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審決分類 審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する A61K
管理番号 1364251
審判番号 訂正2020-390034  
総通号数 249 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2020-09-25 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2020-05-13 
確定日 2020-07-09 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6646662号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6646662号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6646662号は、2015年(平成27年)5月29日(パリ条約による優先権主張 2014年10月21日 米国特許庁(US))を国際出願日として出願され、その請求項1?18に係る発明について令和2年 1月15日に特許権の設定登録がされ、その後、令和2年5月13日に本件訂正審判が請求されたものである。

第2 請求の趣旨及び訂正の内容
1 請求の趣旨
本件訂正審判の請求の趣旨は、
「特許第6646662号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した 訂正特許請求の範囲のとおりに訂正することを認める、との審決を求める。」
というものである。

2 訂正の内容
訂正の内容は、下記の訂正事項1及び訂正事項2のとおりである。(下線部は訂正箇所を示す。)
[訂正事項1]
特許請求の範囲の請求項1に
「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、22、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である」
と記載されているのを、
「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である」
に訂正する(請求項1を引用する請求項2?12も同様に訂正する)。

[訂正事項2]
特許請求の範囲の請求項13に
「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、22、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸であり」
と記載されているのを、
「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸であり」
に訂正する(請求項13を引用する請求項14?18も同様に訂正する)。

第3 当審の判断
1 訂正の目的
(1)訂正事項1について
ア 本件特許の特許請求の範囲には、以下の記載がある。
「Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ IDNO:24)…」(請求項1、13)(下線は当審が付した。以下同様。))
ここで、下線を付したXaaの位置は先頭のアミノ酸から起算して23位である。

イ 本件特許の明細書及び図面には、以下の記載がある。
(ア)「1つの態様において、本明細書における使用のために企図されるディフェンシンは、N末端アラニン残基を含んでも含まなくてもよい。これは特に、N末端アラニン残基を含む一部の組換えディフェンシンに当てはまる。本明細書において「ディフェンシン」の定義には、N末端アラニンを有するSEQ ID NO:1?23、すなわち、SEQ ID NO:25?47のいずれも包含される。コンセンサスアミノ酸配列、SEQ ID NO:24は、任意の末端アラニン残基を有する。」(段落【0036】)
(イ)「図1(a)から(e)は、アミノ酸配列間の類似性を示すアライメントを提供する(定義については表1を参照されたい)。図11は、HXL008(SEQ ID NO:1)、HXL035(SEQ ID NO:2)、およびHXL036(SEQ ID NO:3)についてのアミン酸配列のアライメントを提供する。このアライメントを用いて、SEQ ID NO:24に示すコンセンサスアミノ酸配列を作成する。これらの配列のいずれも、任意のN末端アラニン残基を含有してもよい。」(段落【0127】)
(ウ)


」(図11)
そして、摘記事項(ア)及び(イ)に記載されているとおりN末端アラニン残基を含めれば、図11における任意のアミノ酸xは、それぞれ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位に位置する。

ウ 本件配列表(平成29年6月21日付けで提出した手続補正書により追加)には以下の記載がある。



(SEQ ID NO:24)
ここで、SEQ ID NO:24の配列において、1位のXaaが存在しないかもしくはアラニンであり、さらに、任意のアミノ酸であるXaaは17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位に位置する。

上記ア?ウの記載からみて、訂正前の請求項1における「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、22、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である」における「22位」は本来「23位」と記載するのが正しいことが理解できる。
そうすると、訂正前の請求項1における「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、22、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である」は、「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val CysVal Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である」と記載されるべき表記上の誤りであることは明らかである。
したがって、訂正事項1は、本件特許請求の範囲に存在する表記上の誤りを正しい記載に訂正するものである。
よって、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する「誤記の訂正」を目的とするものである。

(2)訂正事項2について
上記第3 1(1)にて検討したのと同様の理由により、訂正前の請求項13における
「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、22、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸であり」は、「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸であり」と記載されるべき表記上の誤りであることは明らかである。
したがって、訂正事項2は、本件特許請求の範囲に存在する表記上の誤りを正しい記載に訂正するものである。
よって、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する「誤記の訂正」を目的とするものである。

2 国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であること
本件特許に係る国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面の[0035]、[0134]及び図11の記載は、本件特許の明細書及び図面の段落【0036】、段落【0127】及び図11にそれぞれ対応するものである。
そうすると、訂正事項1及び訂正事項2は、国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内においてされたものである。
よって、本件訂正は、特許法第126条第5項の規定に適合する。

3 実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更する訂正ではないこと
訂正事項1及び訂正事項2は、特許請求の範囲における誤記を、本件明細書の記載から自明な正しい表記に訂正するだけのものであるから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
よって、本件訂正は、特許法第126条第6項の規定に適合する。

4 訂正後の発明が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであること
上記のとおり、訂正事項1及び訂正事項2は、本件特許請求の範囲に存在する表記上の誤りを正しい記載に訂正するものである。
したがって、「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys (SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である」と表記する訂正後の請求項1に係る発明は、訂正前の請求項1に係る発明と何ら変わらないから、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものではないとする新たな理由は見当たらない。
同様に、「アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ IDNO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸であり」と表記する訂正後の請求項13に係る発明は、訂正前の請求項13に係る発明と何ら変わらないから、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものではないとする新たな理由は見当たらない。
よって、本件訂正は、特許法第126条第7項の規定に適合する。

