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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 F04B
管理番号 1071596
審判番号 不服2000-20536  
総通号数 39 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1994-06-21 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-12-26 
確定日 2003-02-25 
事件の表示 平成 4年特許願第330616号「油圧蓄圧装置」拒絶査定に対する審判事件〔平成 6年 6月21日出願公開、特開平 6-173861、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 1.手続の経緯・本願発明
本願は、平成 4年12月10日の出願であって、その請求項1に係る発明は、平成12年 8月28日付手続補正書及び平成12年12月26日付手続補正書によって補正された明細書における特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。(以下、「本願発明1」という。)

「 【請求項1】 油圧アクチュエータに供給される圧油を貯えるアキュムレータと、このアキュムレータに圧油を圧送する油圧ポンプと、前記アキュムレータ内の油圧を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段からの信号に基づいて前記油圧ポンプの駆動・停止を制御する制御装置からなる油圧蓄圧装置において、前記制御装置に低圧側と高圧側のポンプ駆動開始手段、単一のポンプ駆動停止手段及び前記圧力検出手段からの信号に基づき前記アキュムレータ内油圧が前記油圧ポンプの駆動によりポンプ駆動停止圧まで加圧された後予め定めた設定時間内に高圧側のポンプ駆動開始圧まで低下したか否かを検出して前記アキュムレータ内油圧の使用状態を判別する使用状態判別手段を設けるとともに前記アキュムレータ内油圧が前記設定時間内に高圧側のポンプ駆動開始圧まで低下しないときには前記低圧側のポンプ駆動開始手段により前記油圧ポンプの駆動を開始させ前記アキュムレータ内油圧が前記設定時間内に高圧側のポンプ駆動開始圧まで低下したとき前記高圧側のポンプ駆動の開始手段により前記油圧ポンプの駆動を開始させるポンプ駆動の開始時期制御手段を設けたことを特徴とする油圧蓄圧装置。」

2.引用例
原査定においては、本願の出願の日前である昭和60年 7月14日に頒布された「実願昭58-199021号(実開昭60-108787号)のマイクロフィルム」(以下、「刊行物1」という。),同じく昭和42年 1月17日に頒布された「特公昭42-734号公報」(以下、「刊行物2」という。)を拒絶の理由に引用した。更に、前置報告書においては、周知技術として、同じく平成 1年 4月21日に頒布された「特開平1-104990号公報」(以下、「刊行物3」という。)を引用している。

3.対比・判断
本願発明1と、刊行物1ないし3に記載された各発明とを対比すると、後者のいずれにも、本願発明1の構成の一部である「アキュムレータ内油圧が油圧ポンプの駆動によりポンプ駆動停止圧まで加圧された後予め定めた設定時間内に高圧側のポンプ駆動開始圧まで低下したか否かを検出して前記アキュムレータ内油圧の使用状態を判別する使用状態判別手段を設けるとともに・・・前記アキュムレータ内油圧が前記設定時間内に高圧側のポンプ駆動開始圧まで低下したとき前記高圧側のポンプ駆動の開始手段により前記油圧ポンプの駆動を開始させるポンプ駆動の開始時期制御手段を設けた」構成は具備されていない。
そして、本願発明1は、前記構成を備えたことから、「アキュムレータとしてガス封入式のものを採用した場合、アキュムレータ内の油圧が低圧側のポンプ駆動開始圧からポンプ駆動停止圧にまで大きく加圧されて油圧ポンプの駆動が停止された後に、ポリトロープ変化した封入ガスが温度変化してアキュムレータ内の油圧が低下し高圧側のポンプ駆動開始圧にまで低下した時点で前記ポンプ駆動の開始時期制手段の制御下にて油圧ポンプの駆動が再び開始されるため、小型のアキュムレータを採用しても十分な蓄圧量を確保することができ、油圧ポンプの駆動回数を低減することができる。」との明細書記載の作用効果を奏するものと認める。
したがって、本願発明1は、刊行物1ないし3に記載された各発明と同一であるとも、また、その記載に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとも認めることはできない。

4.むすび
以上のとおり、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶するべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2003-02-12 
出願番号 特願平4-330616
審決分類 P 1 8・ 121- WY (F04B)
最終処分 成立  
前審関与審査官 中野 宏和  
特許庁審判長 大野 覚美
特許庁審判官 牧 初
城戸 博兒
発明の名称 油圧蓄圧装置  
代理人 高木 幹夫  
代理人 長谷 照一  
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