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審決分類 審判 補正却下不服 判示事項別分類コード:13  A63F
審判 補正却下不服 判示事項別分類コード:2  A63F
管理番号 1130313
審判番号 補正2005-50010  
総通号数 75 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2001-04-10 
種別 補正却下不服の審決 
審判請求日 2005-06-06 
確定日 2006-02-20 
事件の表示 特願2000-277800「遊技機」において、平成16年11月1日付けでした手続補正に対してされた補正却下決定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原決定を取り消す。 
理由 【1】手続の経緯
本願は、平成5年2月6日に出願した特願平5-42084号の一部を平成12年2月7日に新たな特許出願(特願2000-28839号)とし、さらに、その特許出願の一部を平成12年9月13日に新たな特許出願としたものであって、願書に添付した明細書又は図面について平成16年11月1日付けで手続補正したところ、原審において、平成17年4月18日付けで特許法第53条第1項の規定によりその手続補正が却下されたものである。


【2】補正後の請求項1に係る発明
平成16年11月1日付け手続補正により補正された請求項1に係る発明(以下、「補正発明」という。)は、以下のとおりである。
「図柄の変動表示結果に応じて電動入賞装置を予め定めた態様で駆動制御する遊技機において、
遊技盤の前面に区画形成された遊技領域に、図柄を変動表示する第1及び第2の図柄表示手段並びに遊技球の入球を許容する第1及び第2の作動口を配設するとともに、前記第1の作動口への入球を検出する第1の検出スイッチ及び前記第2の作動口への入球を検出する第2の検出スイッチを設け、
前記第1の検出スイッチの球検出に基づいて第1の図柄表示手段において図柄を変動表示させるとともに、前記第2の検出スイッチの球検出に基づいて第2の図柄表示手段を変動表示させる表示制御手段を設け、
該表示制御手段は、前記各図柄表示手段がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段を有し、該判定手段により前記各図柄表示手段がいずれも変動停止していると判定された場合に、球検出された検出スイッチに対応する一の図柄表示手段においてのみ図柄を変動表示させることを特徴とする遊技機。」


【3】補正の却下の決定の理由
上記平成17年4月18日付け補正の却下の決定の理由は、次のとおりのものである。
「上記手続補正書による補正は、請求項1として、『表示制御手段は、前記各図柄表示手段がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段を有し、該判定手段により前記各図柄表示手段がいずれも変動停止していると判定された場合に、球検出された検出スイッチに対応する一の図柄表示手段においてのみ図柄を変動表示させる』という事項を含むものとするともに、詳細な説明をそれに対応して補正するものである。
そこで、上記補正について検討すると、願書に最初に添付した明細書又は図面(以下、『当初明細書』という。)には、該補正に関係すると認められる事項として、【図5】における変動表示サブルーチンにおいて、まず変動中であるか否かを判定し、変動中でなければ左変動停止中であるか否かを判定し、左変動停止中でなければ右変動停止中であるか否かを判定する判定手段が記載されている。しかし、上記したようないずれも変動停止しているか否かを判定する手段は記載されていない(左変動が停止中であるならば、そこで処理はYESの3番側に移ってしまい、右変動が停止中であるかを判定しなくなってしまう。)。また、当初明細書におけるその他の記載事項が、この点を意味あるいは示唆しているとも認められず、これらの点が当初明細書の記載からみて自明であるとも認められない。
よって、この補正によって請求項1に記載された技術事項は当初明細書に記載された事項の範囲内でないものとなる。
したがって、この補正は明細書の要旨を変更するものと認められ、特許法第53条第1項の規定により却下すべきものである。」


【4】当審の判断
〔1〕明細書又は図面の記載
本願の願書に最初に添付した明細書又は図面(以下、「当初明細書等」という。)には、本願発明について、以下のとおり記載されている。
1.「【発明が解決しようとする課題】したがって、遊技中においては、普通図柄表示装置と特別図柄表示装置とが同時に変動表示する状態が煩雑に出現するが、この場合、普通図柄表示装置と特別図柄表示装置とが遊技盤上の離れた位置に配置されているため、これらを交互に見なければならず、遊技に集中できないという欠点があり、・・・」(段落【0003】)

2.「【作用】第1の図柄変動表示手段と第2の図柄変動表示手段とを1つの電気的図柄変動表示装置で構成すると共に、該電気的図柄変動表示装置の表示領域を複数に区画して各区画表示領域に第1の図柄変動表示機能と第2の図柄変動表示機能とを付与したので、遊技者は、1つの電気的図柄変動表示装置を注視することにより同時に2つの変動表示動作を確認することができて遊技に集中することができる。・・・」(段落【0005】)

