• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  H04N
審判 全部申し立て 2項進歩性  H04N
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備  H04N
管理番号 1097942
異議申立番号 異議2003-71225  
総通号数 55 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2001-05-11 
種別 異議の決定 
異議申立日 2003-05-12 
確定日 2004-03-29 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3344387号「画像形成装置」の請求項1ないし3に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3344387号の請求項1ないし3に係る特許を維持する。 
理由 1.手続の経緯
特許第3344387号に係る発明についての出願は、平成11年10月26日の特許出願であって、平成14年8月30日にその発明について特許の設定登録がなされ、その後、その特許請求の範囲における請求項1-3に係る発明について、異議申立人大木茂より特許異議の申立てがなされ、取消理由通知がなされ、その指定期間内である平成15年12月2日に訂正請求がなされたものである。

2.訂正の適否について
(1)訂正の内容
平成15年12月2日付けの訂正請求書による訂正事項は、以下のとおりである。
ア.特許請求の範囲の請求項1における次の記載
「前記割込処理を中止して」
を、
「実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行って」
と訂正する。
イ.特許請求の範囲の請求項3における次の記載
「前記読取手段で読み取った画像を前記記録手段で記録するコピー機能を実行中に前記割込操作手段による割込解除指示があると、前記読取手段による画像の読取を中止するとともに、未記録の読取画像について記録をキャンセルする」
を、
「前記読取手段を用いた読取処理と前記記録手段を用いた記録処理が並行して動作し前記読取手段で読み取った画像を前記記録手段で記録するコピー機能を実行中に前記割込操作手段による割込解除指示があると、前記読取手段による画像の前記読取を中止するとともに、未記録の読取画像について前記記録処理を中止する」
と訂正する。
ウ.明細書の段落番号【0006】の次の記載
「前記割込処理を中止して」
を、
「実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行って」
と訂正する。
エ.明細書の段落番号【0008】の次の記載
「コピー機能を実行中に」
を、
「読取手段を用いた読取処理と記録手段を用いた記録処理が並行して動作するコピー機能を実行中に」
と訂正する。
オ.明細書の段落番号【0008】の次の記載
「読取を中止」
を、
「読取処理を中止」
と訂正する。
カ.明細書の段落番号【0008】の次の記載
「記録をキャンセル」
を、
「記録処理を中止」
と訂正する。

(2)訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否
上記訂正事項ア.及びイ.は、願書に添付した明細書に記載された事項の範囲内において訂正するものであり、特許請求の範囲の減縮に該当し、新規事項の追加に該当しない。
上記訂正事項ウ.〜カ.は、明瞭でない記載の釈明を目的として、願書に添付した明細書に記載された事項の範囲内において訂正するものであり、新規事項の追加に該当しない。
そして、上記訂正ア.〜カ.は、実質上特許請求の範囲を拡張し、変更するものでもない。

(3)以上のとおりであるから、上記訂正は、特許法第120条の4第2項並びに同条第3項において準用する特許法第126条第2項及び第3項の規定に適合するので、当該訂正を認める。

3.特許異議の申立てについて
(1)申立の理由の概要
異議申立人大木茂は、証拠として
甲第1号証(特公平 1- 43303号公報)、
甲第2号証(特開平 2-308659号公報)、
甲第3号証(特開平 6-284237号公報)、
甲第4号証(特開平 9-311594号公報)、
甲第5号証(特開平10- 26905号公報)、
甲第6号証(特開平10- 97160号公報)、
甲第7号証(特開平 9-130524号公報)、
甲第8号証(特開平 6- 67488号公報)、
甲第9号証(特開平 7-248704号公報)、
甲第10号証(特開平5- 30243号公報)
を提出し、本件請求項1-3に係る発明は、甲第1号証乃至甲第10号証に記載された発明であるから、特許法第29条1項3号の規定に違反して特許を受けたものであり、また、本件請求項1-3に係る発明は、甲第1号証乃至甲第10号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定に違反して特許を受けたものであり、また、本件請求項1に係る発明は、特許法第36条第4項及び同法第36条6項第1号又は2号の規定に違反するので、本件請求項1-3に係る発明の特許を取消すべき旨主張している。

(2)本件発明
平成15年12月2日付けで提出された訂正明細書の請求項1-3に係る発明は、その特許請求の範囲の請求項1-3に記載された次のとおりのものである。

【請求項1】画像を形成する記録手段を有し割込処理が可能な画像形成装置において、割込および割込解除を指示するための割込操作手段と、該割込操作手段による割込指示により割込処理に移行し該割込処理の動作中に前記割込操作手段により割込解除が指示されると実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行って前記割込処理前の動作を再開するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。

