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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  C03C
審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  C03C
審判 全部申し立て ただし書き1号特許請求の範囲の減縮  C03C
審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載  C03C
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備  C03C
管理番号 1368965
異議申立番号 異議2018-700991  
総通号数 253 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2021-01-29 
種別 異議の決定 
異議申立日 2018-12-06 
確定日 2020-10-10 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6341836号発明「光学ガラス及び光学素子」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6341836号の特許請求の範囲を訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1?14〕について訂正することを認める。 特許第6341836号の請求項1、6?14に係る特許を維持する。 特許第6341836号の請求項2?5に係る特許についての特許異議の申立てを却下する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6341836号(以下、「本件特許」という。)は、平成22年2月8日(優先権主張 平成21年2月27日)に出願された特願2010-25113号の一部を平成26年10月30日に新たな出願とした特願2014-221880号の特許請求の範囲に記載された請求項1?14に係る発明について、平成30年5月25日に特許権の設定登録がされ、同年6月13日に特許掲載公報の発行がされたものであり、その後、その全請求項に係る特許について、同年12月6日付けで特許異議申立人星正美(以下、「申立人」という。)により甲第1号証?甲第6号証並びに参考資料1を証拠方法とする特許異議の申立てがされ、平成31年2月15日付けで取消理由が通知され、同年4月22日付けで特許権者より意見書の提出及び訂正の請求がされ、令和1年6月14日付けで申立人より意見書の提出がされ、同年8月19日付けで取消理由(決定の予告)が通知され、同年10月21日付けで特許権者より意見書の提出及び訂正の請求がされ、同年12月6日付けで申立人より意見書の提出がされ、令和2年3月3日付けで再度の取消理由(決定の予告)が通知され、同年6月2日付けで特許権者より乙第1、2号証の添付された意見書の提出及び訂正の請求(以下、「本件訂正請求」という。)がされたものである。

なお、上記令和2年6月2日付けの訂正請求に対しては、申立人に期間を指定して意見を求めたが、意見書の提出はなされなかった。

(証拠方法)
甲第1号証:中国特許公開101591142号公報 (翻訳文あり)
甲第2号証:特開平6-345481号公報
甲第3号証:特開2007-51055号公報
甲第4号証:中国特許公開101186439号公報 (翻訳文あり)
甲第5号証:特開2005-75665号公報
甲第6号証:特開2005-206433号公報
参考資料1:光学ガラス一覧図(n_(d)-ν_(d )ダイアグラム)(http://www.ohara-inc.co.jp/jp/product/optional/dl/data/sl_ndvdmap.pdf)

乙第1号証:上原進「光学ガラスの高屈折率化」、光学、第42巻第7号、2013年7月10日 公益社団法人応用物理学会発行、第345-350頁
乙第2号証:令和2年5月19日付けの「実験報告書」、株式会社オハラ 事業支援センター 知的財産課 柳川慶一作成

第2 訂正請求について

1.訂正の内容
本件訂正請求による本件訂正の内容は、訂正事項1?15よりなるものであって、以下のとおりである(下線は当審で付した)。
なお、平成31年4月22日付け及び令和1年10月21日付けの訂正請求は、いずれも取り下げられたものとみなす。

(1)訂正事項1
特許請求の範囲の請求項1に記載された、
「TiO_(2)成分を11.0%超45.0%以下
含有し、
BaO成分の含有量が20.0%以下、
B_(2)O_(3)成分の含有量が1.0%未満
であり、Al_(2)O_(3)成分を含有せず、
酸化物換算組成のガラス全質量に対するRn_(2)O成分の含有率の和が12.5%以下であり(式中、RnはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上)、」を、
「TiO_(2)成分を16.7%以上21.1%以下、
Na_(2)O成分を5.2%以上、
含有し、
BaO成分の含有量が5.0%未満、
B_(2)O_(3)成分の含有量が1.0%未満
であり、
Al_(2)O_(3)成分を含有せず、
酸化物換算組成のガラス全質量に対するRn_(2)O成分の含有率の和が8.8%以上12.5%以下であり(式中、RnはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上)、」に訂正する。

(2)訂正事項2
特許請求の範囲の請求項1に記載された、
「1.80以上2.20以下の屈折率(n_(d))を有し(但し、屈折率n_(d)が1.86以下のものを除く)、10以上30以下のアッベ数(ν_(d))を有し、」を、
「1.91以上2.10以下の屈折率(n_(d))を有し、15以上20以下のアッベ数(ν_(d))を有し、」に訂正する。

