を乗じた質量を、Wが114mmあたりのロール質量とする。
【0023】
本発明のトイレットロール1のロール質量は、200g以上400g以下であることが好ましく、230g以上350g以下であることがより好ましく、250g以上330g以下であることがさらに好ましい。本発明のトイレットロール1において、ロール質量も上記の数値範囲内のものとすることにより、1ロールあたりの巻長と巻直径と質量も良好なトイレットロール1とすることができる。
【0024】
<コア外径>
本発明のトイレットロール1のコアの外径は、25mm以上48mm以下であることが好ましく、35mm以上46mm以下であることがより好ましく、37mm以上43mm以下であることがさらに好ましい。本発明のトイレットロール1において、コア外径も上記の数値範囲内のものとすることにより、トイレットペーパーホルダーへの装着性と製造時のトイレットロールの取扱性が良好なトイレットロール1とすることができる。また、トイレットロール1のコアの質量は3.0g以上5.7g以下であることが好ましく、3.7g以上5.2g以下であることがより好ましく、4.2g以上4.8g以下であることがさらに好ましい。コア質量を上記の数値範囲内にすることにより、本願のような長尺のトイレットペーパーに適したコアの強度とコアのコストを良好にすることができる。コアの質量は、ロール質量と同様、ロール幅114mmの質量とする。
【0025】
<ロール柔らかさ>
本願の様に巻長の長いトイレットロール1の柔らかさを評価する場合、次に述べるロール柔らかさを評価することで、ロールを手に持った時の柔らかを評価することが好ましい。
【0026】
トイレットロール1のロール柔らかさは、圧縮試験機(カトーテック株式会社製のハンディー圧縮試験機KES-G5)を用いて、次のように測定する。なお、トイレットロール1の軸心と平行な方向を高さ方向、トイレットロール1の円周の接線と垂直な方向を半径方向とする。
【0027】
まず、トイレットロール1のコアに、アクリルパイプを挿入する。アクリルパイプの肉厚は2mmとする。アクリルパイプの長さは、トイレットロール1のロール幅より10mm長くする(トイレットロール1のロール幅が114mmの場合、アクリルパイプの長さは124mmとする。)。アクリルパイプの外径は、トイレットロール1のコアの内径よりわずかに小さく、かつ、アクリルパイプを挿入した後にトイレットロール1の軸心が垂直になるように置いたとき、トイレットロールが自重で動かないサイズとする。コアにアクリルパイプを挿入しにくく、アクリルパイプの外径をわずかに小さくする場合は、耐水ペーパー等で肉厚をわずかに削ってもよい。アクリルパイプの質量は、長さが125mm、外径が38mmの場合、31g程度である。
【0028】
次に、トイレットロール1を軸心が水平になるよう硬い台上に横に置く。そして、トイレットロール1の高さ方向の中心部に上記KES-G5の圧縮子(面積2.0cm^(2))を、速度10mm/分の条件で半径方向に上から押し込む。圧縮子がロールを押す圧力が5gf/cm^(2)のときの押し込み深さをT0、圧力が150gf/cm^(2)のときの押し込み深さをTmとして、(Tm-T0)をロール柔らかさとする。測定は5回行い、測定結果を平均する。なお、上記圧縮子をトイレットロール1に押し込む際の高さ方向は、高さ方向の両端部を除けば、高さ方向の中心部でなくてもよい。本発明のトイレットロール1のロール柔らかさの測定においては、トイレットロール1の高さ方向の中心部と端部との中間付近に上記圧縮子を押し込んで測定する。
【0029】
本発明のトイレットロール1のロール柔らかさは、0.4mm以上1.9mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1.6mm以下であることがより好ましく、0.6mm以上1.2mm以下であることがさらに好ましい。
【0030】
[トイレットペーパー]
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーは木材パルプ100質量%からなっていてもよく、古紙パルプ、非木材パルプ、脱墨パルプを含んでもよい。ただし、目標とする品質を得るためには、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)の含有率は、0質量%以上30質量%以下であることが好ましく、0質量%以上20質量%以下であることがより好ましく、5質量%以上15質量%以下であることがさらに好ましい。また、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)の含有率は、30質量%以上90質量%以下であることが好ましく、40質量%以上80質量%以下であることがより好ましく、50質量%以上70質量%以下であることがさらに好ましい。
【0031】
また、ミルクカートン(牛乳パック)由来の古紙パルプの含有率は、0質量%より多く60質量%以下であることが好ましく、10質量%以上50質量%以下であることがより好ましく、20質量%以上40質量%以下であることがさらに好ましい。また、クラフトパルプの含有率としては、40質量%以上100質量%以下であることが好ましく、50質量%以上90質量%以下であることがより好ましく、60質量%以上80質量%以下であることがさらに好ましい。
【0032】
