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審決分類 審判 全部申し立て 発明同一  G06K
審判 全部申し立て 2項進歩性  G06K
管理番号 1068894
異議申立番号 異議2001-72739  
総通号数 37 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1997-06-20 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-10-04 
確定日 2002-10-07 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3153750号「ICカードリーダ」の請求項1ないし3に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3153750号の請求項1ないし3に係る特許を維持する。 
理由 1.手続の経緯
特許出願 平成7年12月13日
特許権設定登録 平成13年1月26日
特許異議の申立て
(異議申立人 長谷部浩明、請求項1乃至3に係る特許に対して)
平成13年10月9日
(異議申立人 砂場哲郎、請求項1乃至3に係る特許に対して)
平成13年10月9日
(異議申立人 日本電信電話株式会社、請求項1、2に係る特許に対して)
平成13年10月9日
(異議申立人 石田 保、請求項1乃至3に係る特許に対して)
平成13年10月4日
取消理由通知 (請求項1乃至3に係る特許に対して)
平成13年12月3日
意見、訂正請求 平成14年2月12日
取消理由通知 (請求項1乃至3に係る特許に対して)
平成14年4月25日
意見、訂正請求 平成14年7月9日

2.訂正の適否(特許第3153750号明細書を平成14年7月9日付けの訂正請求書に添附された明細書のとおりに訂正する訂正の適否。平成14年7月9日付けの訂正請求は、平成14年2月12日付けの訂正請求をふまえて訂正請求されたものと認める。)
(1)訂正の内容
特許請求の範囲の請求項1について
(a1)「共通走行可能なカード走行路と、」を「共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、」と訂正。
(a2)「上記接触式入出力端子と当接する接点ブロックと、」を「上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子と当接して停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、」と訂正。
(a3)「上記カード走行路を挟んだ他方側で上記カード走行路の近傍に配置され、上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部」を「上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置され、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部」と訂正。

特許請求の範囲の請求項2について
(b1)「共通走行可能なカード走行路と、」を「共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、」と訂正。
(b2)「上記接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられた接点ブロックと、」を「上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子と当接して停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、」と訂正。
(b3)「他方側に配置された上記カード走行路を形成するフレームに取付けられ、上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部」を「他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられるとともに、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部」と訂正。
(b4)「備えたICカードリーダ」を「備えたことを特徴とするICカードリーダ」と訂正。

特許請求の範囲の請求項3について
(c)「搬送手段によってカード走行路内を搬送され、上記搬送手段の停止」を「上記搬送機構によってカード走行路内を搬送され、上記搬送機構の停止」と訂正。

発明の詳細な説明について
明細書の段落【0004】の請求項1記載の発明に係る記載を上記(a1)〜(a3)と同じく訂正。
明細書の段落【0005】の請求項2記載の発明に係る記載を上記(b1)〜(b4)と同じく訂正。
明細書の段落【0006】の請求項3記載の発明に係る記載を上記(c)と同じく訂正。
明細書の段落【0011】「ICカードリー」を「ICカードリーダ」と訂正し、「駆動よう」を「駆動するよう」と訂正。
明細書の段落【0016】「上方に板」を「上方に位置」と訂正。
明細書の段落【0031】「情報に入出力」を「情報の入出力」と訂正。
明細書の段落【0034】「停行止信号」を「停止信号」と訂正。
明細書の段落【0038】「可能となる、また」を「可能となる。また」と訂正し、「配置されたカード走行路を形成するフレーム」を、「接点ブロックと対向するように配置されたカード走行路の面を構成するフレーム」と訂正。


(2)訂正の目的の適否、新規事項の有無、及び特許請求の範囲の拡張・変更の存否
請求項1についての前記訂正の内容(a1)は、特許請求の範囲の減縮を目的としてカード走行路に限定を加えるものであり、明細書の段落【0006】【0010】【0024】の記載に基づくものであって新規事項に該当しない。
前記訂正の内容(a2)は、特許請求の範囲の減縮を目的として、接点ブロックが当接する接触式入出力端子について限定を加えるとともに、接点ブロックを停止状態にある接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックとする限定を加えるものであり、明細書の段落【0028】の記載に基づくものであって新規事項に該当しない。
前記訂正の内容(a3)は、特許請求の範囲の減縮を目的として、信号伝達部に「上記接点ブロックと対向するように」という限定を加えるものであり、明細書段落の段落【0028】〜【0030】、【0033】及び図面の記載に基づくものであって新規事項に該当しない。

請求項2についての前記訂正の内容(b1)は、特許請求の範囲の減縮を目的としてカード走行路に限定を加えるものであり、明細書の段落【0006】【0010】【0024】の記載に基づくものであって新規事項に該当しない。
前記訂正の内容(b2)は、特許請求の範囲の減縮を目的として、接点ブロックが当接する接触式入出力端子について限定を加えるとともに、接点ブロックを停止状態にある接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックとする限定を加えるものであり、明細書の段落【0028】の記載に基づくものであって新規事項に該当しない。
前記訂正の内容(b3)は、特許請求の範囲の減縮を目的とし、信号伝達部に対して「上記接点ブロックと対向するように」という限定を加えるものであり、明細書の段落【0028】〜【0030】、【0033】及び図面の記載に基づくものであって新規事項に該当しない。
前記訂正の内容(b4)は、明りょうでない記載の釈明を目的とするものにあたる。

請求項3についての前記訂正の内容(c)は、明りょうでない記載の釈明を目的とするものにあたり、明細書の実施例中に記載された搬送機構の記載などから一義的に導き出せるものである。

これらの請求項1〜3についての訂正は、特許請求の範囲の減縮、又は明りょうでない記載の釈明を目的とした明細書の訂正に該当し、
また発明の詳細な説明についての訂正は、前記請求項1〜3についての訂正に伴い、特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明の記載との整合をとるため、明りょうでない記載の釈明を目的とした明細書の訂正、あるいは単なる誤記の訂正、あるいは明りょうでない記載の釈明を目的とした明細書の訂正に該当し、いずれも、新規事項の追加に該当せず、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