(3)訂正事項3
特許請求の範囲の請求項2を削除する。

(4)訂正事項4
特許請求の範囲の請求項3を削除する。

(5)訂正事項5
特許請求の範囲の請求項4を削除する。

(6)訂正事項6
特許請求の範囲の請求項5を削除する。

(7)訂正事項7
特許請求の範囲の請求項6に記載された、
「請求項4から5のいずれか記載の」を、
「請求項1記載の」に訂正する。

(8)訂正事項8
特許請求の範囲の請求項7に記載された、
「請求項1から6のいずれか記載の」を、
「請求項1又は6記載の」に訂正する。

(9)訂正事項9
特許請求の範囲の請求項8に記載された、
「請求項1から7のいずれか記載の」を、
「請求項1、6又は7記載の」に訂正する。

(10)訂正事項10
特許請求の範囲の請求項9に記載された、
「請求項1から8のいずれか記載の」を、
「請求項1、6、7又は8記載の」に訂正する。

(11)訂正事項11
特許請求の範囲の請求項10に記載された、
「請求項1から9のいずれか記載の」を、
「請求項1、6、7、8又は9記載の」に訂正する。

(12)訂正事項12
特許請求の範囲の請求項11に記載された、
「請求項1から10のいずれか記載の」を、
「請求項1、6、7、8、9又は10記載の」に訂正する。

(13)訂正事項13
特許請求の範囲の請求項12に記載された、
「請求項1から11のいずれか記載の」を、
「請求項1、6、7、8、9、10又は11記載の」に訂正する。

(14)訂正事項14
特許請求の範囲の請求項13に記載された、
「請求項1から12のいずれか記載の」を、
「請求項1、6、7、8、9、10、11又は12記載の」に訂正する。

(15)訂正事項15
特許請求の範囲の請求項14に記載された、
「請求項1から12のいずれか記載の」を、
「請求項1、6、7、8、9、10、11又は12記載の」に訂正する。

(16)一群の請求項について
訂正前の請求項2?14が、直接又は間接的に訂正前の請求項1を引用するものであるから、訂正事項1?15の特許請求の範囲の訂正は、一群の請求項1?14について請求されたものである。

2.訂正要件の判断
(1)訂正事項1について
訂正事項1は、訂正前の請求項1に記載された光学ガラスの発明について、本件明細書の【0037】及び実施例等の記載に基づき、TiO_(2)成分の含有量の数値範囲を下限の数値の増加及び上限の数値の減少によりさらに限定し、本件明細書の【0041】及び実施例等の記載に基づき、Na_(2)O成分の含有量の下限の数値をさらに特定し、本件明細書の【0039】及び実施例等の記載に基づき、BaO成分の含有量の上限の数値を減少してさらに限定し、本件明細書の【0043】及び実施例等の記載に基づき、Rn_(2)O成分の含有率の和の下限の数値をさらに特定するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、願書に添付した明細書又は特許請求の範囲に記載した事項の範囲内においてしたものであり、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

(2)訂正事項2について
訂正事項2は、訂正前の請求項1に記載された光学ガラスの発明について、本件明細書の【0067】、実施例等の記載から、屈折率(n_(d))の数値範囲を下限の数値の増加及び上限の数値の減少によりさらに限定し、アッベ数(ν_(d))の数値範囲を下限の数値の増加及び上限の数値の減少によりさらに限定するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、願書に添付した明細書又は特許請求の範囲に記載した事項の範囲内においてしたものであり、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

(3)訂正事項3?15について
訂正事項3?6は請求項を削除するものであり、訂正事項7?15はそれに伴い選択的引用請求項の一部を削除するものであるから、いずれも特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、願書に添付した明細書又は特許請求の範囲に記載した事項の範囲内においてしたものであり、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

(4)独立特許要件について
本件訂正請求においては、全ての請求項に対して特許異議の申立てがされているので、特許法第120条の5第9項において読み替えて準用する同法第126条第7項の規定は適用されない。

3.小括
以上のとおりであるから、本件訂正請求による訂正は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合するので、訂正後の請求項〔1?14〕について訂正することを認める。

第3 本件発明について
上記第2のとおり本件訂正請求は認容され、請求項2?5は削除されたから、本件特許に係る発明は、本件訂正後の特許請求の範囲の請求項1、6?14の記載により特定される以下のとおりのものである(以下、それぞれ「本件発明1」、「本件発明6」?「本件発明14」、これらをまとめて「本件発明」という。下線は当審で付した。)。

