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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) E04G
管理番号 1084513
審判番号 不服2001-22234  
総通号数 47 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2001-10-19 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2001-12-12 
確定日 2003-10-03 
事件の表示 特願2000-107732「面取り材を用いた面取り工法」拒絶査定に対する審判事件[平成13年10月19日出願公開、特開2001-288891]について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 【1】手続の経緯
本願は、平成12年4月10日の出願であって、平成13年11月1日付で拒絶査定がなされ、これに対し、平成13年12月12日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、平成14年1月10日付で手続補正がなされた。
当審は、平成15年4月28日付で最後の拒絶理由を通知したところ、請求人は、平成15年6月24日付で手続補正書を提出した。

【2】平成15年6月24日付の手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成15年6月24日付の手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。
[理由]
(1)本件補正
本件補正は、特許請求の範囲の減縮を目的として、その請求項1を次のとおりに補正することを含むものである。
「コンクリート建築物のベランダの手すり壁の隅角部を面取りする面取り材を用いた面取り工法であって、前記面取り材は、コンクリート打設用の打設用部材の平坦面に沿いかつ該平坦面に固定される板状の固定部と、この固定部の一縁に設けられコンクリートの打設によって形成される手すり壁の隅角部を面取りする面取り部とからなり、前記打設用部材は、互いに向き合う一対の仮枠体を具え、一方の仮枠体は、コンクリートの打設により手すり壁の外面を形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体からなり、他方の仮枠体は、前記外面を形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体よりも高さが小さく形成されるとともに、コンクリートの打設により手すり壁の内面を形成しうる堰板と該堰板の内面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体からなり、各パネル体において、堰板の上下端は、桟材の上下端面にそれぞれ揃えられており、各パネル体の堰板内面、又は、各パネル体の堰板上端と桟材上端面が、前記平坦面を形成し、前記面取り部は固定部と共に、ポリプロピレンからなる熱可塑性樹脂を連続ガラス繊維マットで強化した複合材料からなるガラス繊維強化プラスチックから成形され、この面取り材の前記固定部を前記平坦面に固定した後、コンクリートを打設することにより、ベランダの手すり壁の隅角部を面取りすることを特徴とする面取り工法。」(以下、「補正発明」という。)

(2)引用刊行物
当審が通知した拒絶理由で引用した刊行物1(特開平10-212825号公報)には、以下の記載がある。
「【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば道路境界、土留、擁壁、用水路等のコンクリート構造物の角部に面を成形する際に用いられる面木部材及びコンクリート型枠構造に関するものである。」
「【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の発明は、コンクリート構造物の角部に面を成形可能な面木部と、該面木部と一体に形成され、型枠の堰板に止着具により着脱自在に止着される止着部とを備えてなることを特徴とする面木部材にある。」
「【0009】図1乃至図5の実施の第一形態例において、1は面木部材であって、コンクリート構造物Dの角部に面Rを成形可能な成形面2aをもつ三角形断面の桟状の面木部2と、面木部2と一体に形成され、型枠Mの堰板Nに止着具3により着脱自在に止着される長方形板状の止着部4とからなり、この場合面木部2と止着部4とは合成樹脂やゴム等により一体成形され、例えば止着部4の厚さは5mmとされ、面木部材1の全長は、堰板Nの長さに応じて、約900mm又は1800mmとされ、高さは約50mmとなっている。
【0010】又、この場合、型枠Mは上下に桟木Hをもつ合板製の堰板Nが用いられ、堰板N・Nをコンクリート流し込み間隔を置いて対向配置すると共にセパレータP、縦ばたQ、横ばたT、締付金具S等からなる支保材により構築されている。
【0011】又、この場合、止着具3として、複数個の釘部材5が用いられ、釘部材5には釘抜きの先端部の挿入間隙Fを存して、堰板Nに当接する当接鍔部5aが一体に形成されている。
【0012】又、この場合止着部4には止着具3としての釘部材5が挿通可能な例えば穴径2mm程度の複数個の挿通穴6を千鳥状に形成し、適宜位置の挿通穴6に釘部材5を挿通して止着するように構成されている。
【0013】この実施の第一形態例は上記構成であるから、型枠Mの堰板Nに面木部材1を取り付けるに際し、面木部2がコンクリート構造物Dの角部に対向する位置において、面木部2と一体に形成された止着部4を止着具3により堰板Nに止着することにより面木部材1を堰板Nに止着することができ、従来の如くコンクリートに接触する面木部2を直接堰板Nに止着する構造ではなくて、面木部2と一体の止着部4を堰板Nに止着する構造であるから、止着具3の取り外しが容易となって面木部材1の着脱が容易となり、しかも面木部2はコンクリートに接触するが止着部4はコンクリートに接触しないので、面木部材Wを堰板Nから容易に取り外すことができ、それだけ面木部材1の破損を回避することもでき、面木部材1の複数回の転用が可能となり、それだけ型枠作業性を高めることができると共に経済性を向上することができ、しかも面木部の成形面2aには釘がないので良好な面Rを成形することもできる。」
したがって、刊行物1には以下の発明が記載されていると認められる。
「擁壁等のコンクリート構造物の角部に、面木部材を使用して面を成形する方法であって、
面木部材1は、合成樹脂製で、型枠Mの堰板Nに止着具3により着脱自在に止着される長方形板状の止着部4と、コンクリート構造物Dの角部に面Rを成形可能な成形面2aをもつ三角形断面の桟状の面木部2とからなり、
型枠Mは、上下端に揃えて水平に固着された断面矩形の桟木Hをもつ合板製の堰板Nを有し、
面木部材1の止着部4を、対向する同じ高さの型枠Mの各堰板Nの内面に止着具3により止着した後、コンクリートを打設することにより、擁壁等のコンクリート構造物の角部に面を成形する方法。」

