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審決分類 |
審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する G10L 審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する G10L 審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する G10L 審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する G10L 審判 訂正 特許請求の範囲の実質的変更 訂正する G10L |
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管理番号 | 1350880 |
審判番号 | 訂正2019-390001 |
総通号数 | 234 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2019-06-28 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2018-12-28 |
確定日 | 2019-03-26 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第6389525号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第6389525号の特許請求の範囲を、本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 |
理由 |
第1 経緯 本件訂正審判に係る特許第6389525号(以下、「本件特許」という。)に係る発明は、2015年(平成27年)2月26日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2014年2月27日、米国)を国際出願日として出願されたものであって、平成30年8月24日に特許権の設定登録がなされ、その後、平成30年12月28日に特許権者テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)より、本件特許に対して本件訂正審判が請求されたものである。 第2 請求の趣旨、訂正の内容 1 請求の趣旨 本件訂正審判の請求の趣旨は、特許第6389525号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求める、というものである。 2 訂正の内容 本件訂正審判に係る訂正の内容は、以下のとおりである。(下線部分は訂正箇所を示す。) (1)訂正事項1 特許請求の範囲の請求項10を削除する。 (2)訂正事項2 特許請求の範囲の請求項11を削除する。 (3)訂正事項3 特許請求の範囲の請求項12を削除する。 (4)訂正事項4 特許請求の範囲の請求項13を削除する。 (5)訂正事項5 特許請求の範囲の請求項14を削除する。 (6)訂正事項6 特許請求の範囲の請求項15を削除する。 (7)訂正事項7 特許請求の範囲の請求項16を削除する。 (8)訂正事項8 特許請求の範囲の請求項17を削除する。 (9)訂正事項9 特許請求の範囲の請求項18を削除する。 (10)訂正事項10 特許請求の範囲の請求項19の 「前記受信機の復号器において、請求項10から18のいずれか1項に記載のオーディオ/ビデオ信号のサンプルの変形ピラミッドベクトル量子化デインデクシングのための方法に従って、前記入力インデックス及び前記先行符号を復号することと、 を含むことを特徴とする方法。」 とあるのを 「前記受信機の復号器において、オーディオ/ビデオ信号のサンプルの変形ピラミッドベクトル量子化デインデクシングのための方法に従って、前記入力インデックス及び前記先行符号を復号することと、 を含み、 オーディオ/ビデオ信号のサンプルのピラミッドベクトル量子化デインデクシングのための前記方法は、 入力ビットストリームから、第1の符号語としての先行符号及び第2の符号語としての入力インデックスを受信するステップ(452)であって、 前記先行符号及び前記入力インデックスはオーディオ/ビデオ信号のサンプルを表し、 前記先行符号は、前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す生成されるべき整数出力ベクトルにおける、終端非零係数の符号であり、 前記整数出力ベクトルは、複数の整数値係数を有し、 前記終端非零係数は、前記整数出力ベクトルにおける最初の非零係数である、ステップと、 変形ピラミッドベクトル量子化列挙解除方式を用いて、前記入力インデックスを前記整数出力ベクトルにデインデクシングするステップ(454)であって、 前記入力インデックスは、前記終端非零係数の前記符号を無視する列挙方式により生成される、ステップと、 変形整数出力ベクトルを生成するために、受信された前記先行符号に従って、前記整数出力ベクトルにおける前記終端非零係数に符号を割り当てるステップ(456)と、 前記変形整数出力ベクトルを出力するステップ(458)と、を有することを特徴とする方法。」に訂正する。 (11)訂正事項11 特許請求の範囲の請求項31を削除する。 (12)訂正事項12 特許請求の範囲の請求項32を削除する。 (13)訂正事項13 特許請求の範囲の請求項33を削除する。 (14)訂正事項14 特許請求の範囲の請求項34を削除する。 (15)訂正事項15 特許請求の範囲の請求項35を削除する。 (16)訂正事項16 特許請求の範囲の請求項36を削除する。 (17)訂正事項17 特許請求の範囲の請求項37を削除する。 (18)訂正事項18 特許請求の範囲の請求項38を削除する。 (19)訂正事項19 特許請求の範囲の請求項39を削除する。 (20)訂正事項20 特許請求の範囲の請求項40を削除する。 (21)訂正事項21 特許請求の範囲の請求項41を削除する。 (22)訂正事項22 特許請求の範囲の請求項43を削除する。 (23)訂正事項23 特許請求の範囲の請求項44の「請求項42及び請求項43の少なくともいずれかのコンピュータプログラムを記憶した…」とあるのを「請求項42のコンピュータプログラムを記憶した…」に訂正する。 (24)訂正事項24 特許請求の範囲の請求項46を削除する。 (25)訂正事項25 特許請求の範囲の請求項47の「請求項20から30のいずれか1項又は請求項45に記載の符号化器と、請求項31から41のいずれか1項又は請求項46に記載の復号器と、の少なくともいずれかを有することを特徴とするネットワークノード。」とあるのを「請求項20から30のいずれか1項又は請求項45に記載の符号化器を有することを特徴とするネットワークノード。」に訂正する。 (26)訂正事項26 特許請求の範囲の請求項48の「請求項20から30のいずれか1項又は請求項45に記載の符号化器と、請求項31から41のいずれか1項又は請求項46に記載の復号器と、の少なくともいずれかを有することを特徴とするユーザ端末。」とあるのを「請求項20から30のいずれか1項又は請求項45に記載の符号化器を有することを特徴とするユーザ端末。」に訂正する。 第3 当審の判断 1 訂正事項1?9、11?22、24について (1)訂正の目的の適否について 訂正事項1?9、11?22、24は、請求項の削除であるため、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 (2)新規事項の追加の有無について 訂正事項1?9、11?22、24は、請求項の削除であるため、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項に適合するものである。 (3)特許請求の範囲の拡張又は変更の存否について 訂正事項1?9、11?22、24は、請求項の削除であるため、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものには該当せず、特許法第126条第6項に適合するものである。 (4)独立特許要件について 訂正事項1?9、11?22、24は、請求項の削除であるため、訂正後における特許請求の範囲に記載されている事項により特定される発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものでないとする理由を発見しない。よって、訂正事項1?9、11?22、24は、特許法第126条第7項に適合するものである。 2 訂正事項10について (1)訂正の目的の適否について 訂正事項10は、訂正事項1?9により請求項10?18を削除したことに伴い、請求項19の発明において、受信機の復号器に係る事項について請求項10?18のいずれか1項を引用する記載であったものを、請求項11?18を引用しないものとした上で、請求項10を引用するものについて請求項間の引用関係を解消して、請求項10の記載を引用しない形式に書き改めるものである。よって、訂正事項10は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 (2)新規事項の追加の有無について 訂正事項10は、請求項の引用請求項数を削減するとともに、請求項間の引用関係を解消するものであり、新たな技術的事項を導入するものでないから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項に適合するものである。 (3)特許請求の範囲の拡張又は変更の存否について 訂正事項10は、請求項の引用請求項数を削減するとともに、請求項間の引用関係を解消するものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものでないから、特許法第126条第6項に適合するものである。 (4)独立特許要件について 訂正事項10は、請求項の引用請求項数を削減するとともに、請求項間の引用関係を解消するものであるから、訂正事項10による訂正後の請求項19に記載されている事項により特定される発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものでないとする理由を発見しない。よって、訂正事項10は、特許法第126条第7項に適合するものである。 3 訂正事項23について (1)訂正の目的の適否について 訂正事項23は、訂正事項22により請求項43を削除したことに伴い、請求項44が引用していた請求項から請求項43を削除することにより、多数項を引用している請求項の引用請求項数を削減するものである。よって、訂正事項23は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 (2)新規事項の追加の有無について 訂正事項23は、請求項の引用請求項数を削減するものであり、新たな技術的事項を導入するものでないから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項に適合するものである。 (3)特許請求の範囲の拡張又は変更の存否について 訂正事項23は、請求項の引用請求項数を削減するものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものでないから、特許法第126条第6項に適合するものである。 (4)独立特許要件について 訂正事項23は、請求項の引用請求項数を削減するものであるから、訂正事項23による訂正後の請求項44に記載されている事項により特定される発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものでないとする理由を発見しない。よって、訂正事項23は、特許法第126条第7項に適合するものである。 4 訂正事項25、26について (1)訂正の目的の適否について 訂正事項25、26は、訂正事項11?21、24により請求項31?41、46を削除したことに伴い、請求項47、48のそれぞれが引用していた請求項から請求項31?41、46を削除することにより、多数項を引用している請求項の引用請求項数を削減するものである。よって、訂正事項25、26は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 (2)新規事項の追加の有無について 訂正事項25、26は、請求項の引用請求項数を削減するものであり、新たな技術的事項を導入するものでないから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項に適合するものである。 (3)特許請求の範囲の拡張又は変更の存否について 訂正事項25、26は、請求項の引用請求項数を削減するものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものでないから、特許法第126条第6項に適合するものである。 (4)独立特許要件について 訂正事項25、26は、請求項の引用請求項数を削減するものであるから、訂正事項25、26による訂正後の請求項47、48に記載されている事項により特定される発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものでないとする理由を発見しない。よって、訂正事項25、26は、特許法第126条第7項に適合するものである。 第4 むすび 以上のとおり、本件訂正審判の請求に係る訂正事項1?26は、いずれも特許法第126条第1項ただし書第1号に規定された事項を目的とするものであり、かつ、訂正事項1?9、11?22、24は、同条第5項及び第6項の規定に適合し、訂正事項10、23、25、26は、同条第5項?第7項の規定に適合するものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 オーディオ/ビデオ信号のサンプルのピラミッドベクトル量子化インデクシングのための方法であって、前記方法は、 整数入力ベクトルを取得するステップ(402)であって、 前記整数入力ベクトルは前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表し、 前記整数入力ベクトルは複数の整数値係数を有する、ステップと、 前記整数入力ベクトルから先行符号を抽出するステップ(404)であって、 前記先行符号は、符号化の方向において、前記整数入力ベクトルにおける終端非零係数の符号である、ステップと、 変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式を用いて、前記整数入力ベクトルを、前記先行符号と共に前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す出力インデックスにインデクシングするステップ(406)であって、 前記変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式は、各非零係数の符号をシフトして前記シフトされた符号が前記符号化の方向における次の非零係数と関連して符号化されるようにすることにより、前記先行符号を無視する、ステップと、 前記先行符号を第1の符号語として、前記出力インデックスを第2の符号語として、出力ビットストリームへ出力するステップ(408)と、 を有することを特徴とする方法。 【請求項2】 インデクシングする前記ステップ(406)は反復列挙手順により実行され、 前記反復列挙手順は前記整数入力ベクトルのうちの1つの現在の係数を考慮するために選択する反復ステップの繰り返しを含み、 前記反復ステップは、順に、 前記整数入力ベクトルの前記現在の係数の前に処理された前記整数入力ベクトルのすべての係数と関連するオフセットパラメータを発見することと、 前記オフセットパラメータに応じて累積インデックスを増加させることと、 を含み、 前記繰り返しは、少なくとも前記整数入力ベクトルのすべての係数が考慮されるまで、前記現在の係数として順次選択される前記整数入力ベクトルの係数を用いて継続され、 前記反復列挙手順は、すべての反復ステップが終了した後に前記出力インデックスが前記累積インデックスと等しくなるように設定される終了ステップを含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項3】 各反復ステップにおいて前記累積インデックスを前記増加させることに対して、前記整数入力ベクトルにおける以前の非零係数の符号に応じて最下位ビットが与えられる、 ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項4】 前記累積インデックスを前記増加させることは、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の第1のオフセットパラメータU(n,k)に少なくとも部分的に基づき、前記第1のオフセットパラメータU(n,k)は、先行する0を持たず、先行値kを持たず、先行する正の値を有し且つ正の次の先行符号を有した、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められる、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。 