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審決分類 審判 査定不服 特39条先願 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A23L
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A23L
管理番号 1367668
審判番号 不服2018-12072  
総通号数 252 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2020-12-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-09-10 
確定日 2020-10-27 
事件の表示 特願2016-535233「甘味料または甘味増強剤として使用される新規なトリペルテングリコシド」拒絶査定不服審判事件〔平成27年 6月11日国際公開、WO2015/082012、平成28年12月28日国内公表、特表2016-540507〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯の概要
本願は、2013年12月5日を国際出願日とする出願であって、出願後の手続の経緯の概要は次のとおりである。

平成29年 9月14日付け 拒絶理由通知
同年12月20日 意見書・手続補正書の提出
平成30年 5月 1日付け 拒絶査定
同年 9月10日 拒絶査定不服審判の請求・手続補正書の提

令和 1年 7月31日付け 拒絶理由通知・協議指令
同年10月29日 意見書・手続補正書の提出
令和 1年11月27日付け 拒絶理由通知・協議指令
令和 2年 3月 2日 意見書・手続補正書の提出

第2 本願発明
本願の特許請求の範囲の請求項1?3に係る発明は、令和2年3月2日に手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定される次のとおりのもの(以下「本願発明1」等ということがある。)である。
「 【請求項1】
式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物。
【化1】



(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11(2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)。
【請求項2】
請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物を1以上含み、任意として、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。
【請求項3】
Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、請求項1に記載された、式(I)の甘味料化合物を1以上含む抽出物。」
なお、以下では、請求項1に記載の化合物Bb?化合物Mmからなる群を「本願化合物群」ということがある。

第3 令和1年11月27日付けで通知した拒絶理由の概要
当審が令和1年11月27日付け通知した拒絶理由は理由1?8からなるところ、そのうち、理由5、8は次のとおりである。

[理由5]本願の請求項3?5に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。
[理由8]本願の請求項1?5に係る発明は、同一出願人が同日に出願したとみなされる下記の出願に係る発明と同一と認められるから、この通知書と同日に発送した特許庁長官名による指令書に記載した届出がないときは、特許法第39条第2項の規定により特許を受けることができない。

そして、以下の刊行物5?7、出願4を挙げている。
刊行物5:特開2001-211854号公報
刊行物6:特開2003-277270号公報
刊行物7:特開2009-57336号公報
出願4:特願2018-168462号(本願の分割出願)

なお、令和1年11月27日付けの拒絶理由通知をした際の請求項3(令和1年10月29日付の手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項3)は、現在の請求項2に対応し、令和1年11月27日付けの拒絶理由を通知した際の請求項4及び5(令和1年10月29日付の手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項4及び5)は、現在の請求項3に対応する。

第4 当審の判断
当審は、令和1年11月27日付けで通知した、請求項2及び3(当該拒絶理由通知をした際の請求項3?5)についての拒絶理由5並びに請求項2及び3(当該拒絶理由通知をした際の請求項3?5)についての拒絶理由8は解消していないと考える。
その理由は次のとおりである。

1 理由5について
(1)刊行物及びその記載事項
刊行物5:特開2001-211854号公報
刊行物6:特開2003-277270号公報
刊行物7:特開2009-57336号公報

刊行物5?7には次の記載がある。
刊行物5:
5a)「【請求項1】 甘味料組成物を調製するための羅漢果エキスであって、モグロサイドV、モグロサイドIV、11-オキソ-モグロサイドVおよびシアメノサイドIの合計含有量が、33重量%以上である、羅漢果エキス。」

5b)「【0060】具体的には、例えば、本発明の羅漢果エキスは、以下の方法により得られ得る。羅漢果の果実をメタノール抽出してメタノールエキスを得る。メタノールエキスを水と混合し、N-ヘキサンで脱脂する。脱脂後のメタノールエキスをカラムクロマトグラフィーにかけて80%メタノール、100%メタノール、およびアセトンで順次溶出し、粗配糖体画分である80%メタノール画分を得る。得られた粗配糖体画分をメタノールに溶解した後、シリカゲルと混合し、乾燥し、次いでこのシリカゲルをクロロホルム-メタノールの混合溶媒で溶出することにより、配糖体画分を得る。得られた配糖体画分を液体クロマトグラフィーにかけることにより、さらに高純度の配糖体画分を入手し得る。」

