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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 A01G
管理番号 1078904
審判番号 不服2000-20938  
総通号数 44 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2000-10-03 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-12-28 
確定日 2003-07-05 
事件の表示 平成11年特許願第 83296号「植生材料の採取方法と植生材料をベースにした緑化材料」拒絶査定に対する審判事件〔平成12年10月 3日出願公開、特開2000-270674、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 1.手続の経緯・本願発明
本願は、平成11年3月26日の出願であって、その請求項1及び請求項2に係る発明は、平成13年1月26日付けの手続補正書によって補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1及び請求項2に記載された事項により特定されるとおりのものと認められる(以下、それぞれ順に「本願発明1」ないし「本願発明2」という)。

2.原査定の理由
一方、原査定の拒絶の理由の概要は、次のとおりである。
「本願の請求項1及び請求項2に係る発明は、本願の出願前に頒布された下記の刊行物1及び刊行物2に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

刊行物1:特開平6-7029号公報
刊行物2:実用新案登録第3015891号公報

3.当審の判断
本願発明1と上記引用刊行物1及び引用刊行物2に記載された発明とを対比すると、これらの引用刊行物のいずれにも、本願発明1及び本願発明2を特定する事項である「山野表層の落葉あるいは落葉を含む表層土に高圧エアを吹きつけてこれを解して、この解した落葉あるいは表層土と、これに含まれる落下種子とを植生材料とし、これをバキュームにより吸引採取する、植生材料の採取方法」の構成について記載されておらず、また示唆されてもいない。
すなわち、引用刊行物1には「落葉」を含む「植物生育用資材」に関して記載されているが、上記「落葉」が、「山野表層の落葉あるいは落葉を含む表層土に高圧エアを吹きつけてこれを解し」た「落葉」である点に関しては記載されておらず、まして「解した落葉あるいは表層土と、これに含まれる落下種子とを植生材料とし、これをバキュームにより吸引採取」した「落葉」である点に関しては記載も示唆もされていない。
また引用刊行物2には「被清掃面に対面して設けられた吸気口」の「移動方向前方」に「排気口」を設け、「排気口より噴出した空気を地面等の被清掃面に衝突させ」ることにより「落ち葉」のような「除去し難い異物でも、被清掃面より離脱させ、容易に吸引、除去することができ」る「清掃装置」に関して記載されているが、上記「排気口より噴出した空気」は、「吸気口から吸引された空気が循環路を経て排気口より噴出」する「空気」であって、「山野表層の落葉あるいは落葉を含む表層土に吹きつけてこれを解」す「高圧エア」を示唆するものではなく、「吸気口から吸引」する吸引物も、「地面等の被清掃面」上の「落ち葉」等の被清掃物であって、「解した落葉あるいは表層土と、これに含まれる落下種子」より成る「植生材料」を示唆するものではないから、引用刊行物2に記載された「清掃装置」を「山野表層の落葉あるいは落葉を含む表層土」に直ちに適用して、本願発明1の「植生材料の採取方法」を容易に得ることができたとすることはできず、また本願発明1の「植生材料の採取方法」によって採取した「植生材料」をベースにした本願発明2の「緑化材料」を容易に得ることができたとすることもできない。
そして、本願発明1及び本願発明2は上記の構成を備えることにより、明細書に記載された作用効果を奏するものである。

4.むすび
以上のとおりであるから、本願発明1及び本願発明2は引用刊行物1及び引用刊行物2に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2003-06-13 
出願番号 特願平11-83296
審決分類 P 1 8・ 121- WY (A01G)
最終処分 成立  
前審関与審査官 松本 隆彦山田 昭次坂田 誠  
特許庁審判長 藤井 俊二
特許庁審判官 白樫 泰子
渡部 葉子
発明の名称 植生材料の採取方法と植生材料をベースにした緑化材料  
代理人 藤本 英夫  

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