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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する C07D
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する C07D
管理番号 1371056
審判番号 訂正2020-390078  
総通号数 256 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2021-04-30 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2020-08-27 
確定日 2020-12-21 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6587241号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6587241号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件訂正審判の請求に係る特許第6587241号(以下、「本件特許」という。)は、2015年6月26日(パリ条約による優先権主張 外国庁受理 2014年6月27日 米国(US))を国際出願日とする特願2016-575362号の請求項1?39に係る発明について、令和1年9月20日に特許権の設定登録がなされたものである。
そして、令和2年8月27日に本件訂正審判の請求がなされたものである。

第2 請求の趣旨
本件訂正審判の請求の趣旨は、「特許第6587241号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求める。」というものである。

第3 訂正の内容
本件訂正審判の請求に係る訂正(以下、「本件訂正」という。)の内容は、以下の訂正事項1?3のとおりである。なお、下線は訂正箇所を示す。

1 訂正事項1
特許請求の範囲の請求項1に、
「Xは、水素、ハロゲン、」
と記載されているのを、
「Xは、ハロゲン、」に訂正する。
請求項1を直接又は間接的に引用する請求項2?5、7?39も同様に訂正する。

2 訂正事項2
特許請求の範囲の請求項6を削除する。

3 訂正事項3
請求項6を直接引用する請求項15?17、21、26?29、33?36について、それぞれ以下のとおり、訂正事項2で削除した請求項6を引用しないように訂正する。

(1)訂正事項3-1
特許請求の範囲の請求項15?17及び21に、
「請求項1乃至14のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。」
と記載されているのを、
「請求項1乃至5及び7乃至14のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。」
に訂正する。

(2)訂正事項3-2
特許請求の範囲の請求項26?29に、
「請求項1乃至25のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。」
と記載されているのを、
「請求項1乃至5及び7乃至25のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。」
に訂正する。

(3)訂正事項3-3
特許請求の範囲の請求項33?36に、
「請求項1乃至32のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。」
と記載されているのを、
「請求項1乃至5及び7乃至32のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。」
に訂正する。

第4 当審の判断
1 訂正の目的について
(1)訂正事項1
訂正事項1は、本件訂正前の請求項1に記載された「式(I)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容可能な塩」について、式(I)中のXで表される置換基の選択肢から、水素を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
また、請求項1を直接又は間接的に引用する請求項2?5、7?39についての訂正事項1に係る訂正も、同様に特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、訂正事項1は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

(2)訂正事項2
訂正事項2は、本件訂正前の請求項6を削除するものであるから、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

(3)訂正事項3
訂正事項3-1?訂正事項3-3は、いずれも訂正事項2によって訂正前の請求項6が削除されたことに伴い、削除された請求項6を引用しないように記載を整合させるものである。
したがって、訂正事項3は、特許法第126条第1項ただし書第3号に規定する明瞭でない記載の釈明を目的するものである。

2 新規事項の追加、特許請求の範囲の実質拡張又は変更、独立特許要件について
(1)訂正事項1
訂正事項1は、上記1(1)のとおり、式(I)中のXで表される置換基の選択肢の一部を削除するものであるから、新規事項の追加にあたらず、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
また、選択肢の一部を削除するものであるから、独立特許要件が満たされなくなることはない。
したがって、訂正事項1は、特許法第126条第5項ないし第7項に規定する要件に適合するものである。

(2)訂正事項2
訂正事項2は、請求項6を削除するものであるから、新規事項の追加にあたらず、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではなく、独立特許要件が満たされなくなることはないことは明らかである。
したがって、訂正事項2は、特許法第126条第5項ないし第7項に規定する要件に適合するものである。

(3)訂正事項3
訂正事項3は、訂正事項2によって削除した請求項6を引用しないものとするものであるから、新規事項の追加にあたらず、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
したがって、訂正事項3は、特許法第126条第5項ないし第6項に規定する要件に適合するものである。

第5 むすび
以上のとおりであるから、本件訂正審判の請求に係る訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号又は第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項ないし第7項の規定に適合する。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容可能な塩であって、
【化1】

