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審決分類 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) H05B
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) H05B
管理番号 1373082
審判番号 不服2020-618  
総通号数 258 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2021-06-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2020-01-16 
確定日 2021-04-12 
事件の表示 特願2015- 17803「網目状導電体、網目状導電体を備えた導電体付シートおよび網目状導電体を備えた発熱板」拒絶査定不服審判事件〔平成28年 8月 8日出願公開、特開2016-143538〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成27年1月30日の出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。
平成30年10月25日付け:拒絶理由通知書
平成30年12月25日 :意見書および手続補正書
令和 1年 5月13日付け:拒絶理由通知書
令和 1年 7月12日 :意見書及び手続補正書
令和 1年10月11日付け:拒絶査定
令和 2年 1月16日 :審判請求書および同時に手続補正書
令和 2年10月 7日付け:拒絶理由通知書
令和 2年12月 3日 :意見書及び手続補正書

第2 本願発明
本願の特許請求の範囲の請求項1(以下、「本願発明」という。)は、令和2年12月3日提出の手続補正書に記載された事項による特定される、以下のとおりのものである。
「電圧が印加されると発熱する発熱板に用いられる網目状導電体であって、
前記網目状導電体は、金属箔をパターニングして得られた導電性細線によって複数の開口領域を画成するパターンを有し、
前記複数の開口領域は、4本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、5本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、6本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、および7本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域を含み、
該開口領域は、ランダム2次元分布した母点から生成されるボロノイ図における各ボロノイ領域と一致するように配列されており、
前記導電性細線の線幅は、50?100μmであり、
前記導電性細線の少なくとも一方の表面に、亜鉛からなる防錆層が設けられてなる、網目状導電体。」

第3 拒絶の理由
令和2年10月7日付けで当審が通知した拒絶理由の概要は次のとおりである。
理由1.(新規性)本願の請求項1ないし5に係る発明は、その出願前日本国内または外国において頒布された以下の引用文献1に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。

理由2.(進歩性)本願の請求項1ないし9に係る発明は、その出願前日本国内または外国において頒布された以下の引用文献1ないし3に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献1.特開2008-77879号公報
引用文献2.特開2010-251230号公報
引用文献3.特開2013-77762号公報

第4 引用文献
1.引用文献1の記載
令和2年10月7日付けで当審より通知した拒絶理由において引用した引用文献1には、以下の事項が記載されている。なお、下線は当審において付与したものである。
「【請求項1】
透明フレキシブル支持体上に実質的に透明な導電性金属パターン構造を有する発熱体で
あって、且つ該発熱体の印加電極間の距離をL(cm)、発熱体の電極間の抵抗をR(Ω)、電源電圧をE(v)としたとき下記の式(1)を満足することを特徴とする透明フレキシブルフィルムヒーター。
0.1≦E^(2)/(L×R)≦2.0 式(1)
【請求項2】
前記導電性金属パターン構造を有する発熱体が線幅50μm以下の金属細線からなる導電性金属部と、該細線部に囲まれてなる光透過性部とからなるパターン構造を有することを特徴とする上記請求項1に記載の透明フレキシブルフィルムヒーター。」

「【請求項4】
金属細線部の線幅が0.4μm以上、50μm以下であることを特徴とする、上記請求項2又は3に記載の透明フレキシブルフィルムヒーター。」

「【請求項6】
前記パターン構造が四角形(正方形、菱形含む)メッシュ、六角形メッシュ、平行直線パターン、平行波線パターン、平行ジグザグパターンであることを特徴とする上記請求項1?5のいずれかに記載の透明フレキシブルフィルムヒーター。」

「【請求項25】
前記導電性金属部の表面をさらに黒化処理することを特徴とする上記請求項1?24のいずれかに記載の透明フレキシブルフィルムヒーター。」

「【0003】
本発明の目的は前述の現状に対して、電池などの低圧電源でも高発熱性(高温度上昇ΔT、高発熱効率、高耐久性)を発現する透明フレキシブル発熱フィルム、特に大サイズの透明フレキシブルフィルムヒーター及びその製造方法を提供することにある。」

