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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  A47J
管理番号 1370028
異議申立番号 異議2020-700790  
総通号数 254 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2021-02-26 
種別 異議の決定 
異議申立日 2020-10-14 
確定日 2021-01-08 
異議申立件数
事件の表示 特許第6679035号発明「火床カバーおよびこれを備えたバーベキューグリル」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6679035号の請求項1ないし3に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6679035号(以下「本件特許」という。)の請求項1?3に係る特許についての出願は、平成25年9月2日に出願された特願2013-180861号の一部を平成28年1月22日に新たな特許出願である特願2016-10226号とし、その一部を平成29年6月1日に新たな特許出願である特願2017-109247号とし、さらにその一部を令和元年10月2日に新たな特許出願である特願2019-182086号としたものであって、令和2年3月23日にその特許権の設定登録がされ、令和2年4月15日に特許掲載公報が発行された。その後、その特許に対し、令和2年10月14日に特許異議申立人である株式会社グリーンライフ(以下「申立人」という。)は、特許異議の申立てを行った。

第2 本件発明
本件特許の請求項1?3の特許に係る発明(以下「本件発明1」?「本件発明3」という。)は、それぞれ、その特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定される次のとおりのものである。

「【請求項1】
可撓性を有する金属箔で構成され、内部に加熱燃料を収容できる箱であり、且つバーベキューグリルの金属板で構成された火床内に配置される火床カバーであって、
前記火床の底板に対向配置される底板と、
前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており、前記火床カバーの前記側壁は、前記火床の前記側壁側に傾斜しており、
前記火床カバーの前記側壁には、その幅方向に間隔をあけて複数の凸部が設けられており、
前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床カバーの前記側壁の傾斜方向に延びており且つ前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており、
前記火床カバーの前記底板には、前記火床の前記底板から離反するように上方に凸の突脈である凸部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部の前記火床の前記底板側に凹部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部は、前記火床カバーの前記底板の周縁部に設けられた環状の突脈を有している火床カバー。
【請求項2】
可撓性を有する金属箔で構成され、内部に加熱燃料を収容できる箱であり、且つバーベキューグリルの金属板で構成された火床内に配置される火床カバーであって、
前記火床の底板に対向配置される底板と、
前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており、前記火床カバーの前記側壁は垂直に延びており、
前記火床カバーの前記側壁には、その幅方向に間隔をあけて複数の凸部が設けられており、
前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、垂直に延びており且つ前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており、
前記火床カバーの前記底板には、前記火床の前記底板から離反するように上方に凸の突脈である凸部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部の前記火床の前記底板側に凹部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部は、前記火床カバーの前記底板の周縁部に設けられた環状の突脈を有している火床カバー。
【請求項3】
金属板で構成された火床と、
前記火床内に配置された請求項1又は2記載の火床カバーとを備えており、
前記火床は、底板及び側壁を有しており、
前記火床カバーの前記底板は、前記火床の前記底板に対向配置され、前記火床カバーの前記側壁は、前記火床の前記側壁に対向配置されているバーベキューグリル。」

第3 申立理由の概要
申立人は、証拠方法として甲第1号証及び甲第2号証(以下「甲1」及び「甲2」ともいう。)を提出し、本件特許の請求項1?3に係る発明は、甲1に記載された発明に基いて、又は、甲1に記載された発明及び甲2に記載された発明に基いて、それぞれ当業者が容易に発明をすることができたものであり、請求項1?3に係る特許は特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであるから、請求項1?3に係る特許を取り消すべきものである旨主張する。

<証拠方法>
甲第1号証:米国特許第3601280号明細書
甲第2号証:意匠登録第1488727号公報

なお、甲1は本件特許の出願前に頒布された刊行物であるが、甲2は、本件特許の原出願の出願日(平成25年9月2日)より後である平成26年1月27日に発行された意匠公報であるから、本件特許の原出願の出願前に頒布された刊行物ではない。
また、申立人は次の甲第3?5号証(以下「甲3」?「甲5」ともいう。)を提出するが、申立理由には直接関係のない事実を立証しようとするものであり、参考情報とした。
甲第3号証:特許権者から申立人への令和2年4月3日付け書面
甲第4号証:申立人から特許権者への令和2年6月22日付け書面
甲第5号証:特許権者から申立人への令和2年7月20日付け書面

