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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 F02B
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 F02B
管理番号 1344526
審判番号 不服2017-15648  
総通号数 227 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-11-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2017-10-20 
確定日 2018-09-20 
事件の表示 特願2013-141813「過給機」拒絶査定不服審判事件〔平成27年1月22日出願公開、特開2015-14258〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成25年7月5日の出願であって、平成29年3月17日付け(発送日:同年3月28日)で拒絶理由が通知され、同年5月19日に意見書及び手続補正書が提出されたが、同年7月10日付け(発送日:同年7月25日)で拒絶査定がされ、これに対して同年10月20日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、その審判の請求と同時に手続補正がされたものである。


第2 平成29年10月20日付けの手続補正についての補正却下の決定
〔補正却下の決定の結論〕
平成29年10月20日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。

〔理由〕
1 本願補正発明
本件補正は、特許請求の範囲の請求項1について、補正前(平成29年5月19日の手続補正書)の請求項1に、
「【請求項1】
過給機本体と、
前記過給機本体内に配され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトと、
前記過給機本体内に設けられ、前記タービンインペラが収容される収容空間と、
前記収容空間に連通し、前記過給機本体外から流入する流体を該収容空間に導く流入路と、
前記収容空間に対して前記流体の流通方向の下流側に連通し、前記タービンインペラを回転させた前記流体を、前記過給機本体から排出する排気流路と、
前記流入路と、前記排気流路とを連通するバイパス流路と、
前記排気流路と前記収容空間との連通部を開閉する第1弁体と、前記バイパス流路を開閉する第2弁体とが一体形成され、該第1弁体に形成され、該第2弁体に向かうほど小径となる第1テーパ面と、該第2弁体に形成され、該第1弁体に向かうほど小径となる第2テーパ面とが対向配置された弁体部と、
前記弁体部に連結されるステムと、
前記弁体部を前記ステムの軸周りに回転させるアクチュエータと、
前記アクチュエータを作動させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、
特定条件を満たした状態では、前記ステムの軸周りの特定範囲内で前記弁体部を回転させて前記バイパス流路の開度を調整し、該特定条件を満たしていない状態では、該弁体部を該特定範囲外まで回転して前記排気流路を閉じることを特徴とする過給機。」
とあったものを、

「【請求項1】
過給機本体と、
前記過給機本体内に配され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトと、
前記過給機本体内に設けられ、前記タービンインペラが収容される収容空間と、
前記収容空間に連通し、前記過給機本体外から流入する流体を該収容空間に導く流入路と、
前記収容空間に対して前記流体の流通方向の下流側に連通し、前記タービンインペラを回転させた前記流体を、前記過給機本体から排出する排気流路と、
前記流入路と、前記排気流路とを連通するバイパス流路と、
前記排気流路と前記収容空間との連通部を開閉する第1弁体と、前記バイパス流路を開閉する第2弁体とが取付板を挟んで一体形成され、該第1弁体に形成され、該第2弁体に向かうほど小径となり、かつ該取付板まで伸びる第1テーパ面と、該第2弁体に形成され、該第1弁体に向かうほど小径となり、かつ該取付板まで延びる第2テーパ面とが対向配置された弁体部と、
前記弁体部に連結されるステムと、
前記弁体部を前記ステムの軸周りに回転させるアクチュエータと、
前記アクチュエータを作動させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、
特定条件を満たした状態では、前記ステムの軸周りの特定範囲内で前記弁体部を回転させて前記バイパス流路の開度を調整し、該特定条件を満たしていない状態では、該弁体部を該特定範囲外まで回転して前記排気流路を閉じることを特徴とする過給機。」
と補正することを含むものである(下線は補正箇所を示すために請求人が付した。)。

上記補正は、第1弁体と第2弁体とが一体形成される点について「取付板を挟んで」との限定を付し、「第1テーパ面」について「取付板まで伸びる」との限定を付し、「第2テーパ面」について「取付板まで延びる」との限定を付したものであり、かつ、補正前の請求項1に記載された発明と補正後の請求項1に記載される発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるから、本件補正は、特許法第17条の2第5項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

そこで、本件補正後の請求項1に記載される発明(以下「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するか)否かについて検討する。

2 引用文献
原査定の拒絶の理由に引用され、本願の出願前に頒布された米国特許公開第2007/0089413号明細書(以下「引用文献」という。)には、「TURBO CATALYST LIGHT-OFF DEVICE」(ターボ触媒活性化装置)に関して、図面(特に、図1?図3)と共に次の事項が記載されている。下線は当審で付した。以下同様。

