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審決分類 審判 全部無効 2項進歩性 無効としない G01D
管理番号 1044016
審判番号 審判1999-35526  
総通号数 22 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1991-09-27 
種別 無効の審決 
審判請求日 1999-09-27 
確定日 2001-07-13 
事件の表示 上記当事者間の特許第2619728号発明「記録紙」の特許無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。 
理由 1.手続の経緯・本件発明
本件特許第2619728号発明は、平成2年1月25日に特許出願され、その後平成3年4月25日付、平成4年12月14日付、平成5年11月12日付、平成7年2月6日付、平成8年9月26日付の各手続補正を経て、平成9年3月11日にその設定登録がなされたものであって、請求項1及び請求項2に係る発明は、特許明細書と図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1及び請求項2に記載された次のとおりのものである。
「【請求項1】下記(A)と(B)の重量比が1から3の範囲の組成物からなる隠蔽層(5)が1から20ミクロンの膜厚で着色原紙(1a)、(1b)の表面に形成されたことを特徴とする、記録紙。
(A)隠蔽姓を有する水性の中空孔ポリマー粒子
(B)成膜性を有する水性ポリマー
【請求項2】タコグラフ用の請求項1の記録紙。」

2.審判請求人の主張
請求人は甲第1号証(特開昭60-223873号公報)、甲第2号証(特開昭61-288118号公報)、甲第3号証(実願昭57-62444(実開昭58-164773号)の願書に最初に添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルム)、甲第4号証(実願昭49-156934(実開昭51-83366号)の願書に最初に添付した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフィルム)、甲第5号証(特公昭43-778号公報)、甲第6号証(「判例工業所有権法」(第二期版)第一法規出版株式会社、第611の205頁〔平成6年判例〕(24)、平成6年1月18日東京高民18判・平成4年(行ケ)104号判決の要点)、甲第6号証の2(「判例工業所有権法」(第二期版)第一法規出版株式会社、第611の200頁〔平成5年判例〕(23)、平成5年7月28日東京高民13判・平成元年(行ケ)239号判決の要点)、甲第6号証の3(「判例工業所有権法」(第二期版)第一法規出版株式会社、第611の107頁〔平成3年判例〕(15)、平成3年5月30日東高民6判・平成2年(行ケ)238号判決の要点)、甲第6号証の4(「判例工業所有権法」(第二期版)第一法規出版株式会社、第611の67頁、平成元年12月26日東高民18判・昭和62年(行ケ)106号判決の要点)、甲第6号証の5(昭和34年(行ナ)第6号判決)、甲第6号証の6(昭和41年(行ツ)第106号判決)、甲第6号証の7(昭和52年(行ケ)第39号判決)、甲第6号証の8(昭和40年(行ケ)第87号判決)、甲第7号証(本件特許公報である特許第2619728号公報)、甲第8号証(特許と企業133、80年1月、第36頁〜第39頁「判決速報」〈特54-77〉)、甲第9号証(本件特許出願に係る平成5年11月12日付意見書)、甲第10号証(平成元年(行ケ)259号判決)、甲第11号証(リンテック(株)・永島孝作による平成11年7月30日付実験報告書)、甲第12号証(本件特許出願である特願平2-15644号の当初明細書)、甲第13号証(本件特許出願に係る平成3年4月25日付手続補正書)、甲第14号証(本件特許出願に係る平成4年12月14日付手続補正書)を提出し、本件特許請求の範囲の請求項1の数値限定には格別顕著な技術的意義もしくは臨界的意義が認められず、本件特許の請求項1及び請求項2に係る発明は、上記甲第1号証乃至甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、本件特許は特許法第123条第1項第2号の規定により無効とされるべきであると主張している。(なお、甲第15号証乃至甲第18号証は取り下げられた。)
3.甲第1号証乃至甲第5号証の記載
