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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G03B 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G03B |
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管理番号 | 1125233 |
審判番号 | 不服2004-25993 |
総通号数 | 72 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1999-06-18 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2004-12-21 |
確定日 | 2005-10-20 |
事件の表示 | 平成 9年特許願第323004号「投影装置」拒絶査定不服審判事件〔平成11年 6月18日出願公開、特開平11-160794〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成9年11月25日の出願であって、平成16年11月19日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年12月21日付けで審判請求がなされるとともに平成17年1月19日付けで手続補正がなされたものである。 2.平成17年1月19日付け手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成17年1月19日付け手続補正を却下する。 [理由] (1)補正後の請求項1に記載された発明 平成17年1月19日付け手続補正(以下、「本件補正」という。)により、特許請求の範囲の請求項1は次のとおりに補正された。 「画像を投影する投影手段とスクリーンと前記スクリーンの一方の側に配置された第1の光学素子と該第1の光学素子に対して前記スクリーンと反対側に配置された第2の光学素子とを具備した投影装置であって、 前記第1の光学素子は、該第1の光学素子に対して前記スクリーンと反対側から入射する光のうち、第1の直線偏光を透過させて前記スクリーン側に出射させ、前記第1の直線偏光と異なる第2の直線偏光を前記スクリーンと反対側に反射し、 前記第2の光学素子は、前記第1の光学素子側から入射する第2の直線偏光を第1の直線偏光の状態に変更して前記第1の光学素子側に反射し、 前記投影手段が投影する光が前記第2の直線偏光であり該偏光が、前記第1の光学素子で反射され、前記第2の光学素子で前記第1の直線偏光に変更され反射され、前記第1の光学素子を透過して前記スクリーンに達し、 前記第1の光学素子の上端部と前記第2の光学素子の上端部が近接配置され、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とのなす角をθ2、前記投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、θ2が約(90°―φ/2)/3であり、 前記投影手段が投影する光の投射角φがおおむね45°または該角度以上であることを特徴とする投影装置。」 上記補正は、補正前の請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「第1の光学素子」と「第2の光学素子」について、両者の「上端部」が「近接配置」され、かつ両者がなす角をθ2、投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、「θ2が約(90°―φ/2)/3」であるとの限定を付加するものであって、特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正後の請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について検討する。 (2)刊行物に記載された発明 原査定の拒絶の理由に引用された特開平4-307530号公報(以下、「刊行物1」という。)には、次のア)〜エ)の記載がある。 ア)「【0002】【産業上の利用分野】 本発明は、ライトバルブにより形成された画像を投写して画像表示を行う投写形表示装置に関する。」(【0002】段落) イ)「【0009】【課題を解決するための手段】 本発明による投写形表示装置は、透過形スクリーンを備えた筐体内に、光源と、透過形液晶パネルと、投写レンズとを設け、前記透過形スクリーンに拡大投影する表示装置に於いて、前記投写レンズから前記透過形スクリーンの光路中に、偏光ビームスプリッタと位相差膜とを配置している。 【0010】【作用】 上記構成よりなる投写形表示装置は、投写レンズからスクリーンまでの間で光路を折り曲げ光路長を長くすることにより、所定の筐体内で映像をより拡大して投射することができる。従って、所定の大きさの画面を得るとき装置本体の奥行きを小さくするなど小型化することができる。」(【0009】-【0010】段落) ウ)「【0012】 図1において、照明装置1から出射した光は、液晶パネル2に照射される。この液晶パネル2は、ツイステッドネマティックモードのライトバルブを構成している。