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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 H01J
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H01J
管理番号 1166352
審判番号 不服2005-15360  
総通号数 96 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2007-12-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2005-08-10 
確定日 2007-10-18 
事件の表示 特願2001-122195「プラズマディスプレイ装置」拒絶査定不服審判事件〔平成14年10月31日出願公開、特開2002-319351〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続きの経緯
本願は、平成13年4月20日の出願であって、平成17年6月30日付け(発送日同年7月12日)で拒絶査定がなされ、これに対し、平成17年8月10日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、平成17年9月7日付けで手続補正がなされたものである。


2.平成17年9月7日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成17年9月7日付けの手続補正を却下する。
[理由]
本件補正は、特許請求の範囲の請求項1の

「【請求項1】 少なくとも光学特性を調整する機能層を透明フィルム基体に設けて成る前面フィルム状フィルターを、プラズマディスプレイパネルの前面側に直接貼付したプラズマディスプレイ装置であって、前面フィルム状フィルターの前面にはヘイズ値9%乃至20%の防眩層が設けられ、且つ、透明フィルム基体として引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲であり、前面フィルム状フィルターの厚みが0.2mm乃至0.4mmに設定され、前記防眩層はプラズマディスプレイパネルの管面から0.2mm乃至0.4mm離れた箇所に存在していることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。」
を、

「【請求項1】 少なくとも光学特性を調整する機能層を透明フィルム基体に設けて成る前面フィルム状フィルターを、プラズマディスプレイパネルの前面側に直接貼付したプラズマディスプレイ装置であって、前面フィルム状フィルターの最前面にはヘイズ値9%乃至20%の防眩層が設けられ、且つ、透明フィルム基体として引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲であり、前面フィルム状フィルターの厚みが0.2mm乃至0.4mmに設定され、前記防眩層はプラズマディスプレイパネルの管面から0.2mm乃至0.4mm離れた箇所に存在していることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。」

と補正することを含むものである。

上記補正は、補正前の請求項1に記載した発明特定事項「前面フィルム状フィルターの前面」を「前面フィルム状フィルターの最前面」に限定するものであるから、平成18年改正前特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の請求項1に係る発明(以下、「本件補正発明1」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるかどうか(平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に適合するか)について検討する。

(1)引用例に記載の発明
原査定の拒絶の理由に引用された本願の出願前である平成11年3月9日に頒布された特開平11-66933号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面とともに、

(1-1)「【0011】さらに、本発明は、プラズマデイスプレイ表示装置として、PDPの前面に、上記前者(請求項4)のPDP用フイルタが、透明反射防止層または透明防眩層が外側となるように、透明粘着剤層を介して貼り付けられているプラズマデイスプレイ表示装置(請求項6)と、PDPの前方に、上記後者(請求項5)のPDP用フイルタが、透明反射防止層または透明防眩層が外側となるように、取り付けられているプラズマデイスプレイ表示装置(請求項7)を、それぞれ、提供できるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図1?図6を参考にして説明する。図1は、本発明のPDP用フイルタの一例を示したものである。このPDP用フイルタX1は、透明フイルム基材10上に可視光透過率が50%以上で電磁波および熱線をカツトする金属薄膜層11とその上層および下層として無機ないし有機の透明コ?ト層12A,12Bが設けられて電磁波・熱線カツトフイルム1が構成され、このフイルム1と、近赤外線を反射する高分子液晶の固化層21Aにこれとは逆螺旋軸(逆巻き、逆捻じれまたは逆キラルともいう)である上記同様の固化層21Bが透明接着材料層22を介して積層された近赤外線反射フイルム2とが一体化されて、複合フイルム102が構成され、その一面側に透明粘着剤層3が、他面側に透明反射防止層または透明防眩層4が設けられている。
【0013】透明フイルム基材10としては、可視光域で透明であり、フレキシブル性を有し、機械的強度にすぐれ、耐熱性の良好なプラスチツクフイルム、たとえば、ポリエステル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリカ?ボネ?ト樹脂、ポリエチレンナフタレ?ト樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ?テルイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスルフオン、ポリフエニレンサルフアイド、ポリエ?テルスルフオンなどの樹脂からなるフイルムが用いられる。この透明フイルム基材10は、単層であつても、2層以上の複合層であつてもよいが、全体の厚さは5?600μmであるのがよい。また、この透明フイルム基材10としては、密着性向上のためのコロナ処理や易接着処理を施したものであつてもよい。
【0014】金属薄膜層11には、可視光透過率が50%以上、好ましくは60%以上で、波長25μm以下(通常1μm以上)の熱線を反射し、かつ10?1,000MHZ の電磁波を遮蔽できるように、材質や厚さなどが決められる。上記熱線の反射は、透過率が通常50%以下、好ましくは30%以下となることを意味する。材質としては、Ag、Al、Pb、Sn、Zr、Ni、In、Au、Cu、Znなどの金属または合金があり、厚さは通常5?500nmであるのがよい。また、この金属薄膜層11は、単層であつても、2層以上の複合層であつてもよい。形成方法としは、真空蒸着法、スパツタリング法、メツキ法(液相)などがあり、必要により、パタ?ニングなどの加工を行つてもよい。
【0015】透明コ?ト層12A,12Bは、いずれも、無機の透明コ?ト層であつても、有機の透明コ?ト層であつてもよい。無機の透明コ?ト層は、主に金属薄膜層11の可視光域の透明性を向上させるのが目的であり、公知の光干渉法を利用して透過率を向上させる。また、有機の透明コ?ト層は、主に金属薄膜層11の透明性を向上させるとともに、耐久性を向上させるのが目的である。」