甲第1号証には、「1.樹脂粒子がコアー形状である非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)及び造膜性水性樹脂(II)を含んでなる水性塗料組成物。 2.非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)と造膜性水性樹脂(II)との固形分重量比が(I):(II)=1:100〜100:1であることを特徴とする特許請求の範囲第1項の組成物。 3.非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)の樹脂粒子が中空であるか、若しくはコアー内に溶媒を含有していることを特徴とする特許請求の範囲第1項の組成物。」が記載されており(特許請求の範囲)、さらに詳しくは、「本発明は隠ぺい性、光沢、耐水性等に優れた塗膜を与え、しかも安定性に優れた水性顔料組成物に関するものである。」(公報第1頁左下欄第17行〜第19行)、「即ち、本発明は樹脂粒子がコアー形状であり、好ましくは中空であるか、若しくはコアー内に溶媒を包含している非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)及び造膜性水性樹脂(II)を含んでなる水性塗料組成物を提供する。」(公報第2頁左上欄第1行〜第5行)と記載されている。また、上記「樹脂粒子がコアー形状である非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)」について、「本発明で用いられる非造膜性ビニル系樹脂エマルジョンは内部に小孔(ミクロボイド)を有するコアー形状の樹脂粒子を含むものである。該粒子の小孔内は空洞であっても、水または揮発性の溶媒が存在しても良く、水又は溶媒が存在する場合乾燥時内部の水または揮発性の溶媒が揮散し、小孔を有する非造膜性ビニル系樹脂粒子が形成される。・・・(中略)・・・本発明での非造膜性ビニル系樹脂エマルジョンの固形分濃度は特に制限されないが、一般に5〜70重量%、好ましくは20〜60重量%が適当である。かかる量が5重量%未満では隠ぺい性が不充分であり、又、70重量%を越えると製造が困難となる。」と記載され(公報第2頁左上欄第6行〜同頁右上欄第3行)、上記「造膜性水性樹脂(II)」について、「前記非造膜性ビニル系樹脂エマルジョンと配合される造膜性水性樹脂はリシン、フラット、グロス、弾性、金属等の一般的水系塗料組成物のバインダーとなるべきものであれば差しつかえなく、ビニル系樹脂エマルジョン、ビニル系水溶性樹脂、ビニル系樹脂水系ディスパージョン等が用いられる。・・・(中略)・・・本発明で用いられる造膜性ビニル系樹脂エマルジョンの樹脂分のガラス転移温度(Tg)は60℃以下で好ましくは40℃以下である。又、その固形分は5〜70重量%で好ましくは20〜60重量%である。5重量%以下では経済上著しく不利であるし、70重量%以上では重合が困難である。」と記載され(公報第5頁右上欄第11行〜第6頁左上欄第16行)、上記非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)と造膜性水性樹脂(II)との固形分重量比について、「本発明の水性塗料組成物は前記非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)と造膜性水性樹脂(II)とを含み、通常前者と後者との固形分重量比が1:100〜100:1、好ましくは1:100〜10:1である。かかる非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)の固形分比が1未満である場合には隠ぺい性が低下し、又、100を越えると塗膜物性が不充分となる傾向が認められる。」と記載されている(公報第6頁右上欄第7行〜第14行)。さらに、実施例には、得られた塗料を隠ぺい力チャート、ガラス板、塩ビシート、スレート板などに塗布し、隠ぺい力や光沢など各種の試験を行ったことが記載されている(公報第9頁右下欄第11行〜第12行、第10頁左下欄第1行〜第11頁右上欄第14行、第11頁左下欄第4行〜第5行、第12頁左下欄第16行〜第17行、第13頁左下欄第13行〜第14行参照)。
甲第2号証には、印刷形成した表層を摺削針により削除することにより色分けされた下地の色相によるグラフを描くようにしたタコグラフ記録図表が記載されており(特許請求の範囲参照)、上記記録図表について、「第4図は記録図表の断面図であり、原紙1上には着色層2が設けられており、原紙1と着色層2とで下地3を形成している。着色層2の上には白色顔料の如き無地の顔料からなる表層4が塗布形成されており、表層4上には目盛、文字、数字の如き図表5が印刷形成されている。・・・(中略)・・・このようにして形成された記録図表は、タコグラフ内に設置され、車両の運行に伴う摺削針(図示せず)の移動によりその表層4が削除される。これにより、下地3である着色層2が露呈し、図表上にグラフが描かれるのである。」と記載されている(公報第1頁右下欄第3行〜第2頁左上欄第5行及び第4図)。
