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審決分類 |
審判 一部申し立て 1項3号刊行物記載 A61K 審判 一部申し立て 発明同一 A61K 審判 一部申し立て 2項進歩性 A61K |
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管理番号 | 1044795 |
異議申立番号 | 異議2000-71461 |
総通号数 | 22 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1995-10-03 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2000-04-12 |
確定日 | 2001-04-09 |
異議申立件数 | 1 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第2960658号「シリコーンオイルと、エチレンホモポリマー又はコポリマーから作られたワックスとの組合わせを含む無水の化粧品又は皮膚科学的組成物」の請求項1ないし9、11ないし14に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 訂正を認める。 特許第2960658号の請求項1ないし8、10ないし13に係る特許を維持する。 |
理由 |
1.経緯、 本件特許第2960658号は、平成7年1月26日(優先権主張、1994年1月26日、仏国)の出願に係り、平成11年7月30日に設定登録された後、異議申立てがあり、取消理由通知に対して、平成13年2月19日に訂正請求がなされたものである。 2.訂正の適否 本件訂正請求に係る訂正事項は以下のとおりである。 (1)特許明細書の特許請求の範囲、請求項1における、 「(ii)50〜135℃の融点を持ち、エチレンホモポリマー及びエチレンと下記モノマーとのコポリマーから選ばれた200〜1,500の分子量を持つ少なくとも一つのポリマーを含み、そして前記モノマーが下記式(II)を持つ、該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量のワックス 【化2】 CH2=CH-R’ (II) (ここで、R′は1〜30個の炭素原子を持つアルキル、アリール又はアラルキルを示す)」なる記載を、 「(ii)該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス」に訂正する。 (2)同特許請求の範囲の請求項5を削除するとともに、請求項6〜14の項番を5〜13にそれぞれ繰り上げるとともに、これに伴い訂正後の請求項5〜13中で引用する請求項の項番を訂正後の対応する項番に改める。 (3)同特許請求の範囲の請求項6における、 「該ワックスが、該脂肪質相の全重量に対して5〜30重量%の量で存在する請求項1〜5のいずれか一つに記載の組成物。」なる記載を、 「該エチレンホモポリマーのワックスが、該脂肪質相の全重量に対して5〜30重量%の量で存在する請求項1〜4のいずれか一つに記載の組成物。」に訂正する。 (4)同特許請求の範囲の請求項10における「該ワックスが、エチレンホモポリマー 又はコポリマーのワックスの比率以下の量で存在する請求項8記載の組成物。」なる記載を、 「該ワックスが.エチレンホモポリマーのワックスの比率以下の量で存在する請求項7記載の組成物。」に訂正する。 (5)特許明細書の「発明の名称」の欄、段落番号[0001]、[0007]、[0017]、[0022]、[0024]、[0039]及び[0065]における「エチレンホモポリマー又はコポリマー」を「エチレンホモポリマー」にそれぞれ訂正する。 (6)特許明細書の段落番号[0009]における、 「(ii)50〜135℃の融点を持ち、エチレンホモポリマー及びエチレンと下記モノマーとのコポリマーから選ばれた200〜1,500の分子量を持つ少なくとも一つのポリマーを含み、そして前記モノマーが下記式(II)に相当する、該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の比率のワックス」なる記載を 「(ii)該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス」に訂正する。 (7)同段落番号[0010]における、 「【化2】 CH2=CH-R’ (II) (ここで、R’は1〜30個の炭素原子を持つアルキル、アリール又はアラルキルを示す)を含む混合物を含む事実により特徴付けされている組成物である。」なる記載を、「を含む混合物を含む事実により特徴付けされている組成物である。」に訂正する。 (8)同段落番号[0018]における「既に述べられたように使用されるワックスは、エチレンホモポリマー、エチレン‐プロピレンコポリマー及びエチレン‐へキセンコポリマー中から選ばれる」なる記載を、「既に述べられたように使用されるワックスは、エチレンホモポリマーである」に訂正する。 (9)同段落番号[0020]における「本発明の範囲内で有用なエチレンコポリマーは」なる記載を、「本発明の組成物中に存在してもよいエチレンコポリマーは」に訂正する。 (10)同段落番号[0063]における「実施例5」を「参考例1」に、及び「実施例4及び5の」を「実施例4及び参考例1の」にそれぞれ訂正する。 そこで、これらの訂正について検討するに、上記(1)〜(4)の訂正は、特許明細書の特許請求の範囲における請求項中に記載された使用成分のうち、エチレンコポリマーを削除するとともに、請求項5の削除とこれに伴う請求項の項番の整理に係るものであるから、これらの訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。 また、(5)〜(10)の訂正は、上記(1)〜(4)に係る特許請求の範囲の訂正に伴い、訂正後の特許請求の範囲の記載と、明細書の「発明の名称」及び「発明の詳細な説明」中の記載との整合を図るものであるから、これら訂正は明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。 次に、これら(1)〜(10)の訂正は、いずれも願書に添付された明細書に記載された事項の範囲内の訂正であり、特許請求の範囲を実質的に拡張又は変更するものでもない。 次に、特許明細書の請求項10については異議申立てがなされておらず、また、本件訂正請求はこの請求項10の訂正も含むが、該請求項10は訂正後の請求項9に相当するものであって、訂正後の請求項9は、その請求項の引用関係からみて、訂正後の請求項1をさらに限定したものである。そして、訂正後の請求項1の発明は、後記することから明らかなように、本件異議申立ての証拠及び理由によっては取消すことができないものであるから、この訂正後の請求項9の発明は、特許出願の際、独立して特許を受けられないものとはいえないものである。 したがって、本件訂正請求は、特許法第120条の4第2項及び同条第3項において準用する同法第126条第2〜4項の規定に適合するので当該訂正を認める。 3.異議申立てについて 本件異議申立人の主張をまとめるとその概要は以下のとおりである。 (1)本件請求項1〜9及び12〜14の発明は、甲第1〜3号証に記載された発明であるから、これら請求項に係る特許は、特許法第29条第1項第3号の規定に違反してなされたものである。 (2)本件請求項1〜9及び11〜14の発明は、甲第1〜3号証、甲第5号証及び甲第6号証に記載された発明から当業者が容易に発明できたものであるから、これら請求項に係る特許は特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものである。 (3)本件請求項1〜5、8及び9の発明は、甲第4号証に係る先願明細書に記載された発明と同一であるから、これら請求項に係る特許は特許法第29条の2の規定に違反してなされたものである。 証拠方法 甲第1号証;特開昭62-238212号公報 甲第2号証;特開平1-283209号公報 甲第3号証;特開平4-57894号公報 甲第4号証;特願平5-214922号の願書に最初に添付された明細書(時開平7一48228号公報) 甲第5号証;特開平3-176411号公報 甲第6号証;特開昭64-79106号公報 参考資料1;薬事日報社発行「化粧品原料基準」第359頁 参考資料2;特開平5-178865号公報 参考資料3;「InternationaI Cosmetic Ingredient Dictionary」Fifth Edition(l993)第542頁 参考資料4;東洋べトロライト株式会社発行パンフレット「TECHNICAL DATEポリワツクスポリエチレン」信越化学工業株式会社発行パンフレット 参考資料5;「信越シリコーンオイル」 一方、本件訂正後の特許請求の範囲の請求項1〜13の発明は訂正明細書の記載からみて同請求項1〜13に記載したとおりのものであり、同請求項1の記載は以下のとおりである。 「均一な脂肪質相を持つ、シリコーンオイルに基づく無水の化粧品又は皮膚科学的組成物において、(i)該脂肪質相の全重量の5〜97重量%の量の、下記式(I)を持つ少なくとも一つのシリコーンオイル 【化1】 (ここで、Rは1〜30個の炭素原子を持つアルキル、アリール又はアラルキルを示し、nは0〜100の整数を示し、mは0〜100の整数を示し、n+mの合計が1〜100である)、及び (ii)該脂肪質層の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス の混合物を含む組成物。」 以下、まず、訂正後の請求項1の発明(以下、本件発明という。)について、上記本件異議申立人の主張が採用できるか否かについて検討する。 (1)の主張について、 甲第1号証においては、比較例3として、脂肪質層中にポリエチレンワックス及びメチルフェニルポリシロキサン(1000cs)を含む口紅組成物が記載され、甲第2号証においては、油性化粧料として、実施例2において、メチルポリシロキサン(15cs)及びポリエチレンワックスを含むスチック口紅が記載され、また、甲第3号証においては、実施例3においてポリエチレンワックスとメチルポリシロキサンとを含むペンシル状アイライナーが記載されているが、これら甲第1〜3号証においては、使用するポリエチレンワックスがどのようなものか全く明らかにされていない。これに対して、本件異議申立人は、参考資料4を示し、ポリエチレンワックスは通常融点86〜125℃、分子量500〜2000である旨主張する。しかし、確かに、参考資料4のポリワックスポリエチレン(ポリエチレンワックスと同義)の中には、本件発明において使用するポリエチレンワックスと一致するものがあるものの、参考資料4においてポリワックスポリエチレンの用途として示されているものは、加工助剤、離型剤、パラフィンの改質、粉末、印刷インキ、ホットメルト接着剤等であって、甲第1〜3号証におけるような化粧料としての用途については何らの記載もないものである。してみると、参考資料4のポリエチレンワックスは、甲第1〜3号証のような化粧料において通常使用されているポリエチレンワックスであると必ずしもいうことができないから、甲第1〜3号証のポリエチレンワックスが、本件発明において使用するポリエチレンワックスと同一とはいえない。したがって、本件発明は甲第1〜3号証に記載された発明とすることはできない。 (2)の主張について、 上記(1)に示したように、甲第1〜3号証のポリエチレンワックスが本件発明において使用するポリエチレンワックスと同一のものとはいえないことは上記したとおりであり、また、参考資料4においては、同資料4のポリエチレンワックスを化粧料の用途に用いることを示唆していない。 また、甲第6号証においても、ポリエチレンワックスとメチルフェニルポリシロキサン等の低粘度シリコーンを含む組成物に油性ゲル化剤を配合した油性メークアップ化粧料について記載されてはいるが、使用するポリエチレンワックスについてどのような物性のものか明らかにされてはいないものである。 してみれば、甲第1〜3、5及び参考資料4は、本件発明のような無水の化粧品又は皮膚科学的組成物において、上記式(I)で表されるシリコーンオイルに対して配合する成分として50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つ特定のエチレンホモポリマーのワックス を使用することを示唆していないとせざるを得ない。しかも本件発明は上記式(I)で表されるシリコーンオイルに対して配合する成分として50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つ特定のエチレンホモポリマーのワックスを使用することにより、シリコーンオイルとワックス成分の相溶性の問題を解消し、シリコーンオイルとワックス成分の配合比率に関する制限を受けることなしに、均一な無水の化粧品あるいは皮膚科学的組成物を製造し得るという効果を奏するものであり、甲第1〜3、5及び参考資料4には、この効果を予想し得るといえる記載はない。 さらに、甲第5号証においては、ポリエチレンワックス及びポリエチレンポリプロピレン共重合体等から選ばれた固形ワックスを配合した油性固形化粧料が記載され、本件異議申立人は、本件発明においてポリエチレンワックスに代えてエチレンコポリマーを使用する場合も、当業者が容易に想到できる旨主張しているが、本件訂正後の請求項1においては、配合成分としてのエチレンコポリマーは削除されており、本件発明においては、ポリエチレンワックスに代えてポリエチレンポリプロピレン共重合体のようなエチレンコポリマーの使用する余地はすでになく、もはやこの主張は採用できない。 してみれば、本件発明は、参考資料4を参酌しても、甲第1〜3、5及び6号証に記載された発明から当業者が容易に発明できたものとすることはできない。 (3)甲第4号証に係る先願の出願当初の明細書(以下、先願明細書という。)の実施例2においては、ポリエチレンワックス及びメチルフェニルポリシロキサン(信越化学工業(株)製KF56)を含む口紅が記載されているが、このポリエチレンワックスについてもどのようなものか明らかにはされてはおらず、参考資料4を参酌しても、上記(1)において述べたの同様に、この先願明細書に記載されたポリエチレンワックスは本件発明で使用するポリエチレンワックスと同一であるとまではいえない。したがって、本件発明と先願明細書に記載された発明とは同一であるとすることができない。 なお、参考資料1〜3及び5は、本件発明の一方の配合成分であるシリコーンオイルが甲第1〜3号証あるいは先願明細書等に記載されていものと同一であることを立証しようとするものであるから、これら参考資料の記載は、上記(1)〜(3)の判断を左右するものではない。 したがって、本件発明についての本件異議申立人の主張(1)〜(3)はいずれも採用できない。 次に、訂正後の請求項2〜8、10〜13(訂正後の請求項9は特許明細書の請求項10に対応)の発明は、いずれも本件発明をさらに限定した発明に相当するものであるから、本件発明について、上記異議申立人の主張(1)〜(3)が採用できない以上、これら請求項2〜8、及び10〜13の各請求項の発明についても、上記異議申立人の主張(1)〜(3)は採用できない。 4.結び、 以上のとおりであるから、結局、本件訂正請求は認めることができ、また、本件異議申立ての理由及び証拠によっては、本件訂正後の請求項1〜8及び10〜13の発明を取消すことができない。 また、他に本件訂正後の請求項1〜8及び10〜13の発明を取消すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
