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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  E21D
管理番号 1116112
異議申立番号 異議2003-73713  
総通号数 66 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1994-06-21 
種別 異議の決定 
異議申立日 2003-12-25 
確定日 2005-03-02 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3441094号「トンネル内のずり搬送方法」の請求項1に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3441094号の請求項1に係る特許を維持する。 
理由 1.手続の経緯
本件特許第3441094号に係る出願は、平成4年6月30日の出願であって、平成15年6月20日に特許の設定登録がなされ、その後、西口和博から特許異議の申立がなされ、取消理由が通知され、その指定期間内である平成16年11月15日付けで訂正請求がなされ、当審からの審尋に対する異議申立人からの回答書が提出されたものである。


2.訂正の要旨
訂正事項a:特許請求の範囲の請求項1を次のように訂正する。
「トンネル掘削工事の際の発破作業において生じた岩石などのずりをトンネル外へ搬送する方法において、切羽で生じたずりをショベルローダで移動式クラッシャへ供給して破砕した後、排出端をトンネルの外に固定した延伸ベルトコンベヤ、および、移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端と延伸ベルトコンベヤの搬入端との間に配置され、平面上の配置角度を変えて長さ調節可能な移動コンベヤを経由してトンネル外へ搬送するトンネル内のずり搬送方法。」


3.訂正の適否
上記訂正事項aに係る訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内のものであり、さらに、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
したがって、上記訂正は、特許法等の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、特許法第120条の4第3項において準用する平成6年法律第116号による改正前の特許法第126条第1項ただし書、第2項および第3項の規定に適合するので、当該訂正を認める。


4.異議の申立てについての判断
(1)本件訂正後発明
本件訂正明細書の請求項1に係る発明(以下、「訂正後発明」という。)は、訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものである。(上記、2.訂正事項a参照。)

(2)引用刊行物に記載された発明
当審が平成16年9月3日に通知した取消理由において引用した刊行物1、2および3には、それぞれ次のとおりの発明が記載されている。
(A)刊行物1:「MINING ENGINEERING」(米国)1982年11月 VOL.34 NO.11 特殊法人日本科学技術情報センター1983年1月5日受入 p.1584-1588(異議申立人の提出した甲第1号証の1)
該刊行物1の訳文である甲第1号証の2を参照すると、1584頁左欄8〜10行に「移動式破砕機を採掘現場に置き、この移動式破砕機にて原石を破砕し、その破砕した破砕物をシフタブルベルトコンベヤによって採掘現場から運び出します。」、同左欄14〜17行に「破砕機は、鉱石の大きさを、ベルトコンベヤで運べる大きさまで小さくし、トラックによる運搬を減少させるか無くします。」、同左欄27〜34行に「移動式破砕機-その作動・・・採掘された原石は、ショベルまたは前部に装着された積み込み機によって、移動式破砕機に供給され、そこで、ベルトコンベヤが扱える大きさに破砕されます。破砕された鉱石は、破砕機の動きに追従するシフタブルベルトコンベヤシステムに移されます。」、1585頁左欄5〜10行に「破砕された鉱石は、破砕機の下部で、短い張り出しまたはベルトコンベヤ上に集められ、通常、片持ちの旋回式コンベヤに排出されます。旋回式コンベヤは、移動式破砕機とシフタブルコンベヤをつなぐ役をしていて、作業の柔軟性をもたらしている、自走式橋型コンベヤに、鉱石を渡します。」