(1-2)「【0033】複合フイルム102の一面側、つまり近赤外線反射フイルム2側に、透明粘着剤層3が設けられ、他面側、つまり電磁波・熱線カツトフイルム1側に、透明反射防止層または透明防眩層4が設けられる。両層3,4は、上記と逆の配置構成で設けてもよい。透明粘着剤層3としては、濡れ性、凝集性、接着性を有するポリマ?からなり、透明性にすぐれ(可視光透過率が70%以上)、耐候性、耐熱性にすぐれるものが好ましく、具体的には、前記の透明接着材料層22における粘着剤と同様構成のものが用いられ、とくにアクリル系粘着剤が好ましく用いられる。厚さは5?100μm、好ましくは5?50μmである。前記の透明粘着剤層31についても、これと同様のものが用いられる。
【0034】透明反射防止層または透明防眩層4は、透明支持基材40上に形成されて、この支持基材40と一体に透明粘着剤層32を介して、複合フイルム102の他面側に設けられる。ここで、上記の透明支持基材40および透明粘着剤層32は、それぞれ、前記の透明フイルム基材10および透明粘着剤層3と同様のものが用いられる。」

(1-3)「【0037】また、透明防眩層4は、可視光透過率が70%以上で、ヘイズ値が20%以下となるように構成されておればよい。このような防眩層は、従来公知の微粒子分散タイプやそれ以外の微細な表面凹凸からなるものなどが用いられる。また、上記の防眩性に加えて、ハ?ドコ?ト層(硬度2H以上)や帯電防止性、耐汚染性、耐候性などの機能を付与したものであつてもよい。
【0038】上記構成のPDP用フイルタX1は、全体として可視光域で透明であり、使用に際し、比較的薄くて軽量なフイルタとして、図4に示すように、PDP6の前面に、透明粘着剤層3を介して直接貼り付けられる。その際、金属薄膜層11には、電磁波シ?ルド性を出すために、導電性ペ?スト材料、たとえばAgペ?ストなどによるア?スを設置することができ、必要によりア?ス構造を2辺、4辺などに設定してもよい。」

