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審決分類 審判 一部申し立て 発明同一  H04N
審判 一部申し立て 2項進歩性  H04N
管理番号 1083016
異議申立番号 異議2002-72104  
総通号数 46 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1994-05-31 
種別 異議の決定 
異議申立日 2002-08-26 
確定日 2003-07-02 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3259366号「遠隔操作装置」の請求項1に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3259366号の請求項1に係る特許を維持する。 
理由 1.手続の経緯

特許第3259366号の請求項1に係る発明についての出願は、平成4年10月30日の出願であって、平成13年12月14日にその特許についての特許権の設定がなされ、その後、その特許について、特許異議申立人大木茂により特許異議の申立がなされ、取消理由が通知され、その指定期間内である平成15年1月27日に訂正請求がなされたものである。

2.訂正の適否についての判断

(1)訂正の内容

特許権者が求めている訂正の内容は、以下のとおりである。

a.本件請求項1の記載を、
「映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、
前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、
前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発すること
を特徴とする遠隔操作装置。」と訂正する。

b.公報中の【課題を解決するための手段】における請求項1に対応する記載を、
「上記の目的を達成するため、本発明の遠隔操作装置においては、第1の目的の達成手段として、請求項1に記載するように、映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発することを特徴とする遠隔操作装置に発する構成とするか、」と訂正する。
なお、いずれも下線部分が訂正個所である。

(2)訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否

上記訂正事項a.は、特許明細書の段落番号【0017】の記載に基づく特許請求の範囲の減縮を目的とした明細書の訂正に該当し、また、上記訂正事項b.は、特許請求の範囲と発明の詳細な説明との整合をとるための明瞭でない記載の釈明を目的とした明細書の訂正に該当し、いずれも、新規事項の追加に該当せず、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。

(3)むすび

以上のとおりであるから、上記訂正は、特許法第120条の4第3項において準用する平成6年法律第116号による改正前の特許法第126条第1項ただし書、第2項及び第3項の規定に適合するので、当該訂正を認める。


3.特許異議の申立についての判断

(1)申立ての理由の概要

申立人大木茂は、証拠として、
甲第1号証:特願平4-133855号(特開平5-328408号公報)(以下「先願明細書1」という。)
甲第2号証:特願平3-96771号(特開平5-303465号公報)(以下「先願明細書2」という。)
甲第3号証:特開平4-241894号公報(以下「刊行物1」という。)
甲第4号証:特開平1-314077号公報(以下「刊行物2」という。)
甲第5号証:特開平1-258117号公報(以下「刊行物3」という。)
を提出し、本件特許の請求項1に係る発明は甲第1号証又は甲第2号証に実質的に記載されている発明であるから、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができないもの、さらに、本件特許の請求項1に係る発明は甲第3号証の記載、あるいは甲第3号証及び甲第4号証又は甲第3号証及び甲第5号証の記載のいずれかに基づき当業者が容易になしえたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである旨主張している。

(2)本件発明

上記訂正請求により訂正された訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)は、その請求項1に記載された次のとおりのものである。

「【請求項1】映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、
前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、
前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発することを特徴とする遠隔操作装置。」

(3)先願明細書及び刊行物記載の発明

先願明細書1には、ヘッド・マウンテッド・ディスプレイ装置に関し、図面と共に「次に、本発明の第2実施例を図2を参照にして説明する。本実施例の概略図を図2(a)、(b)に示す。両図において、画像生成装置11からの信号は、画像表示素子4(4L、4R)に送られる。ここで、使用者は、この電子画像と外界像を見ながら、コントローラ15で電子画像の結像位置を調節する。具体的には、コントローラ15の信号により左目画像と右目画像の視差を変えることで、結像位置を変えることができる。このコントロール15の信号は、視差決定装置37で視差に関する信号に変換される。図2(a)では、この視差信号は、画像生成装置11に送られ、そして、この信号を基に左目像と右目像を生成し、画像表示素子4へ送る。…(中略)…電子像の動き方向をメニューバーとして電子像で表示してこのメニューバーを選択することで電子像を動かす方法等もある。このように、コントローラ15で左目像と右目像の視差を変化させるのだが、同時に視度も調節できるようにすることによって、より見やすい画像を提供することができる。」(3頁左欄27行〜右欄16行)が記載されている。

