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審決分類 |
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G02B 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G02B |
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管理番号 | 1136070 |
審判番号 | 不服2005-10678 |
総通号数 | 78 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1997-04-08 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2005-06-09 |
確定日 | 2006-05-08 |
事件の表示 | 平成 7年特許願第253377号「ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置」拒絶査定不服審判事件〔平成 9年 4月 8日出願公開、特開平 9- 96724〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯・本願発明 本願は、平成7年9月29日の出願であって、平成17年4月26日付けで拒絶査定がなされ、平成17年6月9日付けで審判請求がなされるとともに、平成17年7月11日付けで手続補正がなされたものである。 2.平成17年7月11日付けの手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成17年7月11日付けの手続補正を却下する。 [理由] (1)補正後の本願発明 平成17年7月11日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)により、特許請求の範囲の請求項1は、 「照明光が入射される液晶表示素子と、液晶表示素子の照明光入射側に設けられ、要素集光性ホログラムのアレーからなり、その各要素集光性ホログラムが、ホログラム記録面の法線に対して所定の角度をなして入射する白色光をホログラム記録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルター、あるいは、平行で一様な干渉縞からなるホログラム又は回折格子とその入射側あるいは射出側に配置された要素集光性レンズのアレーとからなり、その平行で一様な干渉縞からなるホログラム又は回折格子と要素集光性レンズの複合体各々が、ホログラム又は回折格子の記録面の法線に対して所定の角度をなして入射する白色光をホログラム又は回折格子の記録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルターと、前記液晶表示素子の入射側に配置された第1の偏光手段と、前記液晶表示素子から出射された光の所定方向の直線偏光成分を取り出す第2の偏光手段と、前記ホログラムカラーフィルターより光源側に配置された白色光を直線偏光にする第3の偏光手段とを有し、前記第1と第3の偏光手段は、ホログラムカラーフィルターの前後それぞれに配置されていること特徴とするホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置。」 と補正された。 上記補正は、補正前の発明が、第1と第3の偏光手段が「ホログラムカラーフィルターの前後に配置されている」ものであるところ、「ホログラムカラーフィルターの前後それぞれに配置されている」とするものであり、これにより、第1の偏光手段をホログラムカラーフィルターの前に、第3の偏光手段をホログラムカラーフィルターの後ろに配置するとの限定がなされたので、本件補正は、特許法第17条の2第4項第2号に規定する特許請求の範囲の減縮に該当する。 そこで、本件補正後の請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について検討する。 (2)刊行物 原査定の拒絶に理由に引用された特開平6-308332号公報(以下、「刊行物1」という。)には、以下の記載がある(下線は当審で付加)。 [記載事項1] 「【0013】 【実施例】以下、本発明のホログラムを用いたカラーフィルターの原理と実施例について、図面を参照にして説明する。まず、本発明のカラーフィルターの原理図を図1、図2に示す。まず、第1に、図1において、例えば各画素についての赤、緑、青3色成分を表すべき隣接する3つの液晶セルR、G、Bの繰り返しからなる液晶表示素子10のバックライト入射側に透過型ホログラム5を配置する。透過型ホログラム5は、液晶表示素子10の1画素を構成する3つの液晶セルR、G、Bの組各々に対応して、画素と同じピッチでアレー状に構成されており、各単位ホログラムは、ホログラム面にほぼ垂直に入射する白色のバックライト3を回折して、対応する単位ホログラムからオフセットした位置の液晶表示素子10の画素上に集光するようにフレネルゾーンプレート状に形成されている。そして、ホログラム5としては、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、位相型、振幅型等のものが用いられる。