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審決分類 |
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G11B 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G11B |
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管理番号 | 1154647 |
審判番号 | 不服2005-5093 |
総通号数 | 89 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2007-05-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2005-03-24 |
確定日 | 2007-03-22 |
事件の表示 | 平成 8年特許願第159937号「光ディスク」拒絶査定不服審判事件〔平成10年 1月16日出願公開、特開平10- 11805〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成8年6月20日の出願であって、拒絶理由通知に応答して平成15年9月11日付けで手続補正がなされたが、その後平成17年2月15日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年3月24日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、同年4月21日付けで手続補正がなされたものである。 2.平成17年4月21日付けの手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成17年4月21日付けの手続補正を却下する。 [理由] (1)補正後の本願発明 本件補正により、特許請求の範囲は、 補正前(平成15年9月11日付け手続補正書参照)の 「【請求項1】 光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、光ディスクのクランプ部に、当該クランプ部の表面から突出しない凹凸パターンによって表された文字または点字によって構成されており、 前記識別情報を構成する複数の当該文字または点字が、当該光ディスクの中心孔に対して対称の位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。 【請求項2】 前記クランプ部に形成されている識別情報が、クランプ部に形成されている凹部の中に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。 【請求項3】 前記クランプ部に形成されている凹部の断面形状が、逆台形、または球面形であることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク。 【請求項4】 光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、外周端部に形成された再生面からラベル面に向かって狭くなるテーパ状の凹部によって構成されており、 前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、当該光ディスクの中心孔に対して対称の位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。 【請求項5】 A面側ディスクとB面側ディスクを貼り合わせた光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、A面側ディスクまたはB面側ディスクの外周端部に形成された環状の凹部によって構成されており、 前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、当該光ディスクの中心孔に対して当該光ディスクの重量のバランスが対称となる位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。 【請求項6】 光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、外周端部に形成されている一方の面から他方の面に向かって狭くなるテーパ状の凹部によって構成されており、 前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、当該光ディスクの中心孔に対して対称の位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。」から、 補正後の 「【請求項1】 光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、光ディスクのクランプ部に、当該クランプ部の表面から突出しない凹凸パターンによって表された文字または点字によって構成されており、 前記識別情報を構成する複数の当該文字または点字が、重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。 【請求項2】 前記クランプ部に形成されている識別情報が、クランプ部に形成されている凹部の中に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。 