【請求項5】 前記第1のオフセットパラメータU(n,k)は、再帰的に、 U(n,k)=1+U(n,k-1)+U(n-1,k-1)+U(n-1,k) と定められる、 ことを特徴とする請求項4に記載の方法。 【請求項6】 前記累積インデックスの前記増加は、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の第2のオフセットパラメータA(n,k)に少なくとも部分的に基づき、前記第2のオフセットパラメータA(n,k)は、正の先行値を有するとともに先行する0を持たない、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められる、 ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の方法。 【請求項7】 前記第2のオフセットパラメータA(n,k)は、再帰的に、 A(n,k)=A(n,k-1)+A(n-1,k-1)+A(n-1,k) と定められる、 ことを特徴とする請求項6に記載の方法。 【請求項8】 前記累積インデックスの前記増加は、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の、第1のオフセットパラメータU(n,k)と、第2のオフセットパラメータA(n,k)との両方に基づき、前記第1のオフセットパラメータU(n,k)は、先行する0を持たず、先行値kを持たず、先行する正の値を有し且つ正の次の先行符号を有した、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められ、前記第2のオフセットパラメータA(n,k)は、正の先行値を有するとともに先行する0を持たない、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められる、 ことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の方法。 【請求項9】 Uの再帰が、 U(n,k+1)=1+A(n-1,k)>>1+U(n-1,k+1)+A(n,k)>>1 に従って実行される、 ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 【請求項10】(削除) 【請求項11】(削除) 【請求項12】(削除) 【請求項13】(削除) 【請求項14】(削除) 【請求項15】(削除) 【請求項16】(削除) 【請求項17】(削除) 【請求項18】(削除) 【請求項19】 オーディオ/ビデオ信号の通信のための方法であって、 オーディオ/ビデオ信号のサンプルを、送信機の符号化器において、請求項1から9のいずれか1項に記載のオーディオ/ビデオ信号のサンプルの変形ピラミッドベクトル量子化インデクシングのための方法に従って、前記出力インデックス及び前記先行符号に符号化することと、 前記出力インデックス及び前記先行符号の、前記送信機からの、前記出力インデックス及び前記先行符号が入力インデックスと先行符号として受信される受信機への送信と、 前記受信機の復号器において、オーディオ/ビデオ信号のサンプルの変形ピラミッドベクトル量子化デインデクシングのための方法に従って、前記入力インデックス及び前記先行符号を復号することと、 を含み、 オーディオ/ビデオ信号のサンプルのピラミッドベクトル量子化デインデクシングのための前記方法は、 入力ビットストリームから、第1の符号語としての先行符号及び第2の符号語としての入力インデックスを受信するステップ(452)であって、 前記先行符号及び前記入力インデックスはオーディオ/ビデオ信号のサンプルを表し、 前記先行符号は、前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す生成されるべき整数出力ベクトルにおける、終端非零係数の符号であり、 前記整数出力ベクトルは、複数の整数値係数を有し、 前記終端非零係数は、前記整数出力ベクトルにおける最初の非零係数である、ステップと、 変形ピラミッドベクトル量子化列挙解除方式を用いて、前記入力インデックスを前記整数出力ベクトルにデインデクシングするステップ(454)であって、 前記入力インデックスは、前記終端非零係数の前記符号を無視する列挙方式により生成される、ステップと、 変形整数出力ベクトルを生成するために、受信された前記先行符号に従って、前記整数出力ベクトルにおける前記終端非零係数に符号を割り当てるステップ(456)と、 前記変形整数出力ベクトルを出力するステップ(458)と、を有することを特徴とする方法。 