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審決分類 審判 一部申し立て 1項3号刊行物記載  F25C
審判 一部申し立て 2項進歩性  F25C
管理番号 1053140
異議申立番号 異議2001-70096  
総通号数 27 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1997-10-21 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-01-12 
確定日 2001-10-24 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3063607号「自動製氷装置、及び冷蔵庫」の請求項5、12ないし14に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 本件特許異議の申立てを却下する。 
理由 1.手続の経緯
本件特許第3063607号の出願は、平成8年2月22日に出願され、平成12年5月12日に請求項1〜30に係る発明について設定登録がなされたものであり、その後、本件請求項5、12〜14に係る発明の特許に対して、特許異議の申立がなされ、これに基づいて、取消理由通知がなされ、特許権者よりその指定期間内である平成13年7月26日に明細書の訂正請求がなされたものである。

2.訂正の適否
(1)訂正事項
本件明細書につき、訂正請求書に添付された訂正明細書に記載される次のa)〜d)の訂正を求めるものである。

a)特許請求の範囲の請求項5、12〜14の記載を削除する。

b)特許請求の範囲の請求項6〜11の項番号をそれぞれ1繰り上げて、請求項5〜10とするとともに、訂正前の請求項6に記載された「請求項1または請求項5記載の」を「請求項1に記載の」と、訂正前の請求項8に記載された「請求項7記載の」を「請求項6記載の」と、さらに訂正前の請求項11に記載された「請求項10記載の」を「請求項9記載の」とそれぞれ訂正する。

c)特許請求の範囲の請求項15〜30の項番号をそれぞれ4繰り上げて、請求項11〜26とするとともに、訂正前の請求項23〜27に記載された「請求項22記載の」を「請求項18記載の」と、また訂正前の請求項28に記載された「請求項27記載の」を「請求項23記載の」と、それぞれ訂正する。

d)発明の詳細な説明の段落【0018】、【0025】〜【0027】、【0112】、【0119】〜【0121】(訂正前の段落番号。以下、同様)の記載を削除するとともに、
段落【0019】に記載された「第6の発明」を「第5の発明」と、
段落【0020】に記載された「第7の発明」を「第6の発明」と、
段落【0021】に記載された「第8の発明」を「第7の発明」と、
段落【0022】に記載された「第9の発明」を「第8の発明」と、
段落【0023】に記載された「第10の発明」を「第9の発明」と、
段落【0024】に記載された「第11の発明」を「第10の発明」と、
段落【0028】に記載された「第15の発明」を「第11の発明」と、
段落【0029】に記載された「第16の発明」を「第12の発明」と、
段落【0030】に記載された「第17の発明」を「第13の発明」と、
段落【0031】に記載された「第18の発明」を「第14の発明」と、
段落【0032】に記載された「第19の発明」を「第15の発明」と、
段落【0033】に記載された「第20の発明」を「第16の発明」と、
段落【0034】に記載された「第21の発明」を「第17の発明」と、
段落【0035】に記載された「第22の発明」を「第18の発明」と、
段落【0036】に記載された「第23の発明」を「第19の発明」と、
段落【0037】に記載された「第24の発明」を「第20の発明」と、
段落【0038】に記載された「第25の発明」を「第21の発明」と、
段落【0039】に記載された「第26の発明」を「第22の発明」と、
段落【0040】に記載された「第27の発明」を「第23の発明」と、
段落【0041】に記載された「第28の発明」を「第24の発明」と、
段落【0042】に記載された「第29の発明」を「第25の発明」と、
段落【0043】に記載された「第30の発明」を「第26の発明」と、
段落【0113】に記載された「第6の発明」を「第5の発明」と、
段落【0114】に記載された「第7の発明」を「第6の発明」と、
段落【0115】に記載された「第8の発明」を「第7の発明」と、
段落【0116】に記載された「第9の発明」を「第8の発明」と、
段落【0117】に記載された「第10の発明」を「第9の発明」と、
段落【0118】に記載された「第11の発明」を「第10の発明」と、
段落【0122】に記載された「第15の発明」を「第11の発明」と、
段落【0123】に記載された「第16の発明」を「第12の発明」と、
段落【0124】に記載された「第17の発明」を「第13の発明」と、
段落【0125】に記載された「第18の発明」を「第14の発明」と、
段落【0126】に記載された「第19の発明」を「第15の発明」と、
段落【0127】に記載された「第20の発明」を「第16の発明」と、
段落【0128】に記載された「第21の発明」を「第17の発明」と、
段落【0129】に記載された「第22の発明」を「第18の発明」と、
段落【0130】に記載された「第23の発明」を「第19の発明」と、
段落【0131】に記載された「第24の発明」を「第20の発明」と、
段落【0132】に記載された「第25の発明」を「第21の発明」と、
段落【0133】に記載された「第26の発明」を「第22の発明」と、
段落【0134】に記載された「第27の発明」を「第23の発明」と、
段落【0135】に記載された「第28の発明」を「第24の発明」と、
段落【0136】に記載された「第29の発明」を「第25の発明」と、
段落【0137】に記載された「第30の発明」を「第26の発明」と、
それぞれ訂正する。

(2)訂正の目的の適否
上記a)の訂正は特許異議の申し立てがなされている請求項5、12〜14を削除するものであって、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、さらに、上記b)〜d)の訂正は、請求項5、12〜14の削除に伴い、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の欄の記載を整合させるものであって、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の欄の明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。

(3)新規事項の有無及び拡張・変更の存否
上記a)〜d)の訂正は、本件明細書の記載の範囲内でなされるものであって、新規事項の追加に該当せず、また、実質的に特許請求の範囲を拡張又は変更するものでもない。

(4)独立特許要件について
訂正請求で明瞭でない記載の釈明をした、すなわち、請求項5の記載の削除に伴い請求項5の引用を削除した訂正明細書の請求項5(訂正前の請求項6)に係る発明は、その特許請求の範囲の請求項5に記載されたとおりの以下のものであり、この発明は特許出願の際独立して特許を受けることができるものである。

「【請求項1】 水を貯蔵する給水タンクと、氷を生成する製氷皿と、上記給水タンク内の水を吸水して上記製氷皿へ供給する給水ポンプとを備え、上記給水タンクを冷蔵庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に形成された凹部に設置したことを特徴とする自動製氷装置。
【請求項5】 給水ポンプが回転数と流量が比例する自給式ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の自動製氷装置。」

(5)訂正の適否の結論
上記訂正は、特許法第120条の4第2項及び同条第3項において準用する特許法第126条第2項から第4項までの規定に適合するので、当該訂正を認める。

3.特許異議申立について
特許異議申立時における請求項5、12〜14に係る発明は、前記したとおり、平成13年7月26日付け訂正請求により削除されたものである。
これにより、本件特許異議申立事件の申立の対象が存在しないので、この特許異議の申立は、不適法な申立であって、その補正をすることができないものである。
したがって、本件特許異議申立は、特許法第120条の6第1項で準用する第135条の規定により却下すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
自動製氷装置、及び冷蔵庫
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 水を貯蔵する給水タンクと、氷を生成する製氷皿と、上記給水タンク内の水を吸水して上記製氷皿へ供給する給水ポンプとを備え、上記給水タンクを冷蔵庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に形成された凹部に設置したことを特徴とする自動製氷装置。
【請求項2】 仕切壁の一方の面に形成された凹部により仕切壁の他方の面に凸部が形成されるように仕切壁を折り曲げて形成し、上記仕切壁に形成された凸部の側方に製氷皿を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
【請求項3】 仕切壁の凹部を冷蔵庫の開閉扉側に形成し、製氷皿を上記仕切壁の凸部の後方に設置し、上記仕切壁の凹部に設置した給水タンクと上記製氷皿とが、左右方向及び上下方向で重なっていることを特徴とする請求項2記載の自動製氷装置。
【請求項4】 電源投入時に給水ポンプを逆転運転することを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
【請求項5】 給水ポンプが回転数と流量が比例する自給式ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の自動製氷装置。
【請求項6】 庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、上記仕切壁を貫通し上記給水タンク内の水を上記製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、上記給水タンクの上記仕切壁への設置と同時に上記吸水パイプと上記供給パイプの接続が行われることを特徴とする自動製氷装置。
【請求項7】 吸水パイプと供給パイプとが接続されていないときに上記供給パイプの開口部を覆う軟質材料のカバーを設けたことを特徴とする請求項6記載の自動製氷装置。
【請求項8】 冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、上記吸水パイプに接続され上記仕切壁を貫通して上記給水タンク内の水を上記製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、上記吸水パイプの上記供給パイプに接続される開口部が上記給水タンク内の最高水位より上方に位置していることを特徴とする自動製氷装置。