同じく、先願明細書2には、頭部に装着して使用可能な小型の一体形入出力装置に関し、図面と共に「図1は本発明のブロック図である。この図において、1は頭部に装着される一体形入出力装置の主要部であり、2の小型表示装置、3の視線検出装置、4の赤外線等による参照光線などから構成される。5は手元で操作して入力の指示を与えるための手元スイッチである。…(中略)…表示制御部10は、コンピュータ20の出力する画像データ、あるいは、視点カーソル表示部12に出力するカーソルパターンデータをストアし、小型表示装置2を制御する信号に変換して出力する。手元スイッチ5は、通常のマウスにおけるボタンに相当するものであり、画面上のメニューのクリックやアイコンのドラッグなどといった操作を行うために使用する。オン/オフ検出部13は、手元スイッチ5のオン/オフを検出してコンピュータ20へ通知する。例えば、メニューリストの中で視点カーソルの置かれたメニュー項目が反転表示されている状態で、本手元スイッチ5が押されるとオン/オフ検出部13がその発生をコンピュータ20へ通知し、メニュー項目の選択を判定することができる。」(2頁右欄16行〜3頁左欄15行)が記載されている。

同じく、刊行物1には、頭部搭載テレビゲーム機に関し、図面と共に「駆動回路基板16の中央前面にはゲーム等のソフトウエアが収納してあるソフトウエアカートリッジ17が該駆動回路基板16の後方中央に固着された接続コネクタ18に前方向から差し込み装着される。前記駆動回路基盤16には液晶表示板11の駆動回路やコンピュータ回路が設けられ、コンピュータではソフトウエアカートリッジ17からのソフトウエアを読み込み、手元のコントローラ8からの操作信号により情報処理をし、液晶表示用の駆動回路を介して液晶表示板11に映像を映し、ヘッドフォン5に音信号を送くり、操作者は液晶表示板11に映し出される映像を見ながら、コントローラ8を操作し、ゲームを進めることができる。」(2頁右欄45行〜3頁左欄6行)が記載されている。

同じく、刊行物2には、とくに被写体の撮影時に所定のタイトルおよび音声を合わせて記録することのできるカメラ一体型VTRおよびビデオカメラに関し、図面と共に「第3図に示されているように、操作者により操作部22のタイトル選択スイッチ52がONされると、システムコントロール部20はデジタルタイトラー部12に制御信号を送出し、デジタルタイトラー部12のデジタルメモリに格納されている固定タイトルのメニューを呼び出し、EVF32の表示画面80に表示される。」(4頁左下欄10行〜16行)が記載されている。

同じく、刊行物3には、特に視線による図形入力が可能な図形入力装置に関し、図面と共に「次に、本発明の図形入力装置による図形の入力方法を説明する。第5図は表示部4上への瞳孔中点の投射図、第6図は図形入力例を示す図である。…(中略)…この状態で視点を例えば第6図でのA図形に移動させ、図形設定キー36を入力する。次に入力希望位置(第6図y)に視点を移動させ、図形設定キー36を入力することでA図形の入力が完了する。他の図形に対しても同様の操作で入力する。」(3頁左上欄3行〜右上欄13行)が記載されている。

(4)対比・判断

(4-1)特許法第29条の2について

本件発明と先願明細書1又は2記載の発明とを対比すると、先願明細書1又は2に記載された発明は、本件発明における次に掲げる主要な事項を具備していない。
「前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する」点。

