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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  H04N
管理番号 1059599
異議申立番号 異議2001-72724  
総通号数 31 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1994-01-28 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-10-02 
確定日 2002-06-05 
異議申立件数
事件の表示 特許第3153002号「色変換方法、色変換テーブル作成方法、色変換装置および色変換テーブル作成装置」の請求項1ないし7に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 特許第3153002号の請求項1ないし7に係る特許を維持する。 
理由 1.手続の経緯
特許第3153002号の請求項1乃至7に係る発明についての出願は、平成4年6月30日に特許出願され、平成13年1月26日にその発明について特許権の設定登録がなされ、その後、その特許について、特許異議申立人渡辺等より特許異議の申し立てがなされたものである。

2.特許異議申立ての理由の概要
特許異議申立人渡辺等は、証拠として甲第1号証(特開平2-226870号公報)、甲第2号証(特開昭63-162248号公報)、甲第3号証(線形代数学入門:昭和50年4月5日発行P96)を提出し、本件の請求項1乃至7に係る発明の特許は、特許法第29条第1項第3号又は同条第2項の規定に違反してなされたものであるから、特許を取り消すべき旨主張している。
3.本件発明
特許第3153002号の請求項1乃至請求項7に係る発明は、特許明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1乃至請求項7に記載された次のものである。
「【請求項1】 第1の3次元空間がCMY座標系で表わされ、第2の3次元空間がRGBのような加法混色系座標系で表わされ、第1の3次元空間から第2の3次元空間への対応が、CMY値を与えてカラーハードコピー装置によって出力されたカラーサンプルを測色計で測色した加法混色計座標値による複数のサンプルデータの形で与えられているとき、
前記2つの3次元空間を前記サンプルデータを頂点とする互いに対応する三角錐の集合に分割し、前記第2の3次元空間内の加法混色系座標値で表わされる色に対応する点が与えられたとき、前記第2の3次元空間内でこの点を含む前記三角錐を探索し、
前記点の位置を前記探索された三角錐内の相対位置として求め、前記探索された三角錐に対応する前記第1の3次元空間内の三角錐内での相対位置が前記求められた相対位置と一致する位置にある前記第1の3次元空間内の点を求め、
この求められた点を前記第2の3次元空間内の加法混色系座標値の色に対応する前記第1の3次元空間内のハードコピーで出力するためのCMY値の色として色変換することを特徴とする色変換方法。
【請求項2】 第1の3次元空間がCMY座標値で表わされ、第2の3次元空間がRGBのような加法混色系座標系で表わされ、第1の3次元空間から第2の3次元空間への対応が、CMY値を与えてカラーハードコピー装置によって出力されたカラーサンプルを測色計で測色した加法混色系座標値による複数のサンプルデータの形で与えられているとき、
前記2つの3次元空間を前記サンプルデータを頂点とする互いに対応する三角錐の集合に分割し、前記第2の3次元空間内の加法混色系座標値で表わされる色に対応する点が与えられたとき、前記第2の3次元空間内でこの点を含む前記三角錐を探索し、
前記点の位置を前記探索された三角錐内の相対位置として求め、前記探索された三角錐に対応する前記第1の3次元空間内の三角錐内での相対位置が前記求められた相対位置と一致する位置にある前記第1の3次元空間内の点を求め、