第4 甲1及び2の記載等
1 甲1について
(1)甲1の記載
甲1には、次の記載がある(なお、翻訳文は、申立人が提出した翻訳文を採用し、一部修正したものであり、翻訳文の下線は、当審において付したものである。)。
(a-1) 「DISPOSABLE ALUMINUM LINER FOR BARBECUE
BACKGROUND OF THE INVENTION
Barbecuing meat in the home garden, on the patio or while on a picnic is a popular outdoor pursuit which gives many people a great deal of pleasure.
The quality of barbecued meat may suffer due to the burning of residues remaining in the bottom of the barbecue from previous use. These residues include rancid grease and fat, which, when heated, will be evaporated by the fire and then may taint the food being prepared. The result is that the barbecued food is given an objectionable flavor.
The removal of ashes, soot and the melted rancid grease to avoid the foregoing disadvantages, is a messy job which most people like to avoid and as a result, the final clean up of the barbecue is left undone.
A further disadvantage of the present method of burning fuel in the barbecue is that as the fuel burns it tends to obstruct the circulation of air under the fuel bed.」(1欄1行?同欄21行)
<翻訳文>
「バーベキュー用の使い捨てアルミニウムライナー
【発明の背景】
ホームガーデン、パティオ、またはピクニック中に肉をバーベキューすることは、多くの人々に大きな喜びを与える人気のあるアウトドアの娯楽である。
バーベキュー肉の品質は、以前の使用でバーベキューの底に残っている残留物が燃えるために低下する可能性がある。これらの残留物には、酸敗したグリースや脂肪が含まれ、加熱すると火によって蒸発し、調理中の食品を汚染する可能性がある。その結果、バーベキュー料理には不快な風味が与えられる。
前述の不利な点を回避するための灰、すす、および溶けた酸敗したグリー スの除去は、ほとんどの人が避けたい厄介な仕事であり、その結果、バーベキューの最終的なクリーンアップは取り残される。
バーベキューで燃料を燃焼させる本方法のさらなる欠点は、燃料が燃焼するときに、燃料床の下の空気の循環を妨げる傾向があることである。」

(a-2) 「OUTLINE OF THE INVENTION
The present invention overcomes the foregoing disadvantages. One advantage of the invention is that at the end of the barbecuing, the liner may be folded around the ashes, remaining fuel, and unburned drippings from the food to quickly prepare the barbecue for the next use.
A further advantage of the invention is the provision of the ribbed formation which improves air circulation permitting more even combustion of the briquettes and the use of a smaller quantity of fuel for a given heat output since improved air circulation ensures complete fuel combustion. More complete combustion results in less smoke and more efficient use of fuel.
Good air circulation is obtained in the present invention by forming the liner with ribs (or corrugations) on which the fuel is supported, the spaces between the ribs forming channels for the passage of air.」(1欄23行?同欄40行)
<翻訳文>
「【発明の概要】
本発明は、前述の欠点を克服する。本発明の一つの利点は、バーベキューの終わりに、ライナーを灰、残りの燃料、および食品からの未燃のたれ汁の周囲から折り畳んで、次の使用のためにバーベキューを迅速に準備できることである。
本発明のさらなる利点は、 ブリケットのより均ーな燃焼を可能にする空気循環を改善するリブ構造の提供、および改善された空気循環が完全な燃料燃焼を保証するので、所与の熱出力に対してより少量の燃料の使用である。より完全な燃焼は、より少ない煙とより効率的な燃料の使用をもたらす。
本発明において、良好な空気循環は、燃料が支持される、リブ(または起伏)を有するライナーを形成することによって得られ、リブ間の空間は、空気の通過のためのチャネルを形成する。」

