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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 H01L
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H01L
管理番号 1350570
審判番号 不服2018-2769  
総通号数 233 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-05-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-02-27 
確定日 2019-05-07 
事件の表示 特願2013-204708「圧電素子および圧電アクチュエータ」拒絶査定不服審判事件〔平成26年10月23日出願公開,特開2014-199903,請求項の数(5)〕について,次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は,特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は,平成25年9月30日(優先権主張 平成25年3月11日。以下「本願優先日」という。)に特許出願したものであって,その手続の経緯は,概略,以下のとおりである。
平成29年 6月19日:拒絶理由通知(起案日)
平成29年 8月24日:意見書
平成29年 8月24日:手続補正書
平成29年11月30日:拒絶査定(起案日)(以下「原査定」という。)
平成30年 2月27日:手続補正書
平成30年 2月27日:審判請求
平成30年12月 6日:拒絶理由通知(起案日)
平成30年12月 6日:平成30年2月27日の手続補正についての補正の却下の決定(起案日)
平成31年 1月23日:意見書
平成31年 1月23日:手続補正書(以下,この手続補正書による手続補正を「本件補正」という。)

第2 原査定の概要
原査定の概要は次のとおりである。
本願請求項1ないし4に係る発明は,本願優先日前に頒布された以下の引用文献A,B,Dに基づいて,本願優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであり,本願請求項5に係る発明は,本願優先日前に頒布された以下の引用文献AないしDに基づいて,本願優先日前に当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
A.特開2009-130151号公報
B.特開2000-236123号公報
C.特開昭62-291080号公報
D.特開2002-50418号公報

第3 当審拒絶理由の概要
平成30年12月6日付け拒絶理由通知(以下「当審拒絶理由」という。)の概要は次のとおりである。
1 この出願は,請求項1ないし5に係る特許請求の範囲の記載が,特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていない。
2 本願請求項1に係る発明は,本願優先日前に頒布された以下の引用文献1に記載された発明に基づいて,本願優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであり,本願請求項2,4,5に係る発明は,本願優先日前に頒布された以下の引用文献1および2に記載された発明に基づいて,本願優先日前に当業者が容易に発明をすることができたものであり,本願請求項3,4に係る発明は,本願優先日前に頒布された以下の引用文献3および1に記載された発明に基づいて,本願優先日前に当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.特開平4-116990号公報
2.特開2012-209427号公報
3.特開2000-236123号公報(拒絶査定時の引用文献B)

第4 本願発明
1 本願請求項1ないし5に係る発明(以下,それぞれ「本願発明1」ないし「本願発明5」という。)は,平成31年1月23日付けの手続補正書で補正された特許請求の範囲の請求項1ないし5に記載された事項により特定される発明であり,本願発明1は以下のとおりの発明である。
「【請求項1】
圧電アクチュエータ用または圧電トランス用の圧電素子であって,
圧電体層および前記圧電体層を介して交互に積層された内部電極を有し,環状に形成された素子本体と,
前記素子本体の外側面に設けられ,前記内部電極と接続された外部電極と,を備え,
前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成され,
前記凹形状は角のない形状であることを特徴としている圧電素子。」
2 なお,本願発明2ないし5の概要は以下のとおりである。
(1)本願発明2および3は,本願発明1を減縮した発明である。
(2)本願発明4は本願発明2または3を減縮した発明である。
(3)本願発明5は本願発明2を減縮した発明である。

第5 引用文献,引用発明等
1 引用文献1について
(1)引用文献1の記載
当審拒絶理由に引用された引用文献1(特開平4-116990号公報,平成4年4月17日出願公開)には,図面とともに次の事項が記載されている(下線は当審で付した。以下,同じ。)。
「[産業上の利用分野]
本発明は,各種アクチュエータとして用いる圧電積層体に関する。
[従来の技術]
積層体の中央に円形の開口を設け,この開口から外部電極を取出すタイプの圧電積層体がある。この圧電積層体は,中央に真円の開口を有する圧電板と,この圧電板の中央開口より若干大きい開口を有する電極板とを交互に積層し,この開口内より外部外部電源に接続用の電極およびリード線を取出す構成の圧電積層体が知られている(実開昭61-98217号公報)。」
(第1ページ左下欄第20行目ないし第1ページ右下欄第11行目)

「[発明が解決しようとする課題]
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので,中央部に開口をもつ圧電積層体の芯ずれ防止,積層体の変形防止,圧電積層体の使用時の放電を防止した圧電積層体とすることを目的とする。」
(第2ページ左上欄第8行目ないし第12行目)