「【0010】
本発明の透明フレキシブルフィルムヒーターの特徴は、上記したように透光性、通電発熱性及び視認性に優れることである。特に大サイズや低圧電源等の不利な条件下においても高発熱性を発現することに特徴がある。
本発明の透明フレキシブルフィルムヒーターは、透明フレキシブル支持体上に実質的に透明な導電性金属パターン構造を有する発熱体であって、且つ該発熱体の印加電極間の距離をL(cm)、発熱体の電極間の抵抗をR(Ω)、電源電圧をE(v)としたとき下記の式(1)を満足することを特徴とする。
0.1≦E^(2)/(L×R)≦2.0 式(1)
式(1)で表されるE^(2)/(L×R)は0.1未満では低電圧で十分な発熱性が得られず、また2.0を超えると発熱効率が落ちるという傾向にある。E^(2)/(L×R)としては、0.2?1.5が好ましい。
前記導電性金属パターン構造を有する発熱体は、線幅50μm以下の金属細線からなる導電性金属部と、該細線部に囲まれてなる光透過性部とからなることが好ましい。金属細線部の線幅は50μm以下、好ましくは25μm以下としているが、この線幅では正眼者が明視の距離において金属細線を認知できない。したがって、通電発熱体の存在が認識されず、観察の際の障害にならない。加えて金属細線部の線幅が0.4μm以上、好ましくは0.7μm以上であれば、細線の微細構造に由来する散乱光や回折光が低減されるので、視認性はさらに向上する。
さらに、透光性、通電発熱性及び視認性を相互に優れたものにするためには、上記細線幅に係る要件のほかに、透光性と通電発熱性の両立が必要であり、そのためには、金属細線部の線幅が0.4μm以上、50μm以下でありながら、光透過性部/ 全フィルム面積の比率が70?99.9%であることが好ましい。より好ましい光透過性部/ 全フィルム面積比は85?99.9%である。
本発明において、実用的な通電発熱性としては、連続通電時の平衡到達温度が28℃ 以上であり、使用する支持体のガラス転移温度+70℃ 以下(室温での通電加熱時)であることが好ましい。より好ましくは、平衡到達温度が30℃ 以上、使用する支持体のガラス転移温度+50℃ 以下(同上)である。
上記の好ましい温度範囲に調節するには、抵抗値が適切な範囲にあることが必要であるが、現像銀は一般にフィラメント構造をとって粗な構造なので、後述するように物理現像や無電解メッキあるいは電解メッキ処理を施して現像銀を芯にして金属部細線を太らせることが好ましい。別の方法としては、現像銀に圧密処理を加えて金属部の高密度化を図り、抵抗値を下げて通電発熱性を向上させることが好ましい。また、物理現像を施して現像銀にさらに圧密処理を施すことも好ましい。特に好ましいのは、圧密処理を施し、メッキ処理は施さない態様である。
圧密処理(平滑化処理)は、カレンダーロール装置によって行われるのが好ましい。カレンダーロールは通常1対または複数の対向したロールからなる。カレンダー処理に用いられるロールとして、エポキシ、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミドなどのプラスチックロール、または金属ロールが用いられる。特に両面乳剤塗布する場合は金属ロール同士で処理するのが好ましい。線圧力は1960N/cm(200kg/cm)以上であるのが好ましく,2940N/cm(300kg/cm)以上であるのが更に好ましい。
【0011】
透光性導電性金属パターン構造を有する発熱体は、ハロゲン化銀写真感光材料を用いる上記の方法のほかに、銅箔すなわち銅の金属薄膜を支持体上に設けてその表面をパターン構造状にエッチングして導電性金属部を形成させる方法によっても製造することもできる。
また、印刷によってパターン構造状に配した金属微粒子上に銅メッキを行うことにより形成された導電性金属部を形成させる方法を用いることもできる。
さらには、パターン構造をスクリーン印刷版またはグラビア印刷版によって形成させてもよい。印刷された金属パターンには銅メッキなどの金属メッキが施されて導電性発熱体が作製される。」

「【0059】 本発明の効果を得るためには上記導電性金属部の線幅は50μm以下であることが好ましく、25μm以下、5μm以上25μm以下であることも好ましい。線間隔は50μm以上20mm以下であることが好ましく、更に好ましくは200μm以上5mm以下、最も好ましくは250μm以上350μm以下である。」