が記載されている。

したがって、これらの記載事項によると、引用例1には、次のとおりの発明、
「少なくとも光学特性を調整する、電磁波を遮蔽できる金属薄膜層11(機能層に相当。)を透明フィルム基材10(透明フィルム基体に相当。)に設けて成るPDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)を、PDP6(プラズマディスプレイパネルに相当。)の前面(前面側に相当。)に直接貼り付けた(直接貼付したに相当。)プラズマディスプレイ表示装置(プラズマディスプレイ装置に相当。)であって、PDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)の最前面にはヘイズ値が20%以下(ヘイズ値9%乃至20%に相当。)の透明防眩層4(防眩層に相当。)が設けられ、且つ、透明フィルム基材10(透明フィルム基体に相当。)として、フレキシブル性を有し、機械的強度にすぐれたポリカーボネート樹脂が用いられ(引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲でありに対応。)、
ていることを特徴とするプラズマディスプレイ表示装置(プラズマディスプレイ装置に相当。)。」(以下、これを「引用例1に記載の発明」という。)

が記載されているものと認める。

(2)対比・判断
本件補正発明1と引用例1に記載の発明とを対比する。
引用例1に記載の発明における「金属薄膜層11」、「透明フィルム基材10」、「PDP用フィルタX1」、「PDP6」、「前面」、「直接貼り付けた」、「プラズマディスプレイ表示装置」は、それぞれ、
本件補正発明1における「機能層」、「透明フィルム基体」、「前面フィルム状フィルター」、「プラズマディスプレイパネル」、「前面側」、「直接貼付した」、「プラズマディスプレイ装置」に相当する。
さらに、引用例1に記載の発明における「ヘイズ値が20%以下」、「透明防眩層4」は、それぞれ、
本件補正発明1における「ヘイズ値9%乃至20%」、「防眩層」に相当する。

したがって、両者は、

【一致点】
「少なくとも光学特性を調整する機能層を透明フィルム基体に設けて成る前面フィルム状フィルターを、プラズマディスプレイパネルの前面側に直接貼付したプラズマディスプレイ装置であって、前面フィルム状フィルターの最前面にはヘイズ値9%乃至20%の防眩層が設けられ、
ていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。」
で一致し、

【相違点1】
「本件補正発明1では、透明フィルム基体として、引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲のものが用いられているのに対して、
引用例1に記載の発明では、透明フィルム基材10(透明フィルム基体に相当。)として、フレキシブル性を有し、機械的強度にすぐれたポリカーボネート樹脂が用いられているものの、その引っ張り弾性率及び曲げ強さの値は不明である点」

【相違点2】
「本件補正発明1では、フィルム状フィルターの厚みが0.2mm乃至0.4mmに設定され、防眩層はプラズマディスプレイパネルの管面から0.2mm乃至0.4mm離れた箇所に存在しているのに対して、
引用例1に記載の発明では、PDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)の厚みが不明であるため、透明防眩層4(防眩層に相当。)は、PDP6(プラズマディスプレイパネルに相当。)の前面(管面に相当。)からどれだけ離れた箇所に存在しているか不明である点」
で相違する。

そこで、上記【相違点1】について検討する。
一般に、ポリカーボネート樹脂の引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )は、2.3?2.5程度で、曲げ強さ(kgf/cm2 )は、770?910程度であるから(特開昭60-67138号公報右上欄18行、特開平2-47613号公報第1表、化学大辞典「ポリたんさんエステル」の項、参照。)、
本件補正発明1の、引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲は、一般のポリカーボネート樹脂のそれと格別異なるものではない。
したがって、引用例1に記載の発明において、透明フィルム基材10としてのポリカーボネート樹脂を、引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲のものとすることは、引用例1に記載の発明のポリカーボネート樹脂が持っている、フレキシブル性、機械的強度を、数値によって具体化したものにすぎない。