この求められた点を前記第2の3次元空間内の加法混色系座標値の色に対応する前記第1の3次元空間内のハードコピーで出力するためのCMY値の色として色変換して求め互いに対応する加法混色系座標値とCMY値とのテーブルを作成することを特徴とする色変換テーブル作成方法。
【請求項3】 第1の3次元空間がCMY座標系で表わされ、第2の3次元空間がRGBのような加法混色系座標系で表わされ、第1の3次元空間から第2の3次元空間への対応が、CMY値を与えてカラーハードコピー装置によって出力されたカラーサンプルを測色計で測色した加法混色計座標値による複数のサンプルデータの形で与えられているとき、
与えられた前記サンプルデータに基づきCMY空間とRGBのような加法混色系座標空間を互いに対応する三角錐の集合に分割する空間分割手段と、
前記空間分割手段により生成された三角錐を前記2つの空間における頂点の座標として記憶する三角錐記憶手段と、
変換対象である加法混色系座標値で与えられた点が含まれる三角錐を前記三角錐記憶手段から検索しその三角錐データを出力する三角錐検索手段と、
前記加法混色系座標値で与えられた点と前記三角錐データと前記三角錐記憶手段に記憶された頂点座標から相対位置を算出する相対位置演算手段と、
前記三角錐記憶手段中の三角錐の頂点のCMY値と前記相対位置とから前記加法混色系座標値で与えられた点の変換結果であるCMY値を内挿によって算出する内挿手段とを含むことを特徴とする色変換装置。
【請求項4】 第1の3次元空間がCMY座標系で表わされ、第2の3次元空間がRGBのような加法混色系座標系で表わされ、第1の3次元空間から第2の3次元空間への対応が、CMY値を与えてカラーハードコピー装置によって出力されたカラーサンプルを測色計で測色した加法混色計座標値による複数のサンプルデータの形で与えられているとき、
与えられた前記サンプルデータに基づきCMY空間とRGBのような加法混色系座標空間を互いに対応する三角錐の集合に分割する空間分割手段と、
前記空間分割手段により生成された三角錐の加法混色系座標空間における面の方程式の係数を算出する三角錐面演算手段と、
算出された係数を記憶する三角錐面記憶手段と、加法混色系座標値で与えられた点の前記空間分割手段により生成された三角錐における相対位置の演算に用いる逆行列を算出する逆行列演算手段と、
算出された逆行列を記憶する逆行列記憶手段と、
前記空間分割手段により生成された三角錐をCMY空間における頂点の座標として記憶する三角錐記憶手段と、
前記加法混色系座標値で与えられた点が含まれる三角錐を前記三角錐面記憶手段に記憶された係数を利用して検索しその三角錐データを出力する三角錐検索手段と、
前記加法混色系座標値で与えらえた点と前記三角錐データと前記逆行列記憶手段に記憶された逆行列に基づき相対位置を算出する相対位置演算手段と、
前記三角錐記憶手段に格納された三角錐の頂点のCMY値と前記相対位置とから前記加法混色系座標値の変換結果であるCMY値を内挿により算出する内挿手段とを含むことを特徴とする色変換装置。
【請求項5】 相対位置演算手段は変換対象である加法混色系座標値で与えられた点の相対位置を三角錐記憶手段に記憶されている各三角錐について算出して、その相対位置から前記点を含む三角錐を検索しその三角錐データを三角錐検索手段に代って出力することを特徴とする請求項3記載の色変換装置。
【請求項6】 相対位置演算手段は変換対象である加法混色系座標値で与えられた点の相対位置を三角錐記憶手段に記憶されている各三角錐について算出し、その相対位置から前記点を含む三角錐を検索しその三角錐データを三角錐面演算手段と三角錐面記憶手段と三角錐検索手段とに代って出力することを特徴とする請求項4記載の色変換装置。
【請求項7】 一連のテーブルアドレスを発生するアドレス発生手段と、前記アドレス発生手段により発生されたアドレスを色変換に必要な加法混色系座標値としてこれに対応する変換結果であるCMY値を得る請求項3または請求項4または請求項5または請求項6記載の色変換装置と、前記得られたCMY値を前記アドレスに書き込まれたデータとする色変換テーブルとを含むことを特徴とする色変換テーブル作成装置。」