(3)むすび
したがって、平成14年2月12日付け訂正請求に係る訂正をふまえた平成14年7月9日付けの訂正請求に係る訂正は、特許法第120条の4第2項及び第3項において準用する同法第126条第2項及び第3項の規定に適合するので、この訂正を認める。

3.特許異議の申立てについての判断
(1)異議申立てについての概要
異議申立人 長谷部浩明は、次の甲第1号証乃至5号証を提出し、請求項1乃至3に係る発明の特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるから取り消すべき旨主張している。
甲第1号証;特開昭63-244190号公報
甲第2号証;実願平3-38559号〔実開平4-132572号〕のマイクロフィルム
甲第3号証;特開平2-92693号公報
甲第4号証;特開昭62-204394号公報
甲第5号証;特開平1-111289号公報

異議申立人 砂場哲郎は、次の甲第1号証乃至4号証を提出し、請求項1乃至3に係る発明の特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであり、また、次の甲第5号証を提出し、請求項1乃至3に係る発明の特許は、特許法第29条の2の規定に違反してなされたものであるから取り消すべき旨主張している。
甲第1号証;特開平1-311392号公報
甲第2号証;特開平5-67250号公報
甲第3号証;実開平4-132572号
甲第4号証;特開昭63-244190号公報
甲第5号証;特開平8-235330号公報

異議申立人 日本電信電話株式会社は、次の甲第1号証及び2号証を提出し、請求項1、2に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるから取り消すべき旨主張している。
甲第1号証;特開平5-67250号公報
甲第2号証;特開平1-181179号公報

異議申立人 石田 保は、次の甲第1号証乃至3号証を提出し、請求項1乃至3に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものであるから取り消すべき旨主張している。
甲第1号証;特開平3-48380号公報
甲第2号証;特開平6-139416号公報
甲第3号証;特開平2-45893号公報

(2)本件発明
本件特許第3153750号の請求項1、2、3に係る発明は、平成14年2月12日付け訂正請求に係る訂正をふまえた平成14年7月9日付けの訂正請求書及び該訂正請求書に添附された訂正明細書の記載からみて、該添附された訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1、2、3に記載された次の事項により特定されるとおりのものである。(以下、請求項1、2、3に係る発明を、それぞれ「本件発明1」、「本件発明2」、「本件発明3」という。)
「 【請求項1】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子と当接して停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置され、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項2】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられて停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられるとともに、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項3】 上記接触式ICカード及び近接型ICカードは、停止信号が入力されると停止する上記搬送機構によってカード走行路内を搬送され、上記搬送機構の停止による上記接触式ICカードと近接型ICカードとの停止位置が、共通した位置に設定されたことを特徴とする請求項1または2記載のICカードリーダ。 」

(3)特許第29条第2項違反について
(3.1)本件発明1に対して
当審が平成14年4月25日付けで通知した取消しの理由に引用された刊行物1(特開平2-45893号公報;申立人石田 保の提出した甲第3号証)には、次の事項が記載されている。
「ICカードと外部端末との信号の授受は、接触型または非接触型の入出力端子を用いて行うことが知られている。・・・このように、接触型および非接触型のいずれかによって信号のやりとりする場合には、外部の条件によって正確にやりとりできない欠点がある。」(第2頁左上欄4〜20行)
「ICカード10は接触式入出力部12および非接触式入出力部14を有する。接触式入出力部12は、端末装置20の接触入出力部22と接触して信号のやりとりを行う接触端子であり、例えば第4図に示すようにICカード10の表面の左側の位置に露出して設けられた6個の端子により構成されている。 非接触入出力部14は端末装置20の非接触入出力部24と非接触で電波により信号を授受する非接触端子であり、例えば第4図に示すようにICカード10の側面に設けられたコイルにより構成されている。なお、非接触入出力部14は電波により信号を授受するものの他、光、磁気その他の手段により端末との間で信号を授受するものであってもよい。」(第2頁左下欄8行〜右下欄1行、第1図参照)
「ICカード10を端末装置20にセットすると、第1図に示すように、ICカード10の接触入出力部12は端末装置20の接触入出力部22に接触され、接触入出力部22との間でデータの授受が可能となる。 一方、ICカード10の非接触入出力部14は端末装置20の非接触入出力部24との間でデータの授受が可能となる。」(第3頁右上欄9〜15行)
「・・・データ授受の処理を簡易に行いたい場合には、非接触入出力部14のみを使用すればよい。・・・種々の利用において最適の使用が可能であり、システムの適用範囲が広い。」(第6頁8〜14行)
また、同じく引用された刊行物2(特開平3-48380号公報;申立人石田 保の提出した甲第1号証)の第2図には、カード搬送路ケース11のカード搬送路を挟んだ一方の側に配置され、接触式ICカードの接触式入出力端子と当接して停止状態にある接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロック(ICカード読取接触子18)と、
上記カード走行路を挟んだ他方側で上記カード走行路の近傍に配置された非接触式信号伝達部(バーコード読取りヘッド14)に相当する構成が示されている。
また、同じく引用された刊行物3(特開平1-311392号公報;申立人 砂場哲郎の提出した甲第1号証 )の第1図には、カード走行路106の一方の側に配置されたICカードコンタクトヘッド103と他方の側に配置された磁気ヘッド104が示されている。
また、同じく引用された刊行物4(特開昭63-244190号公報;申立人 長谷部浩明の提出した甲第1号証,申立人 砂場哲郎の提出した甲第4号証)の第3図にはカード通路を挟んで一方の側と他方の側に位置決め状態でカードの接点に接触する端子部19、39を配置した構成が示されている。
また、同じく引用された刊行物5(特開平2ー92693号公報;申立人 長谷部浩明の提出した甲第3号証)には、ICカード収納ケース40の一方の開口部42には第2図に示すリーダライタを構成するプリント基板28が取り付けられ、このプリント基板の送信、受信コイルと、ICカード10の出力、入力コイルとがそれぞれ対応したとき信号の授受が可能となることが説明されている。(第5頁右上欄8〜17行から抽出)
本件発明1と刊行物1の接触入出力部22と非接触入出力部24を備えた端末装置20とを対比すると、刊行物1の端末装置には、接触と非接触入出力部を介してICカードとの間でデータの授受をする機構については具体的に示されておらず、本件発明1の接触式ICカードと近接型ICカードとが共通走行可能なICカードリーダで処理する機構に関する構成、すなわち、
(A);「カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードとカード内に非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに・・・カード走行路」(・・・は中略部分を示す。)
(B);「上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置され、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えたこと」 は、刊行物1には記載されていない。
刊行物1には、カード走行路や接点ブロック信号伝達部の具体的な記載がなく、第1図に示された端末の接触と非接触入出力部とICカードの接触と非接触入出力部とを接触ないし非接触に対向させて信号授受する構成を読み取ることはできるが、本件発明1の前記(B)の構成まで読み取ることはできない。また、ICカードは刊行物1の第4図に示されたもので、いわば接触式、非接触式入出力端子を1つのICカード上に同時に備えたものであり、この1種類のICカードの走行路を、接触式ICカードと、これとは別の近接型ICカードとが共通走行可能である走行路とすること、つまり前記(A)は記載されていない。
刊行物2には、バーコードカード(非接触カード)と接触式ICカードを読み取ることができるカードリーダの発明が記載され、走行路が示されているが、接触式ICカードと近接型ICカードを対象とする走行路でなく、また、前記カードリーダは、ICカードを搬送しながらバーコードを読み取るもので停止して読み取るものではなく、本件発明1の前記(A)の走行路以外の構成と(B)の構成は記載されていない。
刊行物3には、磁気ストライプを持つものと持たないものとの異なる種類のICカードを同一挿入口から挿入でき、接触式カード走行路106の一方の側に配置されたICカードコンタクトヘッド103と他方の側に配置された磁気ヘッド104が示されているが、本件発明1の前記(A)、(B)の構成は示されていない。
刊行物4には、第3図にはカード通路を挟んで一方の側と他方の側に位置決め状態でカードの接点に接触する端子部19、39を配置した構成が示されているが、端子部19、39は互いに対向して配置されておらず、近接型ICカードと接触式ICカードをリードすることも記載されておらず、本件発明1の前記(A)と(B)の構成は記載されていない。
刊行物5には、リーダライタを構成するプリント基板の送信、受信コイルと、近接型ICカードの出力、入力コイルとがそれぞれ対応したとき信号の授受が可能となること、接触、非接触、いずれの結合方式においてもICカードリーダライタはICカードを適正な位置に位置決めし、リーダライタとの間で信号の授受を行うことについては説明されているが、本件発明1の前記(A)、(B)の構成は示されていない。
刊行物1の接触入出力部22と非接触入出力部24を備えた端末装置20に、刊行物2乃至5に記載された構成を組み合わせたとしても、前記の(A)と(B)の構成を備えるものとはならず、また、(A)と(B)の構成を備えるものを容易に想到し得るとする合理的な理由は見いだせない。

