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審決分類 |
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) F21S 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) F21S |
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管理番号 | 1117733 |
審判番号 | 不服2002-7152 |
総通号数 | 67 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2000-01-21 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2002-04-25 |
確定日 | 2005-06-08 |
事件の表示 | 平成10年特許願第187706号「照明装置」拒絶査定不服審判事件〔平成12年1月21日出願公開、特開2000-21206号〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成10年7月2日の出願であって、平成14年3月14日付で拒絶査定がなされ、これに対し、平成14年4月25日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同日付で手続補正がなされたものである。 2.平成14年4月25日付の手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成14年4月25日付の手続補正を却下する。 [理由] (1)補正後の本願発明 本件補正により、特許請求の範囲の請求項2は、 「光源から射出された光を、複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束の光導入端に導入し、光導出端から導出して照明に用いるように構成しているものにおいて、光源を複数のLEDを構成する発光素子本体からなるものとし、前記各発光素子本体にそれぞれ光ファイバを一本ずつ接続し、各発光素子本体から射出された光を一本ずつの光ファイバにそれぞれ導入するとともに、前記光ファイバを密に束ね、さらにLEDの光量調整を電源をパルス化してそのオン/オフ時間の比を変えて行うようにしてなり、前記光導出端が照明用部材に接続されていることを特徴とする製品検査用の照明装置。」 と補正された。 上記補正は、光源について、複数のLEDとしていたものを、より具体的に複数の「LEDを構成する発光素子本体 」とするとともに、その発光素子本体と光ファイバの関連構成について、「前記各発光素子本体にそれぞれ光ファイバを一本ずつ接続し 」、各「発光素子本体 」から射出された光を「一本ずつの光ファイバ 」にそれぞれ導入すること、及び、光ファイバについて、「密に束ね 」ることを限定するものであるから、特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正後の前記請求項2に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第4項の規定に適合するか)について以下に検討する。 (2)引用例 (2-1)原査定の拒絶の理由で引用された刊行物である、特開平5-248820号公報(以下、「引用例1」という)には図1〜3と共に、以下の事項が記載されている。 (イ)「「本発明は照明装置に関し、特に印刷配線板の銅パターンに対するソルダレジスト(SR)パターン及び文字パターンの位置測定に用いる照明装置に関する。」(第2頁第1欄第14〜17行) (ロ)「図1に示す如く、本実施例はコールドフイルター2さらには赤,緑,青それぞれの着色を有した赤,緑,青色フイルター3a,3b,3cを介して発光する光源1と、光源1のそれぞれの光量を変化させる可変電源4と、光源1からの赤,緑,青の光をそれぞれ赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cを介して導き出す光ファイバー5と、各光ファイバーを赤,緑,青の順でリング状に配列し光を下方に向けて照射するリング照明部6とを有する。」(第2頁第1欄第44行〜第2欄第7行) (ハ)「次に図1及び図2により、本照明装置を使用したCCDカメラ7による印刷配線板9の銅パターンに対するSRパターン及び文字パターンの読み取り方法について説明する。まず印刷配線板9をカメラ7の真下に置く。次に可変電源4により光源1の光量を変化させ、赤,緑,青の光に強弱を与え、測定しようとするパターンの色に光色を合わせる。そして、印刷配線板9の銅パターンに対するSRパターン及び文字パターンをCCDカメラ7により読み取る。」(第2頁第2欄第10〜18行) (ニ)図1には、赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cのそれぞれの光源側の端部を、3つの光源1にコールドフイルター2と赤,緑,青色フイルター3a,3b,3cを介して対向させる態様、及び、赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cが束ねられて光ファイバー5となり、リング照明部6で赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cの他方の端部が隙間なく並ぶ態様が示されている。 