• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 C23C
管理番号 1072548
審判番号 不服2000-11895  
総通号数 40 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1998-03-17 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-08-02 
確定日 2003-03-05 
事件の表示 平成 8年特許願第232119号「部分的金属蒸着膜形成方法およびその装置」拒絶査定に対する審判事件〔平成10年 3月17日出願公開、特開平10- 72660、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 1.本願の手続の経緯および本願発明
本願は、平成8年9月2日に出願した特許出願であって、本願発明は、平成8年9月18日付手続補正書によって補正された本願明細書の特許請求の範囲に記載された次のとおりのものである。
【請求項1】金属蒸着膜形成素材(1)に剥離剤不溶性インキ(2)で模様を施し、金属蒸着(3)の必要部分(a)以外の不要部分(b)に剥離剤(4)を施し、その上に金属蒸着(3)を施し、さらにその上に前記不要部分(b)に見当を合わて熱溶着性接着剤(5)を施した剥離用原反(6)と、この剥離用原反(6)の剥離剤(4)の剥離に要する力より大きい接着力を有する剥離用材(7)とを熱溶着し、前記剥離用原反(6)から剥離用材(7)を剥離することにより、不要部分(b)の金属蒸着(3)を剥離用材(7)面上に転移することを特徴とする部分的金属蒸着膜形成方法。
【請求項2】金属蒸着膜形成素材(1)に剥離剤不溶性インキ(2)で模様を施し、金属蒸着(3)の必要部分(a)以外の不要部分(b)に剥離剤(4)を施し、その上に金属蒸着(3)を施し、さらにその上に前記不要部分(b)に見当を合わて熱溶着性接着剤(5)を施した剥離用原反(6)と、この剥離用原反(6)の剥離剤(4)の剥離に要する力より大きい接着力を有する剥離用材(7)とを搬送する送りローラ(R1、R2)と、これら剥離用原反(6)と剥離用材(7)とを熱圧着する熱圧着ローラ(R3、R4)と、前記剥離用原反(6)と剥離用材(7)とを剥離させる剥離手段(8)を備えたことを特徴とする部分的金属蒸着膜形成装置。
2.原査定の理由
原査定の理由の概要は、本願請求項1および2に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1および2」という)は、本願の出願前に頒布された刊行物である引用例1(特開昭63-160817号公報)、引用例2(実公昭61-236号公報)および引用例3(特公昭56-38611号公報)に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない、というものである。なお、原査定では周知技術として特開昭63-299998号公報(周知例1)、特開平1-215600号公報(周知例2)、実願昭63-26135号(実開平1-132796号)のマイクロフィルム(周知例3)が提示されている。
3.引用例の記載
引用例1乃至3及び周知例1乃至3には、それぞれ次の事項が記載されている。
(1)引用例1(特開昭63-160817号公報)
(イ)「基材フィルムの片面に部分的に離型処理を施し、該処理面側全面に金属蒸着を施した積層体の蒸着面側に対し、粘着シートを仮貼合した後、該粘着シートを剥離し、前記基材フィルムの離型処理部分ならびに該部分上の金属蒸着膜を粘着シート側に転写させることにより、前記基材フィルムに部分的に非蒸着部分を形成したことを特徴とする部分蒸着フィルムの製造方法。」(特許請求の範囲)
(ロ)「まず、第1段階として、基材フィルム1の片面に部分的に離型処理を施して離型剤層2を設け、該離型剤層側に金属蒸着を施すことにより金属蒸着膜3が形成された第1図に示すごとき積層体Aを準備する。なお、離型処理は通常のグラビアコーティング方式によって離型剤を塗布することによりおこなう。つぎに、第2段階として、シート材4の片面全面に粘着剤層5が設けられた第2図に示すごとき積層体(粘着シート)Bを準備する。・・・そして、第3段階として、第5図に示すように、予め、準備しておいた積層体Aと積層体Bを積層体Aの金属蒸着膜側と積層体Bの粘着剤層側とが面するようにして巻き出し供給して、圧着ロール6・6’で両者を仮貼合する。かくて、圧着ロール6・6’で仮貼合された積層体Aと積層体Bとを剥離して積層体Aを最終製品としての積層体C(その一部拡大断面図を第3図に示す)として、また、積層体Bを積層体D(その一部拡大断面図を第4図に示す)としてそれぞれ、別個に巻き取る。最終製品である積層体Cにおいて、7は蒸着部分、8は非蒸着部分をそれぞれ、示している。」(第2頁右下欄14行から第3頁左上欄18行)