ここで、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ないとは、リップマンホログラムのように、特定の波長だけを回折し、他の波長は回折しないタイプ(回折波長及び角度選択性のあるホログラム)のものではなく、1つの回折格子で何れの波長も回折するものを意味し、この波長依存性が少ないない回折格子は、一般に、波長に応じて異なる回折角で回折する。したがって、入射光3の波長に依存して単位ホログラムによる回折角は異なり、各波長に対する集光位置はホログラム5面に平行な方向に分散される。そのため、白色入射光3の赤の波長成分は液晶セルRの位置に、緑の成分は液晶セルGの位置に、青の成分は液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光され、それぞれの成分は各液晶セルR、G、Bの状態に応じた色表示を行う。」 [記載事項2] 「【0020】次に、上記のようなホログラム5又は5′からなるカラーフィルターを組み込んだ液晶表示装置の1例について、図6を参照にして説明する。液晶表示素子10は、例えば2枚のガラス基板11、11の間に挟持されたツイストネマチック等の液晶層15からなり、一方のガラス基板11内表面には一様な透明対向電極12が設けられ、他方のガラス基板11内表面には液晶セルR、G、B毎に独立に透明表示電極13が設けられ、透明表示電極13間には、液晶セルR、G、B間を区切り、迷光が隣接する液晶セルに入らないようにするブラックマトリックス14が配置されている。したがって、セル毎に透明表示電極13と透明表示電極13間に印加する電圧を制御してその透過状態を変化させることにより、一組の液晶セルR、G、Bからなる画素の表示色を制御することができ、カラー表示が可能になる。観察側ののガラス基板11外表面には偏光板16が貼り付けられ、バックライト3入射側のガラス基板11外表面には拡散板17が貼り付けられている。そして、このような液晶表示素子10の入射側には、図1〜図5を用いて説明した何れかの分光ホログラム5又は5′が配置されており、この例の場合、その入射側にもう一方の偏光板18が、その透過軸が例えば偏光板16の透過軸と直交するように配置されている。 【0021】このような配置であるので、白色バックライト3は、偏光板18を通って直線偏光に変えられ、波長依存性の少ないホログラム5又は波長及び角度選択性のあるホログラム5′によってその中の赤成分は液晶セルRの位置へ、緑成分は液晶セルGの位置へ、青成分は液晶セルBの位置へそれぞれ集光され、拡散板17により拡散されて、それぞれの色成分は対応する液晶セルR、G、Bに入射し、その透過状態に応じて偏光面が回転されて通過し、他方の偏光板18によりその状態が強度変調された光として顕在化し、観察者の眼に達する。3つの液晶セルR、G、Bの組を1つの画素とし、その中の通過波長成分の割合によって異なる色の画素として表示される。 【0022】なお、図6において、拡散板17の配置位置は、液晶表示素子10の入射側でなく観察側であってもよく、また、拡散度合いを高めるために、拡散板17の代わりにフレネルレンズとレンチキュラーレンズの組み合わせからなるものを用いてもよい。また、偏光板18はホログラム5又は5′と液晶表示素子10の間に配置してもよい。さらに、ブラックマトリックス14は、迷光が隣接する液晶セルに入らないようにすると共に、ホログラム5又は5′によって液晶セル間に入射するR、G、B以外の波長の光をカットして、コントラストと彩度を上げるためのものであるが、省いてもよい。 【0023】次に、上記のようなアレー状の集光性ホログラム5及び5′の作製方法の例について説明する。その第1は、本発明によるアレー状のホログラムの各微小ホログラムを2光束干渉撮影により作製するものでり、図7は、その1例として図3のようにバックライト3をホログラム5の法線に対して所定の角度をなして入射させるものの撮影光学系を示すものであり、ホログラム感材22に対してほぼ垂直に収束レンズ23からの集光光束24を、また、感材22の法線に対して所定の角度θにほぼ等しい角度で平行光束25を入射させて感材22中で両者を干渉させて1つの微小ホログラムを撮影し、次いで液晶表示素子10の画素ピッチL分だけ感材22を相対的に移動させて隣接する微小ホログラムを同様に撮影し、これと同様にステップ・アンド・リピートしてホログラム感材22面全体にアレー状のホログラムを撮影し、感材22を現像して集光性ホログラム5又は5′を作製することができる。集光光束24と平行光束25とは、同一光源からの光をビームスプリッター等により2分割したもので、相互に可干渉な光である。なお、ステップ・アンド・リピートの代わりに、同様な複数組の撮影光学系を並列配置して同時に複数の微小ホログラムを撮影するようにすることもできる。」 以上の記載および記載中で言及されている図6を参照すると、刊行物1には、 「照明光が入射される液晶表示素子と、液晶表示素子の照明光入射側に設けられ、液晶表示素子の1画素を構成する3つの液晶セルR、G、Bの組各々に対応した単位ホログラムがアレー状に構成され、その各単位ホログラムが、ホログラム記録面の法線に対して所定の角度をなして入射する白色バックライトをホログラム記録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラムと、前記液晶表示素子の照明光入射側であり、ホログラムと液晶表示素子の間に配置された偏光板18と、前記液晶表示素子から出射された光の所定方向の直線偏光成分を取り出す偏光板16とからなることを特徴とするホログラムを用いた液晶表示装置。」 