ア 段落[0001]
「[0001]The present invention relates to exhaust gas turbochargers and, more particularly, to an exhaust gas turbocharger having a variable waste gate. 」
(当審仮訳)
本発明は、排気ガスターボ過給機に関し、より詳細には、可変のウエイストゲートを有する排気ガスターボ過給機に関する。

イ 段落[0002]
「[0002] Current turbocharger designs are efficient at harnessing energy from a vehicle exhaust stream to increase the power output of a vehicle engine without decreasing the fuel economy of the vehicle. Conventional turbocharger devices typically include a turbine wheel and a compressor wheel mounted on a shaft within a bearing housing. An exhaust stream from the engine spins the turbine wheel and pulls air into the bearing housing. The air is pressurized in the bearing housing by the compressor wheel and is then directed to an engine intake manifold. 」
(当審仮訳)
現在のターボチャージャの設計は、車両の燃料経済性を低下させることなく、車両のエンジンの出力を増加させるために、車両の排気流からエネルギを利用するのに有効である。従来のターボ過給機装置は一般的に、タービンホイールと軸受ハウジング内でシャフトに取り付けられたコンプレッサホイールを含む。エンジンからの排気流は、タービンホイールを回転させると、軸受ハウジング内に空気を吸引する。空気は、圧縮機ホイールによって軸受ハウジング内で加圧されてからエンジンの吸気マニホールドに向けられる。

ウ 段落[0008]ないし[0010]
「[0008]FIG. 1 is an elevation view of a turbocharger in accordance with the principles of the present invention;
[0009]FIG. 2 is a perspective view of a turbine housing collector of the turbocharger of FIG. 1 with a valve moving between a turbine outlet port and a waste port; and
[0010]FIG. 3 is a perspective view of a turbine housing collector of the turbocharger of FIG. 1 with a valve moving between a waste port and a turbine outlet port.」
(当審仮訳)
図1は、本発明の原理に従ったターボ過給機の立面図である。
図2は、タービン出口ポート、ウエイストポートとの間で移動するバルブを有する図1のターボ過給機のタービンハウジングの斜視図である。
図3は、ウエイストポートと出口ポートとの間を移動する弁を有する図1のターボ過給機のタービンハウジングの斜視図である。

エ 段落[0011]
「[0011] With reference to the figures, a turbocharger includes a turbine housing 12 defining a turbine outlet port 14 and a waste port 16 . The turbine outlet port 14 directs exhaust gas from an engine 11 through a turbine 13 of an expansion device 15 . The exhaust gas exits the expansion device 15 and enters a collector 17 and a catalyst 20 prior to being expelled into the atmosphere. The waste port 16 bypasses the expansion device 15 and directs exhaust gas directly from the engine 11 to the catalyst 20 via collector 17 prior to expelling the exhaust gas to the atmosphere. 」
(当審仮訳)
図面を参照すると、ターボ過給機は、タービン流出口14とウエイストポート16を形成するタービンハウジング12を備える。タービン出口ポート14は、膨張装置15のタービン13を介してエンジン11からの排気ガスを導く。排気ガスは膨張装置15を出て、大気に放出される前に、コレクタ17および触媒20に入る。ウエイストポート16は、膨張装置15を迂回して、エンジン11から直接コレクタ17を経由して触媒20へ排気ガスを向け、そして、大気への排気ガスを放出する。

オ 段落[0012]
「[0012] An actuation mechanism 22 is provided for positioning a valve assembly 24 between an outlet-bypassing position and a waste position. The valve assembly 24 bypasses exhaust gas around the turbine 13 through the waste port 16 in the outlet-bypassing position and directs exhaust gas through both the turbine 13 and the waste port 16 in the waste position. 」
(当審仮訳)
作動機構22は、出口バイパス位置とウエイスト位置との間で弁組立体24を位置決めするために設けられている。弁組立体24は、出口バイパス位置では、排気ガスを、ウエイストポート16を通してタービン13をバイパスさせ、ウエイスト位置では、排気ガスを、タービン13及びウエイストポート16の両方を通るように方向付ける。