、1586頁左欄2〜3行に「発破された石灰石が、前部の積み込み機によって、破砕機の受け取り用ホッパーに投入され」、同右欄5〜9行に「・トラック運転手の必要が無くなる結果、移動式破砕機の採用によって、鉱山は、必要要員の数を減らせることになり、鉱業所全体の生産効率を上げることになる。・移動式破砕機の使用により、トラックとシャベルの待ち時間を無くすことが出来、不稼働時間が少なくなることを期待できる。」と記載されており、これらの記載および図4,5を参照すると、刊行物1には、「採鉱作業の際の発破作業により採掘された鉱石を採掘現場から搬出する方法において、該鉱石を積み込み機で移動式破砕機へ供給して破砕した後、シフタブルベルトコンベヤ、および、移動式破砕機とシフタブルベルトコンベヤをつなぐ役をしていて、移動式破砕機下部の片持ちの旋回式コンベヤの排出端とシフタブルベルトコンベヤの搬入端との間に配置され、作業の柔軟性をもたらしている自走式橋型コンベヤを経由して採掘現場から搬出する鉱石搬出方法。」という発明が記載されている。
(B)刊行物2:「BULLETIN」(加)1987年5月 VOL.80 NO.901 特殊法人日本科学技術情報センター1987年7月10日受入 p.39-43(異議申立人の提出した甲第2号証の1)
刊行物3:「BULLETIN」(加)1988年3月 VOL.81 NO.911 特殊法人日本科学技術情報センター1988年5月9日受入 p.105-109(異議申立人の提出した甲第3号証の1)
刊行物2および3には、該刊行物2の訳文である甲第2号証の2および該刊行物3の訳文である甲第3号証の2を参照すると、いずれにも、「地下採鉱にも使用できる、採掘された鉱石を採掘現場からトラック搬送ではなく、「積載(Load)/破砕(Crush)/運搬(Convey)システム」により搬出する方法であって、採掘された鉱石をローダで移動式クラッシャへ供給して破砕した後、運搬搬送には、延伸ベルトコンベヤを使用すること。」が記載されている。

(3)対比・判断
訂正後発明と、刊行物1に記載された発明とを対比すると、刊行物1に記載された発明の「積み込み機」、「移動式破砕機」、「移動式破砕機下部の片持ちの旋回式コンベヤの排出端」、「自走式橋型コンベヤ」は、それぞれ、訂正後発明の「ショベルローダ」、「移動式クラッシャ」、「移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端」、「移動コンベヤ」に相当し、刊行物1に記載された発明の「鉱石」、「シフタブルベルトコンベヤ」、「採鉱作業」、「採掘現場から搬出する鉱石搬出方法」と、訂正後発明の「岩石などのずり」、「延伸ベルトコンベヤ」、「トンネル掘削工事」、「トンネル外へ搬送するトンネル内のずり搬送方法」とは、それぞれ、「掘削物」、「ベルトコンベヤ」、「掘削作業」、「搬送する掘削物搬送方法」で共通しているから、両者は、「掘削作業の際の発破作業において生じた掘削物を搬送する方法において、掘削物をショベルローダで移動式クラッシャへ供給して破砕した後、ベルトコンベヤ、および、移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端とベルトコンベヤの搬入端との間に配置される移動コンベヤを経由して搬送する掘削物搬送方法。」の点で一致し、下記の点で相違している。
相違点:訂正後発明は、トンネル掘削工事により切羽で生じ、移動式クラッシャで破砕した後の岩石などのずりを、排出端をトンネルの外に固定した延伸ベルトコンベヤの搬入端に、平面上の配置角度を変えて長さ調節可能な移動コンベヤを経由して搬送し、トンネル外へ搬送するトンネル内のずり搬送方法であるのに対し、刊行物1に記載された発明は、採鉱作業により採掘され移動式クラッシャで破砕した後の鉱石を、シフタブルベルトコンベヤの搬入端に、作業の柔軟性をもたらしている自走式橋型コンベヤを経由して搬送し、採掘現場から搬出する鉱石搬出方法である点。
上記相違点について検討する。