(以下、異議申立人の提出した甲各号証は、前記刊行物1〜5と同一のもの、及び、複数の異議申立人の提出に係る同一の証拠は、重複しないように1つを除いて省略した。)
異議申立人 長谷部浩明が提出した甲第2号証(実願平3-38559号[実開平4-132572号]のマイクロフィルム)には、1台の非接触式ICカード質問器により非接触式ICカードと接触式ICカードの何れのカードでも使用を可能にすることを目的とし、非接触式ICカード質問器自体に、接触式I Cカードリーダーライターと、同じ機能を有する接触式ICカード用コネクタ部を付加すること(要約から抽出)、非接触ICカードと非接触ICカード質問器とのデータ授受において、非接触式ICカード質問器1の空中線部5,10を介してマイクロ波を変調、復調してデータを送受信する旨のこと(【0009】【0010】から抽出)、接触式ICカード11とのデータの授受において、接触式ICカードが非接触式ICカード質問器1のカード 挿入口に挿し込まれると、接触式ICカード用コネクタ部12を介して接触式ICカード11とコントロールユニット部6とが有線接続されること(【0011】から抜粋)が記載されているが、ICカードリーダの具体的構成については示されておらず、前記本件発明1の(A)と(B)の構成については記載されていない。
同じく甲第4号証(特開昭62-204394号公報)には、ICカードが所定の位置に至ったことをストッパ近傍に設けられたセンサが検出し、この検出信号によりカードの搬送が停止される点は記載されており(3頁左下欄18行〜右下欄3行)、同じく甲第5号証(特開平1-111289号公報)には、カードセンサがICカードを検知したとき搬送を停止し、これによってこのICカードは接点接続可能エリアで停止する点は記載されているが(第2頁右上欄20行〜左下欄4行)、前記の本件発明1の(A)と(B)の構成については記載されていない。
異議申立人 砂場哲郎が提出した甲第2号証(特開平5-67250号公報)には、「光学的記録領域とICカード領域が設けられた複合型カードの前記光学的記録領域に光ビームを照射して光学的に記録再生を行うための光学ヘッドと、光学ヘッドを走査する走査手段と、前記ICカード領域の接点に電気的に接続可能な記録再生用接点を有する複合型カードの記録再生装置」【請求項1から抜粋】、「光カード領域2とICチップ領域3面が反対面に構成されたハイブリッドカードの場合には(図2において、ICカード領域3が裏面に形成されたもの、つまり一方の面の一方の側に光カード領域が形成され、他方の面の他方の側にICカード領域が形成されたもの。)、 図7の接点ホルダ6の天地を反対にすれば簡単に対応できる。」(【0075】から抜粋)が記載されているが、甲第2号証は、複合型カードについての技術であり、本件発明1の、前記の(A)の接触式ICカードと近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路は記載されておらず、また、図2に示された複合型カードは、一方の面上の一方の側に光カード領域が形成されるとともに前記一方の面の他方の側にICカード領域が形成されているので、前記天地を反対にした場合であっても、光学ヘッドと記録再生用接点とは、搬送路を挟んでずらして設けられることになり、この記載内容からは、本件発明1の、走行路を挟んだ他方側の上記カード走行路に近接して且つ上記接点ブロックと対向するように設けられた信号伝達部の構成まで記載ないし示されているということはできない。
異議申立人 日本電信電話株式会社が提出した甲第2号証(特開平1-181179号公報)には、非接触状態で電磁結合形のICカードとの間でデータの送受信を行うICカードリーダ・ライタ等の外部装置について図1ののブロック図を用いて説明されているが、本件発明1の近接型ICカードとICカードリーダの具体的な機構に関する構成までは示されておらず、前記の(A)と(B)を備えた構成は記載されていない。
異議申立人 石田 保が提出した甲第2号証(特開平6-139416号公報)には、接触式カードおよび非接触式カードを含む2種類以上のカードを共通に使用可能なデータ処理装置のカード挿入部において、非接触カード13とのデータ送受信を行うループ状のアンテナ14aの内側に接触式カード用のカード挿入口3aを設けることについて記載されているが、前記の本件発明1の(A)と(B)の構成については記載されていない。
結局、刊行物1〜5並びに前記甲各号証には、前記の(A)と(B)を備えた構成は記載されておらず、これらを組み合わせても、本件発明1が、これらに記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることはできない。