したがって、本件発明は、先願明細書1又は2に記載された発明ではなく、特許法第29条の2の規定に違反しているとはいえない。

(4-2)特許法第29条第2項について

本件発明と刊行物1ないし3に記載の発明を対比すると、刊行物1ないし3に記載された発明は、本件発明における上記事項を具備していないし、刊行物1ないし3には、この事項を示唆する記載もなされていない。
また、刊行物1に記載された発明は、液晶表示板に映し出される映像を見ながら、コントローラを操作し、ゲームを進めること、刊行物2に記載された発明は、操作部のタイトル選択スイッチがONされると、デジタルタイトラー部のデジタルメモリに格納されている固定タイトルのメニューを呼び出し、EVFの表示画面に表示させること、刊行物3に記載された発明は、入力図形の位置指定及びその指定位置での入力図形の指示入力を制御する制御部を有することを開示するに止まるものであるから、刊行物1ないし3に記載された発明を組み合わせたとしても上記本件発明の主要な事項を導き出すことはできない。
そして、本件発明は、上記主要な事項により、明細書に記載された「特に操作部を見ることなく、すなわち表示部の表示画面から視線をそらすことなく映像出力装置の操作が可能になるとともに、操作キーの数を減らすことができ、かつ多機能化が容易になる。」(【発明の効果】)という効果を奏するものである。
なお、異議申立人が提出した参考文献1には、視線指示入力装置における深層構造のメニュー選択リストに関する記載はあるが、本件発明の上記主要な事項については記載がなく、また、示唆する記載もなされていない。
したがって、本件発明は、刊行物1ないし3に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