カ 段落[0013]
「[0013] The turbine housing 12 is fluidly coupled to an exhaust manifold 26 of the engine 11 at a collar 19 and includes the turbine outlet port 14 and the waste port 16 . The turbine outlet port 14 is formed at an angle relative to the waste port 16 and includes a sealing surface 28 . The sealing surface 28 matingly receives the valve assembly 24 to selectively seal the turbine outlet port 14 to prevent entry of exhaust gas. The waste port 16 similarly includes a sealing surface 30 that matingly receives the valve assembly 24 to selectively seat the waste port 16 to prevent entry of exhaust gas. It should be understood that while the turbine outlet port 14 is described as being formed at an angle relative to the waste port 16 , that the turbine outlet port 14 could alternatively be positioned parallel to the waste port 16 such that the sealing surface 28 is generally co-planar with the sealing surface 30 . The turbine housing 12 also includes an aperture 32 formed in a sidewall 34 for interaction with the actuation mechanism 22 . 」
(当審仮訳)
タービンハウジング12は、カラー19でエンジン11の排気マニホールド26に流体連結され、タービン出口ポート14およびウエイストポート16を備えている。タービン出口ポート14は、ウエイストポート16に対してある角度で形成され、シール面28を備えている。シール面28は、弁組立体24を、タービン出口ポート14が密閉されるように受け、それにより、タービン出口ポート14が選択的に密閉され、排気ガスの進入を防止する。ウエイストポート16は、同様に、弁組立体24が、ウエイストポート16に、排気ガスの侵入を防止するために選択的に密閉するように受けるシール面30を含む。シール面28はシール面30と面一となるように、タービン出口ポート14は、ウエイストポート16に対してある角度で形成されているものとして説明されているが、タービン出口ポート14は、代替的に、ウエイストポート16に平行に配置されることができることが理解されるべきである。タービンハウジング12は、また、作動機構22との相互作用のために側壁34に形成された開口32を含む。

キ 段落[0014]
「[0014] The actuation mechanism 22 includes a rod 36 that is rotatably received by aperture 32 of the turbine housing 12 and an actuator 38 . The rod 36 includes a generally cylindrical shaft 40 and an arm 42 disposed generally within an interior volume 44 of the turbine housing 12 . The arm 42 includes a first face 46 and a second face 48 formed on an opposite side of the arm 42 from the first face 46 . The actuator 38 is connected to the rod 36 and selectively rotates the rod 36 relative to the turbine housing 12 . The actuator 38 may be any suitable device capable of applying a rotational force to the rod 36 , such as, but not limited to, a pneumatic device or an electric motor. 」
(当審仮訳)
作動機構22は、タービンハウジング12の開口部32によって回転可能に受容されるロッド36およびアクチュエータ38を備えている。ロッド36は、略円筒形の軸40及びタービンハウジング12の内部空間44内に配置されるアーム42を含んでいる。アーム42は、アーム42の第1の面46及び第1の面46の反対側に形成される第2の面48を含む。アクチュエータ38は、ロッド36に接続されており、ロッド36をタービンハウジング12に対して選択的に回転させる。アクチュエータ38は、ロッド36に回転力を付与することができる任意の適切な装置であればよく、空圧装置または電気モーターのようなものであるが、これらに限定されない。

ク 段落[0016]
「[0016] The valve assembly 24 is disposed generally within the interior volume 44 of the housing and includes a turbine outlet valve 50 and a waste valve 52 . The turbine outlet valve 50 includes a sealing face 54 and is supported by the first face 46 of the arm 42 . The waste valve 52 includes a sealing face 56 and is supported by the second face 48 of the arm 42 . Because the first face 46 is formed on an opposite side of the arm 42 from the second face 48 , the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 faces in a direction generally away from the waste valve 52 while the sealing face 56 of the waste valve 52 faces in a direction generally away from the turbine outlet valve 50 . 」
(当審仮訳)
弁組立体24は、ハウジングの内部空間44内に配置され、タービン出口弁50およびウエイスト弁52を含む。タービン出口弁50は、シール面54を含み、アーム42の第1の面46に支持されている。ウエイスト弁52は、シール面56を含み、アーム42の第2の面48に支持されている。第1の面46は、第2の面48とはアーム42の反対側に形成されているので、タービン出口弁50のシール面54は、ウエイスト弁52から概して離れる方向に向いているのに対して、ウエイスト弁52のシール面56は、タービン出口弁50から概ね離れる方向に向いている。