「【請求項1】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
P_(2)O_(5)成分を5.0%以上40.0%以下、
Nb_(2)O_(5)成分を10.0%以上48.0%以下、及び
TiO_(2)成分を16.7%以上21.1%以下、
Na_(2)O成分を5.2%以上、
含有し、
BaO成分の含有量が5.0%未満、
B_(2)O_(3)成分の含有量が1.0%未満
であり、
Al_(2)O_(3)成分を含有せず、
酸化物換算組成のガラス全質量に対するRn_(2)O成分の含有率の和が8.8%以上12.5%以下であり(式中、RnはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上)、
酸化物基準の質量に対する外割りの質量%でSb_(2)O_(3)成分が0.3質量%以下(但し、Sb_(2)O_(3)成分を0.11質量%以上含有するものを除く)であり、
1.91以上2.10以下の屈折率(n_(d))を有し、15以上20以下のアッベ数(ν_(d))を有し、
対面を平行に研磨した厚さ10±0.1mmの試料について、徐冷降下速度-25℃/hrの徐冷炉でアニール処理を行った後、JOGIS02-^(1975)に規定される方法で求めた、分光透過率が70%を示す波長(λ_(70))が500nm以下である光学ガラス。
【請求項6】
Li_(2)O成分、Na_(2)O成分、及びK_(2)O成分のうち2種以上の成分を含んでいる請求項1記載の光学ガラス。
【請求項7】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
MgO成分 0?5.0%及び/又は
CaO成分 0?10.0%及び/又は
SrO成分 0?10.0%
である請求項1又は6記載の光学ガラス。
【請求項8】
酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和MgO+CaO+SrO+BaOが20.0%以下である請求項1、6又は7記載の光学ガラス。
【請求項9】
酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和MgO+CaO+SrO+BaOが12.0%以下である請求項1、6、7又は8記載の光学ガラス。
【請求項10】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
Y_(2)O_(3)成分 0?10.0%及び/又は
La_(2)O_(3)成分 0?10.0%及び/又は
Gd_(2)O_(3)成分 0?10.0%
である請求項1、6、7、8又は9記載の光学ガラス。
【請求項11】
酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和Y_(2)O_(3)+La_(2)O_(3)+Gd_(2)O_(3)が20.0%以下である請求項1、6、7、8、9又は10記載の光学ガラス。
【請求項12】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
SiO_(2)成分 0?10.0%及び/又は
GeO_(2)成分 0?10.0%及び/又は
Bi_(2)O_(3)成分 0?15.0%及び/又は
ZrO_(2)成分 0?10.0%及び/又は
ZnO成分 0?10.0%及び/又は
Ta_(2)O_(5)成分 0?10.0%及び/又は
WO_(3)成分 0?20.0%
である請求項1、6、7、8、9、10又は11記載の光学ガラス。
【請求項13】
請求項1、6、7、8、9、10、11又は12記載の光学ガラスからなる光学素子。
【請求項14】
請求項1、6、7、8、9、10、11又は12記載の光学ガラスを用い、軟化した前記光学ガラスに対して金型内でプレス成形を行うガラス成形体の製造方法。」

第4 取消理由について

1.令和2年3月3日付けの取消理由通知書(決定の予告)で通知した取消理由について
(1)取消理由の概要
取消理由1:本件特許は、令和1年10月21日付けの訂正請求に係る訂正特許請求の範囲の記載が下記の点で不備のため、特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていない特許出願に対してされたものである。

本件明細書の発明の詳細な説明【0002】?【0007】の記載からみて、本件特許に係る発明の課題は、高屈折率ガラスにおいて、Sb_(2)O_(3)成分を少量しか含有せず或いは全く含まずに、所望の高透過率及び高分散(低いアッベ数)を有する光学ガラス及び光学素子を提供することにより解決されるものといえる。
そして、発明の詳細な説明の実施例(No.1、29、30)に記載された各成分の含有量の数値レベルの光学ガラスであれば、当業者が上記課題を解決できると認識できる。
これに対して、以下のア.?エ.の点については、特許請求の範囲で特定されている数値範囲が、上記実施例に記載された数値から大きく外れるものを含んでおり、その数値範囲内の数値であれば上記課題を解決できる光学ガラスが実際に得られることを当業者が高い蓋然性をもって認識できるとはいえない。
ア.TiO_(2)成分(上限)
イ.Rn_(2)OもしくはNa_(2)O成分(下限)
ウ.BaO成分
エ.アッベ数(ν_(d))