「[作用]
本発明の圧電積層体は,積層体の中心孔内に支柱状の芯出し部材が挿入されて固定されている。
この芯出し部材により積層される圧電板と電極板の位置決めがなされ,積層後の積層体の変形やねじれが防止できる。すなわち,圧電板,電極板の開口周縁面が一対の芯出し部材の外周面と当接して周方向および径方向の移動を規制することができるので積層体の変形が防止できる。
また電極板と圧電板の開口の形状を異にするので,圧電板の長径と短径との差の部分に絶縁部を設けることができる。そのため電極層と取出し電極との間に絶縁部分が存在でき両者の間での短絡が防げ中心孔内での放電が防止できる。
また芯出し部材は,絶縁部材で形成されているので積層された圧電板と電極板とに当接していても漏電することはない。」
(第2ページ右下欄第20行目ないし第3ページ左上欄第16行目)

「[実施例]
以下実施例により具体的に説明する。
本実施例の圧電積層体は,第2図の断面模式図に示すように,圧電板1と電極板2とが交互に積層された中心孔6をもつ積層体5と,中心孔内に支柱状に保持された芯出し部材3と,から構成され,積層体5の上下両端には芯出し部材3が係止されている基板4をもち中心孔内は樹脂のモールド材が充填されて形成されている。
積層体5は,第3図に示す圧電板1と第4図に示す電極板2とが交互に複数枚積層されて構成されている。
そして第5図に示すように電極板2の同極同士の突起22を接合して一対の電極24が形成され,芯出し部材3で固定されている。
圧電板1は第3図の平面図に示すように,中心部に楕円形の異形穴開口11が設けられたPZTで形成されている。この圧電板1の表裏両面には,異形穴11の長径を直径とする真円の外周側と,圧電板1の外径の寸法よりわずかに小さい外径の内側との範囲内に銀ペーストの電極層13が印刷されている。したがって,圧電板1の異形穴11の短径側には電極層13が形成されていない絶縁部位12が存在する。この絶縁部位12は,電極板2の突起22が接合される部位となるので絶縁部位12の存在により放電が抑制できる。また,この程度であれば電極層の面積が小さくなっても特に問題となる量ではない。
電極板2は第4図に示すように,圧電板1の異形穴11の長径と同じ直径の真円状の開口23を有し,圧電板1上に積層した時に同極の電極板2同士を中心孔内で接合溶接される突起22が開口の一周縁部に形成され,圧電板1の外径よりわずかに小さな外径寸法の銅板で形成されている。
芯出し部材3は,その側面が圧電板1の異形穴11の長径側に当接して圧電板1の位置決めしてその移動を規制できる形状の曲面をもつ一対の支柱である。電極板2の開口も同様に突起22のない部分で当接し芯出し部材3で位置決めされ移動を規制される。なお,芯出し部材3が断面H型の形状の場合は,電極板2の突起22が折曲げられ接合電極24を形成しやすくできる。
この圧電積層体の組付けは第1図の斜視図に示すように,圧電板1の穴11の長径と同じ距離にセットされた一対の芯出し部材3に,電極板2の突起22が圧電板1の短径の両端に交互にくる様に電極板2と圧電板1とを交互に積層する。芯出し部材3で圧電板1と電極板2は位置決めされて固定される。なおこのとき電極板1の突起22は,第5図の断面模式図に示す様に同極同士が折曲げられ接合溶接されて取出し電極24を形成する。
この様にして所定の枚数の圧電板1と電極板2とを積層した積層体5は,圧電板1の異形穴11の絶縁部分12に電極板2の突起22で形成された取出し電極が位置するので電極層13との絶縁距離が確保されている。また芯出し部材3は樹脂やセラミックスなどの絶縁性の部材で形成されているのでここでの放電は抑制されている。
なお,この積層体5は横方向の剛性を上げるために上下の厚い絶縁性の基板4に保持されている。積層が終了した後,中心孔内にモールド材を注入して圧電積層体とする。
以上の様な構成の圧電積層体により,組付けた時の芯ずれが皆無となり,また圧電積層体中の芯出し部材3により作動時の圧電板1と電極板2のずれを防止することができる。
他の実施例として圧電板1として第6図に示す様な異形形状としてもよい。さらに第7図に示すような異形形状としても位置決めをおこなうことができる。この場合は,芯出し部材3の外周面が圧電板1の異形穴開口の曲面と一致しておればよい。」
(第3ページ左上欄第17行目ないし第4ページ左上欄第8行目)