【請求項2】前記制御手段は、前記割込操作手段による割込指示があると前記記録手段で実行中の1ページの画像を完成させた後に割込処理に移行し、前記割込処理において前記記録手段での画像形成動作中に前記割込操作手段による割込解除指示があると前記記録手段に対して1ページの画像を完成させずに用紙を排出するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

【請求項3】原稿上の画像を読み取る読取手段をさらに有し、前記制御手段は、割込処理において前記読取手段を用いた読取処理と前記記録手段を用いた記録処理が並行して動作し前記読取手段で読み取った画像を前記記録手段で記録するコピー機能を実行中に前記割込操作手段による割込解除指示があると、前記読取手段による画像の前記読取処理を中止するとともに、未記録の読取画像について前記記録処理を中止するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。

4.引用刊行物記載の発明
(1)当審が通知した取消理由に引用した刊行物1(特公平1-43303号公報)(甲第1号証)には、連続複写中に割込スイッチを投入して割込可能複写状態とし、元の連続複写を一次停止させて割り込んだ複写を先に行い、この複写の終了後に、割込複写可能状態を解除し、割込複写以前の元の連続複写途中の状態に戻す複写機が記載されている。

(2)当審が通知した取消理由に引用した刊行物2(特開平2-308659号公報)(甲第2号証)には、一度押下するたびに割り込みコピーモードのセットと解除を交互に行う割り込みキーを設け、原稿画像情報を読み出して複写手段で複写している時に割り込みキーを押下することによって割り込みコピーモードとし、割り込んだコピー作業を実行し、割り込んだコピー作業の終了後に、再度割り込みキーを押下することにより割り込みコピーモードが解除されたら、直ちに割り込みモードにより割り込まれた前のコピー作業を再開するデジタル複写機が記載されている。

(3)当審が通知した取消理由に引用した刊行物3(特開平6-284237号公報)(甲第3号証)には、即排紙モードの状態に設定された連続複写中に割り込みがあると連続コピー動作をそのまま中断し、即排紙モードでない状態に設定された連続複写中に割り込みがあると原稿を排紙してから連続コピー動作を中断することにより、割り込まれた方の原稿の複写が終了するまで割り込んだ複写を待たせることなく原稿の記録を行うことのできる画像形成装置が記載されている。

(4)当審が通知した取消理由に引用した刊行物4(特開平9-311594号公報)(甲第4号証)には、RDFコピー中に割込キーが押されると、その時点で作成中のコピーを1部作成した後にコピーを停止し割込モードに切り替え、ユーザは任意のモードをセットしてから割込コピーを実行し、ADFコピー中に割込コピーが押されると、コピーを中断してADFに積載されている原稿をRDFに搬送し割込モードに切り替え、ユーザは任意のモードをセットしてから割込コピーを実行し、そして割込キーの再度押下によりADFコピー中の割込モードから元のコピーへの切り替え、すなわち割込解除が指示されたら、RDFから原稿を1枚づつコンタクトガラスに給紙しコピーを行いコピー済みの用紙を排紙し、この動作をRDFに積載されている原稿がなくなるまで行って割込モード前のコピーの続きを続行することができる割込機能を有する複写装置が記載されている。

(5)当審が通知した取消理由に引用した刊行物5(特開平10-26905号公報)(甲第5号証)には、コピー動作中に割り込みキー3eの入力があった場合、LED3fを点灯することにより割り込み処理を受け付ける一方で、コピー中の原稿が所定枚数コピーし終わるまでコピー動作を実行し、次の原稿をフィードするタイミングでコピー動作を一旦中断して割り込み処理を受け付け、そして割り込みコピー終了後、再度オペレータにより割り込み処理が解除されると、液晶表示部3gを介して、再開する旨の表示をして元の原稿のコピー動作をを再開する画像形成装置が記載されている。

(6)当審が通知した取消理由に引用した刊行物6(特開平10-97160号公報)(甲第6号証)には、印刷実行中に割込キーが押されて割込が指示された場合、一回目の割込キー押下による指示では単に割込フラグをオンにする遅延割込処理とし、割込フラグがオンの状態で、さらに二回目の割込キー押下による指示があった場合に緊急割込とみなし、直ちに割込コピー処理を行う画像形成装置が記載されている。

(7)当審が通知した取消理由に引用した刊行物7(特開平9-130524号公報)(甲第7号証)には、複数原稿の画像に応じて複数の用紙に電子ソートモードによる画像形成を行い出力する際に、この用紙の所定枚数のグループ単位の印刷動作が途中である時は割込印刷指示があっても待機し、このグループ単位の出力の後に割込印刷処理を行うように制御する画像形成装置が記載されている。