「【0071】
<黒化処理>
特開2003-188576に示す構成図を例にして述べると、金属箔は、透明基材フィルム側に、黒化処理による黒化層(を有したものであってよく、防錆効果に加え、反射防止性を付与することができる。黒化層は、例えば、Co-Cu合金メッキによって形成され得るものであり、金属箔11の表面の反射を防止することができる。さらにその上に防錆処理としてクロメート処理をしてもよい。クロメート処理は、クロム酸もしくは重クロム酸塩を主成分とする溶液中に浸漬し、乾燥させて防錆被膜を形成するもので、必要に応じ、金属箔の片面もしくは両面に行なうことができるが、市販のクロメート処理された銅箔等を利用してもよい。なお、予め黒化処理された金属箔を用いないときは、後の適宜な工程において、黒化処理してもよい。なお、黒化層の形成は、後述する、レジスト層となり得る感光性樹脂層を、黒色に着色した組成物を用いて形成し、エッチングが終了した後に、レジスト層を除去せずに残留させることによっても形成できるし、黒色系の被膜を与えるメッキ法によってもよい。


「【0073】
次に、黒化層を設ける方法としては、特開平11-266095号公報の図5に示すように、上記で作製した金属板等の導電性基板11の上に電着を阻害する絶縁性膜で構成するメッシュ状のレジストパタ-ン12を有する電着基板14を、まず、例えば、黒化銅、黒化ニッケル等の電解液中に浸漬し、電気化学的な公知のメッキ法でメッキして、黒化銅層、あるいは、黒化ニッケル層等からなるメッシュ状の第2の黒化層3bを形成する。なお、本発明において、上記の黒色メッキ浴は、硫酸ニッケル塩を主成分とする黒色メッキ浴を使用することができ、更に、市販の黒色メッキ浴も同様に使用することができ、具体的には、例えば、株式会社シミズ製の黒色メッキ浴(商品名、ノ-ブロイSNC、Sn-Ni合金系)、日本化学産業株式会社製の黒色メッキ浴(商品名、ニッカブラック、Sn- Ni合金系)、株式会社金属化学工業製の黒色メッキ浴(商品名、エボニ-クロム85シリ-ズ、Cr系)等を使用することができる。
【0074】
また、上記の黒色メッキ浴としては、Zn系、Cu系、その他等の種々の黒色メッキ浴を使用することができる。次に、本発明においては、同じく、上記公報図5に示すように、上記で第2の黒化層3bを設けた電着基板14を、電磁波遮蔽用の金属の電解液中に浸漬して、該電着基板14の第2の黒化層3bに相当する箇所に、所望の厚さにメッシュ状の導電性パタ-ン4を積層、電着する。上記において、メッシュ状の導電性パタ-ン4を構成する材料としては、前述の良導電性物質としての金属が最も有利な材料として使用することがでる。而して、上記の金属電着層を形成する場合には、汎用金属の電解液を使用することができるので、多種類の、安価な金属電解液が存在し、目的に適った選択を自由に行うことができるという利点がある。一般に、安価な良導電性金属としては、Cuが多用されており、本発明においても、Cuを使用することが、その目的にも合致して有用なものであり、勿論、その他の金属も同様に用いることができるものである。」

「【図1】



2.引用文献1記載の技術的事項
請求項1、段落【0003】、【0010】、図1の記載から、引用文献1記載の透明フレキシブルフィルムヒーターは、通電発熱性を有していると理解できる。
段落【0010】の記載から、引用文献1記載の透明フレキシブルフィルムヒーターは、透明フレキシブル支持体上に実質的に透明な導電性金属パターン構造を有する発熱体であると理解できる。
段落【0010】の記載から、引用文献1記載の導電性金属パターン構造を有する発熱体は、線幅が0.4μm以上、50μm以下の金属細線からなる導電性金属部と、該細線部に囲まれてなる光透過性部とからなることが理解できる。
段落【0011】の記載から、引用文献1記載の導電性金属パターン構造を有する発熱体は、銅箔すなわち銅の金属薄膜を支持体上に設けてその表面をパターン構造状にエッチングして導電性金属部を形成させる方法によって製造されることが理解できる。
請求項6の記載から、引用文献1記載の導電性金属パターン構造を有する発熱体は、前記パターン構造が四角形(正方形、菱形含む)メッシュ、六角形メッシュであることが理解できる。
請求項25、段落【0071】の記載から、引用文献1記載の導電性金属パターン構造を有する発熱体は、その導電性金属部の表面に黒化処理による黒化層を有し、防錆効果が付与されていると理解できる。
段落【0073】、【0074】の記載から、引用文献1記載の導電性金属パターン構造を有する発熱体の金属箔に設けられる黒化層は、電気化学的な公知のメッキ法でメッキして形成され、このメッキ浴としては、Zn系の黒色メッキ浴を使用することができると理解できる。

