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審決分類 審判 判定 同一 属さない(申立て不成立) B42F
管理番号 1122955
判定請求番号 判定2005-60010  
総通号数 70 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許判定公報 
発行日 1998-08-11 
種別 判定 
判定請求日 2005-03-04 
確定日 2005-09-08 
事件の表示 上記当事者間の特許第2901566号の判定請求事件について、次のとおり判定する。 
結論 イ号図面及びその説明書に示す「CD&DVDファイル(品番CDF-48-CB)」は、特許第2901566号発明の技術的範囲に属しない。 
理由 第1 請求の趣旨
本件判定の請求の趣旨は、イ号図面及びその説明書に示す物件「CD&DVDファイル(品番CDF-48-CB)」(以下、イ号物件と称す。別途、該当する製品が検甲第1号証として提出されている。)が、特許第2901566号発明の技術的範囲に属する、との判定を求めるというものである。

第2 本件特許発明
本件特許発明は、明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるとおりのものであり、それを構成要件に分説すると、次のとおりである。

A)不織布からなるシート部11の少なくとも片面に、このシート部11の
上下方向のほぼ下半分においてこのシート部11を表面から覆うシート
部12を設けるとともに(以下、「構成要件A」という。)
B)シート部11の上下方向の残りのほぼ上半分においてシート部11を表
面から覆うシート部14を設けて、(以下、「構成要件B」という。)
C)シート部11とシート部12,14との間でディスク収納部を形成し、
(以下、「構成要件C」という。)
D)下側のシート部12と前記シート部11とは両側および下端が袋状とな
るように閉じられ、(以下、「構成要件D」という。)
E)上側のシート部14は上端が幅方向全長に亘って前記シート部11にヒ
ートシールにて接合されるとともに、(以下、「構成要件E」という
。)
F)前記シート部11に対し上端両側部乃至その内側部の適所において上
端のヒートシール部15より下側でヒートシールにて接合され、(以下
、「構成要件F」という。)
G)また前記シート部14は前記上端両側部乃至その内側部適所のヒート
シール部より下側においてシート部11に対して接合されておらずフリ
ーな状態に構成され、(以下、「構成要件G」という。)
H)ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部乃至
その内側部適所におけるヒートシール部間で一方のヒートシール部の
下端と他方のヒートシール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置する
(以下、「構成要件H」という。)
I)ように構成してなることを特徴とするディスク収納袋(以下、「構
成要件I」という。)。

第3 イ号物件
1.イ号図面について
判定請求書に添付されたイ号図面のうち、図1は「イ号製品の収納袋の平面図」、図2は「図1のA-A線断面図」、図3は「図1のB-B線断面図」、図4は「イ号製品の収納袋の斜視図」であって、請求人により、検甲第1号証に基づいて本件特許発明と対応する要部箇所に本件特許明細書で用いられた附番を付して作成されたものと認められる。

2.検甲第1号証及びイ号物件説明書並びに図面(【図1】〜【図4】)が示す事項
イ号物件は、CD&DVDファイルであり、品番「CDF-48-CB」として日本国内 において現在販売されている被請求人の製品であり、検甲第1号証として提出されたものである。
このイ号物件は、厚手の半透明のカバーシートに、CDまたはDVDが収納できる収納袋が12枚綴じ込まれており、収納袋は片面に2枚、両面に合計4枚のCDまたはDVDを収納できる。そして、シート部11は不織布からなり、この不織布のシート11の両面に合成樹脂の透明なシート部12、14がヒートシールされている。

3.イ号物件
イ号物件は、前記イ号図面並びに説明書の記載をも参照するに、次のとおりのものと認める。
a)不織布からなるシート部11の両面に、このシート部11の上下方向の
下側ほぼ5/7においてシート部11を表面から覆うシート部12を設け
るとともに、
b)シート部11の上下方向の残りの上側ほぼ2/7においてシート部11
を表面から覆うシート部14を設けて、
c)シート部11とシート部12,14との間でディスク収納部を形成し、
d)下側のシート部12と前記シート部11とは、下側のシート部12の上
部7/20がフリーな状態となるように両側、中央、下端が袋状に閉じ
られ、
e)上側のシート部14は上端が幅方向全長に亘って前記シート部11にヒ
ートシールにて接合されるとともに、
f)前記シート部11に対し上端両側部において上端のヒートシール部15
より下側でヒートシールにて接合され、
g)また前記シート部14は前記上端両側部のヒートシール部より下側に
おいてシート部11に対して接合されておらずフリーな状態に構成され

h)ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部にお
けるヒートシール部間で一方のヒートシール部の下端と他方のヒート
シール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置する
i)ように構成してなることを特徴とするディスク収納袋。