(8)当審が通知した取消理由に引用した刊行物8(特開平6-67488号公報)(甲第8号証)には、自動送り原稿の使用中に割込コピーモードが選択されたとき、原稿載置台上の原稿を排紙受け部に排出させることなく露光領域外に一旦退避させ、割込コピーモード解除により一旦退避させた原稿を自動的に原稿載置台に戻すようにした原稿自動送り装置が記載されている。

(9)当審が通知した取消理由に引用した刊行物9(特開平7-248704号公報)(甲第9号証)には、両面複写モードコピー中でも割込コピーが行える画像形成装置が記載されている。

(10)当審が通知した取消理由に引用した刊行物10(特開平5-30242号公報)(甲第10号証)には、通常の印刷シーケンスが優先ジョブを印刷するために保留され、また優先するジョブの画像データ及び再生パラメータが即時コピーモードが続く限りキャンセルされず、また優先するジョブの再生パラメータが通常の印刷シーケンスが続けられている間に変更できる即時コピーモードで動作ができるデジタル画像再生システムが記載されている。

5.対比・判断
(請求項1に係る発明について)
(i)特許法第29条1項3号及び第29条2項について
請求項1に係る発明と刊行物1乃至10に記載された発明とを対比すると、刊行物1乃至10には、割込処理がすべて終了した後に、割込前の処理に復帰することは記載されてはいるものの、そのいずれにおいても、請求項1に記載された発明を特定する事項である
「割込操作手段による割込指示により割込処理に移行し該割込処理の動作中に前記割込操作手段により割込解除が指示されると実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行う」
ことについて開示しない。
そして、請求項1に係る発明は、上記事項を有することにより、明細書記載の「割込状態において読取処理や記録処理を実行中に、実行している処理を中止して割込を解除したい場合、処理の停止の操作を行う必要がなく、割込の解除操作を行うのみでよいため、操作性を向上することができる。また、割込処理による画像の記録中に割込解除が指示された場合には、1頁の画像を完成せずに、割込解除が指示された時点以降の画像を白紙化するので、無駄な記録材料の消費を減らすことができる。さらに、割込中の読取処理についても、割込解除の指示で読取処理を中止するとともに、割込処理でコピー機能を利用しているときに記録されずに残ってしまうすべての画像についてキャンセルすることができる。割込処理でコピー機能以外の機能を利用している場合には、割込解除後も割込処理で読み取った画像を使用することができる。」という効果を奏するものであるから、請求項1に係る発明は、刊行物1乃至10に記載された発明であるとも、刊行物1乃至10に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができた発明であるともいえない。
(ii)特許法第36条4項及び6項について
本件特許明細書の記載によれば(例えば、段落【0012】,【0013】,【0032】,【0042】〜【0044】,【0046】,【0047】の記載参照。)本件特許発明の要旨は、割込処理の動作中に割込解除が指示されると実行中の読取動作の終了、実行中の記録処理の実行の終了、および割込の解除とを行うことにあることは明かであり、異議申立人の主張するように割込処理の動作中に割込解除が指示されると如何なる場合においても無条件に割込処理以前に復帰することを要旨とするものではない。つまり、割込処理が終了しないうちに割込が解除された場合、元の処理への復帰の仕方の態様は種々あり得、この復帰の仕方は本件特許発明の要旨を構成するものではなく、周知及び公知の技術が適用可能なものである。勿論、割込解除が指示された時点において割込処理がすべて終了している場合には、直ちに割込前の元の処理に復帰して良いことは自明である。したがって、本件特許発明の明細書の記載が不明瞭であるとの異議申立人の主張は理由がない。さらに、不明瞭な記載の釈明を目的とする平成15年12月2日付けの訂正請求書により、本件特許明細書は適法に訂正されたので、本件特許発明の明細書の記載が不明瞭であるとの異議申立人の主張は解消した。
平成15年12月2日付けの訂正請求書による訂正により、請求項1に係る発明は、割込処理の動作中に割込操作手段により割込解除が指示されると実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行なうという事項により特定されるものとなった。これにより特許を受けようとする発明が不明確であるとの異議申立人の理由は解消した。

(請求項2,3に係る発明について)
請求項2,3に係る発明と刊行物1乃至10に記載された発明を対比すると、請求項2,3に係る発明は、それぞれ、請求項1に係る発明を引用するものであるから、請求項1に係る発明について判断したと同じ理由により、請求項2,3に係る発明は、刊行物1乃至10に記載された発明であるとも、刊行物1乃至10に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができた発明であるともいえない。