3.引用発明
上記1.および2.の記載を総合すると、引用文献1には次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されている。

「通電発熱性を有する透明フレキシブルフィルムヒーターである、透明フレキシブル支持体上に実質的に透明な導電性金属パターン構造を有する発熱体であって、
前記導電性金属パターン構造を有する発熱体は、線幅が0.4μm以上、50μm以下の金属細線からなる導電性金属部と、該細線部に囲まれてなる光透過性部とからなり、
銅箔すなわち銅の金属薄膜を支持体上に設けてその表面をパターン構造状にエッチングして前記導電性金属部を形成させる方法によって製造され、
前記パターン構造が四角形(正方形、菱形含む)メッシュ、六角形メッシュであり、
前記導電性金属部の表面に黒化処理による黒化層を有し、防錆効果が付与され、
前記黒化層はZn系の黒色メッキ浴で形成される
導電性金属パターン構造を有する発熱体。」

第5 対比・判断
1.対比
本願発明と引用発明とを対比する。
引用発明の「通電発熱性を有する透明フレキシブルフィルムヒーター」は、本願発明の「電圧が印加されると発熱する発熱板」に相当する。
引用発明の「導電性金属パターン構造を有する発熱体」は「パターン構造が四角形(正方形、菱形含む)メッシュ、六角形メッシュ」であるから、本願発明の「網目状導電体」に相当する。
引用発明の「導電性金属パターン構造を有する発熱体」が「銅箔すなわち銅の金属薄膜を支持体上に設けてその表面をパターン構造状にエッチングして前記導電性金属部を形成させる方法によって製造」されていることは、本願発明の「網目状導電体」が「金属箔をパターニングして得られた導電性細線によって」「画成するパターンを有し」ていることに相当する。
引用発明の「導電性金属パターン構造を有する発熱体」が「金属細線からなる導電性金属部と、該細線部に囲まれてなる光透過性部」を有していることは、本願発明の「網目状導電体」が「導電性細線によって複数の開口領域を画成するパターンを有し」ていることに相当する。
引用発明の「パターン構造が四角形(正方形、菱形含む)メッシュ、六角形メッシュ」であることは、本願発明の「複数の開口領域は、4本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、5本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、6本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、および7本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域を含」むことと、「複数の開口領域は、」「4本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域」および「6本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域」を含む限りにおいて一致している。
引用発明の「線幅が0.4μm以上、50μm以下の金属細線からなる導電性金属部」は、本願発明の「導電性細線の線幅は、50?100μm」であることと、「導電性細線の線幅は、50μm」である限りにおいて一致している。
引用発明の「前記導電性金属部の表面に黒化処理による黒化層を有し、防錆効果が付与され、前記黒化層はZn系の黒色メッキ浴で形成される」ことは、Zn系の黒色メッキ浴によって形成される黒化層が防錆効果を備えるものであると理解できるから、本願発明の「導電性細線の少なくとも一方の表面に、亜鉛からなる防錆層が設けられてなる」ことに相当する。

したがって、本願発明と引用発明とは、以下の一致点、相違点1および2を有している。
《一致点》
「電圧が印加されると発熱する発熱板に用いられる網目状導電体であって、
前記網目状導電体は、金属箔をパターニングして得られた導電性細線によって複数の開口領域を画成するパターンを有し、
前記複数の開口領域は、4本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、6本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、を含み、
前記導電性細線の線幅は、50μmであり、
前記導電性細線の少なくとも一方の表面に、亜鉛からなる防錆層が設けられてなる、網目状導電体。」

≪相違点1≫
本願発明は、「複数の開口領域は、4本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、5本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、6本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、および7本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域を含み、該開口領域は、ランダム2次元分布した母点から生成されるボロノイ図における各ボロノイ領域と一致するように配列されて」いるのに対し、
引用発明は、複数の開口領域が、4本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、6本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、を含んでいるものの、
さらに、5本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域、および7本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域を含み、該開口領域は、ランダム2次元分布した母点から生成されるボロノイ図における各ボロノイ領域と一致するように配列されているかは不明な点。