発明の名称 |
(54)【発明の名称】 シリコーンオイルとエチレンホモポリマーから作られたワックスとの組合わせを含む無水の化粧品又は皮膚科学的組成物 (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 均一な脂肪質相を持つ、シリコーンオイルに基づく無水の化粧品又は皮膚科学的組成物において、該脂肪質相が、(i)該脂肪質相の全重量の5〜97重量%の量の、下記式(I)を持つ少なくとも一つのシリコーンオイル 【化1】 (ここで、Rは1〜30個の炭素原子を持つアルキル、アリール又はアラルキルを示し、nは0〜100の整数を示し、mは0〜100の整数を示し、n+mの合計が1〜100である) 、及び (ii)該脂肪斤相の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融占及び200〜1 500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス の混合物を含む組成物。 【請求項2】 該脂肪質相が、該組成物の全重量に対して3〜100重量%の量で存在する請求項1記載の組成物。 【請求項3】 該シリコーンオイルが、5〜500センチストークスの粘度を持つ請求項1又は2記載の組成物。 【請求項4】 該シリコーンオイルが、該脂肪質相の全重量に対して10〜90重量%の量で存在する請求項1〜3のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項5】 該エチレンホモポリマーのワックスが、該脂肪質相の全重量に対して5〜30重量%の量で存在する請求項1〜4のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項6】 該脂肪質相が、 (i)該脂肪質相の全重量に対して5〜90重量%の該シリコーンオイル及び (ii)エチレンホモポリマー、 を含むところのメーキャップ製品の形態である請求項1〜5のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項7】 該脂肪質相がまた、オイル、ワックス又はそれらの混合物から選ばれる少なくとも一つの添加剤又は脂肪質物質を含む請求項1〜6のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項8】 該添加剤又は脂肪質物質が、該脂肪質相の全重量に対して0.5〜92重量%の量で存在する請求項7記載の組成物。 【請求項9】 該ワックスが、エチレンホモポリマーのワックスの比率以下の量で存在する請求項7記載の組成物。 【請求項10】 該脂肪質相が更に、油性のゲル化剤を含む請求項1〜9のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項11】 該組成物が更に、0.5〜97重量%の量で存在する充填剤を含む請求項1〜10のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項12】 顔料をさらに含む請求項1〜11のいずれか一つに記載の組成物。 【請求項13】 界面活性剤、フィルター、ビタミン、ホルモン、酸化防止剤、防腐剤、染料、香料、及びこれらの混合物から成る群がら選ばれる親脂性の添加剤を更に含む請求項1〜12のいずれか一つに記載の組成物。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、その脂肪質相に、シリコーンオイルと、エチレンホモポリマーから作られたワックスの組合わせを含む無水の化粧品又は皮膚科学的組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】 シリコーンオイルが無害であり、そして同時に化学的不活性、かつ大いに満足すべき潤滑性とフィルム形成性を有する故に、局所的使用に向けられる製品を処方するためにシリコーンオイルの使用が特に望まれている。とりわけ、皮膚又はケラチン繊維に使用される時、それらは、特に満足な均一性、柔軟性、及び光沢を同時に示すフィルムを形成する。 【0003】 局所的使用に向けられる無水の組成物は、ワックス例えば天然又はパラフィンワックスの存在を、該使用のために要求するところの通常固体の又は粘性の組成物である。 