6.むすび
以上のとおりであるから、特許異議申立の理由及び証拠によっては、本件請求項1-3に係る発明の特許を取り消すことができない。
また、他に本件請求項1-3に係る発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
画像形成装置
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像を形成する記録手段を有し割込処理が可能な画像形成装置において、割込および割込解除を指示するための割込操作手段と、該割込操作手段による割込指示により割込処理に移行し該割込処理の動作中に前記割込操作手段により割込解除が指示されると実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行って前記割込処理前の動作を再開するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記制御手段は、前記割込操作手段による割込指示があると前記記録手段で実行中の1ページの画像を完成させた後に割込処理に移行し、前記割込処理において前記記録手段での画像形成動作中に前記割込操作手段による割込解除指示があると前記記録手段に対して1ページの画像を完成させずに用紙を排出するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】 原稿上の画像を読み取る読取手段をさらに有し、前記制御手段は、割込処理において前記読取手段を用いた読取処理と前記記録手段を用いた記録処理が並行して動作し前記読取手段で読み取った画像を前記記録手段で記録するコピー機能を実行中に前記割込操作手段による割込解除指示があると、前記読取手段による画像の前記読取処理を中止するとともに、未記録の読取画像について前記記録処理を中止するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、割込処理が可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、割込機能が付加されてた画像形成装置が開発されている。例えば大量のコピーを行っている間で別のコピーを行いたい場合、割込を指示する。これによって割込処理に移行し、別のコピー処理を行うことができる。別のコピー処理を行った後は、割込を解除する指示を行うことによって、元のコピー処理に戻ってコピーを続けることができる。
【0003】
従来は、割込処理を実行中に割込を解除したい場合には、実行中の処理を停止させる操作を行い、割込処理において実行中の処理がなくなってからでなければ割込の解除を行うことができなかった。そのため、割込処理を実行中に割込を解除する場合、処理を停止させる操作と、割込解除の操作を行わなければならず、操作が煩雑であるという問題があった。
【0004】
また、割込処理時においても処理の停止は通常と同様に行われるため、例えばコピー中に停止を指示しても、記録中の1枚についてはそのまま記録出力されてしまい、記録材料が無駄になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、割込処理時の実行を中止して割込を解除する操作を簡単化するとともに、記録材料の消費を低減した画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像を形成する記録手段を有し割込処理が可能な画像形成装置において、割込および割込解除を指示するための割込操作手段と、該割込操作手段による割込指示により割込処理に移行し該割込処理の動作中に前記割込操作手段により割込解除が指示されると実行中の記録手段による記録処理の終了と割込の解除を行って前記割込処理前の動作を再開するように制御する制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、割込操作手段で割込解除の指示を行うだけで、実行中の割込処理の中止と割込解除を行うことができ、割込処理を中止する際の操作を簡単化することができる。
【0007】
割込解除の指示で割込処理の実行を中止する際には、制御手段は、記録手段に対して1ページの画像を完成させずに用紙を排出するように制御することができる。例えば割込解除の指示が行われると、それ以降は記録手段に白データを転送して記録させ、実質的に割込解除の指示以降の画像を記録しないようにすることができる。これによって、割込解除の指示以降の無駄な記録材料の消費を防止することができる。
【0008】
また、原稿上の画像を読み取る読取手段を有する構成においては、割込処理で読取手段を用いた読取処理と記録手段を用いた記録処理が並行して動作するコピー機能を実行中に割込解除の指示があると、制御手段は、読取手段による画像の読取処理を中止するとともに、未記録の読取画像について記録処理を中止するように制御することができる。さらに画像通信手段を有する構成において、割込処理で読取手段で読み取った画像を画像通信手段から送信する送信処理の実行中に割込解除の指示があった場合には、そのとき実行中の送信処理のみを中止し、例えばメモリ送信などで未送信の画像についてはキャンセルしないように制御することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブロック図である。図中、11は主制御部、12は表示部、13は操作部、14は割込キー、15は読取部、16は記録部、17はPCインタフェース、18はNCU、19はモデム、20は画像メモリ、21はRAM、22はROM、23はバス、31はコンピュータである。