【請求項9】 給水タンクが透明な材料によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
【請求項10】 給水タンクを設置する仕切壁凹部の壁面に水位表示を設けたことを特徴とする請求項9記載の自動製氷装置。
【請求項11】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、上記給水タンクと上記製氷皿の間に水受け部と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプに接続され水受け部に吐出する吐出管の吐出口は上記給水タンク最高水位より上方で、上記水受け部の上縁部より下方に位置することを特徴とする自動製氷装置。
【請求項12】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記給水タンク内に設けられたポンプ吸水口にフィルターを着脱可能に設置したことを特徴とする自動製氷装置。
【請求項13】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内に設けられ給水タンクを設置するタンク保持手段と給水タンクを部分的に接触させて上記給水タンクの3方向の位置を固定する位置決め手段を設けたことを特徴とする自動製氷装置。
【請求項14】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプの回転軸の一端が、ポンプ軸受に回転自在に支持され、また他端は、インペラに回転自在に保持されていることを特徴とする自動製氷装置。
【請求項15】 仕切壁の凹部の淵全周に周囲の仕切壁より高い、横方向に仕切る土手部を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
【請求項16】 仕切壁の凹部の淵全周を覆うフランジを給水タンクに設けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
【請求項17】 給水タンク上部に給水タンク内部のタンク内水量を目視可能な水位表示窓を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷装置。
【請求項18】 冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁と、この仕切壁に形成され給水タンクを収納する凹部と、上記仕切壁に仕切られた上記給水タンクを設けた貯蔵室とは異なる貯蔵室に配置され、上記給水タンクからの給水を受けて製氷する製氷皿と、を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項19】 仕切壁凹部の淵を全周盛り上げたことを特徴とする請求項18記載の冷蔵庫。
【請求項20】 仕切壁凹部の底部にタンクの底位置を決める突起を設けたことを特徴とする請求項18記載の冷蔵庫。
【請求項21】 仕切壁凹部近傍に仕切壁端面に設けられた冷媒凝縮パイプからの熱を伝える熱伝導手段を設けたことを特徴とする請求項18記載の冷蔵庫。
【請求項22】 仕切壁凹部近傍に給水タンク保温用ヒータを設け、このON/OFFを冷蔵庫の逆転同期とすることを特徴とした請求項18記載の冷蔵庫。
【請求項23】 仕切壁凹部の上方の冷蔵庫扉体下部に、給水タンクに直接冷気が当たらないように冷気を遮る部材を設けたことを特徴とする請求項18記載の冷蔵庫。
【請求項24】 冷気を遮る部材に、仕切壁に密着する冷気遮蔽手段を設けたことを特徴とする請求項23記載の冷蔵庫。
【請求項25】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプに一体に設けられたL形のアングルに、スラスト方向、ラジアル方向の位置を固定する位置決め手段を設け、上記給水タンクに上記位置決め手段を係合して固定する係合部を設けることを特徴とする自動製氷装置。
【請求項26】 冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を吐出する吐出口を有するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプは、当該ポンプのケーシング内上部に上記吐出口の直径と同程度以下のエア抜き穴を設けることを特徴とする自動製氷装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製氷皿へ水を供給して製氷する自動製氷装置、及び自動製氷装置を設けた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動製氷装置として、例えば特開平6-300402号公報に記載されたものがある。図41は従来の自動製氷装置を適用した冷凍冷蔵庫の外観図であり、図42は従来の自動製氷装置を示した概略図、図43は従来の自動製氷装置の要部詳細断面図である。図41において冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2とこの冷蔵室2の下に配設された冷凍室3とを備えている。そして、冷蔵室2の下部には給水タンクコーナー4が設けられ冷凍室3の上部には製氷コーナー5が設けられており、これら給水タンクコーナー4と製氷コーナー5とに自動製氷装置が装備されている。
【0003】
図42に示すように、給水タンク40は給水タンクコーナー4内に取り付けられており、給水タンク40の下側には手が入る程の大径の取付口41が設けられている。そして、この取付口41に定量室42が装着されている。定量室42は図43に示すように、取付口41に螺合され中心部に流出口43を有するキャップ44と、上部に流入口46を有する中ケース45と、活性炭48を有する上ケース47とで構成されている。キャップ44の流出口43には、流出口43を流入口46を開閉するための連動弁49が装着されている。連動弁49は、流出口43を塞ぐ流出弁50と、流入口46を塞ぐ流入弁51とを有し、バネ52によって図の下方に付勢されている。すなわち、連動弁49の下方から力が加わらない場合には、バネ52によって、連動弁49が下げられるので、流入口46が開き、流出口43が閉じた状態になる。
【0004】
また、中ケース45は、キャップ44にネジ止めまたは嵌め合い等で固定されており、その上部にはエア抜き45aが設けられている。そして、この中ケース45上に上ケース47がネジ止めまたは嵌め合い等で取り付けられ、活性炭48を介して、給水タンク40内の水を定量室42内に流入させるようになっている。
【0005】
定量室42が装着された取付口41の下側に、受け皿54が配設され、この受け皿54に設けられ下降傾斜した給水路53に、駆動装置としての駆動機構55が装着されている。駆動機構55は、内部の電磁ソレノイドの電磁作用によって作動軸56を上下させ、作動軸56の先端に取り付けられたカサ57によって、定量室42の連動弁49を上方に押すようになっている。カサ57は、流出口43からの水が給水路53の取付孔53a内に侵入しないようにするためのもので、シリコン系の材質で形成されている。これにより、駆動機構55を作動させて、作動軸56を上昇させると、連動弁49が上方に押されて、流出口43が開くと共に流入口46が流入弁51によって閉じられることになる。
【0006】
駆動機構55が装着された受け皿54には、図42に示すように、給水ポンプ58が設置され、この給水ポンプ58の上端に押出ホース59が取り付けられている。押出ホース59は、冷凍室3の製氷コーナー5まで延出しており、その先端が製氷コーナー5内の製氷皿27の上に至っている。なお、給水ポンプ58は、渦巻式ではなく、自給式のポンプである。自給式のポンプは、ポンプモータ回転数と吐出流量が比例するので、ポンプモータの駆動時間により製氷皿への水の供給量を制御することができる。
【0007】
次に動作について説明する。駆動機構55を作動させない状態では、定量室42の連動弁49にバネ52の下方付勢力のみが働くので、流出口43が流出弁50によって閉じられ、流入口46が開放された状態にある。したがって、この状態では、給水タンク40内の水が、活性炭48を通って上ケース47内に入り、流入口46を通って中ケース45内に入り込み、定量室42は満水となる。この中ケース45内への水の流入は、エア抜き45aの作用によってスムーズに行われる。
【0008】
次に、駆動機構55を作動させると、作動軸56が上昇し、カサ57が連動弁49の下端をバネ52の付勢力に抗して押し上げる。この結果、流出口43が開き、流入口46が流入弁51によって塞がれるので、中ケース45内の水が流出口43から受け皿54に流出する。この受け皿54上の水は、給水ポンプ58の作用によって、押出ホース59から製氷皿27内に供給される。このとき、流入口46が塞がれているので、受け皿54に流出する水量はほぼ中ケース45の容積に等しい。このため、中ケース45の容積に対応した定量の水が製氷皿27に供給されることになる。なお、流出口43には、エア抜き用の孔がないので、水の流出時間は一定ではなく、受け皿54内の水量の変位は一定ではないが、自給式の給水ポンプ58によって直ちに吸入するので、受け皿54に水は残らない。すなわち、水の流出時間にバラツキがあっても、水は受け皿54に留まることなく、製氷皿27に定量給水される。
【0009】
図44は、駆動機構55と給水ポンプ58との動作を制御する制御基板を示す概略図であり、図45、図46は、そのタイムチャート図である。制御基板60は、冷凍冷蔵庫1に設けられ、駆動機構55と給水ポンプ58とに接続されている。なお、61は制御基板60の電源である。
【0010】
図45に示すように、この制御基板60から給水開始信号が出力されると、駆動機構55がOFFから一定時間ONになる。このとき、t1秒後に、給水ポンプ58がOFFから一定時間ONになるようなタイミングをとる。また、図46に示すように、駆動機構55がONの後、t2秒後に、給水ポンプ58がOFFから一定時間ONになるようなタイミングをとるようにしてもよい。
【0011】
このような駆動機構55の動作により受け皿54に溜まった水は、給水ポンプ58により吸水され、受け皿54内は空になる。なお、冷凍室3側に製氷皿27を回転離氷させるためのギアボックス28があり、ここで貯氷箱に溜まる氷の量を検知しており、氷の量が足りないときには、給水開始信号が制御基板60から出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動製氷装置は以上のように、冷蔵室2内または冷凍室3内に突出して給水タンクコーナー4または製氷コーナー5が設けられているので、本来食品を貯蔵するスペースを減少させてしまうという問題があった。また、給水タンクコーナー4として別部品のケースが必要であり、コストアップを招いていた。また、ユーザーが中ケース45をキャップ44に固定する際に緩みがあると、流入口46または流出口43が確実に閉じず、製氷室27に定量の水が供給できなくなるという問題があった。更に、押出ホース59内や給水タンク40内に水が残り、水の腐敗によってホース内が汚れる恐れがあった。