5c)「【0079】(製造例1:羅漢果配糖体の単離)羅漢果エキス中に含有される甘味成分の定量分析および各甘味成分の甘味質評価試験を実施する場合、モグロサイドV、モグロサイドIV、11-オキソ-モグロサイドVおよびシアメノサイドIの甘味標準物質が必要不可欠となる。しかし、これらの甘味標準物質は市販されていないために、本発明者らによって下記のような分画・分取方法で各標準品を入手した。
【0080】すなわち、羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出し、メタノールエキスを得た。メタノールエキスを水と混合し、N-ヘキサンで脱脂した。脱脂されたメタノールエキスを、多孔性樹脂(DIAION HP-20カラムクロマト、三菱化学製)にかけ、80%メタノール、100%メタノール、およびアセトンの順に溶出させ、粗配糖体画分である80%メタノール画分を得た。」

刊行物6:
6a)「【請求項1】 ククルビタン型トリテルペングリコシドを含有することを特徴とする発癌予防剤。」

6b)「【0011】実施例1
図2に示した手順に沿って抽出・分画・単離を行った。乾燥羅漢果(2kg)を粉砕後エタノールで抽出を行い抽出物(108g)を得た。」

6c)「【0015】
【発明の効果】本発明者らは、2種の新規天然化合物である11-オキソモグロシドIA_(1)(11)及び5α,6α-エポキシモグロシドIE_(1)(13)を含む計13種の化合物を単離した。これらの化合物はEBV活性化抑制検定法において何れも強い活性を示し、発癌予防物質として期待できることが示された。本発明の発癌予防物質は発癌予防の薬剤として使用するだけでなく、種々の飲食品に甘味剤として添加し、発癌予防に有効な機能性飲食品を製造するのにも有用なものである。」

刊行物7:
7a)「【請求項1】
羅漢果由来の成分を含む、皮膚の上皮組織における損傷を処置するための間接投与用医薬組成物。」
7b)「【0003】
・・・羅漢果の乾燥果実から得られる羅漢果エキスは、強い甘味質を有する薬用の甘味料として知られている。」

7c)「【0029】
本明細書中で使用される場合「羅漢果由来の成分」とは、羅漢果に由来する任意の成分をいう。この成分は、羅漢果から抽出・単離等を行っていない成分(例えば、羅漢果の粉末)であってもよいし、羅漢果から抽出・単離された成分(例えば、羅漢果抽出エキス)であってもよい。代表的には、羅漢果由来の成分は、羅漢果抽出物である。本発明において羅漢果抽出物を得る方法としては、水蒸気蒸留法、圧搾法、アルコール等の溶剤による溶剤抽出法、超臨界抽出法等が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい羅漢果抽出物としては、熱抽出物が挙げられ、60℃?100℃、好ましくは80℃?100℃、より好ましくは90℃?100℃の温度の加温水で抽出し、濃縮したものである。この水としては、水道水、イオン交換水、蒸留水等が挙げられ、好ましくはイオン交換水または蒸留水が用いられるが、これらに限定されない。」

7d)「【0042】
具体的には、例えば、本発明の羅漢果エキスは、以下の方法により得られ得る。羅漢果の果実をメタノール抽出してメタノールエキスを得る。メタノールエキスを水と混合し、N-ヘキサンで脱脂する。脱脂後のメタノールエキスをカラムクロマトグラフィーにかけて80%メタノール、100%メタノール、およびアセトンで順次溶出し、粗配糖体画分である80%メタノール画分を得る。得られた粗配糖体画分をメタノールに溶解した後、シリカゲルと混合し、乾燥し、次いでこのシリカゲルをクロロホルム-メタノールの混合溶媒で溶出することにより、配糖体画分を得る。得られた配糖体画分を液体クロマトグラフィーにかけることにより、さらに高純度の配糖体画分を入手し得る。」