ミルクカートン(牛乳パック)由来の古紙パルプは、針葉樹パルプが主体であり、トイレットペーパーの強度を確保し易いメリットがある一方、品質的バラツキが大きく、含有割合が高過ぎると製品の品質に影響するので、上記の数値範囲内の含有率にすることが好ましい。
【0033】
上記LBKPの材種としてユーカリ属グランディス、及びユーカリグロビュラスに代表される、フトモモ科ユーカリ属から製造されるパルプが好ましい。
【0034】
また、このNBKP、LBKP、ミルクカートン由来の古紙のパルプ100質量部に対して、新聞や雑誌古紙等由来の脱墨パルプを25質量部以下、配合することができる。なお、脱墨パルプを25質量部配合したときの、トイレットペーパー(シート)中の脱墨パルプの含有率は、25質量部/(100質量部+25質量部)×100=20質量%となる。脱墨パルプの含有率は、0質量%以上20質量%以下であることが好ましく、0質量%以上10質量%以下であることがより好ましく、0質量%以上5質量%以下であることがさらに好ましく、0質量%であることが特に好ましい。脱墨パルプも古紙であるため、品質にバラツキが大きくなる。また、脱墨パルプは通常、蛍光染料を含んでおり、その含有率が20質量%を超えると蛍光染料を多く含むことになり、好ましくない。
【0035】
なお、トイレットペーパーに適正な強度を確保するために、通常の手段で原料配合し、パルプ繊維の叩解処理にて強度調整を行うことができる。目標の品質を得るための叩解としては、市販のバージンパルプに対して、JIS-P8121で測定されるカナダ標準ろ水度を低減させることが好ましく、叩解前後におけるカナダ標準ろ水度の差は0mL以上150mL以下であることが好ましく、10mL以上100mL以下であることがより好ましく、20mL以上70mL以下であることがさらに好ましい。
【0036】
トイレットペーパーは、紙料にバージン系原料を使用する場合は一定範囲の繊維長及び繊維粗度を有する針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプを特定の範囲で配合して抄紙することができる。紙料への添加剤としては最終製品の要求品質に応じ、デボンダー柔軟剤を含めた柔軟剤、嵩高剤、染料、分散剤、乾燥紙力増強剤、濾水向上剤、ピッチコントロール剤、吸収性向上剤などを用いることができる。また、湿潤紙力増強剤は使用しないことが好ましい。
【0037】
なお、トイレットペーパーとして古紙原料を使用する場合も、バージン系の場合と同様の処理を行う。
【0038】
<エンボスパターン>
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの第1のプライ及び第2のプライにエンボスパターンを設けることが好ましく、シングルエンボスパターン2であることが好ましい。なお、エンボスパターンは、エンボス加工によって形成された凹凸の形状をいう。
【0039】
図2は、トイレットロール1におけるトイレットペーパーの表面側のシングルエンボスパターン2のエンボスパターンの凹部2Rの撮影画像を示す。なお、本発明に係るトイレットロール1において、トイレットペーパーの表面側とは、トイレットロール1の外側を構成する面を意味し、トイレットペーパーの裏面側とは、トイレットロール1の紙管側である内側を構成する面を意味する。
【0040】
シングルエンボスパターン2の代わりにダブルエンボスパターンを施した場合、トイレットペーパーの表面側及び裏面側の各シートをそれぞれエンボス処理した後、それぞれのシートのエンボスパターンの凸面同士を内側にしてプライアップして2プライ積層するため、トイレットペーパーの紙厚が高くなり過ぎ、巻密度が低くなって、巻長を確保することが難しくなる場合がある。また、ダブルエンボスパターンでもエンボスパターンの深さを浅くすれば紙厚は低くなるが、シートの柔らかさが劣る場合がある。そのため、シングルエンボスパターン2とすることで、良好な柔らかさによる販促効果を高めつつ、持ち運べる量や保管時の省スペース性に優れたトイレットロール1を得ることができる。ダブルエンボスパターンの場合、2プライ積層する際には、プライボンドグルー(糊)を用いたり、ナーリング(エッジエンボス)を用いたりする。しかし、シングルエンボスパターン2は、プライボンドグルーやナーリングを用いなくても2プライ積層できるため、好ましい。
【0041】
(エンボスパターンの深さ)
図3は、トイレットロール1における2プライ積層したトイレットペーパーに設けられたシングルエンボスパターン2を示す断面図である。図3の上部がロール表面側に対応し、図3(a)はエンボスパターンの深さDが深い場合、図3(b)はエンボスパターンの深さDが浅い場合である。なお、エンボス処理後のトイレットペーパーの紙厚t2(この紙厚は、トイレットペーパーの表面側の非エンボスパターン部と、裏面側のエンボスパターンの凸部2Pの間の距離を反映する。)は同一である。だだし、トイレットペーパーの紙厚t2が同一の場合であっても、エンボスパターンの深さDが深くなるようにエンボスパターンを付けた図3(a)の方が、シートが柔らかく風合いに優れる。これは、エンボスパターンの凹凸が顕著な図3(a)の方が、原紙の紙厚に対する嵩が高くなり(密度が低くなり)、変形し易くなってシートの柔らかさが向上するためと考えられる。また、トイレットペーパーの表面側にエンボスパターンを設けずに平滑にすると、滑らか過ぎて表面がパリパリに感じ、シートの柔らかさが劣る。
【0042】