【0013】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、自動製氷装置搭載による食品貯蔵スペースの減少を大幅に抑えることができると共に、安価でかつユーザーの誤取り扱いが発生しても致命的な故障にはつながらずに均一な給水量を確保することができ、配管内に残水がなく、更に、簡単な構造で給水タンクの水の有無を容易に確認することができる自動製氷装置を提供することを目的とする。又、この発明はスペースを有効に生かせる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の発明に係る自動製氷装置は、水を貯蔵する給水タンクと、氷を生成する製氷皿と、給水タンク内の水を吸水して製氷皿へ供給する給水ポンプとを備え、給水タンクを冷蔵庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に形成された凹部に設置したものである。
【0015】
またこの発明の第2の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁の一方の面に形成された凹部により仕切壁の他方の面に凸部が形成されるように仕切壁を折り曲げて形成し、仕切壁に形成された凸部の側方に製氷皿を設けたものである。
【0016】
またこの発明の第3の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁の凹部を冷蔵庫の開閉扉側に形成し、製氷皿を仕切壁の凸部の後方に設置し、仕切壁の凹部に設置した給水タンクと製氷皿とが、左右方向及び上下方向で重なっているものである。
【0017】
この発明の第4の発明に係る自動製氷装置は、電源投入時に給水ポンプを逆転運転するものである。
【0018】
またこの発明の第5の発明に係る自動製氷装置は、給水ポンプを回転数と流量が比例する自給式ポンプにしたものである。
【0019】
この発明の第6の発明に係る自動製氷装置は、庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、上記仕切壁を貫通し上記給水タンク内の水を上記製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、上記給水タンクの上記仕切壁への設置と同時に上記吸水パイプと上記供給パイプの接続が行われるものである。
【0020】
この発明の第7の発明に係る自動製氷装置は、吸水パイプと供給パイプとが接続されていないときに上記供給パイプの開口部を覆う軟質材料のカバーを設けたものである。
【0021】
この発明の第8の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、上記吸水パイプに接続され上記仕切壁を貫通して上記給水タンク内の水を上記製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、上記吸水パイプの上記供給パイプに接続される開口部が上記給水タンク内の最高水位より上方に位置しているものである。
【0022】
この発明の第9の発明に係る自動製氷装置は、給水タンクが透明な材料によって形成されているものである。
【0023】
この発明の第10の発明に係る自動製氷装置は、給水タンクを設置する仕切壁凹部の壁面に水位表示を設けたものである。
【0024】
この発明の第11の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、上記給水タンクと上記製氷皿の間に水受け部と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプに接続され水受け部に吐出する吐出管の吐出口は上記給水タンク最高水位より上方で、上記水受け部の上縁部より下方に位置するものである。
【0025】
この発明の第12の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記給水タンク内に設けられたポンプ吸水口にフィルターを着脱可能に設置したものである。
【0026】
この発明の第13の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内に設けられ給水タンクを設置するタンク保持手段と給水タンクを部分的に接触させて上記給水タンクの3方向の位置を固定する位置決め手段を設けたものである。
【0027】
この発明の第14の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプの回転軸の一端が、ポンプ軸受に回転自在に支持され、また他端は、インペラに回転自在に保持されているものである。
【0028】
この発明の第15の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁の凹部の淵全周に周囲の仕切壁より高い、横方向に仕切る土手部を設けたものである。
【0029】
この発明の第16の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁の凹部の淵全周を覆うフランジを給水タンクに設けたものである。
【0030】
この発明の第17の発明に係る自動製氷装置は、給水タンク上部に給水タンク内部のタンク内水量を目視可能な水位表示窓を設けたものである。
【0031】
この発明の第18の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁と、この仕切壁に形成され給水タンクを収納する凹部と、上記仕切壁に仕切られた上記給水タンクを設けた貯蔵室とは異なる貯蔵室に配置され、上記給水タンクからの給水を受けて製氷する製氷皿と、を備えたものである。
【0032】
この発明の第19の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁凹部の淵を全周盛り上げたものである。
【0033】
この発明の第20の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁凹部の底部にタンクの底位置を決める突起を設けたものである。
【0034】
この発明の第21の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁凹部近傍に仕切壁端面に設けられた冷媒凝縮パイプからの熱を伝える熱伝導手段を設けたものである。
【0035】
この発明の第22の発明に係る自動製氷装置は、仕切壁凹部近傍に給水タンク保温用ヒータを設け、このON/OFFを冷蔵庫の逆転同期とするものである。
【0036】
またこの発明の第23の発明に係る冷蔵庫は、仕切壁凹部の上方の冷蔵庫扉体下部に、給水タンクに直接冷気が当たらないように冷気を遮る部材を設けたものである。
【0037】
またこの発明の第24の発明に係る冷蔵庫は、冷気を遮る部材に、仕切壁に密着する冷気遮蔽手段を設けたものである。
【0038】
この発明の第25の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプに一体に設けられたL形のアングルに、スラスト方向、ラジアル方向の位置を固定する位置決め手段を設け、上記給水タンクに上記位置決め手段を係合して固定する係合部を設けるものである。
【0039】
この発明の第26の発明に係る自動製氷装置は、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を吐出する吐出口を有するポンプと、このポンプを駆動する上記給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が上記給水タンクに非接触で上記ポンプに駆動するトルクを伝え、上記ポンプは、当該ポンプのケーシング内上部に上記吐出口の直径と同程度以下のエア抜き穴を設けるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る自動製氷装置が適用された冷蔵庫の横断面図であり、図2は本発明の実施の形態の自動製氷装置を示す横断面図である。図1において、冷凍冷蔵庫1は冷蔵室2とこの冷蔵室2の下に配設された冷凍室3とを備えている。そして、冷蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁を折り曲げて形成した凹部に給水タンクコーナー4が配設され、それによって生じた冷凍室3の凸部の後方に製氷コーナー5が配設されている。
【0041】
図2に示すように、給水タンク10は、冷蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁6に設けられた給水タンクコーナー4内に取り付けられ、給水タンク10の上部の開口部は、小径の通気孔34を有するフタ12によりパッキン11を間に介在させて閉じられている。給水タンク10の中には、一定量の水を計量するための副室17が給水タンク10と一体成形で設けられており、その副室17の開口部はパッキンB16を間に介在させた状態でパイプユニットで塞がれている。パイプユニットは、副室17の開口部を閉じて給水タンク10内を主室30と副室17に仕切る仕切板としてのフランジ18、このフランジ18の周囲に取り付けられたパッキンB16、給水タンク10の外へ水を吸水する吸水パイプ13、エア抜き14および給水タンク10の主室30から副室17へと水を導く小径孔15が一体形成されたものである。吸水パイプ13及びエア抜き14は給水タンク10の外へ連通しており、パイプユニットの小径孔15より主室30側には、活性炭浄水フィルタ23がフィルタ固定部材33を用いて固定されている。また、副室17の容量は製氷皿27のそれよりも若干小さくなるように形成されている。
【0042】
給水タンク10の外へ出た吸水パイプ13は、仕切壁6上面には突出しない状態で給水タンク10の上方を通り、水路を下方向ヘターンさせ仕切壁6に固定された吸入パイプ22とつながる。吸水パイプ13と吸入パイプ22の間にはパッキンC21が取り付けられており、その3者の密着を向上させるためのラッチ20が吸入パイプ22にコイルバネ32と共に固定されている。また、吸水パイプ13の吸入パイプ22側の末端部13aは給水タンク10の中で水が満水となった水位よりも常に上方に位置している。
【0043】
24は給水タンク10から製氷皿27へ水を供給するためのポンプであり、この実施例においては自給式ポンプを使用している。渦巻き式ポンプ等を使用してもよいが、自給式ポンプを使用すれば給水タンク10の着脱の際の配線等が容易になる。吸入パイプ22と自給式ポンプ24の間には、軟質かつ食品衛生法上支障のない材料で成形されたサブパイプ25が介在している。これは自給式ポンプ24の吐出側についても同様である。このサブパイプ25により、自給式ポンプ24の振動が吸入パイプ22、吐出パイプ26に伝わることが極力抑えられる。吐出側のサブパイプ25には吐出パイプ26が接続されており、吐出パイプ26から冷凍室3に位置している製氷皿27へ水が導かれる。吸入パイプ22とサブパイプ25と吐出パイプ26は仕切壁6を貫通しており、それぞれが接続されて、製氷皿27に水を供給する配管である供給パイプを形成している。製氷皿27は製氷皿27にねじりモーメントを与え離氷させるギアボックス28と共に仕切壁6に固定されている。仕切壁6の冷凍室3側の仕切壁凸部29は、製氷皿127とギアボックス28と上下方向と左右方向で重なっている。また、給水タンク10と製氷皿27及びギアボックス28も、左右方向と上下方向で重なっている。
