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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H04B |
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管理番号 | 1069860 |
審判番号 | 不服2000-9732 |
総通号数 | 38 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1997-07-15 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2000-06-29 |
確定日 | 2003-01-08 |
事件の表示 | 平成 8年特許願第285839号「デジタルデータ記録紙」拒絶査定に対する審判事件〔平成 9年 7月15日出願公開、特開平 9-186653、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願は、平成 8年 9月20日(遡及出願平成 1年 3月 6日)の出願であって、その請求項1に係る発明は、特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものである。 「Y軸方向に4個、X軸方向に無限長とする格子状配置のマークエリヤEを有し各マークエリヤEに2値データを記録して形成されるところの、二次元コードのデータを記録した直角四角形のデータエリヤを有するデジタルデータ記録紙であって、 データエリヤを規制するX軸方向基線KR1と、前記X軸方向基線KR1と直交方向に位置してデータエリヤを規制しそのX軸側の端部は前記X軸方向基線KR1と連続しているY軸方向基線KR2とよりなる、L状の基線KRを形成し、 前記基線KRのデータエリヤ側に、データエリヤとの間に間隙を存在させ、前記X軸方向基線KR1およびY軸方向基線KR2のデータエリヤ側に、所定の等間隔で配置されX軸方向基線KR1またはY軸方向基線KR2と隣接して一体化して形成され、データエリヤをマークエリヤEに区分するためのタイミングマークとして機能する多数の区分マークKPを、前記基線LRとデータエリヤとの間の前記間隙に形成し、 L状の基線LRの両端には区分マークKPを不存在とし、X軸方向基線KR1とY軸方向基線KR2との接続箇所である原点位置では区分マークKPを存在させることで、データエリヤの各コーナーを区別可能としたことを特徴とするデジタルデータ記録紙。」 ただし、上記記載中に「無限長」、「基線LR」とあるのは、明細書の発明の詳細な説明欄の記載から明らかなように、「有限長」、「基線KR」の誤記である。また、上記記載中に「隣接して一体化して形成され」とある点は、図5のKPとKR(KR1、KR2)の配置をいうと解される。 そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2002-12-05 |
出願番号 | 特願平8-285839 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(H04B)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 前田 仁 |
特許庁審判長 |
川名 幹夫 |
特許庁審判官 |
前田 典之 吉見 信明 |
発明の名称 | デジタルデータ記録紙 |
代理人 | 奥村 文雄 |