訂正後発明は、特許明細書中の発明が解決しようとする課題,作用および効果の記載を参照すると、トンネル内の切羽で生じたずり搬送を、ダンプトラックを使用せずにコンベヤ輸送をすることを目的とした発明であり、一方、刊行物1に記載された発明も、採掘された鉱石搬送を、トラックを使用せずにコンベヤ輸送をすることを目的とした発明であり、いずれも、掘削物を、移動式クラッシャでコンベヤ輸送を可能にする大きさとしてから、コンベヤを介して搬送する搬送方法である。また、刊行物2および3をみると、刊行物2および3には、いずれにも、「地下採鉱にも使用できる、採掘された鉱石を採掘現場からトラック搬送ではなく、「積載(Load)/破砕(Crush)/運搬(Convey)システム」により搬出する方法であって、採掘された鉱石をローダで移動式クラッシャへ供給して破砕した後、運搬搬送には、延伸ベルトコンベヤを使用すること。」が記載されている。
しかしながら、刊行物1に記載された発明の「自走式橋型コンベヤ」は、「作業の柔軟性をもたらしている」とあるが、自走式であり、かつ、トンネル内のような狭い空間からの搬送に使用するものではなく、訂正後発明の「移動コンベヤ」のように、平面上の配置角度を変えて移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端と、排出端をトンネルの外に固定した延伸ベルトコンベヤの搬入端との間の長さを調節することまでも想定しているとは考えられない。また、刊行物2および3には、移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端と延伸ベルトコンベヤの搬入端との間に、移動コンベヤを配置するとの記載すらなく、示唆もされていない。
なお、異議申立人は、当審からの審尋に対する回答書とともに、「排出端をトンネルの外に固定した延伸ベルトコンベヤ」の周知技術文献(特開平2-144315号公報、特開平2-147511号公報、特開平2-147512号公報)を提出しているが、これら周知技術文献の何れにも、トンネル外へ搬送するトンネル内のずり搬送方法において、移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端と延伸ベルトコンベヤの搬入端との間に、移動コンベヤを配置するとの記載すらなく、示唆もされていない。
したがって、訂正後発明は、提出された各証拠に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとはいえない。

(4)むすび
以上のとおりであるから、異議申立ての理由及び証拠によっては、本件訂正後発明の特許を取り消すことはできない。
また、他に本件訂正後発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
トンネル内のずり搬送方法
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 トンネル掘削工事の際の発破作業において生じた岩石などのずりをトンネル外へ搬送する方法において、切羽で生じたずりをショベルローダで移動式クラッシャへ供給して破砕した後、排出端をトンネルの外に固定した延伸ベルトコンベヤ、および、移動式クラッシャのメインコンベヤの排出端と延伸ベルトコンベヤの搬入端との間に配置され、平面上の配置角度を変えて長さ調節可能な移動コンベヤを経由してトンネル外へ搬送するトンネル内のずりの搬送方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,各種トンネル土木工事において生じる岩石および土砂等のずりをトンネル外へ搬出するトンネル内のずり搬送方法に関し,特に省人化とトンネル内環境保護に留意改善したずり搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,トンネル内の掘削工事においては,大量の岩石を発破して掘り進むため発破後のずりをトンネル外へ搬送する必要があった。その工程は,たとえば,図8に示すように,まずトンネル1内最先端の壁面,いわゆる,切羽2に火薬弾装用の発破孔3aをドリルマシン等の削孔機3で穿孔し,火薬を装填して発破作業を実施する。発破作業の際に生じた大量のずり4はドーザまたはショベルローダ等のずり積機5でダンプトラック6に積込みトンネル1内をピストン輸送していた。また,ずりを搬送した後に,切羽の天井に早強セメントと凝固剤を混合した吹付コンクリート50を吹付けする作業やトンネル1の途中では型枠60を使用して打設コンクリート70の作業工事を実施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のトンネル内ずり搬送方法ではダンプトラックの頻繁な往復により排ガスによる空気汚染が激しく,トンネル内の環境悪化を招いていた。