(2)取消理由についての判断
上記ア.の点に関し、本件発明1では、訂正により、TiO_(2)成分の上限が実施例30における21.1%に特定されている。
上記イ.の点に関し、本件発明1では、訂正により、Na_(2)Oは必須の成分となってその下限が実施例29における5.2%に特定され、Rn_(2)O成分の和の下限が実施例29における8.8%に特定されている。
上記ウ.の点に関し、BaO成分については、ガラス形成成分(ネットワークフォーマー)であり、その意味でP_(2)O_(5)成分にある程度置換可能であると認識され、当該置換によっても本件発明の課題解決に影響がないと推認されることは技術常識から明らかである。そして、本件明細書の実施例において、そのような置換が可能なことは、乙第2号証でも示されている。
上記エ.の点に関し、アッベ数を下げようとした場合に、例えば、Nb_(2)O_(5)成分からTiO_(2)成分へ数%置換することでそれが可能なことは、当業者であれば乙第1号証の図7等の記載と技術常識とから認識できることである。そして、TiO_(2)成分16.7%の実施例29のものが分光透過率70%の波長435nmであり、TiO_(2)成分21.1%の実施例30のものが分光透過率70%の波長440nmであることからすれば、TiO_(2)成分の増加が透過率を低下させることが技術常識であったとしても、上記数%の置換によってアッベ数を下げた場合に、本件発明1で特定されている分光透過率70%の波長500nm以下とできることは十分に推認されるといえる。
以上のことから、取消理由1は理由がない。

2.その他の取消理由について
2-1.甲第2号証及び甲第3号証に記載された発明に基づく取消理由について
(1)取消理由の概要
令和1年8月19日付けの取消理由通知書(決定の予告)で通知した取消理由及び平成31年2月15日付け取消理由通知書で通知した取消理由4)は、いずれも、本件特許に係る発明は、甲第2号証 (以下、「甲2」という。)及び甲第3号証 (以下、「甲3」という。)に記載された発明に基いて、その優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができないから、その発明に係る特許は取り消すべきものである、というものである。

(2)取消理由についての判断
ア.引用文献の記載事項と引用発明
甲2には、以下の(ア)?(エ)の事項が記載されている。

(ア)「【請求項3】重量百分率で、P_(2)O_(5) 15?30%、TiO_(2) 6?20%、B_(2)O_(3) 0?5%、SiO_(2) 0?5%、Nb_(2)O_(5) 30?60%、Ta_(2)O_(5) 0?20%、WO_(3) 0?10%、Bi_(2)O_(3) 0?10%、ZrO_(2) 0?5%、Al_(2)O_(3) 0?2%、MgO+CaO+SrO+BaO 0?10%、La_(2)O_(3)+Y_(2)O_(3)+Gd_(2)O_(3) 0?10%、ZnO 0?10%、Li_(2)O 0?5%、Na_(2)O+K_(2)O 0?20%、ただし、Li_(2)O+Na_(2)O+K_(2)O 2?20%、Sb_(2)O_(3) 0.1%以下および上記各金属元素の1種または2種以上の酸化物の一部または全部と置換した弗化物の弗素(F)として合計0?2%含有し、かつ、屈折率が1.8以上を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光学ガラスの製造方法。」

(イ)「【0002】
【従来の技術】従来、前記のP_(2)O_(5)-TiO_(2)系ガラスは、高分散性のガラスとして、P_(2)O_(5)-TiO_(2)-Nb_(2)O_(5)系、P_(2)O_(5)-TiO_(2)-R_(2)O系(R;Li、Na、K)系、P_(2)O_(5)-SiO_(2)-TiO_(2)-R_(2)O系、P_(2)O_(5)-B_(2)O_(3)-TiO_(2)-Nb_(2)O_(5)系などで知られているが、TiO_(2)成分を多量に含む場合、ガラスが紫色に着色するため、光学ガラスとして不適当であり、また、場合によりガラスの安定化のため環境上有害なPbO成分を含むことがある。 そこで、この問題を改善するため、特公昭55-37500号公報には、P_(2)O_(5)-B_(2)O_(3)-TiO_(2)-Nb_(2)O_(5)系ガラスが開示されており、さらに特開昭61-146732号公報にはP_(2)O_(5)-Al_(2)O_(3)-B_(2)O_(3)-TiO_(2)-Nb_(2)O_(5)-R_(2)O系ガラスが開示されているが、これらのガラスは、As_(2)O_(3)成分を必須的に添加することで、ガラスの着色を防止している。そのためガラスは有害なAs_(2)O_(3)成分を含有することになり、環境汚染上重要な問題である。」