≪相違点2≫
本願発明は、「導電性細線の線幅は、50?100μmであ」るのに対し、引用発明は、50μmより大きく、100μm以下の線幅を含むか不明な点。

2.判断
(1)相違点1について
上記相違点1について検討する。
本願出願前に頒布された刊行物である特開2012-151116号公報(以下、「公知文献1」という。)には以下の記載がある。
「【請求項4】
前記導電性発熱線は、ボロノイダイアグラムをなす図形の境界線形態のパターンを有する請求項1に記載の発熱体。」
「【請求項6】
前記導電性発熱線は、線幅が100μm以下であり、線間の間隔が30mm以下であり、透明基材の表面からの線の高さが1?100μmである請求項1に記載の発熱体。」
「【請求項19】
前記導電性発熱線を、印刷法、フォトリソグラフィ法、フォトグラフィ法、マスクを利用した方法、スパッタリング法、またはインクジェット法を利用して形成する請求項18に記載の発熱体の製造方法。」
「【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明は、目障りにならず、日没後の光源の回折と干渉による副作用を最小化することができ、低電圧において発熱性能に優れた発熱体およびその製造方法を提供することを目的とする。」
「【0026】
本発明において、前記導電性発熱線パターンをボロノイダイアグラムをなす図形の境界線形態に形成することにより、光の回折および干渉による副作用を最小化することができる。ボロノイダイアグラム(Voronoi diagram)とは、満たそうとする領域にボロノイダイアグラムジェネレータ(Voronoi diagram generator)という点を配置すれば、各点が、他の点からの距離に比べ、該当点との距離が最も近い領域を満たす方式でなされるパターンである。例えば、全国の大型割引店を点で示し、消費者らは最も近い大型割引店に行くという時、各割引店の商圏を示すパターンを例に挙げられる。すなわち、正六角形で空間を満たし、正六角形の各点をボロノイジェネレータに選定すれば、ハチの巣(honeycomb)構造が前記導電性発熱線パターンとなることができる。本発明において、ボロノイダイアグラムジェネレータを利用して導電性発熱線パターンを形成する場合、光の回折および干渉による副作用を最小化できる複雑なパターン形態を容易に決定できる長所がある。図3にボロノイダイアグラムジェネレータを利用したパターン形成が示されている。前記導電性発熱線パターンの一例を図4?図6に示したが、本発明の範囲はこれらだけに限定されるものではない。
【0027】
本発明においては、ボロノイダイアグラムジェネレータの位置を規則または不規則に位置させることにより、前記ジェネレータから派生したパターンを利用することができる。
【0028】
導電性発熱線パターンをボロノイダイアグラムをなす図形の境界線形態に形成する場合にも、上述したような視覚的な認知性の問題を解決するために、ボロノイダイアグラムジェネレータを生成する時に規則性と不規則性を適切に調和させることができる。例えば、パターンが入る面積に一定大きさの面積を基本単位(uni )に指定した後、基本単位の中での点の分布が不規則性を有するように点を生成した後、ボロノイパターンを製作することもできる。このような方法を利用すれば、線の分布がある一地点に偏らないので視覚性を補完することができる。」

「【0069】前記発熱体の導電性発熱線の線幅は100μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは25μm以下であり、5μm以上であることが好ましい。前記導電性発熱線の線間の間隔は30mm以下であることが好ましく、50μm?10mmであることがより好ましく、200μm?0.65mmであることがさらに好ましい。前記発熱線の高さは1?100μm、より好ましくは3μmである。上述した方法により、発熱線の線幅および線高さを均一にすることができる。本発明において、発熱線の均一度は、線幅の場合には±3μm範囲内にすることができ、線高さの場合には±1μm範囲内にすることができる。」

「【0075】[実施例1] シルバーペーストは、粒径が2μmであるシルバー粒子80重量%、ポリエステル樹脂5重量%、ガラスフリット(Grass frit)5重量%を10重量%のBCA(Butyl carbitol acetate)溶媒に溶かして生成した。凹版としては、20μmの幅、7.5μmの深さを有し、ボロノイパターンがあるガラスを用いた。前記ボロノイパターンは、0.09mm^(2)の正方形を基本単位(unit)に指定した後、基本単位の中での点の分布に不規則性を与えて生成した後、図1のようなボロノイパターンを製作した。このパターン中の閉鎖図形の面積分布比率は23%であった。」