(5)むすび

以上のとおりであるから、特許異議申立ての理由及び証拠によっては、本件発明に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に本件発明に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
遠隔操作装置
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、
前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、
前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発することを特徴とする遠隔操作装置。
【請求項2】 映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、
前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、
前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し前記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記操作部に2段階の操作ができる2重構造キーを用い、前記制御部が、該操作部のいずれかのキーの第1段階の操作による出力信号により該操作部全体の配置および当該キー位置を、前記表示出力部を介して、前記表示部に表示させるとともに、該操作部のいずれかのキーの第2段階の操作による出力信号により遠隔操作信号を前記映像出力装置に発することを特徴とする遠隔操作装置。
【請求項3】 映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、
前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、
前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し前記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、該操作部のいずれかのキーの1回目の操作による出力信号により該操作部全体の配置および当該キー位置を、前記表示出力部を介して、前記表示部に表示させるとともに、該キーの1回目に連続する2回目の操作による出力信号により遠隔操作信号を前記映像出力装置に発することを特徴とする遠隔操作装置。
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、AV機器の遠隔操作を行うための遠隔操作装置に関し、特に、その映像の表示手段としてヘッド装着の眼鏡型ビューワを使用する場合に好適な遠隔操作装置に関するものである。
【従来の技術】
映像再生装置等のAV(オーディオ・ビュジュアル)機器では、その遠隔操作を行うために遠隔操作装置(以下、リモコンと記す)が用いられている。一般的なリモコンにおいては、操作キーと対象のAV機器の動作が一対一で対応しており、わかりやすい利点がある。
一方、AV機器の表示手段(モニタ)として、近年、ヘッドに装着して使用し、映像を大画面並みの迫力で一人で味わうことができる眼鏡型ビューワが注目されている。この眼鏡型ビューワは、小型のLCD(液晶ディスプレイ)パネルを眼前に配置して、接眼レンズで拡大して見るものである。このため、使用者は、使用中、外界が見えない状況におかれる。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のリモコンは、操作キーと実際のAV機器の動作が一対一に対応していてわかりやすい反面、機能の数だけ操作キーが必要となり、逆に操作が複雑になる矛盾を持っている。このようなリモコンを上記した眼鏡型ビューワを装着して当該AV機器を遠隔操作をする場合、リモコンの操作面を直接見ないで操作することを考えると、多機能化は絶望的であり、かつ手さぐりで操作キーを押して動作した結果により初めて所望の動作か否かわかるため、正確な操作が望めない問題があった。
本発明は、上記リモコンによる操作上の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、リモコンの操作部を直接見なくとも多機能な操作を正しく行なうことを可能とする遠隔操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の遠隔操作装置においては、第1の目的の達成手段として、請求項1に記載するように、映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発する構成とするか、
または、請求項2に記載するように、映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し前記表示部に表示させる表示出力部とを備え、前記操作部に2段階の操作ができる2重構造キーを用い、前記制御部が、該操作部のいづれかのキーの第1段階の操作による出力信号により該操作部全体の配置および当該キー位置を前記表示出力部を介して前記表示部に表示させるとともに、該操作部のいずれかのキーの第2段階の操作による出力信号により遠隔操作信号を前記映像出力装置に発する構成とするか、
または、請求項3に記載するように、映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し前記表示部に表示させる表示出力部とを備え、前記制御部が、該操作部のいづれかのキーの1回目の操作による出力信号により該操作部全体の配置および当該キー位置を前記表示出力部を介して前記表示部に表示させるとともに、該キーの1回目に連続する2回目の操作による出力信号により遠隔操作信号を前記映像出力装置に発する構成とする。