なお、被請求人は、請求人のイ号物件の認定に対して、現実のイ号物件では、シート部12とシート部14が、別体であって、召し合わせされていること(答弁書3頁4〜10行)、及び、シート部12、14の大きさ比率5/7や2/7には、不織布からなるシート部11の一部である綴じ付け部分が無視されており、これが含まれたものと把握すべきであること(答弁書3頁13〜20行)、等を主張している。
しかしながら、請求人のイ号物件の認定においても、これらシート部12、14の大きさ比率が、本件特許発明における各々シート部11のほぼ半分、即ち1/2ではないことを表している点で、両者の差異を明らかにしているのであり、指摘される綴じ付け部分を含んだ算定を行ったとしても、特段にその意味合いが変わるものとはいえないので、イ号物件の認定は、前記のとおりに請求人のものを採用する。

第4 イ号物件が本件特許発明の技術的範囲に属するか否かについて
1.属否の検討について
請求人と被請求人との間で、本件特許発明の特許請求の範囲の解釈について、考え方を異にしている。
そこで、本件特許発明の構成要件とイ号物件の構成との対比を行う前に、本件特許発明の特許請求の範囲の解釈について検討する。

2.本件特許明細書の記載
本件特許明細書には、下記の記載がある。
1) 【特許請求の範囲】
前記「2 本件特許発明」で分説した記載がある。
2) 段落【0002】、【0003】
「【従来の技術】従来、CDを保存するために収納するディスク収納袋としては、例えば図9に示すように構成されたものが知られている。
この従来のディスク収納袋は、裏側に位置し不織布からなるシート部1と、表側に位置しポリプロピレンなどの合成樹脂フィルムからなるシート部2とを上端以外の左右両側および下端においてヒートシールにて接合させ、上端開口部3よりCD4の出し入れを行なうように構成されている。」
3) 段落【0004】、【0005】
「【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のディスク収納袋は上端が開口したままであるので、ディスク収納袋が傾いたとき、あるいは下向きになったときにディスク収納袋に収納されているCD4がディスク収納袋から抜け出るという問題があった。また、ディスク収納袋は上端が開口したままであるので、内部にごみが侵入し易く、内部に収納されているCD4にごみが付着し易いという問題があった。さらに、ディスク収納袋からCD4を取り出すとき、ディスク収納袋からCD4を半分ほど飛び出させ、この状態でCD4の中心の孔部と周囲とにまたがって指を掛け、ディスク収納袋からCD4を取り出すのであるが、この場合、ディスク収納袋からCD4を半分ほど飛び出させようとしたときに、前述と同様にCD4がディスク収納袋から抜け出るという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、ディスク収納袋を傾けたり、下に向けてもディスクがディスク収納袋から抜け出るという問題をなくし、またディスク収納袋に収納されているディスクにごみが付着しにくくすることを目的とするものである。」
4) 段落【0016】乃至【0018】
「また、以上述べた各実施の形態を示す図面ではヒートシール部は断続的な線状に形成されているが、連続的な線状に形成するようにしても良い。これは、前記スポット状のヒートシール部22,25を除く他のヒートシール部に当てはまることである。
また、以上述べた実施の形態ではファイル用の孔17が形成されたシート部11とシート部14の延長重なり部18がディスク収納袋の上端に位置するように説明したが、前記延長重なり部18がディスク収納袋の側部、即ち上下方向に向くようにしてディスク収納袋を使用することもできる。
さらに、以上述べた各実施の形態において、ディスク収納袋を一体に複数並設するようにしても良い。ところで、以上述べた各実施の形態におけるヒートシールは互いに接合されるシート部同志を加熱された部材により溶融接着させることにより行なっても良く、あるいは超音波融着手段により溶融接着させることにより行なっても良い。」
5) 段落【0019】
「【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク収納状態において、ディスク収納袋を下に向けたときディスクの重量により上側のシート部14が開かれようとするが、不織布からなるシート部11と上側のシート部14は上端両側部近傍において上端のヒートシール部15より下側でヒートシールにて接合され、ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部近傍におけるヒートシール部間で一方のヒートシール部の下端と他方のヒートシール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置するように構成されているので、上端両側部近傍のヒートシール部間で袋状となっており、上側のシート部14がディスク20の重量によって開かれることなく、ディスク20の抜け落ちが防止される。また、ディスク収納状態において、ディスク収納袋の上端は上側のシート部14により閉じられているので、ディスク収納部に収納されているディスク20にごみが付着しにくくなる。」
6) 【図1】、【図2】
一枚のディスクを収納できる、本発明の第1の実施の形態におけるディスク収納袋の斜視図及び同ディスクの断面図が示されている。
7) 【図3】
一枚のディスクを収納できる、本発明の第1の実施の形態におけるディスク収納袋にディスクを収納する途中の状態を示す斜視図が示されている。
8) 【図4】乃至【図8】
一枚のディスクを収納できる、本発明の第2乃至第6の実施の形態におけるディスク収納袋の要部斜視図が示されている。
9) 【図9】
一枚のディスクを収納できる、従来例におけるディスク収納袋の斜視図が示されている。