【請求項3】 前記クランプ部に形成されている凹部の断面形状が、逆台形、または球面形であることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク。 【請求項4】 光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、外周端部に形成された再生面からラベル面に向かって狭くなるテーパ状の凹部によって構成されており、 前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。 【請求項5】 A面側ディスクとB面側ディスクを貼り合わせた光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、A面側ディスクまたはB面側ディスクの外周端部に形成された環状の凹部によって構成されており、 前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。 【請求項6】 光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、外周端部に形成されている一方の面から他方の面に向かって狭くなるテーパ状の凹部によって構成されており、 前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置されている ことを特徴とする光ディスク。」 と補正された。 上記補正後の請求項1?6は、補正前の請求項1?6にそれぞれ対応するものと認められる。 ところで、審判請求理由において請求人は、『この手続補正書(方式)と同日付けで提出した手続補正書における請求項4?6の補正事項も、「複数の当該凹部が、重量バランスを保って回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置されている」ことを明確にしたものです。この補正は、出願当初の明細書の段落0054、段落0058、段落0068、段落0073及び0082の記載に基づくものです。また、この補正は、補正前の請求項4?6に記載された「複数の当該凹部の配置」をさらに限定して概念的に下位とする補正であり、』(平成17年4月21日付けの請求の理由の手続補正書参照)と主張している。 上記主張のとおり、少なくとも請求項5についての補正は、発明を特定するために必要な事項である「複数の当該凹部」の配置に関し、「当該光ディスクの中心孔に対して当該光ディスクの重量のバランスが対称となる位置に」を「重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に」と変更することにより、「回転時の動的バランスを維持できるように」との限定を付加するものであるから、特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正後の前記請求項5に係る発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について以下に検討する。 (2)引用例 原査定の拒絶理由に引用された本願出願前の刊行物である実願昭56-24657号(実開昭57-138192号)のマイクロフィルム(以下、「引用例」という。)には、図面とともに、次のことが記載されている。 なお、下線は、便宜上当審が付与した。 (i)「(1) 少なくとも1つの記録情報読出面を有する情報記録盤であって、前記記録情報読出面と前記記録情報読出面とは反対側に位置する裏面とにおける手の感触が相異るようにされたことを特徴とする情報記録盤。 (2) 前記裏面上に凹部又は凸部が形成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の情報記録盤。 (3) 前記裏面において面の周縁部にのみ凹部又は凸部が形成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の情報記録盤。」(【実用新案登録請求の範囲】の(1)?(3)参照)、 (ii)「光学式ビデオディスク等の情報記録盤には記録情報の読み出しが行なえる記録情報読出面と記録情報の読み出しが全く行なえないかまたは他の記録情報の読み出しが行なえる裏面とが識別できるようにそれらの両面上の少なくとも一方にレーベルが設けられているのが通常である。しかしながら、このレーベルは暗い場所においては視認出来ず、また情報記録盤上のレーベルを設けるスペースが限られており、レーベルを十分な大きさのものとすることができないのでベル上の文字等が読みにくいものとなり上記した記録情報読出面と裏面とを誤認認することが有るという欠点がある。 そこで、本考案は記録情報読出面とこの記録情報読出面とは反対側に位置する裏面とを暗い場所においても確実かつ容易に識別できる情報記録盤を提供することを目的とする。」(第2頁6行?第3頁1行参照;なお、頁は参照マイクロフィルムに記載の明細書の頁を指す、以下同様)、 (iii)「(前略)・・・。従って、情報の読み出しをなし得る記録情報読出面とは反対側に位置する裏面となっている平板4における面上に設けられた凹部は情報再生の妨げとなることなく記録情報読出面と裏面との形状を大きく異ならしめることになり、目視によって容易かつ確実に記録情報読出面と裏面との識別ができるとともに手の感触においても大きく異なることになるので暗い場所においても或いは盲人によってもそれら両面の識別が容易かつ確実になされることになる。また、この凹部によって裏面における反射光が分散されて眩しさがなくなるとともに汚れが目立たなくなりかつビデオディスク1が持ち易いものになるという効果も期待できる。