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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 A23L |
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管理番号 | 1038745 |
審判番号 | 審判1999-5202 |
総通号数 | 19 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1996-06-04 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 1999-03-31 |
確定日 | 2001-06-04 |
事件の表示 | 平成 6年特許願第283437号「肉体環境浄化食品」拒絶査定に対する審判事件〔平成 8年 6月 4日出願公開、特開平 8-140625、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願は、平成6年11月17日の出願であって、その請求項1及び2に係る発明は平成7年12月4日付けの手続補正書及び平成10年12月24日付けの手続補正書によって補正された明細書の特許請求の範囲の請求項1、2に記載された次の通りのものと認める。 「【請求項1】少なくともブドウ糖、クロレラ、玄米胚芽、かんぞう、ハトムギ、熊笹、クエン酸、よもぎ、ニンニク、牛骨粉、どくだみ、ビタミンC、牡蠣殻、動物性タンパク質、人参、キダチアロエ、大豆末、パパイヤ、川(せん)きゅう、大黄、黄精、沈皮、柑実、およびセンナを、それぞれ所定量づつ混合してなる肉体環境浄化食品。 【請求項2】果糖を加えた請求項1記載の肉体環境浄化食品。」 これに対して、原審で引用された引用例2には「クロレラ、ドクダミ、ハトムギ、ヨモギ、クマザサ、ニンニク、アロエ、ニンジン、ビタミンC」の成分を含有する健康・栄養補助食品の発明が記載されている。該引用例2に記載の発明は本件請求項1に係わる発明に比較して「ブドウ糖、玄米胚芽、かんぞう、クエン酸、牛骨粉、牡蠣殻、動物性タンパク質、大豆末、パパイヤ、川(せん)きゅう、大黄、黄精、沈皮、柑実、センナ」の成分が含まれていない点で異なっている。 引用例2に記載の健康・栄養補助食品の発明が本願請求項1に係わる発明に対して含まれていない上記成分の大部分は原審で引用された引用例1及び引用例3-8に記載されているが、それら引用例1及び引用例3-8に記載のものは該成分の物性や効用等が単に記載されているだけであって、引用例1及び引用例3-8に記載の各種成分から特定の成分を選択して、それを引用例2に記載の発明の成分と組み合わせるについて記載も示唆もされていない。本件請求項1に係る発明は上記成分を含有することによって明細書に記載の効果を奏するものである。 また、本件請求項2に係わる発明は本件請求項1に係る発明を更に限定したものであるから上記本件請求項1に係る発明についての判断と同様の理由により引例1-8に記載のものから当業者が容易に発明するできたものではない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2001-04-27 |
出願番号 | 特願平6-283437 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(A23L)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 光本 美奈子、上條 肇 |
特許庁審判長 |
田中 久直 |
特許庁審判官 |
大高 とし子 吉田 一朗 |
発明の名称 | 肉体環境浄化食品 |
代理人 | 杉本 巌 |
代理人 | 杉本 勝徳 |