4.引用刊行物記載の発明
当審が通知した取消しの理由に引用した刊行物1乃至3には次のことが記載されている。
(1)刊行物1(特開平2-226870号公報)
刊行物1には、つぎのことが記載されている。
(ア)「この発明は、ビデオプリンタ、ブィジタルカラーコピ一などのカラー修正装置内のLUT(ルックアップテーブル)を作成するのに適用して好適な色推定方法に関する。」(刊行物1の第1頁下右欄第2〜5行目)
(イ)「すなわち、テレビ画像は加色法によりカラー画像が構成され、その表色系としては蛍光体のR,G,B座標系が使用される。これに対して、印画紙などは減色法によりカラー画像が構成され、その表色系としては例えばY,M,C表色系が使用される。このような場合、これらの表色系間で画像データの変換(色修正)が行われる。」(刊行物1の第1頁下右欄第16行目〜第2頁第2行目)
(ウ)「なお、その場合には、R,G,Bの画像データはL*,U*,V*表色系の値を介してY、M、Cの画像データに対応付けられた事になる。」(刊行物1の第3頁上左欄第17〜20行目)
(エ)「ここで、第1図に示すように空間1および空間2を考える。ここでは二次元で考える。この場合、空間1および空間2は、それぞれ点a〜lおよび点a’〜l’を用いて三角形に分割されており、例えば空間1の分割空間Δbdeは、空間2の分割空間Δb’d’e’と対応している。
このように対応している分割空間内では線形に対応していると仮定し、空間1に与えられた点Pは空間2では点P’に対応させられる。
ここで、例えば点P及びP’を囲む点をそれぞれ・・・とし、与えられた点Pを・・・とすると次のようなマトリックス形式で示す事ができる。
・・・
また、求むべき点Pは、この点Pを囲む3点から重み平均でも求める事ができる。第2図に示すように、S(b):S(d):S(e)=S(b’):S(d’):S(e’)となる。」(刊行物1の第3頁下左欄第18行目〜第4頁上左欄第4行目)
(オ)「簡単のため、本例においても基本色を2色(例えばY,M)として説明する。
第3図Y,M座標系であり、その各格子点(5×5=25個)に対応するY,Mの画像データを色推定したい色再現装置、例えばカラープリンタに供給してカラーパッチを形成する。
次に、このカラーパッチから実際の色を測色系により測定し、その測定値をL*U*V*表色系への変換式を用いて変換する。第4図は、このように変換されたL*U*V*表色系の値を各格子点ごとにプロットしたものである。第3図における正方形の頂点B,C,G,Fは、それぞれ第4図におけるB’,C’,G’,F’に対応する。」(刊行物1の第4頁上左欄第11行目〜同頁上右欄第5行目)
(カ)「次にY,M座標系の空間およびL*U*V*表色系の空間を、それぞれ第7図および第8図に示すように三角形に分割する。この結果82×2=128の三角形に分割される。
次に、第10図に示すように、L*U*V*表色系に求めたい出力色(目標色)に対応する目標値T’を与え、この目標値T’が上述のように分割して形成された三角形のどれに入っているかを調べる。この場合、上述したようにそれぞれの三角形の境界線のどちら側に入っているかを調べることで三角形が特定される。」(刊行物1の第4頁上右欄第12行目〜同頁下左欄第2行目)
(キ)「次に、目標値T’が入っているL*U*V*表色系の三角形および目標値Tが入っているY,M座標系の三角形の各頂点(3点ずつ)の座標と、目標値T’を(1)式に代入して、目標値T、したがって求めたい出力色を示す基本色の組み合わせを求める。
以下、与えられた目標値T’のそれぞれで三角形の特定および(1)式の演算を実行して目標値Tを求める。」(刊行物1の第4頁下左欄第9〜17行目)
(ク)「上述したような方法で求められた色修正データ(目標値T)を予めテーブルに格納し、その色修正データを入力画像データで参照するように構成されたカラーマスキング装置は、例えば特願昭61-314636号公報、特願昭62-89009号公報などに記載されている。」(刊行物1の第5頁上右欄第4〜9行目)

