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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G03G
管理番号 1137603
審判番号 不服2004-3939  
総通号数 79 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1998-03-06 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2004-02-26 
確定日 2006-06-08 
事件の表示 平成8年特許願第215765号「電子写真用液体トナー組成物の製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成10年3月6日出願公開、特開平10- 63036〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯・本願発明
本願は、平成8年8月15日の出願であって、その請求項1ないし3に係る発明は、平成9年10月23日付け及び平成15年12月22日付けの手続補正書によって補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1ないし3に記載された事項により特定されるとおりのものであり、請求項1に係る発明は次のとおりのものと認める。
「熱可塑性樹脂を、加熱時に該熱可塑性樹脂を溶解し、常温で実質的に前記樹脂に対して非溶解であり、かつ前記樹脂自体のSP(溶解度パラメーター)値と溶媒のSP値の差からトナー粒子の粒径を調節するためにSP値を調整した溶媒中で無機微粒子及び着色剤とともに、攪拌しながら溶媒中の熱可塑性樹脂を溶解し、更に冷却して、少なくとも表面に無機微粒子を付着もしくは含有しかつ前記着色剤及び前記熱可塑性樹脂を主成分とするトナー粒子を析出させ、電気粘性流体としての特性をもたせることを特徴とする電子写真用液体トナー組成物の製造方法。」(以下、「本願発明1」という。)