(a-3) 「The invention and its use, is set forth in the following description and illustrated in the accompanying drawings in which:
FIG. 1 shows a plan view of a circular liner which is ribbed annularly and has a central hole to receive a grill-supporting center post.
FIG. 2 shows a perspective view of a rectangular liner which is longitudinally ribbed.
FIG. 3 is a cross section on the line 3-3 of FIG. 1 which shows the ribbing and the briquettes supported by it.
FIGS. 1 and 3 illustrate one embodiment of the invention and show it in use with a conventional barbecue consisting of a bowl-shaped body 10 supported on legs 12. The disposable liner of the invention comprises thin sheet 13 of aluminum foil formed by means of a die into a bowl-shape to fit and rest into the bowl-shaped body 10. The die which forms the bowl-shaped body will, simultaneously with forming the bowl, form the sheet with a plurality of annular raised ribs 14 concentric with center 15 of the body 12. Troughs or air passages 16 are formed between adjacent pairs of ribs. The center may be punched to provide a passage for the conventional adjustable support for a grill (not shown) placed across the body 12.
It is preferred to have the ribs sufficiently high to provide an air passage between adjacent ribs. The ribs should be spaced so that initially the briquettes which are used as fuel will straddle the channels 16.」(1欄41行?2欄21行)
<翻訳文>
「本発明およびその使用は、以下の説明に記載され、添付の図面に示されている。
図1は、環状にリブが付けられ、グリル支持センターポストを受け入れるための中央穴を有する円形ライナーの平面図を示す。
図2は、長手方向にリブが付けられた長方形のライナーの斜視図を示す。
図3は、図1の3-3線上の断面図であり、リブとそれによって支えられているブリケットを示す。
図1および図3は、本発明の一実施形態を示し、脚12に支持されたボウル型の本体10からなる従来のバーベキューグリルでの使用を示している。 本発明の使い捨てライナーは、ダイによってボウル形状に形成されたアルミホイルの薄いシート13を備え、ボウル形状の本体10に適合し、置かれている。ボウル形状の本体を形成するダイは、ボウルを形成すると同時に、本体12の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14を備えたシートを形成する。トラフまたは空気通路16は、隣接する一対のリブの間に形成される。本体12を横切って配置されたグリル(図示せず)のための従来の調整可能な支持のための通路を提供するために、中心を打ち抜くことができる。
隣接するリブの間に空気通路を提供するのに十分な高さのリブを有することが好ましい。リブは、最初に燃料として使用されるブリケットがチャネル16にまたがるように間隔をあけるべきである。」

(a-4) 「FIG. 2 is a perspective view illustrating a modification in which the liner has the shape of a rectilinear container of relatively thin aluminum foil generally indicated by the number 17 defined by bottom 18 and sidewalls 19 to 22. The bottom 18 is formed with a plurality of parallel ridges 23 separated by troughs 24 having the same function as the ridges 14 and channels 16.
The aluminum foil should be of sufficient weight to retain its shape under normal conditions of use but can still be easily folded, at the end of the barbecuing, to wrap-up the ash and dead coals.」(2欄22行?同欄33行)
<翻訳文>
「図2は、ライナーが、底部18および側壁19?22によって定義される番号17によって一般に示される比較的薄いアルミホイルの直線状容器の形状を有する変形例を示す斜視図である。底部18は、隆起14およびチャネル16と同じ機能を有するトラフ24によって分離された複数の平行な隆起23で形成されている。
アルミホイルは、 通常の使用条件下でその形状を維持するのに十分な重量である必要があるが、バーベキューの最後に、灰と死んだ石炭を包むために簡単に折り畳むことができる。」

(a-5) 「What I claim is:
1. A flexible fire resistant disposable liner for use in a portable barbecue having a fuel burning compartment, said liner comprising a sheet of aluminum foil having substantially parallel and circular ribs formed into a dish-shaped body to fit inside and substantially cover the interior of the fuel burning compartment, the said ribs being concentric with the geometric center of the dish-shaped body, and the ribs are uniformly spaced a distance less than the initial size of the fuel to thereby provide substantially unobstructed passages for the introduction of air to the fuel from below.」(2欄34行?同欄43行)
<翻訳文>
「【特許請求の範囲】
1.燃料燃焼コンパートメントを有する携帯型バーベキューで使用するための柔軟な耐火性使い捨てライナーであって、前記ライナーは、内部に適合し、前記燃料燃焼コンパートメントの内部を実質的に覆うように皿形の本体に形成された実質的に平行および円形のリブを有するアルミホイルのシートを備え、前記リブは、前記皿形の本体の幾何学的中心と同心であり、前記リブは、燃料の初期サイズよりも短い距離で均ーに間隔をあけ、それによって下から燃料に空気を導入するための実質的に遮るもののない通路を提供する、柔軟な耐火性使い捨てライナー。」

