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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) H04J
管理番号 1133773
審判番号 不服2002-17431  
総通号数 77 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2001-10-16 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2002-09-09 
確定日 2006-03-29 
事件の表示 特願2000-514428「OFDMシステム受信機のFFTウィンドウ位置復元装置及びその方法」拒絶査定不服審判事件〔平成11年 4月 8日国際公開、WO99/17493、平成13年10月16日国内公表、特表2001-518742〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、1998年 9月28日(パリ条約による優先権主張外国庁受理1997年9月30日、大韓民国)を国際出願日とする出願であって、平成14年6月5日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年9月9日に拒絶査定に対する審判請求がなされ、さらに、当審において、平成17年6月3日付けで拒絶の理由が通知され、これに対し、同年9月5日付けで手続補正がなされたものである。

2.本願発明
本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成17年9月5日付けの手続補正により補正された明細書及び図面の記載からみて、その請求項1に記載されている事項により特定される以下のとおりのものである。
「【請求項1】 有効データ区間及び保護区間からなる直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルを受信して高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウ位置を復元するFFTウィンドウ位置復元方法であって、
(a)受信されたOFDM信号をアナログ-デジタル変換を通じてデジタル複素サンプルに変換する段階と、
(b)前記段階(a)で出力された前記デジタル複素サンプルと所定サンプル分遅延された複素サンプル値との電力差を求めて、該サンプル間の最小電力差の絶対値を有する位置をシンボル開始位置として検出する段階と、
(c)前記段階(b)で検出されたシンボル開始情報に基づき前記FFTウィンドウ位置を移動させてシンボル開始位置からFFTを活性化させる位置を指定する段階と、
(d)前記(a)段階から出力されたデジタル複素サンプルを前記(c)段階のFFT活性化位置指定によって高速フーリエ変換する段階と
を含むことを特徴とするOFDMシステム受信機のFFTウィンドウ位置復元方法。」

3.引用発明
(1)これに対して、当審における、平成17年6月3日付けで通知した拒絶の理由に引用した特開平8-139776号公報(以下「引用例1」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。

イ.「【請求項1】 1つの既知の位相基準シンボルとM個のデータシンボルとでフレームを構成し、1シンボルを2ビットづつN組に分け、各組の第1データを実数部、第2データを虚数部として順次フーリエ逆変換部に入力し、該フーリエ逆変換部から出力される実数部、虚数部をアナログ信号に変換し、それぞれにキャリア周波数fcのcos波、sin波を乗算し、乗算結果を合成して空間に放射し、空間に放射された信号を受信し、受信信号に前記キャリア周波数のcos波、sin波を乗算し、それぞれの乗算結果をデジタルに変換後フーリエ変換部に入力し、該フーリエ変換部から出力される実数部、虚数部を前記第1データ、第2データとして出力するデジタル放送における受信装置の同期方法において、
フレーム間に設けられたヌル信号部分を検出して各シンボルのフーリエ変換実行タイミングであるDFTウインドウ信号を出力し、
該DFTウインドウ信号の発生タイミングに基づいて位相基準シンボルをフーリエ変換して得られる実数部と虚数部を成分とするベクトルを取り込み、
連続して得られる2つのベクトルの比と、これら2つのベクトルに対応する位相基準シンボルの2つの既知ベクトルを用いて、実際のシンボル位置とDFTウインドウ位置間の偏差を求め、
該偏差に基づいてDFTウインドウ信号の発生タイミングを制御するデジタル放送における受信装置の同期方法。」 (第2頁左欄、請求項1)