7e)「【0080】
(調製実施例:羅漢果抽出物の調製)
羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出し、メタノールエキスを得た。メタノールエキスを水と混合し、N-ヘキサンで脱脂した。脱脂されたメタノールエキスを、多孔性樹脂(DIAION HP-20カラムクロマト、三菱化学製)にかけ、80%メタノール、100%メタノール、およびアセトンの順に溶出させ、粗配糖体画分である80%メタノール画分を得た。」

(2)引用発明
ア 刊行物5発明
刊行物5には、羅漢果エキスについての記載があるところ、具体的には、羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出して得たメタノールエキスについての記載がある(摘示5a?5c)。
したがって、刊行物5には、
「羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出して得られるメタノールエキス」の発明(以下「刊行物5発明」という。)が記載されていると認める。

イ 刊行物6発明
刊行物6には、発癌予防剤についての記載があるところ、その製造方法において、乾燥羅漢果を粉砕後、エタノールで抽出を行って得た抽出物についての記載がある(摘示6a?6c)。
したがって、刊行物6には、
「乾燥羅漢果を粉砕後、エタノールで抽出を行って得られる抽出物」の発明(以下「刊行物6発明」という。)が記載されていると認める。

ウ 刊行物7発明
刊行物7には、間接投与用医薬組成物についての記載があるところ、具体的には、羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出して得たメタノールエキスについての記載がある(摘示7a?7e)。
したがって、刊行物7には、
「羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出して得られるメタノールエキス」の発明(以下「刊行物7」発明という。)が記載されていると認める。

(3)対比・判断
ア 本願発明2について
(ア)刊行物5発明について
刊行物5発明の「メタノールエキス」に化合物が含まれることは明らかである。
また、刊行物5発明の上記「エキス」は羅漢果の未乾燥果実から抽出により得られ、調製された物といえるから、「調製物」であるといえる。
さらに、本願発明2は、「芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質」を任意として含むものであるから、この点で相違するものではない。
したがって、本願発明2と刊行物5発明とは、
「化合物を1以上含み、任意として、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。」である点で一致し、以下の点で相違する。

<相違点1>
化合物について、本願発明2は「請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物」に特定しているのに対し、刊行物5発明はどのような化合物であるか特定していない点

上記相違点1について検討するに、本願明細書には、式(I)の化合物である化合物Aa?化合物Mmを含む抽出物が、Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物(当審注:羅漢果のこと)から液状及び/又はアルコール抽出による抽出によって入手できること、メタノール、エタノール等による抽出が特に好ましいこと記載されており、実施例では、Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenori)を原料としてメタノールによる抽出により抽出物を得、最終的に化合物Aa?化合物Mmを逆相クロマトグラフィーにより得ることが記載されている(【0049】、【0091】、【0095】、【0096】、【0111】?【0115】)ところ、実施例における抽出物には、化合物Aa?化合物Mmが含まれているといえる。そして、これら本願明細書に記載された原料及び抽出溶剤は刊行物5発明のものと同じである。
してみると、刊行物5発明のエキスは、本願化合物群から選ばれる甘味料化合物、すなわち「請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物」を含むといえる。
なお、本願発明2では、「甘味料化合物」として、甘味料であることを特定しているが、甘味料と特定することによって、化合物自体の化学構造の異なるものを示すことにはならないので、化合物としては異なるものではない。
したがって、この点は実質的な相違点ではない。
よって、本願発明2は、刊行物5に記載された発明である。

(イ)刊行物6発明について
刊行物6発明の「抽出物」に化合物が含まれることは明らかである。
また、該「抽出物」は、乾燥羅漢果を粉砕後、エタノールで抽出を行って得られ、調製された物といえるから、「調製物」であるといえる。
さらに、本願発明2は、「芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質」を任意として含むものであるから、この点で相違するものではない。
したがって、本願発明2と刊行物6発明とは、
「化合物を1以上含み、任意として、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。」である点で一致し、以下の点で相違する。