(ウ)「【0009】つぎに、本発明の実施例をガラス組成、ガラスの屈折率(N_(d))、アッベ数(ν_(d))、熱処理温度およびその保持時間、熱処理前後の70%分光透過率を与える波長(T_(70)(nm))および従来の光学ガラスの比較組成例(No.AおよびNo.B)と共に表1に示す。ここで、T_(70)は両面研磨した厚さ10mmのガラス試料について測定した結果を示したものである。表1から明らかなように、熱処理することにより、いずれも透過波長(T_(70))が短波長側へシフトしており、着色が少なく、光線透過性が一段と優れており、ガラスの熱処理前にみられる紫色の着色がなく、光学ガラスとして好適である。」

(エ)「【表1】

【表1】


上記(ウ)、(エ)の記載によれば、甲2には、実施例12として以下の甲2-1発明、実施例13として以下の甲2-2発明が記載されていると認められる。

(甲2-1発明)
「酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%でP_(2)O_(5)成分を22.5%、Nb_(2)O_(5)成分を47.95%、及びTiO_(2)成分を13.5%含有し、BaO成分の含有量が5.0%、B_(2)O_(3)成分の含有量が1%であり、Al_(2)O_(3)成分の含有量が0%であり、Li_(2)O成分の含有量が0.5%であり、Na_(2)O成分の含有量が4%であり、K_(2)O成分の含有量が0%であり、Sb_(2)O_(3)成分が0.01%であり、SiO_(2)成分が0.5%であり、La_(2)O_(3)成分が5%であり、1.9604の屈折率(n_(d))を有し、17.9のアッベ数(ν_(d))を有し、対面を平行に研磨した厚さ10mmの試料について、620℃で24時間熱処理を行った後、分光透過率が70%を示す波長(T_(70))が432nmである光学ガラス。」

(甲2-2発明)
「酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%でP_(2)O_(5)成分を25%、Nb_(2)O_(5)成分を37%、及びTiO_(2)成分を16%含有し、BaO成分の含有量が13%、B_(2)O_(3)成分の含有量が1%であり、Al_(2)O_(3)成分の含有量が0%であり、Li_(2)O成分の含有量が1%であり、Na_(2)O成分の含有量が7%であり、K_(2)O成分の含有量が0%であり、Sb_(2)O_(3)成分が0%であり、SiO_(2)成分が0%であり、1.9288の屈折率(n_(d))を有し、18.3のアッベ数(ν_(d))を有し、対面を平行に研磨した厚さ10mmの試料について、620℃で24時間熱処理を行った後、分光透過率が70%を示す波長(T_(70))が415nmである光学ガラス。」

甲3には、以下の(オ)の事項が記載されている。
(オ)「【0061】
TiO_(2)は、ガラスの屈折率を高める効果を有する成分である。しかし他方では、その量が多過ぎるとガラスの光線透過率を悪化させ易い成分でもあり、更に、溶融やプレスの際に失透し易くなる傾向も増す。好ましい上限は10%であり、さらに好ましい上限は5%であり、特に内部品質に優れ、短波長領域の光線透過率が非常に良いものを得たい場合には、3%を上限とすることが好ましく、最も好ましくは含有しない。」

イ.対比・判断
(ア)本件発明1について
本件発明1と甲2-1発明あるいは甲2-2発明とを対比すると、両者は、少なくともTiO_(2)成分の点において、前者は16.7%以上21.1%以下であるのに対し、後者は13.5%あるいは16%である点で相違する。
甲2には、上記(ア)のとおり、TiO_(2)を重量百分率で6?20%と記載されているものの、上記(イ)のとおり、そもそもTiO_(2)成分を多量に含む場合のガラスが紫色に着色する問題を改善するためのものであるから、どの成分と置換してTiO_(2)成分を増加させるかについて示唆するものがなければ、甲2-1発明あるいは甲2-2発明において上記相違点を解消する動機付けがあるとはいえないし、甲3にも上記(オ)のとおり、TiO_(2)は、ガラスの屈折率を高める効果を有する成分であるが、その量が多過ぎるとガラスの光線透過率を悪化させ易い成分でもあることが記載されているから、増加させることには阻害要因があるといえる。
してみれば、甲2及び甲3を参酌して上記相違点を解消することは、当業者といえども容易なことではない。
よって、本件発明1は、甲2及び甲3に記載された発明に基いて、その優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるとはいえない。

(イ)本件発明6?14について
本件発明6?14は、何れも本件発明1の発明特定事項をすべて含みさらに限定が付されたものであって、上記(ア)で検討したと同様に、少なくとも上記相違点を有するものであるから、同様に、甲2及び甲3に記載された発明に基いて、その優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるとはいえない。