2.引用刊行物記載の発明
原査定の拒絶の理由に引用された、本願出願前に頒布された刊行物である、刊行物4には下記の事項が記載されている。
(刊行物4:特開平6-118726号公報の記載事項)
(1)「【請求項1】合成樹脂粒子単独、または着色剤を添加した合成樹脂粒子と液状脂肪族炭化水素を有する湿式トナーにおいて、画像流れ防止用の無機微粒子粉体を含有させたことを特徴とする湿式トナー。
【請求項2】合成樹脂粒子がカルボキシル基又はエステル基を有するオレフィン系樹脂粒子であり、液状脂肪族炭化水素中にはヒドロキシカルボン酸をモノマーとする3〜10量体のポリヒドロキシカルボン酸エステルを存在させたことを特徴とする請求項1記載の湿式トナー。」
(2)「【請求項5】カルボキシル基又はエステル基を有するオレフィン系樹脂及び着色剤を該樹脂に対する溶解性おいて温度依存性の高い溶媒に加熱溶解して、着色剤が分散した樹脂溶液とした後、該樹脂溶液を液状脂肪族炭化水素中に投入、冷却して樹脂粒子を析出させると共に、溶媒を該液状脂肪族炭化水素で置換して湿式トナーを製造するにあたり、その製造工程中において、ヒドロキシカルボン酸エステルをモノマーとする3〜10量体のポリヒドロキシカルボン酸エステル及び無機微粒子粉体を存在させることを特徴とする湿式トナーの製造方法。」
(3)「【0006】【発明が解決しようとする課題】本発明は粉砕媒体を使用することなくサブミクロン単位の樹脂粒子が得られ、また粒径分布の狭いものにできると共に、トナー粒子の現像における接近集合化時の粒子凝集力が大きく、電気絶縁性液体の電気抵抗を低下させることのない、画像流れ等のトナー物性の改善された湿式トナー及びその製造方法の提供を課題とする。」
(4)「【0009】まず、本発明の湿式トナーにおける構成成分について説明する。電気絶縁性液体である液状の脂肪族炭化水素は・・・湿式トナーにおける電気絶縁性を高めることを目的として使用されるものであり、また、オレフィン系樹脂に対して溶解力が比較的小さいことが要求され、これにより湿式トナーとしての劣化が防止される。
【0010】液状の脂肪族炭化水素としては、液状のn-パラフィン系炭化水素、iso-パラフィン系炭化水素、またはその混合物、ハロゲン化脂肪族炭化水素等が挙げられる。特に好ましくは分岐鎖脂肪族炭化水素であり、例えばエクソン社製のアイソパーG、・・・アイソパーL・・・等を使用することが好ましい。これらはエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂に対して殆ど溶解性を有しないものであり、例えばアイソパーHに対する樹脂の溶解性は、25℃と65℃での溶解度差が0.001g/溶媒ml以下である。」
(5)「【0011】オレフィン系樹脂としては、エチレン-酢酸ビニル共重合体が好ましい。エチレン-酢酸ビニル共重合体としては、・・・三井・デュポンポリケミカル (株)製エバフレックス・シリーズ、・・・武田薬品工業(株)デュミラン・シリーズ、例えばデュミラン・・・C-2280・・・等が挙げられる。」
(6)「【0013】次に、ポリヒドロキシカルボン酸エステルについて説明する。ポリヒドロキシカルボン酸エステルは、樹脂粒子形成工程中に存在させると造粒調整機能を有し、粒度分布の揃った樹脂粒子が得られる。また、樹脂粒子ともその構造上親和性を有し、分散剤としても機能する。」
(7)「【0024】無機微粒子粉体には、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、二酸化チタン及びそれらのゲル化物・・・等が挙げられ、例えば商品名・・・AEROSIL R972・・・等が挙げられる。
【0025】これらの無機微粒子粉体は、その大きな比表面積が有効に働き高い吸着能を示し、トナー粒子の凝集力を大きく高め、画像流れの発生を防止している。・・・また、無機微粒子粉体は、オレフィン系樹脂溶液中、着色剤分散液中、それらの混合液中、冷却造粒中、オレフィン系樹脂の溶媒を液状脂肪族炭化水素による置換後のいずれの工程中に添加してもよいが、溶媒置換後に添加するのが好ましい。」
(8)「【0028】次に、本発明の湿式トナーの製造方法について説明する。本発明の湿式トナーの第1の製造方法は・・・
【0029】・・・加温条件としては、樹脂が可塑化しかつ液化するに充分な温度であり、かつ各成分が分解しない温度範囲であればよく、一般的な温度範囲は40℃〜120℃である。・・・
【0030】・・・着色剤分散液を調整する・・・
【0031】調整した着色剤分散液を、上記樹脂分散液中に1度に投入して、40℃〜120℃の温度範囲で撹拌混合した後、冷却する。冷却はドライアイス、液体窒素等を使用して急冷しても、また冷却した液状脂肪族炭化水素中に投入してもよく、また自然放冷してもよく、例えば5〜15℃に冷却され、樹脂粒子は冷却中に分散液から沈澱する。」
(9)「【0035】次に、本発明の湿式トナーの第2の製造方法について説明する。本発明の第2の製造方法は、オレフィン系樹脂及び着色剤を、該樹脂に対する溶解性において温度依存性の高い溶媒に加熱溶解して着色剤が分散した樹脂溶液とした後、該樹脂溶液をヒドロキシカルボン酸エステルをモノマーとする3〜10量体のポリヒドロキシカルボン酸エステル存在下、液状の脂肪族炭化水素中に投入、冷却して樹脂粒子を析出させると共に、溶媒を該脂肪族炭化水素で置換することを特徴とする。
【0036】オレフィン系樹脂に対する溶媒は、樹脂を加温時に溶解し、常温では溶解しないもの、あるいは常温で溶解し、冷却することにより不溶化せしめるなど、溶解性に温度依存性を与える溶媒であればよく、25℃と65℃でのそれぞれの溶解度差が0.01g/溶媒ml以上、好ましくは0.05g/溶媒ml以上のものであればよい。このような溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホオキシド(DMSO)、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)等が挙げられる。・・・樹脂を溶解させるための加温条件は、樹脂の溶解に必要な最低の温度であればよく、必要以上に加温することは好ましくない。加温条件は上記第1の製造方法と同様である。溶解中は通常の方法に従い撹拌することが好ましい。・・・
【0038】本発明における樹脂粒子の造粒工程は、樹脂溶液を冷却した液状脂肪族炭化水素中に投入することにより行なわれる。樹脂溶液を液状脂肪族炭化水素中に投入するに際しては、好ましくは撹拌及び/又は超音波照射等の分散手段により、析出する樹脂粒子の分散を良くすることが望ましい。冷却はドライアイス、液体窒素等を使用して急冷しても、また冷却した電気絶縁性液体に投入してもよく、また自然放冷してもよい。冷却条件は上記第1の製造方法と同様である。」
(10)「【0039】樹脂溶液は液状脂肪族炭化水素中に投入されると、樹脂溶液の温度差による樹脂粒子の析出と同時に樹脂に対して貧溶媒である液状脂肪族炭化水素との溶解度差により樹脂粒子の析出が生じる。析出する樹脂粒子は、その粒径がサブミクロン単位のものが得られ、かつ粒度分布の狭いもの得られる。即ち、得られる粒子の粒径は0.1〜10μmの範囲で、かつ平均粒径が0.6〜0.8μmの単一ピークを示し」
(11)「【0040】造粒工程においてポリヒドロキシカルボン酸エステルを存在させると、液状脂肪族炭化水素中に溶解しかつ樹脂粒子と強い親和性を有していることから、析出する樹脂粒子に対して造粒調整機能と共に液状脂肪族炭化水素中への分散機能を果たしていると考えられる。」
(12)「【0044】【作用】合成樹脂粒子とくに、カルボキシル基又はエステル基を有するオレフィン系樹脂粒子単独、又は着色剤を添加したカルボキシル基又はエステル基を有するオレフィン系樹脂粒子と液状脂肪族炭化水素にヒドロキシカルボン酸をモノマーとする3〜10量体のポリヒドロキシカルボン酸エステルを存在させた湿式トナーにおいて、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子粉体を存在させたことによって、画像流れを防止した湿式トナーであり、湿式トナー中に存在する過剰イオンの吸着あるいは、顔料及び樹脂粒子との相互作用等により、現像における接近集合化時の粒子凝集力が増したことによって画像流れを防止したものと見られる。」
(13)「【0049】以上のように調製した湿式トナーを評価するために、237 High Voltage Source Measure Unit(KEITHREY社製)を使用し、初期電流値及び60秒後の電流値の測定を行った。測定は、1cmの間隔に平行に置かれた5.0×4.5cmの真鍮製電極間に湿式トナーを満たし、1000Vの電圧を印加して行った。また、画像流れの評価は、静電記録紙(セイコー電子(株)製 D-Scan静電プロッター用)上に表面電荷20〜150Vの種々の静電パターンを形成し、ローラー現像機により現像して得られた画像を目視にて評価した。評価結果を表1に示す。」
(14)「【0072】実施例14
200mlナス型フラスコ内にエバフレックス250(エチレン-ビニルアセテート共重合体,三井・デュポンポリケミカル(株)製)2.5g、オクチル酸錫1.0g、AEROSIL 300(平均粒径:7nm、比表面積300m2 /g,日本アエロジル(株)製)テトラヒドロフラン50mlを混合し、70〜80℃の湯浴下で1時間還流し、樹脂を溶解させ樹脂溶液を調製した。
【0073】一方、別の容器にセイカファーストエロー 2400B(大日精化(株)製)2.5g、ポリ-12-ヒドロキシステアリン酸メチルエステル(伊藤製油(株)製、3量体、酸価40.8〜42.8、鹸化価196.9〜197.7、重量平均分子量1200、色相(ガードナー・ヘリゲー)6〜7、淡灰褐色のワックス)90mg、テトラヒドロフラン50mlを混合し、超音波ホモジナイザー(日本精機製作所(株)製、US-300T)で10分間分散させ、顔料分散液を調製した。
【0074】この顔料分散液を先に調製した樹脂溶液中に投入し、さらに70〜80℃の湯浴下で1時間還流した後、あらかじめ氷冷しておいたアイソパーG(エクソン化学(株)製)300ml中に投入して超音波ホモジナイザーで2分間分散した。さらにこの分散液からエバポレーターによりテトラヒドロフランを蒸発、分離し、固形分濃度1.5%となるようにアイソパーGを添加し、所望の湿式トナーを得た。
【0075】この湿式トナーの粒度分析をしたところ、0.17〜1.69μmの分布幅で、平均粒径が0.65μmのシャープで単一ピークのスペクトル分布を有していた。・・・この湿式トナーについて実施例1同様に評価を行った結果を、表1に示す。」
(15)表1には、無機微粒子粉体であるAEROSIL 300を含有した実施例1〜16の湿式トナーは、画像流れの評価が、優または良であるのに対して、AEROSILを含有しない比較例1〜3は画像流れが不良であることが記載されている。