同刊行物2(特開平11-256817号公報)には以下の記載がある。
「【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば建築工事や土木工事におけるコンクリートの打設……に用いられるコンクリート型枠を組立てるためのコンクリート成形用型枠材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート成形用型枠材としては、ベニヤ板に桟木を釘止めした木製型枠材……が知られている。従来の木製型枠材の典型的な例として、図11(a)に示すように、たとえばベニヤ板からなる平板71を複数本の補強用桟木72に釘73で打付けて固定した型枠材70が挙げられる。この型枠材70を用いてコンクリート成形用型枠を組立てる場合には、隣接する型枠材70のそれぞれの補強用桟木72同士を釘73によって打付けることによって相互に連結固定される。……」

同刊行物3(実願昭60-99318号(実開昭62-7546号)のマイクロフィルム)には、以下の記載がある。
「本考案は、中空部を有する略直角三角形断面であって斜面を内側下方に向けた三角形部と、該三角形部の斜面以外の水平状一壁面を延伸状とした取付片とを、硬質プラスチックによって一体に形成すると共に、上記三角形部の斜面が、型枠内に打込まれたコンクリートの天端の面取部分に配置され、かつ該取付片に、型枠の上端リブに開設された連結孔に対応する位置にUクリップ等の固着具用取付孔が設けられている面木によって、上記問題点を解決する。
〔作用〕
型枠の上端フランジに開設された連結孔と取付片の取付孔とをUクリップ等の固着具によって串挿状に挿通することにより、取付片は型枠に固定され、同時に該取付片と一体に形成されている三角形部の斜面は打込みコンクリート天端の面取部分に相当する位置に配設される。……。
木製型枠の場合には、取付片に付設された釘孔に釘を貫通させるように型枠にうちつけることによって前記同様に固定される。」(2頁17行〜4頁4行)

同刊行物4(特開平8-158639号公報)には、以下の記載がある。
「【請求項1】ガラス繊維マットを含有する熱可塑性樹脂シートからなる堰板と、金属製桟木とを用いたコンクリート打込用型枠。」
「【0015】また、本発明で樹脂板の原材料として用いる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂及びその共重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン及びその共重合樹脂等の一般的樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリフェニルオキサイド及びノリル樹脂,ポリスルフォン等のエンジニアリングプラスチックスを挙げることができる。
【0016】ポリオレフィン樹脂としては、例えば高密度ポリエチレン,中・低密度ポリエチレン,直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン系重合体、いわゆるブロックポリプロピレンと呼ばれる耐衝撃性ポリプロピレン、ランダムポリプロピレンとよばれる共重合体などのポリプロピレン系重合体、ポリブテン、4-メチルペンテン-1樹脂などを使用することができる。」