ロ.「【0028】(f) 送信系、受信系のブロック
以上より、OFDM方式によるデジタルオーディオ放送における送信系及び受信系は図21(a),(b)に示す構成となる。尚、送信系の周波数変換部14において、14dは周波数fcのcos信号(cosωct)を出力する発振器、14eは該cos信号を-900移相して-sinωctを出力する移相器である。又、受信系の周波数変換部15において、15eは周波数fcのcos信号(cosωct)を出力する発振器、15fは該cos信号を-900移相して-sinωctを出力する移相器である。送信系のcos波、sin波(キャリア)を送信ローカル信号、受信系のcos波、sin波を受信ローカル信号という。送信側では、既知の位相基準シンボルとM個のデータシンボルとでDABフレームを構成し、各シンボルを2ビットづつN組に分け、各組の第1データを実数部、第2データを虚数部として差動符号化し、差動符号の実数部、虚数部を順次フーリエ逆変換部11に入力し、該フーリエ逆変換部から出力される実数部、虚数部をアナログ信号に変換し、それぞれに送信ローカル周波数fcのcos波、sin波を乗算し、乗算結果を合成して空間に放射する。
【0029】受信側では、空間に放射された信号を受信し、受信信号に受信ローカル周波数のcos波、sin波を乗算し、それぞれの乗算結果をデジタルに変換後フーリエ変換部18に入力し、該フーリエ変換部から出力される実数部、虚数部を差動復号化して原データである第1データ、第2データとして順次出力する。フーリエ変換部18はDFTウインドウ信号の発生タイミングに基づいてフーリエ変換処理を実行する。すなわち、図示しないウインドウ信号発生部がフレーム間に設けられたヌル信号部分を検出して各シンボルのフーリエ変換実行タイミングであるDFTウインドウ信号を出力し、フーリエ変換部18はこのDFTウインドウ信号の発生タイミングに基づいてフーリエ変換を実行する。
【0030】図22はDABフレーム、ウインドウ信号の説明図である。DABフレームの先頭部分は同期チャネルと称され、ヌル信号部分NULLと位相基準シンボル部分PRSとで構成され、ヌル信号部分NULLの後にはマルチパスの影響を軽減するために62μsのガードインターバルGITが設けられている。同期チャネルの後には所定数(=m)のシンボルが配列される。
【0031】ヌル信号部分NULLはフレームの先頭をエンベロープ検波により見つけるために設けられている。位相基準シンボル部分PRSは差動復号のためのリファレンス信号であり、毎フレーム固定の固有パターン(既知)が送られて来る。PRSウインドウはヌル信号部分NULLを検出し、それを基準に所定の時間位置に設けられたウインドウであり、DFTウインドウはシンボル毎のDFT演算のタイミングを示すものである。」(第6頁左欄〜第7頁左欄、段落28〜段落31)

ハ.「【0050】(B)本発明の実施例
(a) 構成
図6は本発明の第1実施例における受信機の要部構成図である。図中、51はアンテナ、52はキャリア周波数成分を通過するバンドパスフィルタ、53はAGC用のゲイン可変アンプ、54は周波数変換部であり、54aは周波数fcの受信ローカル信号を発生するVCO、54bは-900移相器、54cは受信信号に受信ローカル周波数fcのcos波を乗算する乗算器、54cは受信信号に受信ローカル周波数fcの-sin波を乗算する乗算器である。55a,55bはAD変換器、57は受信電力演算部であり、AGC制御を行なうと共に、DABフレーム間のヌル信号部分を検出してヌル検出信号NDTを出力するもの、58はDA変換器である。61はAD変換器55a,55bから出力される実数部、虚数部を入力されて離散フーリエ変換処理(DFT)を行なうDFT部、62はDFTウインドウ信号発生部であり、DFT出力に基づいてDFTウインドウ位置を制御してDFTウインドウ信号DWSを出力する。63は送信ローカル周波数と受信ローカル周波数が一致するように周波数制御信号を出力する周波数制御信号発生部、64は差動符号化された複素データを原データに復号する差動復号器である。」(第11頁左欄〜右欄、段落50)

上記引用例1の記載及び図面並びにこの分野における技術常識を考慮すると、上記引用例1には本願発明における「有効データ区間」の記載はないものの、本願発明の「保護区間」に相当する「ガードインターバル」が記載され、また、引用例1に記載された発明は、DFTウインドウ信号の発生タイミングを制御する発明であるから、当然に「有効データ区間」を有しているものと認められる。

したがって、上記引用例1には、以下の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。

「有効データ区間及び保護区間からなる直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルを受信してDFTウインドウ信号の発生タイミングを制御する方法であって、
空間に放射された信号を受信し、受信信号に前記キャリア周波数のcos波、sin波を乗算し、それぞれの乗算結果をAD変換器を通じてデジタル信号(実数部、虚数部)にAD変換し、
受信電力演算部は、入力された前記デジタル信号(実数部、虚数部)から、フレーム間に設けられたヌル信号部分を検出して各シンボルのフーリエ変換実行タイミングであるDFTウインドウ信号を出力し、
該DFTウインドウ信号の発生タイミングに基づいて位相基準シンボルをフーリエ変換して得られる実数部と虚数部を成分とするベクトルを取り込み、
連続して得られる2つのベクトルの比と、これら2つのベクトルに対応する位相基準シンボルの2つの既知ベクトルを用いて、実際のシンボル位置とDFTウインドウ位置間の偏差を求め、
該偏差に基づいてDFTウインドウ信号の発生タイミングを制御し、
DFT部は、該DFTウインドウ信号によって、前記AD変換器から出力されるデジタル信号(実数部、虚数部)を入力されて離散フーリエ変換処理(DFT)を行う、
ことを特徴とするDFTウインドウ信号の発生タイミングを制御する方法」