3.「・・・また、普通図柄変動表示領域25a,25bは、左右2つ設けられるが、左側の普通図柄変動表示領域25aは、通過口13aに対応し、右側の普通図柄変動表示領域25bは、通過口13bに対応するもので、それぞれ3個の図柄を横方向に変動表示可能に構成され、その3個の図柄が予め定めたお当り図柄の組合せである場合に、前記電動始動入賞口4を前記した態様で駆動制御するものである。なお、本実施例においては、左側の普通図柄変動表示領域25aと右側の普通図柄変動表示領域25bとが同時に変動表示されることはなく、一方が変動表示しているときには、他方は停止した状態となっている。もちろん、これらを同時に独立して変動表示するようにしても良い。」(段落【0011】)

4.「次に、上記した遊技制御回路によって制御される動作のうち、図4を参照して通過時及び始動入賞における動作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれかの通過口13a,13bを通過して通過玉検出スイッチ14a,14bをONさせてゲート通過信号があるか否かが判断され、通過信号がなければ、後述するステップ50に飛び、一方、通過信号があれば、ステップ20でゲート通過カウンタDの値が4より小さいか否かが判断される。・・・また、ゲート通過カウンタDの値が4より小さいときは、ステップ30でゲート通過カウンタDの値を更新し、次いでステップ40で当り外れカウンタの現在の値を対応する確定メモリM(d)に記憶する。・・・また、確定メモリM(d)には、2つある普通図柄変動表示領域25a,25bのうち、通過口13a,13bに対応していずれの普通図柄変動表示領域25a又は25bが変動表示されるかのデータも記憶される。」(段落【0017】)

5.「次に、図5及び図6を参照して液晶表示器23の変動表示動作について説明する。まず、図5を参照して普通図柄変動表示領域25a,25bの変動表示動作について説明すると、普通図柄変動表示領域25a,25bの状態をステップ100〜ステップ120で判断する。具体的には、ステップ100でいずれか一方の普通図柄変動表示領域25a,25bが変動中である状態(状態フラグG=1)であるか否かが判断され、ステップ110で左図柄だけが変動停止した状態(状態フラグG=2)であるか否かが判断され、ステップ120で右図柄が変動停止した状態(状態フラグG=3)であるか否かが判断される。」(段落【0019】)

6.「上記したいずれの状態でもないとき(変動中でないとき)には、状態フラグG=0であり、このときには、ステップ130で通過口13a,13bへの打球の通過を記憶するゲート通過カウンタDの値が1以上であるか否かが判断され、ゲート通過カウンタDに記憶値がないときには、図6に示す後述するステップ290に飛ぶ。」(段落【0020】)

7.「ゲート通過カウンタDの値が1以上のときには、ステップ140でタイマt1,t2,t3がセットされ、ステップ150ですべての図柄の変動が開始され、状態フラグGの値に「1」がセットされ、更にゲート通過カウンタDの値が1づつ減算される。次いでステップ160で当り外れ確定メモリM(D)の値が下位のメモリに更新され、その更新された確定メモリのうちのM(0)の値が当りであるか否かがステップ170で判断される。・・・」(段落【0021】)

8.「ところで、前記したタイマt1,t2,t3は、左図柄、右図柄、中図柄の変動時間を規制するものであり、t1<t2<t3;t2-t1≒t3-t2の関係にある。そして、ステップ200でタイマt1のタイムアップが判断されるが、タイムアップしてないときには、タイムアップするまでステップ200→ステップ290〜ステップ550→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステップ100→ステップ200→・・・を繰り返す。」(段落【0022】)

9.「しかして、タイマt1がタイムアップしたと判断されたときには、ステップ210で左図柄の変動表示が選択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグGの値に「2」がセットされる。以下同様にステップ220でタイマt2がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt2がタイムアップするまでステップ220→ステップ290〜ステップ550→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステップ110→ステップ220→・・・を繰り返し、タイムアップしたと判断された場合には、ステップ230で右図柄の変動表示が選択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグGの値に「3」がセットされる。更に、ステップ240でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、タイマt3がタイムアップするまでステップ240→ステップ290〜ステップ550→変動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜ステップ120→ステップ240→・・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ250に進む。」(段落【0023】)

10.「タイマt3がタイムアップしたときには、ステップ250で中図柄の変動表示が選択されたパターンに沿って停止され、その後、ステップ260で当り図柄の組合せであるか否かが判断され、当りでないと判断されたときには、ステップ280で状態フラグをリセットし、一方、当りであると判断された場合には、ステップ270で状態フラグをリセットし、且つ当りフラグをセットし、その後に図6に示す処理に移行する。ステップ270において、当りフラグがセットされると、電動始動入賞口4が一定時間が経過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまで開放駆動制御される。なお、電動始動入賞口4の開放駆動制御が終了すると、当りフラグがリセットされる。」(段落【0024】)