ケ 段落[0017]
「[0017] In one exemplary embodiment, the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 faces a direction generally opposite from the sealing face 56 of the waste valve 52 such that the sealing faces 54 , 56 are in a generally parallel relationship. In other exemplary embodiment, the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 is formed at an angle relative to the sealing face 56 of the waste valve 52 . 」
(当審仮訳)
1つの例示的な実施形態では、タービン出口弁50のシール面54は、ウエイスト弁52のシール面56からほぼ反対方向を向いており、シール面54、56は、ほぼ平行のような関係にある。他の例示的な実施形態では、タービン出口弁50のシール面54は、ウエイスト弁52のシール面56に対してある角度で形成される。

コ 段落[0018]
「[0018] The position of the turbine outlet port 14 relative to the waste port 16 dictates the relative position of sealing face 54 to sealing face 56 . For example, if the ports 14 , 16 are parallel to each other, the sealing faces 54 , 56 of the valves 50 , 52 will be positioned on the arm 42 in a parallel relationship. Conversely, if the turbine outlet port 14 is positioned at an angle relative to the waste port 16 , the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 may be positioned at an angle relative to the sealing face 56 of the waste valve 52 to allow the respective sealing faces 54 , 56 to properly seat against the respective sealing surfaces 28 , 30 of the turbine outlet port 14 and waste port 16 . 」
(当審仮訳)
ウエイストポート16に対するタービン出口ポート14の位置は、シール面56に対するシール面54の相対位置に影響する。例えば、ポート14、16が互いに平行である場合には、弁50、52のシール面54、56は、アーム42に平行な関係で配置されるであろう。逆に、タービン出口ポート14が、ウエイストポート16に対してある角度で配置されている場合、タービンの出口弁50のシール面54はウエイスト弁52のシール面56に対してある角度で配置され、これにより、それぞれのシール面54、56がタービン出口ポート14とウエイストポート16のそれぞれのシール面28、30に対して適切に着座される。

サ 段落[0019]
「[0019] With reference to FIGS. 1-3 , operation of the turbocharger 10 will be described in detail. When the engine 11 is at rest, the actuator 38 positions the rod 36 such that the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 abuts the sealing surface 28 of the turbine outlet port 14 to prevent exhaust gas from the exhaust manifold 26 from entering the turbine outlet port 14 . 」
(当審仮訳)
図1-3を参照して、ターボ過給機10の動作を詳細に説明する。エンジン11の停止時には、アクチュエータ38が、タービン出口弁50のシール面54がタービン出口ポート14のシール面28に当接して排気マニホールド26から排気ガスがタービン出口ポート14に侵入するのを防止するように、ロッド36を配置する。

シ 段落[0020]
「[0020] When the engine 11 is initially started, the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 remains in contact with the sealing face 28 of the turbine outlet port 14 to prevent exhaust gas from entering the turbine outlet port 14 . Preventing exhaust gas from entering the turbine outlet port 14 directs exhaust gas from the exhaust manifold 26 to the waste port 16 . The exhaust gas enters the waste port 16 is directed into the collector 17 and encounters catalyst 20 .」
(当審仮訳)
エンジン11が最初に始動されるとき、タービン出口弁50のシール面54は、タービン出口ポート14のシール面28と接触したままであり、排気ガスをタービン出口ポート14へ進入するのを防止することができる。排気ガスをタービン出口ポート14に入るのを防ぐことにより、排気ガスは、排気マニホルド26からウエイストポート16へと向けられる。ウエイストポート16へ入った排気ガスは、コレクタ17及び触媒20へと向かう。

ス 段落[0021]
「[0021] The catalyst 20 burns off impurities that may be in the exhaust gas such as unburned fuel or particles prior to discharging the exhaust gas into the atmosphere. Directing the exhaust gas toward the catalyst 20 during engine startup heats the catalyst 20 and improves its ability to purify the exhaust gas. 」
(当審仮訳)
触媒20は、排気ガスを大気中に排出する前に未燃燃料や微粒子などの排気ガス中に存在し得る不純物を燃焼させる。エンジン始動時に触媒20に向けて排気ガスを導くことは、触媒20を加熱して、その排気ガス浄化能力を向上させる。