(2)また、同じく、当審で引用した特開平7-283807号公報(以下「引用例2」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。

イ.「【請求項1】 ガードインターバルが設定されたOFDM(直交周波数分割多重)信号のシンボルヘッド検出装置であって、OFDM信号を1シンボル区間遅延させる信号遅延手段と、元のOFDM信号と前記信号遅延手段からの出力信号との減算処理を行う減算手段と、検波手段と、立ち上がりエッジ検出手段とを備えていることを特徴とするOFDM信号のシンボルヘッド検出装置。」(第2頁左欄、請求項1)

ロ.「【0009】そして、上記数1式で表される信号がT時間毎につなぎ合わされて変調処理されたOFDMの伝送信号が形成されている。
【0010】この信号はDFT(離散フーリエ変換)を含んだFFT処理、及び並列直列変換処理を施すことにより、容易に復調できることが知られているが、このFFT処理においては、1シンボル分の信号の時間位置を正確に合わせる操作(同期)が必要になる。」(第2頁左欄、段落9,10)

ハ.「【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るシンボルヘッド検出装置にあっては、ガードインターバルが設定されたOFDM(直交周波数分割多重)信号のシンボルヘッド検出装置であって、OFDM信号を1シンボル区間遅延させる信号遅延手段と、元のOFDM信号と前記信号遅延手段からの出力信号との減算処理を行う減算手段と、検波手段と、立ち上がりエッジ検出手段とを備えているので、前記減算手段によりガードインターバル部分の信号が相殺されて0となり、その後前記検波手段において包絡線検波などが行われた信号に対して立ち上がりエッジの検出を行うことができる。このため、OFDM変調された入力信号のそれぞれの有効シンボル区間の正確な開始時間位置の情報が得られ、この装置をOFDMの受信装置に組み込むことにより、正確な受信信号の出力が可能になる。」(第4頁左欄〜右欄、段落29)

つまり、引用例2には、有効シンボル区間の正確な開始時間位置の情報を得るために、OFDM信号を1シンボル区間遅延させる信号遅延手段と、元のOFDM信号と前記信号遅延手段からの出力信号との減算処理を行う減算手段と、包絡線検波を行う検波手段と、立ち上がりエッジ検出手段によって、ガードインターバルが設定されたOFDM(直交周波数分割多重)信号のシンボルヘッドを検出する技術、及び、DFT(離散フーリエ変換)を含んだFFT処理が記載されている。

4.対比
本願発明と引用発明とを対比すると、
a.引用発明の「DFTウインドウ位置」と本願発明の「高速フーリエ変換(FFT)ウィンドウ位置」は、共に「フーリエ変換ウィンドウ位置」である点で一致する。

b.引用発明の「AD変換」は、本願発明の「アナログ-デジタル変換」に相当し、また、引用発明における、AD変換器から出力される「デジタル信号(実数部、虚数部)」は、本願発明の「デジタル複素サンプル」に相当するので、引用発明の「空間に放射された信号を受信し、受信信号にキャリア周波数のcos波、sin波を乗算し、それぞれの乗算結果をAD変換器を通じてデジタル信号(実数部、虚数部)にAD変換し」は、本願発明における(a)段階の「受信されたOFDM信号をアナログ-デジタル変換を通じてデジタル複素サンプルに変換する段階」に相当する。

c.引用発明における「受信電力演算部が、入力されたデジタル信号(実数部、虚数部)から、フレーム間に設けられたヌル信号部分を検出して各シンボルのフーリエ変換実行タイミングであるDFTウインドウ信号を出力」することと、本願発明における(b)段階の「段階(a)で出力されたデジタル複素サンプルと所定サンプル分遅延された複素サンプル値との電力差を求めて、該サンプル間の最小電力差の絶対値を有する位置をシンボル開始位置として検出する段階」は、「段階(a)で出力されたデジタル複素サンプルに基づいてシンボル開始位置を検出する段階」で一致する。

d.引用発明における「DFTウインドウ信号の発生タイミングに基づいて位相基準シンボルをフーリエ変換して得られる実数部と虚数部を成分とするベクトルを取り込み、連続して得られる2つのベクトルの比と、これら2つのベクトルに対応する位相基準シンボルの2つの既知ベクトルを用いて、実際のシンボル位置とDFTウインドウ位置間の偏差を求め、該偏差に基づいてDFTウインドウ信号の発生タイミングを制御」することと、本願発明における(c)段階の「段階(b)で検出されたシンボル開始情報に基づきFFTウィンドウ位置を移動させてシンボル開始位置からFFTを活性化させる位置を指定する段階」とは、両者は上位概念として「段階(b)で検出されたシンボル開始情報に基づきフーリエ変換ウィンドウ位置を移動させてシンボル開始位置からフーリエ変換を活性化させる位置を指定する段階」で一致する。