【作用】
本発明の請求項1の発明では、操作メニューを表示部に表示し、所望の操作をメニュー表示上で選択して実行することにより、操作部のキーを極限まで削減し、その削減により操作部を直接見ないで正しい操作を可能とし、かつメニューの選択により操作の多機能化を実現する。
また、請求項2,3の発明では、操作部のキーの削減は行わず、所望の操作に対するキー操作を2段階もしくは連続2回の操作とする。第1段階もしくは1回目の操作で表示部にキー配置と操作されたキーを表示させ、操作されたキーの現在位置を知らせて、もし、所望の操作のキーでなければ、現在位置から手を動かして容易に所望の操作のキーをさがせるようにする。利用者は、当該キーが正しければ第2段階もしくは連続2回目のキー操作をする。これにより制御部から所望の遠隔操作信号が映像出力装置に発せられる。ここで、所望のキー操作を、請求項2の発明では2重構造キーを用い各段階の出力信号を制御部で処理して実現し、請求項3の発明では一つのキーの連続2回操作を制御部で判断処理して実現している。
上記発明においては、実際に使用している表示部の画面上に、使用開始からある一定時間の経過後、長時間使用の警告表示を行い、あるいはそれとともに、制御部が使用開始からある一定時間経過後、強制的に映像出力装置の電源をオフさせることにより、長時間の使用による疲労のおそれのない正しい使用とそのための操作を促すことも可能である。
さらに、上記発明においては、遠隔操作装置側において、映像出力装置がバッテリーダウンを検出し停止する前に、自己の電源オフ処理を行って操作部の操作により発せられる通常の遠隔操作信号が、バッテリーダウン前の不安定状態において映像出力装置に入力されないようにするとともに、映像出力装置の電源をオフさせることによって、両者の電源状態を同一にしてシステムとしての整合性を保ち、誤動作を防止することも可能である。
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は請求項1の発明の一実施例を示す外観図である。本実施例をはじめとして以下の各実施例では、映像出力装置としてVTR(ビデオテープレコーダ)1を想定し、表示部として小型LCDを用いた眼鏡型ビューワ2(以下、単にビューワと記す)を使用する場合を例とする。図1において、3がリモコンを示し、ケーブル4,5でVTR1とビューワ2に接続されている。リモコン3の操作部にはVTR1あるいはビューワ2の操作キーとして「メニュー」(MENU)キー3a,「+」キー3b,「-」キー3c,「エンター」(ENTER)キー3dが設けられている。なお、「+」,「-」キーは、シーソーのように動作するような見かけ上1つのキーとしても良い。
図2は上記実施例におけるリモコンの回路構成を示すブロック図である。各キー3a〜3dの出力信号は、マイクロコンピュータを主要部とする制御部6に入力される。7は表示出力部に相当する画面表示部を示し、キャラクタジェネレータを備えて制御部6からの制御信号によりキャラクタを発生し、ビューワ2に操作メニュー表示を行う機能を有する。この画面表示部7は、VTR1からビューワ2へ出力されるビデオ信号のライン間に接続されていて、上記メニュー表示をビデオ信号に重畳する。また、8は確認音出力部であり、制御部6からの制御信号でキー操作の確認音を出力する機能を有する。確認音出力部8は、VTR1からビューワ2へ出力されるオーディオ信号のライン間に接続されていて、上記確認音をオーディオ信号に重畳する。さらに、制御部6は、メニュー方式で選択された機能に対応して遠隔操作信号に相当するコマンドを発生し、VTR1に送る。
以上のように構成した実施例の動作および作用を述べる。図3は本実施例の動作を説明するための制御部6における制御例を示すメニューモード遷移図であり、図4は同じくその動作を説明するためのメニュー操作例を示す図である。
図3において、「メニュー」とは画面上にメニュー表示がなされているモードを示し、「ノーマル」とはメニュー表示がなされていないモードを示す。また、()内はキー名称を示し、音符記号が確認音を示している。まず、「ノーマル」状態においてMENUキーを押すと確認音がピッピッと鳴って「メニュー」モードに移り、画面には図4(a)に示すような記号によるメニューが表示される。メニュー表示中のカーソル位置は、例えば記号の反転表示で行う。次に利用者が「+」キーまたは「-」キーを押すと、その都度ピッと確認音が鳴り、カーソル位置が図4(b)に示すようにアップ,ダウンされる(「カーソルUP」,「カーソルDOWN」処理)。なお、このときメニュー表示の上部には現在のVTRの動作モード(図例では「STOP」)が表示される。こうして所望のカーソル位置を確認後ENTERキーを押すと、確認音がピッピッと鳴り、メニュー表示のカーソル位置に該当する機能のコマンドが発生され、VTRに送信されて(「コマンド送信」処理)、動作モード表示が変る(図4(c)の例では「FF」)。その後もメニュー状態が続き(何のキーのおさないタイムアウトによってもメ「ニュー」モードから「ノーマル」モードには戻らない)、図4(d),(e)に示すように、「+」,「-」キーとENTERキーにより、VTRの操作(図例ではPLAY)ができる。「メニュー」モードから「ノーマル」モードに戻りたいときは、MENUキーを押すことによって行う(「メニューオフ」処理)。
以上のとおり、本実施例によれば、眼鏡型ビューワを用いた場合のように、リモコンの操作部を見ることができない状況でも、操作キーが少ないので、VTRのリモコン操作が可能になる。また、操作キーが少なくても、メニュー選択方式により多機能化が図れる。