【0010】
主制御部11は、装置全体を制御し、各部を動作させて、画像送受信機能、コピー機能、PC印刷機能、スキャナ機能などを実現する。画像送信機能では、読取部15で読み取った画像をモデム19及びNCU18を用いて通信相手先へ送信する。また画像受信機能では、通信相手先から送られてくる画像をNCU18及びモデム19を介して受信し、記録部16で記録出力する。コピー機能では、読取部15で読み取った画像を記録部16で記録出力する。PC印刷機能では、PCインタフェース17を介してコンピュータ31から送られてくるデータを記録部16で記録出力する。スキャナ機能では、読取部15で読み取った画像をPCインタフェース17を介してコンピュータ31へ転送する。これらの機能を実行する際には、読取部15で読み取った画像や、モデム19及びNCU18あるいはPCインタフェース17を介して受け取った画像やデータなどを一旦、画像メモリ20に格納しておくことができる。
【0011】
主制御部11はまた、操作部13から割込の指示を受けると、読取部15で読取中の原稿があればその1枚の原稿についての読取を終了した時点で読取処理を中断し、また、記録部16で記録中の画像があれば記録中の1枚の用紙についての記録が終了した時点で記録処理を中断して、割込処理に移行する。割込処理では、読取部15および記録部16を利用する各種の機能を実行させることができる。なお、割込処理に移行しても、例えばNCU18及びモデム19を用いた送受信処理はそのまま続行する。また、PCインタフェース17を介してコンピュータ31との間で画像やデータを送受信する処理についても、そのまま続行することができる。
【0012】
割込処理に移行した後、操作部13から割込解除の指示を受けることによって、割込処理に移行したときに実行していた処理を再開することができる。例えば割込処理において読取部15で読取処理実行中であったり、記録部16で記録処理実行中であっても、割込解除の指示のみによって実行中の処理の終了と割込の解除を行う。このとき、実行中の記録処理においては、割込解除の指示を受けた時点から白データを記録部16に送って、画像を完成させずに排紙させる。もちろん、1頁分の画像を完成させてから割込を解除してもよい。また、実行中の読取処理においては、割込解除の指示により読取を中止するとともに、割込処理でコピー機能を実行している場合には未記録のまま画像メモリ20に残っているすべてのコピー画像をキャンセルする。割込処理で送信機能など、その他の機能を実行している場合には、読取途中の画像のみをキャンセルして割込を解除する。
【0013】
表示部12は、利用者に対するメッセージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示することができる。操作部13は、利用者が各種の設定や指示などを行う際に用いられる。例えば、送信機能あるいはコピー機能の選択を行う選択キーや、選択した機能の実行指示などを行うスタートキー等が設けられている。特に、各種の機能を実行中に割込処理を指示するための割込キー14が設けられている。この割込キー14を操作者が操作することによって、割込を指示することができる。また、割込を解除する場合にも、やはり割込キー14を操作すればよい。割込処理において読取部15で原稿を読み取っている途中や、記録部16で画像を記録している途中であっても、割込解除の指示によって読取および記録の動作の中止と割込解除を同時に指示することができる。もちろん、割込の指示と割込の解除を別のキーによって指示するように構成してもよい。
【0014】
読取部15は、主制御部11による制御に従い、送信あるいはコピーすべき原稿上の画像を読み取る。読取部15としては、イメージスキャナやデジタルカメラなど、種々の画像読取装置を適用することができる。また、記録部16は、受信した画像あるいは読取部15で読み取った画像などを、主制御部11の制御に従って用紙上に記録する。記録方法としては、例えば電子写真方式やインクジェット方式など、種々の方式を採用することができる。
【0015】
PCインタフェース17は、外部のコンピュータ31などと接続され、例えば記録部16で記録すべきデータや、モデム19及びNCU18を介して他の装置へ送信すべきデータを外部のコンピュータ31から受け取る。また、例えば受信した画像や読取部15で読み取った画像を外部のコンピュータ31に送信することもできる。なおこのPCインタフェース17は、接続されるコンピュータ31との接続方法に応じて構成すればよく、例えばLANインタフェースなどで構成し、LANを経由して複数のコンピュータなどの機器と接続可能に構成されていてもよい。もちろん、コンピュータ31と所定のインタフェースで直結されていてもよい。
【0016】
NCU18は、回線を制御して外部機器との通信を行う。また、モデム19は、送受信する画像データの変復調を行う。
【0017】
画像メモリ20は、読取部15で読み取った画像や、受信した画像データ、PCインタフェース17を介してコンピュータ31などから送られてくるデータ、その他処理中の画像やデータ等を記憶する。画像を記憶する場合、そのまま記憶してもよいし、圧縮された状態で記憶してもよい。