そこで、本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーのシングルエンボスパターン2のエンボスパターンの深さDは、0.01mm以上0.40mm以下であることが好ましく、0.04mm以上0.35mm以下であることがより好ましく、0.09mm以上0.30mm以下であることがさらに好ましい。
【0043】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーのエンボスパターンの深さDを上記の数値範囲内のものとすることにより、嵩高さと密度の高さが良好で、柔らかさに優れたトイレットロール1とすることができる。
【0044】
なお、トイレットペーパーにおいて、温水洗浄便座の使用時等に水が付着し易い表面側に、エンボスパターンの凹部2Rを設けると、凹部2Rは凸部2Pより触感が良いため、シートの柔らかさが向上する。
【0045】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーのエンボスパターンの深さDは、マイクロスコープを用いてエンボスパターンの高低差を測定して求める。
【0046】
マイクロスコープとしては、KEYENCE社製の製品名「ワンショット3D測定マクロスコープ VR-3100」を使用することができる。マイクロスコープの画像の観察・測定・画像解析ソフトウェアとしては、製品名「VR-H1A」を使用することができる。また、測定条件は、倍率12倍、視野面積24mm×18mmの条件で測定する。なお、測定倍率と視野面積は、求めるエンボスパターンの大きさによって、適宜変更してもよい。
【0047】
まず、図4に示すように、エンボスパターンの周縁frの最長部aを求める。図5(a)は、マイクロスコープによるX-Y平面上の高さプロファイルを示し、トイレットペーパー表面の高さが濃淡で表されることがわかる。図5(a)の濃色部位が個々のエンボスパターンを示し、図5(a)から1つのエンボスパターンの最長部aを見分けることができる。この最長部aを横切る線分A-Bを引くと、図5(b)に示すようにエンボスパターンの高さ(測定断面曲線)プロファイルが得られる。ここで、X-Y平面画像の色の濃淡で、エンボスパターンの凸部(非エンボスパターン部)と凹部がわかるので、凸部と凹部が隣接している部分を横切るように線分A-Bを決めればよい。
【0048】
ここで、図5(b)の高さプロファイルは、実際のトイレットペーパーの試料表面の凹凸を表す(測定)断面曲線Tであるが、ノイズ(トイレットペーパーの表面に繊維塊があったり、繊維がヒゲ状に伸びていたり、繊維のない部分に起因した急峻なピーク)をも含んでおり、凹凸の高低差の算出に当たっては、このようなノイズピークを除去する必要がある。
【0049】
そこで、図6に示すように、高さプロファイルの断面曲線Tから「輪郭曲線」Uを計算し、この輪郭曲線Uのうち、エンボス内側に向かって上に凸となる2つの曲率極大点P1とP2を求めて、曲率極大点P1とP2で挟まれる最小値を求めることによって、深さの最小値Minとする。さらに、曲率極大点P1,P2の深さの値の平均値を深さの最大値Maxとする。
【0050】
このようにして、エンボスパターンの深さD=最大値Max-最小値Minとする。また、曲率極大点P1,P2のX-Y平面上の距離(長さ)を最長部aの長さと規定する。なお、「輪郭曲線」は、断面曲線からλc:800μm(但し、λcはJIS-B0601「3.1.1.2」に記載の「粗さ成分とうねり成分との境界を定義するフィルタ」)より短波長の表面粗さの成分を低域フィルタによって除去して得られる曲線である。なお、λcを、隣接するエンボスパターン同士のP1の間隔(これを、エンボスピッチという)以上に設定すると、ピークをノイズと認識してしまう可能性があるので、λcをエンボスピッチ未満とする。例えば、エンボスピッチが800μm以下の場合、例えばλc:250μmに設定する。隣接するエンボスパターン同士のP1の間隔は、図6の左又は右に繋がる次のエンボスパターンについて同様にP1,P2を求め、隣接するエンボスパターン同士でP1,P2,P1と並ぶときの2つのP1の間隔である。
【0051】
同様にして、図5(a)において最長部aに垂直な方向での最長部bについてもエンボスパターンの深さDを測定し、最長部aとbの各エンボスパターンの深さDのうち、大きい方の値をエンボスパターンの深さDとして採用する。以上の測定を、トイレットペーパーの表面側の任意の10個のエンボスパターンについて行い、その平均値を最終的なエンボスパターンの深さDとして採用する。ただし、図7に示すように、エンボスパターンが流れ方向(MD方向)につながっている場合、最長部aが巻長と同じになってしまい、高低差が得られず、凹部の深さDを測定できない。そこで、エンボスパターンが繋がる方向(MD方向)に直交する幅W方向に、エンボスパターンを跨ぐように線分A-Bを引き、凹部の深さDを測定することができる。同様に、エンボスパターンが幅W方向(CD方向)につながっている場合、流れ方向(MD方向)に、エンボスパターンを跨ぐように線分A-Bを引き、凹部の深さDを測定する。
【0052】
また、エンボスパターンの深さDの測定において任意の10個のエンボスパターンを選定する際には、トイレットロール1の外巻の端部(トイレットペーパーを使用し始める位置)から、トイレットロール1の巻長の20%に当たる部分で測定する。例えば、巻長が75mの場合、端部から75m×20%=15mの部分で測定する。なお、巻長の20%の部分がミシン目に当たる場合は、ミシン目の外巻側を測定する。