これらの記載事項及び図示内容を総合すると、上記引用例1には、 「束ねられて光ファイバー5となる、赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cの光源側の端部を、発光する3つの光源1にそれぞれ対向し、リング照明部6で赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cの他方の端部から光を照射する照明装置において、可変電源4により光源1の光量を変化させるCCDカメラ7による印刷配線板の位置測定に用いる照明装置。」の発明(以下、「引用発明1」という。)が記載されていると認められる。 (2-2)次に、同じく拒絶の理由に引用された刊行物である、特開昭54-35750号公報(以下、「引用例2」という)には、第1〜4図と共に以下の事項が記載されている。 (イ)「アレイ化した光半導体素子を有する半導体基板と結合され、且つ光半導体素子と同じピッチで挿入孔を穿設した基板と、前記挿入孔に挿入されるスリーブと、該スリーブ内へ挿入される光フアイバと前記半導体基板の外面に固定される放熱板とを有することを特徴とする光半導体素子と光フアイバの結合ユニット。」(特許請求の範囲の請求項1) (ロ)「第1図は本発明によるアレイ化された16個の素子を有する光半導体素子と光フアイバとの結合構造の側面図と・・・要部破断側面図で、第2図は第1図の結合部だけの裏面正面図である。」(第2頁右上欄第10〜16行) (ハ)「半導体ウエーハからなる基板1に、パターンマスクにより一定の正確なマトリツクス状のアレイ位置に気相エピタキシヤル成長法及びエツチング法等により16個の発光ダイオード2と、その付属配線等が附設され、・・・16本の光フアイバ10は、完全に発行ダイオード2より光を受け入れることができるようになつているのが、本構造の1つの特徴である。」(第2頁右上欄第17行〜左下欄第15行) (ニ)第1図には、基板1上の光半導体素子(発光ダイオード)2の1つ1つに、光フアイバ10の1本1本の端面が接する態様が示されている。 これらの記載事項及び図示内容を総合すると、上記引用例2には、半導体ウエーハからなる基板1上に形成した16個の発光ダイオード2に、1本づつの光ファイバ10を接するように配置することが記載されていると認められる。 (2-3)次に、同じく拒絶の理由に引用された刊行物である、特開平10-133613号公報(以下、「引用例3」という)には、図1〜5と共に以下の事項が記載されている。 (イ)「例えば、コックピット内の多数のLED表示器は、輝度の調整を必要とするため、ダイナミック点灯方式の輝度変調回路が備えられている。即ち、LEDに与えるパルス電圧のデューティサイクルを手動の可変抵抗器で変化させて輝度を調整するように構成されている。 図4は従来の輝度調整回路例図である。図において、調光用可変抵抗器3は外部調光つまみで可変でき、これを調整することにより、パルス発生回路1に入力する直流電圧V0 を変化させる。MPU(マイクロプロセッサ)を用いたパルス発生回路1は、ソフトにより電圧V0の変化に従って出力パルスのデューティサイクルを変化させて出力する。すなわち、V0が小さくなるにつれてパルス幅が狭くなるようにソフトにより制御し、パルス発生回路1からパルスを出力させる。これにより、パルスのハイレベルのときにだけスイッチングトランジスタQ1がオンになり、LEDがダイナミック点灯する。R1はLEDの電流制限用抵抗器である。このように、調光用可変抵抗器3を調整することによりLEDの輝度が調整される。」(第2頁第1欄第31〜50行) これらの記載事項及び図示内容を総合すると、上記引用例3には、調光用可変抵抗器3を調整することにより、LEDに与えるパルス電圧のパルス幅を制御してデューティサイクルを変化させ、輝度を調整することが記載されていると認められる。 (2-4)次に、同じく拒絶の理由に引用された刊行物である、特開平10-23310号公報(以下、「引用例4」という)には、図1〜8と共に以下の事項が記載されている。 (イ)「本願の発明は、被観察物を照明しながら拡大観察する照明付き拡大観察装置に関し、特に、製品の検査ラインに配設されると好適な装置に関する。 【従来の技術】従来より、被観察物を照明しながら拡大観察することが広く行われている。特に、各種製品の生産工程においては、出来上がった製品の外観検査を行うため、照明付き拡大観察装置が頻繁に使用されている。 図8は、従来の照明付き拡大観察装置の概略構成を示した図である。図8に示すように、従来の照明付き拡大観察装置は、被観察物体1を照明する照明光源2と、照明光源2へ電力を供給する照明用電源部20と、照明された被観察物体1の像を拡大する拡大光学系3と、拡大された被観察物1の像を撮像する撮像カメラ4とを具備し、照明光源2によって照明しながら被観察物1の像を拡大光学系3によって拡大し、撮像カメラ4を通して観察するようになっている。」(第2頁第1欄第47行〜第2欄第14行) (ロ)「次に、本実施形態の装置の別の特徴点である照明光源2の構成について、図6を使用して説明する。図6は照明光源2の構成を説明する断面概略図である。本実施形態における照明光源2は、拡大光学系3の光軸を取り囲むサークルランプ23とこのサークルランプ23に被せて設けたランプハウス24とから主に構成されている。