異議申立人は、これらの記載より、刊行物1には、次のことが記載されていると主張している。
(ア)、(イ)より、刊行物1には、CMY座標系とRGBのような加色混色系座標系との間には画像データの変換、つまり色変換が必要である事が記載されており、この色変換のための対応関係の決定の仕方が開示されている。
(ウ)より、CMYデータをプリンタに供給してカラーパッチを得、そのカラーパッチを測色計により測色して得られるL*U*V*表色系での格子点を元に、L*U*V*表色系内での所定の値とCMY色空間との対応関係を決定する事が開示されており、結果としてBGRのような加法混色系座標系のデータとCMY座標系のデータとの対応関係を決定している。
(オ)より、その具体的な推定の方法が説明されており、MY座標系で表される第1色空間と、加色混色系座標系での第2色空間との対応を決めるための第1段階として、MY値を与えてカラーハードコピー装置によって出力されたカラーサンプルB,C,G,Fを、測色計で測色した座標系による複数のサンプルデータB’,C’,G’,F’として与える事が記載されている。これは3次元空間においても同様なやり方で適用されるものであるからその場合、第1色空間は第1三次元色空間に、第2色空間は第2三次元色空間とそれぞれ読み替えればよい。
(カ)より、2つの色空間のサンプルデータをそれぞれ頂点とする互いに対応する三角形に分割し、第2の色空間内の座標値で表される色に対応する点(目標値T’)が与えられた時に、第1の色空間内でこの点を含む三角形をその境界線のどちら側にあるかを調べる事で探索する事が記載されている。これも同様に3次元でも適用される事は明らかであり、三角形を三角錐と読み替えれば本件構成要件に相当する構成が開示されている事になる。
(キ)(エ)より、(1)式及び重み付け平均の演算は、目標値T’の、それを含む三角形内での相対位置が、目標値Tが含まれる三角形内での相対位置と一致するという前提で、目標値Tを求めるものであり、この演算が目標値T’の探索される三角形内での相対位置を求める演算及び目標値T’と相対位置的に一致する目標値Tを求める旨を示している事は明らかである。また、(1)式から、目標値Tの位置を決めるのに、目標値T’の、含まれる三角形内での相対位置を表す行列の逆行列が使われている事もまた明らかである。
従って上記記載箇所には、探索された三角形内での点(目標値T’)の相対位置を求め、探索された三角錐に対応する第1の色空間(YM色空間)内の三角形での相対位置が前記求められた相対位置と一致する位置にある第1の色空間内の点(目標値T)を求める事が記載されている事になる。
なお、これも同様に3次元空間でも適用される事は明らかであるから、三角形を三角錐、色空間を三次元色空間とそれぞれ読み替えれば本件構成要件のC,G,R’,M,Vに相当する構成が開示されている事になる。
(ク)より、求められた目標値Tは、第1の色空間内でのハードコピー出力するためのCMY値の色として色変換に用いられる事は明らかである。

(2)刊行物2(特開昭63-162248号公報)
刊行物2も本件特許発明と同様、加色混色系で表された色データを、CMYのような減法混色系に変換するための色変換方法に関する。
そして刊行物2の第4頁右上欄第9行〜15行には、「この実施例によるカラーマスキング法は、全ての色の組み合わせの色に対するLUTを持たず、飛び飛びの決定した値の色の組み合わせに対して、正確な色修正データを持たせる。そして、その色でない場合は、その周囲の点の画像データ(既に算出されている色修正データ)から、重み付け平均により内挿しようとするものである。」と記載されている。
つまり、対応するCMY値が存在しない場合に、周囲の既に決定されているCMY値から内挿法を用いて補間算出して求める事が開示されている。

(3)刊行物3(線型代数学入門:昭和50年4月5日発行)
刊行物3は平面の方程式について記したものであり、同号証第96〜97頁の記載によれば、平面を表す方程式lx+my+nz=pがゼロより大きい場合、小さい場合、等しい場合とでその面の位置がゼロに対して正方向か、負方向かゼロを通る面かを表す事が示されている。
言い換えればゼロの位置が、上記式で表される平面に対してどちら側にあるかを、式で表される係数l,m,nによって決定する事が示されている。