【0044】
給水タンク10の給水タンクコーナー4への取り付けは、給水タンク10内に水を入れ、パイプユニットとパッキン11とフタ12を給水タンク10にセットしてから行なう。給水タンク10の設置は、仕切壁6の上方から行なわれ、設置と同時に、給水タンク10側に固定されている吸水パイプ13と仕切壁6に固定されている吸入パイプ22との接続が行われる。
【0045】
パイプ13が吸入パイプ22に挿入され始めると、吸入パイプ22に固定されたラッチ20をコイルバネ32のバネ力に逆らって押し退ける。吸入パイプ22内に固定されているパッキンC21をパイプ13が圧縮し、気密性が確保できた状態でラッチ20がパイプ13のストッパー19を乗り越えてパイプ13と吸入パイプ22を軸方向で固定する。このようにして、給水タンク10は仕切壁6に設けられた凹部である給水タンクコーナー4に完全に埋没する状態で設置される。タンク10の取り外しの際は、前記の動作の逆を行ない、タンク10の取り外しによってパイプ13と吸入パイプ22の接続も解除される。
【0046】
次に、給水タンク10から製氷皿27への水の供給の動作について説明する。自動製氷装置が動作待機中は給水タンク10内の副室17は水で満たされている。自動製氷装置が動作を開始し給水動作の段階になると、自給式ポンプ24のギアが噛み合いながら製氷皿27側へ水を送る方向で回り始める。自給式ポンプ24の回転数に比例して副室17内の水量が減っていくが、この時、副室17内への水の流入は小径孔15のみからなので副室17から自給式ポンプ24によって運び出される水量に比べてわずかな量となる。副室17内の水位がほぼゼロとなりパイプ13、吸入パイプ22、自給式ポンプ24、吐出パイプ26内に水が残っていない状態まで自給式ポンプ24が回り停止し、製氷皿27への水の供給は終了する。
【0047】
この動作について、図3及び図4を用いて説明する。図3は自給式ポンプ24の動作を制御する制御基板を示す概略図、図4はそのタイムチャート図である。図3において、50は制御基板であり、自給式ポンプ24、電源51が接続されており、冷凍冷蔵庫1に設けられている。ギアボックス28が貯氷箱に溜まる氷の量を検知し、氷の量が不足していることを検知すると、制御基板50から給水開始信号が出力される。制御基板50から給水開始信号が出力されると自給式ポンプ24がOFFから一定時間ONになる。自給式ポンプ24が動作すると、給水タンク10内の副室17の水は自給式ポンプ24により吸水され、製氷皿27に供給される。このとき副室17内は空になるが、副室17内に非常に遅いスピードで小径孔15から水が侵入し、再び副室17内は満水となる。その後再び氷の量が不足すると、自給式ポンプ24が動作し、製氷皿27に給水され、この動作が繰り返される。
【0048】
以上のように、本発明の実施の形態の自動製氷装置によれば、給水タンク10は仕切壁6に凹状に形成された給水タンクコーナー4内に上面がほぼ面一になるように設置されているため、冷蔵室2の床面に、つまり仕切壁6の上面に前後移動するようなケースを全巾で設置することが可能になる。また、水の定量供給を構造的に行ない、配管内に常に残水がないようにしているため水の腐敗による配管内の汚れを抑制することができ、製氷皿27に常に一定の水量を供給できる。そして給水タンク10に取り付けられているパイプ13の吐出側端部が給水タンク10内の満水水位よりも上方に位置しているので自給式ポンプ24動作中に給水タンク10が外されパイプ13と吸入パイプ22の接続が外れても、給水タンク10の外へ流出してしまう水の量は最小に抑えられ水の流出が止まらないことを防ぐことができる。さらに、自給式ポンプ24の振動が冷凍冷蔵庫1に伝わることを抑制しているので運転音が小さなシステムを構成できる。
【0049】
なお、上記発明の実施の形態1では、仕切壁6を折り曲げて上部に凹部を形成すると共に下部に凸部ができるように形成されているが、仕切壁6上部にのみ凹部を形成するようにしてもよい。また、凹部は仕切壁の下部に形成してもよく、その場合は給水タンク10を下方から取り付けるように構成すればよい。
【0050】
また、上記発明の実施の形態1では、給水タンク10に水を入れてからパイプユニット等をセットするように構成しているが、フタ12に給水口を設けて、パイプユニット、パッキン11、フタ12を給水タンク10にセットしてから、給水口を通して給水タンク10内に水を入れてもよい。この場合、給水口から主室30に入った水は小径孔15を通って副室17内に入り、副室17内のエアはエア抜き14を通って、給水タンク10外へ排出される。また、給水タンク10に水を入れる際にはフタ12に設けられた通気孔34からエアが排出される。
【0051】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2は、上記発明の実施の形態1と同じ構成の自動製氷装置を用いて、その制御方法を変えたものである。図5のフローチャートを用いて、この発明の実施の形態における動作を説明する。電源が投入されると、まず、自給式ポンプ24は所定時間逆転運転を行ない、管内に残っている水を給水タンク10側へ排出する。次にギアボックス28により氷の量が不足していることが検知されると、自給式ポンプ24は所定時間正転運転を行ない、製氷皿27に水が供給される。管内の水が給水タンク10内に排出されるとき、エア抜き14の径を大きくしておけば、給水タンク10内の水がエア抜き14から外部に漏れることはない。
【0052】
この発明の実施の形態によれば、停電等で自給式ポンプ24の動作中に冷凍冷蔵庫1への電力供給が停止し、パイプ13、吸入パイプ22、自給式ポンプ24、吐出パイプ26の管内に水が溜まったままとなった場合でも、再び電力が投入されたときに自給式ポンプ24が逆転運転を行ない、管内に残った水を給水タンク10側へ排出するため、管内に残水はなくなり、常に定量の水を製氷皿27に供給することができ、水が製氷皿27の容量をオーバーして供給されることが防止される。
【0053】
発明の実施の形態3.
図6は、上記実発明の実施の形態1とは設置位置の異なる自動製氷装置を搭載した冷凍冷蔵庫を示す概略横断面図である。図6(a)に示すように冷蔵室2の上部に冷凍室3を設け下部に野菜室36を設けてもよいし、図6(b)に示すように冷蔵室2の上部に冷凍室3を設け下部にチルド室35や野菜室36を設けてもよい。すなわち、給水タンクコーナー4がプラス温度帯の貯蔵室に設けられ、製氷コーナー5が冷凍室に設けられれば、上記発明の実施の形態と同様の作用効果を生じる。なお、図示してはいないが、給水タンク10と製氷皿27を結ぶ配管は、仕切壁、冷蔵庫本体の背面または側面を貫通させて設けられている。
【0054】
発明の実施の形態4.
図7は本発明の実施の形態4に係る自動製氷装置に適用される給水タンク10の構成を示す横断面図であり、図8はこの発明の実施の形態の制御のタイムチャート図である。本発明の実施の形態は給水タンク10内に副室17を設けず、自給式ポンプ24の制御を変更した点が上記発明の実施の形態1と異なる。なお、自給式ポンプは、ポンプモータ回転数と吐出流量が比例するので、ポンプモータの駆動時間により製氷皿への水の供給量を制御することができる。
【0055】
図7において給水タンク10は、フタ12、給水タンク10とフタ12との間に設けられたパッキン11、フタ12と一体形成された吸水パイプ13、その吸水パイプ13の給水タンク10内の先端に固定するフィルタ固定部材33及び活性炭浄水フィルタ23にて構成されている。それ以外の構成は上記発明の実施の形態1と同一である。
【0056】
次に動作について説明する。給水開始信号が制御基板50より出力されると、自給式ポンプ24が製氷皿27が満水となる一定時間OFFからONとなる。そして次に逆転運転をある一定時間行って終了する。それ以外の動作は、上記発明の実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
【0057】
以上のように、本発明の実施の形態の自動製氷装置によれば、給水タンク10と製氷皿27との間の配管に残水がなくなり、水の腐敗による管内の汚れを抑制できる。
【0058】
発明の実施の形態5.
図9は本発明の発明の実施の形態に係る自動製氷装置の配管接続部断面図である。図9(a)は、給水タンク10を仕切壁凹部に挿入前、図9(b)は、給水タンク10を仕切壁凹部に挿入後の図である。本発明の実施の形態は、上記発明の実施の形態1ないし発明の実施の形態4において、給水タンク10に固定されている吸水パイプ13と仕切壁6に固定されている吸入パイプ22との接続部に、吸入パイプ22側に異物が侵入することを防ぐカバー37を設けたものである。
【0059】
図9において、カバー37は仕切壁31に固定され給水タンク10が設置されていない状態では、吸入パイプ22の上方に水平に静止している。カバー37は軟質な材料で作られており給水タンク10側のパイプ吸水13が給水タンク10を仕切壁凹部に挿入と同時にカバー37を変形させて吸入パイプ22の上方を開放し吸水パイプ13と吸入パイプ22が接続する。上記吸水パイプ13は吸入パイプ22より小径であり挿入されている。なお、吸水パイプ13を外すとカバー37は自らの弾性力で元の水平位置に戻る。
【0060】
吸入パイプ22に異物が侵入すると、ギアに異物が詰まることにより回転しなくなり、自給式ポンプ24がロックされてしまう場合もあるが、本発明の実施の形態によれば、給水タンク10を外している間でも吸入パイプ22への異物の侵入がなく、自給式ポンプ24のロックや配管の詰まりを防ぐことができる。
【0061】
発明の実施の形態6.
図10は本発明の発明の実施の形態6に係る自動製氷装置の給水タンク10及び給水タンク10を設置する給水タンクコーナー4の要部を示した斜視図である。本実施例は、上記発明の実施の形態1ないし発明の実施の形態5の自動製氷装置において、給水タンク10を透明材料で成形し、給水タンク10の外側の給水タンクコーナー4の壁面の冷凍冷蔵庫1の前側から見て可視できる位置に、水位計38を備えたものである。
【0062】
図10において給水タンクコーナー4は仕切壁6に凹部を形成することによって仕切壁6と一体に設けられており、給水タンク10はその給水タンクコーナー4内に設置される。水位計38は仕切壁6の図示した位置に設けられており、図11に示すようにユーザーの目で確認することができる。給水タンク10の中に水があり、水位計38の途中の高さに水位が位置していると水の屈折率の違いにより水位より下の水位計38の像は見ることができない。これを用いて、水位が下がってきて空になった時点で給水を促すような「給水」等の表示を水位計38に施しておけばユーザーは、給水タンク10への給水タイミングを知ることができる。上記動作を図12で示し、図12(a)は満水時、図12(b)は渇水時の図である。
【0063】
以上のように本発明の実施の形態によれば給水タンク10内の水の量をユーザーは容易に確認することが可能で、渇水表示にLEDやリードSWを用いず水の量をダイレクトに表示するため、信頼性が高く安価な水量表示システムを得ることができる。
【0064】
発明の実施の形態7.