<相違点2>
化合物について、本願発明2は「請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物」に特定しているのに対し、刊行物6発明はどのような化合物であるか特定していない点

上記相違点2について検討するに、本願明細書には、式(I)の化合物である化合物Aa?化合物Mmを含む抽出物が、Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物(当審注:羅漢果のこと)から液状及び/又はアルコール抽出による抽出によって入手できること、メタノール、エタノール等による抽出が特に好ましいこと記載されており、実施例では、Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenori)を原料としてメタノールによる抽出により抽出物を得、最終的に化合物Aa?化合物Mmを逆相クロマトグラフィーにより得ることが記載されている(【0049】、【0091】、【0095】、【0096】、【0111】?【0115】)ところ、実施例における抽出物には、化合物Aa?化合物Mmが含まれているといえる。そして、これら本願明細書に記載された原料及び抽出溶剤は刊行物6発明のものと同じである。
してみると、刊行物6発明の抽出物は、本願化合物群から選ばれる甘味料化合物、すなわち「請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物」を含むといえる。
なお、本願発明2では、「甘味料化合物」として、甘味料であることを特定しているが、甘味料と特定することによって、化合物自体の化学構造の異なるものを示すことにはならないので、化合物としては異なるものではない。
したがって、この点は実質的な相違点ではない。
よって、本願発明2は、刊行物6に記載された発明である。

(ウ)刊行物7発明について
刊行物7発明の「メタノールエキス」に化合物が含まれることは明らかである。
また、該「エキス」は、羅漢果の未乾燥果実をメタノールで抽出して得られ、調製された物といえるから、「調製物」であるといえる。
さらに、本願発明2は、「芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質」を任意として含むものであるから、この点で相違するものではない。
したがって、本願発明2と刊行物7発明とは、
「化合物を1以上含み、任意として、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。」である点で一致し、以下の点で相違する。

<相違点3>
化合物について、本願発明2は「請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物」に特定しているのに対し、刊行物7発明はどのような化合物であるか特定していない点

上記相違点3について検討するに、本願明細書には、式(I)の化合物である化合物Aa?化合物Mmを含む抽出物が、Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物(当審注:羅漢果のこと)から液状及び/又はアルコール抽出による抽出によって入手できること、メタノール、エタノール等による抽出が特に好ましいこと記載されており、実施例では、Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenori)を原料としてメタノールによる抽出により抽出物を得、最終的に化合物Aa?化合物Mmを逆相クロマトグラフィーにより得ることが記載されている(【0049】、【0091】、【0095】、【0096】、【0111】?【0115】)ところ、実施例における抽出物には、化合物Aa?化合物Mmが含まれているといえる。そして、これら本願明細書に記載された原料及び抽出溶剤は刊行物7発明のものと同じである。
してみると、刊行物7発明の抽出物は、本願化合物群から選ばれる甘味料化合物、すなわち「請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物」を含むといえる。
なお、本願発明2では、「甘味料化合物」として、甘味料であることを特定しているが、甘味料と特定することによって、化合物自体の化学構造の異なるものを示すことにはならないので、化合物としては異なるものではない。
したがって、この点は実質的な相違点ではない。
よって、本願発明2は、刊行物7に記載された発明である。

イ 本願発明3について
(ア)刊行物5発明について
上述のとおり、本願発明3の「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物」は刊行物5発明の「羅漢果」のことである。
また、刊行物5発明は「メタノールで抽出」するものであるところ、これは、本願発明3の「アルコール抽出方法によって抽出する」ことに相当する。
そして、刊行物5発明の「エキス」は、本願発明3の「抽出物」に相当する。
また、刊行物5発明が化合物を含むことは上述のとおりである。
してみると、本願発明3と刊行物5発明とは、
「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、化合物を1以上含む抽出物。」である点で一致し、以下の点で相違する。