【0053】
なお、エンボスパターンの深さDを測定する際、シングルエンボスパターン2であっても、ダブルエンボスパターンであっても、測定面はトイレットペーパーの表面側とする。
【0054】
(エンボスパターンの面積)
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーのそれぞれのエンボスパターンの面積は、最長部aと最長部bの積(a×b)をエンボスパターンの面積Sとして求める。最長部aと最長部bは、上記したトイレットペーパーの表面側の10個のエンボスパターンについての個々のa、bの値を平均した値を用いる。エンボスパターンの面積についての測定方法については、上記のエンボスパターンの深さDの測定方法を用いることができる。
【0055】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーのシングルエンボスパターン2のそれぞれのエンボスパターンの面積Sは、0.2mm^(2)以上9.0mm^(2)以下であることが好ましく、1.0mm^(2)以上7.0mm^(2)以下であることがより好ましく、1.8mm^(2)以上5.0mm^(2)以下であることがさらに好ましい。また、エンボスパターンの面積率(トイレットペーパーのうち、エンボスパターンのある部分の割合)は、3%以上60%以下であることが好ましく、7%以上45%以下であることがより好ましく、10%以上30%以下であることがさらに好ましい。トイレットペーパーのエンボスパターンの面積率を求めることが難しい場合、エンボスロール111の凸部の面積率をエンボスパターンの面積率とすることができる。エンボスパターンの面積及び面積率を上記の数値範囲内とすることにより、美粧性と巻密度を良好なものとすることができる。
【0056】
なお、エンボスパターンの形状は、長方形、正方形等、丸形、長丸形等、特に制限はない。また、上記に示したエンボスパターンの大きさおよびエンボスパターンの面積率(個数)を適宜調整して、巻直径や巻密度を調整することができる。
【0057】
<白色度>
脱墨パルプが蛍光染料を含むと、トイレットペーパー(シート)のUV-in条件下での白色度の値と、UV-cut条件下での白色度の値の差Δが大きくなる。ここで、UV-inとは、CIE(国際照明委員会)が規定するC光源(紫外光を含む)をシート表面側に照射したときのISO 2470に準拠した白色度である。UV-cutとは、波長420nm以下の紫外光をカットするフィルタを介して、C光源をシート表面側に照射したときのISO 2470に準拠した白色度である。差Δ=(白色度UV-in)-(白色度UV-cut)である。白色度は、ISO 2470に準拠して、株式会社村上色彩技術研究所社製 高速分光光度計CMS-35SPXを用いて測定できる。
【0058】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの表面側の白色度UV-inと白色度UV-cutとの差Δは、0.0ポイント以上2.5ポイント以下であることが好ましく、0.0ポイント以上1.5ポイントポイント以下であることがより好ましく、0.0ポイント以上1.0ポイント以下であることがさらに好ましく、0.0ポイント以上0.5ポイント以下であることが特に好ましい。
【0059】
<坪量>
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの坪量は、1プライあたり、13.0g/m^(2)以上19.0g/m^(2)以下であることが好ましく、13.5g/m^(2)以上17.0g/m^(2)以下であることがより好ましく、14.1g/m^(2)以上16.0g/m^(2)以下であることがさらに好ましい。
【0060】
<紙厚>
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの紙厚は、0.45mm/10枚以上1.20mm/10枚以下であることが好ましく、0.55mm/10枚以上1.05mm/10枚以下であることがより好ましく、0.65mm/10枚以上0.90mm/10枚以下であることがさらに好ましい。
【0061】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパー1プライあたりの坪量と紙厚を上記の数値範囲内のものとすることにより、巻密度及びロール密度を調整し易くすることができ、強度が良好であり、使用感や嵩高さも良好なトイレットロール1とすることができる。
【0062】
<比容積>
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの比容積は、シート1枚あたりの紙厚を1枚あたりの坪量で割り、単位gあたりの容積cm^(3)で表した。
【0063】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの比容積は、3.0cm^(3)/g以上7.5cm^(3)/g以下であることが好ましく、3.3cm^(3)/g以上6.7cm^(3)/g以下であることがより好ましく、3.6cm^(3)/g以上6.4cm^(3)/g以下であることがさらに好ましい。
【0064】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの比容積を上記の数値範囲内のものとすることにより、シートの柔らかさと吸水性が良好であり、エンボス処理の嵩高さを良好なトイレットロール1とすることができる。