(3.2)本件発明2に対して
本件発明2と刊行物1〜5並びに甲各号証との対比については、前記本件発明1の場合と同様の対比ができ、本件発明2の(A′)「カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに・・・カード走行路」、(B′)「上記カード走行路を挟んだ他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられるとともに、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部」の構成についてはいずれにも記載されていないので、これらを組み合わせても前記(A′)(B′)を備えた構成はでてこず、本件発明2が、これらに記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることはできない。

(3.3)本件発明3に対して
本件発明3は、「・・・請求項1または2記載のICカードリーダ。」であり、本件発明1または2の構成を備えるので、本件発明1または2と同様に、本件発明3が、刊行物1〜5並びに甲各号証に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることはできない。

(4)特許法第29条の2違反について
異議申立人 砂場哲郎が提出した甲第5号証(特開平8-235330号公報[特願平7-315818号];特願平7-315818号の願書に最初に添附された明細書及び図面に記載されたカードリーダ/ライタの発明を、以下、先願発明、という。)には、次の事項が記載されている。
「様々な種類のカードがカードリーダにより読み込むことができるような高い多様性を有するコンパクトな構成のカードリーダを提供することである。」(【発明が解決しようとする課題】の欄)、「接触型のスマートカード、容量性又は誘導性の無接触スマートカードをそれぞれ読み込むのに適した読み込み手段、接触型スマートカード端子34、無接触容量性端子38、無接触誘導性端子36を有するスマートカード部26と、入口スロット18から挿入されたカード2が移動するエンドレスベルト28とを有する。制御手段は、カード2が挿入されたときに複数の読み取り手段、接触型スマートカード端子34、無接触容量性端子38、無接触誘導性端子36を順番に活性化し、どの種類の1SO標準カードが挿入されたかを決定する。」(要約の【解決手段】の欄)、第2図にはカードリーダ/ライタの側面図、平面図が記載されている。
また、【0013】〜【0016】段落には、図1A、B、C、Dを用いてISO標準に適合した接触形及び無接触形スマートカードについて、接触形スマートカード2(第1図B)、無接触形の誘導性ICスマートカード(第1図C)、無接触形の容量性スマートカード(第1図D)が説明されている。
また、【0021】段落には、図2を用いカードリーダ/ライタについて「このカードリーダ/ライタ16は、さらに1対の接触形スマートカード端子34と2対の無接触誘導性端子36と4個の無接触容量性端子38をスマートカード部26部分に有し、このようにしてカード2がカードリーダ/ライタ16のスマートカード部26内の所定の位置に入口スロット18により移動した時に、カード2上の接触端子6,誘導性端子8,容量生端子10(図1B,C,D)が接触形スマートカード端子34,無接触誘導性端子36,無接触容量性端子38と共働するように配置される。・・・」と記載されている。
また、【0040】段落には「上記の実施例は単なる1実施例で、カードリーダ/ライタ16の構成要素は適当な等価の場所に配置することもできる。たとえば、前置磁気ヘッド22は、・・・カードサイズのディテクタでもって置換できる。・・・磁性帯4を有さないスマートカードもサポートできる。」と記載されている。

先願のカードリーダ/ライタの発明と本件発明1とを比較すると、先願発明は、本件発明1の「上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置される信号伝達部」は備えていない。
前記【0040】段落の、構成要素は適当な等価の場所に配置することもできる旨の記載を斟酌するとしても、その例示からみて、信号伝達部を、上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置してなる構成まで記載されているとは認めることができないので、先願発明は、本件発明1と同一とは認められない。

先願のカードリーダ/ライタの発明と本件発明2とを比較すると、先願発明は、本件発明2の「上記カード走行路を挟んだ他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられる信号伝達部」は備えていない。
前記【0040】段落の、構成要素は適当な等価の場所に配置することもできる旨の記載を斟酌するとしても、その例示からみて、信号伝達部を、上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置してなる構成まで記載されているとは認めることができないので、先願発明は、本件発明2と同一とは認められない。