また,引用文献1の第1,2,5,6図から以下のアないしウの事項が見て取れる。
ア 第1図,第2図から,圧電板と電極板とで構成された積層体が環状に形成されていることが見て取れる。
イ 第5図から,取出し電極が積層体の異形穴開口内の内側面に形成されていることが見て取れる。
ウ 第6図から,圧電板の異形穴開口は,断面が円に凹形状を二つ設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状であることが見て取れる。

(2)引用発明
上記(1)の記載,及び,上記(1)アないしウから,引用文献1には,次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。
「各種アクチュエータとして用いる圧電積層体であって,
圧電積層体は,圧電板と電極板とが交互に複数枚積層された中心孔をもつ環状の積層体と,中心孔内に支柱状に保持された芯出し部材と,から構成され,
圧電板は中心部に中心孔である異形穴開口が設けられたPZTで形成され,この圧電板の表裏両面には,銀ペーストの電極層が印刷され,
電極板の同極同士の突起を接合して異形穴開口内の内側面に一対の電極が形成され,ここで電極板の突起は,同極同士が折曲げられ接合溶接されて,取出し電極を形成しており,
圧電板の異形穴開口の断面は,円に凹形状を二つ設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状であり,
圧電板,電極板の開口周縁面が一対の芯出し部材の外周面と当接して周方向および径方向の移動を規制することができる圧電積層体。」

2 引用文献Aについて
(1)引用文献Aの記載
拒絶査定に引用された引用文献A(特開2009-130151号公報,平成21年6月11日出願公開)には,図面とともに以下の記載がある。
「【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,電圧を加えて変位または力を生じさせる積層型圧電アクチュエータに係り,特に,積層型圧電アクチュエータの構造に関する。
【背景技術】
<<途中省略>>
【0006】
図4は,従来の積層型圧電アクチュエータ素子の積層方向に貫通穴を有する積層体の斜視図である。図4の積層体401は,図3の積層体301の積層方向に貫通穴406を機械加工により設けている。この貫通穴406は,例えば,特許文献2の図1や図3に示すように,ハーフミラーを貫通穴406の入り口と出口に取り付けて,光を通過させるために必要となっている。この貫通穴を有する積層圧電アクチュエータ素子は,このような光の入出力の位相変調用等の他,精密分注器等と,精密制御用の応用部品としての利用が拡がりつつある。
<<途中省略>>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この貫通穴を有する積層圧電アクチュエータ素子の積層体の貫通穴側面には,外側面と同様に内部電極層が露出するが,従来は,図4の積層体の積層方向の一側面で内部電極層303を被覆するようなガラス絶縁層305による絶縁はなされていない。従って,外側面のガラス絶縁層と比較すると内側面は絶縁性が低い。
【0009】
また,積層体の外側面にはガラス絶縁層で被覆されているのに対し,積層体の貫通穴側面にはガラス絶縁層での被覆がないために,長期に渡る繰り返し使用により貫通穴の入り口面と出口面の平行度が悪くなったり,駆動による変位量に片よりが起こると,例えば,積層体の端面にハーフミラーを取り付けた場合,ハーフミラーの角度調整にずれが生じ,光伝送機能が損なわれるなどの問題があった。
【0010】
本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,積層型圧電アクチュエータ素子に貫通穴を有する積層圧電アクチュエータであって,積層体の貫通穴側面の絶縁性を高めると供に,積層体の貫通穴の入り口面と出口面の平行度が高く,劣化の少ない積層型圧電アクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は,複数枚の圧電セラミックス層と内部電極層とを交互に積層した積層体を有する積層型圧電アクチュエータであって,前記積層体には前記積層体自体に前記積層体の積層方向に平行な貫通穴を有し,前記貫通穴の側面に露出する前記内部電極層が絶縁層で覆われたことを特徴とする積層型圧電アクチュエータである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば,積層型圧電アクチュエータ素子に貫通穴を有する積層圧電アクチュエータであって,積層体の貫通穴側面の絶縁性が高く,積層体の貫通穴の入り口面と出口面の平行度が高く,劣化が少ない積層型圧電アクチュエータを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下,図面に基づいて本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0014】
図1は,本発明の実施の形態に係る積層型圧電アクチュエータ素子の斜視図である。積層体1は,圧電セラミックス層2と内部電極層3が交互に積層される。これらの圧電セラミックス層2と内部電極層3は,図1に示すように,積層体1の側面に内部電極層3が露出するように積層される。積層型圧電アクチュエータ素子の上下面の平行度を保ったまま変位させるためには,不感帯を設けないで済む全面電極構造の方が望ましい。
【0015】
内部電極層3は交互に別の外部電極4に接続され,対向電極構造となっている。内部電極層3が対向電極構造となるように,積層体1の一側面では,従来例である図3と同様に,内部電極層3が一層おきにガラス絶縁層5の被覆にて絶縁され,その絶縁された内部電極層3とそれ以外の露出された内部電極層3上に印刷および焼付けにより外部電極4が取り付けられる。
【0016】
また,同様に他方の側面においても,内部電極層3が一層おきにガラス絶縁層5の被覆にて絶縁され,その絶縁された内部電極層3とそれ以外の露出された内部電極層3上に印刷および焼付けにより外部電極4が取り付けられる。積層体1は,積層体1の積層方向に貫通穴6が機械加工等により設けられる。また,外部電極を取り付けない側面も内部電極層3が露出したままであると,積層方向に隣り合う内部電極層3とで絶縁不良等を起こす可能性があるため,内部電極層3は絶縁被膜にて覆われる。積層型圧電アクチュエータ素子の利用方法によっては,積層体1の貫通穴6の入り口面と出口面にハーフミラー9を取り付けて積層型圧電アクチュエータとする。
<<途中省略>>
【0018】
図2は,本発明の実施の形態に係る積層型圧電アクチュエータ素子のA-A断面図である。この積層型圧電アクチュエータ素子の積層体1の貫通穴6の側面に露出している内部電極層3を,電気泳動法等の電気的な手法を用いて,ガラス材や電着樹脂等のガラス絶縁層5にて被覆する。電気的な手法を用いると,圧電セラミックス層2はガラス絶縁層5に被覆されず,内部電極層3の露出部近傍のみがガラス絶縁層5により被覆されるようにできる。このようにすると,全面被膜しないのでガラス絶縁層5により変位が拘束されることが少なく,変位の片よりの恐れも少ない。貫通穴6が設けられた積層体1の内側面に露出した内部電極層3をガラス絶縁層5で全て被覆するため,積層体1の内側面である貫通穴6の側面での絶縁性が高く,積層体の貫通穴の入り口面と出口面の平行度が高い積層型圧電アクチュエータ素子を提供することができる。
<<途中省略>>
【0024】
以上,積層型圧電アクチュエータ素子の積層体の主な作製方法について説明したが,係る例にのみ限定されるものではない。また,図面を参照しながら,本発明に係る積層型圧電アクチュエータの好適な実施の形態について説明したが,本発明は,係る例にのみ限定されるものではなく,例えば,貫通穴の断面形状は,円形状,楕円形状,方形状,多角形状等の空洞部を有する積層型圧電アクチュエータであっても,本実施の形態と同様の効果を有する。」