【0004】 しかし、シリコーンオイルとワックスの割合が、夫々5重量%及び3重量%を越えるときに相溶性が乏しくなり、その結果著しく制限された所与の比率範囲内でのみ冷却後に均一混合物を得ることができる。術語「均一混合物」は、種々の成分が混合物内の全ての点で同一の様式で分布されている混合物を示す。与えられた混合物中の成分の相溶性の欠乏は、とりわけシネレシスの出現のために、それらの変質をもたらす。更に、シリコーンオイルに関連した相溶性の問題は、大部分のワックスに関して生じたことが見出された。 【0005】 種々の解決策が、この問題を解決するために考えられている。従って、英国特許第1,140,536号公報は、少なくとも15%のシリコーンワックスを含むワックスを述べている。加えて、欧州特許出願公開第205,961号公報は、樹脂及びポリオレフインと組合せた微結晶ワックス又は炭化水素含有パラフィンワックスの使用を開示している。更に、米国特許第5,085,855号明細書は、ラノリン油、ラノリンワックス、ゲル化剤、及び炭化水素含有ポリマーの組合わせの使用を述べている。しかし、これらの種々の解決策によれば、種々の成分は、制限された所与の比率で組合わされなければならず、そして追加の化合物の添加は、組成物中の化合物の数が増加するにつれてますます複雑になるところの相溶性図の前もっての準備を必要とする。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、上記問題のない、シリコーンオイルとワックスの組合わせ含む無水の化粧品又は皮膚科学的組成物を提供する。 【0007】 【課題を解決するための手段】 多くの研究の後、驚くべきことにかつ予期せぬことに、特定のシリコーンオイルと、エチレンホモポリマーから作られ、融点と分子と量の両者に基づいて選択されたワックスとを組合わせることにより、比率の制限範囲により限定されることなしに、シリコーンオイルに基づく、均一な無水の化粧品組成物を製造することができることが、今見出された。 【0008】 それ故、本発明は、均一な脂肪質相を持つ、シリコーンオイルに基づく無水の化粧品又は皮膚科学的組成物に関し、この脂肪質相が、 (i)該脂肪質相の5〜97重量%の比率の、下記式(1)に相当する少なくとも一つのシリコーンオイル 【0009】 【化3】 (ここで、Rは1〜30個の炭素原子を含むアルキル、アリール又はアラルキルを示し、nは0〜100の整数を示し、mは0〜100の整数を示し、n+mの合計は1〜100である) 、及び 該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融占及び200〜1,500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス 【0010】 を含む混合物を含む事実により特徴付けされている組成物である。 【0011】 1〜30個の炭素原子を持つアルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、デシル、ドデシル及びオクタデシルを含む。 【0012】 アリールは好ましくは、フェニル又はトリルである。 【0013】 アラルキルは好ましくは、ベンジル又はフェネチルである。 【0014】 式(I)のシリコーンオイル1の内で、5〜500センチストークス(cSt)の、25℃で測定した粘度を持つものが好ましく使用される。 【0015】 後者の内で、とりわけ、ゴールドシュミット社(Goldschmidt)により商標「アービル(Abil) AV 8853」の下に販売されているオイル、ダウ コーニング社(Dow Coming)により商標「DC 556」及び「SF 558」として販売されているオイル、及びローヌプーラン社(Rhone Poulenc)により商標「シルビオン(Silbione)70633 V 30」として販売されているオイルが挙げられ得る。 【0016】 本発明に従う組成物の好ましい実施態様によれば、式(I)のシリコーンオイルは、脂肪質相の全重量の10〜90重量%の量で存在する。 【0017】 上記で述べられたようなエチレンホモポリマーから作られたワックスの使用は、非常に多数の利点を持つ混合物を与える。実際に、製造された混合物は、高度な熱安定性、優れたのび性を与えるシキソトロピー性、皮膚及びケラチン繊維に使用される製品に良好な化粧品耐久力を授ける非常に高度の耐水性を持っている。更に、これらの性質は、使用の良好な性質を維持しながら、多くの量の固体粒子をの引きのばすことを可能にする。加えて、これらの製品は合成される故に、それらは天然の化合物に見られるばらつきの問題を示さない。 【0018】 本発明に従う組成物の好ましい実施態様によれば、既に述べられたように使用されるワックスは、エチレンホモポリマーである。 【0019】 本発明に従う有用なエチレンホモポリマーは、とりわけ、バレコ社(Bareco)により商標「ポリワックス(Polywax)500」、「ポリワックス655」及び「ポリワックス1,000」として販売されているもの、ランガー アンド カンパニー(Langer&Co.)