e.引用発明の「離散フーリエ変換処理(DFT)」と、本願発明の「高速フーリエ変換」は、共に「フーリエ変換」である点で一致し、引用発明における、「DFT部が、DFTウインドウ信号によって、AD変換器から出力されるデジタル信号(実数部、虚数部)を入力されて離散フーリエ変換処理(DFT)を行う」ことと、本願発明における(d)段階の「(a)段階から出力されたデジタル複素サンプルを(c)段階のフーリエ変換活性化位置指定によって高速フーリエ変換する」ことは、「(a)段階から出力されたデジタル複素サンプルを(c)段階のフーリエ変換活性化位置指定によってフーリエ変換する段階」で一致する。

したがって、本願発明と引用発明は、 以下の点で一致ないし相違する。
<一致点>
「有効データ区間及び保護区間からなる直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルを受信してフーリエ変換ウィンドウ位置を復元するウィンドウ位置復元方法であって、
(a)受信されたOFDM信号をアナログ-デジタル変換を通じてデジタル複素サンプルに変換する段階と、
(b)前記段階(a)で出力された前記デジタル複素サンプルに基づいてシンボル開始位置を検出する段階と、
(c)前記段階(b)で検出されたシンボル開始情報に基づき前記フーリエ変換ウィンドウ位置を移動させてシンボル開始位置からフーリエ変換を活性化させる位置を指定する段階と、
(d)前記(a)段階から出力されたデジタル複素サンプルを前記(c)
段階のフーリエ変換活性化位置指定によってフーリエ変換する段階と
を含むことを特徴とするOFDMシステム受信機のフーリエ変換ウィンドウ位置復元方法。」

<相違点>
(1)引用発明は「入力されたデジタル信号(実数部、虚数部)から、フレーム間に設けられたヌル信号部分を検出して各シンボルのフーリエ変換実行タイミングであるDFTウインドウ信号を出力」するのに対し、本願発明は「段階(a)で出力されたデジタル複素サンプルと所定サンプル分遅延された複素サンプル値との電力差を求めて、該サンプル間の最小電力差の絶対値を有する位置をシンボル開始位置として検出する」点。

(2)フーリエ変換について、引用発明は「離散フーリエ変換(DFT)」であるのに対し、本願発明は「高速フーリエ変換(FFT)」である点。

5.当審の判断
そこで、上記相違点(1)について検討すると、上記引用例2には、有効シンボル区間の正確な開始時間位置の情報を得るために、OFDM信号を1シンボル区間遅延させる信号遅延手段と、元のOFDM信号と前記信号遅延手段からの出力信号との減算処理を行う減算手段と、包絡線検波を行う検波手段と、立ち上がりエッジ検出手段によって、ガードインターバルが設定されたOFDM(直交周波数分割多重)信号のシンボルヘッドを検出する技術が記載されており、該包絡線検波も検波に当たって絶対値をとっているものと認められ、さらに、電力の演算において受信された電力の絶対値をとることは、数値演算における常套手段にすぎず、これらの技術を引用発明に適用する上で何らの阻害要因も見あたらないから、引用発明の「入力されたデジタル信号(実数部、虚数部)から、フレーム間に設けられたヌル信号部分を検出して各シンボルのフーリエ変換実行タイミングであるDFTウインドウ信号を出力」する構成に換えて、「段階(a)で出力されたデジタル複素サンプルと所定サンプル分遅延された複素サンプル値との電力差を求めて、該サンプル間の最小電力差の絶対値を有する位置をシンボル開始位置として検出する」構成を採用することは、当業者が容易に想到し得るものである。

さらに、相違点(2)について検討すると、離散フーリエ変換に高速フーリエ変換を用いることは引用例2にも記載されたように周知技術であるから、引用発明の「離散フーリエ変換(DFT)」に「高速フーリエ変換」を採用することは、単なる設計的事項にすぎない。

そして、本願発明の作用効果も、引用例1,2に記載された発明及び周知技術から当業者が予測できる範囲のものである。

6.むすび
以上のとおり、本願発明は、引用例1,2に記載された発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2005-10-25 
結審通知日 2005-11-01 
審決日 2005-11-14 
出願番号 特願2000-514428(P2000-514428)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (H04J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 高野 洋  
特許庁審判長 廣岡 浩平
特許庁審判官 小林 紀和
宮下 誠
発明の名称 OFDMシステム受信機のFFTウィンドウ位置復元装置及びその方法  
代理人 志賀 正武  

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