3.従来技術
1) 請求人提出の先行技術文献
(1) 甲第3号証(D1):米国特許第5588528号明細書
(2) 甲第4号証(D2):米国特許第4637945号明細書
(3) 甲第5号証(D3):米国特許第5531320号明細書
(4) 甲第6号証(D4):米国特許第4971195号明細書
(5) 甲第7号証(D5):米国特許第5462160号明細書
(6) 甲第8号証(D6):米国特許第5147036号明細書
(7) 甲第9号証(D7):米国特許第3759305号明細書
(8) 甲第10号証(D8):スイス特許発明第676699号明細書
(9) 甲第11号証(D9):米国特許第3876134号明細書
(10) 甲第12号証(D10):ドイツ実用新案第29608174号
明細書
(11) 甲第13号証(D11):ドイツ実用新案第29512442号
明細書
(12) 甲第14号証(D12):米国特許第4355718号明細書

2)甲第3号証〜甲第14号証の記載
これら甲第3号証〜甲第14号証は、米国、英国、フランス、中国、台湾、韓国の6カ国で本件特許発明に係る出願が特許を取得したおりに、これらの国の審査過程で先行技術として挙げられた全ての文献であると請求人は主張している。
そして、これら甲第3号証〜甲第14号証には、請求人が提出した翻訳文を参考にすると、概ね下記の記載がある。
なお、甲第3号証〜甲第14号証は、甲3〜甲14と略記した。

2-1)甲3(D1) 名称:「光学的記録ディスク収納用部材」
薄い硬質プラスチック材料又は厚紙から形成されたシート材2には、4個の4角形枠3が成型により縦横に並列的に形成されており、当該各4角形枠3の内部にディスクを収納可能な円形枠4が備えられている。
2枚のシート材2は張り合わせられて収納用部材1を形作り、2枚のシート材2の間には、円形枠4の内部の円形切抜き開口4bを覆うように不織布6が貼られている。
他方、各シート材2の表側には、透明プラスチック材料のフィルム7が貼られており、シート2で出来た各4角形枠3に対応する位置で、切り裂き線8によりスリットが設けられ、各4角形枠3の上半分を覆うように、ほぼ矩形のフラップ9が形成されている。
このフラップ9を上向きに捲った状態で、CDのような光学的記録ディスクを円形枠4内の円形凹部4a内に挿入したり、該凹部4aから取り出すことができる。

2-2)甲4(D2) 名称:「フロッピーディスク用帯電防止ジャケット」
ジャケットは帯電防止用スチレン合成樹脂の外層と、この内側にラミネートされた内側の不織布からなる二層構成とされている。
そして、これら外層と内層は熱溶着により接合されている。
なお、図面は示されていない。

2-3)甲5(D3) 名称:「光ディスク収納体」
合成樹脂からなるシートに光ディスク収納用凹部(3)を形成した光ディスク収納用袋部(6)と、シート上面に接着された軟質のシート(5)と、光ディスク収納用袋部(6)に光ディスク収納用袋部(6)の裏面に形成され、光ディスク収納用凹部(3)に開口した凹段部(7)とを備え、光ディスク収納用凹部(3)の対向部には、光ディスク(4)の外周部と接触して、光ディスク収納用袋部(6)の開口部(6a)から光ディスクが抜け落ちることを防止するためのストッパー突起(8)が設けられている。
凹段部(7)の後方(審決注:図面では上方)に、開閉可能にシートの一端側に張り付けたカバー10があり、これが閉じられた時には、その他端は光ディスク収納部凹部3上の光ディスク収納用袋部6の上面に位置し、収納された光ディスク4にホコリが付着するのを防ぐ機能を有する。
なお、FIG.1、FIG.2には、各々に個別のカバー10を有する、ほぼ同様の形態の光ディスク収納用袋部(6)を並列に配したものが示されている。

2-4)甲6(D4) 名称:「ディスクケース」
長方形の外袋2と内袋3と上側の開口1とから構成され、外袋2は、柔軟な2枚の合成樹脂シートを上側を除く外周縁部を超音波溶着シールされ、内袋3は、不織布や布、紙、合成樹脂シートのような柔らかいもので作られている。
なお、FIG4には、FIG1〜FIG3に示されたとほぼ同様のディスクケースを並列に配したものが示されている。