また,トンネル長さが近時長大化しておりダンプトラック輸送のコスト高は大きく,輸送コストのアップが工費全体の上昇を来たすという問題も生じつつあった。また,ダンプ走行によって舗装されていないトンネル内の砂塵が舞い上るという粉塵発生がトンネル内で働く作業員の健康を損ねるという問題があるうえ,ダンプ車と作業員とが狭いトンネル内で交錯するなど安全上の問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上に述べた課題を解決したり,緩和するために,本発明の方法では,トンネル掘削工事の際の発破作業において生じた岩石等のずりをトンネル外へ搬送する方法において,切羽で生じたずりをショベルローダで移動式クラッシャへ供給して所望のサイズまで破砕した後,移動コンベヤおよび固定の延伸ベルトコンベヤを経由してトンネル外へ搬送することによってトンネル内のずりをトンネル外へ搬送しようとするものである。
【0005】
【作用】
本発明のトンネルのずり搬送方法では,ダンプトラックを使用せずに発破後のずりをコンベヤ輸送しようとするものであり,切羽の直近まで近接した移動式クラッシャでずりを輸送できるサイズ,たとえば,250mmまで破砕した後,これを移動式コンベヤと延伸ベルトコンベヤによってトンネル外まで輸送する。本発明で使用するショベルローダ,移動式クラッシャ,移動式コンベヤ,延伸ベルトコンベヤ等は切羽の掘進・進行とともに設備を移動前進できるから,能率的にずりを抗外へ連続搬送できるばかりでなく,動力は移動式クラッシャの移動以外はすべて外部より配線した電力により駆動できるから,排ガス公害や人身事故の危険が極度に減少し,安全衛生が向上する。
【0006】
【実施例】
以下図面に基づいて,本発明のトンネル内のずり搬送方法について詳細に説明する。図1〜図7は本発明の実施例を示し,図1はトンネル掘削工事を説明するトンネル内側面図,図2はトンネル内の平面図,図3はトンネル内の斜視図,図4はトンネル工事工程図,図5は延伸ベルトコンベヤの概略斜視図,図6は延伸ベルトコンベヤの作動説明図,図7は移動式クラッシャの全体側面図である。図において,切羽2の掘進方法は全断面発破工法で,トンネル1内の切羽2で生じたずり4はショベルローダ10によって移動式クラッシャ20へ供給され,破砕される。発破後のずりは最大800mm(発破孔間のピッチにより定まる)であり,これを250mm以下にすることにより通常のコンベヤ搬送が可能となるから,このサイズ以下に移動式クラッシャ20で破砕し,後続する移動式コンベヤ30およびこれに接続する延伸ベルトコンベヤ40によってトンネル外へ搬出される。移動式コンベヤ30は全長約10mで,これを使用する理由は切羽の進行とともに移動式クラッシャ20が切羽側へ移動したとき,その移動した分の長さを平面上の配置角度を変えて長さ調節するためである。通常のトンネル工事は,道路用の場合,延長1500mまでが大部分であるが,近年地価の高騰により2000mを越える長大トンネルも少しずつ増えて来ており,トンネル長さ2000mの場合には,トンネル断面積80m2(11m幅×7.2m高)で発破は1日(24時間)3回実施し,トンネル進行速度は1日7.5m程度である。したがって,1日600m3(1回の発破では200m3)のずりが発生するから,これを能率良く抗外へ排出しなければならない。延伸ベルトコンベヤ40は最終2000mまで延伸可能で,1回の延伸で最大150〜200m伸びるものが採用されるが,毎日のトンネル掘進量の7.5mほど延長し,切羽の進行に追従する。7.5m以内の伸びについては前述したように移動式コンベヤ30の傾きを変えて調節する。1回の発破から次の発破までの所要時間は8時間で,その内訳は削孔.発破が5.5時間,コンクリート吹付が1時間,ずり搬送が1.5時間である。さらにずり搬送1.5時間の内訳は,切羽への機器の移動と段取に10分,破砕および搬送に60分,発破のために切羽より50m後方まで各機器を退避するのに10分,予備時間10分とし,ずり搬送量200m3は約500トンになるから,クラッシャ能力およびコンベヤの輸送能力は500トン/時のものが採用される。
【0007】