サークルランプ23は、円環状に形成された蛍光灯である。本実施形態では、ランプハウス24の昇温を抑えるため、冷陰極型の蛍光灯がサークルランプ23として使用されている。」(第4頁第5欄第41〜50行) (ハ)「照明用電源部20には、調光ボリュームつまみ201に接続された光量設定回路202が付設されており、調光ボリュームつまみ201を回すことにより照明光源2に供給する電力を変化させて光量を調整することが可能になっている。」(第5頁第7欄第16〜21行) (ニ)「上述した実施形態では、サークルランプ23として冷陰極型蛍光灯を使用したが、熱陰極型蛍光灯でもよい。ランプハウス24の昇温が問題となるときは、ランプハウス24を断熱材を介在させた二重構造にしたりするとよい。また、LED(発光ダイオード)を周状に配置したLEDアレイもサークルランプ23として使用することができる。さらに、ハロゲンランプ等のフィラメントランプからの光を光ファイバで導き、その光ファイバの出射端を周状に形成したものも、サークルランプ23として使用することができる。つまり、光が出る部分が周状のものであれば、どんなものでもよい。」(第5頁第7欄第44行〜第8欄第4行) これらの記載事項及び図示内容を総合すると、上記引用例4には、製品の検査ラインに配設され撮像カメラ4を具備する照明付き拡大観察装置において、その照明装置であるサークルランプ23として、LED(発光ダイオード)を周状に配置したLEDアレイを使用することが記載されていると認められる。 (3)対比・判断 そこで、本願補正発明と上記引用発明1とを対比すると、 後者の「3つの光源1」は、その機能・構造からみて、前者の「光源」に相当し、以下同様に、 「赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5c」は「複数の光ファイバ」に、「光ファイバー5」は「光ファイバ束」に、「束ねられて光ファイバー5となる、赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cの光源側の端部を発光する3つの光源1にそれぞれ対向し」は「光源から射出された光を、複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束の光導入端に導入し」に、「赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cの他方の端部から光を照射する」は「光導出端から導出して照明に用いる」に、「光源1の光量を変化させる」は「光量調整を・・・行う」に、「リング照明部6」は「照明用部材」にそれぞれ相当する。 また、後者が「リング照明部6で赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cの他方の端部から光を照射する」ことは、前者が「光導出端が照明用部材に接続され」る態様に相当し、後者の赤色,緑色,青色の光ファイバー5a,5b,5cは、束ねられて光ファイバー5となるのであるから、前者の「光ファイバを密に束ね」ることに相当すると認められる。さらに、後者は「可変電源4により光源1の光量を変化させる」のであるから、前者の「LEDの光量調整を電源をパルス化してそのオン/オフ時間の比を変えて行うようにしてな」る構成とは、光量調整を光源の電源により行っている点で共通している。 そうしてみると、両者は、 「光源から射出された光を、複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束の光導入端に導入し、光導出端から導出して照明に用いるように構成しているものにおいて、 前記光ファイバを密に束ね、光量調整を光源の電源により行っており、前記光導出端が照明用部材に接続されている照明装置。」である点で一致し、以下の点で相違しているものと認められる。 (A)光源の種類及び光ファイバーの接続について、本願補正発明は「光源を複数のLEDを構成する発光素子本体からなるものとし、前記各発光素子本体にそれぞれ光ファイバを一本ずつ接続し、各発光素子本体から射出された光を一本ずつの光ファイバにそれぞれ導入する」ものであるのに対して、引用発明1はそのような構成ではない点。 (B)光量調整をする光源の電源について、本願補正発明は「電源をパルス化してそのオン/オフ時間の比を変えて行う」ものであるのに対して、引用発明1は可変電源4とするのみで具体的な構成が不明である点。 (C)照明装置の用途として、本願補正発明は「製品検査用」とするのに対して、引用発明1は「CCDカメラ7による印刷配線板の位置測定」である点。 そこで、これらの相違点について検討する。 まず、相違点(A)についてみる。 上記引用例2に記載される、半導体ウエーハからなる基板1上に形成した16個の発光ダイオード2は、第1図や(2-2)の(ハ)の摘示事項からみて、本願補正発明の「複数のLEDを構成する発光素子本体」に、また、光ファイバ10は本願補正発明の「光ファイバ」に相当すると認められる。また、引用例2に記載の発光ダイオード2は光を射出し、その光を光ファイバ10に導入されることが明らかであるから、引用例2には「光源を複数のLEDを構成する発光素子本体からなるものとし、各発光素子本体にそれぞれ光ファイバを一本ずつ接続し、各発光素子本体から射出された光を一本ずつの光ファイバにそれぞれ導入する」構成が記載されていると認められる。 