2-5)甲7(D5) 名称:「必須のフラップを有する収納袋」
第1柔軟シート(30)を備え、不織布シート(32)は、前記第1柔軟シート(30)を覆い、第2柔軟シート(36)は、前記第1柔軟シート(30)に対向する前記不織布シート(32)を覆い、かつ前記不織布シート(32)(33は誤記と認められる)を介して前記第1柔軟シート(30)に接合されてコンパクトディスク(12)の収納領域(42)を形成するとともに、ヒンジ線(52)に沿って開閉し、かつ開口線に沿って開口して関コンパクトディスク収納領域(42)にアクセスできるフラップ部(44)を形成するための切り込みを有し、前記フラップ部(44)の幅は前記ヒンジ線方向に向かって狭くなり、前記切れ込みは両端まで延長し、この両端に隣接する弧状の部分(50)を有し、コンパクトディスク収納領域(42)にアクセスする時に、前記弧状部分が両端でのフラップ部(44)の引き裂きを防ぐように構成されている。

2-6)甲8(D6) 名称:「コンパクトディスク収納システム」
コンパクトディスク収納システム20は、要求通り、保管や持ち運びの際にコンパクトディスク22を包装するため、コンパクトディスク22を収納して、保護ジャケット32内に格納するための保護用包み30を有し、この保護用包み30は、底縁42と上縁44とを有するバックシート40を備え、保護用包み30は縁42と縁44間を縦寸法として、対向する側縁46の間を横幅とし、その長さと幅は、本来的に、コンパクトディスク22の定められた直径に対応している。

2-7)甲9(D7) 名称:「クレジットカード携帯ケース」
多様なポケットカード携帯ケースに関し、クレジットカードを安全に収納し、不注意により不良に紛失するようなことを防ぐためのカード携帯ケースに関する。
この改良したマルチポケットカードインサートの明確な具体例を図示したFIG.2、3について言及すると、表面板16は、共通の周縁20に沿って背面板18にヒートシールされ、二つの板からなるポケットー部は、ポケットインサートパネル11内に、カード保持部24、26を形成するために横断線22に沿ってヒートシールされている。
インサートパネル11内のカード保持部24、26は、表面板16に形成された保護フラップ30の境界を定める不連続で対称なスリット28がそれぞれ形成されている。
FIG1〜3を参照するに、それぞれのインサートパネル11は、4数のカードを収納するカード保持部が設けられており、それぞれのカード保持部に対応して保護フラップ30が設けられていることが窺える。

2-8)甲10(D8) 名称:「平板体、特にコンパクト・ディスク用の保存装置」
袋6が矩形あるいは正方形であり、プラスチックのフィルムで作った裂け難い支持部7で構成され、支持部7の両外側の幅広の面にそれぞれ、同じくプラスチックフィルムで作られた透明のカバー部8があり、支持部7の縁とカバー部8の縁とはヒートシール部9によって密着状態に接合されている。
2つのカバー部8はそれぞれ保持帯11の反対側に全高にわたって延びる約4-7mm幅の開口部12を備える。
カバー部8を曲げる場合、破線で示されるように、開口部12の箇所で、袋の内部へ通じる入口13が開けられるので、部品14、15は簡単に袋から引き出され、またはその袋に差し込むことができる。

2-9)甲11(D9) 名称:「蓄音機レコードアルバム用カバー」
ホコリを完全にシャットアウトしてレコードを安全に収納し、それ自身アルバムとして使用するもので、レコードの取り出しが容易で簡単に収納できるものである。
第1の厚紙の紙辺をFig.1に示すように裁断して折り目を入れたフロントパネル11とリアーパネル12を用意し、厚紙の第2の紙片はカットして折り目を入れたフロントパネル18とリアーパネル17とを有しており、両厚紙のフラップ16と22とを折り曲げ連結した後に、両厚紙双方の側部糊代13、14、19、20が糊付けされることで、第2の厚紙が、前記第1の厚紙からなるレコード収納部の開口をキャップ様に覆うように構成されている。

2-10)甲12(D10) 名称:「ディスクカバー」
ディスクの保存および輸送のため透明のプラスチックフィルム製のフレキシブルカバーに関する。
1つまたは2つのディスク用の1つのディスクカバーが、2つの上下に重なるプラスチックフィルムおよびその中間に配置された同じ大きさの中間層で構成され、ディスクカバーはスタンプ・ヒートシール部により4方側すべてを互いに強固に共に接合される。
その際に、前側のプラスチックフィルムのみか、または前側および後側のプラスチックフィルムがパンチカットによって封筒状にされている。
Fig.4とFig.5を比較すると、Fig.5のディスクカバーには、Fig.4に形成された封筒状のディスク収納部と同じものが上下に並列されたものとなっていることが窺える。

