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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G07F |
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管理番号 | 1074437 |
審判番号 | 不服2000-20521 |
総通号数 | 41 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1993-04-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2000-12-26 |
確定日 | 2003-04-24 |
事件の表示 | 平成 3年特許願第266135号「非接触記憶媒体対応装置」拒絶査定に対する審判事件〔平成 5年 4月30日出願公開、特開平 5-108929、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願は、平成3年10月15日の出願であって、平成13年8月10日付けの手続補正書による補正は、願書に最初に添付された明細書の段落番号【0019】及び第4図に記載された購入釦の入力により取引内容を確定するとともに、表示部に表示された識別コードを有する非接触記録媒体を通信対象として発売処理を確定する旨の技術的事項により、特許請求の範囲に記載された構成を限定するものであって、補正は適正になされていると認められることからして、その請求項1〜2係る発明は、平成13年8月10日付けの手続補正書で補正された特許請求の範囲の請求項1〜2に記載されたとおりのものと認める。 そして原審で引用された各刊行物(特開昭64-37665号公報、特開平2-300886号公報、特開平3-122790号公報)には、非接触記憶媒体対応装置において、「混信による誤取り引きを防止するため」に、「識別コード判別手段が判別した識別コードを表示する表示部」を設ける構成は、記載も示唆もされていない。 したがって、本件請求項1〜2に係る発明は、上記各刊行物に記載された発明から容易に発明をすることができたものとすることはできない。 以上のとおりであるから、本件請求項1〜2の係る発明は、上記各刊行物に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとはいえないから、本願発明が特許法第29条第2項に規定する要件を満たしていないとした原査定の判断は妥当ではない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2003-04-15 |
出願番号 | 特願平3-266135 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(G07F)
|
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 神山 茂樹、岩田 洋一、岡崎 克彦 |
特許庁審判長 |
粟津 憲一 |
特許庁審判官 |
岡本 昌直 今井 義男 |
発明の名称 | 非接触記憶媒体対応装置 |
代理人 | 古谷 栄男 |
代理人 | 眞島 宏明 |
代理人 | 松下 正 |