5.対比・判断
(1)請求項1〜4に係る発明について
本件請求項1〜4に係る発明と刊行物1に記載の発明とを対比すると、次の点で相違する。
(相違点1)
変換する座標系が、本件請求項1〜4に係る発明のものは、R,G,Bの画像データは直接にY、M、Cの画像データに変換しているのに対して、刊行物1では、R,G,Bの画像データはL*,U*,V*表色系の値を介してY、M、Cの画像データに変換する点。
(相違点2)
点の求め方について、本件請求項1〜4に係る発明のものは、「第2の3次元空間(RGB)内の加法混色系座標値で表わされる色に対応する点が与えられたとき、第2の3次元空間(RGB)内でこの点を含む三角錐を探索し、前記点の位置を前記探索された三角錐内の相対位置として求め、前記探索された三角錐に対応する前記第1の3次元空間(CMY)内の三角錐内での相対位置が前記求められた相対位置と一致する位置にある前記第1の3次元空間(CMY)内の点を求め」、また、また、相対位置演算手段が、加法混色座標系座標値で与えられた点と三角錐データと三角錐記憶手段に記憶された頂点座標から相対位置を算出し、内挿手段が、三角錐記憶手段中の三角錐の頂点のCMY値と相対位置とから加法混色座標値で与えられた点の変換結果であるCMY値を内挿によって算出することにより、実際にRGB等の空間の点Qに対応するCMYの空間の点Pを求めているのに対して、刊行物1では、空間1の点Pの座標から対応する空間2の点P’の座標に変換する方法を用いて、L*u*v*空間の点T’の座標から対応するCMY空間の点Tの座標を求めている点。

上記相違点により、本件請求項1〜4に係る発明のは、明細書記載の「3次元空間から3次元空間への変換がサンプルデータにより与えられている場合に、正確に逆変換を求めることができ、特に、多くのカラーサンプルでCMY値からRGB値への変換が与えられているハードコピー装置に対するRGB値からCMY値への逆変換を正確に求めることができ、高速にこの変換をテーブル参照と内挿により求めるための変換テーブルを作成することができる」という作用効果を生じるものと認められる。

なお、刊行物2記載の発明は、対応するCMY値が存在しない場合に、周囲の既に決定されているCMY値から内挿法を用いて補間算出して求めるものであり、また、刊行物3記載の発明は、平面の方程式について記したものであり、これを刊行物1記載の発明に適応することが容易であるとは認められなし、刊行物2、3には、上記相違点については記載されていない。

したがって、請求項1〜4に係る発明は、刊行物1乃至3に記載された発明ではなく、また、刊行物1乃至3に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明できたものとすることもできない。

(2)請求項5、6、7に係る発明について
本件請求項5、6、7に係る発明は、請求項3、4に係る発明の構成要件を全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当するから、上記(1)で説示したと同様の理由により、刊行物1乃至5に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明できたものとすることができない。

6.むすび
以上のとおり,本件請求項1乃至7に係る発明についての特許は、特許異議申立の理由及び証拠によっては取り消すことはできない。
また、他に請求項1乃至7に係る発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、特許法の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則第14条の規定に基づく、特許法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令(平成7年政令第205号)第4条第2項の規定により、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2002-05-17 
出願番号 特願平4-172246
審決分類 P 1 651・ 121- Y (H04N)
最終処分 維持  
前審関与審査官 廣川 浩  
特許庁審判長 小川 謙
特許庁審判官 佐藤 聡史
関川 正志
登録日 2001-01-26 
登録番号 特許第3153002号(P3153002)
権利者 日本電気株式会社
発明の名称 色変換方法、色変換テーブル作成方法、色変換装置および色変換テーブル作成装置  
代理人 河合 信明  
代理人 京本 直樹  
代理人 福田 修一  

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