2-11)甲13(D11) 名称:「CD-ROMおよびオーディオ-CD用のデータ保持体袋」
CD-ROMおよびオーディオ-CDの収納と保存に使用されるものに関する。
Figur2により開放状態で示される、袋(5)内のCD(8)および開閉可能な蓋(3)内のカバー(4)が内側からアクセス可能であり、また、Figur1により閉鎖状態となりCDおよびカバーの周囲が安全になるものである。
Figur1の左側に固定された幅の狭い閉鎖枠縁(7)は袋蓋(3)を閉鎖状態に覆い隠し、そのためデータ保持体袋は操作の際に自動的に開放することから保護されている。

2-12)甲14(D12) 名称:「蓄音機レコード紙袋」
FIG.1-6、7、10-14に示されたレコードの袋は紙のシートから出来ており、1、3、8の部分を折り重ねて作られており、部分1、3は紙袋の中に収納するための蓄音機レコード9の外形寸法と対応させ、それらの部分はレコードを中に包もうとするものであり、部分8はより小さく、触れることなしにレコード9を保持するためフラップ状に形成されている。

2-13)甲3(D1)〜甲14(D12)から取得し得る先行技術のまとめ
以上のとおり、甲3(D1)〜甲8(D6)、甲10(D8)〜甲14(D12)には、CD等のディスク類を保存するために収納するディスク収納袋の各種形態が示されている。

3)甲3(D1)〜甲14(D12)より把握できるディスク収納袋の構成
これらの文献に示される図面を参照するに、ディスクを収納する袋は、概ねディスクの半径長程度から直径長の深さとされており、ディスクを収納した際に、ディスクを収納する袋部分と協働してカバーとして機能する部分は、別シートを袋部に重ねる形態のものや、単に袋部を形成したシートをパンチカットしたもの等、各種の形態があるとともに、その長さはほぼディスク半径長から、より小さいもの等が存在することが把握できる。
また、甲5(D3)、甲6(D4)及び甲12(D10)には、ディスクを収納する袋部が複数設けられたものが示されており、これらにおける袋部は、1つのディスクを収納する同じ形態のものが並列されたものとして示されている。
なお、甲9(D7)には、ディスクを収納するものではない(この点は、請求人も平成17年7月11日付け回答書において認めている。)が、複数のカードを収納可能なクレジットカード携帯ケースが示されており、これにおいても、複数設けられたカード収納袋部は、同じ形態のものが並列されたものとして示されている。

4.本件特許発明の特許請求の範囲の解釈
本件特許明細書によれば、本件特許発明においては、前記で摘示した段落【0004】【発明が解決しようとする課題】に記載される「・・・従来のディスク収納袋は上端が開口したままであるので、ディスク収納袋が傾いたとき、あるいは下向きになったときにディスク収納袋に収納されているCD4がディスク収納袋から抜け出るという問題があった。また、ディスク収納袋は上端が開口したままであるので、内部にごみが侵入し易く、内部に収納されているCD4にごみが付着し易いという問題があった。さらに、ディスク収納袋からCD4を取り出すとき、ディスク収納袋からCD4を半分ほど飛び出させ、この状態でCD4の中心の孔部と周囲とにまたがって指を掛け、ディスク収納袋からCD4を取り出すのであるが、この場合、ディスク収納袋からCD4を半分ほど飛び出させようとしたときに、前述と同様にCD4がディスク収納袋から抜け出るという問題があった。」となる従来技術の問題点を解決すべく、同段落【0005】「本発明はこのような課題を解決するもので、ディスク収納袋を傾けたり、下に向けてもディスクがディスク収納袋から抜け出るという問題をなくし、またディスク収納袋に収納されているディスクにごみが付着しにくくすることを目的とするものである。」とされている。
そして、前記摘示の段落【0019】【発明の効果】「以上のように本発明によれば、ディスク収納状態において、ディスク収納袋を下に向けたときディスクの重量により上側のシート部14が開かれようとするが、不織布からなるシート部11と上側のシート部14は上端両側部近傍において上端のヒートシール部15より下側でヒートシールにて接合され、ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部近傍におけるヒートシール部間で一方のヒートシール部の下端と他方のヒートシール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置するように構成されているので、上端両側部近傍のヒートシール部間で袋状となっており、上側のシート部14がディスク20の重量によって開かれることなく、ディスク20の抜け落ちが防止される。また、ディスク収納状態において、ディスク収納袋の上端は上側のシート部14により閉じられているので、ディスク収納部に収納されているディスク20にごみが付着しにくくなる。」という作用効果を奏するものである。
したがって、本件特許発明は、「不織布からなるシート部11と上側のシート部14は上端両側部近傍において上端のヒートシール部15より下側でヒートシールにて接合され、ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部近傍におけるヒートシール部間で一方のヒートシール部の下端と他方のヒートシール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置するように構成されている」ことを特徴とする構成を採用することで、前記作用効果を奏するものと認められる。