図5(a),(b)は、請求項1の発明における別の実施例を示す説明図であって、(a)はリモコンの外観図、(b)はそれに対応するメニュー表示例である。図1の実施例ではカーソル移動用の「+」,「-」キーが縦に配置されていて、それに対応してメニュー表示も縦に表示されていたが、本実施例では、カーソル移動用のキー3b,3cが横に配列されていて(MENUキー,ENTERキーは図1と同配置)、それに対応してメニュー表示を画面下部に表示した例であり、動作は図1の実施例と同様である。
図6(a),(b),(c),(d)は、上記実施例におけるリモコンの操作部の変形例を示す図である。
まず図6(a)では、従来の独立キーである「PLAY」キー3e,「STOP」キー3fを、上記実施例の「+」,「-」キーと兼用する例を示し、メニュー表示中はカーソルアップダウン用のキーとして機能させるものである。
図6(b)は、ローラ3gによるエンコーダをメニューの「+」,「-」キーに用いる例を示している。ローラ3gを正方向または逆方向に回すことにより発生する出力信号で、縦型のメニュー表示のカーソルを上/下に移動させる。なお、ローラ3gを横回転可能に配置しても良く、この場合には図5(b)に示す横型メニュー表示としてカーソルを左/右に移動させる。また、ローラ部にENTERキーの機能を持たせた場合も同様である。
図6(c)および(d)は「+」,「-」キーの間に「エンター」(ENT)キーを配置した例であり、(c)では独立したカーソル移動用の「+」,「-」キー3b,3cの中央に「エンター」キー3dを配置し、(d)では「+」,「-」キーをシーソー形状のキー3hとし、中央を押すと「エンター」の機能をもたせている。
次に、請求項2の発明の一実施例を述べる。図7(a),(b)は、本実施例のリモコンの構成を示す外観図(a)と、キー構造を示す斜視図(b)である。本実施例では、通常のリモコン9の「再生」(PLAY)キー9a,「巻き戻し」(REW)キー9b,「早送り」(FF)キー9c,「ストップ」(STOP)キー9dのそれぞれに2重構造のキー10を用いる。この2重構造のキー10は、タクトスイッチ10bの上にタッチスイッチ10aが重なっている構造を有しており、軽く触れたらタッチスイッチ10aがまずオンになり、押せばタクトスイッチ10bもオンとなる2段階操作ができるものである。
図8は本実施例の回路構成を示すブロック図である。基本的には、図2の構成と同様であるが、異なる点はリモコンの操作部9eからのキー出力信号が上記2重構造のキー10によるものであり、かつ制御部6の処理においてモード遷移処理を必要としない点である。画面表示部7を用いて行う画面表示機能および確認音出力部8を用いて行う確認音発生機能は、図2の場合と同様である。
図9は本実施例による動作例を示す説明図である。ここでは、PLAYキーを操作部を見ないで押したい場合を例とする。始めに、PLAYキーと思われるキーに触れる。すると、確認音がピッと鳴って画面には(a)に示すようにキーレイアウトが表示されるとともに、今触れたキー位置が点滅して表示される。図例では、そのキーがPLAYキーではなく、FFキーであることがわかる。利用者は、PLAYキーがFFキーの隣りにあることが示されるので、指を隣りに動して触れる。これにより、ピッという確認音とともに図9(b)のように画面表示が変わり、PLAYキーの表示が点滅されるのでPLAYキーに触れていることがわかる。利用者が、そのままPLAYキーを押せば、図9(c)に示すようにピピッという確認音とともに画面のキーレイアウト表示は消え、PLAYコマンドがVTRに発せられる。上記で確認音は、コマンドを発生する時としない時で区別できるようにしている。
以上により、本実施例によっても、眼鏡型ビューワを用いた場合のようにリモコンの操作部を見ることが困難なような状況でも、VTRのリモコン操作が可能になるとともに、キー数を増やすことができるので操作を他機能化することができる。
なお、2重構造のキーとしてはタッチスイッチとタクトスイッチの組み合わせのほかに、重い負荷で反応するタクトスイッチの上に軽い負荷で反応するタクトスイッチを重ねたものでも良い。この場合、最初触れるというのではなく軽く押す必要がある以外は、上記タッチキー+タクトスイッチの構成と同様である。
また、請求項2の発明の別の実施例としては、シートスイッチのみあるいはタクトスイッチのみから成る従来と同様の構成のキーを用いたリモコンを使用し、これを図8と同様に接続して制御部6に入力する。本実施例では、前述の“触れる/押す”あるいは“軽く押す/強く押す”に対して、“押す/再度押す”ことにより、制御部において判断処理し、前述の図7の実施例と同様の動作と作用を実現する。操作キーとしてシートスイッチを用いる例では、まず、この辺と思うキーを押すことにより、操作部のレイアウト表示がなされて、押したキーが点滅して表示されるので、希望のキーであれば指を離して続けて再度押し、違っていればそのまま希望のキーへ指をずらして行けば良い。操作キーとしてタクトスイッチを用いる例では、上記シートスイッチの場合とほぼ同じ動作であるが、指を隣に移動させるとき、構造上、一度操作部から指を離す必要がある。
次に、本発明の他の実施例について述べる。本実施例は、リモコンがビデオ・オーディオに長時間集中して使用する可能性のあるAV機器(たとえば、本実施例ではVTRと眼鏡型ビューワを想定している)における疲労の問題を解決するために、これを適切な形で、実際に使用する画面上に、長時間使用の警告メッセージの表示を行なうなどして注意を喚起し、正しい使用と操作を促すものである。
図10は、本実施例の主要部の回路構成を示すブロック図である。本リモコンは、先の実施例と同様にVTRと眼鏡型ビューワの間に接続されてVTRおよびビューワを操作するものである。6は制御部であり、本実施例では使用開始(例えば、VTRまたはリモコンの電源オン)からの時間の経過を監視し、以下の各部を起動する。7は画面表示部であり、VTR等のAV機器からビューワのモニタへ出力されるビデオ信号のラインの間に接続されて、制御部6の制御信号により時間の経過表示や上記長時間使用の警告メッセージの表示をモニタ画面に表示する。8は確認音出力部であり、AV機器に使用するスピーカ又はヘッドホンに確認音を出力する。11はAV機器へのコマンド発生部であり、本実施例では制御部6の制御信号によりVTR等のAV機器(映像出力装置)に対し電源オフを指令する。なお、コマンド発生部11は制御部6に内蔵しても良い。