(5)むすび
以上のとおりであるから、本件発明1乃至3についての特許は、特許異議申立ての理由及び証拠によっては取り消すことはできない。
また、他に本件発明1乃至3についての特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
ICカードリーダー
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子と当接して停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置され、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項2】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられて停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられるとともに、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項3】 上記接触式ICカード及び近接型ICカードは、停止信号が入力されると停止する上記搬送機構によってカード走行路内を搬送され、上記搬送機構の停止による上記接触式ICカードと近接型ICカードとの停止位置が、共通した位置に設定されたことを特徴とする請求項1または2記載のICカードリーダ。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接触式や非接触式の入出力端子と共に集積回路(ICチップ)を有するICカードに対応するICカードリーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気カードに比べて大量に情報の記録再生を行えることからICチップを内蔵したICカードが実用化されている。ICカードは、ICチップの接触入出力端子に、このカードに対して情報の記録再生を行うカードリーダに設けた接点を接触させて情報の授受を行う接触式が一般に使用されている。これに対して、コイルや金属板等で構成される非接触入出力端子をカードに内蔵し、この非接触入出力端子に対して、コイルや金属板で構成したICモジュールを配置し、ICモジュールに情報の載せた電流を供給して、非接触入出力端子とICモジュールとの間に電磁誘導や静電容量により電位差を発生させ、この発生した電位差を変換して情報の授受を行う非接触式のICカードが研究されている。この非接触式のICカードとしては、例えば、国際標準化機構(ISO)規格10536で検討されている近接型ICカードが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように既に実用化されている接触式ICカードと研究中の近接型ICカードとでは、情報の記録再生(授受)方法が異なるので、各カードに対応するカードリーダ(情報記録再生装置)を設ける必要がある。しかし、カード別にカードリーダを設けることは、コスト高やスペース大等の問題を含んでいるので、実用性を考慮した場合、接触式ICカードと近接型ICカードとを1つのカードリーダで処理できることが好ましい。本発明は、接触式ICカードと近接型ICカードとの双方を処理できるICカードリーダを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1記載の発明では、カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子と当接して停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置され、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えている。
【0005】
請求項2記載の発明では、カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられて停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、上記カード走行路を挟んだ他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられるとともに、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部とを備えている。
【0006】
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載のICカードリーダにおいて、接触式ICカード及び近接型ICカードを、停止信号が入力されると停止する搬送機構でカード走行路内を搬送し、この搬送機構の停止による接触式ICカードと近接型ICカードとの停止位置を共通位置に設定した。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。図1に符号1で示すICカードリーダは、種類の異なるICカードCを処理するカード処理装置である。ここで種類の異なるICカードCとは、図5に示すように、カード表面C1Aに接触式入出力端子2を有する接触式ICカードC1(以下「接触カードC1」と記す)及び非接触式入出力端子3を有する近接型ICカードC2(以下「近接カードC2」と記す)とが挙げられる。
【0008】
接触カードC1は、図5(a)に示すように、カード表面C1Aの先端C1cに接触式入出力端子2(以下、「接触端子2」と記す)が配置されている。この接触端子2は、図示しないICチップと接続している。カード表面C1Aにおける中央より下方には、エンボス文字が表示されるエンボス文字部C1bが形成されている。カード裏面C1Bの一側には、磁気情報が記録/再生される磁気ストライプC1aが設けられている。
【0009】
近接カードC2は、図5(b)に示すように、カード表面C2Aにエンボス文字情報が表示されるエンボス文字部C2bが形成されている。カード裏面C2Bの一側には、磁気情報が記録/再生される磁気ストライプC2aが設けられている。近接カードC2の内部には、複数のコイル5,5、6,6及び導体となる複数の金属板7から構成された非接触式入出力端子3(以下、「非接触端子3」と記す)が設けられている。この非接触端子3は、図示しないICチップと接続しており、後述するICモジュール11から供給される電圧変化によりコイル5,5、6,6や金属板7に発生する起電力や静電容量の変化による電位差(電圧)を変換して、ICチップに対して情報として入出力するようになっている。
【0010】
ICカードリーダ1は、図1,図2に示すように、接触カードC1及び近接カードC2が共通走行されるカード走行路9と、カード走行路9を挟んだ一方側となる走行路上方に配置され接触端子2と当接する接点ブロック10と、カード走行路9を挟んだ他方側となる走行路下方に配置され、非接触端子3と信号の授受を行う信号伝達部となるICモジュール11と、接触カードC1と近接カードC2を搬送する搬送機構12及び、カードストッパ機構13とを備えている。
【0011】
また、ICカードリーダ1には、磁気ストライプC1a,C2aと磁気情報の授受(記録/再生)を行う磁気カードリーダ100が接続している。磁気カードリーダ100は、図示しない磁気ヘッドと磁気ストライプC1a,C2aとの間で磁気情報の授受を行い情報の記録/再生を行うと共に、図示しないカードセンサから接触カードC1か近接カードC2であるかを区別する種別信号V1,V2を制御手段4に入力している。さらに、磁気カードリーダ100の図示しないカード搬送路とカード走行路9とは連続しており、磁気情報の授受を終えた接触カードC1及び近接カードC2をICカードリーダ1に向かって図示しない搬送手段で搬送している。この搬送手段を構成する駆動モータには、正逆回転可能なモータが用いられており、この駆動モータには、搬送機構12が接続している。駆動モータは、正回転でICカードCをICカードリーダ1内に搬送し、逆回転でICカードCをICカードリーダ1内から磁気カードリーダ100側に搬送するように搬送機構12を駆動するようになっている。