以下、本発明の発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図13は、本発明の実施の形態7に係る自動製氷装置を示す横断面図であり、図14は図13の要部拡大図である。図13において冷蔵室2と冷凍室3とを区画する仕切壁6に設けられている給水タンクコーナー4に給水ポンプ69と、給水ポンプ69とつながっている吐出口68がセットされた給水タンク10、がセットされていて、給水タンクコーナー4に一体で設けられた水受け部70に吐出口68が差し込まれている。水受け部70には一体で設けられた流出口71が冷蔵室2と冷凍室3を貫通する形で設けられており流出口71の先には製氷皿27が位置している。また、吐出口68の先端は給水タンク10の最高水位よりも上方で、水受け部70の上縁部よりも下方に位置している。
【0065】
次に図14を用いて給水ポンプ69周辺を説明する。給水ポンプ69の中にはマグネット73と着磁板74及びSUS303製の軸75とSUS304製のボール76を有したインペラ77が給水ポンプ69と一体で成形された軸受78に、軸75が差し込まれる形で回転自在に保持されている。給水ポンプ69には軸受側に吸込口79があり、その先端にはメッシュフィルター111が取り付けられている。給水ポンプ69には給水ポンプ69の円周方向に吐出管の吐出口68がある。給水ポンプ69の軸受側と反対側にはボール76がインペラ77側に固定され、給水ポンプ69のケーシングと接している。
【0066】
次に動作について図15、16及び図17を用いて説明する。図15は給水ポンプ69の動作状態を示す図で図15(a)は給水ポンプ69を軸方向から見た図、図15(b)はモータ72の横断面図、図15(c)は平板状に2極以上で構成されている。図16はモータ72の動作を制御する制御基板を示す概略図、図17はそのタイムチャート図である。
図16において、82は制御基板であり、モータ72、電源83が接続されており、冷凍冷蔵庫1に設けられている。ギアボックス28が貯氷箱に溜まる氷の量を検知し、氷の量が不足していることを検知すると、制御基板82から給水開始信号が出力される。制御基板82から給水開始信号が出力されると、モータ72がOFFから一定時間ONになる。モータ72がONになるとモータ72に接続された着磁板B81と着磁板B81に接着されたマグネットB80が回転する。マグネットB80と給水ポンプ69側のマグネット73は磁界を形成しており、磁力によってお互い引き合っているため、マグネットB80とマグネット73は同回転数で回転し、マグネット73が取り付いているインペラ77も同様に回転する。図15(a)に示すような方向にインペラ77が回転すると吐出口68から水が流出すると共に吸水口79から給水タンク10内の水を吸い込むが、給水タンク10内では、0.4mm×0.4mm以上の物体はメッシュフィルター111表面にホールドされる。
一方、吐出口68から流出した水は、水受け部70、流出口71を通って製氷皿27へ供給される。
【0067】
マグネット73、80は図15(c)の如く平板状に2極以上で構成されており、必要な磁力が得られる材質、フェライト系や希土類系等が選択して選ばれる。
給水タンク10は凹部に形成した給水タンクコーナ4に挿入されるが、例えば数mm程度の隙間を持って挿入しやすい構造となっている。一方給水ポンプ69が給水タンク10に差し込まれた状態では給水タンクのフタの吐出口差し込み位置によりタンク内の位置が決められるが、磁力により吸引されポンプのケーシングがタンク壁に接触してもポンプの回転には影響を与えない構造となっている。
【0068】
すなわち、インペラ77とケーシングとの間にはボール76が存在し、しかもポンプが回転するとポンプ負圧によりインペラは軸受け78側へ引かれるため回転体すなわちボール76と固定部分であるケーシングとの摩擦を抑える構成となっている。タンクはプラスチックや非磁性体、例えばステンレス、ガラス等で2mm程度の厚みがある。
また、モータ72側の磁石80とタンク間は充分な隙間を設け、直接接触をさけ、かつ仕切壁を介してもよい隙間としている。このようながたを含めた全隙間、約10mm位を介してフェライト磁石73、80を対向させることで、モータの駆動力をポンプに伝えられると共に、一方ユーザーがタンクを凹部から着脱したり、あるいはタンク内からポンプおよび吐出口を着脱する際、磁力に妨げられずに簡単に行えるようにしている。
また、ポンプをセットしたことは磁気力の吸引によりわかる、という効果もある。
【0069】
また、給水タンクまわりの清掃は吐出口を含めたタンクを凹部から外へ取り出して簡単に行える。
なお、フィルタ111はポンプへ圧入してあり、これを引き抜いて清掃することができる。
また、ポンプは吐出口と一体のまま出入口を介して洗浄することができる。
【0070】
以上のように、本発明の実施の形態の自動製氷装置によれば、給水ポンプ69は給水タンク10の中に設置されているため、給水ポンプ69はユーザーが任意に洗浄することができる。また、吐出口71と水受け部70、流出口71、製氷皿27は図のように位置しているので、水受け部70と吐出口68の間にはシール等が要らない。
そして、モータ72と給水ポンプ69は非接触なので非常に静かなシステムを構成でき、メッシュフィルター111が吸込口79に取り付けられているので異物の流入を抑えることができ、インペラ77がロックするようなことはなくなる。
【0071】
図35(a)は給水ポンプ69の斜視図であり、給水ポンプ69の吸水口79の吸水側周辺部に数カ所凹部213を設けたものである。
上記凹部213を設けることにより、吸水口79が異物214で塞がれた場合にも、図35(b)のように、上記凹部213から水を吸水すること(バイパス)ができ、流量の大巾なダウンをおさえることができる。
【0072】
なお、上記発明の実施の形態7では仕切壁6に設けられた給水タンクコーナー4に給水タンク10がセットされているが、外付けの給水タンクコーナー4でもよい。
【0073】
発明の実施の形態8.
発明の実施の形態8は上記発明の実施の形態7の構成に対し、給水タンクコーナー4の取り付け方法を変更したものである。発明の実施の形態7においてモータ72は給水タンクコーナー4の給水タンク10と反対側の面に設置されていて、給水タンクコーナー4と仕切壁6は一体であった。このままだと冷凍冷蔵庫1と比較して寿命の短い(一般的に)モータ72が交換できない。そこで給水タンクコーナー4を仕切壁6と別体としたタンクホルダ84を設け、タンクホルダ84の裏側に図18の如くモータケース85に固定されたモータ72をネジ87にて取り付ける。そして、そのタンクホルダ84を仕切壁6に全周にシール86を配した形で取り付ける。タンクホルダ84と仕切壁6との固定は再現性のあるネジ、爪、リベット等々のもので行なうこととする。シール86は水密性を有したものである。
【0074】
この発明の実施の形態によれば、タンクホルダ84を仕切壁6と別体で構成したのでモータ72の交換が可能なうえで、タンクホルダ84と仕切壁6の間に水密性を有したシール86を設けたのでモータ72部への水の侵入は抑えられたままとなる。
【0075】
発明の実施の形態9.
発明の実施の形態9は発明の実施の形態7、8と同じ構成の自動製氷装置において、給水ポンプ69の位置精度に対しての配慮を付加したものである。図19において88は給水ポンプ69と一体で設けたガイドであり、ガイド受89に係合され、スラスト方向と図示方向のラジアル方向の位置ずれを抑制する。また、給水タンク10にはガイド90が設けられていて、タンクホルダ84もしくは給水タンクコーナー4に設けられたガイド受91に係合され、図示した2方向の位置ずれを抑制する。図20に示すように、給水ポンプ69からは吐出管の吐出口68が給水タンク10のフランジ穴部110に係合されている。
図20に示すように給水タンク10の上部にフタ12があり、フタ12に一体で成形された押付部12bによって吐出管の吐出口68を固定し、給水ポンプ69の図示方向の位置ずれを抑制している。
【0076】
図36(a)、図36(b)は本発明の実施の形態9に係る自動製氷装置の要部断面図である。吐出口68を軟質材料を用いて形成し、給水タンク10に係合させるための引掛部212を設けた。引掛部212を設けることにより、位置決めが正確に決まり、取付感も良くなる。
図36(b)のように、フタ12、吐出口68、給水タンク69間の空間を極力狭く(ほぼ空間はなし)することにより、吸水口68を給水タンク69にセットし忘れた時でも、フタ12を閉めることにより、吸水口68は給水タンク69に自動的にセットされる。
【0077】
この発明の実施の形態によれば、給水ポンプ69と給水タンク10がガイド88及びガイド受、フタ12に設けた押付部12bによって位置ずれを防止しており、また、給水タンク10とタンクホルダ84がガイド90及びガイド受91によって位置ずれを防止しているので、タンクホルダ84に発明の実施の形態8に示すようなモータ72を取り付けた時にマグネット間の位置ずれを防止でき、脱調することなく確実に動力を伝達できる。
【0078】
発明の実施の形態10.
発明の実施の形態10は発明の実施の形態7と同じ構成の自動製氷装置において、給水ポンプ69の構造を変更したものである。図21において、92はインペラフタ、93はキャップ、87は給水ポンプ69に一体で設けたネジ部である。インペラ77にはフランジを有した軸75とボール76と着磁板74とマグネット73が取り付けられインペラフタ92によって完全に封入される。インペラフタ92はインペラ77に接着もしくは、材料がPL樹脂ならば熱溶着等によって完全に接着されている。以上のように構成されたインペラ77の軸75が給水ポンプ69の軸受78に挿入され、軸受78と反対側の開放部はキャップ93によって閉じられ、ネジ部87によって締結される。
また、モータ72を駆動すると、インペラ77が回転する。その際、軸75及びボール76はインペラに回転自在に保持されており軸受78により保持されている。
【0079】
この発明の実施の形態によれば、キャップ93が取り外し可能であり、給水ポンプ69の内部は分割可能なため、万が一給水ポンプ69内に異物が混入しても洗浄除去することが可能となる。
【0080】
発明の実施の形態11.