【請求項20】 ピラミッドベクトル量子化によってオーディオ/ビデオ信号のサンプルをインデクシングするように構成される符号化器(10)であって、 前記符号化器(10)は、整数入力ベクトルを取得するように構成され、 前記整数入力ベクトル(5)は、前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表し、 前記整数入力ベクトルは、複数の整数値係数を有し、 前記符号化器(10)は、前記整数入力ベクトル(5)から先行符号(15)を抽出するように構成され、 前記先行符号(15)は、符号化の方向において、前記整数入力ベクトル(5)における終端非零係数の符号であり、 前記符号化器(10)は、変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式を用いて、前記整数入力ベクトル(5)を、前記先行符号と共に前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す出力インデックス(25)にインデクシングするように構成され、 前記変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式は、各非零係数の符号をシフトして前記シフトされた符号が前記符号化の方向における次の非零係数と関連して符号化されるようにすることにより、前記先行符号を無視し、 前記符号化器(10)は、前記先行符号(15)を第1の符号語として、前記出力インデックス(25)を第2の符号語として、出力ビットストリーム(2)へ出力するように構成される、 ことを特徴とする符号化器。 【請求項21】 前記符号化器(10)は、プロセッサ(800)及びメモリ(810)を有し、前記メモリ(810)は、前記プロセッサ(800)により実行可能な命令を含み、それにより、前記プロセッサ(800)は、前記整数入力ベクトル(5)から前記先行符号(15)を抽出し、前記先行符号を無視する前記変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式を用いて、前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す前記出力インデックス(25)に前記整数入力ベクトル(5)をインデクシングするように動作可能である、 ことを特徴とする請求項20に記載の符号化器。 【請求項22】 符号化器(10)は、前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す前記整数入力ベクトル(5)を取得し、前記出力ビットストリーム(2)へと、前記先行符号(15)及び前記出力インデックス(25)を出力するように構成される通信回路(804、806、808)を有する、 ことを特徴とする請求項20又は21に記載の符号化器。 【請求項23】 前記符号化器(10)は前記インデクシングを反復列挙手順により実行するように構成され、 前記反復列挙手順は、前記整数入力ベクトル(5)のうちの1つの現在の係数を考慮するために選択する反復ステップの繰り返しを含み、 前記反復ステップは、順に、 前記整数入力ベクトル(5)の前記現在の係数の前に処理された前記整数入力ベクトル(5)のすべての係数と関連するオフセットパラメータを発見することと、 前記オフセットパラメータに応じて累積インデックスを増加させることと、 を含み、 前記繰り返しは、少なくとも前記整数入力ベクトル(5)のすべての係数が考慮されるまで、前記現在の係数として順次選択される前記整数入力ベクトルの係数を用いて継続され、 前記反復列挙手順は、すべての反復ステップが終了した後に前記出力インデックス(25)が前記累積インデックスと等しくなるように設定される終了ステップを含む、 ことを特徴とする請求項20から22のいずれか1項に記載の符号化器。 【請求項24】 各反復ステップにおいて前記累積インデックスの前記増加に対して、前記整数入力ベクトル(5)における以前の非零係数の符号に応じて最下位ビットが与えられる、 ことを特徴とする請求項23に記載の符号化器。 【請求項25】 前記累積インデックスの前記増加は、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の第1のオフセットパラメータU(n,k)に少なくとも部分的に基づき、前記第1のオフセットパラメータU(n,k)は、先行する0を持たず、先行値kを持たず、先行する正の値を有し且つ正の次の先行符号を有した、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められる、 ことを特徴とする請求項23又は24に記載の符号化器。 【請求項26】 前記第1のオフセットパラメータU(n,k)は、再帰的に、 U(n,k)=1+U(n,k-1)+U(n-1,k-1)+U(n-1,k) と定められる、 ことを特徴とする請求項25に記載の符号化器。 【請求項27】 前記累積インデックスの前記増加は、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の第2のオフセットパラメータA(n,k)に少なくとも部分的に基づき、前記第2のオフセットパラメータA(n,k)は、正の先行値を有するとともに先行する0を持たない、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められる、 ことを特徴とする請求項23から26のいずれか1項に記載の符号化器。 【請求項28】 前記第2のオフセットパラメータA(n,k)は、再帰的に、 A(n,k)=A(n,k-1)+A(n-1,k-1)+A(n-1,k) と定められる、 ことを特徴とする請求項27に記載の符号化器。 【請求項29】 前記累積インデックスの前記増加は、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の第1のオフセットパラメータU(n,k)と、nが前記整数入力ベクトルの次元でありkが単位パルスの数である場合の第2のオフセットパラメータA(n,k)との両方に基づき、前記第1のオフセットパラメータU(n,k)は、先行する0を持たず、先行値kを持たず、先行する正の値を有し且つ正の次の先行符号を有した、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められ、前記第2のオフセットパラメータA(n,k)は、正の先行値を有するとともに先行する0を持たない、次元n及びkのL1ノルムの整数ベクトルの数として定められる、 ことを特徴とする請求項23から28のいずれか1項に記載の符号化器。 