【0012】
搬送機構12は、搬送ローラ対120,121と駆動伝達部を構成する駆動プーリ123,124,125とを備えている。駆動プーリ123,124は一体形成されて駆動軸14に固定されており、駆動プーリ125は駆動軸15に固定されている。駆動プーリ124,125には、伝達ベルト126が巻き掛けられ、駆動プーリ123には、磁気カードリーダ100の図示しない駆動モータで駆動されるベルト127が巻き掛けられている。
【0013】
搬送ローラ対120は、駆動軸14に固定された駆動ローラ120aと、同駆動ローラ120aに対向配置されて軸16に固定された従動ローラ120bとから構成されている。搬送ローラ対120は、図2、図3に示すように、フレーム1A,1Bでその側面を構成されたカード走行路9の幅方向(矢印W)にそれぞれ配置されている。駆動軸14及び軸16は、それぞれフレーム1A,1Bに回転自在に支持されている。
【0014】
搬送ローラ対121は、図1に示すように駆動軸15に固定された駆動ローラ121aと同駆動ローラ121aに対向配置されて軸17に回転自在に支持された従動ローラ121bとから構成されている。搬送ローラ対121は、図2、図3に示すように、カード走行路9の幅方向(矢印W)にそれぞれ配置されている。駆動軸15は、フレーム1A,1Bに回転自在に支持されている。軸17は、押圧手段を構成する板バネ19の自由端の屈曲部19a,19bにそれぞれ軸止されている。板バネ19の基端19cは、図1に示すようにフレーム1A,1Bにそれぞれビス20で固定されており、従動ローラ121bをそれぞれ駆動ローラ121aに向かって押圧付勢している。
【0015】
接点ブロック10は、接触接点2と接触する複数の接点10aをカード走行路9に向かって突設しており、接点接離機構21に支持されている。接点接離機構21は、アクチュエータである電磁ソレノイド22、側板1A,1Bの内側に固定されたフレーム1Cに軸23で回動自在に支持された回動アーム24とから主に構成されている。
【0016】
回動アーム24は、回動端より上方に位置する上端24aを電磁ソレノイド22の可動片22aとピン25で結合され、回動端より左方に位置する移動端24b側に接点ブロック10を取り付けている。電磁ソレノイド22は、通常図示しないスプリングにより回動アーム24を、図1に2点鎖線で示す接点10aがカード走行路9内から退避した退避位置に位置させている。電磁ソレノイド22は、通電されるとオンとなり可動片22aが矢印a方向に引き込まれて回動アーム24を同図に鎖線で示す進入位置に位置させ、接点端子2に対して接点10aを圧接させるようになっている。
【0017】
カードストッパ機構13は図2に示すように、カード走行路9の下面を構成するフレーム1Dに回動自在に支持されたストッパ133、ストッパ133をカード走行路9に対して進退駆動させる電磁ソレノイド131及び電磁ソレノイド131とストッパ133を連結するレバー132から主に構成されている。レバー132の両端は、電磁ソレノイド131の可動片131aとストッパ133の基端133aにピン結合されている。電磁ソレノイド131は、通常ストッパ133を図2に実線で示すカード走行路9から退避した退避位置におき、通電されるとオンして可動片131aを矢印b方向に引き込んでストッパ133の先端133bがカード走行路9内に進入する進入位置に位置させるようになっている。
【0018】
ストッパ133は、図1、2示すように、搬送ローラ対121よりもカード走行路9の先端に配置されていて、搬送される各カードC1,C2を接点10a及びICモジュール11と対応する部位で停止させるように設定配置されている。
【0019】
ICモジュール11は、カード走行路9の下面を構成するフレーム1Dに固定されており、図3,図4に示すように、非接触端子3のコイル5,5、6,6と同一方向で同一巻数のコイル26,26、27,27及び金属板7と同一構成の金属板28を備えている。ICモジュール11の下面には、図1に示すようにコネクタ29,30が設けられている。
【0020】
コネクタ29は、各コイル26,27と接続し、コネクタ30は導体となる複数の金属板28と接続している。コネクタ29,30は、制御手段4と接続しており、制御手段4により供給される情報に対応して変化する電流を、コイル26,27及び金属板28に供給している。コイル26,27及び金属板28の何れかには、ICチップ駆動用の定電圧が供給されるようになっている。
【0021】
電磁ソレノイド22の近傍には、図1に示すように、ブロック接離センサS1(以下、「センサS1」と記す)が配置されている。このセンサS1は、可動片22aが矢印a方向に移動すると、接離信号V3を制御手段4に出力するようになっている。
【0022】
ストッパ133よりもカード挿入側に位置し、接点ブロック近傍のカード走行路9上には、カード位置検知センサS2(以下「センサS2」と記す)が配置されている。このセンサS2は光学式センサであって、ICカードCがセンサS2下を通ると、停止信号V4を制御手段4に出力するようになっている。
【0023】
電磁ソレノイド131の近傍には、ストッパ可動センサS3(以下、「センサS3」と記す)が配置されている。このセンサS3は、可動片131aが矢印b方向(図2参照)に移動すると、ストッパ信号V5を制御手段4に出力するようになっている。
【0024】
制御手段4は、磁気カードリーダ100とICカードリーダ1との双方を制御する制御装置であり、その要部は周知のマイクロコンピュータから主に構成されている。制御手段4は、ここでは、磁気カードリーダ100から入力されるカード種別信号V1,V2により、挿入されたICカードCが接触カードC1であるか近接カードC2であるか判断している。制御手段4は、センサS2から停止信号V4が入力されると、磁気カードリーダ100の駆動モータを停止させて搬送機構12を停止させると共に、電磁ソレノイド131に通電して駆動(オン)するようになっている。さらに、制御手段4は、センサーS3からストッパ信号V5が入力され、その時点でのカード種別信号が接触カードC1用の種別信号V1であると、電磁ソレノイド22に通電して駆動(オン)し、カード種別信号が近接カードC2用の種別信号V2であると、コネクタ29,30に定電圧と情報に対応して変化する電圧を供給するようになっいる。また制御手段4は、情報の授受が終了すると、電磁ソレノイド22,131への通電をカットしてオフすると共に、駆動モータを反転駆動するようになっている。
【0025】
このような構成のICカードリーダ1の動作を説明する。先ず図1に示す磁気カードリーダ100にICカードCが入力されると、図示しない駆動モータが起動して磁気カードリーダ100内をICカードCが搬送されつつ図示しない磁気ヘッドで磁気情報の記録/再生が行われる。
【0026】
駆動モータが起動すると、その回転がベルト127、プーリ123を介して搬送機構12に伝達され、搬送ローラ対120,121が回転駆動状態となる。例えば、磁気カードリーダ100に挿入されたICカードCが接触カードC1であると、種別信号V1が制御手段4に入力され、接触カードC1が図3に示すようにカード走行路9に搬送される。
【0027】
この搬送された接触カードC1は、先ず搬送ローラ対120で挟持されてカード走行路9内を搬送される。そして、センサS2で検知されて同センサS2から停止信号V4が出力されると駆動モータが停止すると共に、電磁ソレノイド131がオンされ、可動片131aが図2に矢印bで示す方向に移動する。この可動片131aが移動するとレバー132を介してストッパ133が実線で示す退避位置から2点鎖線で示す進入位置まで回動し、先端部133bがカード走行路9内に位置して搬送された接触カードC1の先端と当接する。
【0028】