により商標「PE 1,500 F」及び「PEW 1,555」として販売されているもの、アール.テー.ニューエイ社(R.T.Newey)により商標「TN ワックス 1,495」として販売されているもの、及びアライド ケミカル社(Allied Chemical)により販売されている「AC 1702」を包含する。 【0020】 本発明の組成物中に存在してもよいエチレンコポリマーは、バレコ社により商標「ペトロライト(Petrolite)CP-7」及び「ペトロライトCP-12」として販売されているエチレン-プロピレンコポリマー、及びバレコ社により商標「ペトロライトCH-7」及び「ペトロライトCH-12」として販売されているエチレン-ヘキセンコポリマーを含む。 【0021】 本発明に従う組成物の好ましい実施態様によれば、上記の使用されるワックスは、脂肪質相の全重量の5〜30重量%の量で存在する。 【0022】 上記のように、シリコーンオイルと、エチレンホモポリマーから作られたワックスとの混合物は、通常、本発明に従う組成物中に組成物の全重量に対して3〜100重量%の比率で存在する。 【0023】 上記の混合物の二つの成分に加えて、脂肪質相はまた、添加剤又はオイル及び/又はワックスから選ばれる脂肪質物質を含み得る。本発明に従う組成物中に存在する添加剤又は脂肪質物質の比率は、通常、脂肪質相の全重量に対して0.5〜92重量%、そして好ましくは2〜85重量%である。 【0024】 複雑な相溶性図、即ち組成物の成分の全てを説明する図が準備されなければならないところの公知の組成物と反対に、本発明に従う組成物のためには、組合わせ中の化合物の一つ、即ちエチレンホモポリマーのワックス又はシリコーンオイルとの関係で添加剤のための相溶性図を準備することだけで十分である。もし、添加剤がこれらの二つの成分の一つと相溶性であるなら、それは必然的にそれらの組合わせと相溶性である。 【0025】 脂肪質相中に、場合によっては存在する油は、鉱物、動物、植物又は合成起源のものであり得る 鉱物起源の油は、パラフィン油及びワセリン油を含む。通常、鉱物油は、310〜410℃の沸点を持っている。 【0026】 動物油として、パーヒドロスクアレンが挙げられ得る。 【0027】 植物油は、とりわけ、甘扁桃油、カロフィラム(calophyllum)油、パーム油、アボガド油、ホホバ油、ごま油、オリーブ油、ひまし油及び穀類胚油例えば小麦胚油を含む。 【0028】 合成油の内で、合成エステル、例えばパーセリン(Purcellin)油、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、ラウリン酸へキシル、ジカプリル酸プロピレングリコール及びアジピン酸ジイソプロピルが挙げられ得る。 【0029】 本発明に従う組成物中に有用な他の油は、有機アルコール、例えばオレインアルコール、リノールアルコール、リノレンアルコール、イソステアリルアルコール及びオクチルドデカノール、並びにラノリン酸から誘導されたエステル類、例えばラノリン酸イソプロピル及びラノリン酸イソセチルを含む。 【0030】 また、アルコール及び多価アルコールのアセチルグリセリド、オクン酸エステル及びデカン酸エステル、例えばグリコール及びグリセロールの上記エステル類、並びにアルコール及び多価アルコールのリシノール酸エステル、例えばセチルの上記エステルが挙げられ得る。 【0031】 脂肪質相中に存在してもよいワックスは、鉱物・化石・動物又は植物起源のものであってよく、あるいはそれらは25℃で固体の水素化油又は脂肪酸エステルであってよい。 【0032】 本発明に従う有用な鉱物ワックスは、微結晶、パラフィン、ワセリン及びセレシンの各ワックスを含む。 【0033】 化石ワックスは、オゾケライト及びモンタンワックスを含む。 【0034】 動物ワックスの内で、蜜臘、鯨臘、ラノリンワックス及びラノリンの誘導体、例えばラノリンアルコール、水素化ラノリン、ヒドロキシル化ラノリン、アセチル化ラノリン、脂肪ラノリン酸及びアセチル化ラノリンアルコールが挙げられ得る。 【0035】 植物ワックスは、カンデリラワックス、カルナウバワックス、木ろう及びカカオバターを含む。 【0036】 25℃で固化される水素化油は、水素化リシン油、水素化パーム油、水素化タロー及び水素化ココナツ油を含む。 【0037】 25℃で固化される脂肪酸エステルは、モノミリスチン酸プロピレングリコール、及びミリスチン酸ミリスチルを含む。 【0038】 加えて、ワックスの群は、セチルアルコール、ステアリルアルコール、25℃で固化されるモノ-、ジ-及びトリグリセリド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ロジン及びこれらの誘導体、例えばアビエチン酸グリコール及びグリセロール、スクロース-グリセリド(sucro-glycerides)、及びオレイン酸、ミリスチン酸、ラノリン酸、ステアリン酸及びジヒドロキシステアリン酸のカルシウム、マグネシウム、亜鉛及びアルミニウム塩を含む。 