この液晶パネル2は、映像信号で駆動されており入射する光を画像変調して直線偏光する。この液晶パネル2より出射する光は、投写レンズ3により拡大投映される。この投写レンズ3より出射した光は、反射ミラー4で反射され偏光ビームスプリッタ5に入射する。 【0013】 図2を参照して、この偏光ビームスプリッタ5の説明をする。 この偏光ビームスプリッタ5は、所定の方向の直線偏光波のみを反射して、直交する成分の偏光波は透過する。この偏光ビームスプリッタ5の特性を利用して、偏光ビームスプリッタ5を、直線偏光波が所定の方向に反射するように配置する。従って、偏光ビームスプリッタ5に入射した光のほとんどは、位相差膜6に入射する。 【0014】 図3を参照して、この位相差膜6の説明をする。 この位相差膜6は、直線偏光波が入射すると円偏光波もしくは楕円偏光波となる。特に、直線偏光波が入射したとき円偏光波が出射する場合は、逆に円偏光波が入射すると直線偏光波が出射する。従って、前記偏光ビームスプリッタ5で反射してこの位相差膜6に入射した直線偏光波は、円偏光波となり位相差膜6の後に配置された反射ミラー7で反射され再び位相差膜6に入射する。この位相差膜6に入射する光は円偏光波であるので、この位相差膜6を出射したとき再び直線偏光波となる。 【0015】 ここで再び図1に於いて、この位相差膜6を出射した直線偏光波は、前記偏光ビームスプリッタ5に入射した直線偏光波とほぼ同じ直線偏光波となるが、偏光方向が直交しているので、この偏光ビームスプリッタ5で反射されることなく、ほとんどの光を透過して透過形スクリーン8で結像する。 【0016】 図4は、本発明の変形例であり、図1と同一部材には同一記号が付けてある。◎図4では、装置本体の奥行きを小さくするもので、偏光ビームスプリッタ5をほぼ透過形スクリーン8と同一面に配置している。偏光ビームスプリッタ5の面積は大きくなるがさらに奥行きを小さくすることも可能である。」(【0012】-【0016】段落) エ)図面第4図には、偏光ビームスプリッタ5の上端部と、{位相差膜6、及び反射ミラー7}の上端部が近接配置されている点が記載されている。 これらの記載事項によると、刊行物1には、 「画像を投写する{照明装置1、液晶パネル2、及び投射レンズ3}とスクリーン8と前記スクリーン8の一方の側に配置された偏光ビームスプリッタ5と該偏光ビームスプリッタ5に対して前記スクリーン8と反対側に配置された{位相差膜6、及び反射ミラー7}とを具備した投写型表示装置であって、 前記偏光ビームスプリッタ5は、該偏光ビームスプリッタ5に対して前記スクリーン8と反対側から入射する光のうち、所定の方向の直線偏光波を前記スクリーン8と反対側に反射し、前記所定の方向の直線偏光波と直交する成分の直線偏光波を透過させて前記スクリーン8側に出射し、 前記{位相差膜6、及び反射ミラー7}は、前記偏光ビームスプリッタ5側から入射する所定の方向の直線偏光波を直交する成分の直線偏光波の状態に変更して前記偏光ビームスプリッタ5側に反射し、 前記{照明装置1、液晶パネル2、及び投射レンズ3}が投写する光が前記所定の方向の直線偏光波であり該偏光波が、前記偏光ビームスプリッタ5で反射され、前記{位相差膜6、及び反射ミラー7}で前記直交する成分の直線偏光波に変更され反射され、前記偏光ビームスプリッタ5を透過して前記スクリーン8に達し、 前記偏光ビームスプリッタ5の上端部と前記{位相差膜6、及び反射ミラー7}の上端部が近接配置される投写型表示装置。」 の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。 また、刊行物1には、上記ア)〜エ)に加え、下記オ)の記載がある。 オ)図面第4図には、{照明装置1、液晶パネル2、及び投射レンズ3}から偏光ビームスプリッタ5に入射する光の内、最も下の光路を通る光が偏光ビームスプリッタ5に達する位置が、{位相差膜6、及び反射ミラー7}で反射され偏光ビームスプリッタ5に入射する光の内、最も下の光路を通る光が偏光ビームスプリッタ5に達する位置より、下に位置していることが記載されている。 さらに、本願の出願前に頒布された特開平4-104240号公報(以下、「刊行物2」という。)には、次のカ)〜ク)の記載がある。 カ)「以上の考え方を一般化すると、第一ミラーの傾斜角を(90-θ)/nに設定することにより、最小限の空間に拡大投写光の光路を閉じこめることができる。ここでθは、拡大投写系の発散角(中心の光線が角度選択反射手段または第1ミラーで反射する際の反射面内で測られた全発散角度の半値で定義する)、nは3以上の整数で、第一ミラーまたは角度選択反射手段への入射回数を表す。」(第3頁左下欄7-14行) キ)「第2図に、本発明による投写型ディスプレイ装置の一例を示す。スクリーン11の内側に角度選択反射手段としての反射型ホログラム21を形成する。・・・第一ミラー7の上端をスクリーン11の上端に合わせ、傾斜角rで固定する。rの値は、拡大投写系の発散度をθとし、r=(90-θ)/3に設定する。」(第3頁右下欄2-13行) ク)図面第2図には、第一ミラー7の上端部と、内側に反射型ホログラム21が形成されたスクリーン11の上端部が近接配置され、また、前記第一ミラー7と内側に反射型ホログラム21が形成されたスクリーン11とのなす角をr、拡大投写系が投写する光の全発散角度の半値をθとすることが記載されている。 (3)対比 本願補正発明と上記引用発明とを比較する。 引用発明の「画像を投写する{照明装置1、液晶パネル2、及び投射レンズ3}」、「偏光ビームスプリッタ5」、「位相差膜6、及び反射ミラー7」、「投写型表示装置」、「所定の方向の直線偏光波」、及び「直交する成分の直線偏光波」は、それぞれ本願補正発明の「画像を投影する投影手段」、「第1の光学素子」、「第2の光学素子」、「投影装置」、「第2の直線偏光」、及び「第1の直線偏光」に相当する。 したがって、両者は、 「画像を投影する投影手段とスクリーンと前記スクリーンの一方の側に配置された第1の光学素子と該第1の光学素子に対して前記スクリーンと反対側に配置された第2の光学素子とを具備した投影装置であって、 前記第1の光学素子は、該第1の光学素子に対して前記スクリーンと反対側から入射する光のうち、第1の直線偏光を透過させて前記スクリーン側に出射させ、前記第1の直線偏光と異なる第2の直線偏光を前記スクリーンと反対側に反射し、 前記第2の光学素子は、前記第1の光学素子側から入射する第2の直線偏光を第1の直線偏光の状態に変更して前記第1の光学素子側に反射し、 前記投影手段が投影する光が前記第2の直線偏光であり該偏光が、前記第1の光学素子で反射され、前記第2の光学素子で前記第1の直線偏光に変更され反射され、前記第1の光学素子を透過して前記スクリーンに達し、 前記第1の光学素子の上端部と前記第2の光学素子の上端部が近接配置されることを特徴とする投影装置。」 である点で一致し、次の点で相違する。 [相違点1] 本願補正発明では、「第1の光学素子と第2の光学素子とのなす角をθ2、投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、θ2が約(90°―φ/2)/3」であるのに対し、引用発明ではこの点について限定されていない点。 [相違点2] 本願補正発明では、「投影手段が投影する光の投射角φがおおむね45°または該角度以上である」のに対し、引用発明ではこの点について限定されていない点。 (4)判断 上記相違点について検討する。 [相違点1について] 上記(2)カ)〜ク)に摘記したように、刊行物2には、 第一ミラー7の上端部と、内側に反射型ホログラム21が形成されたスクリーン11の上端部が近接配置され、そのなす角をr、拡大投写系の発散角をθとしたとき、rを(90-θ)/3と設定すれば「最小限の空間に拡大投写光の光路を閉じこめることができる」ことが記載されており、かつ、刊行物2における「拡大投写系の発散角θ」は、刊行物2の図面第2図の記載より、本願補正発明における「投影手段が投影する光の投射角φ」の2分の1すなわち「φ/2」に相当しているので、これより当該相違点1に係る本願の発明特定事項は当業者が容易に想到できるものである。 したがって、相違点1に係る本願補正発明の発明特定事項は、刊行物2に基づいて当業者が容易に想到し得るものである。 [相違点2について] 「投影手段が投影する光の投射角φがおおむね45°または該角度以上である」ということは、「図1ないし2で、例えば光路103aを通る光が第1の光学素子に達する位置が、光路103cを通る光が第1の光学素子に達する位置とほぼ同じかそれより下にすること」(明細書【0068】段落)を、投影手段の投射角(「第1の光学素子と第2の光学素子とのなす角をθ2、投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、θ2が約(90°―φ/2)/3」という条件時の)で表したものである。 この「図1ないし2で、例えば光路103aを通る光が第1の光学素子に達する位置が、光路103cを通る光が第1の光学素子に達する位置とほぼ同じかそれより下にすること」について検討すると、これに相当する光路間の位置関係をとっているものは、偏光を利用し2つの光学素子間を「1往復」(明細書【0060】段落)させるタイプのリア・プロジェクタ(投影装置)においては、本願出願前に頒布された特開平7-219047号公報、及び原査定の拒絶の理由に引用された特開平7-199147号公報に記載されているように周知であり、上記(2)オ)に摘記したように、刊行物1にも記載されている。 すなわち、当該相違点2に係る発明特定事項は、周知の位置関係を「投影手段が投影する光の投射角φ」で言い換えた以上のものではなく、そして「第1の光学素子の上端部と第2の光学素子の上端部が近接配置され、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とのなす角をθ2、前記投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、θ2が約(90°―φ/2)/3」という条件下では、この「図1ないし2で、例えば光路103aを通る光が第1の光学素子に達する位置が、光路103cを通る光が第1の光学素子に達する位置とほぼ同じかそれより下」という位置関係に応じた投射角φの範囲は一義的に決まり、それが「おおむね45°または該角度以上」となることを導き出すのは当業者にとっては格別のことではない。 したがって、相違点2に係る本願補正発明の発明特定事項は、刊行物1及び周知技術に基づいて当業者が容易に想到し得るものである。 