(ハ)「(作用)本発明製造方法によれば、基材フィルムの片面に金属蒸着膜を形成するにあたって、あらかじめ、部分的に離型剤を塗布してあるので、積層体Aと積層体Bを仮貼合すると、基材フィルムの離型剤の塗布部分では基材フィルムに対する離型剤の密着力が弱く、その上に蒸着された金属蒸着膜の基材フィルムに対する間接的な密着力も相対的に小さくなり、したがって、積層体Aの金属蒸着膜の上に積層体Bを仮貼合して後、剥離すると、積層体Bの粘着剤層側に前記離型剤ならびに離型剤部位の金属蒸着膜が転写されることになる。一方、積層体Aの離型処理されていない部分では基材フィルムに金属蒸着膜が強固に密着しているので積層体Bの仮貼合によっても積層体Bのほうへは転写せず、結果的に、そのまま、基材フィルム上に残存する。」(第3頁右上欄12行から同頁左下欄8行)
(2)引用例2(実公昭61-236号公報)
(イ)「フィルム基材2の一方の面に、与えようとする部分蒸着をポジとするネガの関係にあるパターンで離型剤の層3を設けた上から金属の蒸着5を全面に施したものを、粘着剤6を介してプラスチックフィルム7と貼り合わせてなる部分蒸着を与えるシート1。」(実用新案登録請求の範囲第1項)
(ロ)「フィルム基材2の他方の面に、所望の絵柄の印刷8を行った実用新案登録請求の範囲第1項または第2項の部分蒸着を与えるシート1。」(実用新案登録請求の範囲第3項)
(ハ)「本考案の部分蒸着を与えるシートは、第1図に断面を模式的に示すように、フィルム基材2の一方の面に、与えようとする部分蒸着の柄をポジとすると、それに対してネガの関係にあるパターンで、離型剤の層3を設け、その上から金属の蒸着5を全面に施したものを、粘着剤6を介して、いま一枚のプラスチックフィルム7と貼り合わせてなる。蒸着層5の付着を確実にするアンカーの役割を果たすよう、離型剤の層3を設けた上には、オーバーコート4を施すことが好ましい。」(第2欄17〜27行)
(ニ)「印刷8を必要とするときは、フィルム基材2の他方の面に、離型剤の適用と同時に、あるいはそれに先立って、または後に、やまり、グラビア、シルクスクリーンなどの印刷方法で行なう。」(第3欄22〜25行)
(ホ)「転写の状況は、第2図に示すように、たとえばプラスチック成形品10の表面に粘着剤9を利用してシート1を貼りつけ、ついでプラスチックフィルム7を引きはがす。すると、離型剤3を塗布した部分は、金属蒸着が粘着剤6のため離型剤3とともに(およびオーバーコート4があるときは、それとともに)取り去られ、離型剤のない部分は基材フィルム2上に残る。このようにして、部分蒸着5Aが形成される。」(第4欄2〜10行)
(3)引用例3(特公昭56-38611号公報)
(イ)「透明な合成樹脂フィルムの片面に、水不溶性の印刷模様を設けたのち、水溶性塗料によって厚さが0.5〜3μの所望の図柄のコーテイング層を設け、さらに該フィルム面上全面に金属蒸着層を設け、これを水洗してコーテイング層上の金属蒸着およびコーテイング層を溶解除去することを特徴とする模様付金属蒸着フィルムの製法。」(特許請求の範囲第1項)
(4)周知例1(特開昭63-299998号公報)
(イ)「離型性の基材フィルム上に、導電性物質の蒸着層および導電性インキ層をこの順で設けてなる導電性転写シート。」(特許請求の範囲第1項)
(ロ)「【作用】本発明の転写シートを使用してプラスチックなどの成形品の表面に転写を行なえば、導電性物質の蒸着層の下に導電性インキ層を有する成形品が得られる。転写に際して導電性物質の蒸着層にクラックが生じても、導電性インキ層がそれをカバーし、十分な導電性が確保できる。導電性インキ層を回路パターン状に従って形成した態様においては、エッチングを行なうことなく回路パターンの形成ができる。」(第3頁左上欄18行から同頁右上欄7行)
(5)周知例2(特開平1-215600号公報)
(イ)「離型性シートの離型性面全面に設けられた金属薄膜層と、金属薄膜層と接着性を有する樹脂よりなり金属薄膜層上に所定のパターン状に設けられた第1の樹脂層と、第1の樹脂層と接着性を有するとともに金属薄膜層と離型性を有する樹脂よりなり、上記金属薄膜層と第1の樹脂層の表面全面を被覆する第2の樹脂層とからなり、離型性シートと金属薄膜層との接着強度が、金属薄膜層と第2の樹脂層との接着強度よりも大きいことを特徴とする金属薄膜模様転写シート。」(特許請求の範囲第1項)
(ロ)「[発明の効果]以上説明したように本発明転写シートは転写時に第1の樹脂層のパターンに応じたパターンの金属薄膜が剥離性シートより剥離して転写されるものである」(第4頁右下欄6〜10行)、
(6)周知例3(実願昭63-26135号(実開平1ー132796号)のマイクロフィルム)