(ウ)小括
以上のとおりであるから、甲第2号証及び甲第3号証に記載された発明に基づく取消理由は理由がない。

2-2.甲第1号証に記載された発明に基づく取消理由について
甲第1号証は、本件特許に係る出願日前であって優先日後に公開された中国特許公開公報であり、平成31年2月15日付け取消理由通知書で通知した取消理由3)は、訂正前の本件請求項5の記載が、優先権の基礎にされた先の出願に記載されたものではなく、優先権の利益を享受できないものであることから生じた取消理由である。
これに対し、請求項5は訂正により削除されているから、この取消理由は理由がない。

2-3.アッベ数の下限値及び屈折率の上限値に係る取消理由について
平成31年2月15日付け取消理由通知書で通知した取消理由1)及び2)は、訂正前の本件請求項1で特定するアッベ数の下限値及び屈折率の上限値は、本件明細書に記載された具体例で開示された内容を拡張ないし一般化できるものではなく、当業者が実施できる程度に明確かつ十分に記載されたものではないということに基づく取消理由である。
そこで、本件発明1における、アッベ数の訂正後の下限値15、及び、屈折率の訂正後の上限値2.10について以下検討する。
本件明細書には、実施例29が記載されているところ、酸化物成分を置換したときの屈折率及びアッベ数の変化量は、例えば、乙1号証の図7から把握できるように3質量%置換したときの屈折率及びアッベ数の変化量は技術常識といえるものである。そして、例えば、Nb_(2)O_(3)成分からTiO_(2)成分への置換でアッベ数が2.5程度減少することは当業者であれば認識でき、アッベ数が約15程度の光学ガラスを作成できることは自明である。また、屈折率についても、例えば、WO_(3)成分をTiO_(2)成分に置換することで屈折率が0.15程度増加することが当業者は同様に認識でき、屈折率が約2.10程度の光学ガラスを作成できることも自明である。
よって、この取消理由も理由はない。