ここで、請求人は、本件特許発明の構成要件D)には、「下側のシート部12と前記シート部11とは両側および下端が袋状となるように閉じる」とあるだけで、ディスクの収納を一枚に限定するような記載はない(判定請求書11頁8〜26行)、と主張する。
当該主張の趣旨は、本件特許発明のディスク収納袋がディスク一枚のみに限られず、二枚、三枚或いは四枚以上のディスクを収納することをも当然に包含するとの意図であると解される。
他方、本件特許明細書においては、前記に摘示して示したように、ディスク収納袋に収納されるディスクが一枚なのか或いは二枚なのかとの明確な特定を行うところはない。
しかし、かりに、二枚のディスクを収納することを想定すると、二枚のディスクのうち一方のディスクに着目した場合に、前記ヒートシール部は、その上端一方側にのみ配されているのみであり、その他方側にも存在しているとはいえない。
この場合、当該上端一方側に配されたヒートシール部のみによって、段落【0010】及び【図3】で説明される「シート部14がディスク20の重量によって開かれることなく、ディスク20の抜け落ちが防止される。」なる作用・効果が担保されるものと解することとなる。
ただ、収納されるディスクがさらに増えて三枚を並べて収納することを想定したならば、中央に位置するディスクを覆うシート部14には、上端両側部乃至その内側部の適所のヒートシールが存在しないものとなり、前記二枚のディスク収納の場合とは異なり、前記段落【0010】及び【図3】で説明される作用・効果を期待し得ないこととなる。
してみれば、二枚のディスクを収納した場合に、両方のディスクに共通する前記ヒートシール部を省略可能であるとすることは、当業者がそれなりに検討を要する技術的事項であって、単に文言上、ディスクが単数であるか複数であるかの特定がないとしても、本件特許明細書に記載される作用効果が得られるのかが明らかでない構成までをも包含するものと認定することは妥当でないこととなる。

本件特許は、平成9年2月28日の出願に係り、特許法第36条第6項第1号にいう「特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載したものであること」なる、いわゆるサポート要件を満たしていることが求められる。
すると、たとえ、請求項に特定がされていないとしても、請求項に係る発明は、発明の詳細な説明中に記載されているものでなければならない。
ところが、既に前記で検討したように、複数枚のディスクを収納するためにどのような構成を採用すべきであるかについては、本件特許明細書には具体的開示が何らされていないのであり、たとえ段落【0018】に、「さらに、以上述べた各実施の形態において、ディスク収納袋を一体に複数並設するようにしても良い。」なる記載がされているとしても、本件特許発明に特定されるディスク収納袋は、各々のディスク収納部に対して、前記段落【0010】及び【図3】に説明される作用・効果を期待し得るシート部14を設けたものであって、一枚のディスクを収納する構成が特定されたものと解すべきであり、前記段落【0018】にいう「ディスク収納袋を一体に複数並設する」は、前記一枚のディスクを収納する構成を複数並べられたものを想定しているに過ぎないというべきである。

5.対比、判断
本件特許発明の構成要件とイ号物件の構成とを対比する。
1)構成要件A)について
イ号物件の構成a)は、「不織布からなるシート部11の両面に、このシート部11の上下方向の下側においてシート部11を表面から覆うシート部12を設ける」ものであるが、
本件特許発明の構成要件A)における「不織布からなるシート部11の少なくとも片面に」の「少なくとも片面に」は、「両面に」を包含するものであり、また、
本件特許発明の構成要件A)における「このシート部11の上下方向のほぼ下半分において」は、「このシート部11の上下方向の下側において」の意味を包含するものであるから、
イ号物件の構成a)は、「不織布からなるシート部11の少なくとも片面に、このシート部11の上下方向の下側においてこのシート部11を表面から覆うシート部12を設ける」点において、本件特許発明の構成要件A)と一致している。

他方、イ号物件の構成a)においてシート部12がシート部11を表面から覆うのは、「シート部11の上下方向の下側のほぼ5/7において」であるが、
本件特許発明の構成要件A)においてシート部12がシート部11を表面から覆うのは、「シート部11の上下方向のほぼ下半分」においてであり、
イ号物件の構成a)は、本件特許発明の構成要件A)の「シート部11の上下方向のほぼ下半分」と相違している。

2)構成要件B)について
イ号物件の構成b)は、「シート部11の上下方向の残りの上側においてシート部11を表面から覆うシート部14を設け」るものであるが、
本件特許発明の構成要件B)における「シート部11の上下方向の残りのほぼ上半分において」は、「シート部11の上下方向の残りの上側において」の意味を包含するものであるから、
イ号物件の構成b)は、「シート部11の上下方向の残りの上側においてシート部11を表面から覆うシート部14を設け」る点において、本件特許発明の構成要件B)と一致している。

