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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  G06F
管理番号 1039359
異議申立番号 異議1999-70746  
総通号数 19 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1992-10-01 
種別 異議の決定 
異議申立日 1999-03-03 
確定日 2001-05-10 
異議申立件数
事件の表示 特許第2792699号「コンピュータシステム、アライン制御装置および方法」の請求項1ないし14に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 特許第2792699号の請求項1ないし14に係る特許を取り消す。 
理由 1.手続の経緯
本件特許第2792699号の発明についての出願は、平成1年2月1日に出願(優先権主張、1988年2月2日アメリカ合衆国)され、平成10年6月19日にその発明について特許権の設定登録がなされ、その後、その特許について、松本信雄より特許異議の申立てがなされ、第1回目の取消しの理由が通知され、その指定期間内である平成12年1月6日に訂正請求がなされ、さらに当該訂正請求に対する訂正拒絶理由の通知を兼用した第2回目の取消の理由が通知されたものである。
2.訂正の適否について
平成12年1月6日付けの訂正請求は、特許請求の範囲の請求項10の「現状態」が、「アイドル」、「保留」、「ブロッキング」、「キュー」、「保管」及び「取得」とを含むと訂正することを含むものであるが、この訂正により請求項10に付加された現状態について、それぞれどのような技術的意義があるのか明細書中に説明がないので、訂正明細書の請求項10に係る発明は、それを明確に把握することができず、また、容易に実施可能な程度に目的、構成及び効果を発明の詳細な説明に記載したとも認めることができない。
よって、訂正明細書の請求項10に係る発明の特許は、特許法第36条第3項又は第4項及び第5項の規定に違反してされたものであり、特許出願の際独立して特許を受けることができないものであるから、当該訂正は、特許法第120条の4第3項において準用する同法第126条第4項の規定に適合しないので、当該訂正は認められない。
3.特許異議の申し立てについて
本件特許第2792699号は、特許査定時の明細書及び図面の記載から見て、その特許請求の範囲に記載されたとおりのものであると認める。
これに対して、平成12年 4月28日付けで取消理由を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、特許権者からは何らの応答もない。
そして、上記の取消理由は妥当なものと認められるので、本件特許は、この取消理由によって取り消すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2000-12-15 
出願番号 特願平1-502292
審決分類 P 1 651・ 121- ZB (G06F)
最終処分 取消  
前審関与審査官 石井 茂和  
特許庁審判長 徳永 民雄
特許庁審判官 山本 穂積
斎藤 操
登録日 1998-06-19 
登録番号 特許第2792699号(P2792699)
権利者 シンキング・マシーンズ・コーポレーション
発明の名称 コンピュータシステム、アライン制御装置および方法  
代理人 谷 義一  
代理人 阿部 和夫  

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