3.対比
上記の摘記事項のうち、特に実施例14((14)参照。)の記載からみて、刊行物4には、「エバフレックス250(エチレン-ビニルアセテート共重合体)、オクチル酸錫、AEROSIL 300、テトラヒドロフランを混合し、70〜80℃の湯浴下で1時間還流し、樹脂を溶解させ樹脂溶液を調製し、一方、セイカファーストエロー2400B、ポリ-12-ヒドロキシステアリン酸メチルエステル、テトラヒドロフランを混合し顔料分散液を調製し、この顔料分散液を先に調製した樹脂溶液中に投入し、70〜80℃の湯浴下で1時間還流した後、氷冷しておいたアイソパーG中に投入して超音波ホモジナイザーで2分間分散し、この分散液からエバポレーターによりテトラヒドロフランを蒸発、分離し、アイソパーGを添加する湿式トナーの製造方法。」の発明(以下、「刊行物4発明」という。)が記載されているところ、本願発明1と刊行物4発明とを比較する。
(ア)刊行物4発明の「エバフレックス250(エチレン-ビニルアセテート共重合体)」「AEROSIL 300」「セイカファーストエロー2400B」「湿式トナー」は、本願発明1の「熱可塑性樹脂」「無機微粒子」「着色剤」「電子写真用液体トナー組成物」にそれぞれ相当する。
(イ)刊行物4発明の「テトラヒドロフラン」は、上記摘記事項(9)の【0036】の記載からみて、本願発明1の「加熱時に熱可塑性樹脂を溶解し、常温で実質的に前記樹脂に対して非溶解である溶媒」に相当する。
(ウ)刊行物4発明において、樹脂の溶媒への溶解は、70〜80℃の湯浴下で1時間還流していること、及び上記摘記事項(9)の【0038】に溶解中は攪拌すること好ましいことが記載されていることから、「攪拌しながら」おこなっているといえる。
(エ)上記摘記事項(2)、(8)、(9)に、冷却して樹脂粒子を析出させることが記載されていることからみて、刊行物4発明の「氷冷しておいたアイソパーG中に投入して超音波ホモジナイザーで2分間分散し」て得た分散液中には、着色剤(「セイカファーストエロー2400B」)及び熱可塑性樹脂(「エバフレックス250(エチレン-ビニルアセテート共重合体)」)を主成分とするトナー粒子が析出しているといえる。
(オ)刊行物4発明の湿式トナーは、上記摘記事項(13)に、静電パターンを現像することが記載されていることからみて、「電気粘性流体としての特性」をもっているものといえる。
したがって、本願発明1と刊行物4発明との間には、下記のような一致点及び相違点がある。