【0039】 上記で述べたように、ワックスの比率は、好ましくはエチレンホモポリマーの比率以下である。 【0040】 更に、本発明に従う組成物の脂肪質相中に、油性のゲル化剤が採用され得る。 これらの油性のゲル化剤は、とりわけ、金属エステル、例えばステアリン酸ポリオキシアルミニウム及びヒドロキシステアリン酸アルミニウム又はマグネシウム、コレステロール誘導体そしてとりわけヒドロキシコレステロール、及び油の存在で膨脹する粘土質鉱物、とりわけモンモリロナイトグループに属するものを含む。 【0041】 特別な実施態様によれば、本発明に従う組成物は更に、充填剤即ち粉末形態の固体の化合物を含んでよい。本発明に従う組成物中の充填剤の比率は、通常、組成物の全重量の好ましくは0.5〜97重量%、特に好ましくは1〜40重量%の範囲である。 【0042】 本発明に従う有用な粉末状化合物は、天然又は合成であってよく、とりわけ、a)鉱物粉末、例えばタルク、カオリン、マイカ、シリカ、シリケート、アルミナ、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、セリサイト、二酸化チタン、マイカチタニウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化鉄、マンガンパープル、酸化クロム、コバルトブルー、ビスマスオキシクロリド、窒化ホウ素、及び粉末状アルミニウムのような金属粉末、 b)植物粉末、例えばとうもろこしでんぷん、小麦又は米粉末、 c)有機物粉末、例えばナイロン、ポリアミド、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、又はポリエチレン粉末、及び d)有機金属粉末、例えば有機系着色剤を持つジルコニウム、バリウム又はアルミニウムを含む顔料を含む。 【0043】 上記の粉末はまた、例えば脂肪酸の金属塩、アミノ酸、レシチン、コラーゲン、シリコーン含有化合物、ふつ化化合物、ふつ化シリコーン含有化合物又はその他の慣用の被覆剤を用いて被覆され得る。 【0044】 本発明に従う組成物は、更に、界面活性剤、フィルター、ビタミン、ホルモン、酸化防止剤、防腐剤、染料、香料、及びこれらの混合物中から選ばれる親脂性の添加剤を含み得る。 【0045】 本発明に従う化粧品又は皮膚科学的組成物は、種々の形態、例えば油性ゲル、圧縮された粉末又はスティック状物のような固体製品の形で存在し得る。これらは、とりわけスキンケアー、クレンジング又はメーキャップ製品として使用され得る。 【0046】 メーキャップ製品の場合に、これらの組成物は、とりわけファンデーション、マスカラ、口紅、アイライナー又は頬紅として存在し得る。 【0047】 本発明に従う組成物は、慣用の方法に従って調製される。即ち、これら種々の成分を加熱下で均質化し、次いで冷却することによる。 【0048】 上記の種々の組成物形態は、それに添加される化合物の性質及び比率、そして使用される冷却法に基づいて得られる。従って、攪拌を伴うか、又は伴わない簡単な冷却により、本組成物を含むゲルが製造され得る。種々の形態において製造される組成物がまた、種々のタイプの容器中に加熱した混合物を注ぎ込むことにより得られうる。 【0049】 圧縮形態での製品は、明らかに製品に圧力を加えることにより得られる。 【0050】 本発明に従う組成物の実例が、以下に例示として示される。 【0051】 【実施例】 【0052】 【実施例1】 油性ゲル 【0053】 【表1】 A相は、環境温度で攪拝しながら、その成分を混合することにより調製された。均一化後、B相の成分が添加され、次に混合物は、約107℃まで加熱された。溶融及び均一化の後、透明な中間物が得られた。次に、環境温度まで冷却することにより、油性ゲルが得られる。 【0054】 このように得られたゲルは、優れたのび性を示し、そして非常に柔らかい保護フィルムを形成した。 【0055】 【実施例2】 メーキャップファンデーション 【0056】 【表2】 相BとCの成分が混合され、次いで約107℃まで加熱された。全ての成分が溶融した後、混合物が均一化され、次に約90℃の温度まで冷却された。相Aの成分が前もって環境温度で混合され、相Aそして最後に、相Dの成分が次々に添加された。均一化の後、このようにして得られた混合物は、るつぼ中に加熱下で注がれた。 【0057】 環境温度に冷却後、優れた皮膚におけるのび性と非常に良好な耐久力を持ったメーキャップファンデーションが得られた。 【0058】 【実施例3】 口紅 【0059】 【表3】 相BとCの成分が、約107℃で加熱しながら混合された。ワックスが溶融された後、混合物が均一一化され、次に約95℃まで冷却された。相A、次いで相Dが次々に添加された。混合物を均一化した後、スティック形状の容器に注がれた。 【0060】 冷却後、全く容易に唇に使用され、そして非常に高度の柔らかさを持った口紅が得られた。更に、それは、良好にその場所にとどまった。即ち、それは優れた耐久性を示し、かつにじまなかった。 【0061】 【実施例4】 口紅 【0062】 【表4】 【0063】 【参考例1】 口紅 【0064】 【表5】 実施例4及び参考例1の口紅は、実施例3と同様の方法で調製される。 【0065】 【発明の効果】 本発明は、特定のシリコーンオイルと、エチレンホモポリマーから作られたワックスを組合わせることにより、その比率が限定されることのない、シリコーンオイルに基づく、均一な無水の化粧品又は皮膚科学的組成物を提供する。 |