甲第3号証には、「不透明樹脂層の剥離または透明化により、その剥離または透明化部分を顕色せしめるようにした記録用紙において、この記録用紙は、透明性を有する基紙の表面に上記不透明樹脂層をコーティングするとともに、基紙の裏面には所望の色調からなる着色層を印刷したことを特徴とする記録用紙。」が記載されており(実用新案登録請求の範囲)、引っ掻きによる剥離または加熱による透明化等のメカニズムによって顕色させる用紙について、「この種のメカニズムによって顕色する用紙は例えば第1図に示すように基紙1の上面に着色層2を印刷するとともに、この着色層2の上面にはワックスまたはその他樹脂からなる不透明樹脂層3をコーティングしたもので、このような記録用紙においては、上記不透明樹脂層3を引っ掻きまたは加熱することによって除去または透明化せしめることにより上記着色層2を顕色化し、その部分を描画するようにしている。」と記載されている(明細書第1頁第16行〜第2頁第4行及び第1図)。
甲第4号証には、「基板と一体にもしくは基板上に形成された記録層およびこの記録層を被覆する被覆層を有するチャート紙において、前記被覆層を所定領域における反射率がほぼ均一となるように加色もしくは減色混合法等によって調合された染料、顔料等で着色し、前記記録層を被覆層の色彩に対して所定領域における光の反射率が十分異なるように着色したことを特徴とするチャート紙。」が記載されており(実用新案登録請求の範囲)、このような記録層および被覆層を有するチャート紙について、「タコグラフ、産業機械稼働記録計等の各種自動記録装置によって、自動車の運行状況、機械の稼働状況等がチャート紙に自動記録され、このチャート紙を目視によりまたは光学的な読取装置によって判読することによって、状況を解析することが行われている。このチャート紙1は第1図(a)に示すように紙または合成樹脂等の基材(2)に記録層3を設け、被覆層4で被覆したものが多用されており、被覆層4の上から加圧ペンや熱ペンを作用させてこの層4を破損させ、(第1図(b)参照)破損部分4aに記録層3が露出することによって記録5が施されるものである(第1図(c)参照)。」と記載されている(明細書第1頁第16行〜第2頁第7行及び第1図)。
甲第5号証には、「有機溶剤可溶で、水乃至極性溶剤不溶性の皮膜形成物質からなる多孔性の光散乱性層内部またはその下部に、該皮膜形成物質と相溶するかまたはこれを溶解して光散乱性層を透明化しうる、常温で液状の水不溶性物質を含んだ、圧力で破壊され得る微細なカプセル粒子を存在させたことを特徴とする感圧性記録材料。」が記載されており(特許請求の範囲)、上記記録材料の支持体について、「記録材料の支持体は着色した紙、着色したプラスチックフィルム、透明度の高い紙、透明なプラスチックフィルム、金属箔をはり合わせた紙、プラスチック等が用いられる。」と記載されている(公報第3頁左欄第9行〜第12行)。また実施例4には、硬化カプセルを分散した塗布液を、黒色原紙にアルキッド樹脂を下塗した支持体上へ乾燥厚味が12μとなるように塗布して白色光散乱層を形成し、この材料は加圧したサファイヤ針で鮮明な記録を与えたことが記載されている(公報第4頁右欄第18行〜第25行参照)。
4.当審の判断
本件請求項1に係る発明(以下、「本件発明1」という。)と、上記甲第1号証記載の発明とを比較すると、甲第1号証記載の発明における「樹脂粒子がコアー形状である非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)」の樹脂粒子が中空孔を有する粒子を含み、かつ隠蔽性を有するものであることが甲第1号証の記載(公報第2頁左上欄第6行〜同頁右上欄第3行)から明らかであり、また、甲第1号証記載の発明における「造膜性水性樹脂(II)」が本件発明1における「成膜性を有する水性ポリマー」に相当し、さらに甲第1号証記載の発明における「非造膜性ビニル系樹脂エマルジョン(I)」と「造膜性水性樹脂(II)」とからなる塗料組成物が隠ぺい層を形成し、その固形分重量比の範囲「(I):(II)=1:100〜100:1」が、本件発明1における「(A)隠蔽姓を有する水性の中空孔ポリマー粒子」と「(B)成膜性を有する水性ポリマー」の重量比1から3の範囲を包含していることから、両者は、「(A)隠蔽性を有する水性の中空孔ポリマー粒子と(B)成膜性を有する水性ポリマーの重量比が1から3の範囲の組成物からなる隠蔽層が形成され」ている点で一致し、一方、本件発明1の隠蔽層が「1から20ミクロンの膜厚で着色原紙の表面に形成されたことを特徴とする記録紙」であるのに対して、甲第1号証記載の発明においては隠蔽層の膜厚、および隠蔽層が形成される対象物については特定されていない点で相違している。
上記相違点について以下に検討する。
本件発明1において、隠蔽層を1から20ミクロンの膜厚で着色原紙の表面に形成して記録紙としているのは、「インクを用いない記録ペン即ち尖針などで印字(尖針による引掻き記録)できる記録紙」とするためである(公報第1頁左欄第11行〜第13行参照)。