(2)引用発明A
上記(1)の記載から,引用文献Aには,次の発明(以下「引用発明A」という。)が記載されているものと認められる。
「電圧を加えて変位または力を生じさせる積層型圧電アクチュエータであって,
積層体1は,圧電セラミックス層2と内部電極層3が交互に積層され,これらの圧電セラミックス層2と内部電極層3は,積層体1の側面に内部電極層3が露出するように積層され,
内部電極層3は交互に別の外部電極4に接続され,対向電極構造となっており,内部電極層3が対向電極構造となるように,積層体1の一側面では,内部電極層3が一層おきにガラス絶縁層5の被覆にて絶縁され,その絶縁された内部電極層3とそれ以外の露出された内部電極層3上に印刷および焼付けにより外部電極4が取り付けられ,
他方の側面においても,内部電極層3が一層おきにガラス絶縁層5の被覆にて絶縁され,その絶縁された内部電極層3とそれ以外の露出された内部電極層3上に印刷および焼付けにより外部電極4が取り付けられ,
積層体1は,積層体1の積層方向に貫通穴6が機械加工等により設けられ,
外部電極を取り付けない側面も内部電極層3が露出したままであると,積層方向に隣り合う内部電極層3とで絶縁不良等を起こす可能性があるため,内部電極層3は絶縁被膜にて覆われ,
この積層型圧電アクチュエータ素子の積層体1の貫通穴6の側面に露出している内部電極層3を,電気泳動法等の電気的な手法を用いて,ガラス材や電着樹脂等のガラス絶縁層5にて被覆し,
ここで貫通穴の断面形状は,円形状,楕円形状,方形状,多角形状等の空洞部を有する積層型圧電アクチュエータであっても,本実施の形態と同様の効果を有する,
積層型圧電アクチュエータ。」