次に、上記【相違点2】について検討する。
引用例1に記載の発明において、近赤外線反射フィルム2、透明コート層12A、12Bの厚さは不明、透明粘着剤層3,31,32の厚さは5?100μmであるが、透明コート層12A、12Bや、透明粘着剤層3,31,32の厚さは、透明フィルム基材10の厚さ5?600μmに対して極めて小さいから、PDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)の厚みは、基板20,20、透明フィルム基材10、透明支持基材40の合計厚さとして、ほぼ、(5?600)μm×4=0.02?2.4mmと見積もることができる。
また、近赤外線反射フィルム2を設けない場合は、PDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)の厚みは、透明フィルム基材10、透明支持基材40の合計厚さとして、ほぼ、(5?600)μm×2=0.01?1.2mmと見積もることができる。
そうすると、本件補正発明1における、前面フィルム状フィルターの厚さ0.2mm乃至0.4mmは、このような、引用例1に記載の発明におけるPDP用フィルタX1の厚さ0.01?1、2mm程度の数値範囲を、縮小限定したものとなっている。
しかしながら、この限定による格別顕著な効果は認められない。
したがって、引用例1に記載の発明における、PDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)の厚さを、0.2mm乃至0.4mmに設定し、ひいては、透明防眩層4(防眩層に相当。)を、PDP6(プラズマディスプレイパネルに相当。)の前面(管面に相当。)から0.2mm乃至0.4mm離れた箇所に存在するように構成することは、PDP用フィルタX1(前面フィルム状フィルターに相当。)のフレキシブル性、機械的強度を考慮して、当業者が適宜決定しうる数値にすぎない。

なお、請求人は、審判請求書において、「前面フィルム状フィルターの厚さが0.2mm乃至0.4mmに設定されていることにより、二重像の発生や外光の二重反射による悪影響を十分に防止できるのであります。」と主張しているが、
出願当初の明細書には、「前面フィルム状フィルターの厚さが0.2mm乃至0.4mmに設定されていることにより、強度とフレキシブル性を両立することができ、ガラス片の飛散防止能力を備え且つ貼付作業性を損なわないという効果を奏する。」(【0023】等)、「前面フィルター板42の裏面とPDP31の表示面とで外光が二重に反射され、画像の輪郭がぼやけるという不具合を生じる。」(【0006】)と記載されているだけで、「前面フィルム状フィルターの厚さが0.2mm乃至0.4mm設定されていること」と「二重像の発生や外光の二重反射による悪影響を十分に防止できること」との関連については何らの記載もないから、請求人の上記主張は採用できない。

そして、本件補正発明1の奏する効果は、引用例1に記載の発明に基づいて当業者が予測可能な範囲内のものである

したがって、本件補正発明1は、引用例1に記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

(3)むすび
以上のとおり、本件補正は、平成18年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するものであるから、平成18年改正前特許法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。


3.本願発明について
平成17年9月7日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?6に係る発明は、平成16年4月8日付けの手続補正書の特許請求の範囲の請求項1?7に記載された事項により特定されるものであると認められるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明1」という。)は次のとおりである。

「【請求項1】 少なくとも光学特性を調整する機能層を透明フィルム基体に設けて成る前面フィルム状フィルターを、プラズマディスプレイパネルの前面側に直接貼付したプラズマディスプレイ装置であって、前面フィルム状フィルターの前面にはヘイズ値9%乃至20%の防眩層が設けられ、且つ、透明フィルム基体として引っ張り弾性率(×104 kgf/cm2 )が約2.4以上で、曲げ強さ(kgf/cm2 )が約1400以下の範囲であり、前面フィルム状フィルターの厚みが0.2mm乃至0.4mmに設定され、前記防眩層はプラズマディスプレイパネルの管面から0.2mm乃至0.4mm離れた箇所に存在していることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。」

(1)引用例に記載の発明
引用例1に記載の発明は、前記「2.(1)」に記載したとおりである。

(2)対比・判断
本願発明1は、前記「2.」で検討した本件補正発明1から「最前面」の「最」を省いたものである。
そうすると、本願発明1の発明特定事項を全て含み、さらに「最」を付加したものに相当する本件補正発明1が、前記「2.(2)」に記載したとおり引用例1に記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明1も、本件補正発明1についての判断で示したのと同様の理由により、引用例1に記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

(3)むすび
以上のとおり、本願発明1は、引用例1に記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
そして、請求項1に係る発明が特許を受けることができないものであるから、その余の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2007-08-08 
結審通知日 2007-08-14 
審決日 2007-08-28 
出願番号 特願2001-122195(P2001-122195)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (H01J)
P 1 8・ 575- Z (H01J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 河原 英雄  
特許庁審判長 杉野 裕幸
特許庁審判官 山川 雅也
上原 徹
発明の名称 プラズマディスプレイ装置  
代理人 神保 泰三  

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