【0018】
RAM21は、主制御部11や他の各部の処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。ROM22は、主制御部11の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0019】
バス23は、主制御部11、表示部12、操作部13、読取部15、記録部16、PCインタフェース17、NCU18、モデム19、画像メモリ20、RAM21、ROM22等を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を可能にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス23に接続されていてもよい。
【0020】
次に、本発明の画像形成装置の実施の一形態における動作の一例について説明する。上述のように、画像送受信機能、コピー機能、PC印刷機能、スキャナ機能などの機能を複数並行して利用することが可能である。これに伴い、NCU18及びモデム19を用いた送受信処理、読取部15を用いた読取処理、記録部16を用いた記録処理、PCインタフェース17を用いたコンピュータ31との入出力処理のうちの必要な処理がそれぞれ並列的に動作することになる。ここでは特に、割込処理によって影響を受ける記録処理及び読取処理について述べる。
【0021】
図2は、本発明の画像形成装置の実施の一形態における読取処理の一例を示すフローチャートである。読取部15に原稿がセットされ、例えば操作部13から読取開始の指示が行われると、図2に示す読取処理が開始する。
【0022】
S41において、読取部15で原稿上の画像を主走査方向に1ライン分読み取って、画像メモリ20に格納する。ここでは読み取った画像を画像メモリ20に一旦格納するものとするが、例えば読取部15の読取バッファから記録部16やモデム19,PCインタフェース17などに直接転送してもよい。
【0023】
S42において、割込の指示が行われたか否かを判定する。割込の指示は、例えば操作部13の割込キー14を操作すればよい。もし割込が指示された場合には、S43において読取割込ステータスをONにする。割込キー14が操作されていなければそのままS44に進む。
【0024】
S44において、1頁分の原稿について読取が完了したか否かを判定し、1頁分の読取が完了していなければ、S41に戻って1ライン分の画像の読取を行う。1頁分の読取が完了したら、S45において、読取割込ステータスがONになっているか否かを判定する。読取割込ステータスがONになっていなければ、S46において次頁の原稿が存在するか否かを判定し、存在する場合はS41へ戻って次頁の原稿上の画像を読み取る。
【0025】
原稿上の画像を読み取っている間に割込キー14が操作されると、上述のようにS43において読取割込ステータスをONにする。しかしここでは割込処理には移行せず、読取中の原稿について、1頁の読取を完了してから、改めてS45で割込の指示の有無を読取割込ステータスで判定する。
【0026】
S45で読取割込ステータスがONになっていれば、S47以降の割込処理に移行する。割込処理では、S47において読み取るべき原稿が読取部15に存在するか否かを判定し、存在しなければS48で割込解除の指示が行われたか否かを判定する。例えば操作部13の割込キー14が再度操作されることによって、割込解除の指示であると判定することができる。もちろん、別のキーであってもよい。割込解除の指示が行われなければ、S47およびS48を繰り返すことによって待機することになる。割込解除の指示が行われた場合には、S49において、読取割込ステータスをOFFにして割込処理を終了し、S46に復帰する。これにより、割込処理に移行する前の読取処理を再開することができる。
【0027】
割込処理において読み取るべき原稿がセットされると、S47からS50へ進み、読取を開始する。S50において、読取部15で原稿上の画像を主走査方向に1ライン分読み取って、画像メモリ20に格納する。この場合も、画像メモリ20に格納しないで転送する構成も可能である。S51において、割込解除の指示が行われたか否かを判定する。例えば操作部13の割込キー14が操作されたか否かを判定すればよい。もちろん、他のキーで割込解除の指示を行うように構成されていてもよい。割込解除の指示が行われていなければ、S52において、1頁分の原稿について読取が完了したか否かを判定し、1頁分の読取が完了していなければ、S50に戻って1ライン分の画像の読取を行う。1頁分の読取が完了したら、S53において次頁の原稿が存在するか否かを判定し、存在する場合は、S50へ戻って次頁の原稿上の画像を読み取る。読み取るべき原稿がなくなれば、S47へ戻って、割込状態のまま原稿の読取開始まで待機する。
【0028】
上述のように割込処理において読取部15で原稿上の画像を1ラインずつ読み取っている間に、例えば割込キー14が再度操作されるなどにより割込解除が指示された場合には、S51でこれを検出してS54に進む。この時点で原稿の読取は中止される。なお、読取部15が原稿を搬送して読み取る構成の場合には、原稿の排出なども行う。
【0029】