【0065】
<強度>
本発明のトイレットロール1における2プライ積層したトイレットペーパーの強度は、JIS P 8113に基づく乾燥時の縦方向の引張強さをDMDT(Dry Machine Direction Tensile strength)、乾燥時の横方向の引張強さをDCDT(Dry Cross Direction Tensile strength)とする。なお、本発明に係るトイレットロール1において、製品の抄紙の流れ方向を縦方向とし、流れ方向に直角な方向を横方向とする。
【0066】
本発明のトイレットロール1における2プライ積層したトイレットペーパーのDMDTは、2.5N/25mm以上7.0N/25mm以下であることが好ましく、3.0N/25mm以上5.8N/25mm以下であることがより好ましく、3.5N/25mm以上4.5N/25mm以下であることがさらに好ましい。また、本発明のトイレットロール1における2プライ積層したトイレットペーパーのDCDTは、0.7N/25mm以上2.2N/25mm以下であることが好ましく、0.8N/25mm以上1.8N/25mm以下であることがより好ましく、1.0N/25mm以上1.5N/25mm以下であることがさらに好ましい。なお、引張強さの測定は、引張速度300mm/minの条件で行う。また、引張強さは、公知の方法で調整することができる。
【0067】
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーのDMDT及びDCDTを上記の数値範囲内のものとすることにより、強度と柔らかさが良好なトイレットロール1とすることができる。
【0068】
<吸水度>
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーの吸水度は、旧JIS S 3104に基づいて、測定する。
【0069】
本発明のトイレットロール1における2プライ積層したトイレットペーパーの吸水度は、7.0秒以下であることが好ましく、5.0秒以下であることがより好ましく、3.0秒以下であることがさらに好ましい。上記の数値範囲内のものとすることにより、吸水性と吸水度が良好なトイレットロール1とすることができる。なお、水を滴下する際は、トイレットペーパーの表面側に滴下する。
【0070】
<ほぐれ易さ>
本発明のトイレットロール1におけるトイレットペーパーを1枚に剥がした時のほぐれ易さは、JIS P 4501に基づいて測定する
【0071】
本発明のトイレットロール1における2プライ積層したトイレットペーパーを1枚に剥がした時のほぐれ易さは、8秒以上60秒以下であることが好ましく、15秒以上50秒以下であることがより好ましく、20秒以上40秒以下であることがさらに好ましい。上記の数値範囲内のものとすることにより、ほぐれ易さと水解性及び温水洗浄便座使用におけるトイレットペーパーが水に濡れた時の耐水性が良好なトイレットロール1とすることができる。
【0072】
[トイレットロールの製造方法]
本発明のトイレットロール1及びトイレットペーパーの製造方法の詳細について説明する。
【0073】
トイレットロール1及びトイレットペーパーは、例えば以下のように、(i)抄紙及びクレーピング、(ii)マシンワインダーによるプライアップ及びカレンダー処理、(iii)エンボス処理及びロール巻取り加工、の順で製造することができる。
【0074】
(i)抄紙及びクレーピング
まず、公知の抄紙機のワイヤーパート上で上述した紙料からウェブを抄紙し、プレスパートのフェルトへ移動させる。ワイヤーパートの方式としては、丸網式、長網(フォードリニアー)式、サクションブレスト式、短網式、ツインワイヤー式、クレセントフォーマー式などが挙げられる。
【0075】
そして、ウェブに対し、サクションプレッシャーロール又はサクションなしのプレッシャーロール又はプレスロールなどで機械的に圧縮する脱水や、熱風による通気乾燥の脱水などの脱水方法により脱水を続ける。また、サクションプレッシャーロール又はサクションなしのプレッシャーロールは、プレスパートからヤンキードライヤーにウェブを移動させる手段としても使用される。
【0076】
ヤンキードライヤーに移動されたウェブは、ヤンキードライヤー及びヤンキードライヤーフードで乾燥された後、クレーピングドクターによりクレーピング処理され、リールパートで巻き取られる。
【0077】
クレーピング(クレープと言われる波状の皺を付けること)は、紙を縦方向(抄紙機上のシート走行方向)に機械的に圧縮することである。そして、トイレットペーパーのウェブの製造の際、クレーピングドクターによりヤンキードライヤー上のウェブが剥がされ、リールパートで巻き取られるが、ヤンキードライヤーとリールパートの速度差(リールパートの速度≦ヤンキードライヤーの速度)によりクレーピングドクターにてクレープ(皺)が形成される。
【0078】
トイレットペーパーに必要な品質、すなわち嵩(バルク感)、柔らかさ、吸水性、表面の滑らかさ、美観(クレープの形状)などは上記速度差で左右される。上記速度差等の条件にもよるが、クレーピング後のリール上のウェブの坪量は概略14g/m^(2)以上21g/m^(2)以下となり、クレーピング前のヤンキードライヤー上のウェブの坪量より重くなる。上記坪量は、14g/m^(2)以上19g/m^(2)以下であることが好ましく、15g/m^(2)以上18g/m^(2)以下であることがより好ましい。上記範囲を超えると、強度が高くなって紙がゴワゴワする場合や巻密度やロール密度が大きくなり過ぎる場合があり、上記範囲未満であると、強度が低くて破れ易くなったり、使用感や嵩高さが劣ったりする場合がある。