図22は本発明の実施の形態11に係る自動製氷装置の斜視断面図である。図22において、給水タンク10は給水タンクコーナー4に埋没する形でセットされている。給水タンク4の淵には全周にわたって、横方向に仕切る、1mm〜5mmの土手部110が仕切壁6と一体で設けられている。
【0081】
以上のように本発明の実施の形態の自動製氷装置によれば、給水タンクコーナー4の淵に全周にわたって設けられた1mm〜5mmの土手部130があるため、仕切壁6にこぼれた食汁等の異物が給水タンクコーナー4内に入り込むことを防止することができ、衛生的なシステムを構成できる。
【0082】
発明の実施の形態12.
図23において、給水タンク10の上部には全周にわたって給水タンク10を給水タンクコーナー4にセットした場合に生じるクリアランスよりも大きいフランジB131を給水タンク10と一体で設けた。このフランジB131により給水タンクコーナー4と給水タンク10との隙間は完全に閉塞される。
【0083】
この発明の実施の形態によれば、使用者が仕切壁6に食汁やゴミ等をこぼした場合でも、給水タンク10と給水タンクコーナー4の隙間が完全に塞がれているため、食汁やゴミ等の流入を防止することができ、衛生的なシステムを構成できる。
【0084】
発明の実施の形態13.
発明の実施の形態13は、上記発明の実施の形態11もしくは12と同じ構成の自動製氷装置を用いて、その構造にある要素を付加したものである。図24において、給水タンクコーナー4の底部には部分的に突起112が設けられている。
【0085】
この発明の実施の形態によれば、給水タンクコーナー4の底部にある突起112によって給水タンク10との間には任意の空間113が生じるので、給水タンクコーナー4内に異物が流入してもある程度まではその空間113内に貯められる。これにより異物侵入による給水タンク10のセット不具合が防止できる。
【0086】
発明の実施の形態14.
図25は本発明の実施の形態14に係る自動製氷装置に適用される給水タンクの保温構造を示す横断面図であり、102はフロントカバー、103は凝縮パイプ、104は凝縮パイプ103をフロントカバー102に密接させるクッション、107は凝縮パイプ103の熱を給水タンクコーナー4に伝える、例えばアルミテープ等の熱伝導率の高い材料を用いた熱伝導テープ、108はコードヒータ、なお、仕切壁6は上下外郭をPL、その間にPS-FOもしくは硬質ポリウレタンフォームを充填させたサンドイッチ構造となっている。
【0087】
次に動作について説明する。図26は図25にて説明したコードヒータ108の動作を、冷凍冷蔵庫の冷却運転状態と照らし合わせて表したタイミングチャートである。COMP(図示せず)が動作し、かつ、冷蔵室2を冷却する為に冷蔵室2への冷気供給を制御している開閉ダンパ(図示せず)が開の場合には、コードヒータ108をONとし、上記状態から開閉ダンパが閉となり、冷蔵室2に冷気が供給されなくなった場合にはCOMPで圧縮された高温高圧の冷媒が凝縮パイプ103内で凝縮する際、熱が熱伝導テープ107を伝って給水タンクコーナー4を加熱することのみなのでこれ以上の給水タンク10の温度低下が起こらない。よって、コードヒータ108をこの場合OFFとする。
次に、COMPがOFFになった場合は、冷凍サイクル内の圧力バランスが一定になる方向で変化していく為凝縮パイプ103からの放熱は次第に低下してゆく。この時は冷蔵室2内の冷気が給水タンク10から熱を奪ってゆくことのみなので、給水タンク10が必要以上に冷却される可能性があるためで、ある一定時間(t1)のみコードヒータ108をONにし、t1経過後は再びOFFとする。そして、再び庫内の温度上昇によってCOMPがONした場合は凝縮パイプ103からの放熱が始まるため、まだコードヒータ108はONせずOFFのままである。そして再び開閉ダンパが開となった場合、再びコードヒータ108をONする。以降、このサイクルを順不同で繰り返す。
【0088】
この発明の実施の形態によれば、給水タンク10は常にある一定温度以上に保て、熱源に冷媒の凝縮熱を用いることで冷蔵庫の排熱を有効利用でき、また、コードヒータ108を冷蔵庫の運転状態によってON/OFFすることを併せることにより省エネルギーがはかれる。
【0089】
発明の実施の形態15.
図27は上記発明の実施の形態14と同じ構成の自動製氷装置を用いて、その構造にある要素を付加したものである。図27において、仕切壁6の前方には冷蔵室2及び冷凍室3の開放部を閉塞する冷蔵庫扉100a、冷凍室扉100bがマグネットガスケット101を介して位置しており、冷蔵室扉100aには食品を収納する扉ポケット105が取り付けられている。扉ポケット105の下部奥側には仕切壁6と冷蔵室扉100a閉状態で密接する冷房用遮蔽手段であるパッキン109が取り付けられている。また、扉ポケット105の奥壁面に冷気循環用の通風穴115が設けられている。
【0090】
次に作用について説明する。扉ポケット105と仕切壁6の間には空間が存在しており、この空間の温度は冷蔵室2の冷却運転状態により左右される。ここで、この空間を扉ポケット105に設けたパッキン109を仕切壁6に密接させて閉空間とすることで空気断熱層にすることになる。そして、空間の温度は冷蔵室2の冷却運転状態に左右されにくくなる。扉ポケット105の食品を冷却した冷気は通風穴115を通って循環する。
【0091】
この発明の実施の形態によれば、給水タンク10の上部空間は空気断熱層となっているため、給水タンク10から熱が奪われにくくなると共に、冷気循環用の通風穴115を設けたことで食品の冷却性能は維持される。
【0092】
また、冷気を遮る扉ポケット105を設けたことにより、扉ポケット105内の食品等の汁が給水タンク10に滴下することがなくなる。
【0093】
発明の実施の形態16.
図28は本発明の実施の形態16に係る自動製氷装置の給水タンク10の構造を示す斜視外観図であり、図29はその要部断面図である。図30は本発明の実施の形態の構造体の製造方法を説明した断面図である。図27において、給水タンク10には透明材料からなる水位表示窓120が設けられており、図29に示すように使用者が前側から可視できる向きに傾斜している水位表示窓120は給水タンク10の底部に近いところまでえぐられている。そして、図30に示すように給水タンク10の上部裏側に熱溶着によって水位表示窓120が接着されるが、この時、給水タンク10の穴部にはまる形でカバー121を給水タンク10と水位表示窓120との間に挟み込み係止する。なお、溶着部は給水タンク10穴部全周にわたっている。
【0094】
水位表示窓120を設ける部分は、給水タンク10を開閉可能に上部を別体化したフタ部122であってもよい。この構造を図31に示す。
【0095】
この発明の実施の形態によれば、給水タンク10内壁に水滴が付着しても水位表示窓120には水滴と水と2つの像の境界が表示されるため、ユーザーは確実に給水タンク10内の水量を確認できる。
【0096】
図37(a)は上記フタ部122形状を示す図、図37(b)、図37(c)は手掛部216に右手217を掛けた図である。図に示すように、上記フタ122に設けられた水位表示窓120の形を変形させ手掛部216を設け、上記手掛部216はフタ122の固定手段であるフラップ211に右手217の親指が掛からない様に、例えばフラップ211に直行する方向に手掛部216を設けると、図に示すように右手217を挿入し、フタ122をつかんだ時に、フラップ211に誤って手を引っ掛けることがなく、無意識にフラップ211を開放し給水タンク10を落とすことはなくなる。
【0097】
図38(a)は上記フタ部122形状を示す図である。図38(b)はフラップ211閉状態の側面図、図38(c)はフラップ211開状態の側面図である。図に示すように、フラップ211の両側部にガード(リブ)210を設けたものである。上記ガード210は給水タンク10に一体に設けたものある。上記ガード210を設けることにより、給水タンクを持ち運びするときに、物212等の角に当たりフラップ211が開いてしまうのを防ぐことができる。
【0098】
発明の実施の形態17.
図32は本発明の実施の形態17に係る自動製氷装置の給水タンク10と給水ポンプ69の構造を示す斜視外観図である。給水ポンプ69と一体成形のL形アングル201を設け、L形アングル201に穴202を設け、ネジキャップ203と給水タンク10のネジ部206の嵌合の間にL形アングル201を位置させることにより、給水タンク10に給水ポンプ69を固定するものである。
【0099】
図39は本発明の実施の形態17に係る自動製氷装置の給水タンク10と給水ポンプ69の構造を示す斜視外観図である。給水ポンプ69にキャップ93が完全に閉まっていないときはL形アングル201が穴に202挿入できないよう、図に示す矢印間の寸法を規制した。
上記寸法規制により、給水ポンプ69のキャップ93の閉め忘れを防ぐことができる。
【0100】
発明の実施の形態18.