S54において、割込中に行われた読取処理がコピー機能によるものか否かを判定し、コピー機能による読取処理である場合には、S55において、まだ記録部16で記録していない画像をすべてキャンセルする。例えば電子ソートコピー機能などを利用して原稿上の画像を読み取って画像メモリ20に格納している場合、それらの画像はすべてキャンセルされて画像メモリ20の領域が解放される。これによって、割込処理終了によって画像メモリ20内に画像が取り残されてしまうのを防いでいる。
【0030】
また、コピー機能以外の機能、例えば送信機能などによる読取処理の場合には、S56において、読取中の原稿についてのみ、画像をキャンセルする。これによって、例えば送信機能においてはそれまで読み取った画像については、そのまま通信相手先へ送信することができる。送信のキャンセルは、例えば割込解除後であっても通信中止などの操作を行えばよい。そのため、コピー機能とは異なり、読取中の原稿の画像についてのみキャンセルしている。なお、スキャナ機能など、他の読取処理を含む機能においても同様である。
【0031】
S55,S56における画像のキャンセルを行った後、S49において読取割込ステータスをOFFにして、割込処理を終了し、S46に復帰する。これにより、割込処理に移行する前の読取処理を再開することができる。
【0032】
なお、割込処理において読取部15を利用した場合、割込処理前に読取部15にセットされていた原稿が取り除かれている場合がある。そのため、S49からS46に復帰する前に、例えば「元の原稿をセットして下さい」といったメッセージを表示部12に表示してユーザに割込処理前の原稿のセットを促し、ユーザによる読取開始の指示を受けてから、割込処理前の読取処理を再開するように構成してもよい。
【0033】
以上説明したように、割込処理に移行して原稿を読み取っている途中で割込解除の指示を受けた場合には、読取処理を中止して割込を解除する。そのため、ユーザは従来のように処理の中止と割込の解除の2つの操作を行わなくても、割込解除の指示のみで割込で行っている読取処理の中止と割込の解除を行うことができる。
【0034】
図3は、本発明の画像形成装置の実施の一形態における記録処理の一例を示すフローチャートである。記録すべき画像が発生すると、図3に示す記録処理が起動される。ここでは一例として、画像メモリ20に記録すべき画像が格納されるものとして説明する。もちろん、例えば読取部15で読み取った画像が読取バッファから転送されるなど、画像メモリ20以外から記録すべき画像が転送される構成であってもよい。
【0035】
S61において、記録部16で記録する画像を画像メモリ20から主走査方向に1ライン分転送する。S62において、割込が指示されたか否かを判定する。割込の指示は、例えば操作部13の割込キー14を操作すればよい。もし、割込が指示された場合には、S63において記録割込ステータスをONにする。割込キー14が操作されていなければそのままS64に進む。
【0036】
S64において、1頁分の画像を記録部16に転送したか否かを判定し、1頁分の画像の転送を完了していなければ、S61に戻って1ライン分ずつの画像の転送を行う。1頁分の画像を記録部16に転送し終えたら、S65において、記録割込ステータスがONになっているか否かを判定する。記録割込ステータスがONになっていなければ、S66において次頁の記録すべき画像が存在するか否かを判定し、存在すれば、S61へ戻って次頁の記録すべき画像について、記録部16への転送を開始する。
【0037】
記録部16に1ラインずつの画像を転送している間に割込キー14が操作されると、上述のようにS63において記録割込ステータスをONにする。しかしここでは割込処理には移行せず、1頁分の画像を記録し終えてから、改めてS65で割込の指示の有無を記録割込ステータスで判定する。
【0038】
S65で記録割込ステータスがONになっていれば、S67以降の割込処理に移行する。割込処理では、S67において割込処理で記録すべき画像が発生したか否かを判定し、存在しなければS68で割込解除の指示が行われたか否かを判定する。例えば操作部13の割込キー14が再度操作されることによって、割込解除の指示であると判定することができる。もちろん、別のキーであってもよい。割込解除の指示が行われなければ、S67およびS68を繰り返して待機することになる。割込解除の指示が行われた場合には、S69において、記録割込ステータスをOFFにして割込処理を終了し、S66に復帰する。これにより、割込処理に移行する前の記録処理を再開することができる。
【0039】
割込処理において記録すべき画像が発生すると、S67からS70へ進み、記録部16による画像の記録を開始する。S70において、記録部16に対して主走査方向に1ライン分の記録すべき画像を画像メモリ20から読み出して転送する。この場合も、画像メモリ20を介さずに転送する構成も可能である。S71において、割込解除の指示が行われたか否かを判定する。例えば操作部13の割込キー14が操作されたか否かを判定すればよい。もちろん、他のキーで割込解除の指示を行うように構成されていてもよい。割込解除の指示が行われていなければ、S72において、記録部16への1頁分の画像の転送が完了したか否かを判定し、1頁分の画像の転送が完了していなければ、S70に戻って1ライン分の画像の転送を行う。1頁分の画像の転送が完了したら、S73において次頁の画像が存在するか否かを判定し、存在すれば、S70へ戻って次頁の記録すべき画像について、記録部16への転送を開始する。記録すべき画像がなくなれば、S67へ戻って、割込状態のまま記録すべき画像が発生するまで待機する。