一方、甲第2号証には原紙上の着色層の上に表層を形成し、この表層を摺削針の移動によって削除してグラフを描く記録図表(公報第1頁右下欄第3行〜第2頁左上欄第5行及び第4図参照)、甲第3号証には基紙の上面に着色層を設けその上に不透明樹脂層をコーティングし、この不透明樹脂層を引っ掻きまたは加熱することによって除去または透明化して描画する記録用紙(明細書第1頁第16行〜第2頁第4行及び第1図参照)、甲第4号証には基材に記録層を設け被覆層で被覆したものに加圧ペンや熱ペンを作用させて被覆層を破損させ、記録層を露出することによって記録を行うチャート紙(明細書第1頁第16行〜第2頁第7行及び第1図参照)、甲第5号証には着色した原紙上に光散乱層を透明化し得る液体を内包したカプセルを分散した白色光散乱層を12μの厚みで設け、加圧したサファイヤ針で記録することのできる記録材料(特許請求の範囲及び実施例4参照)がそれぞれ記載されているが、これらはいずれも着色された表面に設けられた隠蔽層を尖針によって除去あるいは透明化して記録を行うことができる記録紙であって、隠蔽層は着色された表面の色を隠蔽するに足る十分な隠蔽性を有し、かつ、尖針により容易に除去あるいは透明化できるような材料が用いられているものである。
しかしながら、甲第1号証には水性塗料組成物が隠蔽性に優れた塗膜を与えることが記載されているものの、この塗膜が尖針により除去あるいは透明化できるようなものであることについては一切記載がない。また、この水性塗料組成物をどのような対象物に適用するのかについても記載がない。したがって、着色原紙の表面の隠蔽層を尖針によって除去あるいは透明化して記録を行う記録紙が甲第2号証乃至甲第5号証により広く知られているとしても、単に隠蔽層を形成することができるというだけで、この隠蔽層を尖針によって除去あるいは透明化できるという技術思想が存在していない甲第1号証記載の発明において、水性塗料組成物としての数多くの用途の中から上記のような機能をもつ記録紙の用途を選択し、その用途に合わせて塗膜の厚みを特定することが当業者にとって容易であるとはいえず、上記相違点にあげられた構成を当業者が容易に導き出し得たとすることはできない。
一方、本件発明1は、上記相違点にあげられた構成を備えることにより、尖針による記録紙として極めて有用性が高く、従来知られている方法に比べて水系の塗布液であるため扱いやすく、火気の危険性、コスト等で大幅に改善された記録紙を提供することができるという明細書記載の効果を奏するものと認められる。
したがって、本件発明1は、上記甲第1号証乃至甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとは認められない。
また、本件請求項2に係る発明は、本件請求項1を引用する形式で記載されており、本件請求項1に係る発明の構成をその主たる構成として含むものである。しかし、本件請求項1に係る発明は、上述したように甲第1号証乃至甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとは認められず、同様の理由により、本件請求項2に係る発明もまた、上記甲第1号証乃至甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとは認められない。
なお、請求人は甲第6号証乃至甲第14号証を挙げ、本件請求項1の数値限定には格別顕著な技術的意義もしくは臨界的意義が認められないから、本件請求項1及び請求項2に係る発明は、甲第1号証乃至甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである旨主張するが、上述したように、そもそも本件請求項1及び請求項2に係る発明は、数値限定の技術的意義もしくは臨界的意義の有無にかかわらず特許性を有するものであり、かつ、数値限定の範囲内のものが明細書記載の効果を奏することは実施例の記載より明らかであることから、請求人の上記主張は採用できない。

5.むすび
以上のとおりであるから、請求人の主張する理由及び証拠方法によっては、本件特許を無効とすることはできない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2000-06-13 
出願番号 特願平2-15644
審決分類 P 1 112・ 121- Y (G01D)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 中野 修身中島 次一  
特許庁審判長 高梨 操
特許庁審判官 多喜 鉄雄
鐘尾 みや子
登録日 1997-03-11 
登録番号 特許第2619728号(P2619728)
発明の名称 記録紙  
代理人 森田 政明  
代理人 升永 英俊  
代理人 池田 知美  
代理人 谷 義一  
代理人 阿部 和夫  
代理人 永井 義久  
代理人 橋本 傳一  

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