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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 E04F
管理番号 1075915
審判番号 不服2001-2509  
総通号数 42 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1999-06-08 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2001-02-21 
確定日 2003-05-14 
事件の表示 平成9年特許願第321048号「ラス網及びそれを用いた外壁通気構造」拒絶査定に対する審判事件〔平成11年6月8日出願公開、特開平11-152872、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 本願は、平成9年11月21日の出願であって、その各請求項に係る発明は、平成15年3月12日付の手続補正書により補正された明細書、及び、図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1,2に記載された事項により特定される次のとおりのものと認める。
「【請求項1】横筋及び縦筋が、孔部を有する編み込み紙を介在させ該孔部で格子状に接合されており、該横筋を覆うように該編み込み紙の一方の面に防水性の裏打ち紙が接合されてなるラス網において、
上記縦筋は、上記横筋2つ置きに上記孔部内に陥入するように屈曲すると共にそれらの屈曲部分同士間においては直線状をなしており、
上記編み込み紙と上記裏打ち紙との接合部が、上記横筋同士間毎に、それぞれ連続直線状に設けられており、該接合部の間隔が30mm〜60mmであることを特徴とするラス網。
【請求項2】請求項1記載のラス網を、構造用パネル材の室外側に固定した胴縁に、上記裏打ち紙と該構造用パネル材との間に通気層が形成されるように取り付け、次いで、該ラス網にモルタルを塗着してモルタル壁を形成してなる外壁通気構造。」

一方、原審、及び当審による拒絶理由通知で提示した各刊行物には、本願各発明の構成要件である「(縦筋が)横筋2つ置きに上記孔部内に陥入するように屈曲すると共にそれらの屈曲部分同士間においては直線状をなしており、編み込み紙と裏打ち紙との接合部が、上記横筋同士間毎に、それぞれ連続直線状に設けられて」いる点について何等記載されていないし、示唆もない。
そして、本願各発明は、上記構成と他の構成とが相俟って、明細書記載の作用効果を奏するものである。

したがって、本願各発明は、上記各刊行物記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2003-04-04 
出願番号 特願平9-321048
審決分類 P 1 8・ 121- WY (E04F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 七字 ひろみ  
特許庁審判長 山田 忠夫
特許庁審判官 藤原 伸二
長島 和子
発明の名称 ラス網及びそれを用いた外壁通気構造  
代理人 羽鳥 修  

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