• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 一部申し立て 2項進歩性  B01D
管理番号 1006112
異議申立番号 異議1998-75635  
総通号数
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1990-08-31 
種別 異議の決定 
異議申立日 1998-11-20 
確定日 1999-11-17 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第2754029号「下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置」の請求項1ないし3、5に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第2754029号の請求項1ないし3に係る特許を維持する。 
理由 1.手続きの経緯
本件特許第2754029号の請求項1乃至5に係る発明は、平成1年2月17日に特許出願され、平成10年3月6日にその特許の設定登録がなされたものである。
これに対し、その後村岡 宏より請求項1、2、3及び5に対して特許異議の申立てがなされ、取消理由通知がなされ、その指定期間内である平成11年7月23日に訂正請求がなされたものである。
2.訂正の適否についての判断
(1)訂正の内容
(イ)明細書の「特許請求の範囲」の欄
▲1▼訂正事項a
特許請求の範囲の減縮を目的として、請求項1、2及び3を削除する旨訂正請求されている。
▲2▼訂正事項b
請求項1、2及び3の削除に伴い、請求項4及び5を明りょうでない記載の釈明を目的として、次の請求項1乃至3のとおりに訂正請求されている。
「【請求項1】池底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の、池底よりの垂直方向の高さを0.6m〜1.0mとすると共に、上記掻寄板が、掻寄方向に対して後方に傾斜している場合には、該掻寄板の上端縁に前傾板を配設したことを特徴とする下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【請求項2】上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したことを特徴とする請求項1記載の下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【請求項3】池底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の、池底よりの垂直方向の高さを0.6m〜1.0mとすると共に、上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したことを特徴とする下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。」
(ロ)「発明の名称」及び「発明の詳細な説明」の欄
▲3▼訂正事項c
発明の名称を「下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄方法及びその装置」から「下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置」と訂正請求されている。
▲4▼訂正事項d
明細書第2頁第12行及び第13行と第5頁第12行及び第13行の「汚泥掻寄方法及びその装置」を「汚泥掻寄装置」と訂正請求されている。
▲5▼訂正事項e
明細書第5頁第15行乃至第6頁第3行の「本発明の汚泥掻寄方法は、・・・また、」を削除する旨訂正請求されている。
▲6▼訂正事項f
明細書第6頁第8行の「掻寄面」を「掻寄方向を向く掻寄面」と訂正請求されている。
▲7▼訂正事項g
明細書第6頁第11行乃至第7頁第1行の「汚泥掻寄手段の走行速度〜また、」を削除する旨訂正請求されている。
▲8▼訂正事項h
明細書第10頁第15行乃至第20行の「汚泥掻寄方法は、〜また」を「汚泥掻寄装置は」と訂正請求されている。
(2)訂正の目的の適否及び拡張・変更の存否
上記訂正の訂正事項aは、請求項の削除であるから特許請求の範囲の減縮に該当し、また訂正事項bは、請求項1、2及び3の削除に伴い、引用記載形式の請求項4及び5の記載内容を明瞭化したものであるから、明りょうでない記載の釈明に該当する。また訂正事項fも明りょうでない記載の釈明に該当し、訂正事項c乃至訂正事項e、訂正事項g及び訂正事項hも、方法の発明の削除に伴う明りょうでない記載の釈明に該当する。
そして、これら訂正は、新規事項の追加に該当せず、実質的に特許請求の範囲を拡張又は変更するものでもない。
(3)むすび
以上のとおり、上記訂正請求は、請求項4及び請求項5に記載の「装置の発明」を明りょうでない記載の釈明を目的として上記請求項1乃至3に記載のとおりに、また「発明の詳細な説明」をこれに伴う明りょうでない記載の釈明を目的として上記のとおりに、それぞれ訂正するものであるから、特許法第120条の4第2項及び同条第3項で準用する第126条第2項及び第3項の規定に適合するから、当該訂正を認める。