【0079】
ここで、ヤンキードライヤーとリールのスピード差に基づくクレープ率は次式により定義される。
クレープ率(%)=100×(ヤンキードライヤー速度(m/分)-リール速度(m/分))÷リール速度(m/分)
【0080】
品質や操業性の良し悪しはこのクレーピングの条件で大方決まり、クレーピング条件を最適とする操業条件が当業者にとって重要な事項となる。本発明においてトイレットペーパーを製造する際のクレープ率は、10%以上50%以下であることが好ましく、15%以上40%以下であることがより好ましく、20%以上35%以下であることがさらに好ましい。
【0081】
(ii)マシンワインダーによるプライアップ及びカレンダー処理
図8はマシンワインダー100の一例を示す。
【0082】
上述のようにクレープ後にリールパートで巻き取られたリール11がマシンワインダー100に2本セットされ、ヤンキー面が外側になるように2枚に重ね合わされてプライアップされ、原反ロール12となる。この際、プライアップ後に1スタック目のカレンダー機101、2スタック目のカレンダー機102の順に2段階でカレンダー処理される。もちろん、1スタック目のカレンダー機101と2スタック目のカレンダー機102のどちらか一方で1段階のみカレンダー処理してもよい。また、プライアップ前、又はオンマシンカレンダーでカレンダー処理することも可能である。
【0083】
エンボス処理前(カレンダー処理後)のトイレットペーパーの紙厚は、0.50mm/10枚以上1.40mm/10枚以下であることが好ましく、0.60mm/10枚以上1.20mm/10枚以下であることがより好ましく、0.60mm/10枚以上0.90mm/10枚以下であることがさらに好ましい。また、エンボス処理前(カレンダー処理後)の原反ロール12におけるトイレットペーパーの比容積は、3.4cm^(3)/g以上6.5cm^(3)/g以下であることが好ましく、3.7cm^(3)/g以上6.0cm^(3)/g以下であることがより好ましく、4.0cm^(3)/g以上5.5cm^(3)/g以下であることがさらに好ましい。
【0084】
なお、エンボス処理前のトイレットペーパーの紙厚は、図8ではカレンダー処理後の原反ロール12における紙厚であり、図3の紙厚t1に相当する。但し、後述するように、紙厚は測定荷重3.7kPaで測定した値であるため、図3の紙厚t1を正確に反映したものではない。
【0085】
1スタック目のカレンダー機101及び2スタック目のカレンダー機102は、それぞれ2本の金属ロールからなることが好ましいが、2本のロールのうち、1本を弾性ロールとし、ソフトカレンダー処理を行えるようにしてもよい。
【0086】
カレンダーの線圧は、3.0kgf/cm以上8.0kgf/cm以下であることが好ましく、4.0kgf/cm以上7.0kgf/cm以下であることがより好ましい。線厚を上記の数値範囲内のものとすることにより、柔らかさとロールの巻直径DRを良好なものとすることができる。また、線圧は、1スタック目より2スタック目を高くすることが好ましい。
【0087】
カレンダー処理時、ドローを適宜調整することができる。プライアップ前のリール11からカレンダー処理後の原反ロール12の間のドローは、100%以上110%以下とすることが好ましく、102%以上108%以下とすることがより好ましい。
【0088】
カレンダー処理後でエンボス処理前の原反ロール12のウェブの坪量は、1プライあたり、13.5g/m^(2)以上20.5g/m^(2)以下とすることが好ましく、13.5g/m^(2)以上18.5g/m^(2)以下とすることがより好ましく、14.5g/m^(2)以上17.5g/m^(2)以下とすることがさらに好ましい。後述するロール巻取り加工においてウェブは若干伸びて坪量も低くなるので、最終形態のトイレットロール1の目標坪量より若干高い坪量とすることが好ましい。
【0089】
エンボスパターンの深さDを深くするには、シート1枚当りの紙厚t1を薄くして凹凸を顕著にする必要があることから、原紙のカレンダー処理を強く行うことに起因してシートの柔らかさを向上させることができる。なお、ロール巻取り加工においてウェブが若干伸びるため、巻取り前後で坪量と同様に紙厚も低くなるが、エンボス処理によって、最終形態のトイレットロール1の目標紙厚に調整できる。また、エンボスのパターンによっては、エンボス処理後に紙厚が低くなる場合もあるので、その場合は、原紙やカレンダーを適宜調整して、トイレットロールの目標紙厚、巻密度になるよう、適宜調整する。
【0090】
(iii)エンボス処理及びロール巻取り加工
図9はロール巻き取り加工機110の一例を示す。
【0091】
原反ロール12は、予めプライマシンで2プライにされると共にカレンダー処理され、原反ロール12(各シートの紙厚t1)となる。この原反ロール12は、ロール巻取り加工機110にセットされ、エンボスユニット(エンボスロール111)によってシングルエンボス処理された後、巻取り機構113によって上記の巻直径の幅広の原紙ロール13に巻き取られる。その後、この原紙ロール13を所定幅(114mm等)に切り、トイレットロール1となる。
【0092】