セ 段落[0022]
「[0022] After a predetermined time of engine operation, the actuator 38 rotates the rod 36 causing the sealing face 54 of the turbine outlet valve 50 to disengage the sealing surface 28 of the turbine outlet port 14 . Sufficient rotation of the rod 36 causes the sealing face 54 to fully disengage the sealing surface 28 and causes the sealing face 56 of the waste valve 52 to engage the sealing surface 30 of the waste port 16 . In one exemplary embodiment, the turbine outlet port 14 is at an angle relative to the waste port 16 . Such a configuration requires the actuator 38 to rotate the rod 36 approximately 90 degrees to fully disengage the turbine outlet valve 50 from the turbine outlet port 14 and to fully engage the waste valve 52 with the waste port 16 . In another exemplary embodiment, the sealing surface. 28 of the turbine outlet port 14 is generally parallel to the sealing surface 30 of the waste port 16 . Such a configuration requires the actuator 38 to rotate the rod 36 approximately 180 degrees to fully disengage the turbine outlet valve 50 from the turbine outlet port 14 and to fully engage the waste valve 52 with the waste port 16 . 」
(当審仮訳)
所定のエンジン動作時間の後に、アクチュエータ38はロッド36を回転させ、タービン出口バルブ50のシール面54とタービン出口ポート14のシール面28との係合を解除する。ロッド36の十分な回転により、シール面54とシール面28の係合が完全に外れ、ウエイスト弁52のシール面56とウエイストポート16のシール面30とが係合する。1つの例示的な実施形態では、タービン出口ポート14は、ウエイストポート16に対しある角度をなしている。このような構成は、タービン出口弁50がタービン出口ポート14から完全に外れ、ウエイスト弁52がウエイストポート16と完全に係合するまでに、アクチュエータ38に、ロッド36を約90度回転させることを要求する。別の例示的な実施形態では、タービン出口ポート14のシール面28がウエイストポート16のシール面30にほぼ平行である。このような構成は、タービン出口弁50がタービン出口ポート14から完全に外れ、ウエイスト弁52がウエイストポート16と完全に係合するまでに、アクチュエータ38に、ロッド36を約180度回転させることを要求する。

ソ 段落[0023]
「[0023] In either configuration, rotation of the rod 36 such that the sealing face 56 of the waste valve 52 contacts the sealing surface 30 of the waste port 16 prevents exhaust gas from entering the waste port 16 and directs the exhaust gas into the turbine outlet port 14 . It should be understood that while the waste valve 52 is described as completely closing, that the waste port 16 could be partially opened to allow some exhaust gas into the waste port 16 to meter an amount of exhaust gas directed to the collector 17 and catalyst 20 . Such metering may be used when engine speeds are relatively high to alleviate the pressure of the exhaust gas received by the expansion device 15 . 」
(当審仮訳)
いずれの構成においても、ウエイスト弁52のシール面56が、ウエイストポート16のシール面30に接触するようなロッド36の回転は、排気ガスがウエイストポート16に入るのを防止し、排気ガスをタービン出口ポート14に向ける。なお、ウエイスト弁52は完全に閉じられていると説明されているが、ウエイストポート16は部分的に開かれることが可能であり、これによりウエイストポート16へ排気ガスの一部が、コレクタ17及び触媒20に導かれる排気ガスを計量して提供し得ることが、理解されるべきである。このような計量は エンジン速度が比較的速いとき、膨張装置15によって受け取られる排気ガスの高い圧力を軽減するために、使用されてもよい。

タ 段落[0025]
「[0025] Rotation of the turbine 13 causes concurrent rotation of the compression mechanism 66 relative to the housing 62 . Rotation of the compression mechanism 66 draws ambient air into the housing 62 at an inlet 68 for compression by the compression mechanism 66 . Once compressed, the air exits the turbocharger 10 via conduit 70 for use in combustion by the engine 11 . 」
(当審仮訳)
タービン13の回転は、ハウジング62に対する圧縮機構66の同時回転を引き起こす。圧縮機構66の回転は、周囲の空気を入り口68からハウジング62内に引き寄せ、圧縮機構66により圧縮する。圧縮された後、空気は、導管70を介してターボ過給機10を出て、エンジン11の燃焼のため使用される。

チ 段落[0026]
「[0026] As described, the turbocharger 10 includes a turbine housing 12 having a turbine outlet valve 50 and a waste valve 52 . The turbine outlet valve 50 closes the turbine outlet port 14 when the engine 11 is initially started to direct all exhaust gas form the exhaust manifold 26 into the waste port 16 . Directing the exhaust gas into the waste port 16 allows the gas to heat the catalyst 20 to improve the ability of the catalyst 20 to remove impurities from the exhaust gas prior to expelling the cleansed air into the atmosphere. 」
(当審仮訳)
このように、ターボ過給機10は、タービン出口弁50およびウエイスト弁52を有するタービンハウジング12を備えている。タービンの出口弁50は、エンジン11の最初の始動時にタービン出口ポート14を閉じ、全ての排気ガスを、排気マニホルド26からウエイストポート16に導く。ウエイストポート16に排気ガスを導くことにより、ガスが触媒20を加熱し、排気ガスから不純物を除去して浄化された空気を大気中に排出させるという触媒20の能力が向上する。