3.特許異議申立てについての判断
(1)特許異議申立ての理由の概要
特許異議申立人村岡 宏は、証拠方法として、以下に示す甲第1号証及び甲第2号証を提出して、本件の請求項1、2、3及び5に係る発明は、これら証拠に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであり、特許法第113条第1項第2号の規定によって取り消されるべきものであると主張している。
(2)証拠の記載内容
甲第1号証:「下水道施設設計指針と解説1984年版」(社)日本下水道協会発行、昭和59年、第294頁及び第295頁、第297頁、第301頁、第303頁、第305頁乃至第308頁
▲1▼「有効水深 池の有効水深は、2.5〜4.0mを標準とする。」
▲2▼「汚泥かき寄せ機 (3)沈殿物をかき乱さない程度の速度とする。」
▲3▼「速度は、チェーンフライト式では0.6m/分(0.3〜1.2m/分)、回転式では1〜3回/時が普通である。」
▲4▼図4-19「ミーダー式汚泥かき寄せ機の例」
甲第2号証:日本下水道事業団編「設計基準(案)機械設計編 第4章水処理設備」(財)下水道業務管理センター発行、昭和62年5月1日、第4.2-1頁及び4.2-2頁、第4.2-5頁
▲1▼「汚泥のかき寄せ速度は、チェーンフライト方式では0.6m/分(0.3〜1.2m/分)、回転式では周速3m/分以下(1〜3回転/時)にする。」
▲2▼「チェーン速度(0.2〜0.6m/分)」
(3)当審の判断
特許異議申立人が主張する旧請求項1、2及び3に係る発明は、訂正請求により削除されたので、これら請求項に係る発明に対する特許異議申立ては理由がないものである。
また、訂正後の請求項1及び2に係る発明は、特許異議申立てがなされていない旧請求項4に係る発明を整理したものであるから、審理の対象外である。
次に、訂正後の請求項3に係る発明(以下、「訂正発明」という)について検討するに、上記甲第1号証及び甲第2号証には、訂正発明の「上下方向に沿った区画部」について何ら記載又は示唆されていないから、この訂正発明も、上記甲第1号証及び甲第2号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとすることはできない。
特許異議申立人は、この点に関し、回答書と共に実願昭60-8241号(実開昭61-125305号)のマイクロフィルムを提示して、この証拠に記載の「バケット3の側面板」が訂正発明の「区画部」に相当する旨主張しているが、この証拠にはそのような記載は見当たらないし、その機能からみて、両者が同じ作用効果を奏すると云うこともできない。
したがって、特許異議申立人の上記主張も採用することができない。
4.むすび
以上のとおり、特許異議申立ての理由及び証拠方法によっては、本件訂正発明に係る特許を取り消すことはできない
また、他に本件訂正発明に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】池底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の、池底よりの垂直方向の高さを0.6m〜1.0mとすると共に、
上記掻寄板が、掻寄方向に対して後方に傾斜している場合には、該掻寄板の上端縁に前傾板を配設したことを特徴とする下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【請求項2】上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したことを特徴とする請求項1記載の下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【請求項3】池底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の、池底よりの垂直方向の高さを0.6m〜1.0mとすると共に、
上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したことを特徴とする下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、下水施設用横流式沈殿池において、池底に堆積した下水汚泥を、掻寄板によって、排泥ピット方向に直線的に掻寄せる汚泥掻寄装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に有機質分の多い下水汚泥の沈殿池における滞積状態には、無機質分の多い上水汚泥の沈殿池のそれとは明瞭な相違がある。すなわち、該池中の水域では、上水であっては、池下部滞積汚泥区域、池上部の清澄処理水域およびそれらの中間水域と分けた場合、前記中間水域の高さ相当深が小さく、その上下域を比較的明瞭化させるものと想定して、汚泥掻寄操作を行えるのに対し、下水にあっては、下水汚泥の比重が水の比重に近いため前記中間水域の高さ相当深が大きく、その上下水域の状態を充分に把握することが困難であった。その結果、下水施設にあっては、上水施設の経験から得られた汚泥深を機械的に安全率をかけて、掻寄操作に適用していた。