なる発明が記載されている。 また、原査定の拒絶の理由に引用され、偏光光源装置の発明が記載された特開平4-184429号公報(以下、「刊行物2」という。)には、 [記載事項3] 「従来技術では、表示画面を明るくするために光量を増すと、偏光板及びその近傍に配置されている液晶パネルの温度が著しく増大してしまい、そのために偏光板の性能劣化と液晶パネルの特性変化が起こりやすい。」(第2頁右上欄第2〜6行) との記載がある。 おなじく、原査定の拒絶の理由に引用され、偏光装置の発明が記載された特開平5-323118号公報(以下、「刊行物3」という。)には、 [記載事項4] 「本発明は、自然光が入射すると直線偏光に近い光が出射する偏光装置、およびその偏光装置を用いた投写型表示装置に関するものである。」(【0001】段落) [記載事項5] 「入射側偏光板5の温度が上昇すると、輻射により液晶セル4も温度上昇する。偏光板と液晶は耐熱性と耐光性に限界があり、強烈光の照射により偏光板の偏光度が劣化したり、液晶セルの画質が劣化するため、長期にわたり高画質の投写画像を表示できないという問題がある。」(【0004】段落) [記載事項6] 「光源の直後に前置偏光板を配置することも考えられ、前置偏光板は入射側偏光板ほど高偏光度を要求されないので、前置偏光板としてヨウ素系偏光板に比べて耐熱性、耐光性が有利な染料系偏光板を用いる方法(特開昭63-4217号公報)が提案されている。」(【0007】段落) なる記載がある。 また、 (3)対比 本願補正発明と刊行物1記載の発明(以後、「引用発明」という。)とを比較する。 本願補正発明における「要素集光性ホログラム」なる用語は、出願当初の明細書中においては、特許請求の範囲に記載があるのみで、発明の詳細な説明の欄には何ら記載されていないものの、出願当初の明細書【0014】段落中の記載の「微小ホログラム5′は液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの液晶セル6′各組に整列して各々1個ずつ配置されており、各微小ホログラム5′は、ホログラムアレー5の法線に対して角度θをなして入射するバックライト3の中の緑色の成分の光を、その微小ホログラム5′に対応する3つの分色画素R、G、Bの中心の液晶セルG上に集光するようにフレネルゾーンプレート状に形成されているものである。」なる記載、および刊行物1の記載事項1を参照するに、引用発明における「液晶表示素子の1画素を構成する3つの液晶セルR、G、Bの組各々に対応した単位ホログラム」および「単位ホログラム」は本願補正発明の「要素集光性ホログラム」に相当する。 そして、引用発明における「〜がアレー状に構成され」、「白色バックライト」、「(分光する)ホログラム」、「偏光板18」および「偏光板16」は、それぞれ本願補正発明における「〜のアレーからなり」、「白色光」、「(分光する)ホログラムカラーフィルター」、「第1の偏光手段」および「第2の偏光手段」に相当する。 また、本願補正発明では、「前記ホログラムカラーフィルターより光源側に配置された白色光を直線偏光にする第3の偏光手段とを有し、前記第1と第3の偏光手段は、ホログラムカラーフィルターの前後それぞれに配置されている」ので、「第1の偏光手段はホログラムカラーフィルターと液晶表示素子の間に配置」されているということができる。 以上より、両者は、 「照明光が入射される液晶表示素子と、液晶表示素子の照明光入射側に設けられ、要素集光性ホログラムがのアレーからなり、その各要素集光性ホログラムが、ホログラム記録面の法線に対して所定の角度をなして入射する白色光をホログラム記録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルターと、前記液晶表示素子の照明光入射側であり、ホログラムカラーフィルターと液晶表示素子の間に配置された第1の偏光手段と、前記液晶表示素子から出射された光の所定方向の直線偏光成分を取り出す第2の偏光手段とからなることを特徴とするホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置。」 で一致するが、以下の点で相違する。 [相違点] 本願補正発明が「ホログラムカラーフィルターより光源側に配置された白色光を直線偏光にする第3の偏光手段とを有し」とされているのに対し、引用発明では「第3の偏光手段」なる構成がない点。 (4)当審の判断 上記[相違点]について検討する。 本願明細書の図5には本願補正発明における第3の偏光手段を有しない装置が記載され、「液晶表示素子の入射側の第1の偏光板の発熱が大きく、そのため液晶表示素子、ホログラム層等の他の素子の材料を劣化させ、寸法変化などの悪影響を発生する。」(【0009】段落)との従来技術の問題点を指摘した上で、図1で本願補正発明を示すとともに、「ホログラム層より光源側に第3の偏光板(又は偏光素子)12を、ホログラム層と液晶表示素子間に第1の偏光板(又は偏光素子)14を配置したものである。第3の偏光板12により白色のバックライトを、例えば45°の偏光面をもつ直線偏光にし、所定角度でホログラム層5に入射させて分光する。第3の偏光板12は光の吸収により発熱をともなうので、光、熱に強い染料系偏光板を用いる。もちろん、偏光板の代わりに偏光プリズムによってP偏光、S偏光を分離して使用してもよい。