<相違点4>
化合物について、本願発明3は「請求項1に記載された、式(I)の甘味料化合物」に特定しているのに対し、刊行物5発明はどのような化合物であるか特定していない点

上記相違点4について検討するに、当該相違点は、上記相違点1と同様の相違点であるから、この点は実質的な相違点ではない。
したがって、本願発明3は刊行物5に記載された発明である。

(イ)刊行物6発明について
上述のとおり、本願発明3の「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物」は刊行物6発明の「羅漢果」のことである。
また、刊行物6発明は「エタノールで抽出」するものであるところ、これは、本願発明3の「アルコール抽出方法によって抽出する」ことに相当する。
そして、刊行物6発明の「抽出物」は、本願発明3の「抽出物」に相当する。
また、刊行物6発明が化合物を含むことは上述のとおりである。
してみると、本願発明3と刊行物6発明とは、
「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、化合物を1以上含む抽出物。」である点で一致し、以下の点で相違する。

<相違点5>
化合物について、本願発明3は「請求項1に記載された、式(I)の甘味料化合物」に特定しているのに対し、刊行物6発明はどのような化合物であるか特定していない点

上記相違点5について検討するに、当該相違点は、上記相違点2と同様の相違点であるから、この点は実質的な相違点ではない。
したがって、本願発明3は刊行物6に記載された発明である。

(ウ)刊行物7発明について
上述のとおり、本願発明3の「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物」は刊行物7発明の「羅漢果」のことである。
また、刊行物7発明は「メタノールで抽出」するものであるところ、これは、本願発明3の「アルコール抽出方法によって抽出する」ことに相当する。
そして、刊行物7発明の「エキス」は、本願発明3の「抽出物」に相当する。
また、刊行物7発明が化合物を含むことは上述のとおりである。
してみると、本願発明4と刊行物7発明とは、
「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、化合物を1以上含む抽出物。」である点で一致し、以下の点で相違する。

<相違点6>
化合物について、本願発明3は「請求項1に記載された、式(I)の甘味料化合物」に特定しているのに対し、刊行物7発明はどのような化合物であるか特定していない点

上記相違点6について検討するに、当該相違点は、上記相違点3と同様の相違点であるから、この点は実質的な相違点ではない。
したがって、本願発明3は刊行物7に記載された発明である。

ウ まとめ
したがって、本願発明2及び3はいずれも、刊行物5?7に記載された発明であり、特許法第29条第1項第3号に該当する。

2 理由8について
(1)本願発明2及び3
本願請求項2及び3は本願請求項1を引用するところ、請求項1?3の各記載は上記したとおりである。
したがって、本願発明2及び3は書き下すと次のとおりであると認める。
本願発明2:「式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)を1以上含み、任意として、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。」

本願発明3:「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)を1以上含む抽出物。」

(2)引用出願、引用発明
出願4:特願2018-168462号(本願の分割出願)

出願4の令和2年4月21日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項2及び3は請求項1を引用するところ、請求項1?3の記載は次のとおりである。
(なお、出願4の上記請求項2は、令和1年11月27日付けの拒絶理由通知をした際の請求項12に、出願4の上記請求項3は、令和1年11月27日付けの拒絶理由通知をした際の請求項13及び14に対応する。)

「 【請求項1】
式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物。
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)。
【請求項2】
請求項1に記載の式(I)の甘味料化合物を1以上含み、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。
【請求項3】
Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、請求項1に記載された、式(I)の甘味料化合物を1以上含む抽出物。」
したがって、出願4の請求項2及び3に係る発明は、書き下すとそれぞれ、以下のとおりであると認める(以下「出願4発明2」及び「出願4発明3」という。)。
「式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)を1以上含み、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む、調製物。」及び
「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)を1以上含む抽出物。」

