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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A61B
審判 査定不服 特174条1項 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A61B
管理番号 1095939
審判番号 不服2001-15644  
総通号数 54 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1997-09-16 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2001-09-04 
確定日 2004-04-30 
事件の表示 平成 8年特許願第 50225号「内視鏡装置」拒絶査定不服審判事件〔平成 9年 9月16日出願公開、特開平 9-238894〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 本願は、平成8年3月7日の出願であって、その明細書の記載及び図面によれば「内視鏡装置」という物の発明に関するものと認める。
これに対して、平成15年12月2日付けで、特許法第17条の2第3項及び第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない旨の拒絶理由を通知したところ、平成16年1月21日に手続補正書と意見書が提出され、請求項1の記載は、

「内視鏡に接続された光源装置兼ビデオプロセッサに、上記光源装置兼ビデオプロセッサの電源投入に連動して作動して上記電源投入から一定時間後に自動的に起動された後は、上記光源装置兼ビデオプロセッサの動作制御を行うためのスイッチ又はキーを操作してもその操作が無効になるようにする操作無効化手段を設けたことを特徴とする内視鏡装置。」

と補正された。

しかし、「光源装置兼ビデオプロセッサ」、「光源装置兼ビデオプロセッサの動作制御」、「光源装置兼ビデオプロセッサの動作制御を行うためのスイッチ又はキー」の各記載は、どのような構成を現すのか不明であり、さらに、「光源装置兼ビデオプロセッサの動作制御を行うためのスイッチ又はキーを操作してもその操作が無効になるようにする操作無効化手段」の記載も希望する動作を言うのみで物の発明の構成を記載したものではないから、補正後の請求項1の記載では、依然として特許を受けようとする発明が明確であるとは認められない。

したがって、本願明細書の特許請求の範囲の記載は、前記手続補正書によっても、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2004-02-24 
結審通知日 2004-03-02 
審決日 2004-03-15 
出願番号 特願平8-50225
審決分類 P 1 8・ 55- WZ (A61B)
P 1 8・ 537- WZ (A61B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 居島 一仁  
特許庁審判長 渡部 利行
特許庁審判官 福島 浩司
河原 正
発明の名称 内視鏡装置  
代理人 三井 和彦  

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