一方、引用例4に記載される、製品の検査ラインに配設され撮像カメラ4を具備する照明付き拡大観察装置は、引用発明1と同様、製品の製造過程において、その製品をカメラにより撮影して、製品を認識するものである。そして、引用例4に、そのような撮影のための照明装置として、LED(発光ダイオード)を使用することが記載されているのである。そうすると、引用発明1における照明装置の光源の構成として、引用例4のLEDを光源とするとの示唆に従って、引用例2に記載の構成を採用し、相違点(A)に係る本願補正発明の構成とすることは、当業者が容易になし得ることと認められる。 そして、そのことによって予測し得ない新たな作用効果を奏するものとも認められない。 次に、相違点(B)についてみる。 引用例3に記載される、LEDの輝度を調整するための構成は、LEDにパルス電圧を与えるのであるから、電源をパルス化するものといえ、またパルス幅を制御してデューティサイクルを変化させるのであるから、オン/オフ時間の比を変えるものである。したがって、本願補正発明の光量調整のための「電源をパルス化してそのオン/オフ時間の比を変えて行う」という構成と同様であると認められる。そうすると、引用発明1の光量調整をする光源の電源として引用例3に記載される構成を採用することは、当業者が容易になし得ることと認められる。 さらに、相違点(C)についてみる。 上記相違点(A)で述べたように、引用発明1と引用例4に記載のものは、製品の製造過程において、その製品をカメラにより撮影して、製品を認識するものである点で共通するものである。そうすると、引用発明1の照明装置の用途として引用例4に記載されるような製品の検査とすることは当業者にとって適宜なし得る事項であるといえる。 そして上記相違点(A)〜(C)について合わせ考えても、本願補正発明の効果が格別であるとは認められない。 したがって、本願補正発明は、引用発明1及び引用例2〜4に記載の事項に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 (4)むすび 以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第5項で準用する同法第126条第4項の規定に違反するものであり、特許法第159条第1項で準用する特許法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。 3.本願発明について 平成14年4月25日付の手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項2に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成12年2月7日付手続補正書の特許請求の範囲の請求項2に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。(なお、平成13年11月2日付手続補正書は平成14年3月14日付で却下されている。) 「光源から射出された光を、複数の光ファイバを束ねた光ファイバ束の光導入端に導入し、光導出端から導出して照明に用いるように構成しているものにおいて、光源を複数のLEDからなるものとし、各LEDから射出された光を1又は2以上の光ファイバにそれぞれ導入するとともに、LEDの光量調整を電源をパルス化してそのオン/オフ時間の比を変えて行なうようにしてなり、前記光導出端が照明用部材に接続されていることを特徴とする製品検査用の照明装置。」 (1)引用例 原査定の拒絶の理由に引用された引用例、および、その記載事項は、前記「2.(2)」に記載したとおりである。 (2)対比・判断 本願発明は、前記2.で検討した本願補正発明から、光源について、具体的に複数の「LEDを構成する発光素子本体」としているものを単に複数のLEDとし、かつ、LEDと光ファイバの関連構成についての「各発光素子本体にそれぞれ光ファイバを一本ずつ接続し」、各「発光素子本体」から射出された光を「一本ずつの光ファイバ」にそれぞれ導入するという限定、及び光ファイバについての「密に束ね」るという限定を省いたものである。 そうしてみると、本願発明の構成要件を全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記「2.(3)」に記載したとおり、引用発明1及び引用例2〜4に記載の事項に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、引用発明1及び引用例2〜4に記載の事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものといえる。 4.むすび 以上のとおり、本願発明は、引用発明1及び引用例2〜4に記載の事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2005-03-23 |
結審通知日 | 2005-03-29 |
審決日 | 2005-04-11 |
出願番号 | 特願平10-187706 |
審決分類 |
P
1
8・
575-
WZ
(F21S)
P 1 8・ 121- WZ (F21S) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 関 信之 |
特許庁審判長 |
田中 秀夫 |
特許庁審判官 |
北川 清伸 平上 悦司 |
発明の名称 | 照明装置 |
代理人 | 赤澤 一博 |
代理人 | 井上 敬子 |