他方、イ号物件の構成b)に係るシート部14がシート部11を表面から覆うのは、「シート部11の上下方向の下側のほぼ2/7において」であるが、
本件特許発明の構成要件A)においてシート部14がシート部11を表面から覆うのは、「シート部11の上下方向の残りのほぼ上半分において」であり、
イ号物件の構成b)は、本件特許発明の構成要件A)の「シート部11の上下方向の残りのほぼ上半分」と相違している。

3)構成要件C)について
イ号物件の構成c)と、本件特許発明の構成要件C)とは、いずれも「シート部11とシート部12,14との間でディスク収納部を形成し」ているものであるから、イ号物件の構成c)は、本件特許発明の構成要件C)を充足している。

4)構成要件D)について
イ号物件の構成d)の「下側のシート部12と前記シート部11とは袋状に閉じられ」は、本件特許発明の構成要件D)における「下側のシート部12と前記シート部11とは袋状となるように閉じられ」と一致している。

他方、イ号物件の構成d)では、「袋状となるように閉じられ」るに際して、「下側のシート部12の上部7/20がフリーな状態となるように」されているのに対して、本件特許発明の構成要件D)では、「下側のシート部12と前記シート部11とは両側および下端が袋状となるように閉じられ」と特定され、下側のシート部12の両側が閉じられるものであって、下側のシート部12にフリーな状態となる部分を有していないものと解されることから、この点において、相違している。

また、イ号物件の構成d)では、閉じる箇所を「両側、中央、下端」としているのに対して、本件特許発明の構成要件D)では、「両側および下端」としており、閉じる箇所としての「中央」が特定されているものではないから、この点においても相違している。

5)構成要件E)について
イ号物件の構成e)は、本件特許発明の構成要件E)を充足している。

6)構成要件F)について
イ号物件の構成f)は、本件特許発明の構成要件F)を充足している。

7)構成要件G)について
イ号物件の構成g)は、本件特許発明の構成要件G)を充足している。

8)構成要件H)について
イ号物件の構成h)は、本件特許発明の構成要件H)を充足している。

9)構成要件I)について
イ号物件の構成i)は、本件特許発明の構成要件I)を充足している。

10)本件特許発明の構成要件とイ号物件の構成との一致点及び相違点
前記の検討を踏まえると、本件特許発明の構成要件とイ号物件の構成とは、以下の構成を備える点で一致している。
<一致点>
A’)不織布からなるシート部11の少なくとも片面に、このシート部11
の上下方向の下側においてこのシート部11を表面から覆うシート部12
を設けるとともに
B’)シート部11の上下方向の残りの上側においてシート部11を表面か
ら覆うシート部14を設けて、
C)シート部11とシート部12,14との間でディスク収納部を形成し、
D’)下側のシート部12と前記シート部11とは少なくとも両側および
下端が袋状となるように閉じられ、
E)上側のシート部14は上端が幅方向全長に亘って前記シート部11にヒ
ートシールにて接合されるとともに、
F)前記シート部11に対し上端両側部乃至その内側部の適所において上端
のヒートシール部15より下側でヒートシールにて接合され、
G)また前記シート部14は前記上端両側部乃至その内側部適所のヒート
シール部より下側においてシート部11に対して接合されておらずフリ ーな状態に構成され、
H)ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部乃至
その内側部適所におけるヒートシール部間で一方のヒートシール部の下
端と他方のヒートシール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置する
I)ように構成してなることを特徴とするディスク収納袋。

他方、本件特許発明の構成要件とイ号物件の構成とは、以下の点で相違している。
<相違点>
相違点1)シート部12に関して、
本件特許発明の構成要件A)において「このシート部11の上下方向
のほぼ下半分においてこのシート部11を表面から覆う」と特定される
のに対して、
イ号物件の構成a)においては、構成a)において「上下方向のほぼ
5/7においてシート部11を表面から覆う」ものである点。

相違点2)シート部14に関して、
本件特許発明の構成要件B)においては、「シート部11の上下方向
の残りのほぼ上半分においてシート部11を表面から覆う」と特定され
るのに対して、
イ号物件の構成b)においては、「シート部11の上下方向の残りの
ほぼ2/7においてシート部11を表面から覆う」ものである点。

相違点3)下側のシート部12と前記シート部11とを袋状となるように閉
じるに関して、
本件特許発明の構成要件D)においては、「下側のシート部12と前
記シート部11とは両側および下端が袋状となるように閉じられ、」と
特定されるのに対して、
イ号物件の構成d)においては、「下側のシート部12と前記シート
部11とは両側、中央、下端が袋状となるように閉じられ」るものであ
る点。