〔2〕検討・判断
1.そこで、補正発明における、「表示制御手段は、前記各図柄表示手段がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段を有し、該判定手段により前記各図柄表示手段がいずれも変動停止していると判定された場合に、球検出された検出スイッチに対応する一の図柄表示手段においてのみ図柄を変動表示させる」との事項が、当初明細書等に記載された事項の範囲内のものであるのか否かについて検討する。

2.先ず、審判請求人は、「すなわち、出願当初記載事項からすると、ステップ100において、いずれか一方の普通図柄変動表示領域25a,25bが変動中である状態(状態フラグG=1)であるか否かが判断されます。この判断とは左・中・右の各図柄が全て変動中であるか否かの判断です。その判断の結果、否定判定(状態フラグG≠1)の場合には、ステップ110に移行します。ステップ110では、左図柄だけが変動停止した状態(状態フラグG=2)であるか否かが判断されます。この判断とは左図柄だけが変動停止しかつ中・右の各図柄は変動中であるか否かの判断です。その判断の結果、否定判定(状態フラグG≠2)である場合には、ステップ120に移行します。ステップ120では、右図柄が変動停止した状態(状態フラグG=3)であるか否かが判断されます。この判断とは左・右の各図柄が変動停止しかつ中図柄は変動中であるか否かの判断です。その判断の結果、否定判定(状態フラグG≠3)である場合には、ステップ100〜120で全て否定判定(状態フラグG≠1,2,3)であるため、普通図柄変動表示領域25a,25bのいずれもが変動していない状態(状態フラグG=0)であることが判明するわけです。従いまして、ステップ100〜120の各ステップで全て否定判定されれば、普通図柄変動表示領域25a,25bのいずれもが変動していない状態(状態フラグG=0)であると判断されるわけですから、【請求項1】の『各図柄表示手段(実施例における普通図柄変動表示領域25a,25b)がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段』は、実施例においてステップ100〜120の判定処理機能によって構成されていることは明白であります。」と主張しているから、以下、これについて検討する。

3.上記〔1〕1.〜10.の記載を精査すると、上記〔1〕3.(段落【0011】)に、「なお、本実施例においては、左側の普通図柄変動表示領域25aと右側の普通図柄変動表示領域25bとが同時に変動表示されることはなく、一方が変動表示しているときには、他方は停止した状態となっている。」と記載され、上記〔1〕4.(段落【0017】)に、「また、確定メモリM(d)には、2つある普通図柄変動表示領域25a,25bのうち、通過口13a,13bに対応していずれの普通図柄変動表示領域25a又は25bが変動表示されるかのデータも記憶される。」と記載され、上記〔1〕5.(段落【0019】)に、「ステップ100でいずれか一方の普通図柄変動表示領域25a,25bが変動中である状態(状態フラグG=1)であるか否かが判断され、」と記載され、上記〔1〕6.(段落【0020】)に、「上記したいずれの状態でもないとき(変動中でないとき)には、状態フラグG=0であり、」と記載され、上記〔1〕7.(段落【0021】)に、「ステップ150ですべての図柄の変動が開始され、状態フラグGの値に「1」がセットされ、」と記載されている。
そして、これらの記載を考慮しつつ、上記〔1〕4.〜10.の記載を参照すると、図4に記載された「入力信号検出サブルーチン」において、打玉がいずれかの通過口13a,13bを通過して通過玉検出スイッチ14a,14bをONさせてゲート通過信号があると判断され(ステップ10)、ゲート通過カウンタDの値が4より小さいと判断されたとき(ステップ20)、ゲート通過カウンタDの値を更新し(ステップ30)、当り外れカウンタの現在の値が対応する確定メモリM(d)に記憶される(ステップ40)とともに、当該確定メモリM(d)に2つある普通図柄変動表示領域25a,25bのうち、通過口13a,13bに対応していずれの普通図柄変動表示領域25a又は25bが変動表示されるかのデータも記憶され、しかる後に、図5に記載された「変動表示サブルーチン」に移行するものであると認められ、当該「変動表示サブルーチン」においては、先ず、いずれか一方の普通図柄変動表示領域25a,25bが変動中(状態フラグG=1)であるか否かが判断される(ステップ100)。ここにおいて、変動中(状態フラグG=1)であると判断された場合には、左図柄・右図柄・中図柄の変動時間を規制するタイマt1・t2・t3について、タイムアップしたか否かの判断がなされ(ステップ200,220,240)、また、状態フラグGの値に「1」がセットされるのは全ての図柄の変動が開始されるとき(ステップ150)であるから、上記変動中(状態フラグG=1)であるとは、左図柄・右図柄・中図柄が全て変動している状態のことである。したがって、全てが変動中(状態フラグG=1)でないと判断された場合における、左変動停止中(状態フラグG=2)の判断(ステップ110)は、左図柄のみが変動停止し且つ右図柄及び中図柄が変動しているか否かの判断であり、次の、右変動停止中(状態フラグG=3)の判断(ステップ120)は、左図柄及び右図柄が変動停止し且つ中図柄が変動しているか否かの判断であるから、これらが全て否定される場合には、全ての図柄が変動していないとき(「状態フラグG=0」となる。)ということができる。そして、「状態フラグG=0」のとき、通過口13a,13bへの打球の通過を記憶するゲート通過カウンタDの値が1以上であると判断されたとき(ステップ130)には、タイマt1・t2・t3がセットされ(ステップ140)、全ての図柄の変動が開始されて状態フラグGの値に「1」がセットされる(ステップ150)ものである。