【請求項30】 Uの再帰が、 U(n,k+1)=1+A(n-1,k)>>1+U(n-1,k+1)+A(n,k)>>1 に従って実行される、 ことを特徴とする請求項29に記載の符号化器。 【請求項31】(削除) 【請求項32】(削除) 【請求項33】(削除) 【請求項34】(削除) 【請求項35】(削除) 【請求項36】(削除) 【請求項37】(削除) 【請求項38】(削除) 【請求項39】(削除) 【請求項40】(削除) 【請求項41】(削除) 【請求項42】 コンピュータプログラム(820、822、824、836)であって、 少なくとも1つのプロセッサ(800)により実行されるときに、前記少なくとも1つのプロセッサ(800)に、整数入力ベクトル(5)を取得させ、ここで前記整数入力ベクトルはオーディオ/ビデオ信号のサンプルを表し、前記整数入力ベクトルは複数の整数値係数を有し、前記整数入力ベクトル(5)から先行符号(15)を抽出させ、ここで前記先行符号(5)は、符号化の方向における前記整数入力ベクトル中の終端非零係数の符号であり、変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式を用いて、前記整数入力ベクトルを、前記先行符号と共に前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す出力インデックス(25)にインデクシングさせ、ここで前記変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式は、各非零係数の符号をシフトして前記シフトされた符号が前記符号化の方向における次の非零係数と関連して符号化されるようにすることにより、前記先行符号を無視し、前記先行符号(15)を第1の符号語として、前記出力インデックス(25)を第2の符号語として、出力ビットストリーム(2)へ出力させる命令を含む、 ことを特徴とするコンピュータプログラム。 【請求項43】(削除) 【請求項44】 請求項42のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体。 【請求項45】 オーディオ/ビデオ信号のサンプルのピラミッドベクトル量子化インデクシングのための符号化器(10)であって、 整数入力ベクトル(5)を取得するための入力モジュール(830)と、 ここで、前記整数入力ベクトルは、前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表し、 前記整数入力ベクトルは複数の整数値係数を有し、 前記整数入力ベクトル(5)から先行符号(15)を抽出するための抽出モジュール(832)と、 ここで、前記先行符号(15)は、符号化の方向において、前記整数入力ベクトル(5)中の終端非零係数の符号であり、 変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式を用いて、前記整数入力ベクトル(5)を、前記先行符号と共に前記オーディオ/ビデオ信号のサンプルを表す出力インデックス(25)にインデクシングするためのインデクシングモジュール(834)と、 ここで、前記変形ピラミッドベクトル量子化列挙方式は、各非零係数の符号をシフトして前記シフトされた符号が前記符号化の方向における次の非零係数と関連して符号化されるようにすることにより、前記先行符号を無視し、 前記先行符号(15)を第1の符号語として、前記出力インデックス(25)を第2の符号語として、出力ビットストリーム(2)へ出力するための出力モジュール(836)と、 を有することを特徴とする符号化器。 【請求項46】(削除) 【請求項47】 請求項20から30のいずれか1項又は請求項45に記載の符号化器を有することを特徴とするネットワークノード。 【請求項48】 請求項20から30のいずれか1項又は請求項45に記載の符号化器を有することを特徴とするユーザ端末。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2019-02-28 |
結審通知日 | 2019-03-04 |
審決日 | 2019-03-15 |
出願番号 | 特願2016-544453(P2016-544453) |
審決分類 |
P
1
41・
855-
Y
(G10L)
P 1 41・ 854- Y (G10L) P 1 41・ 841- Y (G10L) P 1 41・ 851- Y (G10L) P 1 41・ 856- Y (G10L) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 五貫 昭一 |
特許庁審判長 |
清水 正一 |
特許庁審判官 |
小池 正彦 樫本 剛 |
登録日 | 2018-08-24 |
登録番号 | 特許第6389525号(P6389525) |
発明の名称 | オーディオ/ビデオサンプルベクトルのピラミッドベクトル量子化インデクシング及びデインデクシングの方法及び装置 |
代理人 | 下山 治 |
代理人 | 高柳 司郎 |
代理人 | 大塚 康弘 |
代理人 | 下山 治 |
代理人 | 前田 浩次 |
代理人 | 大塚 康徳 |
代理人 | 高柳 司郎 |
代理人 | 前田 浩次 |
代理人 | 大塚 康徳 |
代理人 | 木村 秀二 |
代理人 | 大塚 康弘 |
代理人 | 木村 秀二 |