また、可動片131aの動作をセンサS3が検知するとストッパ信号V5が出力され、電磁ソレノイド22がオンされて、可動片22aが図1矢印a方向に引き込まれる。この動作に伴い、回動アーム24が軸23を中心に2点鎖線で示す離間位置から破線で示す当接位置まで回動変位し、接点ブロック10が下降する。すると、図6に示すように、既にカード走行路9内で停止状態にある接触カードC1の接触端子2に接点ブロック10から突出した接点10aが当接して接触カードC1に対する情報の入出力が行われる。
【0029】
一方、挿入されたICカードCが近接カードC2であると、種別信号V2が制御手段4に入力され、近接カードC2が図4に示すようにカード走行路9に搬送される。この搬送された近接カードC2は、先ず搬送ローラ対120に挟持されてカード走行路9内を搬送される。そして、センサS2で検知されて同センサS2から停止信号V4が出力されると駆動モータが停止すると共に、電磁ソレノイド131がオンされ、可動片131aが図2に矢印bで示す方向に移動する。この可動片131aが移動するとレバー132を介してストッパ133が実線で示す退避位置から2点鎖線で示す進入位置まで回動し、先端部133bがカード走行路9内に進入して図7に示すように、近接カードC2と当接し非接触端子3とICモジュール11とが対向するように近接カードC2が停止される。
【0030】
可動片131aの動作をセンサS3が検知するとストッパ信号V5が出力され、コネクタ29,30を介してコイル26,26、27,27及び複数の金属板28に電圧が供給される。すると、コイル26,26、27,27とコイル5,5、6,6の間には、情報に対応して変化して供給される可変電圧により起電力が変化して発生すると共に、その変化による電位差(電圧)が発生し、金属板28と金属板7との間には、静電容量の変化による電位差(電圧)が発生して、この電位差を変換して近接カードC2に対する情報の入出力が行われる。
【0031】
接触カードC1及び近接カードC2に対する情報の入出力が終了すると、電磁ソレノイド22,131への通電が断たれてオフとなる。すると、ストッパ133及び接点ブロック10がカード走行路9から図示しないバネのバネ力により退避すると共に、駆動モータが搬送時と反転駆動される。この反転駆動によりカード走行路9内のICカードCが挿入側に向かって復動して、ICカードリーダ1及びそれに連結する磁気カードリーダ100から排出される。
【0032】
このように、ICカードリーダ1内に、接触カードC1の接触端子2に当接して情報の入出力を行う接点ブロック10と、近接カードC2の非接触端子3と対向して情報の入出力を電位差で行うICモジュール11とを設けたので、接触カードC1と近接カードC2の双方に対応することが可能となる。加えて、カード走行路9を搬送される接触カードC1及び近接カードC2は、1つのストッパ133でカード走行路9内の所定位置で停止されるので、ストッパ133を個別に設ける必要もなくなる。
【0033】
さらに、接点ブロック10及びICモジュール11をカード走行路9を挟んで対向して設け、かつ、カード停止時に、接触端子2と接点ブロック10及び非接触端子3とICモジュール11とが対向するようにストッパ133を配置したので、ストッパ133と当接してICカードCが停止すれば、接触カードC1と近接カードC2の停止位置が同一となる。よって、カードの停止位置が異なる場合よりもカード走行路9内に占める停止したカードが範囲を狭くなってカード走行路9の全長を短くでき、ICカードリーダ1を小型化できる。
【0034】
センサS2,S3から停止信号V4とストッパ信号V5が出力され、かつ、接触カードC1に対応する種別信号V1が図示しないセンサから出力されないと、電磁ソレノイド22はオンしないので、近接カードC2の挿入時における接点ブロック10のカード走行路9内への進入を防止でき、近接カードC2に対する走行抵抗の低減が可能となる。さらに、電磁ソレノイド22は、カード走行路9の先端側に配置したストッパ133が動作しないと、すなわち、ストッパ信号V5が出力されないとオンしないので、接触カードC1がストッパ133に当接するまでは、接点ブロック10がカード走行路9から退避した状態となり、接触カードC1走行時においても走行抵抗の低減が可能となる。
【0035】
本実施例では、接点ブロック10をカード走行路9の上方に、ICモジュール11をカード走行路9の下方に配置したが、これに限定されるものではなく、接触カードC1の接触端子2がカード走行路9の下面側に位置して搬送される場合、接点ブロック10はカード走行路9の下方に配置し、ICモジュール11をカード走行路9の上方に配置する。要は、接触端子2と当接可能な方向に接点ブロック10を配置し、接点ブロック10と対向側にICモジュール11を設けることが肝心である。
【0036】
本実施例では、制御手段4で磁気カードリーダ100とICカードリーダ1の双方を制御しているが、ICカードリーダ1だけを単独に制御するものであっても良い。その場合、カード種別信号V1,V2を出力する図示しないカードセンサを搬送ローラ対120近傍に設け、図示しない駆動モータを搬送機構12の一部に配置することで、ICカードリーダ1単体でのカード処理が可能となる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路を挟んだ一方側に配置され、接触式入出力端子と当接する接点ブロックと、カード走行路を挟んだ他方側でカード走行路の近傍に配置され、非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えるので、接触式ICカードと近接型ICカードとを1つのICカードリーダで処理することできる。
【0038】
請求項2記載の発明によれば、カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路を挟んだ一方側に配置され、接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられた接点ブロックと、カード走行路を挟んだ他方側に接点ブロックと対向するように配置されたカード走行路の面を構成するフレームに取付けられ、非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部とを備えているので、接触式ICカードと近接型ICカードとを1台のICカードリーダで処理することが可能となる。また、接点ブロックが接触式入出力端子に対して当接、離間移動可能であるので、カード走行路を搬送される接触式ICカードと近接型ICカードに対する走行抵抗を低減することが可能となる。
【0039】
請求項3記載の発明によれば、接触式ICカード及び近接型ICカードは、停止信号が入力されると停止する搬送機構によってカード走行路内を搬送され、搬送機構の停止による上記接触式ICカードと近接型ICカードとの停止位置が共通した位置に設定されているので、異なる位置でカードを停止させる場合よりもカード走行路の全長を短くでき、ICカードリーダの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施例を示すICカードリーダの概略構成側面図である。
【図2】
本発明の一実施例を示すICカードリーダの正面図である。
【図3】
接触式ICカード挿入時のICカードリーダの平面図である。
【図4】
近接型ICカード挿入時のICカードリーダの平面図である。
【図5】
(a)は接触式ICカードの平面図、(b)は近接型ICカードの平面図である。
【図6】
接触式入出力端子と接点ブロックの当接状態を示す拡大図である。
【図7】
信号伝達部と非接触式入出力端子との信号授受状態を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ICカードリーダ
1D フレーム
2 接触式入出力端子
3 非接触式入出力端子
9 カード走行路
10 接点ブロック
11 信号伝達部
C1 接触式ICカード
C1A カード表面
C2 近接型ICカード
 