「【図3】

【図4】



本願出願前に頒布された刊行物である特開2011-216378号公報(以下、「公知文献2」という。)には以下の記載がある。
「【0041】
図1の導電性フイルム14は、図2Aに示すように、複数の導電部50と複数の開口部52とを有している。複数の導電部50は、複数の金属細線54が互いに交叉したメッシュパターンM(メッシュ状の配線)を形成している。すなわち、1つの開口部52と、該1つの開口部52を囲む少なくとも2つの導電部50の組み合わせ形状がメッシュ形状となっている。このメッシュ形状は開口部52毎に異なっており、それぞれ不規則(すなわち非周期的)に配列されている。以下、導電部50を構成する材料を「線材」という場合
がある。
【0042】
金属細線54の線幅は、5μm以上200μm(0.2mm)以下から選択可能である。もちろん、透光性を向上させたい場合は、5μm以上50μm以下から選択してもよい。また、開口部52の面積は、0.02mm^(2)以上40mm^(2)以下が好ましく、さらに好ましくは、0.1mm^(2)以上1mm^(2)以下である。
【0043】
このように構成しているので、導電性フイルム14の全体の光透過率は70%以上99%未満であり、80%以上99%未満、さらには、85%以上99%未満を実現することができる。
【0044】
この導電性フイルム14は、車両のデフロスタ(霜取り装置)や、窓ガラス等の一部として使用可能な導電性フイルムである。この導電性フイルム14は、電流を流すこと発熱する透明発熱体としても機能し、図3に示すように、透明フイルム基材56(透明基材) と、該透明フイルム基材56上に形成された前記導電部50及び開口部52を備える。」
「【0106】
図12Aに示すように、例えば、正方形状の二次元画像領域200内に8つの点P_(1)?P_(8)を無作為に選択したとする。
【0107】
図12Bは、ボロノイ図を用いて8つの点P_(1)?P_(8)をそれぞれ囲繞する8つの領域V_(1)?V_(8)を画定した結果を示す説明図である。なお、距離関数としてユークリッド距離を用いた。本図から諒解されるように、領域V_(i)(i=1?8)内の任意の点において、点P_(i)が最も近接する点であることを示している。」
「【図2】


