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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 A47B
管理番号 1081202
審判番号 不服2002-6373  
総通号数 45 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1996-01-23 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2002-04-12 
確定日 2003-08-23 
事件の表示 平成6年特許願第154479号「家具の脚取付構造」拒絶査定に対する審判事件〔平成8年1月23日出願公開、特開平8-19430、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 本願は、平成6年7月6日の出願であって、その請求項1に係る発明は、平成14年5月9日受付の手続補正書による補正が却下されたので、出願当初の明細書、及び、図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。
「テーブル等の家具の脚部を、天板等の家具本体に着脱自在に取付ける為の構造であって、
家具本体1に固定させる基盤6に、有底短筒状の嵌合突起8を下向きに突設した固定部4と、
脚部2の上端に設けられて、前記嵌合突起8を緊密に挿嵌させる嵌合孔10を備える被固定部5とから成り、
前記嵌合突起8の底面8aには、筒の径方向に伸びるスリット9を設けると共に、底面8aの上面は、前記スリット9の両側端9a,9aから夫々筒周方向に上向きに緩やかに傾斜する斜面aに形成し、
前記嵌合孔10の底部11には、前記スリット9に挿嵌させ得る形状を備えて、その上端に前記斜面aに当接させる掛止部12bを設けた掛止部材12を突設し、
前記掛止部12bを前記スリット9に挿通させたうえ、前記脚部2をその軸周りに回動させると、前記掛止部12bが前記斜面aを次第に締付けて、前固定部4と被固定部5とが強固に掛合される様にしたことを特徴とする家具の脚取付構造。」

一方、原審における拒絶理由通知で提示された各刊行物には、少なくとも本願発明の構成要件の一部である「嵌合突起8の底面8aには、筒の径方向に伸びるスリット9を設けると共に、底面8aの上面は、前記スリット9の両側端9a,9aから夫々筒周方向に上向きに緩やかに傾斜する斜面aに形成」した点について何等記載されていないし、示唆もない。
そして、本願発明は、上記構成と他の構成とが相俟って、明細書記載の作用効果を奏するものである。

したがって、本願発明は、上記各刊行物記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2003-07-18 
出願番号 特願平6-154479
審決分類 P 1 8・ 121- WY (A47B)
最終処分 成立  
前審関与審査官 伊藤 陽渋谷 知子  
特許庁審判長 山田 忠夫
特許庁審判官 山口 由木
木原 裕
発明の名称 家具の脚取付構造  
代理人 松波 祥文  

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