ロール巻取り加工機110は、大別するとサーフェイス方式とセンター方式の2種類がある。サーフェイス方式は巻取るロールを外側から別の複数の駆動ロールで支持しながら巻取る方法であり、巻取られたトイレットロール1は、巻直径のコントロールがし易く、生産速度がより高速となる。センター方式は巻取りロールの中心に通したシャフトの駆動により巻取る方法で、巻取られたトイレットロール1は、比較的柔らかな製品となり、デリケートなエンボスを施した製品に適している。本発明においては、いずれの方法でも巻き取ることができるが、サーフェイス方式であることが好ましい。サーフェイス方式によれば、ロールを巻く強さでロールの巻直径及び巻密度を比較的容易に調整することができる。
【0093】
なお、ロール巻取り加工機110にマシンワインダー100を組み込み、ロール巻取り加工機110にてプライアップ、カレンダー処理、エンボス処理をこの順で行ってもよい。また、1枚ずつの衛生薄葉紙をそれぞれカレンダー処理後にプライアップし、エンボス処理してもよい。
【0094】
シングルエンボスパターン2は、原反ロール12を2プライ積層して表面側となる面に、エンボスロール111のエンボスパターンの凸部を押し当てて形成される。これにより、トイレットロール1におけるトイレットペーパーのエンボスロール111を押し当てた面(表面側となる面)に凹部2R、裏面に凸部2Pが現れるエンボスパターン(シングルエンボスパターン2)が形成される。
【0095】
エンボスパターンの深さDは、エンボスロール111と対向するゴムロール112のニップ幅を適宜調整して制御することができる。例えば、エンボスロール111の凹凸が深ければニップ幅を狭くし、エンボスロール111の凹凸が浅ければニップ幅を広くすることで、エンボスパターンの深さDを調整することができる。また、エンボスパターンの深さDを確保するよう、ロールを巻く強さを調整できる。例えば、エンボスパターンの深さが大きくなると、ロールを巻く際にエンボスパターンが潰れやすくなるので、ロールを巻く強さを低くすることで、エンボスパターンの深さDを調整できる。具体的には、ロール巻取り加工機110において、巻取り機構113で幅広の原紙ロール13に巻き取る際、原紙ロール13を外周側から押圧してシートを順次巻くためのライダーロール114の押圧力を所定範囲に設定することで調整できる。
【0096】
ニップ幅は、ロールの特性によっても異なるが、20mm以上50mm以下であることが好ましく、25mm以上45mm以下であることがより好ましく、30mm以上40mm以下であることがさらに好ましい。ニップ幅を上記の数値範囲内のものとすることにより、表面側のエンボスパターンの凹部2Rと裏面側のエンボスパターンの凸部2Pとによる触感の表裏差が良好であり、巻密度やシートの柔らかさも良好なものとすることができる。
【0097】
ニップ幅は、カーボン紙を用いて測定することができる。測定方法としては、まず、エンボスロール111のニップを逃がし、カーボン紙と一般的なコピー用紙を重ねてセットする。次に、エンボスロール111にニップをかける。その後、ニップを逃がし、カーボン紙とコピー用紙を取り外す。エンボスロール111でニップがかかっていた部分のカーボン紙の色がコピー用紙に転写されるので、ニップ幅を測定することができる。
【0098】
ロール巻取り加工機110にて同時に、印刷、エンボスパターン付与、ミシン目加工、テールシール、所定幅(114mm等)のカットを行うことができ、トイレットロール1を製造することができる。さらに、その後、フイルム包装加工してトイレットロール1の包装体を製造することができる。
【0099】
なお、トイレットペーパーの柔らかさを確保する手段としては、表面に凹凸を付与するものであれば、エンボスパターンに限らず、例えば、凹凸ファブリックを用いて抄紙時にウェブに凹凸を付けてもよい。この場合、凹凸の深さは、後述するエンボスパターンの深さDに相当する範囲とするとよい。
【実施例】
【0100】
パルプ組成の含有率が(質量%)NBKP10%、LBKP60%、ミルクカートン由来の古紙30%となるようにし、脱墨パルプは含有させず、図8、図9に示す装置により、表1及び表2に示すトイレットペーパー及びトイレットロールを製造した。
【0101】
以下の評価を行った。
【0102】
坪量:JIS P 8124に基づいて測定し、シート1枚あたりに換算した。
【0103】
紙厚:シックネスゲージ(尾崎製作所製のダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK」)を用いて測定した。測定条件は、測定荷重3.7kPa、測定子直径30mmで、測定子と測定台の間に試料を置き、測定子を1秒間に1mm以下の速度で下ろしたときのゲージを読み取った。なお、カレンダー処理前のウェブについては、シートを10枚重ねて測定を行い、カレンダー処理後(プライアップ後)及びロールについては、シートを2プライ積層したトイレットペーパーを5枚(5組)重ねて行った。また、測定を10回繰り返して測定結果を平均した。
【0104】
比容積:シート1枚あたりの紙厚を1枚あたりの坪量で割り、単位gあたりの容積cm^(3)で表した。
【0105】
乾燥時の縦方向引張り強さDMDTと乾燥時の横方向引張り強さDCDT:JIS P 8113に基づいて、トイレットペーパー(2プライ)につき、破断までの最大荷重をN/25mmの単位で測定した。引張り強さの測定は、引張速度300mm/minの条件で行う。
【0106】