3 その他の引用文献について
(1)引用文献2について
当審拒絶理由に引用された引用文献2(特開2012-209427号公報,平成24年10月25日出願公開)には,図面とともに以下の記載がある。
「【0016】
(圧電アクチュエータの構造)
図1は,圧電アクチュエータ100を示す側面図である。圧電アクチュエータ100は,複数の圧電素子110,リード部材120で構成され,リード部材120を介して外部電極115に電圧の印加により伸縮する。複数の圧電素子110は,圧電素子110同士が端面で接着されることで互いに直列(電圧印加による伸縮方向)に連結されている。圧電アクチュエータ100の先端には,半球状のチップ130が設けられており,底部は座140に接着されている。
【0017】
図2は,圧電素子110を示す側面図である。圧電素子110は,圧電層111と内部電極112とが交互に積層されている。また,圧電素子110の側面には内部電極112に接続された外部電極115が設けられている。圧電層111は,たとえばPZT等の圧電材料で構成されている。内部電極112は,Ag/Pd等で構成されている。」

(2)引用文献3(引用文献B)について
当審拒絶理由に引用された引用文献3(拒絶査定に引用された引用文献B)(特開2000-236123号公報,平成12年8月29日出願公開)には,図面とともに以下の記載がある。
「【0056】(実施の形態3)図5は本発明の実施形態3に係る圧電トランスの斜視図であり,図3に示した実施形態2における圧電トランス10_(2)と対応する部分については,同一の符号を付す。
【0057】この実施形態3の圧電トランス10_(3)は,昇圧用のもので,駆動部11_(2)と発電部14_(2)とを有し,両者11_(2),14_(2)が絶縁層18を介して上下に重ね合わされて一体的に接合されている。しかも,この実施形態3では,駆動部11_(2),絶縁層18,および発電部14_(2)の中央がいずれも円形の同軸状に打ち抜いて上下に貫通する貫通孔20が形成されている。
【0058】したがって,発電部14_(2)は,実施形態2の場合と同様な構成となっており,リング状の圧電体15の内周面と外周面とにそれぞれ出力電極となる電極17_(a),17_(b)が形成されている。
【0059】一方,駆動部11_(2)は,圧電体21と電極19_(a),19_(b)とが交互に積層された構造となっており,さらに,一方の電極19_(a)は一層おきに圧電体21の内周面側で互いに接続され,また,他方の電極19_(b)は一層おきに圧電体21の外周面側で互いに接続されている。そして,各電極19_(a),19_(b)が入力電極とされる。
【0060】この実施形態3の場合も,図5および図6に示すように,駆動部11_(2)の圧電体12は厚み方向に,発電部14_(2)の圧電体15は径方向にそれぞれ分極されている。特に,駆動部11_(2)については,電極19_(a),19_(b)を介して隣接する圧電体同士が互いに逆向きに分極されている。図5および図6中の矢印は各分極軸の方向を表している。」

(3)引用文献Cについて
拒絶査定に引用された引用文献C(特開昭62-291080号公報,昭和62年12月17日出願公開)には,図面とともに以下の記載がある。
「〔問題点を解決するための手段〕
第1の発明によれば,圧電セラミックスのグリーンシートの表面に電極を形成し,それを複数枚積み重ねた後焼成して得られた積層体の側面に,該シート上の電極が交互に電気接続されるように,絶縁層及び導体層を形成することにより一つの圧電素子ユニットが構成され,複数の圧電素子ユニットが縦に一体連結され,各圧電素子ユニット間の電気接続のための導体手段を具備した電歪素子が提供される。」(第2ページ右上欄第4行目ないし第13行目)
「圧電素子は,第1図(a)に示すように複数(例えば3個)の圧電素子ユニット40aを縦に一体連結することにより構成される。」(第3ページ左上欄第13行目ないし第15行目)