(a-6) 「







(2)上記(1)から認められること
ア 上記(a-1)?(a-5)によれば、甲1には、柔軟な耐火性使い捨てライナーが記載されている。

イ 上記(a-3)?(a-6)によれば、柔軟な耐火性使い捨てライナーは、簡単に折り畳むことができるアルミホイルの薄いシート13で構成されている。

ウ 上記(a-3)、(a-5)及び(a-6)によれば、柔軟な耐火性使い捨てライナーは、内部に燃料として使用されるブリケットを収容できる容器であり、且つバーベキューグリルの本体10内に配置されている。

エ 上記(a-3)及び(a-6)(特に、図1及び3)によれば、アルミホイルの薄いシート13は、ボウル形状に形成されてボウル形状の本体10に適合されている。

オ 上記(a-3)、(a-5)及び(a-6)によれば、アルミホイルの薄いシート13は、本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14が、柔軟な耐火性使い捨てライナーの内側に凸の台形状であり、最初に燃料として使用されるブリケットが前記複数の環状隆起リブ14間の空気通路16にまたがるように均一の間隔をあけて形成されている。

カ 上記(a-3)、(a-5)及び(a-6)によれば、バーベキューグリルは、本体10と、前記本体10内に配置された柔軟な耐火性使い捨てライナーとを備えており、前記本体10は、ボウル形状を有しており、前記耐火性使い捨てライナーのボウル形状に形成されたアルミホイルの薄いシート13は、ボウル形状の前記本体10に適合して置かれている。

キ 上記(a-4)及び(a-6)(特に、図2)によれば、ライナー17は、底部18および側壁19?22によって定義される比較的薄いアルミホイルの直線状容器の形状を有し、前記底部18が分離された複数の平行な隆起23で形成され、前記側壁19?22が垂直に延びている。

(3)甲1発明1
上記(1)及び(2)を総合すると、甲1には、次の事項からなる発明(以下「甲1発明1」という。)が記載されていると認める。
「簡単に折り畳むことができるアルミホイルの薄いシート13で構成され、内部に燃料として使用されるブリケットを収容できる容器であり、且つバーベキューグリルの本体10内に配置される柔軟な耐火性使い捨てライナーであって、
前記アルミホイルの薄いシート13は、ボウル形状に形成されてボウル形状の前記本体10に適合されるとともに、前記本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14が、前記柔軟な耐火性使い捨てライナーの内側に凸の台形状であり、最初に燃料として使用される前記ブリケットが前記複数の環状隆起リブ14間の空気通路16にまたがるように均一の間隔をあけて形成されている柔軟な耐火性使い捨てライナー。」

(4)甲1発明2
上記(1)?(3)を総合すると、甲1には、次の事項からなる発明(以下「甲1発明2」という。)が記載されていると認める。
「本体10と、
前記本体10内に配置された甲1発明1の柔軟な耐火性使い捨てライナーとを備えており、
前記本体10は、ボウル形状を有しており、
前記耐火性使い捨てライナーのボウル形状に形成されたアルミホイルの薄いシート13は、ボウル形状の前記本体10に適合して置かれているバーベキューグリル。」

(5)甲1の記載事項
上記(1)及び(2)を総合すると、甲1には、次の事項(以下「甲1の記載事項」という。)が記載されていると認める。
「底部18および側壁19?22によって定義される比較的薄いアルミホイルの直線状容器の形状を有するライナー17において、前記底部18が分離された複数の平行な隆起23で形成され、前記側壁19?22が垂直に延びていること。」

2 甲2について
(1)甲2の記載
甲2には、次の記載がある。
(b-1) 「(54)【意匠に係る物品】調理用プレート」

(b-2) 「(55)【意匠に係る物品の説明】本物品は、使用状態を示す参考図1に示すように、例えば炭火などを熱源とするコンロ上に載置して使用し、アウトドアや飲食業で用いる。本物品は、蓋としても使用でき、使用状態を示す参考図2、3に示すように、反転して容器の鍔上に覆い被せ、対角に位置する舌片を折り曲げ、他方の鍔を挟み固定する。
(55)【意匠の説明】実線で表した部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。一点鎖線は、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界のみを示す線である。背面図は正面図と右側面図は左側面図と夫々同一に表れるので、省略する。」

(b-3) 「










【使用状態を示す参考図1】


【使用状態を示す参考図2】





(2)甲2の記載事項
上記(1)によれば、甲2には、次の事項(以下「甲2の記載事項」)が記載されていると認める。
「炭火などを熱源とするコンロの金属網上に載置して使用する、食材を収容する容器である調理用プレートにおいて、側壁には複数の凸部が幅方向に間隔をあけて設けられ、前記複数の凸部は前記側壁の傾斜方向に延びていること。」