「【図12】



本願出願前に頒布された刊行物であり、本願明細書の段落【0040】でも公知の方法を開示するものとして挙げられている特開2012-178556号公報(以下、「公知文献3」という。)には以下の記載がある。
「【0048】
さらに、図2A?図2Dおよび図9を主として参照しながら、シート状の電磁波遮蔽材30のシート面への法線方向から観察した場合における導電性メッシュ40のパターンについて、説明する。」
「【0064】
また、本件発明者らが種々の導電性メッシュ40のパターンについて調査を行ったところ、次の条件(A)、(B)および(C)のうちの一以上の条件を満たす場合に、濃淡ムラおよびモアレの両方をより目立たなくさせることができた。
【0065】
・条件(A):6本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42が、最も多く含まれている。すなわち、6本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42が、他の本数の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42と比較して、より多く導電性メッシュ40に含まれている。
【0066】
・条件(B):次の条件(b1)を満たす。好ましくは、次の条件(b1)と、条件(b2)よび(b3)の一方と、を満たす。より好ましくは、次の条件(b1)、(b2)および(b3)のすべてを満たす。
(b1)5本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42、6本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42および7本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42の少なくとも二種類が、それぞれ複数、導電性メッシュ40に含まれている。
(b2)5本、6本または7本のうちの同一本数の境界線分48によって周囲を取り囲まれた複数の開口領域42の面積又は形状が一定ではない。すなわち、5本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた複数の開口領域42が含まれている場合に、当該5本の境界線分48によって画成されている複数の開口領域42の少なくとも二つが異なる面積又は形状を有し、且つ、6本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた複数の開口領域42が含まれている場合に、当該6本の境界線分48によって画成されている複数の開口領域42の少なくとも二つが異なる面積又は形状を有し、且つ、7本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた複数の開口領域42が含まれている場合に、当該7本の境界線分48によって画成されている複数の開口領域42の少なくとも二つが異なる面積又は形状を有
している。
(b3)6本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42が、複数含まれている。
【0067】
・条件(C):k本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42の数をNkとして、
kが3≦k≦5を満たす整数の場合に、N_(k)≦N_(k+1)
kが6≦kを満たす整数の場合に、N_(k)≧N_(k+1)
となっている。すなわち、6本の境界線分48によって周囲を取り囲まれた開口領域42が最も多く含まれ、開口領域42を取り囲む境界線分48の本数が6本から多くなっていくにつれて、且つ、開口領域42を取り囲む境界線分48の本数が6本から少なくなって
いくにつれて、開口領域42の数量が少なくなっていく。」
「【0071】
本件発明者らが行った実験の一例として、図2Cに示されたパターンの導電性メッシュ40について調査したところ、図2Dに示すように、この導電性メッシュ40には、4本、5本、6本、7本、8本、9本の境界線分48によって取り囲まれた開口領域42が、それぞれ、79個、1141個、2382個、927個、94個、8個含まれていた。また、この導電性メッシュ40には、3本の境界線分によって取り囲まれた開口領域、および、10本以上の境界線分48によって取り囲まれた開口領域42が含まれていなかった。すなわち、図2Cに示された導電性メッシュ40は、条件(A)、(B)および(C)のすべてを満たしていた。さらに、図2Cに示された導電性メッシュ40では、開口領域42が一定のピッチで並べられている方向が存在せず、且つ、一つの分岐点から延び出す境界線分の数の平均が、3.0以上4.0未満となっていた。」
「【0074】
以下に説明する方法は、母点を決定する工程と、決定された母点からボロノイ図を作成する工程と、ボロノイ図における一つのボロノイ境界によって結ばれる二つのボロノイ点の間を延びる境界線分の経路を決定する工程と、決定された経路の太さを決定して各境界線分を画定して導電性メッシュ40(ライン部44)のパターンを決定する工程と、を有している。以下、各工程について順に説明していく。なお、上述した図2Aに示されたパターンは、実際に以下に説明する方法で決定されたパターンである。
【0075】
まず、母点を決定する工程について説明する。最初に、図5に示すように、絶対座標系XYの任意の位置に一つめの母点(以下、「第1の母点」と呼ぶ)BP1を配置する。次に、図6に示すように、第1の母点BP1から距離rだけ離れた任意の位置に第2の母点BP2を配置する。言い換えると、第1の母点BP1を中心として絶対座標系XY上に位置する半径rの円周(以下、「第1の円周」と呼ぶ)上の任意の位置に、第2の母点BP2 を配置する。次に、図7に示すように、第1の母点BP1から距離rだけ離れ且つ第2の母点BP2から距離r以上離れた任意の位置に、第3の母点BP3を配置する。その後、第1の母点BP1から距離rだけ離れ且つその他の母点BP2,BP3から距離r以上離れた任意の位置に、第4の母点を配置する。
【0076】
このようにして、次の母点を配置することができなくなるまで、第1の母点BP1から距離rだけ離れ且つその他の母点から距離r以上離れた任意の位置に母点を配置していく。その後、第2の母点BP2を基準にしてこの作業を続けていく。すなわち、第2の母点BP2から距離rだけ離れ且つその他の母点から距離r以上離れた任意の位置に、次の母点を配置する。第2の母点BP2を基準にして、次の母点を配置することができなくなるまで、第2の母点BP2から距離rだけ離れ且つその他の母点から距離r以上離れた任意の位置に母点を配置していく。その後、基準となる母点を順に変更して、同様の手順で母点を形成していく。
【0077】
以上の手順で、導電性メッシュ40が形成されるべき領域内に母点を配置することができなくなるまで、母点を配置していく。導電性メッシュ40が形成されるべき領域内に母点を配置することができなくなった際に、母点を作製する工程が終了する。ここまでの処理により、2次元平面(XY平面)に於いて不規則的に配置された母点群が、導電性メッシュ40が形成されるべき領域内に一様に分散した状態となる。」
「【0096】
(用途)
以上に説明してきた電磁波遮蔽材30は各種用途に使用可能である。特に、テレビジョン受像装置、各種測定機器や計器類、各種事務用機器、各種医療機器、電算機器、電話機、電飾看板、各種遊戯機器等の表示部に用いられるプラズマディスプレイ(PDP)装置、ブラウン管ディスプレイ(CRT)装置、液晶ディスプレイ装置(LCD)、電場発光ディスプレイ(EL)装置などの画像表示装置の前面フィルタ用として好適であり、特にプラズマディスプレイ装置用として好適である。また、その他、住宅、学校、病院、事務所、店舗等の建築物の窓、車両、航空機、船舶等の乗物の窓、電子レンジの窓等の等の各種家電製品の窓等の電磁波遮蔽用途にも使用可能である。
【0097】
更には、本発明の電磁波遮蔽材は電磁波遮蔽材以外の用途にも転用可能であり、例えば、上記各種画像表示装置の画面上に配置して、各種電波を送受信し且つ画像も視認可能な透明アンテナ、上記各種画像表示装置の画面上に配置して、各種情報の入力に用いるタッチパネル用電極、太陽電池の集電電極、前記各種画像表示裝置の画素を駆動する電極、或いは車輛、航空機、船舶、建築物等の窓硝子の結露防止用面発熱体電極等にも使用することができる。」
「【図2C】