(4)引用文献Dについて
拒絶査定に引用された引用文献D(特開2002-50418号公報,平成14年2月15日出願公開)には,図面とともに以下の記載がある。
「【0010】上記で述べたように,本発明の給電端子としては,セラミックス部品に一部埋設された部分の給電端子の垂直方向に対する断面を真円でない構造とする給電端子とした(請求項1)。セラミックスに埋設された部分の巣直方向に対する断面を真円としないので,その部分が回り止めとなり,回転の負荷がかかっても給電端子が回転することはない。その真円でない形状としては,例えば,長円柱形状,四角柱形状,半円柱形状,キー付き円柱形状などを挙げることができる」
「【0021】(実施例1)
(1)給電端子とそれを有したセラミックス部品の作製
用いる給電端子としては,その材質をニッケルとし,セラミックスに埋設される下部の部分では,その部分を実施例1では,図1に示す長円柱状(数値の単位はmm,以下同じ)とし,実施例2では,図2に示す四角状とし,実施例3では,図3に示す半円柱状とし,実施例4では,図4に示すキー付き円柱状とし,セラミックスから突き出る上部の部分では,その部分を外部電極との接続を想定して各々の図で示されるようにネジの付いた円柱状とした給電端子を作製した。
【0022】一方,電極を埋設したセラミックスは,基材を窒化アルミニウムとし,電極をタングステンとして作製した。電極は基材表面から6mmの深さに埋設した。その電極を埋設したセラミックスの電極の上部を電極が露出するまで実施例1では,図1に示す給電端子の下部の形状に合わせて,実施例2では,図2に示す給電端子の下部の形状に合わせて,実施例3では,図3に示す給電端子の下部の形状に合わせて,実施例4では,図4に示す給電端子の下部形状に合わせて機械加工で穴を開けた。次いで,その穴の内面にチタン粉末を加えた銀-銅粉末からなるロウ材のペーストを塗布した後,給電端子の下部を嵌め込み,それを加熱処理して給電端子と電極とをロウ付けすると同時に給電端子を固定し,給電端子を有したセラミックス部品を作製した。」

第6 対比・判断
1 本願発明1について
(1)引用文献1を主引例とした対比・判断
ア 対比
本願発明1(上記第4の1)と,引用発明(上記第5の1(2))とを対比すると,以下のとおりとなる。
(ア)引用発明の「圧電板」は本願発明1の「圧電体層」に相当する。
(イ)引用発明の「圧電板」の表裏両面に印刷された「銀ペーストの電極層」及び「電極板」は,「圧電板」を介して交互に積層されものであるので,本願発明1の「内部電極」に相当する。
(ウ)上記(ア),(イ)より,引用発明の「圧電板と電極板とが交互に複数枚積層された中心孔をもつ環状の積層体」は,本願発明1の「素子本体」に相当する。
(エ)内側面は「側面」の一種といえる。さらに,引用発明の「取出し電極」は「積層体」の内側面に形成され,「電極板」に接続されているものであるので,本願発明1の「前記素子本体の外側面に設けられ,前記内部電極と接続された外部電極」とは,「前記素子本体の」「側面に設けられ,前記内部電極と接続された外部電極」という点で共通する。
(オ)引用発明の「異形穴」は,積層体の中心に形成され,断面が円に凹形状が二つ設けられた形状であり,凹形状は角のない形状であり,さらに,当該凹部により周方向の移動が規制されていることから,本願発明1の「前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状であること」とは,「前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が」円に「回り止めの凹形状を」「設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状である」という点で共通する。
(カ)上記(ア)ないし(オ)より,引用発明の「各種アクチュエータとして用いる圧電積層体」は,本願発明1の「圧電アクチュエータ用または圧電トランス用の圧電素子」に相当する。

したがって,本願発明1と,引用発明とは,以下の点で一致し,相違する。
<一致点>
「圧電アクチュエータ用または圧電トランス用の圧電素子であって,
圧電体層および前記圧電体層を介して交互に積層された内部電極を有し,環状に形成された素子本体と,
前記素子本体の側面に設けられ,前記内部電極と接続された外部電極と,を備え,
前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が円に回り止めの凹形状を設けた形状に形成され,
前記凹形状は角のない形状であることを特徴としている圧電素子。」

<相違点>
・相違点1:本願発明1においては,「外部電極」は「素子本体の外側面に設けられ」ているのに対して,引用発明においては,取出し電極は積層体の内側面に形成されている点。
・相違点2:本願発明1においては,貫通孔は,断面が「正円」に回り止めの凹形状を「一つだけ」設けた形状と特定されているのに対して,引用発明においては,異形穴の断面が円ではあるものの,「正円」であるか明らかでなく,また,凹形状が「二つ」設けられた形状である点。