式中、
AはNまたはC-Rであり、Rは水素または随意に置換されたアルキルであり、
W^(1)とW^(2)は、N、C-H、またはC-Fから独立して選択され、
Xは、ハロゲン、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、随意に置換されたヘテロシクリルアルキル、随意に置換されたアラルキル、随意に置換されたヘテロアリールアルキル、随意に置換されたアルキニル、随意に置換されたカルボシクリルアルキニル、随意に置換されたアリール、または随意に置換されたヘテロアリールであり、
Yは、随意に置換されたアルキル、随意に置換されたシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、またはアラルキルであり、および、
Zは、N-ヘテロシクリル、-O-ヘテロシクリルアルキル、-N(H)-ヘテロシクリルアルキル、または-N(Me)-ヘテロシクリルアルキルから選択される随意に置換された基である、化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
W^(2)はC-Hである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
W^(1)はC-Fである、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項4】
W^(1)はC-Hである、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
W^(1)はNである、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項6】(削除)
【請求項7】
Xは随意に置換されたアルキルである、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項8】
Xは随意に置換されたアルキニルである、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項9】
Xは随意に置換されたカルボシクリルアルキニルである、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項10】
Xは随意に置換されたアリールであるか、または随意に置換されたヘテロアリールである、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項11】
Xは随意に置換されたアリールである、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項12】
随意に置換されたアリールは随意に置換されたフェニルである、請求項11に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項13】
Xは随意に置換されたヘテロアリールである、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項14】
随意に置換されたヘテロアリールは、随意に置換されたピリジニル、随意に置換されたピラゾリル、または随意に置換されたインダゾリルから選択される、請求項13に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項15】
Zは随意に置換された-O-ヘテロシクリルアルキルである、請求項1乃至5及び7乃至14のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項16】
Zは随意に置換された-N(H)-ヘテロシクリルアルキル-である、請求項1乃至5及び7乃至14のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項17】
Zは随意に置換された-N(Me)-ヘテロシクリルアルキル-である、請求項1乃至5及び7乃至14のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項18】
ヘテロシクリルアルキル基は式-Rc-ヘテロシクリルを有し、Rcは随意に置換されたC1-C3アルキレン鎖である、請求項15乃至17のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項19】
ヘテロシクリルアルキル基は式-Rc-ヘテロシクリルを有し、Rcは随意に置換されたC1アルキレン鎖である、請求項15乃至17のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項20】
ヘテロシクリルアルキル基は式-Rc-ヘテロシクリルを有し、ヘテロシクリルは、随意に置換された窒素含有4-、5-、6-、または7-員のヘテロシクリルである、請求項15乃至17のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項21】
Zは随意に置換されたN-ヘテロシクリルである、請求項1乃至5及び7乃至14のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項22】
随意に置換されたN-ヘテロシクリルは、4-、5-、6-、または7-員のN-ヘテロシクリルである、請求項21に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項23】
随意に置換されたN-ヘテロシクリルは6-員のN-ヘテロシクリルである、請求項21に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項24】
随意に置換されたN-ヘテロシクリルは随意に置換されたピペリジルである、請求項21に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項25】
随意に置換されたピペリジルは随意に置換された4-アミノピペリジルである、請求項24に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項26】
Yは随意に置換されたシクロアルキルアルキルである、請求項1乃至5及び7乃至25のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項27】
Yは随意に置換されたアルキルである、請求項1乃至5及び7乃至25のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項28】
Yは随意に置換されたヘテロシクリルアルキルである、請求項1乃至5及び7乃至25のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項29】
Yは随意に置換されたアラルキルである、請求項1乃至5及び7乃至25のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項30】
随意に置換されたアルキルは随意に置換されたC1-C3アルキルである、請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項31】
随意に置換されたアルキルは随意に置換されたC1アルキルである、請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項32】
随意に置換されたアルキルはメチル基である、請求項27に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項33】
AはNである、請求項1乃至5及び7乃至32のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項34】
AはC-Rである、請求項1乃至5及び7乃至32のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項35】
AはC-Rであり、Rは水素である、請求項1乃至5及び7乃至32のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項36】
AはC-Rであり、Rは随意に置換されたアルキルである、請求項1乃至5及び7乃至32のいずれか1つに記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項37】
請求項1の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項38】
細胞の遺伝子転写を調節するための薬剤の製造における、請求項1に記載される通りの式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
【請求項39】
患者の癌を処置するための薬剤の製造における請求項1の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩の使用。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2020-11-20 
結審通知日 2020-11-26 
審決日 2020-12-11 
出願番号 特願2016-575362(P2016-575362)
審決分類 P 1 41・ 853- Y (C07D)
P 1 41・ 851- Y (C07D)
最終処分 成立  
前審関与審査官 山本 昌広  
特許庁審判長 大熊 幸治
特許庁審判官 関 美祝
齊藤 真由美
登録日 2019-09-20 
登録番号 特許第6587241号(P6587241)
発明の名称 リジン特異的なデメチラーゼ-1の阻害剤  
代理人 宮崎 昭夫  
代理人 緒方 雅昭  
代理人 緒方 雅昭  
代理人 宮崎 昭夫  
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