図33は給水ポンプ69の動作状態を示す図で図34は図33の給水ポンプ69のケーシング内の斜視外観図である。インペラ77が回転すると液が外周に集まりエア(気体)が図34の矢印の部分、即ち軸75のセンターに集まり、停止するとケーシング内上部に集まる。この繰り返しによりケーシング内のエアは抜けずエア溜まり部205が発生する。そこで、給水ポンプ69のケーシング内上部にあって、吐出口より回転方向の位置に、吐出口の直径と同程度以下のエア抜き穴204を設けることにより、エアの有無による水流量の変動がなくなり給水量が安定する。
【0101】
図40は、本発明の実施の形態18に係る給水ポンプ69、吐出口68の斜視図である。給水ポンプ69に設けられたエア抜き穴204から噴き出す水が上方に上がらないように遮断するベロ部215を設けたものである。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したとおり第1の発明に係る自動製氷装置によれば、給水タンクを冷蔵庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に形成された凹部に設置したので、給水タンクを設置するケースを別部品で設ける必要がなく、また、食品の貯蔵スペースを減少させることがない。
【0103】
また第2の発明に係る自動製氷装置によれば、仕切壁の一方の面に形成された凹部により仕切壁の他方の面に凸部が形成されるように仕切壁を折り曲げて形成し、仕切壁に形成された凸部の側方に製氷皿を設けたので、製氷皿が設けられた貯蔵室においても食品の貯蔵スペースを減少させることがない。
【0104】
また第3の発明に係る自動製氷装置によれば、給水タンクを設置する仕切壁の凹部を冷蔵庫の開閉扉側に形成し、製氷皿を仕切壁の凸部の後方に設置し、仕切壁の凹部に設置した給水タンクと製氷皿とが、左右方向及び上下方向で重なっているため、食品の貯蔵スペースを減少させることがなく、また、給水タンクを設置しやすい。
【0105】
また第4の発明に係る自動製氷装置によれば、電源投入時に給水ポンプを逆転運転するので、停電等で給水ポンプの動作中に電力供給が停止した場合でも、給水タンクと製氷皿の間の配管に水が残らず、ほぼ一定の水量が製氷皿に供給でき、製氷皿の容量をオーバーすることを防止できる。
【0106】
またこの発明の第5の発明に係る自動製氷装置によれば、給水ポンプが回転数と流量が比例する自給式ポンプであるので、給水タンクの着脱時に配線の接続等が必要なく、また、給水ポンプの駆動時間により製氷皿への給水量を制御できるので、配管内に水を残さず、製氷皿へほぼ一定の水量を供給できる。
【0107】
また第6の発明に係る自動製氷装置によれば、庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、仕切壁を貫通し給水タンク内の水を製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、給水タンクの仕切壁への設置と同時に吸水パイプと供給パイプの接続が行われるので、
給水タンク及びパイプの接続を容易に行うことができる。
【0108】
また第7の発明に係る自動製氷装置によれば、吸水パイプと供給パイプとが接続されていないときに供給パイプの開口部を覆う軟質材料のカバーを設けたので、供給パイプ内に異物が侵入することを防止でき、給水ポンプのロックや配管の詰まりを防止できる。
【0109】
また第8の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に設けられた凹部に設置される給水タンクと、この給水タンクに固定され給水タンク内の水を吸水する吸水パイプと、氷を生成する製氷皿と、吸水パイプに接続され仕切壁を貫通して給水タンク内の水を製氷皿へ供給する供給パイプとを備え、吸水パイプの供給パイプに接続される開口部が給水タンク内の最高水位より上方に位置しているので、給水ポンプの動作中に給水タンクが外されても、給水タンク内の水が流出することを最小限に抑えることができる。
【0110】
また第9の発明に係る自動製氷装置によれば、給水タンクが透明な材料によって形成されているので、給水タンク内の水量が容易に確認できる。
【0111】
また第10の発明に係る自動製氷装置によれば、給水タンクを設置する仕切壁凹部の壁面に水位表示を設けたので、安価な構成で給水タンク内の水量を容易に確認できる。
【0112】
また第11の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する給水タンクの外部に設置された駆動装置と、給水タンクと製氷皿の間に水受け部と、を備え、この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動するトルクを伝え、ポンプに接続され水受け部に吐出する吐出管の吐出口は給水タンク最高水位より上方で、水受け部の上縁部より下方に位置するので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、静音化が図れる、と共に、給水ポンプ停止時に吐出口先端で水が切れ、かつ、水受け部から水があふれでることはない。
【0113】
また第12の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動するトルクを伝え、給水タンク内に設けられたポンプ吸水口にフィルターを着脱可能に設置したので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、静音化が図れる、と共にくインペラ部がロックしてしまうような大きさのゴミをインペラ部に到達前に防ぐくとができ、かつ洗浄可能である。
【0114】
また第13の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動するトルクを伝え、冷蔵庫の庫内壁又は冷蔵庫の庫内に設けられ給水タンクを設置するタンク保持手段と給水タンクを部分的に接触させて給水タンクの3方向の位置を固定する位置決め手段を設けたので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、静音化が図れる、と共に、マグネットの脱調現象が起こりにくくなる。
【0115】
また第14の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動するトルクを伝え、ポンプの回転軸の一端が、ポンプ軸受に回転自在に支持され、また他端は、インペラに回転自在に保持されているので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、静音化が図れる、
と共に、分解後の部品点数が減少する。
【0116】
また第15の発明に係る自動製氷装置によれば、仕切壁の凹部の淵全周に周囲の仕切壁より高い、横方向に仕切る土手部を設けたので、仕切壁にこぼれた食汁等の流入を防止できる。
【0117】
また第16の発明に係る自動製氷装置によれば、仕切壁の凹部の淵全周を覆うフランジを給水タンクに設けたので、隙間を閉塞することが可能となり、給水タンクコーナーへの異物の流入を防止できる。
【0118】
また第17の発明に係る自動製氷装置によれば、給水タンク上部に給水タンク内部のタンク内水量を目視可能な水位表示窓を設けたので、給水タンク壁面で水滴が付着しても、ユーザーは水滴群と水との境界部で水位を認識できる。
【0119】
また第18の発明に係る冷蔵庫によれば、冷蔵庫の庫内を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁と、この仕切壁に形成され給水タンクを収納する凹部と、仕切壁に仕切られた給水タンクを設けた貯蔵室とは異なる貯蔵室に配置され、給水タンクからの給水を受けて製氷する製氷皿と、を備えたので、スペースを有効に活用できる。
【0120】
また第19の発明に係る冷蔵庫によれば、仕切壁凹部の淵を全周盛り上げたので、仕切壁にこぼれた食汁等の流入を防止できる。
【0121】
また第20の発明に係る冷蔵庫によれば、仕切壁凹部の底部にタンクの底位置を決める突起を設けたので、給水タンクとの間に空間が生じ、ある程度、異物が流入しても給水タンクのセット不具合が生じないようにできる。
【0122】
また第21の発明に係る冷蔵庫によれば、仕切壁凹部近傍に仕切壁端面に設けられた冷媒凝縮パイプからの熱を伝える熱伝導手段を設けたので、熱が熱伝導テープを伝って給水タンクコーナを加熱することのみなので給水タンクの温度低下がおこらない。
【0123】
また第22の発明に係る冷蔵庫によれば、仕切壁凹部近傍に給水タンク保温用ヒータを設け、このON/OFFを冷蔵庫の逆転同期とするので、給水タンクの保温に凝縮パイプの熱を再利用し、コードヒータを適度にON/OFFさせることで、省エネをはかることができる。
【0124】
また第23の発明に係る冷蔵庫においては、仕切壁凹部の上方の冷蔵庫扉体下部に、給水タンクに直接冷気が当たらないように冷気を遮る部材を設けたので、給水タンクの凍結を防止するとともに、冷気を遮る部材内の食品などの汁が給水タンクに滴下することを防ぐことができる。
【0125】
また第24の発明に係る冷蔵庫においては、冷気を遮る部材に、仕切壁に密着する冷気遮蔽手段を設けたので、冷気を遮る部材と給水タンクとの間の空間を冷気遮蔽手段を用いて空気断熱層としたことで給水タンクの保温がより低入力でまかなえる。
【0126】
また第25の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を製氷皿に吐出するポンプと、このポンプを駆動する給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動するトルクを伝え、ポンプに一体に設けられたL形のアングルに、スラスト方向、ラジアル方向の位置を固定する位置決め手段を設け、給水タンクに位置決め手段を係合して固定する係合部を設けるので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、静音化が図れる、と共に、給水タンクに給水ポンプをしっかり固定できる。
【0127】
また第26の発明に係る自動製氷装置によれば、冷蔵庫の庫内に配置され給水を貯留する給水タンクと、この給水タンクの内部に設置され、貯留された給水を吐出する吐出口を有するポンプと、このポンプを駆動する給水タンクの外部に設置された駆動装置と、を備え、この駆動装置が給水タンクに非接触でポンプに駆動するトルクを伝え、ポンプは、当該ポンプのケーシング内上部に吐出口の直径と同程度以下のエア抜き穴を設けるので、ユーザーが給水ポンプを含めた給水経路のほとんどを任意に洗浄でき、かつ電気的、構造的にはモータと何等接続がないため、安全、静音化が図れる、と共に、エアを抜くことにより、エアの有無による水流量の変動を防ぎ給水量が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動製氷装置が適用される冷凍冷蔵庫の横断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における自動製氷装置を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に適用される制御基板を示す概略図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における給水ポンプの動作を示すタイムチャート図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の自動製氷装置の制御を示すフローチャート図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における自動製氷装置の設置位置を変えた冷凍冷蔵庫の断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における自動製氷装置を示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4における給水ポンプの動作を示すタイムチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態5における給水タンク10を仕切壁凹部に挿入前、挿入後の図である。