相違点4)下側のシート部12の構成に関して、
本件特許発明の構成要件D)においては、「下側のシート部12と前
記シート部11とは両側および下端が袋状となるように閉じられ」と特
定されている以上、残る上端側にフリーな状態となる部分が存在するも
のとはいえないのに対して、
イ号物件の構成d)においては、「下側のシート部12の上部7/20
がフリーな状態となるように」されている点。

11)本件特許発明の構成要件とイ号物件の構成との一致点及び相違点の
検討
本件特許発明とイ号物件とは、前記のように、構成要件A)、B)及びD)について、前記相違点1)〜4)を有するものの、構成要件C)、F)〜I)については、ひとまず一致している。
そして、前記「4.本件特許発明の特許請求の範囲の解釈」で検討したように、本件特許発明は、「不織布からなるシート部11と上側のシート部14は上端両側部近傍において上端のヒートシール部15より下側でヒートシールにて接合され、ディスク収納状態においてディスク20の上端は前記上端両側部近傍におけるヒートシール部間で一方のヒートシール部の下端と他方のヒートシール部の下端を結ぶ線よりも上方に位置するように構成されている」ことを特徴とする構成を採用することで、段落【0004】【発明が解決しようとする課題】の従来技術の問題点を解決し、段落【0019】【発明の効果】に記載の作用効果を奏するものである。
してみれば、請求人が本件特許発明の本質的な部分であるとする本件特許発明の構成要件F)〜H)において、イ号物件の構成f)〜h)と一見一致しているかにみえる。

しかしながら、ここで相違点3)について検討するに、当該相違点は、イ号物件が、図面等からも明らかなように、ディスクが二枚収納できる構成となっていることに基づく相違である。
これに対し、成る程、請求人が主張するように、本件特許発明においては、ディスクの収納を一枚であると限定するような記載はないが、既に、前記「4.本件特許発明の特許請求の範囲の解釈」で検討したように、本件特許明細書に記載されたディスク収納袋は、一枚のディスクを収納する場合の構成詳細が特定されているのみであって、二枚以上のディスクを収納する場合において、どのような態様変形を許容するのかについては、何ら記載がないのである。
換言するに、本件特許明細書の記載内容からすれば、各々のディスク収納部に対して、段落【0010】及び【図3】に説明される作用・効果を期待し得るシート部14を、それぞれ設けたものと解すべきである。
この点、請求人が提示した従来技術に係る文献である甲第3号証〜甲第14号証に関する前記検討によれば、ディスク収納部を複数設けるに際しては、同じ形態のディスク収納袋を並列して構成することが慣用されていることが把握できる。
よって、複数のディスクを収納する要請に対して、本件特許発明が採用する構成は、請求項1に記載されるディスク収納袋を基本構成として、これを複数並べられたものを想定できるに過ぎないのであって、前記相違点3)は、請求人が本件特許発明の本質的な部分であるとする構成要件F)〜H)に影響を与えるものと解される。
してみれば、前記相違点3)が存在する以上、本件特許発明とイ号物件とは、本質的な部分において、基本的に異にするものといわざるを得ない。

第5 請求人の主張(均等論の適用)について
請求人は、判定請求書において、「2)前記構成の相違VIIの「シート部11を覆う、シート部12、シート部14を本件特許発明のようにほぼ半分、半分とするか、イ号製品のように、シート部12をほぼ5/7、シート部14を残りのほぼ2/7とするか」は、・・・、均等の範囲である。・・・以上のように、イ号製品は本件特許発明と構成の相違VIIがあったとしても均等の範囲である。」(10頁6行〜11頁7行)と主張している。
そして、請求人のいう相違VIIは、前記相違点1)ないし2)に係るものである。
しかしながら、さきに検討したとおり、本件特許発明に係る構成要件とイ号物件の構成とは、相違点3)に関連して、本質的な部分とされる構成要件F)〜H)に影響を与えるものであり、その構成を基本的に異にするものと解されるので、均等論適用の要件を欠くものである。
したがって、請求人の主張は採用できない。

第6 結び
以上のとおり、イ号物件は本件特許発明の構成要件を具備しないから、イ号物件は、本件特許発明の技術的範囲に属しない。
よって、結論のとおり判定する。
 
判定日 2005-08-29 
出願番号 特願平9-44518
審決分類 P 1 2・ 1- ZB (B42F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 三輪 学  
特許庁審判長 酒井 進
特許庁審判官 砂川 克
番場 得造
登録日 1999-03-19 
登録番号 特許第2901566号(P2901566)
発明の名称 ディスク収納袋  
代理人 原田 洋平  
代理人 小川 順三  
代理人 笹原 敏司  
代理人 森本 義弘  
代理人 中村 盛夫  
代理人 板垣 孝夫  

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