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審決分類 審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する C07D
審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する C07D
審判 訂正 特許請求の範囲の実質的変更 訂正する C07D
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する C07D
審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する C07D
管理番号 1349005
審判番号 訂正2018-390178  
総通号数 232 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-04-26 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2018-11-15 
確定日 2019-01-22 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6402259号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6402259号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項[21-33]について訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件訂正審判の請求に係る特許第6402259号発明(以下「本件特許」という。)は、2016年4月1日(優先権主張外国庁受理 2015年4月2日 (US)米国)を国際出願日とするものであって、その請求項1?33に係る発明について平成30年9月14日に特許権の設定登録がなされたものである。
そして、平成30年11月15日に本件訂正審判の請求がなされたものである(本件訂正審判に係る訂正を以下「本件訂正」ともいう)。

第2 請求の趣旨及び内容
本件訂正審判請求の趣旨は、「特許第6402259号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項21?33について訂正することを認める、との審決を求める。」というものであり、すなわち、本件特許に係る願書に添付した特許請求の範囲を下記訂正事項のとおりに訂正することを求めるというものである。

[訂正事項1]
特許請求の範囲の請求項21を削除する。

[訂正事項2]
特許請求の範囲の請求項22を削除する。

[訂正事項3]
特許請求の範囲の請求項23を削除する。

[訂正事項4]
特許請求の範囲の請求項24を削除する。

[訂正事項5]
特許請求の範囲の請求項25を削除する。

[訂正事項6]
特許請求の範囲の請求項26を削除する。

[訂正事項7]
特許請求の範囲の請求項27を削除する。

[訂正事項8]
特許請求の範囲の請求項28を削除する。

[訂正事項9]
特許請求の範囲の請求項29を削除する。

[訂正事項10]
特許請求の範囲の請求項30を削除する。

[訂正事項11]
特許請求の範囲の請求項31を削除する。

[訂正事項12]
特許請求の範囲の請求項32を削除する。

[訂正事項13]
特許請求の範囲の請求項33を削除する。

第3 当審の判断
1 訂正事項1について
(1)訂正の目的要件について
訂正事項1は、請求項21を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
訂正事項1?13に係る訂正前の請求項21?33について、請求項22?33は、請求項21を直接引用するかまたは間接的に引用している。
そして、訂正事項1?13によって、上記請求項21?33は訂正されるものである。
したがって、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であるか(新規事項の有無)について
訂正事項1は、上記のとおり請求項21を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
したがって、特許法第126条第5項の要件に適合する。

(4)実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否
訂正事項1は、上記のとおり請求項21を削除するものであるから、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないことは明らかである。
したがって、特許法第126条第6項の要件に適合する。

(5)訂正後の発明が特許出願の際に独立して特許を受けることができるものであるか(独立特許要件)について
訂正事項1は、上記のとおり請求項21を削除するものであるから、それによって特許要件を満たさなくなるものではないといえる。
したがって、特許法第126条第7項の要件に適合する。

(6)小括
以上のとおり、訂正事項1は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

2 訂正事項2について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項2は、請求項22を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項2は、上記のとおり請求項22を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項2は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

3 訂正事項3について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項3は、請求項23を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項3は、上記のとおり請求項23を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項3は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

4 訂正事項4について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項4は、請求項24を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項4は、上記のとおり請求項24を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項4は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

5 訂正事項5について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項5は、請求項25を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項5は、上記のとおり請求項25を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項5は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

6 訂正事項6について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項6は、請求項26を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項6は、上記のとおり請求項26を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項6は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

7 訂正事項7について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項7は、請求項27を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項7は、上記のとおり請求項27を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項7は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

8 訂正事項8について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項8は、請求項28を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項8は、上記のとおり請求項28を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項8は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

9 訂正事項9について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項9は、請求項29を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項9は、上記のとおり請求項29を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項9は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