第5 取消理由で採用しなかった特許異議申立理由について

1.甲第1号証に記載された発明に基づく特許異議申立理由について
甲第1号証は、本件特許に係る出願日前であって優先日後に公開された中国特許公開公報であり、申立人の主張する申立理由は、訂正前の本件請求項1の記載における、(1)「Nb_(2)O_(3)成分」を「48.0%以下」と特定する点、(2)「酸化物換算組成のガラス全質量に対するRn_(2)O成分の含有率の和が12.5%以下」と特定する点、(3)「Sb_(2)O_(3)成分が0.3質量%以下(但し、Sb_(2)O_(3)成分を0.11質量%以上含有するものを除く)」と特定する点、訂正前の本件請求項2の記載における、(4)「TiO_(2)成分を15.0%より多く含有する」と特定する点、本件請求項4の記載における、(5)「Na_(2)O成分を4.0%より多く含有する」と特定する点、本件請求項9の記載における、(6)「質量和MgO+CaO+SrO+BaOが12.0%以下」と特定する点については、いずれも優先権の基礎にされた先の出願に記載されたものではなく、優先権の利益を享受できないものであることから、訂正前の本件請求項1?14に係る発明は甲第1号証に記載された発明に基づき新規性及び進歩性を欠如するというものである。
そこで、上記(1)?(6)について、本件特許に係る出願の優先権主張の基礎となる特願2009-46567号の明細書(以下、「基礎明細書」という。)の記載内容を本件発明の特定事項と照らし合わせつつ以下に検討する。
まず、上記(1)について、基礎明細書【0036】にはNb_(2)O_(3)成分を「10.0%以上」「60.0%以下」とすることが記載されており、本件発明1の「Nb_(2)O_(5)成分を10.0%以上48.0%以下」という特定事項を包含する内容である。そして、「Nb_(2)O_(5)成分」を「48.0%以下」と特定するに際し、この上限の数値についての新たな技術的意義も本件明細書には追加記載されていないから、本件発明1は、基礎明細書に記載された範囲を超えるものとはいえない。
次に、上記(2)について、基礎明細書【0043】にはRn_(2)O成分の含有率の質量和を「好ましくは15.0%未満とする」ことが記載されており、本件発明1の「酸化物換算組成のガラス全質量に対するRn_(2)O成分の含有率の和が8.8%以上12.5%以下」という特定事項を包含する内容である。そして、「Rn_(2)O成分」を「12.5%以下」と特定するに際し、この上限の数値についての新たな技術的意義も本件明細書には追加記載されていないから、本件発明1は、基礎明細書に記載された範囲を超えるものとはいえない。
上記(3)について、基礎明細書【0026】にはSb_(2)O_(3)成分の含有量を「好ましくは0.01%・・・を上限とする」ことが記載されており、本件発明1の「Sb_(2)O_(3)成分が0.3質量%以下(但し、Sb_(2)O_(3)成分を0.11質量%以上含有するものを除く)」という特定事項のうち、0.01%を超え0.11質量%未満のSb_(2)O_(3)成分を含むことについての明示の記載は見当たらない。しかし、本件発明は、基礎明細書及び本件明細書の【発明が解決しようとする課題】【0005】?【0007】に記載されている、所望の高透過率及び高分散の光学ガラスでは従来Sb_(2)O_(3)を必須に含むものであったのを、Sb_(2)O_(3)を少量しかあるいは全く含まなくとも提供できるようにしたものであることからして、基礎明細書に明示の記載はなくとも、0.01%を超え0.11質量%未満のSb_(2)O_(3)成分を含む場合にも、Sb_(2)O_(3)成分が0.01%以下である場合と同様に本件発明の上記課題が解決できることは自明であるといえる。よって、本件発明1は、基礎明細書に記載された範囲を超えるものとはいえない。
上記(4)について、基礎明細書【0031】にはTiO_(2)成分の含有率を「最も好ましくは11.0%より多くする」こと、「最も好ましくは35.0%を上限とする」ことが記載されており、本件発明1の「TiO_(2)成分を16.7%以上21.1%以下」という特定事項を包含する内容である。そして、「TiO_(2)成分」を「16.7%以上」と特定するに際し、この下限の数値についての新たな技術的意義も本件明細書には追加記載されていないから、本件発明1は、基礎明細書に記載された範囲を超えるものとはいえない。なお、請求項2は削除されている。
上記(5)について、基礎明細書【0035】にはNa_(2)O成分の含有量を「好ましくは15.0%未満」とすることが記載されており、実施例29では5.2%含有しているから、本件発明1の「Na_(2)O成分を5.2%以上」という特定事項は把握できる内容である。そして、「Na_(2)O成分」を「5.2%以上」と特定するに際し、この下限の数値についての新たな技術的意義も本件明細書には追加記載されていないから、本件発明1は、基礎明細書に記載された範囲を超えるものとはいえない。なお、請求項4は削除されている。
上記(6)について、基礎明細書【0042】には「RO成分(式中、RはMg、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)の含有率の質量和が、・・・最も好ましくは15.0%を上限とする」ことが記載されており、本件発明9の「酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和MgO+CaO+SrO+BaOが12.0%以下である」という特定事項を包含する内容である。そして、上限を「12.0%以下」と特定するに際し、この上限の数値についての新たな技術的意義も本件明細書には追加記載されていないから、本件発明9は、基礎明細書に記載された範囲を超えるものとはいえない。
よって、本件発明1、9に係る上記(1)?(6)の点は、いずれも優先権の基礎にされた先の出願に記載された範囲を超えるものではないから、この特許異議申立理由は、本件発明が優先権の利益を享受できないものであるという申立人が主張する前提を欠くことになり、理由はない。

2.甲第4?6号証に記載された発明に基づく特許異議申立理由について
申立人は、甲第4号証を主引例とし、訂正前の本件請求項1?3、5?8、10?14に係る発明は、甲第4?6号証に記載された発明に基づき進歩性を欠如することを特許異議申立理由として主張する。
しかし、甲第4号証に記載された発明では、TiO_(2)成分量が0.1?10%とされており、TiO_(2)成分量を本件発明1で特定される下限の16.7%まで増加させることの動機付けが得られない。甲第5、6号証に、TiO_(2)成分が高屈折率及び高分散特性を得るために有効な成分であることが記載されていたとしても、甲第4号証に記載された発明からどのように成分を置換させればよいのかの教示が得られないから、本件発明1に想到することは、当業者であっても容易なことではない。
また、甲第4号証には、本件発明1に訂正により追加された特定事項である「Na_(2)O成分を5.2%以上」の点についても開示がない。
よって、この特許異議申立理由も理由はない。

3.補正要件違反であるとの特許異議申立理由について
申立人は、平成27年10月5日付けの手続補正書に基づく、訂正前の請求項1におけるNb_(2)O_(5)含量の上限を「48.0%以下」とした点については、補正の根拠とされる実施例21が特許発明の実施態様でないことから、その数値の特定は特許法第17条の2第3項の規定に違反するものであることを特許異議申立理由として主張する。
この点について検討するに、本件の当初明細書【0036】にはNb_(2)O_(3)成分を「10.0%以上」「60.0%以下」とすることが記載されており、補正後の「Nb_(2)O_(5)成分を10.0%以上48.0%以下」という特定事項を包含する内容である。そして、「Nb_(2)O_(5)成分」を「48.0%以下」と特定するに際し、この上限の数値についての新たな技術的意義も本件明細書には補正により追加記載されていないから、この補正は新たな技術的事項を導入するものであるとはいえず、当初明細書に記載された範囲を超えるものではない。
よって、この特許異議申立理由も理由はない。