イ 相違点についての判断
上記相違点について,判断する。
・相違点2について
事案に鑑み,上記相違点2について,まず検討をする。
(ア)引用文献1においては,「中央部に開口をもつ圧電積層体の芯ずれ防止,積層体の変形防止,圧電積層体の使用時の放電を防止した圧電積層体とすることを目的とする」(第2ページ左上欄第10行目ないし第12行目)とその発明の課題が記載されている。

(イ)また,引用文献1においては,上記(ア)の課題を解決するために「中心孔内に支柱状に保持された芯出し部材」を備え,「圧電板,電極板の開口周縁面が一対の芯出し部材の外周面と当接して周方向および径方向の移動を規制すること」により,引用文献1に記載の発明は「本発明の圧電積層体は,積層体の中心孔内に支柱状の芯出し部材が挿入されて固定されている。この芯出し部材により積層される圧電板と電極板の位置決めがなされ,積層後の積層体の変形やねじれが防止できる。すなわち,圧電板,電極板の開口周縁面が一対の芯出し部材の外周面と当接して周方向および径方向の移動を規制することができるので積層体の変形が防止できる。」(第3ページ左上欄第1行目ないし第13行目)という作用を奏するものと認められる。

(ウ)そして,引用文献1の「さらに第7図に示すような異形形状としても位置決めをおこなうことができる。この場合は,芯出し部材3の外周面が圧電板1の異形穴開口の曲面と一致しておればよい。」(第4ページ左上欄第4行目ないし第8行目)との記載,および第6図の図面(上記第5の1(1)ウ)から,引用文献1における,二つ設けられた「凹形状」は,それぞれ,上記(イ)の「一対の芯出し部材」の外周面のそれぞれと当接することにより「周方向および径方向の移動を規制することができるので積層体の変形が防止できる」ものであると認められるところ,芯出し部材の一対のそれぞれに対応する,一対である二つの凹形状を,一つの凹形状と変更し,「断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状」とすることは,「周方向および径方向の移動を規制する」という引用文献1の作用(上記(イ))に反し,引用文献1の「芯ずれ防止,積層体の変形防止」という課題に反するものである。

(エ)すなわち,引用発明において,「圧電板の異形穴開口の断面」を,「円に凹形状を二つ設けた形状」から,「断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状」に設計変更することに阻害要因が存在すると言える。
また,引用文献2,3や,引用文献A,C,Dの記載を検討しても,上記技術的事項が周知な設計変更とも認められない。

(オ)してみれば,引用発明において,本願発明1のように「前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成」することは,当業者が容易になし得たこととはいえない。

(カ)そして,本願発明1は,上記相違点2に係る構成を備えることによって,本願の発明の詳細な説明に記載された,「貫通孔をこのような形状にすることで圧電素子の回転位置が唯一つに決まる。」という利点(本願明細書段落【0044】)を有するという顕著な効果を奏するものと認められる。

したがって,本願発明1は,相違点1についての判断をするまでもなく,引用発明,引用文献2,3,A,C,Dに記載された技術的事項に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

(2)引用文献Aを主引例とした対比・判断
ア 対比
本願発明1(上記第4の1)と,引用発明A(上記第5の2(2))とを対比すると,以下のとおりとなる。
(ア)引用発明Aの「圧電セラミックス層2」,「内部電極層3」はそれぞれ,本願発明1の「圧電体層」,「内部電極」に相当するので,引用発明Aの「積層体1」は,本願発明1の「圧電体層および前記圧電体層を介して交互に積層された内部電極を有し,環状に形成された素子本体」とは,「圧電体層および前記圧電体層を介して交互に積層された内部電極を有」する「素子本体」という点で共通する。
(イ)引用発明Aの「外部電極4」は,本願発明1の「外部電極」に相当する。
(ウ)引用発明Aの「貫通穴」の「断面形状は,円形状」「の空洞部を有する」ものであり,「積層体1の積層方向に」「設けられ」ているものであるので,本願発明1の「前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成され」ることとは,「前記素子本体」「に設けられた貫通孔は,断面が」円の「形状に形成され」るという点で共通する。
(エ)上記(ア)ないし(ウ)より,引用発明Aの「電圧を加えて変位または力を生じさせる積層型圧電アクチュエータ」は,本願発明1の「圧電アクチュエータ用または圧電トランス用の圧電素子」に相当する。