訂正の要旨 訂正の要旨
1.特許第3153750号発明の明細書中、特許請求の範囲に
「 【請求項1】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式入出力端子と当接する接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側で上記カードカード走行路の近傍に配置され、上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項2】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能なカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられた接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側に配置された上記カード走行路を形成するフレームに取付けられ、上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部とを備えたICカードリーダ。
【請求項3】 上記接触式ICカード及び近接型ICカードは、停止信号が入力されると停止する搬送手段によってカード走行路内を搬送され、上記搬送手段の停止による上記接触式ICカードと近接型ICカードとの停止位置が、共通した位置に設定されたことを特徴とする請求項1または2記載のICカードリーダ。」
とあるを、特許請求の範囲の減縮を目的として、ただし、請求項2中「ことを特徴とする」の部分は明りょうでない記載の釈明を目的として、次のとおりに訂正。
「 【請求項1】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子と当接して停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側で上記接点ブロックと対向するように上記カード走行路の上記近接型ICカードが停止する位置の近傍に配置され、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子と信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項2】 カード表面に接触式入出力端子を有する接触式ICカードと非接触式入出力端子を有する近接型ICカードとが共通走行可能であるとともに、上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを搬送し停止信号が入力されると停止して上記接触式ICカードまたは近接型ICカードを停止状態とする搬送機構を備えるカード走行路と、
上記カード走行路を挟んだ一方側に配置され、上記接触式ICカードの上記接触式入出力端子に当接、離間移動可能に設けられて停止状態にある上記接触式ICカードに対する情報の入出力を行う接点ブロックと、
上記カード走行路を挟んだ他方側に上記接点ブロックと対向するように配置された上記カード走行路の面を構成するフレームに取付けられるとともに、上記近接型ICカードが停止状態にあるとき上記非接触式入出力端子との信号の授受を行う信号伝達部とを備えたことを特徴とするICカードリーダ。
【請求項3】 上記接触式ICカード及び近接型ICカードは、停止信号が入力されると停止する上記搬送機構によってカード走行路内を搬送され、上記搬送機構の停止による上記接触式ICカードと近接型ICカードとの停止位置が、共通した位置に設定されたことを特徴とする請求項1または2記載のICカードリーダ。」
2.1 特許第3153750号発明の明細書中、次の段落について、特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明の記載との整合をとるため、明りょうでない記載の釈明を目的として次のように訂正。
【0004】段落について、請求項1の上記訂正に係り、請求項1の訂正前と訂正後の上記の対応関係と同様に訂正。
【0005】段落について、請求項2の上記訂正に係り、請求項2の訂正前と訂正後の上記の対応関係と同様に訂正。
【0006】段落について、請求項3の上記訂正に係り、請求項3の訂正前と訂正後の上記の対応関係と同様に訂正。
【0038】「配置されたカード走行路を形成するフレーム」を、「接点ブロックと対向するように配置されたカード走行路の面を構成するフレーム」と訂正。
2.2 特許第3153750号発明の明細書中、次の段落について、誤記の訂正、又は、明りょうでない記載の釈明、を目的として次のように訂正。
【0011】「ICカードリー」を誤記の訂正を目的として「ICカードリーダ」と訂正し、「駆動よう」を明りょうでない記載の釈明を目的として「駆動するよう」と訂正。
【0016】「上方に板」を明りょうでない記載の釈明を目的として「上方に位置」と訂正。
【0031】「情報に入出力」を明りょうでない記載の釈明を目的として「情報の入出力」と訂正。
【0034】「停行止信号」を明りょうでない記載の釈明を目的として「停止信号」と訂正。
【0038】「可能となる、また」を明りょうでない記載の釈明を目的として「可能となる。また」と訂正。
異議決定日 2002-09-17 
出願番号 特願平7-324285
審決分類 P 1 651・ 161- YA (G06K)
P 1 651・ 121- YA (G06K)
最終処分 維持  
特許庁審判長 西川 正俊
特許庁審判官 吉見 信明
長島 孝志
登録日 2001-01-26 
登録番号 特許第3153750号(P3153750)
権利者 株式会社三協精機製作所
発明の名称 ICカードリーダ  
代理人 入戸野 巧  
代理人 長谷川 芳樹  
代理人 村瀬 一美  
代理人 澤井 敬史  
代理人 村瀬 一美  
代理人 寺崎 史朗  
代理人 塩田 辰也  
代理人 本山 泰  
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