(イ)「シート基材とシート基材の表面に形成された接着剤層とから成るシート構造に於いて、接着剤層にマイクロカプセルを含ませたことを特徴とするシート構造。」(実用新案登録請求の範囲第1項)
(ロ)「[作用]本考案によれば、シート構造は、カッテイングシートの文字、図形に沿って所定の圧力が加えられると、マイクロカプセルが破裂してマイクロカプセル内の接着剤が接着剤層に浸透してその部分の粘着力が強くなる。従って、カッテイングシートに切断されている文字、図形等のみをシート構造に転写することができる。」(第3頁19行から第4頁6行)
4.当審の判断
(1)本願発明1について
引用例1の上記(イ)に「部分的に離型処理を施し」と記載されているが、この記載中の「離型処理」は、上記(ロ)の記載によれば「離型剤を塗布する」ことによって行われるものであるから「離型剤を施す」ことに他ならないものであるし、また上記記載中の「部分的に」は、離型される部分が金属蒸着膜とともに後に取り剥がされることを意味することが明らかであることから「金属蒸着を必要としない部分に」と云える。また、上記(イ)に記載の「粘着シート」は、上記(ロ)の記載によると片面の全面に粘着剤層が設けられているものである。以上のことから、結局、上記(イ)(ロ)の記載によれば、引用例1には、「基材フィルムの片面に金属蒸着の必要としない部分に離型剤を施し、該処理面側全面に金属蒸着を施した積層体の蒸着面側に対し、片面の全面に粘着剤層が設けられた粘着シートを仮貼合した後、該粘着シートを剥離し、前記基材フィルムの離型処理部分ならびに該部分上の金属蒸着膜を粘着シート側に転写させることにより、前記基材フィルムに部分的に非蒸着部を形成したことを特徴とする部分蒸着フィルムの製造方法」の発明(以下「引用発明1A」という)が記載されていると云える。
そこで、本願発明1と引用発明1Aとを対比すると、引用発明1Aの「基材フィルム」、「離型剤」、「積層体」及び「粘着シート」は、それぞれ本願発明1の「金属蒸着膜形成素材」、「剥離剤」、「離型用原反」及び「剥離用材」に相当するから、両者は、「金属蒸着膜形成素材に金属蒸着の必要部分以外の不要部分に剥離剤を施し、その上に金属蒸着を施した剥離用原反と、さらにその上に剥離用材とを施し、金属蒸着を施した積層体から剥離用材を剥離することにより、不要部分の金属蒸着を剥離用材面上に転移する」点では一致しているものの、両者は次の点で相違している。
(a)本願発明1は、金属蒸着膜形成素材に剥離剤不溶性インキで模様を施しているのに対し、引用発明1Aは、そのような模様を施していない点。
(b)本願発明1は、金属蒸着の上に金属蒸着の不要部分に見当を合わせて熱溶着性接着剤を施した離型用原反と、この剥離用原反の剥離剤の剥離に要する力より大きい接着力を有する剥離用材とを熱溶着しているのに対し、引用発明1Aでは、金属蒸着の上に片面の全面に粘着剤層が設けられた粘着シートを仮貼合させている点。
そこで、上記相違点(a)(b)について、引用例2及び引用例3並びに周知例1乃至3について検討すると、
まず、引用例2及び引用例3について見てみると、引用例2の上記(イ)および(ロ)の記載から、引用例2には、フィルム基材の一方の面に、与えようとする部分蒸着の柄をポジとすると、それに対してネガの関係にあるパターンで、離型剤の層を設け、必要により、その上にオーバーコートを施してから、その上に金属の蒸着を全面に施したものを、粘着剤を介して、いま一枚のプラスチックフィルムと貼り合わせた部分的な金属蒸着を与え、フィルム基材の他方の面に所望の絵柄の印刷を行ったシートが記載されていると云える。この記載中の「所望の絵柄の印刷」は金属の蒸着する面の反対面に施されるものであって、本願発明1のように模様を施した上に金属蒸着層を形成させるものではない。また、引用例2では引用発明1Aと同様、金属蒸着の上に粘着剤を全面に施した上でプラスチックフィルムを貼合しているのに対し、本願発明1では金属蒸着の上に金属蒸着の不要部分に見当を合わせて熱溶着性接着剤を施した離型用原反と剥離用材とを熱溶着させるものであるから、引用例2には上記相違点(a)(b)のいずれの構成について記載があるとは云えない。
また、引用例3の上記(イ)の記載から、引用例3には、水不溶性の印刷模様を設けたのち、水溶性塗料によって所望の図柄のコーテイング層を設け、さらにその上に金属蒸着層を設け、これを水洗してコーテイング層上の金属蒸着層およびコーテイング層を溶解除去する、模様付金属蒸着フィルムの製法が記載され、印刷模様が金属蒸着側で積層されるものと云える。しかしながら、引用例3では水不溶性の印刷模様であるのに対し、本願発明1の上記相違点(a)の構成では剥離剤不溶性インキで模様を施しているのであるから、上記相違点(a)が記載されているとは云えなく、また、部分的な金属蒸着を形成する技術が引用例3では溶解除去する点で離型処理を行う本願発明1とは全く異なるものであるから、結局のところ引用例3には、上記相違点(a)(b)についての記載があるとは云えない。