ツ 上記イ、タ及びターボ過給機の構造に関する技術常識から、ターボ過給機は、その本体内に、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトが配されているといえる。

テ 上記エ、図1の図示内容及びターボ過給機の構造に関する技術常識から、ターボ過給機本体内に、タービンインペラが収容される収容空間が設けられているといえる。

ト 上記カの「タービンハウジング12は、カラー19でエンジン11の排気マニホールド26に流体連結され、」という記載事項、図1の図示内容及びターボ過給機の構造に関する技術常識から、前記収容空間に連通し、ターボ過給機本体外から流入する流体を収容空間に導く流入路があるといえる。

ナ 上記エないしカ、ク、図1ないし3の図示内容、ターボ過給機の構造に関する技術常識から、ウエイストポート16は、前記流入路と内部空間44を連通しているといえる。

ニ 上記カ並びに図2及び3の図示内容から、タービン出口ポート14が内部空間44とタービンインペラが収容される収容空間とを連通しているといえる。

ヌ 上記ク及びケ並びに図2及び3の図示内容から、タービン出口弁50と、ウエイスト弁52とがアーム42を挟んで一体形成され、該タービン出口弁50のシール面54の反対側の面と、該ウエイスト弁52のシール面56の反対側の面とが対向配置されて弁組立体24が構成されているといえる。

ネ 上記キ、セ及び技術常識から、アクチュエータ38を作動させる制御部があるといえる。

ノ 上記セ及びソから、前記制御部は、所定のエンジン動作時間の後、ロッド36の軸周りで弁組立体24を回転させてウエイストポート16の開度を調整しているといえる。このとき、弁組立体24の回転範囲は特定範囲内であるといえる。

ハ 上記サ及びシから、前記制御部は、エンジンが最初に始動されるとき、該弁組立体24を回転してタービン出口ポート14を閉じているといえる。このとき、弁組立体24は、前記特定範囲外まで回転しているといえる。


上記記載事項、認定事項及び図示内容を総合し、本願補正発明の記載ぶりに則って整理すると、引用文献には、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されている。
「ターボ過給機本体と、
前記ターボ過給機本体内に配され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトと、
前記ターボ過給機本体内に設けられ、前記タービンインペラが収容される収容空間と、
前記収容空間に連通し、前記ターボ過給機本体外から流入する流体を該収容空間に導く流入路と、
前記収容空間に対して前記流体の流通方向の下流側に連通し、前記タービンインペラを回転させた前記流体を、前記過給機本体から排出する内部空間44と、
前記流入路と、前記内部空間44とを連通するウエイストポート16と、
前記内部空間44と前記収容空間とを連通するタービン出口ポート14を開閉するタービン出口弁50と、前記ウエイストポート16を開閉するウエイスト弁52とがアーム42を挟んで一体形成され、該タービン出口弁50のシール面54の反対側の面と、該ウエイスト弁52のシール面56の反対側の面とが対向配置された弁組立体24と、
前記弁組立体24に連結されるロッド36と、
前記弁組立体24を前記ロッド36の軸周りに回転させるアクチュエータ38と、
前記アクチュエータ38を作動させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、
所定のエンジン動作時間の後、前記ロッド36の軸周りの特定範囲内で前記弁組立体24を回転させて前記ウエイストポート16の開度を調整し、エンジンが最初に始動されるとき、該弁組立体24を該特定範囲外まで回転して前記タービン出口ポート14を閉じるターボ過給機。」


3 対比
本願補正発明と引用発明とを対比すると、引用発明の「ターボ過給機」は、その機能、構成及び技術的意義からみて、本願補正発明の「過給機」に相当し、以下同様に、「内部空間44」は「排気流路」に、「ウエイストポート16」は「バイパス流路」に、「前記内部空間44と前記収容空間とを連通するタービン出口ポート14」は「前記排気流路と前記収容空間との連通部」に、「タービン出口弁50」は「第1弁体」に、「ウエイスト弁52」は「第2弁体」に、「アーム42」は「取付板」に、「弁組立体24」は「弁体部」に、「ロッド36」は「ステム」に、「アクチュエータ38」は「アクチュエータ」にそれぞれ相当する。
また、引用発明の「所定のエンジン動作時間の後」は、本願明細書段落【0043】の「例えば、エンジン始動後の経過時間が、予め設定された時間を超えたこと、・・・などの特定条件を満たした状態では、」との記載を参酌すれば、本願補正発明の「特定条件を満たした状態では」に相当し、引用発明の「エンジンが最初に始動されるとき」は、本願明細書段落【0044】の「上記の特定条件を満たしていない状態、すなわち、コールドスタート時においては、」との記載を参酌すれば、本願補正発明の「該特定条件を満たしていない状態では」に相当する。