訂正の要旨 |
(1)特許明細書の特許請求の範囲、請求項1における、 「(ii)50〜135℃の融点を持ち、エチレンホモポリマー及びエチレンと下記モノマーとのコポリマーから選ばれた200〜1,500の分子量を持つ少なくとも一つのポリマーを含み、そして前記モノマーが下記式(II)を持つ、該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量のワックス 【化2】 CH2=CH-R’ (II) (ここで、R´は1〜30個の炭素原子を持つアルキル、アリール又はアラルキルを示す)」なる記載を、 「(ii)該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス」に訂正する。 (2)同特許請求の範囲の請求項5を削除するとともに、請求項6〜14の項番を5〜13にそれぞれ繰り上げるとともに、これに伴い訂正後の請求項5〜13中で引用する請求項の項番を訂正後の対応する項番に改める。 (3)同特許請求の範囲の請求項6における、 「該ワックスが、該脂肪質相の全重量に対して5〜30重量%の量で存在する請求項1〜5のいずれか一つに記載の組成物。」なる記載を、 「該エチレンホモポリマーのワックスが、該脂肪質相の全重量に対して5〜30重量%の量で存在する請求項1〜4のいずれか一つに記載の組成物。」に訂正する。 (4)同特許請求の範囲の請求項10における「該ワックスが、エチレンホモポリマー 又はコポリマーのワックスの比率以下の量で存在する請求項8記載の組成物。」なる記載を、 「該ワックスが.エチレンホモポリマーのワックスの比率以下の量で存在する請求項7記載の組成物。」に訂正する。」 (5)特許明細書の「発明の名称」の欄、段落番号[0001]、[0007]、[0017]、[0022]、[0024]、[0039]及び[0065]における「エチレンホモポリマー又はコポリマー」を「エチレンホモポリマー」にそれぞれ訂正する。 (6)特許明細書の段落番号[0009]における、 「(ii)50〜135℃の融点を持ち、エチレンホモポリマー及びエチレンと下記モノマーとのコポリマーから選ばれた200〜1,500の分子量を持つ少なくとも一つのポリマーを含み、そして前記モノマーが下記式(II)に相当する、該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の比率のワックス」なる記載を 「(ii)該脂肪質相の全重量に対して3〜50重量%の量の、50〜135℃の融点及び200〜1,500の分子量を持つエチレンホモポリマーのワックス」に訂正する。 (7)同段落番号[0010]における、 「【化2】 CH2=CH-R’ (II) (ここで、R’は1〜30個の炭素原子を持つアルキル、アリール又はアラルキルを示す)を含む混合物を含む事実により特徴付けされている組成物である。」なる記載を、「を含む混合物を含む事実により特徴付けされている組成物である。」に訂正する。 (8)同段落番号[0018]における「既に述べられたように使用されるワックスは、エチレンホモポリマー、エチレン-プロピレンコポリマー及びエチレン-ヘキセンコポリマー中から選ばれる」なる記載を、「既に述べられたように使用されるワックスは、エチレンホモポリマーである」に訂正する。 (9)同段落番号[0020]における「本発明の範囲内で有用なエチレンコポリマーは」なる記載を、「本発明の組成物中に存在してもよいエチレンコポリマーは」に訂正する。 (10)同段落番号[0063]における「実施例5」を「参考例1」に、及び「実施例4及び5の」を「実施例4及び参考例1の」にそれぞれ訂正する。 |
異議決定日 | 2001-03-22 |
出願番号 | 特願平7-30005 |
審決分類 |
P
1
652・
113-
YA
(A61K)
P 1 652・ 121- YA (A61K) P 1 652・ 161- YA (A61K) |
最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 冨永 保 |
特許庁審判長 |
吉村 康男 |
特許庁審判官 |
深津 弘 谷口 浩行 |
登録日 | 1999-07-30 |
登録番号 | 特許第2960658号(P2960658) |
権利者 | ロレアル |
発明の名称 | シリコーンオイルと、エチレンホモポリマー又はコポリマーから作られたワックスとの組合わせを含む無水の化粧品又は皮膚科学的組成物 |
代理人 | 松井 光夫 |
代理人 | 松井 光夫 |