第4 むすび
以上のとおり、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号に掲げる事項を目的とするものであり、同条第5項?7項の規定に適合するものである。
よって、結論のとおり審決する。

 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸である、足指または手指の爪を透過する植物ディフェンシンを含む、
対象の足指の爪または手指の爪上のまたはそれらの内部の真菌病原体の感染を阻害するための医薬。
【請求項2】
感染が、爪真菌症または関連する状態に関連する、請求項1記載の医薬。
【請求項3】
ディフェンシンが、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2、SEQ ID NO:3、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26、およびSEQ ID NO:27からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1または2記載の医薬。
【請求項4】
ディフェンシンが、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2、およびSEQ ID NO:3からなる群より選択される、請求項3記載の医薬。
【請求項5】
ディフェンシンが、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26、およびSEQ ID NO:27からなる群より選択される、請求項3記載の医薬。
【請求項6】
ディフェンシンが、抗真菌剤との相乗的組み合わせで用いられる、請求項1?5のいずれか一項記載の医薬。
【請求項7】
抗真菌剤が、約0.4?約12kDのペプチドまたはプロテイナーゼ阻害剤である、請求項6記載の医薬。
【請求項8】
抗真菌剤が、テルビナフィン、イトラコナゾール(intraconazole)、フルコナゾール、シクロピロックス、クロトリマゾール、アモロルフィン、およびブテナフィンから選択される化学的殺真菌剤である、請求項6記載の医薬。
【請求項9】
真菌病原体が、皮膚糸状菌、カンジダ種、および非皮膚糸状菌からなる群より選択される、請求項1?8のいずれか一項記載の医薬。
【請求項10】
皮膚糸状菌が、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・インタージギターレ(Trichophyton interdigitale)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコフィトン・トンスランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense)、およびトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)からなる群より選択されるトリコフィトン属の種(Trichophyton species)であるか、またはミクロスポルム・フルブム(Microsporum fulvum)、エピデルモフィトン・フロッコーズム(Epidermophyton floccosum)、もしくはミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)である、請求項9記載の医薬。
【請求項11】
非皮膚糸状菌が、ネオスキタリジウム属(Neoscytalidium)、スコプラリオプシス属(Scopulariopsis)、アクレモニウム属(Acremonium)、およびスキタリジウム属(Scytalidium)からなる群より選択される、請求項9記載の医薬。
【請求項12】
非皮膚糸状菌が、ネオスキタリジウム属であるかまたはスコプラリオプシス属である、請求項9記載の医薬。
【請求項13】
(a)植物ディフェンシンまたは該植物ディフェンシンを含む細胞抽出物もしくは植物抽出物であって、
該植物ディフェンシンが、アミノ酸配列:Xaa Lys Val Cys Thr Lys Pro Ser Lys Phe Phe Lys Gly Leu Cys Gly Xaa Asp Xaa Xaa Cys Thr Xaa Ala Cys Xaa Lys Glu Gly Leu Xaa Xaa Gly Xaa Cys Gln Xaa Lys Gly Phe Xaa Asn Xaa Val Cys Val Cys Arg Lys Xaa Cys(SEQ ID NO:24)を有し、ここで1位のXaaがアラニンであるかまたは残基がなく、かつ17、19、20、23、26、31、32、34、37、41、43、および50位におけるXaaが任意のアミノ酸であり、かつ足指または手指の爪を透過する、
植物ディフェンシンまたは該植物ディフェンシンを含む細胞抽出物もしくは植物抽出物、ならびに
(b)1つまたは複数の薬学的にまたは獣医学的に許容される担体、希釈剤および/または賦形剤
を含む、爪真菌症または関連する状態を治療するのに使用するための、局所用製剤または組成物。
【請求項14】
製剤が、身体用洗浄剤もしくは塗布剤、スプレー、滴剤、クリーム、またはローションアプリケータである、請求項13記載の製剤。
【請求項15】
ディフェンシンが、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2、SEQ ID NO:3、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26、およびSEQ ID NO:27からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、請求項13または14記載の製剤または組成物。
【請求項16】
ディフェンシンが、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2、およびSEQ ID NO:3からなる群より選択される、請求項15記載の製剤または組成物。
【請求項17】
ディフェンシンが、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26、およびSEQ ID NO:27からなる群より選択される、請求項15記載の製剤または組成物。
【請求項18】
ヒトまたは動物対象における爪真菌症または関連する状態の治療または予防のための医薬の製造における、請求項13?17のいずれか一項記載の製剤または組成物の使用。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2020-06-12 
結審通知日 2020-06-17 
審決日 2020-06-30 
出願番号 特願2017-522540(P2017-522540)
審決分類 P 1 41・ 852- Y (A61K)
最終処分 成立  
前審関与審査官 高橋 樹理  
特許庁審判長 岡崎 美穂
特許庁審判官 冨永 みどり
西村 亜希子
登録日 2020-01-15 
登録番号 特許第6646662号(P6646662)
発明の名称 治療方法  
代理人 清水 初志  
代理人 清水 初志  

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