第5 当審の判断
1 本件発明1について
(1)対比
本件発明1と甲1発明1とを、その機能、構造又は技術的意義を考慮して対比する。
・後者の「アルミホイルの薄いシート13」は、前者の「可撓性を有する金属箔」に相当し、以下同様に、「燃料として使用されるブリケット」は「加熱燃料」に、「容器」は「箱」に、「バーベキューグリル」は「バーベキューグリル」に、「本体10」は「火床」に、「柔軟な耐火性使い捨てライナー」は「火床カバー」に、それぞれ相当する。

・後者の「内部に燃料として使用されるブリケットを収容できる容器」は、前者の「内部に加熱燃料を収容できる箱」に相当する。

・後者の「バーベキューグリルの本体10」は、前者の「バーベキューグリルの金属板で構成された火床」に、「バーベキューグリルの火床」という限りにおいて一致する。

・後者は、「前記アルミホイルの薄いシート13は、ボウル形状に形成されてボウル形状の前記本体10に適合されるとともに、前記本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14が、前記柔軟な耐火性使い捨てライナーの内側に凸の台形状であり、最初に燃料として使用される前記ブリケットが前記複数の環状隆起リブ14間の空気通路16にまたがるように均一の間隔をあけて形成されている」という態様(以下「態様A」という。)を備えるところ、ボウル形状に形成されたアルミホイルの薄いシート13における燃料として使用されるブリケットを上方に支持する領域の部分(以下「燃料支持部分」という。)は、前者の「火床カバー」の「底板」に相当し、ボウル形状に形成されたアルミホイルの薄いシート13におけるそれ以外の外周に位置する領域の部分(以下「外周部分」という。)は、前者の「火床カバー」の「側壁」に相当する。

・後者の燃料支持部分は、「アルミホイルの薄いシート13」が「ボウル形状に形成されてボウル形状の前記本体10に適合される」ことを考慮すると、ボウル形状の本体10における燃料支持部分に対応した部分に対向配置されるものといえ、後者の態様Aは、前者の「前記火床の底板に対向配置される底板」を有する態様に相当する構成を有しているものといえる。

・後者の外周部分は、「アルミホイルの薄いシート13」が「ボウル形状に形成されてボウル形状の前記本体10に適合される」ことを考慮すると、ボウル形状の本体10における外周部分に対応した部分の側に傾斜しているものといえ、後者の態様Aは、前者の「前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており、前記火床カバーの前記側壁は、前記火床の前記側壁側に傾斜しており」という態様に相当する構成を有しているものといえる。

・後者の態様Aにおける外周部分に本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14が形成された態様は、前者の「前記火床カバーの前記側壁には、その幅方向に間隔をあけて複数の凸部が設けられており、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床カバーの前記側壁の傾斜方向に延びており且つ前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており」という態様に、「前記火床カバーの前記側壁には、間隔をあけて複数の凸部が設けられており、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており」という限りにおいて一致する。

・後者の態様Aにおける燃料支持部分に複数の環状隆起リブ14が形成された態様は、環状隆起リブ14が本体10の燃料支持部分に対応する部分(底板)から離反するように設けられた上方に凸の突脈である凸部といえ、また、燃料支持部分の周縁部に位置する環状隆起リブ14が本体10の燃料支持部分に対応する部分(底板)の周縁部に設けられた環状の突脈を有しているといえるから、後者の態様Aは、前者の「前記火床カバーの前記底板には、前記火床の前記底板から離反するように上方に凸の突脈である凸部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部の前記火床の前記底板側に凹部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部は、前記火床カバーの前記底板の周縁部に設けられた環状の突脈を有している」という態様に相当する構成を有しているものといえる。

したがって、両者は、
「可撓性を有する金属箔で構成され、内部に加熱燃料を収容できる箱であり、且つバーベキューグリルの火床内に配置される火床カバーであって、
前記火床の底板に対向配置される底板と、
前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており、前記火床カバーの前記側壁は、前記火床の前記側壁側に傾斜しており、
前記火床カバーの前記側壁には、間隔をあけて複数の凸部が設けられており、
前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており、
前記火床カバーの前記底板には、前記火床の前記底板から離反するように上方に凸の突脈である凸部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部の前記火床の前記底板側に凹部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部は、前記火床カバーの前記底板の周縁部に設けられた環状の突脈を有している火床カバー。」の点で一致し、次の点で相違している。