10 訂正事項10について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項10は、請求項30を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項10は、上記のとおり請求項30を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項10は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

11 訂正事項11について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項11は、請求項31を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項11は、上記のとおり請求項31を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項11は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

12 訂正事項12について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項12は、請求項32を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項12は、上記のとおり請求項32を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項12は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

13 訂正事項13について
(1)訂正の目的要件の適否について
訂正事項13は、請求項33を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、特許法第126条第1項の要件に適合する。

(2)一群の請求項について
上記1(2)で述べたとおり、訂正前の請求項21?33は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項であり、本件訂正は、一群の請求項ごとにされたものである。

(3)新規事項の有無、実質上特許請求の範囲を拡張・変更の存否、独立特許要件の適否について
訂正事項13は、上記のとおり請求項33を削除するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内の訂正であることは明らかである。
また、実質上特許請求の範囲を拡張・変更するものでないこと、独立特許要件を満たすことも明らかである。
したがって、特許法第126条第5?7項の要件に適合する。

(4)小括
以上のとおり、訂正事項13は、特許法第126条第1,3,5?7項の要件に適合する。

第4 むすび
以上のとおり、訂正事項1?13に係る本件訂正は、特許法第126条第1項、第3号、第5号ないし第7号に規定する要件に適合するものであり、訂正後の請求項21?33について訂正することを認める。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(Ia)
【化94】

の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、式(Ia)において:
Aは、飽和または部分不飽和であり、そして1個?5個のR^(3)基で任意選択で置換されている、4員?7員の単環式ヘテロシクリルであり;
各R^(3)は独立して、C_(1?4)アルキル、ハロゲンおよびオキソからなる群より選択されるか;あるいは同じかまたは隣接する炭素原子に結合している2個のR^(3)は、スピロまたは縮合したC_(3?6)のシクロアルキルまたは4員?6員のヘテロシクリル環を形成し;
A’は、C_(3?7)の単環式シクロアルキルおよび4員?7員の単環式ヘテロシクリルからなる群より選択され;ここでC_(3?7)の単環式シクロアルキルおよび4員?7員の単環式ヘテロシクリルの各々は1個?5個のR^(4)基で任意選択で置換されており;
各R^(4)は独立して、C_(1?4)アルキル、ハロゲンおよびオキソからなる群より選択されるか;あるいは同じかまたは隣接する炭素原子に結合している2個のR^(4)は、スピロまたは縮合したC_(3?6)のシクロアルキルまたは4員?6員のヘテロシクリル環を形成し;
R^(1)は、1個?5個のR^(5)基で任意選択で置換されたフェニルであり;
各R^(5)は独立して、ハロゲンおよびC_(1?3)アルキルからなる群より選択され;そして
R^(2)は、H、C_(1?3)ハロアルキルおよびC_(1?4)アルキルからなる群より選択される、
化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Aは、飽和または部分不飽和であり、そして1個?5個のR^(3)基で任意選択で置換されている、5員または6員の単環式ヘテロシクリルである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Aは、オキサゾリジニル、ピペリジニル、3,4-不飽和ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロ-1,3-オキサジニルおよびチアゾリジニルからなる群より選択され;これらの各々は、1個?5個のR^(3)基で任意選択で置換されている、請求項1?2のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Aは、オキサゾリジニル、ピペリジニル、3,4-不飽和ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロ-1,3-オキサジニルおよびチアゾリジニルからなる群より選択され;これらの各々は、1個または2個のR^(3)基で任意選択で置換されており;ここでR^(3)は、C_(1?4)アルキルであるか;あるいは同じかまたは隣接する炭素原子に結合している2個のR^(3)は、スピロまたは縮合したC_(3?6)のシクロアルキルまたは4員?6員のヘテロシクリル環を形成する、請求項1?3のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Aは、オキサゾリジニル、ピペリジニル、3,4-不飽和ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロ-1,3-オキサジニルおよびチアゾリジニルからなる群より選択され;これらの各々は、メチルで任意選択で置換されている、請求項1?4のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
【化95】