したがって、両者は、
「過給機本体と、
前記過給機本体内に配され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトと、
前記過給機本体内に設けられ、前記タービンインペラが収容される収容空間と、
前記収容空間に連通し、前記過給機本体外から流入する流体を該収容空間に導く流入路と、
前記収容空間に対して前記流体の流通方向の下流側に連通し、前記タービンインペラを回転させた前記流体を、前記過給機本体から排出する排気流路と、
前記流入路と、前記排気流路とを連通するバイパス流路と、
前記排気流路と前記収容空間との連通部を開閉する第1弁体と、前記バイパス流路を開閉する第2弁体とが取付板を挟んで一体形成された弁体部と、
前記弁体部に連結されるステムと、
前記弁体部を前記ステムの軸周りに回転させるアクチュエータと、
前記アクチュエータを作動させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、
特定条件を満たした状態では、前記ステムの軸周りの特定範囲内で前記弁体部を回転させて前記バイパス流路の開度を調整し、該特定条件を満たしていない状態では、該弁体部を該特定範囲外まで回転して前記排気流路を閉じる過給機。」
である点で一致し、以下の点で相違している。

〔相違点〕
弁体部に関して、本願補正発明においては「該第1弁体に形成され、該第2弁体に向かうほど小径となり、かつ該取付板まで伸びる第1テーパ面と、該第2弁体に形成され、該第1弁体に向かうほど小径となり、かつ該取付板まで延びる第2テーパ面とが対向配置され」ているのに対し、引用発明においては、「該タービン出口弁50のシール面54の反対側の面と、該ウエイスト弁52のシール面56の反対側の面とが対向配置され」ている点。

4 当審の判断
上記相違点について検討する。
円板状の機械部品において、中心部側から周縁側に向けて厚さを徐々に薄くして、すなわち、一方の面側から他方の面側に向かうほど小径となるようにテーパ面を形成して、強度と軽量化の両立を図ることは、例示するまでもなく、慣用的に行われている技術である。
また、過給機の弁体において、弁体のシール面とは反対側の面に、弁体のシール面側から、当該シール面とは反対側に向かうほど小径となるテーパ面を形成することは、周知の技術である(例えば、平成29年7月10日付け拒絶査定において引用された特開2010-14271号公報の段落【0015】及び【0016】並びに図6ないし8、10、12a、12b、同じく実願平4-40272号(実開平5-92417号)のCD-ROMの段落【0001】、【0002】、【0020】及び図5、特開2009-203835号公報の段落【0001】、【0051】及び図1を参照)。
引用発明において、上記慣用技術及び上記周知技術を参酌し、タービン出口弁50のシール面54の反対側の面及びウエイスト弁52のシール面56の反対側の面に、それぞれ、当該シール面とは反対側に向かうほど小径となるテーパ面を形成することは、当業者が容易になし得たことである。
そして、当該テーパ面を、アーム42まで延びる(伸びる)ように構成することは、スペースや周辺部品との配置関係などに応じて、当業者が適宜なし得る設計的事項である。
その結果、引用発明における弁組立体24は、タービン出口弁50に形成され、該ウエイスト弁52に向かうほど小径となり、かつアーム42まで伸びる第1テーパ面と、該ウエイスト弁52に形成され、該タービン出口弁50に向かうほど小径となり、かつ該アーム42まで延びる第2テーパ面とが対向配置された構成となることは明らかである。
よって、上記相違点に係る本願補正発明の構成は、引用発明に上記慣用技術及び上記周知技術を参酌することにより、当業者が容易になし得たことである。
そして、本願補正発明が奏する効果は、全体としてみて、引用発明並びに上記慣用技術及び上記周知技術から、当業者が予測できる範囲内のものであって、格別なものでない。

したがって、本願補正発明は、引用発明並びに上記慣用技術及び上記周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるので、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができない。