このように、相違点に係る本願補正発明の発明特定事項は、刊行物1及び2に記載の発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に想到し得る程度のものである、また、それによる作用効果も当業者が予測できる範囲のものである。 したがって、本願補正発明は、刊行物1及び2に記載の発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明することができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができない。 (5)むすび 以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第5項で準用する同法第126条第5項の規定に違反するものであり、特許法第159条第1項で読み替えて準用する特許法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 3.本願発明について (1)本願発明 平成17年1月19日付け手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、平成16年10月28日付け手続補正書により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。(以下、「本願発明」という。) 「画像を投影する投影手段とスクリーンと前記スクリーンの一方の側に配置された第1の光学素子と該第1の光学素子に対して前記スクリーンと反対側に配置された第2の光学素子とを具備した投影装置であって、 前記第1の光学素子は、該第1の光学素子に対して前記スクリーンと反対側から入射する光のうち、第1の直線偏光を透過させて前記スクリーン側に出射させ、前記第1の直線偏光と異なる第2の直線偏光を前記スクリーンと反対側に反射し、 前記第2の光学素子は、前記第1の光学素子側から入射する第2の直線偏光を第1の直線偏光の状態に変更して前記第1の光学素子側に反射し、 前記投影手段が投影する光が前記第2の直線偏光であり該偏光が、前記第1の光学素子で反射され、前記第2の光学素子で前記第1の直線偏光に変更され反射され、前記第1の光学素子を透過して前記スクリーンに達し、 前記投影手段が投影する光の投射角がおおむね45°または該角度以上であることを特徴とする投影装置。」 (2)刊行物に記載された発明 原査定の拒絶の理由に引用された刊行物1の記載事項及び引用発明は上記「2.(2)」で述べたとおりである。 (3)対比 本願発明は、上記「2.」で検討した本願補正発明から、「第1の光学素子」と「第2の光学素子」について、両者の「上端部」が「近接配置」され、かつ両者がなす角をθ2、投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、「θ2が約(90°―φ/2)/3」であるとの限定を省いたものである。よって、本願発明と上記引用発明とを比較すると、その相違点は上記[相違点2]のとおりである。 (4)判断 「投影手段が投影する光の投射角がおおむね45°または該角度以上」とすることにより、明細書【0068】段落で述べられているような、むらを防止する効果を奏するのは(「図1ないし2で、例えば光路103aを通る光が第1の光学素子に達する位置が、光路103cを通る光が第1の光学素子に達する位置とほぼ同じかそれより下に」なるのは)、第1の光学素子、第2の光学素子、及び投影手段の配置が所定の条件(前記本願補正発明の限定である「第1の光学素子の上端部と第2の光学素子の上端部が近接配置され、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とのなす角をθ2、投影手段が投影する光の投射角をφとした時に、θ2が約(90°―φ/2)/3」という発明特定事項は本願発明にはない)の場合のことである。そのような条件の限定がない本願発明においては、「投影手段が投影する光の投射角がおおむね45°または該角度以上」という発明特定事項は、単に投影手段の投射角の範囲を限定する以上のものではない。また、「45°または該角度以上」という投影角度範囲自体については、原査定で周知例として引用された特開平8-334831号公報(図3)にも50°が記載されているように、その角度範囲を選択することは格別なものではない。 したがって、相違点2に係る本願発明の発明特定事項は、周知技術に基づいて当業者が容易に想到し得るものである。 (5)むすび 以上のとおり、本願発明は、刊行物1に記載の発明及び周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2005-08-17 |
結審通知日 | 2005-08-23 |
審決日 | 2005-09-05 |
出願番号 | 特願平9-323004 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(G03B)
P 1 8・ 575- Z (G03B) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 南 宏輔 |
特許庁審判長 |
上野 信 |
特許庁審判官 |
前川 慎喜 井口 猶二 |
発明の名称 | 投影装置 |
代理人 | 須澤 修 |
代理人 | 上柳 雅誉 |
代理人 | 藤綱 英吉 |