4.而して、補正発明が、補正明細書の段落【0004】に記載されているもの、即ち、補正発明の「図柄」,「第1の図柄表示手段」,「第2の図柄表示手段」が、「普通図柄」,「左側の普通図柄変動表示領域25a」,「右側の普通図柄変動表示領域25b」をそれぞれ指し、これに伴い、同、「変動表示結果」,「電動入賞装置」,「第1の作動口」,「第2の作動口」,「第1の検出スイッチ」,「第2の検出スイッチ」が、「普通図柄変動表示領域25a,bの変動表示結果」,「電動チューリップ式始動入賞口4」,「左側の通過口13a」,「右側の通過口13b」,「左側の通過玉検出スイッチ14a」,「右側の通過玉検出スイッチ14b」をそれぞれ指すものである場合には、上記審判請求人の、「【請求項1】の『各図柄表示手段(実施例における普通図柄変動表示領域25a,25b)がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段』は、実施例においてステップ100〜120の判定処理機能によって構成されていることは明白であります。」との主張のとおりと認められるから、図5に記載された「変動表示サブルーチン」の流れを主たる根拠にして、補正発明における、「表示制御手段は、前記各図柄表示手段がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段を有し、該判定手段により前記各図柄表示手段がいずれも変動停止していると判定された場合に、球検出された検出スイッチに対応する一の図柄表示手段においてのみ図柄を変動表示させる」との事項が、当初明細書等に記載された事項の範囲内のものでないとすることはできない。

5.尚、原審の補正の却下の決定の理由に則していないが、補正発明の「図柄」,「第1の図柄表示手段」,「第2の図柄表示手段」が、「普通図柄・特別図柄」,「普通図柄変動表示領域25a,b」,「特別図柄変動表示領域24」をそれぞれ指し、これに伴い、同、「変動表示結果」,「電動入賞装置」,「第1の作動口」,「第2の作動口」,「第1の検出スイッチ」,「第2の検出スイッチ」が、「普通図柄変動表示領域25a,b・特別図柄変動表示領域24の変動表示結果」,「電動チューリップ式始動入賞口4・変動入賞装置7」,「通過口13a,b」,「電動チューリップ式始動入賞口4」,「通過玉検出スイッチ14a,b」,「始動入賞玉検出スイッチ6」をそれぞれ指すものである場合には、上記〔1〕1.(段落【0003】)に、「遊技中においては、普通図柄表示装置と特別図柄表示装置とが同時に変動表示する状態が煩雑に出現する」と記載され、上記〔1〕2.(段落【0005】)に、「遊技者は、1つの電気的図柄変動表示装置を注視することにより同時に2つの変動表示動作を確認することができて遊技に集中することができる。」と記載されているから、補正発明における、「表示制御手段は、前記各図柄表示手段がいずれも変動停止しているか否かを判定する判定手段を有し、該判定手段により前記各図柄表示手段がいずれも変動停止していると判定された場合に、球検出された検出スイッチに対応する一の図柄表示手段においてのみ図柄を変動表示させる」との事項は、当初明細書等に記載された事項の範囲内のものではないということができる。


【5】むすび
以上のとおりであるから、本件手続補正が、明細書の要旨を変更するものとして、これを却下した、原審の補正の却下の決定は、妥当なものではなく、取り消しを免れない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2006-02-03 
出願番号 特願2000-277800(P2000-277800)
審決分類 P 1 7・ 2- W (A63F)
P 1 7・ 13- W (A63F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 井海田 隆  
特許庁審判長 伊波 猛
特許庁審判官 宮本 昭彦
白樫 泰子
発明の名称 遊技機  
代理人 山田 強  

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