第6 むすび
以上のとおり、請求項1、6?14に係る特許については、取消理由通知書に記載した取消理由又は特許異議申立書に記載された特許異議申立理由によっては、取り消すことができない。
また、他に請求項1、6?14に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
請求項2?5は、訂正により削除されたため、これらの請求項に係る特許に対する特許異議の申立てについては、対象となる請求項が存在しないものとなったから、特許法第120条の8第1項で準用する同法第135条の規定により却下する。
よって、結論のとおり決定する。

 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
P_(2)O_(5)成分を5.0%以上40.0%以下、
Nb_(2)O_(5)成分を10.0%以上48.0%以下、及び
TiO_(2)成分を16.7%以上21.1%以下、
Na_(2)O成分を5.2%以上、
含有し、
BaO成分の含有量が5.0%未満、
B_(2)O_(3)成分の含有量が1.0%未満
であり、
Al_(2)O_(3)成分を含有せず、
酸化物換算組成のガラス全質量に対するRn_(2)O成分の含有率の和が8.8%以上12.5%以下であり(式中、RnはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上)、
酸化物基準の質量に対する外割りの質量%でSb_(2)O_(3)成分が0.3質量%以下(但し、Sb_(2)O_(3)成分を0.11質量%以上含有するものを除く)であり、
1.91以上2.10以下の屈折率(n_(d))を有し、15以上20以下のアッベ数(ν_(d))を有し、
対面を平行に研磨した厚さ10±0.1mmの試料について、徐冷降下速度-25℃/hrの徐冷炉でアニール処理を行った後、JOGIS02-^(1975)に規定される方法で求めた、分光透過率が70%を示す波長(λ_(70))が500nm以下である光学ガラス。
【請求項2】(削除)
【請求項3】(削除)
【請求項4】(削除)
【請求項5】(削除)
【請求項6】
Li_(2)O成分、Na_(2)O成分、及びK_(2)O成分のうち2種以上の成分を含んでいる請求項1記載の光学ガラス。
【請求項7】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
MgO成分 0?5.0%及び/又は
CaO成分 0?10.0%及び/又は
SrO成分 0?10.0%
である請求項1又は6記載の光学ガラス。
【請求項8】
酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和MgO+CaO+SrO+BaOが20.0%以下である請求項1、6又は7記載の光学ガラス。
【請求項9】
酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和MgO+CaO+SrO+BaOが12.0%以下である請求項1、6、7又は8記載の光学ガラス。
【請求項10】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
Y_(2)O_(3)成分 0?10.0%及び/又は
La_(2)O_(3)成分 0?10.0%及び/又は
Gd_(2)O_(3)成分 0?10.0%
である請求項1、6、7、8又は9記載の光学ガラス。
【請求項11】
酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和Y_(2)O_(3)+La_(2)O_(3)+Gd_(2)O_(3)が20.0%以下である請求項1、6、7、8、9又は10記載の光学ガラス。
【請求項12】
酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
SiO_(2)成分 0?10.0%及び/又は
GeO_(2)成分 0?10.0%及び/又は
Bi_(2)O_(3)成分 0?15.0%及び/又は
ZrO_(2)成分 0?10.0%及び/又は
ZnO成分 0?10.0%及び/又は
Ta_(2)O_(5)成分 0?10.0%及び/又は
WO_(3)成分 0?20.0%
である請求項1、6、7、8、9、10又は11記載の光学ガラス。
【請求項13】
請求項1、6、7、8、9、10、11又は12記載の光学ガラスからなる光学素子。
【請求項14】
請求項1、6、7、8、9、10、11又は12記載の光学ガラスを用い、軟化した前記光学ガラスに対して金型内でプレス成形を行うガラス成形体の製造方法。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2020-09-28 
出願番号 特願2014-221880(P2014-221880)
審決分類 P 1 651・ 536- YAA (C03C)
P 1 651・ 121- YAA (C03C)
P 1 651・ 537- YAA (C03C)
P 1 651・ 113- YAA (C03C)
P 1 651・ 851- YAA (C03C)
最終処分 維持  
前審関与審査官 立木 林  
特許庁審判長 日比野 隆治
特許庁審判官 宮澤 尚之
菊地 則義
登録日 2018-05-25 
登録番号 特許第6341836号(P6341836)
権利者 株式会社オハラ
発明の名称 光学ガラス及び光学素子  
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