「【図5】

【図6】

【図7】

【図8】



以上の公知文献1ないし3の記載を総合すると、導電性発熱体を形成するにあたって、視認性の向上のために、平面上に不規則に分布した母点から生成されるボロノイ図により導電性発熱体のメッシュパターンを生成すること、生成されるメッシュパターンには4本ないし7本の導電性細線からなる接続要素によって取り囲まれた領域が含まれることは、本願出願前において周知の技術(以下、「周知技術」という。)であった。
そして、引用発明及び周知技術は共に網目状導電性発熱体という技術分野で共通するので、引用発明における導電性金属パターンとして、上記周知技術を適用することに困難性は認められない。
よって、相違点1に係る本願発明の構成は、引用発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に想到し得たものである。

(2)相違点2について
上記相違点2について検討する。
導電性発熱体において、通電時の断線等を防ぐためには線幅は太い方が良い一方で、車両用のデフロスタ等に利用するにあたって透光性を高めるためには線幅が細い方が良いことは、当業者にとっては周知の事実であり、その線幅を最適化・好適化することは当業者の通常の創作能力の発揮であるところ、本願発明において、「50?100μm」の線幅の数値範囲がその前後の数値に比して顕著または格別な効果があるとは認められないので、「50?100μm」の線幅の数値限定は当業者が適宜なし得る程度の設計的事項である。
加えて、上記(1)で挙げた公知文献1には、ボロノイ図を用いたメッシュパターンを採用した導電性発熱体において、線幅を100μm以下とする点が記載されている(請求項6及び段落【0069】の記載参照)。
ここで、引用文献1において線幅は50μm以下であることが好ましい(段落【0059】)と記載されているように、引用発明は必ずしも50μmを超えることを排除するものでないのであるから、相違点2にかかる本願発明の構成は、引用発明に基いて、当業者が容易に想到し得たものである。

(3)審判請求人の主張について
審判請求人は、令和2年12月3日提出の意見書において以下のように主張している。
「(3-2)これに対し、引用文献1には、メッシュ状のパターンとすることは記載されているものの、メッシュパターンの具体例として例示されているのは、実質的に平行の直線状細線が交叉してなす3角形、4角形(菱形、正方形など)6角形などの格子紋様や、平行な直線やジグザグ線、波線に限られ(引用文献1の[0041]等)、本願発明のような特定のパターンとすることは記載されていないばかりか、メッシュ状のパターンを構成する線の幅についても一切言及がありません。よって、本願発明は、網目状導電体のパターン形状、及び該パターンを形成する導電性細線の線幅の点において、引用文献1に記載された発明とは相違いたします。したがって、本願の補正後の請求項1に係る発明の新規性が引用文献1によって否定されないと請求人は考えます。
(3-3)また、引用文献1には、透明フレキシブルフィルムヒーターが開示されているものの、視認性等の観点からどのようなメッシュ状パターンが良いかといった検討がなされていないばかりか、上記したような規則的な形状(格子紋様、平行な直線、ジグザグ線、波線)では亡光の影響により視認性に問題があることや、視認性の観点からメッシュ状のパターンの線幅をどの程度にすべきか、といったことについて一切言及がありません。」
しかしながら、上記(1)で述べたとおり、メッシュパターンの生成にボロノイ図を用いることは本願出願前周知の技術であり、上記(2)で述べたとおり、線幅を最適化・好適化することは当業者が適宜なし得ることに過ぎないから、上記主張は採用できない。

(4)まとめ
したがって、本願発明は、引用発明及び周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。

第6 むすび
前記第5のとおり、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。

 
審理終結日 2021-02-05 
結審通知日 2021-02-09 
審決日 2021-02-26 
出願番号 特願2015-17803(P2015-17803)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (H05B)
P 1 8・ 113- WZ (H05B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 石黒 雄一黒田 正法  
特許庁審判長 松下 聡
特許庁審判官 林 茂樹
川上 佳
発明の名称 網目状導電体、網目状導電体を備えた導電体付シートおよび網目状導電体を備えた発熱板  
代理人 朝倉 悟  
代理人 浅野 真理  
代理人 中村 行孝  
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