一方,移動式クラッシャ20は,図7に示すように,エンドレスのキャタピラ202aによって走行するクローラ202のフレーム203の上に,柱脚210a,210bを介してホッパ210およびその下側に配設されるグリズリ付振動フィーダ220が積載され,グリズリ付振動フィーダ220は,長手方向に適当間隔離間した並列のグリズリバーが進行方向に多段に配列され,全体が下流に向けて水平または下流側に向かってやや上側に傾斜しており,駆動モータにより下流側に積載物を移送する高速微小振動を与えられるよう構成される。グリズリ付振動フィーダ220の下流の直近にはクラッシャ230が配置され,クラッシャ230の破砕産物は下側から移動式クラッシャ20の長手方向下流側に向かって傾斜して立上る輸送機(メインコンベヤ)240へ落下するようシュートが設けられる。そのほか,ディーゼルエンジン270とディーゼルエンジン270の燃料油である軽油を貯蔵する燃料タンク280および油圧機器の作業油を貯蔵する油タンク282が下流側フレーム203上に固設される。クラッシャ230の上部両側には点検用の踊場292が設置され,階段290を介して作業員が昇降できるようになっている。移動式クラッシャ20の駆動方式は,ディーゼルエンジンと電動機との併用でクラッシャ230とグリズリ付振動フィーダ220と輸送機240は電動機駆動である。
【0008】
図4にトンネル内の工事の工程図(1サイクル)を示す。図に示すように,切羽でのずり搬送が完了すると,天盤からの落石を応急的に防止するため,吹付コンクリート工事を施工する。その後切羽面に発破孔を削孔して各機器を切羽から退避したあと火薬を装填して発破するが,トンネル内抗道の途中では,トンネル入口から順次に型枠によって本格的なコンクリートの打設工事が継続される。図5は延伸ベルトコンベヤ40の概略斜視図,図6は延伸コンベヤ40の作動説明図で,(a)はコンベヤ収縮状態,(b)はコンベヤ延長状態を示す。
【0009】
移動式クラッシャ20は移動するときのみ,ディーゼルエンジンで自走し,クラッシャほかの機器の稼動や移動式ベルトコンベヤ30,延伸ベルトコンベヤ40の駆動はいずれも電気配線による電動とするので,切羽直近のショベルローダ10のみ排気ガスを発生するだけであるから従来のダンプ輸送にくらべて抗内の大気汚染は少なく作業環境が改善されるとともに,ダンプ輸送費用(人件費が大半)が大幅に低減される。また,延伸ベルトコンベヤの長さ延長は通常のベルトコンベヤの延長に比して容易で作業時間も少なくて済む。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明のトンネル内のずり搬送方法によると,ダンプトラックを使用せずにずりをコンベヤ輸送することが可能になるので,トンネル内環境を良好に保持し,省人化を図り輸送コストが削減できるほか,人身事故の危険を未然に防止できるなど多くの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のトンネル内のずり搬送方法に係るトンネル内側面図である。
【図2】
本発明のトンネル内のずり搬送方法に係るトンネル内平面図である。
【図3】
本発明のトンネル内のずり搬送方法に係るトンネル内の斜視図である。
【図4】
本発明のトンネル内のずり搬送方法に係る工程図である。
【図5】
本発明に係る延伸コンベヤの概略斜視図である。
【図6】
本発明に係る延伸コンベヤの作動説明図である。
【図7】
本発明に係る移動式クラッシャの全体側面図である。
【図8】
従来のトンネル掘削工事の説明図である。
【符号の説明】
1 トンネル
2 切羽
3 削孔機
3a 発破孔
4 ずり
5 ずり積機
6 ダンプトラック
7 ミキサ車
8 コンクリート吹付機
9 コンクリートポンプ車
10 ショベルローダ
20 移動式クラッシャ
30 移動式ベルトコンベヤ
40 延伸ベルトコンベヤ
50 吹付コンクリート
60 型枠
70 打設コンクリート
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2005-02-18 
出願番号 特願平4-210607
審決分類 P 1 651・ 121- YA (E21D)
最終処分 維持  
前審関与審査官 深田 高義  
特許庁審判長 伊波 猛
特許庁審判官 田中 弘満
新井 夕起子
登録日 2003-06-20 
登録番号 特許第3441094号(P3441094)
権利者 メッツォ・ミネラルズ・ジャパン株式会社
発明の名称 トンネル内のずり搬送方法  
代理人 須藤 阿佐子  
代理人 須藤 阿佐子  
代理人 藤 文夫  
代理人 藤 文夫  
代理人 須藤 晃伸  
代理人 須藤 晃伸  
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