更に、裏面からも情報の読み出しがなされる場合はディスク1の周縁であって信号未記録部分に反応する部分にのみ凹部を形成しても良い。」(第4頁6行?第5頁2行参照)、 (iv)「第2図乃至第4図は他の各実施例を示す斜視図であり、いずれの実施例においても裏面上に存在する凹部の形状が異なる他は第1図のビデオディスクとほぼ同様に形成されている。第2図において、裏面における凹部は裏面の中心軸を中心に周縁に向かって放射状に伸長している複数の溝からなっている。第3図においては、凹部は裏面上に格子状に設けられた複数の溝からなっている。また、第4図においては凹部は裏面上の周縁に近い位置に設けられた楕円形の複数の孔からなっている。以上いずれの実施例においても、第1図と同様の効果が得られる。 第5図及び第6図は本考案の更に他の各実施例を示す一部断面図であり、いずれの実施例においても裏面における周縁の凸部が存在しかつ裏面において周縁を除く部分が平坦となっている他は第1図のビデオディスクとほぼ同様に形成されている。すなわち、第5図においてビデオディスク1における裏面と側面とがなす角度が鋭角となっていることにより裏面における周縁に凸部が形成されている。また、第6図においては裏面上の周縁部全周に亘って断面が半円形の環からなる凸部が形成されている。第5図及び第6図の実施例においては、ビデオディスク1が裏面上において情報再生をなし得るものであっても情報の読み出しを妨げることなく持ち易いものとなっておりかつ記録情報読出面と裏面との識別が容易かつ確実に行なえるものとなっている。」(第5頁3行?第6頁10行参照)。 これらの記載によれば、引用例には、記録情報読出面及び反対側に位置する裏面とは手の感触において大きく異なることになるので、暗い場所においても或いは盲人によっても両面の識別が容易かつ確実になされることになる情報記録盤について次の発明(以下、「引用例発明」という。)が記載されていると認める。 「少なくとも1つの記録情報読出面を有する情報記録盤であって、 前記記録情報読出面と前記記録情報読出面とは反対側に位置する裏面において面の周縁部にのみ凹部又は凸部が形成され、前記記録情報読出面と前記裏面とにおける手の感触が相異なるようにされている、 情報記録盤。」 (3)対比、判断 そこで、本願補正発明と引用例発明とを対比する。 (a)引用例発明の「情報記録盤」と「前記記録情報読出面と前記記録情報読出面とは反対側に位置する裏面」は、それぞれ本願補正発明の「光ディスク」と「A面とB面」に相当する。 (b)引用例発明の「面の周縁部」は、本願補正発明の「A面側ディスクまたはB面側ディスクの外周端部」に対応し、両者は「A面側またはB面側のディスクの外周端部」である点で一致する。 (c)引用例発明の「裏面において面の周縁部にのみ凹部又は凸部が形成され、前記記録情報読出面と前記裏面とにおける手の感触が相異なるようにされている」ことは、該「凹部又は凸部」が、表裏両面即ち「A面とB面」を識別するためのものであることを意味するものと解するのが相当である。 してみると、両発明は、 「光ディスクのA面とB面を識別するための識別情報が、A面側またはB面側のディスクの外周端部に形成された凹部によって構成されている、 光ディスク。」の発明で一致し、次の点で一応相違している。 <<相違点>> (イ)光ディスクに関し、本願補正発明では、「A面側ディスクとB面側ディスクを貼り合わせた」ものであり、それに伴い、「A面側ディスクまたはB面側ディスクの外周端部」とされているのに対し、引用例発明ではそれらのような言及がない点、 (ロ)凹部に関し、本願補正発明では、「環状の凹部」と特定されていて、かつ、「前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置されている」と特定されているのに対し、引用例発明ではそのように特定されていない点。 そこで、この相違点について検討する。 (イ)の点について検討する。 情報記録部を有する単板ディスク同士を貼り合わせた、乃至は情報記録部を有する単板ディスクと情報記録部を有しないダミーディスクを貼り合わせた貼合せ型ディスクは、周知の構造であるから、光ディスクとしてそのような貼合せ型のものとすることは、適宜当業者が容易に採用し得る程度の改変にすぎないというべきである。また、その場合に、「A面側またはB面側のディスクの外周端部」を「A面側ディスクまたはB面側ディスクの外周端部」と表現することは、格別のことではなく、適宜なし得るものである。 ところで、引用例発明において、少なくとも1つの記録情報読出面を有すること、また、裏面からも情報の読み出しがなされる場合について言及されていること(前記摘示(iii),(ii)参照)からみて、両面、即ち、A面とB面のいずれも情報読出面である場合をも明示乃至示唆していることが明らかであるので、仮に本願補正発明のA面とB面がいずれも情報記録部を有する面(又は記録情報読出面)と特定されたとしても、実質的な相違点とはなり得ない。 (ロ)の点について検討する。 表裏識別用の凹部の形状を、ディスク外周端部に設けるに際し、記録領域を出来るだけ確保するため、そして、「裏面からも情報の読み出しがなされる場合はディスク1の周縁であって信号未記録部分に反応する部分にのみ凹部を形成しても良い」(上記摘示(iii)参照;なお、「反応する部分」は、「対応する部分」の誤記と認められ、環状乃至円弧状になると認められる。)との記載を勘案して、周縁の円周沿って「環状」とすることは、適宜乃至容易に為し得る程度のことと認められる。 