したがって,本願発明1と,引用発明Aとは,以下の点で一致し,相違する。
<一致点>
「圧電アクチュエータ用または圧電トランス用の圧電素子であって,
圧電体層および前記圧電体層を介して交互に積層された内部電極を有する素子本体と,
前記素子本体の外側面に設けられ,前記内部電極と接続された外部電極と,を備え,
前記素子本体に設けられた貫通孔は,断面が円の形状に形成されることを特徴としている圧電素子。」
<相違点>
・相違点1:本願発明1においては,「素子本体」は「環状に形成され」ているのに対して,引用発明Aにおいては,「積層体1」は環状に形成されてはいない点。
・相違点2:本願発明1においては,「素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状である」のに対して,引用発明Aにおいては,「貫通穴」は積層体1の「中央」に設けられているのか特定されておらず,また,その断面の形状が「正円」であるのか特定されておらず,また,「角のない形状である」「回り止めの凹形状を一つだけ設け」てはいない点。

イ 相違点についての判断
上記相違点について,判断する。
・相違点2について
事案に鑑み,上記相違点2について,まず検討をする。
(ア)引用発明Aにおける「貫通穴」は,その段落【0006】に記載されているように「この貫通穴406は,例えば,特許文献2の図1や図3に示すように,ハーフミラーを貫通穴406の入り口と出口に取り付けて,光を通過させるために必要となっている。」ものであり,「この貫通穴を有する積層圧電アクチュエータ素子は,このような光の入出力の位相変調用等の他,精密分注器等と,精密制御用の応用部品としての利用が拡がりつつある。」というものである。

(イ)してみれば,引用発明Aにおいて,「貫通孔」に,「角のない形状である」「回り止めの凹形状を一つだけ設け」る動機を見い出すことはできない。

(ウ)すなわち,引用発明Aにおいて,本願発明1のように「素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状である」ようにすることは,当業者が容易になし得たこととはいえない。

(エ)そして,本願発明1は,上記相違点2に係る構成を備えることによって,上記(1)イ(カ)の利点を有するという顕著な効果を奏するものと認められる。

したがって,本願発明1は,相違点1についての判断をするまでもなく,引用発明A,引用文献1ないし3,C,Dに記載された技術的事項に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

2 本願発明2ないし5について
本願の請求項2ないし5は直接または間接に請求項1を引用するものであり(上記第4の2),本願発明1の発明特定事項を全て含むから,本願発明2ないし5もまた,本願発明1と同じ理由により,引用発明,引用文献2,3,A,C,Dに記載された技術的事項に基づいて,または,引用発明A,引用文献1ないし3,C,Dに記載された技術的事項に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

第7 当審拒絶理由について
1 特許法第36条第6項第1号(サポート要件)について
当審では,当審拒絶理由において特許請求の範囲の請求項1ないし5の記載が,明細書のサポート要件に適合しない旨の拒絶の理由を通知しているが,本件補正により,「前記素子本体の外側面に設けられ,前記内部電極と接続された外部電極と,を備え,前記素子本体の中央に設けられた貫通孔は,断面が正円に回り止めの凹形状を一つだけ設けた形状に形成され,前記凹形状は角のない形状である」と補正された結果,この拒絶の理由は解消した。
2 特許法第29条第2項(進歩性)について
当審では,当審拒絶理由において,本願発明1ないし5は上記引用文献1ないし3に記載された発明に基づいて,本願優先日前に当業者が容易に発明をすることができたものである旨の拒絶の理由を通知しているが,本件補正により,この拒絶の理由は解消した。

第8 原査定についての判断
原査定は,請求項1ないし5について,上記引用文献AないしDに基づいて,当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないというものである。
しかしながら,本件補正後の請求項1ないし5はそれぞれ,上記第6の1(2)にて検討したように,引用文献Aに記載された発明および,引用文献1,2,BないしDに記載された技術的事項に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえないものであるので,本願発明1ないし5は,上記引用文献AないしDに基づいて,当業者が容易に発明をすることができたものであったとは認められない。
したがって,原査定を維持することはできない。

第9 むすび
以上のとおり,原査定の理由によっては,本願を拒絶することはできない。
また,他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって,結論のとおり審決する。
 
審決日 2019-04-16 
出願番号 特願2013-204708(P2013-204708)
審決分類 P 1 8・ 537- WY (H01L)
P 1 8・ 121- WY (H01L)
最終処分 成立  
前審関与審査官 宮本 博司  
特許庁審判長 加藤 浩一
特許庁審判官 鈴木 和樹
恩田 春香
発明の名称 圧電素子および圧電アクチュエータ  
代理人 福地 武雄  
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