(3)対比・判断
補正発明と、上記刊行物1記載の発明とを対比すると、両者は、以下の点で相違し、その他の点に実質的な差異はない。
相違点1:補正発明は、コンクリート建築物のベランダの手すり壁の隅角部を面取りする面取り工法であるのに対し、刊行物1記載の発明は、擁壁等のコンクリート構造物の角部を面取りする面取り工法である点

相違点2:一対の対向する「仮枠体」が、補正発明では、一方の仮枠体は、コンクリートの打設により手すり壁の外面を形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体からなり、他方の仮枠体は、前記外面を形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体よりも高さが小さく形成されるとともに、コンクリートの打設により手すり壁の内面を形成しうる堰板と該堰板の内面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体からなり、各パネル体において、堰板の上下端は、桟材の上下端面にそれぞれ揃えられており、各パネル体の堰板内面、又は、各パネル体の堰板上端と桟材上端面が、面取り材を固定する平坦面を形成しているのに対し、刊行物1記載の発明では、コンクリートの打設により擁壁等の外面及び内面をそれぞれ形成しうる堰板と該堰板の上下端に揃えて水平に固定される断面矩形の桟材とから形成される、一対の同じ高さのパネル体からなり、各パネル体の堰板内面が面取り材を固定する平坦面を形成している点

相違点3:「面取り材」が、補正発明では、ポリプロピレンからなる熱可塑性樹脂を連続ガラス繊維マットで強化した複合材料からなるガラス繊維強化プラスチックから成形されたものであるのに対し、刊行物1記載の発明では、合成樹脂から成形されたものである点

上記各相違点について検討する。

<相違点1について>
コンクリート建築物のベランダの手すり壁の隅角部を面取りすることは、例を示すまでもなく従来から広く行われていることにすぎず、この点に発明は認められない。

<相違点2について>
刊行物2には、従来例(図11,12等参照)として、コンクリートの打設により壁体の外面及び内面をそれぞれ形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成される各パネル体からなる仮枠体が記載されている。
この従来例においては、堰板の上下端が桟材の上下端面にそれぞれ揃えられているかどうか不明であるが、まず、補正発明は、各堰板の内面に面取り材を固定する態様を含むものであり、その場合、堰板と桟材の上下端の面を揃えた点に格別の技術的意義が認められないから、この点は当業者が必要に応じ適宜なし得る設計的事項にすぎない。また、面取り材を、パネル体の堰板上端と桟材上端面とで形成される平坦面に固定する場合について検討すると、堰板の上端に面取り材を固定することは刊行物3等にみられるとおり従来周知の技術にすぎず、堰板と垂直桟材とからなる仮枠板の上端に面取り材を固定しようとする場合に、その端面を水平に揃える程度のことは当業者が当然配慮する程度のことにすぎない。
さらに、補正発明の仮枠体は、手すり壁の外面を形成しうる仮枠体より、他方の(手すり壁の内面を形成しうる)仮枠体が、前記外面を形成しうる仮枠体よりも高さが小さく形成されており、このように形成したことによる効果等について、平成15年6月24日付け意見書において請求人は以下の主張する。
「(7)以下、本願発明の効果と引用文献の発明の効果を比較する。
まず、本願発明では、ベランダの内壁を形成する側のパネル体を、ベランダの外壁を形成する側のパネル体よりも低く形成し、コンクリートを低く形成されたパネル体の上端までの高さに打設することによって、打設されるコンクリートが仮枠体の上端面からベランダの外壁側へ漏出することを防ぎ、かつその漏出に起因するベランダ外壁側の隅角部(面取り部)におけるバリの発生を防止し、それによって、ベランダ外壁側の隅角部(面取り部)の仕上の質の向上に寄与するものである。
また、コンクリート打設の際には、外壁側のパネル体が内壁側のパネル体よりも高く形成されているため、内壁側のパネル体の上端面のみを基準として、コンクリートの天端が内壁側のパネル体の上端面近傍まで打設すればよく、コンクリート打設作業を容易とする。更には、ベランダの内壁側のパネル体が外壁側よりも低く形成されているため、内壁側のパネル体側からコンクリートの天端を視認しやすくなっており、コンクリート打設作業を容易としている。
これらの作業容易性は、打設されるコンクリートが仮枠体の上端面からベランダの壁外側へ漏出することを防ぐこととなるので、結果として、ベランダの内外壁の隅角部(面取り部)のバリの発生の防止、即ちベランダの内外壁の隅角部(面取り部)の仕上の質の向上に寄与することとなる。」
しかし、打設コンクリート上端の隅角部を面取りする際に使用する型枠(パネル体)として、その上端より高い型枠を使用することは刊行物1に、また、その上端と同じ高さ型枠を使用することは刊行物3に夫々記載されており、これらに基づいて、補正発明のように、手すり壁の外面を形成しうる仮枠体より、他方の仮枠体を、前記外面を形成しうる仮枠体の高さより小さく形成することは、当業者が必要に応じ適宜なし得る設計的事項にすぎない。
結局、相違点2として摘記した補正発明の技術的事項を刊行物1〜3に基づいて当業者がなす点に格別困難性は認められない。