[相違点1-1]
「火床」に関し、本件発明1では、「金属板で構成された」ものであるのに対して、甲1発明1では、そのような特定はされていない点。

[相違点1-2]
「前記火床カバーの前記側壁には、間隔をあけて複数の凸部が設けられて」いることに関し、本件発明1では、「前記火床カバーの前記側壁には、その幅方向に間隔をあけて複数の凸部が設けられており、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床カバーの前記側壁の傾斜方向に延びて」いるのに対して、甲1発明1では、外周部分には、「前記本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14」が、「最初に燃料として使用される前記ブリケットが前記複数の環状隆起リブ14間の空気通路16にまたがるように均一の間隔をあけて形成されている」ものであり、複数の環状隆起リブ14は、外周部分(側壁)の幅方向に間隔をあけて設けられるものではなく、また、外周部分の傾斜方向に延びるものでもない点。

(2)判断
ア 相違点の検討
(ア)相違点1-1について
バーベキューグリルの火床を金属板で構成することは、本件特許の出願前に技術常識であるから、相違点1-1は実質的な相違ではない。
仮に相違点1-1が実質的な相違点であるとしても、相違点1-1に係る本件発明1の構成とすることは、技術常識に基づいて当業者が適宜なし得たことである。

(イ)相違点1-2について
本件発明1の複数の凸部は、側壁にその幅方向に間隔を開けて設けられ、また、側壁の傾斜方向に延びることにより、側壁の表面積が増大することによって、火床カバーの放熱効果を向上させるものである(本件特許明細書の段落0013及び0045)。
一方、甲1発明1の複数の環状隆起リブ14は、本体10の中心15と同心に均一の間隔をあけて形成されることにより、燃料に空気を導入するための空気通路16を提供するものである(甲1のa-2及びa-5)。
そうすると、甲1発明1の複数の環状隆起リブ14を、作用機序の異なる本件発明1の複数の凸部のように、側壁にその幅方向に間隔を開けて設けるとともに、側壁の傾斜方向に延びるものとすることは、当業者が適宜なし得る設計事項とは認めることができない。
また、甲2には、甲2の記載事項が記載されているところ、甲2は、本件特許の原出願の出願前に頒布された刊行物ではないから、特許法第29条第2項の規定により本件特許を取り消すための証拠となり得ないものである。
仮に、甲2が本件特許の原出願の出願日前に頒布された刊行物であるとしても、甲2の記載事項は、炭火などを熱源とするコンロの金属網上に載置して使用する、食材を収容する容器である調理用プレートに関するものであり、甲1発明1のように燃料を収容する容器とは収容する対象が異なり、また、複数の凸部の作用機序も明らかではないから、甲1発明1に甲2の記載事項を適用する積極的な動機付けは認めることができない。
なお、甲3?5には、相違点1-2に係る本件発明1の構成は記載も示唆もされていない。
したがって、甲1発明1において、相違点1-2に係る本件発明1の構成とすることは、当業者にとって困難であるといわざるを得ない。

イ 効果について
そして、本件発明1は、「火床カバーが加熱燃料の加熱から火床を保護するので、加熱燃料の加熱により火床が熱劣化するのを抑制することができる。しかも、火床カバーによって、煤や食材(肉)の油が火床の内面に付着するのを防止することができる。」(本件特許の明細書の段落0006)、「火床カバーの放熱効果が向上する。」(本件特許の明細書の段落0013)という所期の効果を奏するものである。

ウ 小括
したがって、本件発明1は、甲1発明1に基いて、又は、甲1発明1及び甲2の記載事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

2 本件発明2について
(1)対比
本件発明2と甲1発明1とを、上記1(1)の対比の検討を踏まえて対比する。
・後者の「バーベキューグリルの本体10」は、前者の「バーベキューグリルの金属板で構成された火床」に、「バーベキューグリルの火床」という限りにおいて一致する。

・後者の外周部分は、「アルミホイルの薄いシート13」が「ボウル形状に形成されてボウル形状の前記本体10に適合される」ことを考慮すると、ボウル形状の本体10における外周部分に対応した部分の側に傾斜しているものといえ、後者の態様Aは、前者の「前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており、前記火床カバーの前記側壁は垂直に延びており」という態様に、「前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており」という限りにおいて一致する。