そして、機構的には、従来、上水道,下水道の沈砂池ないし沈殿槽の汚泥掻寄機としては、第5図に示すように、レール1上を往復走行する水中走行台車2にリンク機構3を設け、このリンク機構3の下端にスクレーパ4を取付け、かつリンク機構3の上端にワイヤロープ5を連結して、このワイヤロープ5の牽引によって水中走行台車2が前進する際には、上記スクレーパ4が下方に回動降下して垂直状態となり、池底に堆積されている汚泥6を掻寄せ、また水中走行台車の後退時には、スクレーパ4が上方に引上げられて水平となり、池底から離隔されるものが知られている(実公昭56-24497号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、下水道施設沈殿池の堆泥を掻寄せるロープ牽引式汚泥掻寄機は、従来次の条件によって運転されていた。
(イ)スクレーパの高さは0.3〜0.5mの範囲
(ロ)掻寄速度は0.3〜0.6m/分の範囲
しかしながら、上記条件で運転すると、掻寄機の能力だけでは汚泥の全量を収集することができず、掻寄板の上縁を乗り越えて、背面を落滑降下して処理水域を攪乱するばかりか、収集しきれなかった残泥が嫌気性消化によりスカム化して、浮上し処理水とともに流出するという問題が生ずることがあった。
すなわち、本発明者等は、前記池水域の中間水域をどのように把握し、その結果、汚泥掻寄区域と掻寄板の走行速度を相関連せしめて、汚泥掻寄せ操作中の池内水域をもっとも、小さな撹乱を起こす範囲にて掻寄せることが池底の滞積不安定な下水の有機汚泥の集積操作には必要であることを研究の結果、認識できた。
本発明は、上記事情に鑑みて、本発明者等が下水汚泥の特性を綿密に調査し、これに基づいて、下水汚泥の特性からくる異常が生じない範囲内で、掻寄機の所要能力を検討し、最適なスクレーパ(掻寄板)の高さと掻寄速度とを割出したもので、その目的とするところは、沈殿池内の下水汚泥を円滑に収集することができ、収集しきれない汚泥が生じることがなく、残泥がスカム化することを防止できる上に、沈殿した汚泥が再浮上することがない下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の汚泥掻寄装置は、池底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の池底よりの高さを0.6m〜1.0mとし、かつ掻寄方向に対して後方に傾斜している場合には、掻寄板の上端縁に前傾板を配設するものである。さらに、上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したものである。
〔作用〕
本発明にあっては、掻寄板の高さを0.6〜1.0mとすることにより、汚泥を効率的にかつ円滑に掻寄せることができる上に、汚泥が掻寄板を越えて後方に落下する際に再浮上することがない。すなわち、掻寄板の高さが0.6mより低い場合には、収集される汚泥量が十分でなく、沈殿池内に取り残される汚泥が生じるおそれがある。また、掻寄板の高さが1.0mを越えると、掻寄板を越える汚泥があった場合に、この汚泥が円滑に沈殿せずに、再浮上することが本発明者等の下水汚泥での実験調査で判明した。また該板の高さが汚泥量に対し、十分であっても、該板の適性高さ以上の板の上部が、清澄作用継続中の該沈殿池の上水域を乱すという、マイナス効果をもたらす。さらに、上記前傾板によって、該前傾板端縁が掻寄操作時に中間水域に作用する抵抗を該前傾板のない場合を比べて、小さくするものとし、従って、該中間水域に生ずる攪乱を小さくするとともに、掻寄板の上方を越流する汚泥を抑制し、また、区画部によって、掻寄板に沿って水平に移動する汚泥を制限する。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第5図に基づいて本発明の実施例を説明する。
本実施例の基本的構成は第5図に示す従来例と同様であり、従来例と相違するのは以下の点である。
すなわち、掻寄板(スクレーパ)10の高さが0.6m〜1.0mに設定されている。これは、沈殿池の有効水深(通常、2.5〜4.0m)の1/3〜1/4に相当する。また、水中走行台車2を走行させるワイヤロープ5を牽引するための駆動機構は可変速のものが用いられ、水中走行台車2の走行速度を所定範囲内で変速し得るようになっている。
ここで、水中走行台車2の走行速度については、掻寄板10の高さの影響がなくとも、掻寄板10や水中走行台車2の走行速度が過大であると、撹乱流が発生し、汚泥の再浮上現象が生じる。本発明者等の下水汚泥の実験調査では、水流との相対速度が0.8m/分付近より浮上が生じ、1.0m/分以上になると完全撹拌となることが判明した。従って、本発明では、走行速度と流水速度との差を1.0m/分以下、好ましくは0.8m/分以下とする。なお、一般に、横流式沈殿池においては、原液流入側に集・排泥ピットを設け、下流から上流に向かって汚泥を掻寄せるので、水中走行台車2の走行速度の上限は以下の通りとなる(第1図において、掻寄板10の汚泥掻寄方向は矢印aで、かつ流水方向は矢印bで示されている)。
掻寄時走行速度≦1.0m/分-流水速度
戻り時走行速度≦1.0m/分+流水速度