また、引用例には、ディスクの周縁において凹部を複数設ける態様も記載されている(上記摘示(iv),第4図参照)から、複数の凹部を設けることについても実質的な相違点ではない。 次に、ディスクを面ぶれなく回転させるために、ディスクの重量バランスを適正にすべきことは周知の課題であるところ、ディスクに何らかの修飾や加工を施す際、回転時の動的バランスを維持するために、反対側にも乃至は回転中心に対し対称に同様な修飾や加工を施すことが知られている。例えば、実願平2-77510号(実開平4-35267号)のマイクロフィルム(明細書第2頁11行?第3頁3行;ディスクの重量分布は均一となる様に予め設計されるが、実際には各部の精度誤差に起因して重量分布に偏位があり、全体としてアンバランスなものとなり、アンバランス量が大きくなると、ディスク回転時における振れが大きくなる旨など)、特開昭61-182645号公報(第1頁左下欄19?20行;高精度に重心バランスがとれ記録再生エラーが極めて発生しにくい旨など)、特開平1-263987号公報(特許請求の範囲、第2頁右下欄末行?第3頁5行;符号片を原盤の中心に対して対称的に貼着するので、原盤を高速回転させた時でもアンバランスによる振動や偏心を発生することがない旨など)、実願平4-12748号(実開平5-73713号)のCD-ROM(第9頁5?8行;シールプリントは、中心に対して反対側に偏心しないように貼付し、貼付位置も均等になるようにして回転バランスをとる必要がある旨など)、特開平8-58867号公報(第5頁左欄15?17行;貫通孔など形成は、2個を反対側に設けた場合により回転バランスを確保できるという効果が得られる旨など)などを参照。 したがって、表裏識別用の凹部に関し、その形状を「環状の凹部」とし、「前記識別情報を構成している複数の当該凹部が、重量バランスを保ち回転時の動的バランスを維持できるように、当該光ディスクの中心孔に対して対称となる位置に配置」することは、当業者が容易に想到し得る。 なお、原査定には引用文献の明確な特定が無いが、請求人は審判請求理由において、『他の引用文献2?5についても、本願発明の「文字、点字ないし凹部が、光ディスクの中心孔に対して対象に配置されている」点は全く記載されておらず、従って、本願発明は、引用文献2?5に記載された発明から当業者が容易に発明できたものではなく、』(平成17年4月21日付けの請求の理由の手続補正書参照)と主張しているように、引用文献3を含む拒絶理由に示された引用例は全て引用するものである。そして、請求人が主張し摘示した記載のない点は、上記の如く当業者が容易に想到し得る程度のものというべきである。 よって、本願補正発明は、引用例に記載された発明及び周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 (4)むすび 以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するものであり、特許法第159条第1項の規定において読み替えて準用する特許法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。 3.本願発明について 平成17年4月21日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?6に係る発明は、平成15年9月11日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1?6に記載された事項により特定されるのもと認められるところ、そのうち請求項5に係る発明(以下、同項記載の発明を「本願発明」という。)は、前記「2.(1)」に補正前の請求項5として提示したとおりのものである。 (1)引用例 原査定の拒絶理由に引用される引用例と周知例、およびその記載事項は、前記「2.(2)」に記載したとおりである。 (2)対比、判断 本願発明は、前記2.で検討した本願補正発明から、「複数の当該凹部」の配置に関する限定事項である「回転時の動的バランスを維持できるように」との限定を省いたものに実質的に相当する。 そうすると、本願発明の構成要件を全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記「2.(3)」に記載したとおり、引用例に記載された発明及び周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、周知技術を勘案し引用例に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。 (3)むすび 以上のとおり、本願請求項5に係る発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 それ故、本願はその余の請求項について論及するまでもなく拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2007-01-18 |
結審通知日 | 2007-01-23 |
審決日 | 2007-02-05 |
出願番号 | 特願平8-159937 |
審決分類 |
P
1
8・
575-
Z
(G11B)
P 1 8・ 121- Z (G11B) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 相田 義明、蔵野 雅昭 |
特許庁審判長 |
江畠 博 |
特許庁審判官 |
川上 美秀 小松 正 |
発明の名称 | 光ディスク |
代理人 | 山形 洋一 |
代理人 | 前田 実 |