・後者の態様Aにおける外周部分に本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14が形成された態様は、前者の「前記火床カバーの前記側壁には、その幅方向に間隔をあけて複数の凸部が設けられており、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、垂直に延びており且つ前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており」という態様に、「前記火床カバーの前記側壁には、間隔をあけて複数の凸部が設けられており、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており、」という限りにおいて一致する。

したがって、両者は、
「可撓性を有する金属箔で構成され、内部に加熱燃料を収容できる箱であり、且つバーベキューグリルの火床内に配置される火床カバーであって、
前記火床の底板に対向配置される底板と、
前記火床カバーの前記底板の端に立設されており且つ前記火床の側壁に対向配置される側壁とを有しており、
前記火床カバーの前記側壁には、間隔をあけて複数の凸部が設けられており、
前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、前記火床の前記側壁から離反するように前記火床カバーの内側に凸の台形状であり、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部の前記火床の前記側壁側に凹部が設けられており、
前記火床カバーの前記底板には、前記火床の前記底板から離反するように上方に凸の突脈である凸部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部の前記火床の前記底板側に凹部が設けられており、前記火床カバーの前記底板の前記凸部は、前記火床カバーの前記底板の周縁部に設けられた環状の突脈を有している火床カバー。」の点で一致し、次の点で相違している。

[相違点2-1]
「火床」に関し、本件発明2では、「金属板で構成された」ものであるのに対して、甲1発明1では、そのような特定はされていない点。

[相違点2-2]
本件発明2では、「前記火床カバーの前記側壁は垂直に延びて」いるのに対して、甲1発明1では、外周部分(側壁)は、ボウル形状の本体10における前記外周部分に対応した部分の側に傾斜しており、垂直に延びていない点。

[相違点2-3]
「前記火床カバーの前記側壁には、間隔をあけて複数の凸部が設けられて」いることに関し、本件発明2では、「前記火床カバーの前記側壁には、その幅方向に間隔をあけて複数の凸部が設けられており、前記火床カバーの前記側壁の前記凸部は、垂直に延びて」いるのに対して、甲1発明1では、外周部分には、「前記本体10の中心15と同心の複数の環状隆起リブ14」が、「最初に燃料として使用される前記ブリケットが前記複数の環状隆起リブ14間の空気通路16にまたがるように均一の間隔をあけて形成されている」ものであり、複数の環状隆起リブ14は、外周部分(側壁)の幅方向に間隔をあけて設けられるものではなく、また、外周部分において垂直に延びていない点。

(2)判断
ア 相違点の検討
(ア)相違点2-1について
バーベキューグリルの火床を金属板で構成することは、本件特許の出願前に技術常識であるから、相違点2-1は実質的な相違ではない。
仮に相違点2-1が実質的な相違点であるとしても、相違点2-1に係る本件発明2の構成とすることは、技術常識に基づいて当業者が適宜なし得たことである。

(イ)相違点2-2について
甲1の記載事項は、底部18および側壁19?22によって定義される比較的薄いアルミホイルの直線状容器の形状を有するライナー17に関するものであって、ボウル形状に形成されたアルミホイルの薄いシート13からなる柔軟な耐火性使い捨てライナーとは、前提となるライナー(火床カバー)の形状が異なることから、甲1発明1に甲1の記載事項を適用する動機付けは認められない。
したがって、甲1発明1において、相違点2-2に係る本件発明2の構成とすることは、当業者にとって困難であるといわざるを得ない。
なお、仮に甲1発明1に甲1の記載事項を適用できたとしても、複数の環状隆起リブ14は、複数の平行な隆起23に変更されるから、本件発明2の「前記火床カバーの前記底板の前記凸部は、前記火床カバーの前記底板の周縁部に設けられた環状の突脈を有している」という特定事項を備えないものとなり、本件発明2が容易に想到し得たものとはいえないことになる。