は:
【化96】

からなる群より選択される、請求項1?5のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
【化97】

は:
【化98】

からなる群より選択される、請求項1?6のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
A’は、C_(5?6)の単環式シクロアルキルおよび5員?6員の単環式ヘテロシクリルからなる群より選択され;ここでC_(5?6)の単環式シクロアルキルおよび5員?6員の単環式ヘテロシクリルの各々は、1個?5個のR^(4)基で任意選択で置換されている、請求項1?7のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
A’は、シクロペンチル、テトラヒドロフラニル、シクロヘキシルおよびテトラヒドロピラニルからなる群より選択され;これらの各々は、1個?5個のR^(4)基で任意選択で置換されている、請求項1?8のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
A’は、シクロペンチル、テトラヒドロフラニル、シクロヘキシルおよびテトラヒドロピラニルからなる群より選択され;これらの各々は、1個または2個のR^(4)基で任意選択で置換されており、ここで各R^(4)は独立して、C_(1?4)アルキル、ハロゲンおよびオキソからなる群より選択されるか;あるいは同じかまたは隣接する炭素原子に結合している2個のR^(2)は、スピロまたは縮合したC_(3?6)のシクロアルキルまたは4員?6員のヘテロシクリル環を形成する、請求項1?9のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
A’は、シクロペンチル、テトラヒドロフラニル、シクロヘキシルおよびテトラヒドロピラニルからなる群より選択され;これらの各々は、C_(3?6)のシクロアルキル環と必要に応じて縮合している、請求項1?10のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
A’は、シクロペンチル、テトラヒドロフラニル、シクロヘキシルおよびテトラヒドロピラニルからなる群より選択され;これらの各々は、シクロプロピル基と必要に応じて縮合している、請求項1?11のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
R^(2)はHである、請求項1?12のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
【化99】

は:
【化100】

からなる群より選択される、請求項1?13のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
【化101】

は:
【化102】

からなる群より選択される、請求項1?13のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
【化103】

は:
【化104】

からなる群より選択される、請求項1?13のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
R^(1)は、2個または3個のR^(5)基で置換されたフェニルであり、ここで各R^(5)は独立して、ハロゲンおよびC_(1?3)アルキルからなる群より選択される、請求項1?16のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
R^(1)は、2個または3個のR^(5)基で置換されたフェニルであり、ここで各R^(5)は独立して、フルオロおよびクロロからなる群より選択される、請求項1?17のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
R^(1)は:
【化105】

からなる群より選択される、請求項1?18のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
【化106】

【化107】

からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
(削除)
【請求項22】
(削除)
【請求項23】
(削除)
【請求項24】
(削除)
【請求項25】
(削除)
【請求項26】
(削除)
【請求項27】
(削除)
【請求項28】
(削除)
【請求項29】
(削除)
【請求項30】
(削除)
【請求項31】
(削除)
【請求項32】
(削除)
【請求項33】
(削除)
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2018-12-19 
結審通知日 2018-12-21 
審決日 2019-01-11 
出願番号 特願2017-549768(P2017-549768)
審決分類 P 1 41・ 841- Y (C07D)
P 1 41・ 851- Y (C07D)
P 1 41・ 854- Y (C07D)
P 1 41・ 855- Y (C07D)
P 1 41・ 856- Y (C07D)
最終処分 成立  
前審関与審査官 安藤 倫世  
特許庁審判長 佐藤 健史
特許庁審判官 佐々木 秀次
瀬良 聡機
登録日 2018-09-14 
登録番号 特許第6402259号(P6402259)
発明の名称 多環式カルバモイルピリドン化合物およびそれらの薬学的使用  
代理人 森下 夏樹  
代理人 森下 夏樹  
代理人 山本 秀策  
代理人 山本 秀策  

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