この場合の偏光プリズムとしてはウォーラストンプリズム等を用いればよい。」(【0010】段落)と本願補正発明における第3の偏光板は、偏光板が光の吸収で発熱することを解決するものであることが記載されている。 一方、刊行物2、刊行物3には、偏光板や液晶パネルの温度が上昇し、性能や特性が劣化する旨の記載(記載事項3、記載事項5)があり、刊行物3には、自然光を直線偏光に近い光として出射する偏光装置に関するものであり(記載事項4)、その解決手段として光源の直後に前置偏光板を配置すること、および前置偏光板は耐熱性、耐光性が有利な偏光板を用いることが記載(記載事項6)されている。 とするならば、第3の偏光板をホログラムカラーフィルターの光源側に配置することで白色光すなわち自然光を直線偏光にすることは、刊行物3に記載の発明に基づけば、当業者が容易に想到することができたものであるし、引用発明に刊行物3に記載の発明を適用することによる作用効果も予測できるものであり格別のものではない。 したがって、本願補正発明は、刊行物1および刊行物3に記載された発明に基づき当業者が容易に発明することができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができるものとは認められない。 (5)むすび 以上のとおり本願補正発明は特許出願の際独立して特許を受けることができるものではないので、本件補正は、特許法第17条の2第5項で準用する同法第126条第5項の規定に違反するものであり、特許法第159条第1項で読み替えて準用する特許法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。 3.本願発明について 平成17年7月11日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、平成16年8月3日付けの手続補正書により補正された明細書及び図面の記載からみて、特許請求の範囲第1項に記載された次のとおりのものと認める。(以下、「本願発明」という。) 「照明光が入射される液晶表示素子と、液晶表示素子の照明光入射側に設けられ、要素集光性ホログラムのアレーからなり、その各要素集光性ホログラムが、ホログラム記録面の法線に対して所定の角度をなして入射する白色光をホログラム記録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルター、あるいは、平行で一様な干渉縞からなるホログラム又は回折格子とその入射側あるいは射出側に配置された要素集光性レンズのアレーとからなり、その平行で一様な干渉縞からなるホログラム又は回折格子と要素集光性レンズの複合体各々が、ホログラム又は回折格子の記録面の法線に対して所定の角度をなして入射する白色光をホログラム又は回折格子の記録面に略沿う方向に波長分散させて分光するホログラムカラーフィルターと、前記液晶表示素子の入射側に配置された第1の偏光手段と、前記液晶表示素子から出射された光の所定方向の直線偏光成分を取り出す第2の偏光手段と、前記ホログラムカラーフィルターより光源側に配置された白色光を直線偏光にする第3の偏光手段とを有し、前記第1と第3の偏光手段は、ホログラムカラーフィルターの前後に配置されていること特徴とするホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置。」 4.引用刊行物の発明 原査定の拒絶の理由に引用された刊行物1ないし刊行物3の記載事項は、前記「2.(2)」に記載したとおりである。 5.対比・判断 本願発明は、前記「2.(1)」で認定した本願補正発明における「第1と第3の偏光手段がホログラムカラーフィルターの前後それぞれに配置されている」との構成要件から「それぞれ」なる限定を省いたものである。 そうすると、本願発明の構成要件をすべてを含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記「2.(4)」に記載したとおり、上記刊行物1および刊行物3に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、刊行物1および刊行物3に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。 6.むすび 以上のとおり、本願発明は、刊行物1および刊行物3に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2006-03-02 |
結審通知日 | 2006-03-08 |
審決日 | 2006-03-23 |
出願番号 | 特願平7-253377 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(G02B)
P 1 8・ 575- Z (G02B) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 山村 浩 |
特許庁審判長 |
上野 信 |
特許庁審判官 |
井口 猶二 青木 和夫 |
発明の名称 | ホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置 |
代理人 | 米澤 明 |
代理人 | 菅井 英雄 |
代理人 | 阿部 龍吉 |
代理人 | 蛭川 昌信 |
代理人 | 韮澤 弘 |
代理人 | 青木 健二 |
代理人 | 内田 亘彦 |