次に、周知例1乃至3について検討すると、周知例1には上記(イ)(ロ)の記載から、プラスチックなどの成形品の表面に導電性物質の蒸着層の下に導電性インキ層を有する成型品を転写により形成することが記載されていると云えるが、これは蒸着層を離型処理により形成するものではない。また、周知例2には上記(イ)(ロ)の記載から、金属薄膜模様転写シートは、剥離性シートに金属薄膜が設けられた上にパターン状に設けられた第1の樹脂層および第2の樹脂層が順次形成されたものであって、第1樹脂層の上に金属薄膜を形成しようとするものと云えるが、本願発明1のように印刷を形成するものでもなく、また不要部分に見当をあわせて形成された剥離用原反とは相違するものでもない。また、周知例3には上記(イ)(ロ)の記載から、カッテイングシートの文字、図形に沿ってローラで圧力を加え、シート基材に圧力を加えた部分の接着剤層中のマイクロカプセルを破裂させ、その部分の粘着力を強くさせることでカッテイングシートに切断されている文字、図形等のみをシート構造に転写することが記載されていると云えるが、そこには金属蒸着はなく、印刷を施すこともなく、更に離型処理により印刷上に金属蒸着させるものでもない。したがって、上記周知例1乃至3には、上記相違点(a)(b)について何ら記載されてはいない。
そして、本願発明1は、上記した相違点の構成を有することにより、金属蒸着膜の形成作業が短時間に効率よく、しかも品質に優れた金属蒸着膜を形成することができるという本願明細書に記載の格別の効果を奏するものと認められる。
したがって、本願発明1は引用例1乃至3に記載される発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとすることはできない。
(2)本願発明2について
引用例1の上記(イ)〜(ハ)の記載によれば、引用例1には、上記引用発明1Aの方法により部分的金属蒸着膜を形成する装置であって、「基材フィルムの片面に金属蒸着の必要としない部分に離型剤を施し、該処理面側全面に金属蒸着を施した積層体の蒸着面側に対し、片面の全面に粘着剤層が設けられた粘着シートを、該積層体と粘着シートとを積層体の金属蒸着膜側と粘着シートの粘着剤層側とが面するように一対の送りロールにより供給して、圧着ロールで両者を仮貼合し、仮貼合された積層体と粘着シートとを剥離手段でもある一対の送りロールで剥離して、前記基材フィルムの離型処理部分ならびに該部分上の金属蒸着膜を粘着シート側に転写させることにより、前記基材フィルムに部分的に非蒸着部を形成する部分蒸着フィルムの製造装置」の発明(以下「引用発明1B」という)が記載されている。
そこで、本願発明2と引用発明1Bとを対比すると、引用発明1Bの「基材フィルム」、「離型剤」、「積層体」及び「粘着シート」は、それぞれ本願発明2の「金属蒸着膜形成素材」、「剥離剤」、「離型用原反」及び「剥離用材」に相当するから、両者は、「金属蒸着膜形成素材に金属蒸着の必要部分以外の不要部分に剥離剤を施し、その上に金属蒸着を施した離型用原反と、剥離用材とを搬送する送りローラと、これらを圧着する圧着ローラと、金属蒸着を施した積層体と剥離用材とを剥離させる剥離手段を備えた」点で一致しているものの、両者は、本願発明1で検討した上記相違点(a)(b)および次の点で相違している。
(c)本願発明2は、圧着ローラとして熱圧着ローラを用いているのに対し、引用発明1Bでは、圧着ロールは熱圧着ロールではない点。
上記相違点(a)乃至(c)について検討するに、相違点(a)(b)については上記4(1)の本願発明1で検討したと同じ理由により引用例2,3及び周知例1乃至3には何ら記載がないのであるから、上記相違点(c)を検討するまでもなく、本願発明2は、引用例1乃至3に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとすることはできない。
5.結び
以上のとおりであるから、原査定の理由によって本願を拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に、本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2003-02-20 
出願番号 特願平8-232119
審決分類 P 1 8・ 121- WY (C23C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 山田 靖板谷 一弘  
特許庁審判長 大黒 浩之
特許庁審判官 唐戸 光雄
山田 充
発明の名称 部分的金属蒸着膜形成方法およびその装置  
代理人 辻本 一義  
代理人 辻本 一義  
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