(3)対比・判断
ア 本願発明2について
本願発明2と出願4発明2とを対比する。両者は、
「式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)を1以上含む、調製物。」である点で一致し、
該調製物について、本願発明2が、「任意として、芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む」のに対し、出願4発明2は、「芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む」点で相違する。
上記相違点について検討するに、本願発明2は、「芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む」のは「任意」であるから、本願発明2の事実上の選択肢として、「芳香化合物及び/または調味料化合物及び/または甘味料及び/または甘味物質を含む」場合があり、この場合に本願発明2と出願4発明2とは同一である。
したがって、本願発明2と出願4発明2とは実質的に同一である。
なお、出願4発明2を先願とし本願発明2を後願とした場合、本願発明2を先願とし出願4発明2を後願とした場合のいずれの場合についても同様の判断である。
よって、本願発明2は特許法第39条第2項の規定により特許を受けることができない。

イ 本願発明3について
本願発明3と出願4発明3とを対比すると、両者は、
「Momordica grosvenorii(Siraitia grosvenoriとしても知られる)の植物から液状及び/又はアルコール抽出方法によって抽出する、式(I)を有する甘味料化合物であって、該甘味料化合物が以下の群から選ばれる化合物
【化1】

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Bb);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3S,4R,5R,6R)-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Cc);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2R,3R,4S,5S,6R)-2-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3-イルオキシ)-4,5-ジヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Dd);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,8R,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Ee);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Gg);
(6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10R,11R,13R,14S,17R)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-オン(化合物Hh);
(9R,10R,11R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-11-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-3(2H)-オン(化合物Jj);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-3-ヒドロキシ-4,4,9,13,14-ペンタメチル-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)-2-メチルヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Kk);
(3S,9R,10R,13R,14S,17R)-17-((2R,5R)-5-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-3-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-6-ヒドロキシ-6-メチルヘプタン-2-イル)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-3,4,7,8,9,10,12,13,14,15,16,17-ドデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-11 (2H)-オン(化合物Ll);
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3R,4S,5S,6R)-4,5-ジヒドロキシ-2-((3R,6R)-2-ヒドロキシ-2-メチル-6-((3S,9R,10S,13R,14S,17R)-4,4,9,13,14-ペンタメチル-3-((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)-2,3,4,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17-テトラデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ヘプタン-3-イルオキシ)-6-(((2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イルオキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(化合物Mm)を1以上含む抽出物。」である点で一致し、相違点はない(なお、本願の請求項1及び3の記載は、出願4の請求項1及び3の記載と完全に一致する。)。
したがって、本願発明3は出願4発明3と同一である。
なお、出願4発明3を先願とし本願発明3を後願とした場合、本願発明3を先願とし出願4発明3を後願とした場合のいずれの場合についても同様の判断である。
よって、本願発明3は特許法第39条第2項の規定により特許を受けることができない。

(4)請求人の主張について
請求人は、令和2年3月2日付の意見書において、「同日付手続補正書により、本願の発明と特願2018-168462の発明とは異なっています。また、特願2018-168462に対して拒絶理由通知書(起案日:令和1年10月15日)が出ていますので、本願と同一発明にならないように請求の範囲を補正する予定です。」と主張するところ、特願2018-168462号についての令和2年4月21日付けの手続補正による補正後も、本願発明2は出願4発明2と同一であり、本願発明3は出願4発明3と同一であることは、上記(3)で述べたとおりである。
したがって、上記請求人の主張を採用することはできない。

第5 むすび
以上のとおりであるから、そのほかの理由について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
別掲
 
審理終結日 2020-05-18 
結審通知日 2020-05-25 
審決日 2020-06-08 
出願番号 特願2016-535233(P2016-535233)
審決分類 P 1 8・ 4- WZ (A23L)
P 1 8・ 113- WZ (A23L)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 吉田 知美  
特許庁審判長 村上 騎見高
特許庁審判官 冨永 保
天野 宏樹
発明の名称 甘味料または甘味増強剤として使用される新規なトリペルテングリコシド  
代理人 特許業務法人アドバンス  
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