ロールの巻直径DR:ムラテックKDS株式会社製ダイヤメータールールを用いて測定した。測定は、10個のロールを測定し、測定結果を平均した。
【0107】
コアの外径:ムラテックKDS株式会社製ダイヤメータールールを用いて測定した。測定は、10個のコアを測定し、測定結果を平均した。
【0108】
巻長:トイレットロールのミシン目とミシン目の間のシートについて、10シート分の長さを実測した。その後、ロールのシート数を実測し、巻長さは10シート分の長さとシート数から比例計算で求めた。例えば、10シート分の長さが2.275m、シート数が330シートの場合、2.275m×(330/10)=75mとなる。なお、ミシン目がない場合は、実測することができる。
【0109】
ロールの巻密度、ロール密度、エンボスパターンの深さは上述の方法で測定した。
【0110】
なお、表1及び表2に示したエンボス処理後のトイレットペーパーの紙厚は図3の紙厚t2に相当するが、測定荷重3.7kPaで測定した値であるため、紙厚t2を正確に反映したものではない。
【0111】
また、エンボスパターンの深さはエンボスパターンを圧縮しない生成りの状態での値を測定している。したがって、エンボスパターンの深さは紙厚t1、t2から計算される値(この値は、エンボスパターンを測定荷重3.7kPaで圧縮した値である)よりは大幅に大きい。
【0112】
官能評価は、モニター20人によって行った。評価基準は5点満点で行った。評価基準が3点以上であれば良好である。
【0113】
なお、坪量、引張強さ、紙厚、比容積、コアの外径、巻長、巻直径、巻密度、ロール密度、ロール柔らかさ及びエンボスパターンの深さの測定は、JIS P 8111に規定する温湿度条件下(23±1℃、50±2%RH)で平衡状態に保持後に行った。
【0114】
得られた結果を表1、表2に示す。
【0115】
【表1】

【0116】
【表2】

【0117】
表1、表2から明らかなように、トイレットロールの巻長、巻直径、巻密度、ロール密度が所定の数値範囲内である各実施例の場合、坪量を下げずにシート及びロールの柔らかさを共に向上させつつ、1ロール当りの巻長を長くすることができた。
【0118】
一方、適度な深さのエンボスパターンを付与してシートの柔らかさは優れていたが、巻長を63m未満とした比較例1の場合、巻直径が105mm未満となり、ロールの交換頻度が多くなった。
【0119】
また、適度な深さのエンボスパターンを付与してシートの柔らかさは優れていたが、巻長が105mを超えた比較例2の場合、巻直径が140mmを超え、ロール径が大きくなってトイレットペーパーホルダーに収まり難くなった。
【0120】
また、エンボスパターンの深さDが0.01mm未満、ロール密度が0.32g/cm^(3)を超えた比較例3の場合、エンボスパターンの凹凸の度合いが小さくなって嵩が低くなり(密度が高くなり)、シート及びロールの柔らかさが劣った。
【0121】
エンボスパターンの深さDが0.40mmを超え、ロール密度が0.17g/cm^(3)未満の比較例4の場合、エンボスパターンの凹凸が顕著になり過ぎて嵩が高くなり過ぎ(密度が低くなり過ぎ)、トイレットロールの巻直径が140mmを超え、ロール径が大きくなってトイレットペーパーホルダーに収まり難くなった。
【0122】
トイレットペーパーをロール巻取り加工機で強く(硬く)巻き過ぎてロール密度が0.32g/cm^(3)を超えた比較例5の場合、巻直径が105mm未満となり、ロールの柔らかさが劣った。
【0123】
トイレットペーパーをロール巻取り加工機で弱く(柔らかく)巻き過ぎてロール密度が0.17g/cm^(3)未満の比較例6の場合、トイレットロールの巻直径が140mmを超え、ロール径が大きくなってトイレットペーパーホルダーに収まり難くなった。
【0124】
なお、市販品1?2について同様に評価したところ、いずれも巻長が63m未満であり、ロールの交換頻度が多くなった。
【符号の説明】
【0125】
1 トイレットロール
11 リール
12 原反ロール
13 原紙ロール
100 マシンワインダー
101 1スタック目のカレンダー機
102 2スタック目のカレンダー機
110 ロール巻取り加工機
111 エンボスロール
112 ゴムロール
113 巻取り機構
114 ライダーロール
2 エンボスパターン(シングルエンボスパターン)
2R 凹部
2P 凸部
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2018-01-29 
結審通知日 2018-01-31 
審決日 2018-02-14 
出願番号 特願2016-185799(P2016-185799)
審決分類 P 1 41・ 856- Y (A47K)
P 1 41・ 852- Y (A47K)
P 1 41・ 854- Y (A47K)
P 1 41・ 853- Y (A47K)
P 1 41・ 855- Y (A47K)
P 1 41・ 841- Y (A47K)
最終処分 成立  
前審関与審査官 渋谷 知子  
特許庁審判長 井上 博之
特許庁審判官 住田 秀弘
西田 秀彦
登録日 2017-08-04 
登録番号 特許第6186482号(P6186482)
発明の名称 トイレットロール  
代理人 青木 宏太  
代理人 渡辺 浩司  
代理人 青木 宏太  
代理人 渡辺 浩司  
代理人 坂本 智弘  
代理人 坂本 智弘  
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