(ウ)相違点2-3について
本件発明2の複数の凸部は、側壁にその幅方向に間隔を開けて設けられ、また、側壁の垂直方向に延びることにより、側壁の表面積が増大することによって、火床カバーの放熱効果を向上させるものである(本件特許明細書の段落0013及び0045)。
一方、甲1発明1の複数の環状隆起リブ14は、本体10の中心15と同心に均一の間隔をあけて形成されることにより、燃料に空気を導入するための空気通路16を提供するものである(甲1のa-2及びa-5)。
そうすると、甲1発明1の複数の環状隆起リブ14を、作用機序の異なる本件発明2の複数の凸部のように、側壁にその幅方向に間隔を開けて設けるとともに、側壁の垂直方向に延びるものとすることは、当業者が適宜なし得る設計事項とは認めることができない。
また、甲2には、甲2の記載事項が記載されているところ、甲2は、本件特許の原出願の出願前に頒布された刊行物ではないから、特許法第29条第2項の規定により本件特許を取り消すための証拠となり得ないものである。
仮に、甲2が本件特許の原出願の出願日前に頒布された刊行物であるとしても、甲2の記載事項は、炭火などを熱源とするコンロの金属網上に載置して使用する、食材を収容する容器である調理用プレートに関するものであり、甲1発明1のように燃料を収容する容器とは収容する対象が異なり、また、複数の凸部の作用機序も明らかではないから、甲1発明1に甲2の記載事項を適用する積極的な動機付けは認めることができない。
なお、甲3?5には、相違点2-3に係る本件発明2の構成は記載も示唆もされていない。
したがって、甲1発明1において、相違点2-3に係る本件発明2の構成とすることは、当業者にとって困難であるといわざるを得ない。

イ 効果について
そして、本件発明2は、「火床カバーが加熱燃料の加熱から火床を保護するので、加熱燃料の加熱により火床が熱劣化するのを抑制することができる。しかも、火床カバーによって、煤や食材(肉)の油が火床の内面に付着するのを防止することができる。」(本件特許の明細書の段落0006)、「火床カバーの放熱効果が向上する。」(本件特許の明細書の段落0013)という所期の効果を奏するものである。

ウ 小括
したがって、本件発明2は、甲1発明1に基いて、又は、甲1発明1及び甲2の記載事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

3 本件発明3について
(1)対比
本件発明3と甲1発明2とを、上記1(1)の対比の検討及び上記2(1)の対比の検討を踏まえて対比すると、両者は、
「火床と、
前記火床内に配置された火床カバーとを備えており、
前記火床は、底板及び側壁を有しており、
前記火床カバーの前記底板は、前記火床の前記底板に対向配置され、前記火床カバーの前記側壁は、前記火床の前記側壁に対向配置されているバーベキューグリル。」の点で一致し、次の点で相違している。

[相違点3-1]
「火床」に関し、本件発明3では、「金属板で構成された」ものであるのに対して、甲1発明2では、そのような特定はされていない点。

[相違点3-2]
「火床カバー」に関し、本件発明3では、「請求項1又は2記載の火床カバー」であるのに対して、甲1発明2では、「甲1発明1の柔軟な耐火性使い捨てライナー」である点。

(2)判断
相違点3-2は、本件発明1又は本件発明2と、甲1発明1との相違であり、相違点1-2、又は、相違点2-2及び相違点2-3を含むものである。
そうすると、上記1(2)の相違点1-2についての検討並びに上記2(2)の相違点2-2及び相違点2-3についての検討を踏まえると、甲1発明2において、相違点3-2に係る本件発明3の構成とすることは、当業者が適宜なし得る設計事項とはいえず、また、甲2の記載事項に基づいて、当業者が容易に想到し得たことともいえない。
なお、甲3?5は、相違点3-2に係る本件発明3の構成を示すものではない。
したがって、本件発明3は、甲1発明2に基いて、又は、甲1発明2及び甲2の記載事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

4 まとめ
上記1?3のとおりであるから、本件特許の請求項1?3に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものとはいえず、特許法第113条第2号に該当しない。

第6 むすび
したがって、特許異議の申立ての理由及び証拠によっては、請求項1?3に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1?3に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2020-12-25 
出願番号 特願2019-182086(P2019-182086)
審決分類 P 1 651・ 121- Y (A47J)
最終処分 維持  
前審関与審査官 土屋 正志  
特許庁審判長 平城 俊雅
特許庁審判官 山崎 勝司
槙原 進
登録日 2020-03-23 
登録番号 特許第6679035号(P6679035)
権利者 株式会社ロゴスコーポレーション
発明の名称 火床カバーおよびこれを備えたバーベキューグリル  
代理人 大西 正夫  
代理人 野田 薫央  
代理人 清水 善廣  
代理人 小松 悠有子  
代理人 西村 公芳  

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