【0040】
上述のように割込処理において記録すべき画像を1ラインずつ記録部16に転送している間に、例えば割込キー14が再度操作されるなどにより割込解除が指示された場合には、S71でこれを検出してS74に進む。この時点では、記録部16には画像の途中までしか転送していない。S74において、それ以降の記録すべき画像として、全白ラインの画像を頁終了まで記録部16に転送する。これによって、記録部16では、割込解除の指示が行われた時点までに転送された途中までの画像を記録して排紙することになる。これによって、割込解除の指示が行われた後の画像の記録よって記録材料を無駄に消費することがなくなる。
【0041】
その後、S69において記録割込ステータスをOFFにして、割込処理を終了し、S66に復帰する。これにより、割込処理に移行する前の記録処理を再開することができる。
【0042】
以上説明したように、割込処理に移行して記録部16に記録すべき画像を転送して記録を行っている途中で割込解除の指示を受けた場合には、それ以後の画像を形成せずに、1頁の画像が完成しないままで排紙し、割込を解除する。そのため、ユーザは従来のように処理の中止と割込の解除の2つの操作を行わなくても、割込解除の指示のみで割込で行っている記録処理の中止と割込の解除を行うことができる。
【0043】
なお、割込処理において記録部16において記録を行っているときに割込解除が指示された場合に、上述の例では割込解除の指示が行われた時点で画像の形成を中止してそれ以降の画像を白紙化した。しかしこれに限らず、例えば記録中の画像については画像を完成させてから割込を解除するように構成してもよい。
【0044】
上述の説明では、読取処理と記録処理について別々に説明したが、例えばコピー機能を利用している場合には、上述の読取処理と記録処理が並行して動作している。割込処理においてコピー機能を利用し、読取部15および記録部16が動作しているときに割込キー14を操作するなどして割込解除を指示することによって、読取処理および記録処理が中止されるとともに割込が解除され、割込処理に移行する前の読取処理および記録処理が再開される。このときユーザは、割込解除の指示を行うだけでよい。
【0045】
図1に示した構成では、コンピュータ31とのデータの入出力を行うPCインタフェース17を設けた例を示しているが、このPCインタフェース17を設けずに構成することもできる。また、NCU18及びモデム19を設けずに、例えばコピー機能付きのネットワークプリンタなどとして構成してもよい。さらには、PCインタフェース17、NCU18及びモデム19を設けずにコピー装置として構成することもできる。これらの構成においても、本発明を同様に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、割込状態において読取処理や記録処理が実行中に、実行している処理を中止して割込を解除したい場合、従来のように処理の停止の操作を行う必要がなく、割込の解除操作を行うのみでよいため、操作性を向上することができるという効果がある。
【0047】
また、割込処理による画像の記録中に割込解除が指示された場合には、1頁の画像を完成せずに、割込解除が指示された時点以降の画像を白紙化するので、無駄な記録材料の消費を減らすことができる。さらに、割込中の読取処理についても、割込解除の指示で読取処理を中止するとともに、割込処理でコピー機能を利用しているときに記録されずに残ってしまうすべての画像についてキャンセルすることができる。割込処理でコピー機能以外の機能を利用している場合には、割込解除後も割込処理で読み取った画像を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】
本発明の画像形成装置の実施の一形態における読取処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】
本発明の画像形成装置の実施の一形態における記録処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…割込キー、15…読取部、16…記録部、17…PCインタフェース、18…NCU、19…モデム、20…画像メモリ、21…RAM、22…ROM、23…バス、31…コンピュータ。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2004-03-09 
出願番号 特願平11-304687
審決分類 P 1 651・ 536- YA (H04N)
P 1 651・ 537- YA (H04N)
P 1 651・ 121- YA (H04N)
最終処分 維持  
前審関与審査官 手島 聖治  
特許庁審判長 東 次男
特許庁審判官 井上 信一
関川 正志
登録日 2002-08-30 
登録番号 特許第3344387号(P3344387)
権利者 村田機械株式会社
発明の名称 画像形成装置  
代理人 柳澤 正夫  
代理人 柳澤 正夫  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