【図10】 本発明の実施の形態6における給水タンクを示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態6における給水タンクの断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態6における満水時、渇水時の吸水タンクの斜視図である。
【図13】 本発明の実施の形態7における自動製氷装置を示す断面図である。
【図14】 図13の要部拡大図である。
【図15】 本発明の実施の形態7における給水ポンプを示す断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態7における給水ポンプの制御部を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態7における給水ポンプの動作を示すタイムチャート図である。
【図18】 本発明の実施の形態8における自動製氷装置を示す斜視断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態9における自動製氷装置を示す斜視図である。
【図20】 本発明の実施の形態9における自動製氷装置を示す局部断面図である。
【図21】 本発明の実施の形態10における給水ポンプを示す断面図である。
【図22】 本発明の実施の形態11における自動製氷装置を示す斜視断面図である。
【図23】 本発明の実施の形態12における自動製氷装置を示す斜視断面図である。
【図24】 本発明の実施の形態13における自動製氷装置を示す横断面図である。
【図25】 本発明の実施の形態14における自動製氷装置を示す横断面図である。
【図26】 本発明の実施の形態14における自動製氷装置の動作を表すタイミングチャート図である。
【図27】 本発明の実施の形態15における自動製氷装置を示す横断面図である。
【図28】 本発明の実施の形態16における給水タンクを示す斜視図である。
【図29】 本発明の実施の形態16における給水タンクを示す横断面図である。
【図30】 本発明の実施の形態16における給水タンクの作り方を示した断面図である。
【図31】 本発明の実施の形態16のその他の例を示した斜視図である。
【図32】 本発明の実施の形態17の自動製氷装置の斜視外観図である。
【図33】 本発明の実施の形態18における給水ポンプを示す断面図である。
【図34】 本発明の実施の形態18における給水ポンプのケーシング内の斜視外観図である。
【図35】 本発明の実施の形態7における給水ポンプの斜視図である。
【図36】 本発明の実施の形態9における自動製氷装置の要部断面図である。
【図37】 本発明の実施の形態16におけるフタ部の斜視図である。
【図38】 本発明の実施の形態16におけるフタ部の斜視図である。
【図39】 本発明の実施の形態17における自動製氷装置の要部斜視図である。
【図40】 本発明の実施の形態18における自動製氷装置の要部斜視図である。
【図41】 従来の自動製氷装置を適用した冷凍冷蔵庫の外観図である。
【図42】 従来の自動製氷装置を示す概略断面図である。
【図43】 従来の自動製氷装置を示す要部詳細断面図である。
【図44】 従来例に適用される制御基板を示す概略図である。
【図45】 従来例の制御基板による駆動機構、給水ポンプの動作を示すタイムチャート図である。
【図46】 従来例の制御基板による他の動作を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 冷凍冷蔵庫、2 冷蔵室、3 冷凍室、4 給水タンクコーナー、5 製氷コーナー、6 仕切壁、10 給水タンク、11 パッキン、12 フタ、12b 押付部、13 吸水パイプ、13a 吐出側端部、14 エア抜き、15 小径孔、16 パッキンB、17 副室、18 フランジ、19 ストッパー、20 ラッチ、21 パッキンC、22 吸入パイプ、23 活性炭浄水フィルタ、24 自給式ポンプ、25 サブパイプ、26 吐出パイプ、27 製氷皿、28 ギアボックス、29 仕切壁凸部、30 主室、34 通気孔、35 チルド室、36 野菜室、37 カバー、38 水位計、40 給水タンク、41 インペラ、68 吐出口、69 給水ポンプ、70 水受け部、71 流出口、72 モータ、73 マグネット、74 着磁板、75 軸、76 ボール、77 インペラ、78 軸受、79 吸込口、80 マグネットB、81 着磁板、84 タンクホルダ、85 モータケース、86 シール、87 ネジ、88 ガイド、89 ガイド受、90 ガイド、91 ガイド受、92 インペラフタ、93 キャップ、94 フランジ、95 ネジ、100a 冷蔵室扉、100b 冷凍室扉、101 マグネットガスケット、102 フロントカバー、103 凝縮パイプ、104 クッション、105 扉ポケット、106 穴、107 熱伝導テープ、108 コードヒータ、109 パッキン、110 穴、111 メッシュフィルター、112 突起、113 空間、115 通風穴、120 水位表示窓、121 カバー、122 フタ、130 土手部、131 フランジ 201 L形アングル、202 穴、203 ネジキャップ、204 エア抜き穴、205 エア溜まり部、206 ネジ部、210 ガード、211 フラップ、213 凹部、214 異物、215 ベロ部、216 手掛部、217 右手。
 
訂正の要旨 訂正の要旨
訂正事項
a)特許請求の範囲の請求項5、12〜14の記載を削除する。
b)特許請求の範囲の請求項6〜11の項番号をそれぞれ1繰り上げて、請求項5〜10とするとともに、訂正前の請求項6に記載された「請求項1または請求項5記載の」を「請求項1に記載の」と、訂正前の請求項8に記載された「請求項7記載の」を「請求項6記載の」と、さらに訂正前の請求項11に記載された「請求項10記載の」を「請求項9記載の」とそれぞれ訂正する。
c)特許請求の範囲の請求項15〜30の項番号をそれぞれ4繰り上げて、請求項11〜26とするとともに、訂正前の請求項23〜27に記載された「請求項22記載の」を「請求項18記載の」と、また訂正前の請求項28に記載された「請求項27記載の」を「請求項23記載の」と、それぞれ訂正する。
d)発明の詳細な説明の段落【0018】、【0025】〜【0027】、【0112】、【0119】〜【0121】(訂正前の段落番号。以下、同様)の記載を削除するとともに、
段落【0019】に記載された「第6の発明」を「第5の発明」と、
段落【0020】に記載された「第7の発明」を「第6の発明」と、
段落【0021】に記載された「第8の発明」を「第7の発明」と、
段落【0022】に記載された「第9の発明」を「第8の発明」と、
段落【0023】に記載された「第10の発明」を「第9の発明」と、
段落【0024】に記載された「第11の発明」を「第10の発明」と、
段落【0028】に記載された「第15の発明」を「第11の発明」と、
段落【0029】に記載された「第16の発明」を「第12の発明」と、
段落【0030】に記載された「第17の発明」を「第13の発明」と、
段落【0031】に記載された「第18の発明」を「第14の発明」と、
段落【0032】に記載された「第19の発明」を「第15の発明」と、
段落【0033】に記載された「第20の発明」を「第16の発明」と、
段落【0034】に記載された「第21の発明」を「第17の発明」と、
段落【0035】に記載された「第22の発明」を「第18の発明」と、
段落【0036】に記載された「第23の発明」を「第19の発明」と、
段落【0037】に記載された「第24の発明」を「第20の発明」と、
段落【0038】に記載された「第25の発明」を「第21の発明」と、
段落【0039】に記載された「第26の発明」を「第22の発明」と、
段落【0040】に記載された「第27の発明」を「第23の発明」と、
段落【0041】に記載された「第28の発明」を「第24の発明」と、
段落【0042】に記載された「第29の発明」を「第25の発明」と、
段落【0043】に記載された「第30の発明」を「第26の発明」と、
段落【0113】に記載された「第6の発明」を「第5の発明」と、
段落【0114】に記載された「第7の発明」を「第6の発明」と、
段落【0115】に記載された「第8の発明」を「第7の発明」と、
段落【0116】に記載された「第9の発明」を「第8の発明」と、
段落【0117】に記載された「第10の発明」を「第9の発明」と、
段落【0118】に記載された「第11の発明」を「第10の発明」と、
段落【0122】に記載された「第15の発明」を「第11の発明」と、
段落【0123】に記載された「第16の発明」を「第12の発明」と、
段落【0124】に記載された「第17の発明」を「第13の発明」と、
段落【0125】に記載された「第18の発明」を「第14の発明」と、
段落【0126】に記載された「第19の発明」を「第15の発明」と、
段落【0127】に記載された「第20の発明」を「第16の発明」と、
段落【0128】に記載された「第21の発明」を「第17の発明」と、
段落【0129】に記載された「第22の発明」を「第18の発明」と、
段落【0130】に記載された「第23の発明」を「第19の発明」と、
段落【0131】に記載された「第24の発明」を「第20の発明」と、
段落【0132】に記載された「第25の発明」を「第21の発明」と、
段落【0133】に記載された「第26の発明」を「第22の発明」と、
段落【0134】に記載された「第27の発明」を「第23の発明」と、
段落【0135】に記載された「第28の発明」を「第24の発明」と、
段落【0136】に記載された「第29の発明」を「第25の発明」と、
段落【0137】に記載された「第30の発明」を「第26の発明」と、
それぞれ訂正する。
異議決定日 2001-09-11 
出願番号 特願平8-34944
審決分類 P 1 652・ 121- XA (F25C)
P 1 652・ 113- XA (F25C)
最終処分 決定却下  
前審関与審査官 尾家 英樹  
特許庁審判長 大槻 清寿
特許庁審判官 原 慧
岡本 昌直
登録日 2000-05-12 
登録番号 特許第3063607号(P3063607)
権利者 三菱電機株式会社
発明の名称 自動製氷装置、及び冷蔵庫  
代理人 中村 哲士  
代理人 宮田 金雄  
代理人 宮田 金雄  
代理人 蔦田 正人  
代理人 岩橋 文雄  
代理人 高瀬 彌平  
代理人 坂口 智康  
代理人 富田 克幸  
代理人 蔦田 璋子  
代理人 内藤 浩樹  
代理人 高瀬 彌平  
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