また、上記掻寄板10が、第2図に示すように、汚泥掻寄方向に対して後方側に傾斜している場合には、その上端縁に、前方側に傾斜する前傾板11を設ける。
さらに、上記掻寄板10の掻寄面には、上下方向に複数のリブ12を突設するか、あるいは仕切板13を固着する(第3図と第4図参照)。
上記のように構成されたロープ牽引式汚泥掻寄機を備えた横流式沈殿池にあっては、従来同様、所定の運転間隔で、水中走行台車2を往復走行させて、集・排泥ピットに向かって、堆積した汚泥を掻寄せる。
この場合、掻寄板10の高さを0.6m〜1.0mに設定してあるから、十分な汚泥掻寄量を確保でき、沈殿池内に掻寄しきれない汚泥が残ることがない上に、掻寄板10を越える汚泥があった場合でも汚泥が再浮上することがなく、円滑に池底に落下して沈積する。また、水中走行台車2の走行速度を、流水速度に基づいて、掻寄時と戻り時とで変更することにより、水中走行台車2あるいは掻寄板10の移動によって、汚泥の再浮上現象が生じることがない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の汚泥掻寄装置は、掻寄板の高さを0.6m〜1.0mに設定することにより、汚泥を効率的にかつ確実に掻寄せることができる上に、汚泥が掻寄板を越えても円滑に落下して再浮上することがない。さらに、掻寄板に設けた前傾板によって、掻寄板の上方を越流する汚泥を抑制でき、また、区画部を設けることによって、掻寄板に沿って水平に移動する汚泥を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は掻寄板の一例を示す説明図、第3図は掻寄板に設けた区画部の一例を示す平面図、第4図は区画部の他の一例を示す平面図、第5図はロープ牽引式汚泥掻寄機を示す断面図である。
10……掻寄板、11……前傾板、12……リブ(区画部)、
13……仕切板(区画部)。
 
訂正の要旨 訂正の要旨
特許第2754029号発明の特許明細書を平成11年7月23日付け訂正請求書に添付された全文訂正明細書のとおりに、すなわち次の(イ)乃至(二)のとおりにそれぞれ訂正するものである。
(イ)特許請求の範囲の記載をその減縮を目的として、請求項1乃至3を削除する。
(ロ)特許請求の範囲の請求項4及び5の記載を請求項1乃至3の削除に伴う明りょうで
ない記載の釈明を目的として、次のとおりに訂正する。
「【請求項1】地底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の、池底よりの垂直方向の高さを0.6m〜1.0mとすると共に、上記掻寄板が、掻寄方向に対して後方に傾斜している場合には、該掻寄板の上端縁に前傾板を配設したことを特徴とする下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【請求項2】上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したことを特徴とする請求項1記載の下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。
【請求項3】池底に堆積した下水汚泥を排泥ピット方向へ掻寄せる掻寄板の、池底よりの垂直方向の高さを0.6m〜1.0mとすると共に、上記掻寄板の掻寄方向を向く掻寄面に、上下方向に沿った区画部を配設したことを特徴とする下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置。」
(ハ)発明の名称
「下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄装置」と訂正する。
(ニ)明細書の「発明の詳細な説明」の欄
発明の詳細な説明を特許請求の範囲の減縮に伴う明りょうでない記載の釈明を目的として、次の▲1▼乃至▲5▼のとおりに訂正する。
▲1▼明細書第2頁第12行及び第13行と第5頁第12行及び第13行の「汚泥掻寄方法及びその装置」を「汚泥掻寄装置」と訂正する。
▲2▼明細書第5頁第15行乃至第6頁第3行の「本発明の汚泥掻寄方法は、・・・また、」を削除する。
▲3▼明細書第6頁第8行の「掻寄面」を「掻寄方向を向く掻寄面」と訂正する。
▲4▼明細書第6頁第11行乃至第7頁第1行の「汚泥掻寄手段の走行速度〜また、」を削除する。
▲5▼明細書第10頁第15行乃至第20行の「汚泥掻寄方法は、〜また」を「汚泥掻寄装置は」と訂正する。
異議決定日 1999-10-28 
出願番号 特願平1-37676
審決分類 P 1 652・ 121- YA (B01D)
最終処分 維持  
前審関与審査官 中野 孝一  
特許庁審判長 沼澤 幸雄
特許庁審判官 山田 充
野田 直人
登録日 1998-03-06 
登録番号 特許第2754029号(P2754029)
権利者 月島機械株式会社
発明の名称 下水施設用横流式沈殿池の汚泥掻寄方法及びその装置  
代理人 鈴木 三義  
代理人 鈴木 三義  
代理人 志賀 正武  
代理人 高橋 詔男  
代理人 高橋 詔男  
代理人 志賀 正武  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