図11は以上の構成の実施例の動作と作用の説明図であり、モニタ画面の表示例を示している。始めに、制御部8は電源オン時に図11(a)に示すような警告メッセージ「このシステムは、3時間で自動的に電源をおとします。疲労に気を付けてお使い下さい。」を一定時間(例えば10秒間)モニタ画面へ表示する。この表示中は、AV機器の操作は無効とし、表示終了時は確認音を出力する。続いて常時または一定時間経過毎に図11(b)に示すような使用経過時間の表示を行う。次いで、定められた時間経過後(本例では3時間後)に長時間使用の警告メッセージ「ご使用を始めて、3時間を経過しました。」を一定時間(例えば10秒間)表示し(図11(c))、次に、電源オフの警告メッセージ「ご使用を始めて3時間を経過しました。電源をおとします。」を一定時間(例えば10秒間)表示し(図11(d))、電源オフのコマンドをAV機器へ送る。以上により、使用者の疲労の防止を図る。
なお、簡易には電源オン時のみ警告メッセージ「疲労にお気を付けてお使い下さい。」(図11(a□))のみを表示したり、図11(a□)と図11(b)を表示したり、あるいは図11(a□)□図11(b)□図11(c)までを表示したりしても良い。また、この警告機能は、AV機器にもしくはビューワに内蔵させても良い。
また、本発明のもう一つの実施例について述べる。本実施例は、VTR等のAV機器のバッテリーから電源を供給されて動作するリモコンにおいて、バッテリーダウンにより動作できなくなる場合は、自分自身が動作をやめるだけでなく本体のAV機器も連動して電源をオフさせてシステムの整合性を保とうとするものである。
図12は本実施例のリモコンの回路構成を示すブロック図である。1はVTR等のAV機器であり、6は制御部であって、本実施例では、AV機器1のバッテリから電源供給を受けて動作する。リモコン3とは電源,信号(ビデオ,オーディオ),コマンドがケーブルで接続されている。12はバッテリー残量検出手段に相当するバッテリーダウン検出部であり、制御部6はこのバッテリーダウン検出の検出信号を受けてコマンド発生部11を介して電源オフのコマンドをAV機器1へ送る。
図13は、本実施例の動作を示すフローチャートであり、バッテリー動作するようなAV機器は通常バッテリダウンの検出を行っていて、バッテリーダウンを判別すると、本体の電源をオフし、リモコンへの電源供給もやめる。ここで、電源電圧が下がり本体がバッテリーダウンを検出する前にリモコンが動作不能になると、本体の動作に異常を起こす可能性があり、正しい操作ができなくなるおそれがある。そこで、本実施例では通常の周辺機器では行っていないバッテリーダウンの検出を、本体がバッテリーダウンを検出する前にリモコン側で検出し、リモコンの内部電源のオフ処理を行って操作部の操作による遠隔操作のコマンドの送出を阻止すると同時に、本体側に電源オフの要求を行って両者の電源状態を同一にし、システムの整合性を保つ。なお、リモコン以外に周辺機器が接続されている時は、その機器の電源も連動してオフさせる。また、この実施例は、AV機器以外にも適用可能である。
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の遠隔操作装置によれば、正しい操作および使用が可能になる。
請求項1の発明では、特に操作部を直接見ることなく、すなわち表示部の表示画面から視線をそらすことなく映像出力装置の操作が可能になるとともに、操作キーの数を減らすことができ、かつ多機能化が容易になる。
また、請求項2および3の発明では、特に、上記と同様に操作部を直接見ることなく映像出力装置の操作が可能になって表示部の表示画面から目をそらすことなく操作が出来るとともに、キー数が多くとも各キーの外観が独立している必要がないので、目新しいデザインが可能になる。さらにキー数が増やせるので操作の多機能化が容易になる。
また、上記発明においては、使用者に正しい使用・操作の注意を促して映像等を長く見る場合等の疲労の防止を図ることもできる。これは、製造者責任問題の対策としても有効である。
さらに、上記発明においては、映像出力装置がバッテリーダウンする前に、遠隔操作装置側でバッテリ残量検出により電圧低下を事前に検出して電源オフ処理を行い動作を停止させると同時に、映像出力装置の電源をオフさせることで、誤動作を防止することができ、両者の電源状態が一致してシステムとしての整合をとることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示す外観図
【図2】上記実施例の回路構成を示すブロック図
【図3】上記実施例の制御例を示すメニューモード遷移図
【図4】上記実施例の動作を説明する操作例を示す説明図
【図5】(a),(b)は請求項1の発明の別の実施例を示す説明図
【図6】(a),(b),(c),(d)は請求項1の発明のリモコンの操作部の変形例を示す図
【図7】(a),(b)は請求項2の発明の一実施例の外観図とキー構造を示す斜視図
【図8】上記実施例の回路構成を示すブロック図
【図9】上記実施例の動作例を示す説明図
【図10】本発明の他の一実施例における回路構成を示すブロック図
【図11】上記実施例の動作と作用の説明図
【図12】本発明の他の一実施例における回路構成を示すブロック図
【図13】上記実施例の動作を示すフローチャート
【符号の説明】 1…VTR(AV機器)、2…眼鏡型ビューワ、3…リモコン(遠隔操作装置)、3a,3b,3c,3d…キー、6…制御部、7…画面表示部、8…確認音出力部、10…2重構造キー、11…コマンド発生部
 