(一致点)
熱可塑性樹脂を、加熱時に該熱可塑性樹脂を溶解し、常温で実質的に前記樹脂に対して非溶解である溶媒中で無機微粒子及び着色剤とともに、攪拌しながら溶媒中の熱可塑性樹脂を溶解し、更に冷却して、着色剤及び熱可塑性樹脂を主成分とするトナー粒子を析出させ、無機微粒子を含有し、電気粘性流体としての特性をもたせる電子写真用液体トナー組成物の製造方法である点。
(相違点1)
本願発明1では、溶媒が、樹脂自体のSP(溶解度パラメーター)値と溶媒のSP値の差からトナー粒子の粒径を調節するためにSP値を調整した溶媒であるのに対して、刊行物4には、樹脂と溶媒の溶解度パラメータの差によりトナー粒子の粒径を調節することは記載されていない点。
(相違点2)
本願発明1では、析出させたトナー粒子が、少なくとも表面に無機微粒子を付着もしくは含有しているのに対して、刊行物4には、含有される無機微粒子がトナー粒子表面に付着もしくは含有されていることが記載されていない点。

4.判断
(相違点1について)
トナー粒子等の用途に使用される樹脂粒子の粒径を、樹脂自体のSP値と溶媒のSP値の差により調節することは、特開平6-256530号公報(【請求項2】【0012】等参照。)、特開平8-987号公報(【0010】等参照。)、特開平6-301236号公報(【0010】等参照。)にも記載されるように、本願出願前に周知である。
一方、本願明細書をみると、樹脂及び溶媒のSP値については、具体的にその値や差が記載されているわけではなく、実施例においても、トナー粒子の粒径は記載されているものの、SP値については、何ら記載されておらず、単に、トナー粒子の粒径を調節するために樹脂と溶媒の溶解度パラメータの差を調整すること、差が小さい程、粒子径小さくできるという記載にとどまっている。
そうしてみると、刊行物4発明において、上記周知技術を適用し、トナー粒子の粒径を制御するために、樹脂及び溶媒のSP値の差を調整することは、当業者が容易になし得たものといえ、それに伴う効果は、予測しうるものである。

(相違点2について)
刊行物4発明は、熱可塑性樹脂と無機微粒子を溶媒中で加熱混合し、樹脂を溶解した樹脂溶液に、顔料分散液を添加混合し、冷却して、樹脂粒子を析出させという工程を経る製造方法であり、無機微粒子は、本願発明1と同様に、トナー粒子析出工程より前の段階で添加されている。そして、本願明細書段落【0025】の「トナー粒子析出直前までの適切な段階で添加するのが良いことが判明した。おそらく、無機微粒子がトナー粒子の少なくとも表面に付着もしくは含有されていることにより、ER効果が発現するものと考えられる。」との記載を参酌すると、刊行物4発明の無機微粒子は、本願発明1と同様に、トナー粒子の少なくとも表面に付着もしくは含有されているといえる。さらに、効果についてみても、刊行物4発明では、無機微粒子は画像流れ防止のために添加されており、画像流れがないという、本願発明と同様の効果が奏されている。
したがって、上記相違点2は、実質的な相違点とはいえない。

5.むすび
以上のとおり、本願請求項1に係る発明は、刊行物4に記載された発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、請求項2及び3に係る発明についての判断を示すまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2006-03-27 
結審通知日 2006-04-04 
審決日 2006-04-18 
出願番号 特願平8-215765
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G03G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 磯貝 香苗  
特許庁審判長 山口 由木
特許庁審判官 阿久津 弘
秋月 美紀子
発明の名称 電子写真用液体トナー組成物の製造方法  
代理人 村松 貞男  
代理人 石川 新  
代理人 風間 鉄也  
代理人 鈴江 武彦  
代理人 橋本 良郎  
代理人 河野 哲  
代理人 田中 重光  

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