<相違点3について>
コンクリート打設用の部材の素材として、ポリプロピレンからなる熱可塑性樹脂を連続ガラス繊維マットで強化した複合材料からなるガラス繊維強化プラスチックは、刊行物4等にみられるとおり従来周知のものにすぎず、このようなものを面取り材に使用する点には何らの困難性も認められない。

そして、補正発明が上記各相違点に摘記した構成を採用したことによる作用効果にも格別のものがあるとはいえず、当業者が予期し得る程度のものである。

したがって、補正発明は、上記刊行物1〜3記載の発明、及び刊行物4等にみられる周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定によりその特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

以上のように、本件補正は、特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第4項の規定に違反するから、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。
よって、上記[補正却下の決定の結論]のとおり、決定する。

【3】本願発明について
(1)本願発明
本願の各請求項に係る発明は、平成15年6月24日付手続補正が上記のとおり却下されたので、平成14年1月10日付手続補正書により補正された明細書、及び、図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1,2に記載された事項により特定されるとおりの次のものと認める。
「【請求項1】コンクリート建築物のベランダの手すり壁の隅角部を面取りする面取り材を用いた面取り工法であって、前記面取り材は、コンクリート打設用の打設用部材の平坦面に沿いかつ該平坦面に固定される板状の固定部と、この固定部の一縁に設けられコンクリートの打設によって形成される手すり壁の隅角部を面取りする面取り部とからなり、前記打設用部材は、互いに向き合う一対の仮枠体を具え、一方の仮枠体は、コンクリートの打設により手すり壁の外面を形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体からなり、他方の仮枠体は、コンクリートの打設により手すり壁の内面を形成しうる堰板と該堰板の内面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体からなり、各パネル体において、堰板の上下端は、桟材の上下端面にそれぞれ揃えられており、各パネル体の堰板内面、又は、各パネル体の堰板上端と桟材上端面が、前記平坦面を形成し、前記面取り部は固定部と共に、熱可塑性樹脂を連続ガラス繊維マットで強化した複合材料からなるガラス繊維強化プラスチックから成形され、この面取り材の前記固定部を前記平坦面に固定した後、コンクリートを打設することにより、手すり壁の隅角部を面取りすることを特徴とする面取り工法。
【請求項2】(記載を省略)」
(以下、請求項1記載の発明を「本願発明」という。)

(2)引用刊行物
これに対し、原査定の拒絶の理由で引用された各刊行物、及び、その記載事項は、上記【2】(2)に記載したとおりである。

(3)対比・判断
本願発明は、上記【2】で検討した補正発明から「他方の仮枠体」の限定事項である「外面を形成しうる堰板と該堰板の外面に水平方向に適宜の間隔を隔てて垂直に固定される断面矩形の桟材とから形成されるパネル体よりも高さが小さく形成される」との事項を省き、「熱可塑性樹脂」の限定事項である「ポリプロピレンからなる(熱可塑性樹脂)
」との構成を省いたものである。
そうすると、本願発明の構成要件を全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する補正発明が上記【2】(3)に記載したとおり、刊行物1〜3記載の発明、及び刊行物4等にみられる周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、刊行物1〜3記載の発明、及び刊行物4等にみられる周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから、請求項2に係る発明について検討するまでもなく、本願は、拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2003-08-08 
結審通知日 2003-08-11 
審決日 2003-08-22 
出願番号 特願2000-107732(P2000-107732)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (E04G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 長谷部 善太郎中田 誠  
特許庁審判長 山田 忠夫
特許庁審判官 長島 和子
鈴木 憲子
発明の名称 面取り材を用いた面取り工法  
代理人 清原 義博  
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