訂正の要旨 ▲1▼本件請求項1の記載を、
「映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、
前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、
前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発すること
を特徴とする遠隔操作装置。」と訂正する。
▲2▼公報中の【課題を解決するための手段】における請求項1に対応する記載を、
「上記の目的を達成するため、本発明の遠隔操作装置においては、第1の目的の達成手段として、請求項1に記載するように、映像出力装置と該映像出力装置から出力された映像信号を表示する表示部とを遠隔操作する遠隔操作装置において、前記表示部は、眼鏡型ビューワであり、前記映像出力装置を遠隔操作するための操作部と、該操作部の出力信号を処理し遠隔操作信号を該映像出力装置に発する制御部と、該制御部からの制御信号によりキャラクタ信号を発生し上記表示部に表示させる表示出力部とを備え、
前記制御部が、前記操作部の出力信号に基づいて、操作メニューを前記表示出力部を介して表示させる制御信号と操作の確認音を出力させる制御信号とを発する共に、該操作メニューの選択操作により選択された操作に対応する遠隔操作信号を前記映像出力装置に発することを特徴とする遠隔操作装置に発する構成とするか、」と訂正する。
異議決定日 2003-06-13 
出願番号 特願平4-292777
審決分類 P 1 652・ 121- YA (H04N)
P 1 652・ 161- YA (H04N)
最終処分 維持  
前審関与審査官 辻本 泰隆畑中 高行  
特許庁審判長 藤内 光武
特許庁審判官 小松 正
小林 秀美
登録日 2001-12-14 
登録番号 特許第3259366号(P3259366)
権利者 ソニー株式会社
発明の名称 遠隔操作装置  
代理人 橋本 剛  
代理人 小林 博通  
代理人 志賀 富士弥  
代理人 小林 博通  
代理人 橋本 剛  
代理人 志賀 富士弥  

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