5 むすび
以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。


第3 本願発明について
1 本願発明
本件補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし3に係る発明は、平成29年5月19日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし3に記載されたとおりのものであると認められるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、前記「第2〔理由〕1」に補正前の請求項1として記載したとおりのものである。

2 原査定における拒絶の理由の概要
原査定における拒絶の理由の概要は次のとおりである。

(進歩性)本願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

記 (引用文献等については引用文献等一覧参照)

・請求項1
・引用文献等1-3
引用文献1には、「過給機本体と、前記過給機本体内に配され、一端にタービンインペラが設けられ、他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトと、前記過給機本体内に設けられ、前記タービンインペラが収容される収容空間と、前記収容空間に連通し、前記過給機本体外から流入する流体を該収容空間に導く流入路と、前記収容空間に対して前記流体の流通方向の下流側に連通し、前記タービンインペラを回転させた前記流体を、前記過給機本体から排出する排気流路と、前記流入路と、前記排気流路とを連通するバイパス流路と、前記排気流路と前記収容空間との連通部を開閉する第1弁体と、前記バイパス流路を開閉する第2弁体とが一体形成された弁体部と、前記弁体部に連結されるステムと、前記弁体部を前記ステムの軸周りに回転させるアクチュエータと、前記アクチュエータを作動させる制御部と、を備え、前記制御部は、特定条件を満たした状態では、前記ステムの軸周りの特定範囲内で前記弁体部を回転させて前記バイパス流路の開度を調整し、該特定条件を満たしていない状態では、該弁体部を該特定範囲外まで回転して前記排気流路を閉じることを特徴とする過給機」が開示されている(特に段落[0011]-[0027]、図1-3等参照)。
ここで、請求項1に係る発明と、引用文献1に記載の発明とを対比すると、両者は以下の点で相違する。
(相違点)
排気流路と収容空間との連通部を開閉する第1弁体と、バイパス流路を開閉する第2弁体について、請求項1に係る発明は、第1弁体に形成され、第2弁体に向かうほど小径となる第1テーパ面と、該第2弁体に形成され、該第1弁体に向かうほど小径となる第2テーパ面とが対向配置されているのに対して、引用文献1に記載の発明はそのような第1テーパ面及び第2テーパ面を有しない点。
以下で、上記相違点について検討する。
第1,2弁体からなる弁体部として、第1弁体に形成され、第2弁体に向かうほど小径となる第1テーパ面と、該第2弁体に形成され、該第1弁体に向かうほど小径となる第2テーパ面とが対向配置された弁体部は、周知技術である。したがって、引用文献1に記載の発明について、第1,2弁体を、上記した周知技術に係る構成を備えたものとすることは、単なる周知技術の変換に過ぎない。なお、当該周知技術について、必要であれば、下記文献2(特に、図6-8を参照)、3(特に、図5を参照)を参照されたい。

(請求項2及び3については省略)

<引用文献等一覧>
1.米国特許出願公開第2007/0089413号明細書
2.特開2010-14271号公報(周知技術を示す文献)
3.実願平4-40272号(実開平5-92417号)のCD-RO
M(周知技術を示す文献)


3 引用文献
原査定の拒絶の理由に引用した引用文献(原査定における引用文献1)、その記載事項、及び引用発明は、前記「第2〔理由〕2」に記載したとおりである。

4 対比及び当審の判断
本願発明は、前記「第2〔理由〕」で検討した本願補正発明における、第1弁体と第2弁体とが一体形成される点について「取付板を挟んで」との限定を省き、「第1テーパ面」について「取付板まで伸びる」との限定を省き、「第2テーパ面」について「取付板まで延びる」との限定を省いたものである。
そうしてみると、本願発明の発明特定事項をすべて含んだものに実質的に相当する本願補正発明が、前記「第2〔理由〕3及び4」に記載したとおり、引用発明並びに上記慣用技術及び上記周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、実質的に同様の理由により、引用発明並びに上記慣用技術及び上記周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものである。

5 まとめ
したがって、本願発明は、引用発明並びに上記慣用技術及び上記周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。


第4 むすび
以上のとおり、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから、本願の他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2018-07-19 
結審通知日 2018-07-24 
審決日 2018-08-06 
出願番号 特願2013-141813(P2013-141813)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (F02B)
P 1 8・ 121- Z (F02B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 齊藤 彬津田 健嗣  
特許庁審判長 金澤 俊郎
特許庁審判官 鈴木 充
粟倉 裕二
発明の名称 過給機  
代理人 特許業務法人青海特許事務所  

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